JP2008219919A - 無線lan端末装置の検索方法、当該検索方法を用いた無線lan端末装置の検索システム、および無線lan端末装置の検索プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない消費電力で、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる互換性の良い無線LAN端末装置の検索システム、および複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる無線LAN端末装置の検索方法、無線LAN端末装置の検索プログラムを提供すること。
【解決手段】PC50は、PC通信部51の無線通信の電界強度を最小設定値にして端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行い、新規の端末装置からの応答信号がないか、応答信号が来なかった場合、前記電界強度の設定値を一段階上げて再度プローブ要求をブロードキャストに行う。PC50は、プローブ要求の到達範囲を段階的に広げながら接続可能な端末装置を検索する。端末装置は、プローブ要求が届くと応答することから、プローブ要求の到達範囲が段階的に広くなるのに伴い、PC50から近い順に応答する。
【選択図】図1
【解決手段】PC50は、PC通信部51の無線通信の電界強度を最小設定値にして端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行い、新規の端末装置からの応答信号がないか、応答信号が来なかった場合、前記電界強度の設定値を一段階上げて再度プローブ要求をブロードキャストに行う。PC50は、プローブ要求の到達範囲を段階的に広げながら接続可能な端末装置を検索する。端末装置は、プローブ要求が届くと応答することから、プローブ要求の到達範囲が段階的に広くなるのに伴い、PC50から近い順に応答する。
【選択図】図1
Description
本発明は、PC(パーソナルコンピュータ)と、当該PCと無線通信可能なプロジェクタのような複数の機器や端末装置(以下「端末装置」と総称する。)とからなる無線LANにおける、前記複数の端末装置のうち所望の端末装置を検索する、無線LAN端末装置の検索方法、当該検索方法を用いた無線LAN端末装置の検索システム、および無線LAN端末装置の検索プログラムに関する。
例えば、上記した無線LAN端末装置の検索システムの一つである特許文献1に記載のノード選択システムでは、端末装置を検索する検索PCが、所望の端末装置としての最寄りの端末装置を検索することができるように、プロジェクタなどの全ての端末装置は、当該端末装置に取り付けられている識別子広告用無線LAN装置を用いて、自らのIPアドレスなどの識別子を相互に同一な電界強度の無線信号により常時広告する。検索PCは、それぞれの端末装置から送信されて来る無線信号の電界強度を測定し、一番強い電界強度の無線信号を送信して来た端末装置と接続する。全ての端末装置は、検索PCが最寄りの端末装置と接続した後も、識別子の常時広告を継続する。
また、別のノード選択システム(公知文献なし)では、検索PCは、当該検索PCと無線LANを介して接続可能な端末装置を遠近に関する情報を含まないランダムなリストにして表示することが可能である。
また、別のノード選択システム(公知文献なし)では、検索PCは、当該検索PCと無線LANを介して接続可能な端末装置を遠近に関する情報を含まないランダムなリストにして表示することが可能である。
しかしながら、特許文献1のノード選択システムでは、それぞれの端末装置が送信する無線信号の電界強度が同一であることを前提として、常時出力される電波の強弱により最寄りの端末装置を検索するため、全ての端末装置に無線出力が同一で常時識別子を送信可能な識別子広告用無線LAN装置を取り付けねばならない。通常、端末装置は、例えばIEEE 802.11b(IEEE 802.11 High-Rate Direct Sequence)などの無線LAN規格に対応した汎用の無線LANカードなどを装着することにより無線LANに接続している。これらの無線LANカードは、複数のメーカにより製造されていること、また同一のメーカにおいても複数の型式があることなどから、製造バラツキや、仕様の違いにより、同一の電界強度により、常時識別子を送信するように設定することは困難である。このように、当該ノード選択システムは、端末装置の構成として識別子広告用無線LAN装置という専用の装置を必要とすることから、汎用の無線LANカードを装着した端末装置を加えることは困難であり、互換性の乏しい閉鎖的なシステムであるという問題があった。
また、検索PCが、最寄りの1台の端末装置を検索するために、複数の端末装置全てがそれぞれの識別子を常時無線通信しなければならず、さらには、最寄りの1台と接続した後であっても残りの端末装置は、それぞれの識別子を常時無線通信している。
このように、従来のノード選択システムは、複数の端末装置全てが常時無線通信しているため、消費電力が大きいという問題があった。
また、検索PCが表示する接続可能な端末装置のリストは、ランダム表示であるため、検索PCからどの端末装置が最寄りに位置しているかという情報は含まれていない。
よって、使用者は、最寄りの端末装置をランダムなリストの中から端末装置の型番などを参照して探さねばならず、検索効率が良くなかった。
このように、従来のノード選択システムは、複数の端末装置全てが常時無線通信しているため、消費電力が大きいという問題があった。
また、検索PCが表示する接続可能な端末装置のリストは、ランダム表示であるため、検索PCからどの端末装置が最寄りに位置しているかという情報は含まれていない。
よって、使用者は、最寄りの端末装置をランダムなリストの中から端末装置の型番などを参照して探さねばならず、検索効率が良くなかった。
このような問題を解決するために、本発明では、少ない消費電力で、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる互換性の良い無線LAN端末装置の検索システム、および複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる無線LAN端末装置の検索方法、無線LAN端末装置の検索プログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係る無線LAN端末装置の検索システムは、無線LANにおいて、複数の端末装置と、複数の端末装置の中から接続可能な端末装置を検索する検索コンピュータとを含んで構成される無線LAN端末装置の検索システムであって、検索コンピュータは、複数の端末装置との間で無線LANを介して無線通信を行うための無線通信の送信出力を可変に設けられた通信部と、検索された端末装置を識別するための識別子を含む識別情報を検索された順番に応じて一覧とした検索リストを記憶する記憶部とを含んで構成され、複数の端末装置は、検索コンピュータと無線LANを介して無線通信を行うための端末通信部を含んで構成され、検索コンピュータは、通信部の無線通信の送信出力の設定値を最小にして端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行い、プローブ要求を受信した端末装置は、端末通信部から端末装置の識別情報を含む応答信号を検索コンピュータに送信し、検索コンピュータは、受信した応答信号が、検索リストに記憶されていない新規の端末装置からの応答信号であるか確認し、応答信号が新規の端末装置からのものであった場合、応答信号に含まれる識別情報を、記憶部の検索リストに追加し、応答信号が新規の端末装置からのものではないか、または応答信号が来なかった場合、通信部の無線通信の送信出力の設定値を上げてプローブ要求から始まる一連の検索動作を行うことを特徴とする無線LAN端末装置の検索システム。
この無線LAN端末装置の検索システムによれば、複数の端末装置は、検索コンピュータと無線LANを介して無線通信を行うことが可能な端末通信部を含む構成であることから、全ての端末装置に専用の識別子広告用無線LAN装置が必要であった従来のノード検索システムの端末装置と異なり、専用の装置を必要としない。
よって、無線LANに接続可能な汎用の端末通信部を備えた端末装置であれば、当該検索システムに加えることが可能なことから、無線LAN端末装置の検索システムは、互換性が良い。
よって、無線LANに接続可能な汎用の端末通信部を備えた端末装置であれば、当該検索システムに加えることが可能なことから、無線LAN端末装置の検索システムは、互換性が良い。
検索コンピュータは、無線通信の送信出力の設定値を最小にして端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行い、新規の端末装置からの応答信号がないか、応答信号が来なかった場合、通信部の無線通信の電界強度の設定値を上げてプローブ要求をブロードキャストに行うことから、無線通信の送信出力を上げることにより、検索範囲を広くして接続可能な端末装置を検索する。
端末装置は、プローブ要求が届くと応答することから、プローブ要求の到達範囲が広くなるのに伴い、検索コンピュータから近い順に応答する。
よって、検索コンピュータから最寄りの端末装置を効率良く検索することができる。
検索リストは、検索された端末装置を検索された順番に応じて一覧としたものであるため、従来のノード検索システムの位置情報が含まれていないランダムなリストとは異なり、検索コンピュータから近い順番となっている。
よって、検索コンピュータから最寄りの端末装置を効率良く検索することができる。
端末装置は、プローブ要求が届くと応答することから、プローブ要求の到達範囲が広くなるのに伴い、検索コンピュータから近い順に応答する。
よって、検索コンピュータから最寄りの端末装置を効率良く検索することができる。
検索リストは、検索された端末装置を検索された順番に応じて一覧としたものであるため、従来のノード検索システムの位置情報が含まれていないランダムなリストとは異なり、検索コンピュータから近い順番となっている。
よって、検索コンピュータから最寄りの端末装置を効率良く検索することができる。
当該検索システムは、検索時に検索コンピュータからのみプローブ要求を行うことから、複数の端末装置全てが常時無線通信している従来のノード選択システムと異なり、消費電力が少ない。
従って、少ない消費電力で、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる互換性の良い無線LAN端末装置の検索システムを提供することができる。
従って、少ない消費電力で、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる互換性の良い無線LAN端末装置の検索システムを提供することができる。
本発明に係る無線LAN端末装置の検索システムによれば、検索コンピュータは、検索リストを表示する表示部をさらに備え、検索リストを表示部に表示することが好ましい。
この無線LAN端末装置の検索システムによれば、検索コンピュータの表示部は、検索リストを表示することから、検索された端末装置を検索コンピュータから近い順番に一覧とした検索リストを視認することができる。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる無線LAN端末装置の検索システムを提供することができる。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる無線LAN端末装置の検索システムを提供することができる。
本発明に係る無線LAN端末装置の検索システムによれば、検索リストにおける検索された端末装置が単数であった場合、通信部の無線通信の送信出力の設定値を一段階上げてプローブ要求をブロードキャストに行い、応答信号が新規の端末装置からのものではないか、または応答信号が来なかった場合、検索コンピュータは、検索リストに記憶された端末装置と無線LANを介して接続することが好ましい。
この無線LAN端末装置の検索システムによれば、検索コンピュータは、接続可能な端末装置が1台であった場合、無線通信の送信出力を一段階上げてプローブ要求を行い、応答信号が新規の端末装置からのものではないか、または応答信号が来なかった場合、前記1台の端末装置と接続することから、検索コンピュータからの最寄りの端末装置を確実に限定できた場合に接続を行う。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を確実に検索し、接続することができる無線LAN端末装置の検索システムを提供することができる。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を確実に検索し、接続することができる無線LAN端末装置の検索システムを提供することができる。
前記目的を達成するために、本発明に係る無線LAN端末装置の検索方法は、無線LANにおいて、複数の端末装置の中から接続可能な端末装置を検索するための無線LAN端末装置の検索方法であって、端末装置を検索するための無線通信の送信出力を設定する無線出力設定工程と、無線出力設定工程にて設定された送信出力にて、端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行う検索工程と、検索工程にて送信したプローブ要求に応答した端末装置からの接続可能であることを示す応答信号が、検索された端末装置を一覧とした検索リストに記憶されていない新規の端末装置からの応答信号であるか確認する新規端末確認工程と、新規端末確認工程にて、応答信号が新規の端末装置からのものであった場合、応答があった新規の端末装置を識別するための応答信号に含まれる識別情報を、検索リストに追加するリストアップ工程とを含み、無線出力設定工程および検索工程では、無線通信の送信出力を最小の設定値からプローブ要求を開始し、新規端末確認工程では、検索工程にて送信したプローブ要求に応答した応答信号が新規の端末装置からのものではないか、または応答信号が来なかった場合、無線出力設定工程における無線通信の送信出力の設定値を上げて検索工程から始まる一連の検索動作を行うことを特徴とする。
この無線LAN端末装置の検索方法によれば、無線出力設定工程および検索工程では、無線通信の送信出力を最小の設定値からプローブ要求を開始し、新規端末確認工程にて、応答信号が新規の端末装置からのものではないか、または応答信号が来なかった場合、無線出力設定工程における無線通信の送信出力の設定値を上げて検索工程から始まる一連の検索動作を行うことから、端末装置の検索範囲を広くして接続可能な端末装置を検索する。
端末装置は、プローブ要求が届くと応答することから、プローブ要求の到達範囲が広くなるのに伴い、近い順に応答する。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる無線LAN端末装置の検索方法を提供することができる。
端末装置は、プローブ要求が届くと応答することから、プローブ要求の到達範囲が広くなるのに伴い、近い順に応答する。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる無線LAN端末装置の検索方法を提供することができる。
本発明に係る無線LAN端末装置の検索方法によれば、検索リストは、検索された端末装置を示す識別情報を検索された順番に応じて一覧としたものであることが好ましい。
この無線LAN端末装置の検索方法によれば、検索リストは、検索された端末装置を示す識別情報を検索された順番に応じて一覧としたものであるため、従来のノード検索システムの位置情報が含まれていないランダムなリストとは異なり、近い順のリストとなっている。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる無線LAN端末装置の検索方法を提供することができる。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる無線LAN端末装置の検索方法を提供することができる。
本発明に係る無線LAN端末装置の検索方法によれば、検索リストに記憶された端末装置と無線LANを介して接続する接続工程をさらに含み、リストアップ工程にて、検索リストに検索された端末装置が単数であった場合に、無線出力設定工程および検索工程では、無線通信の送信出力を一段階上に設定してプローブ要求をブロードキャストに行い、新規端末確認工程では、検索工程にて送信したプローブ要求に応答した端末装置からの応答信号が、検索リストに記憶されていない新規の端末装置からの応答信号であるか確認し、応答が新規の端末装置からのものではないか、または応答が来なかったときに接続工程を行うことが好ましい。
この無線LAN端末装置の検索方法によれば、検索リストの接続可能な端末装置が1台であった場合、無線出力設定工程および検索工程では、無線通信の送信出力を一段階上げてプローブ要求を行い、新規端末確認工程では、新規の端末装置からの応答があるか確認し、応答が新規の端末装置からのものではないか、または応答が来なかったときに、接続工程により検索リストの端末装置と無線LANを介して接続することから、最寄りの端末装置を確実に限定できた場合に接続を行う。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を確実に検索し、接続することができる無線LAN端末装置の検索方法を提供することができる。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を確実に検索し、接続することができる無線LAN端末装置の検索方法を提供することができる。
前記目的を達成するために、本発明に係る無線LAN端末装置の検索プログラムは、複数の端末装置と、複数の端末装置の中から接続可能な端末装置を検索する検索コンピュータとを含んで構成される無線LANシステムにおいて、検索コンピュータが実行する無線LAN端末装置の検索プログラムであって、端末装置と無線通信を行う通信部の無線通信の送信出力を設定する無線出力設定ステップと、無線出力設定ステップにて設定された送信出力にて、通信部が端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行う検索ステップと、検索ステップにて発信したプローブ要求に応答した端末装置からの接続可能であることを示す応答信号が、検索された端末装置を一覧とした記憶部の検索リストに記憶されていない新規の端末装置からの応答信号であるか確認する新規端末確認ステップと、新規端末確認ステップにて、応答信号が新規の端末装置からのものであった場合、応答があった新規の端末装置を識別するための応答信号に含まれる識別情報を、検索リストに追加するリストアップステップとを含み、無線出力設定ステップおよび検索ステップでは、無線通信の送信出力を最小の設定値からプローブ要求を開始し、新規端末確認ステップでは、検索ステップにて送信したプローブ要求に応答した応答信号が新規の端末装置からのものではないか、または応答信号が来なかった場合、無線出力設定ステップにおける無線通信の送信出力の設定値を上げて検索ステップから始まる一連の検索ステップを行うことを特徴とする。
この無線LAN端末装置の検索プログラムによれば、無線出力設定ステップおよび検索ステップでは、無線通信の送信出力の最小設定値からプローブ要求を開始し、新規端末確認ステップにて、応答信号が新規の端末装置からのものではないか、または応答信号が来なかった場合、無線出力設定ステップにおける無線通信の送信出力の設定値を上げて検索ステップから始まる一連の検索ステップを行うことから、端末装置の検索範囲を広くして接続可能な端末装置を検索する。
端末装置は、プローブ要求が届くと応答することから、プローブ要求の到達範囲が広くなるのに伴い、検索コンピュータに近い順番に応答する。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる無線LAN端末装置の検索プログラムを提供することができる。
端末装置は、プローブ要求が届くと応答することから、プローブ要求の到達範囲が広くなるのに伴い、検索コンピュータに近い順番に応答する。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる無線LAN端末装置の検索プログラムを提供することができる。
本発明に係る無線LAN端末装置の検索プログラムによれば、検索リストは、検索された端末装置を示す識別情報を検索された順番に応じて一覧としたものであることが好ましい。
この無線LAN端末装置の検索プログラムによれば、検索リストは、検索された端末装置を示す識別情報を検索された順番に応じて一覧としたものであるため、従来のノード検索システムの位置情報が含まれていないランダムなリストとは異なり、検索コンピュータから近い順番のリストとなっている。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる無線LAN端末装置の検索プログラムを提供することができる。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる無線LAN端末装置の検索プログラムを提供することができる。
本発明に係る無線LAN端末装置の検索プログラムによれば、検索リストに記憶された端末装置と通信部により無線LANを介して接続する接続ステップをさらに含み、リストアップステップにて、検索リストに検索された端末装置が単数であった場合に、無線出力設定ステップおよび検索ステップでは、通信部により無線通信の送信出力を一段階上に設定してプローブ要求をブロードキャストに行い、新規端末確認ステップでは、検索ステップにて送信したプローブ要求に応答した端末装置からの応答信号が、検索リストに記憶されていない新規の端末装置からの応答信号であるか確認し、応答信号が新規の端末装置からのものではないか、または応答信号が来なかったときに接続ステップを行うことが好ましい。
この無線LAN端末装置の検索プログラムによれば、検索リストの接続可能な端末装置が1台であった場合、無線出力設定ステップおよび検索ステップでは、通信部により無線通信の送信出力を一段階上げてプローブ要求を行い、新規端末確認ステップでは、新規の端末装置からの応答があるか確認し、応答信号が新規の端末装置からのものではないか、または応答信号が来なかったときに、接続ステップにより検索リストの端末装置と無線LANを介して接続することから、検索コンピュータからの最寄りの端末装置を確実に限定できた場合に接続を行う。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を確実に検索し、接続することができる無線LAN端末装置の検索プログラムを提供することができる。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を確実に検索し、接続することができる無線LAN端末装置の検索プログラムを提供することができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
《無線LAN端末装置の検索システムの概要》
図1は、本発明の一実施形態における無線LAN端末装置の検索システムの概要を示した図である。
無線LAN端末装置の検索システム1は、複数の端末装置としてのプロジェクタ2,3,4,5と、複数の端末装置の中から所定の端末装置を検索する検索コンピュータとしてのPC(パーソナルコンピュータ)50とから構成されている。プロジェクタ2,3,4,5は、それぞれがパーティションで区切られた会議エリアの天井に設置され、それぞれの会議エリアの壁面に設けられたスクリーンSC1,SC2,SC3,SC4に、会議資料などを投写する。PC50は、プロジェクタ2が設置された会議エリアに持ち込まれ、テーブルの上に置かれている。
《無線LAN端末装置の検索システムの概要》
図1は、本発明の一実施形態における無線LAN端末装置の検索システムの概要を示した図である。
無線LAN端末装置の検索システム1は、複数の端末装置としてのプロジェクタ2,3,4,5と、複数の端末装置の中から所定の端末装置を検索する検索コンピュータとしてのPC(パーソナルコンピュータ)50とから構成されている。プロジェクタ2,3,4,5は、それぞれがパーティションで区切られた会議エリアの天井に設置され、それぞれの会議エリアの壁面に設けられたスクリーンSC1,SC2,SC3,SC4に、会議資料などを投写する。PC50は、プロジェクタ2が設置された会議エリアに持ち込まれ、テーブルの上に置かれている。
プロジェクタ2,3,4,5は、それぞれが、端末通信部としての通信部6,7,8,9を備えている。通信部6,7,8,9は、それぞれが、IEEE 802.11b(IEEE 802.11 High-Rate Direct Sequence)無線LAN規格に対応した無線LANカードである。
PC50は、ノート型のパーソナルコンピュータであり、通信部としてのPC通信部51と、カラー液晶パネルである表示部としてのPC表示部52とを含んで構成されている。PC通信部51は、IEEE 802.11b無線LAN規格に対応した無線通信の送信出力としての電界強度を調整可能な無線LANカードである。
プロジェクタ2,3,4,5およびPC50は、それぞれアドホックモード(ad hoc mode)に設定された通信部6,7,8,9およびPC通信部51により、相互に接続可能な環境に置かれている。
PC50は、ノート型のパーソナルコンピュータであり、通信部としてのPC通信部51と、カラー液晶パネルである表示部としてのPC表示部52とを含んで構成されている。PC通信部51は、IEEE 802.11b無線LAN規格に対応した無線通信の送信出力としての電界強度を調整可能な無線LANカードである。
プロジェクタ2,3,4,5およびPC50は、それぞれアドホックモード(ad hoc mode)に設定された通信部6,7,8,9およびPC通信部51により、相互に接続可能な環境に置かれている。
《プロジェクタおよびPCの概要》
図2は、無線LAN端末装置の検索システムのプロジェクタおよびPCの概略構成図である。プロジェクタ2,3,4,5は、それぞれ型番は異なるが同様の構成を備えているため、代表として、プロジェクタ2の構成について説明する。
プロジェクタ2は、光源としてのランプ10が放射した光を、赤色光、青色光、緑色光の光の3原色成分に分離し、各色光毎に光学部20に含まれる光変調素子である各色光用の液晶ライトバルブにより、PCなどの外部機器30からの映像信号に応じて変調し、再度合成してスクリーンSC1に投写する、いわゆる「液晶3板式プロジェクタ」である。
プロジェクタ2は、プロジェクタ2の本体上面に、プロジェクタ2を操作するための複数の操作用ボタンを備えた操作部としての操作パネル(図示せず)を備えているが、図1に示すように天井に設置されているため、前記操作パネルと同様な複数の操作用ボタンを備えたリモコン31により遠隔操作される。
プロジェクタ2は、前述した通信部6に加えて、ランプ10、映像信号処理部11、液晶パネル駆動部12、操作受付け部13、電源部14、I/Oブリッジ部15、ハードディスク16、制御部17、記憶部18、ランプ駆動部19、光学部20などから構成されている。
図2は、無線LAN端末装置の検索システムのプロジェクタおよびPCの概略構成図である。プロジェクタ2,3,4,5は、それぞれ型番は異なるが同様の構成を備えているため、代表として、プロジェクタ2の構成について説明する。
プロジェクタ2は、光源としてのランプ10が放射した光を、赤色光、青色光、緑色光の光の3原色成分に分離し、各色光毎に光学部20に含まれる光変調素子である各色光用の液晶ライトバルブにより、PCなどの外部機器30からの映像信号に応じて変調し、再度合成してスクリーンSC1に投写する、いわゆる「液晶3板式プロジェクタ」である。
プロジェクタ2は、プロジェクタ2の本体上面に、プロジェクタ2を操作するための複数の操作用ボタンを備えた操作部としての操作パネル(図示せず)を備えているが、図1に示すように天井に設置されているため、前記操作パネルと同様な複数の操作用ボタンを備えたリモコン31により遠隔操作される。
プロジェクタ2は、前述した通信部6に加えて、ランプ10、映像信号処理部11、液晶パネル駆動部12、操作受付け部13、電源部14、I/Oブリッジ部15、ハードディスク16、制御部17、記憶部18、ランプ駆動部19、光学部20などから構成されている。
ランプ10は、例えば、高圧水銀ランプや、メタルハライドランプ及びハロゲンランプなどの高輝度が得られる放電式ランプである。
映像信号処理部11は、外部機器30から供給されるアナログ映像信号Vinに後述する様々な映像信号処理を施すことができるように、映像信号Vinに、映像信号Vinをアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換処理などを施す映像コンバータ(図示せず)を含んで構成されている。
映像信号処理部11は、デジタル信号に変換された映像信号を、液晶ライトバルブで表示するのに適した信号とするために、映像データを映像メモリ(いずれも図示せず)に書き込み、所定の条件で読み出すなどの映像信号処理を行いデジタル映像信号Doutとして出力する。映像信号処理には、映像信号にて表される映像を拡大および縮小することにより液晶ライトバルブの持つ解像度に合わせるスケーリング処理や、映像信号の有する階調値を液晶ライトバルブで表示するのに適した階調値に変換するγ補正処理などが含まれている。
映像信号処理部11は、外部機器30から供給されるアナログ映像信号Vinに後述する様々な映像信号処理を施すことができるように、映像信号Vinに、映像信号Vinをアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換処理などを施す映像コンバータ(図示せず)を含んで構成されている。
映像信号処理部11は、デジタル信号に変換された映像信号を、液晶ライトバルブで表示するのに適した信号とするために、映像データを映像メモリ(いずれも図示せず)に書き込み、所定の条件で読み出すなどの映像信号処理を行いデジタル映像信号Doutとして出力する。映像信号処理には、映像信号にて表される映像を拡大および縮小することにより液晶ライトバルブの持つ解像度に合わせるスケーリング処理や、映像信号の有する階調値を液晶ライトバルブで表示するのに適した階調値に変換するγ補正処理などが含まれている。
液晶パネル駆動部12は、液晶ライトバルブ(図示せず)に映像信号処理部11から入力した映像信号Doutと、駆動電圧などを供給し、液晶ライトバルブに映像を写し出す。
操作受付け部13は、リモコン31などの操作部への操作がなされると、操作を受付け、制御部17へ各種動作のトリガとなる操作信号を送る。
電源部14は、外部電源32からの交流電力をプラグから導き、内蔵するAC/DC変換部(いずれも図示せず)にて変圧、整流および平滑するなどの処理を施すことにより安定化させた直流電圧をプロジェクタ2の各部に供給する。
I/Oブリッジ部15は、サウスブリッジであり、通信部6の無線LANカードを制御するためのPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)に対応したカードコントローラや、ハードディスク16を制御するためのIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラなどの各種デバイスコントローラを搭載している。
操作受付け部13は、リモコン31などの操作部への操作がなされると、操作を受付け、制御部17へ各種動作のトリガとなる操作信号を送る。
電源部14は、外部電源32からの交流電力をプラグから導き、内蔵するAC/DC変換部(いずれも図示せず)にて変圧、整流および平滑するなどの処理を施すことにより安定化させた直流電圧をプロジェクタ2の各部に供給する。
I/Oブリッジ部15は、サウスブリッジであり、通信部6の無線LANカードを制御するためのPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)に対応したカードコントローラや、ハードディスク16を制御するためのIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラなどの各種デバイスコントローラを搭載している。
ハードディスク16は、IDEに対応したハードディスクであり、ウェブページ閲覧用のブラウザと、ブラウザに映像および音声信号を含むAV(Audio Visual)データ再生機能を追加する複数のプラグインなどのプログラムが記憶されている。これにより、プロジェクタ2は、例えばインターネットから通信部6を介してダウンロードしたAVデータを、ハードディスク16に記憶し、プロジェクタ2単体でAVデータを再生および投写することができる。
制御部17は、CPU(Central Processing Unit)であり、バスラインBusを介して、各部との信号のやり取りを行う。例えば、制御部17は、通信部6がプローブ要求を受信すると、プロジェクタ2を識別するためのIPアドレスなどの識別子を含む識別情報を応答信号に載せて通信部6から送信させる。
制御部17は、CPU(Central Processing Unit)であり、バスラインBusを介して、各部との信号のやり取りを行う。例えば、制御部17は、通信部6がプローブ要求を受信すると、プロジェクタ2を識別するためのIPアドレスなどの識別子を含む識別情報を応答信号に載せて通信部6から送信させる。
記憶部18は、例えば、フラッシュメモリなどデータの書き換えが可能な不揮発性のメモリにより構成されている。記憶部18には、例えば、プロジェクタ2を起動させるときの起動ルーチンや、通信部6により通信を行うための各種プロトコルプログラムなど、プロジェクタ2の動作を制御するための様々なプログラムおよび付随するデータが記憶されている。なお、これらのプログラムおよびデータは、ハードディスク16に記憶されていても良い。
ランプ駆動部19は、電源部14からの電力供給を受け、放電式ランプであるランプ10を点灯するために高電圧を発生して放電経路を形成するイグナイタ回路と、点灯後の安定した点灯状態を維持するためのバラスト回路(いずれも図示せず)を備えている。
ランプ駆動部19は、電源部14からの電力供給を受け、放電式ランプであるランプ10を点灯するために高電圧を発生して放電経路を形成するイグナイタ回路と、点灯後の安定した点灯状態を維持するためのバラスト回路(いずれも図示せず)を備えている。
光学部20は、ランプ10が放射する白色光を輝度分布の安定した略平行光に変換するインテグレータ光学系と、輝度分布の安定した白色光を光の3原色である赤色、緑色、青色の各色光成分に分離して各色光用の液晶ライトバルブに供給する分離光学系と、液晶ライトバルブにて各色光毎に映像信号Doutに応じて変調された各色光を、再度合成する合成光学系(いずれも図示せず)とを含んで構成されている。
光学部20は、合成光学系から射出されるフルカラーで略平行な変調光を内蔵する投写レンズで拡大した投写光により、スクリーンSC1にフルカラー映像を投写する。
光学部20は、合成光学系から射出されるフルカラーで略平行な変調光を内蔵する投写レンズで拡大した投写光により、スクリーンSC1にフルカラー映像を投写する。
続いて、PC50の概略構成について説明する。
PC50は、前述したPC通信部51、PC表示部52に加えて、PC電源部53、PCI/Oブリッジ部54、PCハードディスク55、PC制御部56、PC記憶部57、PC操作部58、PC操作受付け部59などから構成されている。なお、プロジェクタ2の構成部位名と区分けするため、PC50の構成部位には「PC」を附してある。
PC電源部53は、例えば充電式のリチウムイオン電池であり、外部電源から供給された電力を蓄え、直流電圧をPC50の各部に供給する。
PCI/Oブリッジ部54は、サウスブリッジであり、PC通信部51の無線LANカードを制御するためのPCMCIAに対応したカードコントローラや、PCハードディスク55を制御するためのIDEコントローラなどの各種デバイスコントローラを搭載している。
PCハードディスク55は、IDEに対応したハードディスクであり、基本ソフトであるOS(Operating System)や、ブラウザ、文書作成やプレゼンテーションに用いられる各種ビジネス用ソフトなどのプログラムを記憶している。
PC制御部56は、CPU(Central Processing Unit)であり、バスラインBusを介して、各部との信号のやり取りや、各部の動作を制御する。
PC50は、前述したPC通信部51、PC表示部52に加えて、PC電源部53、PCI/Oブリッジ部54、PCハードディスク55、PC制御部56、PC記憶部57、PC操作部58、PC操作受付け部59などから構成されている。なお、プロジェクタ2の構成部位名と区分けするため、PC50の構成部位には「PC」を附してある。
PC電源部53は、例えば充電式のリチウムイオン電池であり、外部電源から供給された電力を蓄え、直流電圧をPC50の各部に供給する。
PCI/Oブリッジ部54は、サウスブリッジであり、PC通信部51の無線LANカードを制御するためのPCMCIAに対応したカードコントローラや、PCハードディスク55を制御するためのIDEコントローラなどの各種デバイスコントローラを搭載している。
PCハードディスク55は、IDEに対応したハードディスクであり、基本ソフトであるOS(Operating System)や、ブラウザ、文書作成やプレゼンテーションに用いられる各種ビジネス用ソフトなどのプログラムを記憶している。
PC制御部56は、CPU(Central Processing Unit)であり、バスラインBusを介して、各部との信号のやり取りや、各部の動作を制御する。
PC記憶部57は、例えば、フラッシュメモリなどデータの書き換えが可能な不揮発性のメモリにより構成されている。PC記憶部57には、最寄りの接続可能な端末装置を検索するための検索プログラムおよび検索された端末装置と接続するための接続プログラム、PC通信部51により通信を行うための各種プロトコルプログラムなどのPC50の動作を制御するための様々なプログラムや、前記プログラムに付随するデータ類が記憶されている。付随するデータ類には、前記検索プログラムにより検索された端末装置の識別子を含む識別情報の検索リストなどが含まれている。ちなみに検索リストは、検索プログラムが実行される際には、従前の検索時の記憶内容が消去される設定となっている。なお、これらのプログラムおよびデータは、PCハードディスク55に記憶されていても良い。
PC操作部58は、キーボードおよびマウスであり、例えば、キーボードにPC50を起動させたり、プレゼンテーション用の資料を表示させるための操作がなされる。
PC操作受付け部59は、PC操作部58への操作がなされると、操作を受付け、PC制御部56へ各種動作のトリガとなる操作信号を送る。
PC操作部58は、キーボードおよびマウスであり、例えば、キーボードにPC50を起動させたり、プレゼンテーション用の資料を表示させるための操作がなされる。
PC操作受付け部59は、PC操作部58への操作がなされると、操作を受付け、PC制御部56へ各種動作のトリガとなる操作信号を送る。
《近傍の端末装置の検索》
図3は、近傍の接続可能な端末装置を検索するための検索処理の流れを示したフローチャートである。以下、図3を中心に、適宜、図1,2を交えてPC50近傍の端末装置の検索方法について説明する。
図1において、PC50は、プロジェクタ2が設置された会議エリアにてPC50から最寄りの端末装置であるプロジェクタ2を用いて打ち合せを行うために、PC記憶部57に記憶された最寄りの接続可能な端末装置を検索するための検索プログラムを実行する。
図3は、近傍の接続可能な端末装置を検索するための検索処理の流れを示したフローチャートである。以下、図3を中心に、適宜、図1,2を交えてPC50近傍の端末装置の検索方法について説明する。
図1において、PC50は、プロジェクタ2が設置された会議エリアにてPC50から最寄りの端末装置であるプロジェクタ2を用いて打ち合せを行うために、PC記憶部57に記憶された最寄りの接続可能な端末装置を検索するための検索プログラムを実行する。
ステップS1では、PC制御部56は、PC通信部51の無線通信の電界強度を最小値に設定する。ステップS1は、無線出力設定工程に相当する。
ステップS2では、PC制御部56は、PC通信部51により端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行う。ステップS2は、検索工程に相当する。
ステップS3では、PC制御部56は、前記プローブ要求に応じて送信されて来る自らの識別子などの識別情報を含む端末装置からの応答信号が、PC記憶部57の検索リストに記憶されていない新規の端末装置のものであるか否か判断する。応答信号が新規の端末装置からのものであった場合、ステップS4へ進む。応答信号が新規の端末装置からのものではないか、応答信号が来なかった場合、ステップS5へ進む。ここでは、応答信号が新規の端末装置からのものであったため、ステップS4へ進む。ステップS3は、新規端末確認工程に相当する。
ステップS2では、PC制御部56は、PC通信部51により端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行う。ステップS2は、検索工程に相当する。
ステップS3では、PC制御部56は、前記プローブ要求に応じて送信されて来る自らの識別子などの識別情報を含む端末装置からの応答信号が、PC記憶部57の検索リストに記憶されていない新規の端末装置のものであるか否か判断する。応答信号が新規の端末装置からのものであった場合、ステップS4へ進む。応答信号が新規の端末装置からのものではないか、応答信号が来なかった場合、ステップS5へ進む。ここでは、応答信号が新規の端末装置からのものであったため、ステップS4へ進む。ステップS3は、新規端末確認工程に相当する。
ステップS4では、PC制御部56は、応答信号から新規の端末装置の識別情報を読み取り、PC記憶部57の検索リストのPC50から一番近くに位置することを示す一番上に記憶する。ステップS4は、リストアップ工程に相当する。
ステップS5では、PC制御部56は、PC通信部51の無線通信の電界強度が最大値であるかどうか確認する。無線通信の電界強度が最大値であった場合、検索プログラムを終了する。無線通信の電界強度が最大値ではなかった場合、ステップS6へ進む。ここでは、無線通信の電界強度が最大値ではなかったため、ステップS6へ進む。
ステップS6では、PC制御部56は、PC通信部51の無線通信の電界強度を一段階上の値に設定し、ステップS2へ戻る。ステップS6は、無線出力設定工程に相当する。
ステップS2では、PC制御部56は、PC通信部51により、一段階強い電界強度で端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行う。
以降、ステップS5で電界強度が最大値と判断されるまでステップS2〜S6の検索ステップを行う。
ステップS5では、PC制御部56は、PC通信部51の無線通信の電界強度が最大値であるかどうか確認する。無線通信の電界強度が最大値であった場合、検索プログラムを終了する。無線通信の電界強度が最大値ではなかった場合、ステップS6へ進む。ここでは、無線通信の電界強度が最大値ではなかったため、ステップS6へ進む。
ステップS6では、PC制御部56は、PC通信部51の無線通信の電界強度を一段階上の値に設定し、ステップS2へ戻る。ステップS6は、無線出力設定工程に相当する。
ステップS2では、PC制御部56は、PC通信部51により、一段階強い電界強度で端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行う。
以降、ステップS5で電界強度が最大値と判断されるまでステップS2〜S6の検索ステップを行う。
図4(a)はプローブ要求および応答信号の流れを示す図である。図4(b),(c)は、プローブ要求および応答信号のパケットデータ形態の一態様である。
図4(a)において、PC50は、ステップS2で、プローブ要求のサーチパケットとして図4(b)で示されるデータを送信し、それを受信したプロジェクタは、クライアントインフォメーションとしての図4(c)の応答信号を返信する。図4(c)の応答信号には、端末装置の識別情報としての「Client IP Address」や「Client Name」などの識別子が含まれている。
図5(a),(b)は、電界強度の変化に伴うプローブ要求の到達範囲を表す模式図である。図5(a)は、電界強度が最小値に設定されている場合の、プローブ要求の到達範囲を示しており、ここではプロジェクタ2まで届いている。図5(b)は、電界強度が最小値から一段階上に設定されている場合の、プローブ要求の到達範囲を示しており、ここではプロジェクタ5まで届いている。なお、電界強度は3〜5段階くらいが好ましく、ステップS1〜S6の一連の検索に要する時間は数秒程度である。
図4(a)において、PC50は、ステップS2で、プローブ要求のサーチパケットとして図4(b)で示されるデータを送信し、それを受信したプロジェクタは、クライアントインフォメーションとしての図4(c)の応答信号を返信する。図4(c)の応答信号には、端末装置の識別情報としての「Client IP Address」や「Client Name」などの識別子が含まれている。
図5(a),(b)は、電界強度の変化に伴うプローブ要求の到達範囲を表す模式図である。図5(a)は、電界強度が最小値に設定されている場合の、プローブ要求の到達範囲を示しており、ここではプロジェクタ2まで届いている。図5(b)は、電界強度が最小値から一段階上に設定されている場合の、プローブ要求の到達範囲を示しており、ここではプロジェクタ5まで届いている。なお、電界強度は3〜5段階くらいが好ましく、ステップS1〜S6の一連の検索に要する時間は数秒程度である。
図6(a)は、検索リストの一態様を示す図である。このようにして、検索された端末装置は、図6(a)に示すような検索リストとしてPC50のPC表示部52に表示される。具体的には、一番上段から、プロジェクタ2の型番を示す「EMP24824F」、次いで、プロジェクタ5の型番を示す「EMP2800FA」、次いで、プロジェクタ3の型番を示す「EMP287014」、最下段に、プロジェクタ4の型番を示す「EMP287066」という順番で表示されている。
ここで検索リストに表示されているのは、プロジェクタの型番のみであるが、表示設定を変えることにより、IPアドレスなどの識別情報を並べて表示することも可能である。使用者は、検索リストから、接続したい端末装置を選び、検索リスト右下の「Connect」ボタンを押すことにより、PC50と所望の端末装置とを接続することができる。
ここで検索リストに表示されているのは、プロジェクタの型番のみであるが、表示設定を変えることにより、IPアドレスなどの識別情報を並べて表示することも可能である。使用者は、検索リストから、接続したい端末装置を選び、検索リスト右下の「Connect」ボタンを押すことにより、PC50と所望の端末装置とを接続することができる。
上述した通り、本実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)プロジェクタ2,3,4,5の通信部6,7,8,9は、それぞれが、IEEE 802.11b無線LAN規格に対応した一般的な無線LANカードで構成されている。
また、一般的な無線LANカードは、無線通信の送信出力を調整可能であることから、PC50のPC通信部51も特殊なものではなく、汎用の無線LANカードで良い。
よって、無線LAN端末装置の検索システム1に加わるために必要な構成は、汎用の無線LANに接続可能な構成のみで良く、互換性に富んでいる。
また、一般的な無線LANカードは、無線通信の送信出力を調整可能であることから、PC50のPC通信部51も特殊なものではなく、汎用の無線LANカードで良い。
よって、無線LAN端末装置の検索システム1に加わるために必要な構成は、汎用の無線LANに接続可能な構成のみで良く、互換性に富んでいる。
PC50は、無線通信の電界強度の設定値を最小にして端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行い、新規の端末装置からの応答信号がないか、応答信号が来なかった場合、PC通信部51の無線通信の電界強度の設定値を一段階上げてプローブ要求をブロードキャストに行うことから、無線通信の電界強度を段階的に上げることにより、検索範囲を順次広くして接続可能な端末装置を検索する。
端末装置は、プローブ要求が届くと応答することから、プローブ要求の到達範囲が段階的に広くなるのに伴い、PC50から近い順に応答する。
よって、検索コンピュータとしてのPC50から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる。
端末装置は、プローブ要求が届くと応答することから、プローブ要求の到達範囲が段階的に広くなるのに伴い、PC50から近い順に応答する。
よって、検索コンピュータとしてのPC50から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる。
検索リストは、検索された端末装置を検索された順番に応じて一覧としたものであるため、検索コンピュータから近い順番となっている。
よって、検索コンピュータPC50から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる。
無線LAN端末の検索システム1は、検索時に検索コンピュータPC50からのみプローブ要求を行うことから、消費電力が少ない。
従って、少ない消費電力で、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる互換性の良い無線LAN端末装置の検索システム1を提供することができる。また、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる無線LAN端末装置の検索方法およびプログラムを提供することができる。
よって、検索コンピュータPC50から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる。
無線LAN端末の検索システム1は、検索時に検索コンピュータPC50からのみプローブ要求を行うことから、消費電力が少ない。
従って、少ない消費電力で、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる互換性の良い無線LAN端末装置の検索システム1を提供することができる。また、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる無線LAN端末装置の検索方法およびプログラムを提供することができる。
(2)PC50のPC表示部52は、図6(a)に示すような検索リストを表示することから、検索された端末装置をPC50から近い順番に一覧とした検索リストを視認することができる。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる無線LAN端末装置の検索システム1を提供することができる。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を効率良く検索することができる無線LAN端末装置の検索システム1を提供することができる。
(実施形態2)
《最寄りの端末装置との接続》
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、実施形態1における無線LAN端末装置の検索システム1により、検索PC50の最寄りの端末装置を検索するとともに、検索した最寄りの端末装置と接続する方法に関する。
図7は、最寄りの接続可能な端末装置を検索し接続するための処理の流れを示したフローチャートである。以下、図7を中心に、適宜、図1,2を交えて最寄りの端末装置の検索および接続方法について説明する。
図1において、PC50は、プロジェクタ2が設置された会議エリアにてPC50から最寄りの端末装置であるプロジェクタ2と接続するために、PC記憶部57に記憶された最寄りの接続可能な端末装置を検索し、検索した端末装置と接続するための接続プログラムを実行する。
《最寄りの端末装置との接続》
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、実施形態1における無線LAN端末装置の検索システム1により、検索PC50の最寄りの端末装置を検索するとともに、検索した最寄りの端末装置と接続する方法に関する。
図7は、最寄りの接続可能な端末装置を検索し接続するための処理の流れを示したフローチャートである。以下、図7を中心に、適宜、図1,2を交えて最寄りの端末装置の検索および接続方法について説明する。
図1において、PC50は、プロジェクタ2が設置された会議エリアにてPC50から最寄りの端末装置であるプロジェクタ2と接続するために、PC記憶部57に記憶された最寄りの接続可能な端末装置を検索し、検索した端末装置と接続するための接続プログラムを実行する。
ステップS10では、PC制御部56は、PC通信部51の無線通信の電界強度を最小値に設定する。ステップS10は、無線出力設定工程に相当する。
ステップS11では、PC制御部56は、PC通信部51により端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行う。ステップS11は、検索工程に相当する。
ステップS12では、PC制御部56は、前記プローブ要求に対する端末装置からの応答の有無を、端末装置からの応答信号の有無により判断する。応答信号がなかった場合、ステップS20へ進む。応答信号があった場合、ステップS13へ進む。ここでは、応答信号があったため、ステップS13へ進む。ステップS12は、新規端末確認工程に相当する。
ステップS13では、PC制御部56は、端末装置からの応答が複数の端末装置によるものかどうか応答信号の受信数により判断する。応答信号を複数受信していた場合、ステップS21へ進む。応答信号が1つであった場合、ステップS14へ進む。ここでは、応答信号が1つであったため、ステップS14へ進む。
ステップS11では、PC制御部56は、PC通信部51により端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行う。ステップS11は、検索工程に相当する。
ステップS12では、PC制御部56は、前記プローブ要求に対する端末装置からの応答の有無を、端末装置からの応答信号の有無により判断する。応答信号がなかった場合、ステップS20へ進む。応答信号があった場合、ステップS13へ進む。ここでは、応答信号があったため、ステップS13へ進む。ステップS12は、新規端末確認工程に相当する。
ステップS13では、PC制御部56は、端末装置からの応答が複数の端末装置によるものかどうか応答信号の受信数により判断する。応答信号を複数受信していた場合、ステップS21へ進む。応答信号が1つであった場合、ステップS14へ進む。ここでは、応答信号が1つであったため、ステップS14へ進む。
ステップS14では、PC制御部56は、PC通信部51の無線通信の電界強度が最大値であるかどうか確認する。無線通信の電界強度が最大値であった場合、ステップS18へ進む。無線通信の電界強度が最大値ではなかった場合、ステップS15へ進む。ここでは、無線通信の電界強度が最大値ではなかったため、ステップS15へ進む。
ステップS15では、PC制御部56は、PC通信部51の無線通信の電界強度を一段階上の値に設定する。ステップS15は、無線出力設定工程に相当する。
ステップS16では、PC制御部56は、PC通信部51により端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行う。ステップS16は、検索工程に相当する。
ステップS17では、PC制御部56は、前記プローブ要求に応じて送信されて来る端末装置からの応答信号が、PC記憶部57の検索リストに記憶されていない新規の端末装置のものであるか否か判断する。応答信号が新規の端末装置からのものであった場合、ステップS21へ進む。応答信号が新規の端末装置からのものではないか、応答信号が来なかった場合、ステップS18へ進む。ここでは、応答信号が新規の端末装置からのものではなかったため、ステップS18へ進む。ステップS17は、新規端末確認工程に相当する。
ステップS18では、PC制御部56は、PC通信部51により検索リストに記憶されている1台の端末装置と無線LANを介して接続する。ステップS18は、接続工程に相当する。
ステップS15では、PC制御部56は、PC通信部51の無線通信の電界強度を一段階上の値に設定する。ステップS15は、無線出力設定工程に相当する。
ステップS16では、PC制御部56は、PC通信部51により端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行う。ステップS16は、検索工程に相当する。
ステップS17では、PC制御部56は、前記プローブ要求に応じて送信されて来る端末装置からの応答信号が、PC記憶部57の検索リストに記憶されていない新規の端末装置のものであるか否か判断する。応答信号が新規の端末装置からのものであった場合、ステップS21へ進む。応答信号が新規の端末装置からのものではないか、応答信号が来なかった場合、ステップS18へ進む。ここでは、応答信号が新規の端末装置からのものではなかったため、ステップS18へ進む。ステップS17は、新規端末確認工程に相当する。
ステップS18では、PC制御部56は、PC通信部51により検索リストに記憶されている1台の端末装置と無線LANを介して接続する。ステップS18は、接続工程に相当する。
続いて、ステップS12で、応答信号がなかった場合の処理について説明する。
ステップS20では、PC制御部56は、PC通信部51の無線通信の電界強度が最大値であるかどうか確認する。無線通信の電界強度が最大値であった場合、検索可能な範囲には、応答可能な端末装置は存在しないことから検索を終了する。無線通信の電界強度が最大値ではなかった場合、ステップS19へ進む。ここでは、無線通信の電界強度が最大値ではなかったため、ステップS19へ進む。
ステップS19では、PC制御部56は、PC通信部51の無線通信の電界強度を一段階上の値に設定し、ステップS11へ戻る。ステップS19は、無線出力設定工程に相当する。
ステップS20では、PC制御部56は、PC通信部51の無線通信の電界強度が最大値であるかどうか確認する。無線通信の電界強度が最大値であった場合、検索可能な範囲には、応答可能な端末装置は存在しないことから検索を終了する。無線通信の電界強度が最大値ではなかった場合、ステップS19へ進む。ここでは、無線通信の電界強度が最大値ではなかったため、ステップS19へ進む。
ステップS19では、PC制御部56は、PC通信部51の無線通信の電界強度を一段階上の値に設定し、ステップS11へ戻る。ステップS19は、無線出力設定工程に相当する。
続いて、ステップS13で、応答信号を複数受信していた場合およびステップS17で、応答信号が新規の端末装置からのものであった場合について説明する。
ステップS21では、PC制御部56は、検索された端末装置が複数であることから、接続処理は行わずに図6(a)に示すような検索リストをPC表示部52に表示する。
ステップS21では、PC制御部56は、検索された端末装置が複数であることから、接続処理は行わずに図6(a)に示すような検索リストをPC表示部52に表示する。
図6(b)は、検索された端末装置との接続状態の一態様を示す図である。このようにして、検索された1台の端末装置は、ステップS18において、図6(b)に示すようにPC50によりPC50と無線LANを介して自動的に接続される。具体的には、プロジェクタ2の型番である「EMP24824F」が選択され、「接続中」である旨の表示がなされている。
なお、図6(b)に示す検索および接続状態を示す表示は、表示設定により検索動作中常時表示させること、あるいは、全く表示させないことも可能である。
なお、図6(b)に示す検索および接続状態を示す表示は、表示設定により検索動作中常時表示させること、あるいは、全く表示させないことも可能である。
上述した通り、実施形態2によれば実施形態1の効果に加えて以下の効果が得られる。
(1)PC50は、接続可能な端末装置が1台であった場合、無線通信の電界強度を一段階上げてプローブ要求を行い、応答信号が新規の端末装置からのものではないか、または応答信号が来なかった場合、前記1台の端末装置と接続することから、PC50からの最寄りの端末装置を確実に限定できた場合に接続を行う。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を確実に検索し、接続することができる無線LAN端末装置の検索システム、検索方法およびプログラムを提供することができる。
従って、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置を確実に検索し、接続することができる無線LAN端末装置の検索システム、検索方法およびプログラムを提供することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
図1と図2を用いて説明する。前記各実施形態において、検索コンピュータPC50が、検索プログラムを実行することとして説明したが、端末装置が検索プログラムを実行しても良い。例えば、端末装置としてのプロジェクタ2の記憶部18またはハードディスク16に検索プログラムを記憶させ、リモコン31の操作により当該検索プログラムを実行させる。この場合、検索リストは、映像信号処理部11の映像信号処理による投写映像に図6(a)のような検索リストを重畳させるOSD(On Screen Display)機能によりスクリーンSC1に表示される。
これにより、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置またはコンピュータを効率的に検索することができる。
図1と図2を用いて説明する。前記各実施形態において、検索コンピュータPC50が、検索プログラムを実行することとして説明したが、端末装置が検索プログラムを実行しても良い。例えば、端末装置としてのプロジェクタ2の記憶部18またはハードディスク16に検索プログラムを記憶させ、リモコン31の操作により当該検索プログラムを実行させる。この場合、検索リストは、映像信号処理部11の映像信号処理による投写映像に図6(a)のような検索リストを重畳させるOSD(On Screen Display)機能によりスクリーンSC1に表示される。
これにより、複数の端末装置の中から最寄りの端末装置またはコンピュータを効率的に検索することができる。
(変形例2)
前記各実施形態において、無線LAN端末装置の検索システム1は、IEEE 802.11b無線LAN規格に準する環境で用いられることとして説明したが、これに限定するものではない。例えば、IEEE 802.11aや、IEEE 802.11g規格に準ずる無線LAN環境であっても良い。このように、電波による無線LAN環境であれば、当該無線LAN端末装置の検索システム、検索方法およびプログラムを応用することが可能であり、前記各実施形態と同様な効果を得ることができる。
前記各実施形態において、無線LAN端末装置の検索システム1は、IEEE 802.11b無線LAN規格に準する環境で用いられることとして説明したが、これに限定するものではない。例えば、IEEE 802.11aや、IEEE 802.11g規格に準ずる無線LAN環境であっても良い。このように、電波による無線LAN環境であれば、当該無線LAN端末装置の検索システム、検索方法およびプログラムを応用することが可能であり、前記各実施形態と同様な効果を得ることができる。
(変形例3)
前記各実施形態および変形例において、端末装置としてのプロジェクタ2,3,4,5は、光変調素子として3枚の液晶ライトバルブを用いた液晶3板式の投写型プロジェクタとして説明したが、これに限定するものではない。例えば、プロジェクタの光変調素子は、赤、青、緑色のカラーフィルタが規則的に格子状に配置された各色光用の解像度と同数の液晶セルを備える単板の液晶ライトバルブを用いる構成であっても良い。また、反射型液晶表示装置や、ティルトミラーデバイスを用いる構成としても良い。これらの構成であっても、前記実施形態および各変形例と同様の効果を得ることができる。
前記各実施形態および変形例において、端末装置としてのプロジェクタ2,3,4,5は、光変調素子として3枚の液晶ライトバルブを用いた液晶3板式の投写型プロジェクタとして説明したが、これに限定するものではない。例えば、プロジェクタの光変調素子は、赤、青、緑色のカラーフィルタが規則的に格子状に配置された各色光用の解像度と同数の液晶セルを備える単板の液晶ライトバルブを用いる構成であっても良い。また、反射型液晶表示装置や、ティルトミラーデバイスを用いる構成としても良い。これらの構成であっても、前記実施形態および各変形例と同様の効果を得ることができる。
(変形例4)
前記各実施形態および変形例において、端末装置は、プロジェクタであるものとして説明したが、これに限定するものではない。例えば、端末装置は、無線LANカードを装着したプリンタや、プリンタとコピーを複合した複合機であっても良い。このように、無線LANに接続可能な構成を備えた端末装置であれば、当該無線LAN端末装置の検索システム、検索方法およびプログラムを応用することが可能であり、前記各実施形態と同様な効果を得ることができる。
前記各実施形態および変形例において、端末装置は、プロジェクタであるものとして説明したが、これに限定するものではない。例えば、端末装置は、無線LANカードを装着したプリンタや、プリンタとコピーを複合した複合機であっても良い。このように、無線LANに接続可能な構成を備えた端末装置であれば、当該無線LAN端末装置の検索システム、検索方法およびプログラムを応用することが可能であり、前記各実施形態と同様な効果を得ることができる。
1…無線LAN端末装置の検索システム、2,3,4,5…端末装置としてのプロジェクタ、6,7,8,9…端末通信部としての通信部、31…操作部としてのリモコン、51…通信部としてのPC通信部、52…表示部としてのPC表示部、56…PC制御部、57…記憶部としてのPC記憶部。
Claims (9)
- 無線LANにおいて、複数の端末装置と、複数の前記端末装置の中から接続可能な端末装置を検索する検索コンピュータとを含んで構成される無線LAN端末装置の検索システムであって、
前記検索コンピュータは、複数の前記端末装置との間で無線LANを介して無線通信を行うための無線通信の送信出力を可変に設けられた通信部と、
検索された前記端末装置を識別するための識別子を含む識別情報を検索された順番に応じて一覧とした検索リストを記憶する記憶部とを含んで構成され、
複数の前記端末装置は、前記検索コンピュータと無線LANを介して無線通信を行うための端末通信部を含んで構成され、
前記検索コンピュータは、前記通信部の無線通信の送信出力の設定値を最小にして前記端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行い、
前記プローブ要求を受信した前記端末装置は、前記端末通信部から前記端末装置の前記識別情報を含む応答信号を前記検索コンピュータに送信し、
前記検索コンピュータは、受信した前記応答信号が、前記検索リストに記憶されていない新規の前記端末装置からの応答信号であるか確認し、
前記応答信号が新規の前記端末装置からのものであった場合、前記応答信号に含まれる識別情報を、前記記憶部の検索リストに追加し、
前記応答信号が新規の前記端末装置からのものではないか、または応答信号が来なかった場合、前記通信部の無線通信の送信出力の設定値を上げて前記プローブ要求から始まる一連の検索動作を行うことを特徴とする無線LAN端末装置の検索システム。 - 前記検索コンピュータは、
前記検索リストを表示する表示部をさらに備え、
前記検索リストを前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の無線LAN端末装置の検索システム。 - 前記検索リストにおける検索された前記端末装置が単数であった場合、
前記通信部の無線通信の送信出力の設定値を一段階上げて前記プローブ要求をブロードキャストに行い、
前記応答信号が新規の前記端末装置からのものではないか、または前記応答信号が来なかった場合、検索コンピュータは、前記検索リストに記憶された前記端末装置と無線LANを介して接続することを特徴とする請求項1または2に記載の無線LAN端末装置の検索システム。 - 無線LANにおいて、複数の端末装置の中から接続可能な端末装置を検索するための無線LAN端末装置の検索方法であって、
前記端末装置を検索するための無線通信の送信出力を設定する無線出力設定工程と、
前記無線出力設定工程にて設定された送信出力にて、前記端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行う検索工程と、
前記検索工程にて送信したプローブ要求に応答した前記端末装置からの接続可能であることを示す応答信号が、検索された前記端末装置を一覧とした検索リストに記憶されていない新規の前記端末装置からの応答信号であるか確認する新規端末確認工程と、
前記新規端末確認工程にて、前記応答信号が新規の端末装置からのものであった場合、応答があった前記新規の端末装置を識別するための前記応答信号に含まれる識別情報を、前記検索リストに追加するリストアップ工程と、を含み
前記無線出力設定工程および検索工程では、無線通信の送信出力を最小の設定値からプローブ要求を開始し、前記新規端末確認工程では、前記検索工程にて送信した前記プローブ要求に応答した前記応答信号が新規の前記端末装置からのものではないか、または応答信号が来なかった場合、前記無線出力設定工程における無線通信の送信出力の設定値を上げて前記検索工程から始まる一連の検索動作を行うことを特徴とする無線LAN端末装置の検索方法。 - 前記検索リストは、検索された前記端末装置を示す識別情報を検索された順番に応じて一覧としたものであることを特徴とする請求項4に記載の無線LAN端末装置の検索方法。
- 前記検索リストに記憶された前記端末装置と無線LANを介して接続する接続工程をさらに含み、
リストアップ工程にて、前記検索リストに検索された前記端末装置が単数であった場合に、
前記無線出力設定工程および検索工程では、無線通信の送信出力を一段階上に設定してプローブ要求をブロードキャストに行い、
新規端末確認工程では、前記検索工程にて送信したプローブ要求に応答した前記端末装置からの前記応答信号が、前記検索リストに記憶されていない新規の前記端末装置からの応答信号であるか確認し、応答が新規の端末装置からのものではないか、または応答が来なかったときに前記接続工程を行うことを特徴とする請求項4または5に記載の無線LAN端末装置の検索方法。 - 複数の端末装置と、複数の前記端末装置の中から接続可能な端末装置を検索する検索コンピュータとを含んで構成される無線LANシステムにおいて、前記検索コンピュータが実行する無線LAN端末装置の検索プログラムであって、
前記端末装置と無線通信を行う通信部の無線通信の送信出力を設定する無線出力設定ステップと、
前記無線出力設定ステップにて設定された送信出力にて、前記通信部が前記端末装置を検索するためのプローブ要求をブロードキャストに行う検索ステップと、
前記検索ステップにて発信したプローブ要求に応答した前記端末装置からの接続可能であることを示す応答信号が、検索された前記端末装置を一覧とした記憶部の検索リストに記憶されていない新規の前記端末装置からの応答信号であるか確認する新規端末確認ステップと、
前記新規端末確認ステップにて、前記応答信号が新規の端末装置からのものであった場合、応答があった前記新規の端末装置を識別するための前記応答信号に含まれる識別情報を、前記検索リストに追加するリストアップステップと、を含み
前記無線出力設定ステップおよび検索ステップでは、無線通信の送信出力を最小の設定値からプローブ要求を開始し、前記新規端末確認ステップでは、前記検索ステップにて送信した前記プローブ要求に応答した前記応答信号が新規の前記端末装置からのものではないか、または応答信号が来なかった場合、前記無線出力設定ステップにおける無線通信の送信出力の設定値を上げて前記検索ステップから始まる一連の検索ステップを行うことを特徴とする無線LAN端末装置の検索プログラム。 - 前記検索リストは、検索された前記端末装置を示す識別情報を検索された順番に応じて一覧としたものであることを特徴とする請求項7に記載の無線LAN端末装置の検索プログラム。
- 前記検索リストに記憶された前記端末装置と前記通信部により無線LANを介して接続する接続ステップをさらに含み、
リストアップステップにて、前記検索リストに検索された前記端末装置が単数であった場合に、
前記無線出力設定ステップおよび検索ステップでは、前記通信部により無線通信の送信出力を一段階上に設定してプローブ要求をブロードキャストに行い、
新規端末確認ステップでは、前記検索ステップにて送信したプローブ要求に応答した前記端末装置からの前記応答信号が、前記検索リストに記憶されていない新規の前記端末装置からの応答信号であるか確認し、応答信号が新規の端末装置からのものではないか、または応答信号が来なかったときに前記接続ステップを行うことを特徴とする請求項7または8に記載の無線LAN端末装置の検索プログラム。
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