JP2008090561A - 無線デバイス、画像投影装置及び画像投影システム - Google Patents

無線デバイス、画像投影装置及び画像投影システム Download PDF

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Abstract

【課題】コンピュータ装置と画像投影装置との通信接続作業を容易にすること。
【解決手段】USBコネクタを有しており、画像投影装置にUSBコネクタを接続したときに画像投影装置から無線通信の設定情報を書き込み可能であり、かつコンピュータ装置に前記コネクタを接続したときに、画像投影装置から書き込まれた無線通信の設定情報をコンピュータ装置により読み出し可能としたUSBメモリに無線通信部を設けたUSBデバイスとした。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線デバイス、画像投影装置及び画像投影システムに関し、特に、無線部を有し、この無線部で受信される画像データに応じた画像を投影する画像投影装置と、画像データを無線通信により送信するコンピュータ装置と、このコンピュータ装置の無線部として機能する無線デバイスとを備えた画像投影システムに関する。
従来より、コンピュータ装置等から画像データを入力して液晶表示素子に当該画像を表示し、光を照射して投影スクリーン上に拡大投影するプロジェクタなどの画像投影装置が広く使用されている。また、DMD(Digital Micromirror Device)素子を用いて画像データに基づいた画像を投影する画像投影装置もある。
この画像投影装置は、会議における小規模のプレゼンテーションや、多数の聴衆を集めて自分の研究成果を発表する大規模のプレゼンテーション等において、多様に使用されている。このようなプレゼンテーションは、プレゼンテーターの手前にコンピュータ装置を配置した、このコンピュータ装置の表示部に表示している画像に応じた画像データを、コンピュータ装置からケーブルを介して画像投影装置へ送信し、画像投影装置が画像データに基づいた画像を拡大投射することによって行われる。
ところで、画像投影装置で画像を投影するためには、上述のようにコンピュータ装置と画像投影装置とをケーブルによって接続する必要となる。そのため、ケーブルの準備や接続の作業が発生し煩雑になる。しかも、プレゼンテーターのコンピュータ装置と画像投影装置との距離に応じたケーブルを用意する必要がある。
そこで、近年、IEEE802.11a/b/gなどの無線LAN(Local Area Network)に対応した画像投影装置が提供されてきており、コンピュータ装置から画像投影装置への画像データの送信を無線通信によって行うことによって、利便性を向上させている。
ところで、コンピュータ装置を無線LAN対応の画像投影装置に無線接続するためには、コンピュータ装置と画像投影装置のそれぞれについて無線通信の設定を行う必要がある。しかし、無線通信の設定にはある程度の知識を要し、容易に設定することができない場合も多い。そこで、この無線通信の設定の作業性を向上させるものが提案されている。
例えば、特許文献1では、画像投影装置において、WEP(Wired Equipment Privacy)キーなどの無線通信の設定情報をスクリーンに投影し、コンピュータ装置の利用者がスクリーンに投影された設定情報を見ながら、コンピュータ装置へ入力することによって、コンピュータ装置と画像投影装置との無線接続を確立する技術が提案されている。
また、特許文献2では、USBコネクタを備えた情報記憶媒体によって、コンピュータ装置に設定されている無線通信の設定情報をUSBコネクタを介して読み取り、その後、情報記憶媒体をUSBコネクタを介して画像投影装置に接続することにより、コンピュータ装置から読み取った無線通信の設定情報を画像投影装置に設定する技術が提案されている。
また、特許文献3では、画像投影装置における無線通信の設定情報と同一の情報を記憶すると共にドライバプログラムを記憶したUSBメモリと、無線接続モジュールとを画像投影装置と同梱して販売し、コンピュータ装置にUSBメモリを接続して、無線通信の設定情報とドライバプログラムとをコンピュータ装置に自動的に収納し、その後無線接続モジュールを接続することによって、画像投影装置とコンピュータ装置との無線接続を確立する技術が提案されている。
特開2003−069923号公報 特開2005−202754号公報 特開2005−285091号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、画像投影装置における無線通信の設定情報を視覚的に把握することができるものの、コンピュータ装置への無線通信の設定情報は手動で行わなければならず、ある程度の知識と時間が必要である。
また、特許文献2に記載の技術では、無線通信の設定情報を手動で入力する必要がない点で利点があるが、コンピュータ装置に設定されている無線通信の設定情報を画像投影装置に設定することになることから、例えば、会議などで画像投影装置に投影させる画像を出力するコンピュータ装置を切り替えなければならないときには、切り替え先のコンピュータ装置にUSBコネクタを備えた情報記憶媒体を接続した後、更に、画像投影装置に接続する必要があり、作業が煩雑となる。しかも、コンピュータ装置に、予めWEPキーなどの暗号情報の設定やアクセスポイントとしての設定などを手動で行わなければならず、特許文献1の記載の技術と同様に、ある程度の知識と時間が必要である。
また、特許文献3に記載の技術では、画像投影装置における無線通信の設定情報と同一の情報を記憶したUSBメモリをコンピュータ装置に接続することにより、コンピュータ装置に無線通信の設定を自動で行うことができる点で特許文献1及び特許文献2に比べて優れているが、USBメモリ以外に、専用の無線接続モジュールが必要となるため開発コスト及び製造コストの面で問題がある。しかも、画像投影装置における無線通信の設定情報は、固定であることから、一旦無線通信の設定情報が漏洩してしまうと、画像投影装置とコンピュータ装置との無線通信を傍受されてしまう恐れがあり、セキュリティ上問題がある。例えば、画像投影装置を複数グループで共用する場合など、第1のグループが使ったあとでも無線通信の設定情報は第1のグループのコンピュータ装置に残っているので、次の第2のグループが画像投影装置を使用開始しても、第1のグループから継続して無線通信が可能となり、セキュリティ上問題があった。
そこで、本発明はかかる課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、無線部を有し、前記無線部で受信される画像データに応じた画像を投影する画像投影装置に、前記画像データを無線通信により送信するコンピュータ装置の無線部として機能する無線デバイスであって、前記画像投影装置及び前記コンピュータ装置のいずれにも接続可能なコネクタと、前記画像投影装置に前記コネクタを接続したときに、前記画像投影装置から前記無線通信の設定情報を書き込み可能であり、かつ前記コンピュータ装置に前記コネクタを接続したときに、前記画像投影装置から書き込まれた前記無線通信の設定情報を前記コンピュータ装置により読み出し可能な無線設定情報記憶部と、前記コンピュータ装置に前記コネクタを接続したときに、前記画像投影装置から書き込まれた前記無線通信の設定情報に基づいた設定により前記画像投影装置の無線部と通信を行う無線通信部とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記画像投影装置に画像データを前記無線通信部を介して送信する画像送信手段として前記コンピュータ装置を機能させるプログラムを格納するプログラム格納部を備えたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記画像投影装置への前記画像データの送信動作の停止を指示する画像送信停止操作部を備え、前記画像送信手段は、前記画像送信停止操作部が操作されたとき、前記画像投影装置に前記特定画像を投影させるための要求を前記無線通信部を介して前記画像投影装置へ送信することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記無線通信の設定情報には、前記無線通信部を機能させる有効時間を含むことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記無線設定情報記憶部に記憶された前記有効時間を延長する有効時間延長手段を設けたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載の発明において、前記画像送信手段は、前記画像投影装置から送信される時間情報と前記無線設定情報記憶部に記憶された前記有効時間とに基づき、前記有効時間が経過したと判定すると、前記無線通信部の機能を停止することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、無線部を有し、前記無線部で受信される画像データに応じた画像を投影する画像投影装置と、前記画像投影装置に前記画像データを送信するコンピュータ装置と、前記コンピュータ装置の無線部として機能する無線デバイスとを備えた画像投影システムにおける前記画像投影装置において、前記画像投影装置は、前記無線デバイスのコネクタを接続可能な接続部と、前記無線デバイスが前記接続部に接続されたとき、前記無線通信の設定情報を前記無線デバイスの無線設定情報記憶部に書き込む制御部とを備えたことを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記制御部は、前記無線デバイスが前記接続部に接続されたとき、前記無線部の動作を所定期間停止することを特徴とする
また、請求項9に記載の発明は、請求項7又は請求項8に記載の発明において、に記載の発明において、前記制御部は、当該画像投影装置の電源がONとなったときに、前記無線デバイスが前記接続部に接続されているときは、前記無線通信の設定情報を前記無線デバイスの無線設定情報記憶部に書き込むことを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項7又は請求項8に記載の発明において、に記載の発明において、前記無線デバイスの無線設定情報記憶部に対して前記無線通信の設定情報の書き込み動作を指示する書き込み指示操作部を備え、前記制御部は、前記書き込み指示操作部が操作されたとき、前記無線通信の設定情報を前記無線デバイスの前記無線設定情報記憶部に書き込むことを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項7〜10のいずれか1項に記載の発明において、前記制御部は、前記無線デバイスの識別情報が特定の識別情報でないと判定すると、前記無線デバイスの設定情報記憶部へ前記無線通信の設定情報の書き込みを行わないことを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項7〜11のいずれか1項に記載の発明において、前記無線通信の設定情報には、前記無線通信における暗号キーを含み、前記無線通信の設定情報を前記無線デバイスの無線設定情報記憶部に書き込む前に、前記無線通信の設定情報のうち少なくとも前記暗号キーを生成する設定情報生成部を備えたことを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、前記設定情報生成部は、当該画像投影装置の電源がONとなる毎に、前記無線通信の設定情報のうち少なくとも前記暗号キーを生成して更新することを特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、請求項12又は請求項13に記載の発明において、前記無線通信の設定情報のうち少なくとも前記暗号キーを生成して更新する動作を指示する更新指示操作部を備え、前記設定情報生成部は、前記更新操作部が操作される毎に、前記無線通信の設定情報のうち少なくとも前記暗号キーを生成して更新することを特徴とする。
また、請求項15に記載の発明は、請求項12〜14のいずれか1項に記載の発明において、前記無線部を介して前記コンピュータ装置との通信が行われない期間が所定期間以上となったとき、前記無線通信の設定情報のうち少なくとも前記暗号キーを生成して更新することを特徴とする。
また、請求項16に記載の発明は、請求項12〜15のいずれか1項に記載の発明において、前記無線通信の設定情報には、前記無線デバイスにおける無線通信部を機能させる有効期間を含み、前記設定情報生成部は、前記有効期間を生成することを特徴とする。
また、請求項17に記載の発明は、無線部を有し、前記無線部で受信される画像データに応じた画像を投影する画像投影装置と、前記画像投影装置に前記画像データを送信するコンピュータ装置と、前記コンピュータ装置の無線部として機能する無線デバイスとを備えた画像投影システムにおいて、前記無線デバイスは、前記画像投影装置及び前記コンピュータ装置のいずれにも接続可能なコネクタと、前記画像投影装置に前記コネクタを接続したときに、前記画像投影装置から前記無線通信の設定情報を書き込み可能であり、かつ前記コンピュータ装置に前記コネクタを接続したときに、前記画像投影装置から書き込まれた前記無線通信の設定情報を前記コンピュータ装置により読み出し可能な無線設定情報記憶部と、前記コンピュータ装置に前記コネクタを接続したときに、前記画像投影装置から書き込まれた前記無線通信の設定情報に基づいた設定により前記画像投影装置の無線部と通信を行う無線通信部とを備えたことを特徴とする。
請求項1,17に記載の発明における無線デバイスは、無線部を有し、無線部で受信される画像データに応じた画像を投影する画像投影装置に、画像データを無線通信により送信するコンピュータ装置の無線部として機能するものであり、画像投影装置及びコンピュータ装置のいずれにも接続可能なコネクタと、画像投影装置にコネクタを接続したときに、画像投影装置から無線通信の設定情報を書き込み可能であり、かつコンピュータ装置にコネクタを接続したときに、画像投影装置から書き込まれた無線通信の設定情報をコンピュータ装置により読み出し可能な無線設定情報記憶部と、コンピュータ装置にコネクタを接続したときに、画像投影装置から書き込まれた無線通信の設定情報に基づいた設定により画像投影装置の無線部と通信を行う無線通信部とを備えたので、画像投影装置によって設定された無線通信の設定情報に基いて、画像投影装置とコンピュータ装置との間の通信を行うことができ、機密性の高い無線デバイス或いは画像投影システムを提供することが可能となる。
また、請求項2に記載の発明によれば、画像投影装置に画像データを無線通信部を介して送信する画像送信手段としてコンピュータ装置を機能させるプログラムを格納するプログラム格納部を備えたので、コンピュータ装置は、このプログラム格納部からプログラムを読み出して実行することにより、画像投影装置に画像データを無線通信部を介して送信する画像送信手段として機能することになり、無線デバイスを用いての無線通信設定を容易に行うことができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、画像投影装置への画像データの送信動作の停止を指示する画像送信停止操作部が操作されたとき、画像投影装置に特定画像を投影させるための要求を無線通信部を介して画像投影装置へ送信するので、コンピュータ装置のユーザの操作によって、コンピュータ装置から送信する画像データに代えて特定の画像を画像投影装置から投影させることができ、コンピュータ装置から送信される画像データを見せたくないときに有効となる。
また、請求項4,16に記載の発明によれば、無線通信の設定情報には、無線通信部を機能させる有効時間を含むので、画像投影装置によって無線デバイスによる画像投影装置との無線通信の有効時間を設定することができる。従って、例えば、プレゼンテーションなどの会議に画像投影装置を使用され、不特定多数の参加者のコンピュータ装置が用いられる場合であっても、以前に画像投影装置を使用したコンピュータ装置であって無線デバイスを取り付けたコンピュータ装置から誤って画像データが送信され、画像投影装置から送信されることを回避することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、無線設定情報記憶部に記憶された有効時間を延長する有効時間延長手段を設けたので、プレゼンテーションなどの会議が延びた場合であっても、継続して、コンピュータ装置の画像データを画像投影装置から投影することができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、画像送信手段は、画像投影装置から送信される時間情報と無線設定情報記憶部に記憶され有効時間とに基づき、有効時間が経過したと判定すると、無線通信部の機能を停止するので、有効期間の精度を向上させることができる。すなわち、コンピュータ装置で生成する時間情報が誤っている場合であっても、有効期間を生成した画像投影装置の時間情報により有効時間の経過を検出することができるので、有効時間の経過を精度よく検出することができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、無線部を有し、無線部で受信される画像データに応じた画像を投影する画像投影装置と、画像投影装置に画像データを送信するコンピュータ装置と、コンピュータ装置の無線部として機能する無線デバイスとを備えた画像投影システムにおける画像投影装置において、画像投影装置は、無線デバイスのコネクタを接続可能な接続部と、無線デバイスが接続部に接続されたとき、無線通信の設定情報を無線デバイスの無線設定情報記憶部に書き込む制御部とを備えたので、画像投影装置によって無線デバイスに対して無線通信の設定情報を設定し、この設定情報に基いて画像投影装置とコンピュータ装置との間の通信を行うことができるので、機密性の高い画像投影システムを提供することが可能となる。
また、請求項8に記載の発明によれば、制御部は、無線デバイスが接続部に接続されたとき、無線部の動作を所定期間停止するので、画像投影装置において、無線デバイスと無線部との意図しない通信を回避することができるとともに、無線部を停止することにより消費電力を低減することができる。
また、請求項9に記載の発明によれば、制御部は、画像投影装置の電源がONとなったときに、無線デバイスが接続部に接続されているときは、無線通信の設定情報を無線デバイスの無線設定情報記憶部に書き込むので、例えば、無線デバイスのコネクタを画像投影装置に接続した状態を、画像投影装置及び無線デバイスの収納状態とすれば、画像投影装置の電源ONにするだけで、無線デバイスへの書き込みが行われ、利便性に優れる。
また、請求項10に記載の発明によれば、無線デバイスの無線設定情報記憶部に対して無線通信の設定情報の書き込み動作を指示する書き込み指示操作部を備え、制御部は、書き込み指示操作部が操作されたとき、無線通信の設定情報を前記無線デバイスの無線設定情報記憶部に書き込むので、ユーザの希望するタイミングにより無線デバイスへ無線通信の設定情報を書き込みことが可能となる。
また、請求項11に記載の発明によれば、制御部は、無線デバイスの識別情報が特定の識別情報でないと判定すると、無線デバイスの設定情報記憶部へ無線通信の設定情報の書き込みを行わないので、専用のデバイスのみを無線デバイスとして用いることができる。
また、請求項12に記載の発明によれば、無線通信の設定情報には、無線通信における暗号キーを含み、無線通信の設定情報を無線デバイスの無線設定情報記憶部に書き込む前に、無線通信の設定情報のうち少なくとも暗号キーを生成する設定情報生成部を備えたので、コンピュータ装置と画像投影装置との間の無線通信を傍受されてしまう恐れを低減することができる。
また、請求項13に記載の発明によれば、設定情報生成部は、画像投影装置の電源がONとなる毎に、無線通信の設定情報のうち少なくとも暗号キーを生成して更新するので、仮に暗号キーが知られた場合であっても、その後にコンピュータ装置と画像投影装置との間の無線通信を傍受されてしまう恐れを低減することができる。しかも、暗号キーが異なることになるため、以前に画像投影装置を使用したコンピュータ装置であって無線デバイスを取り付けたコンピュータ装置から誤って画像データが送信され、画像投影装置から送信されることを回避することができる。
また、請求項14に記載の発明によれば、無線通信の設定情報のうち少なくとも前記暗号キーを生成して更新する動作を指示する更新指示操作部を備え、設定情報生成部は、記更新操作部が操作される毎に、無線通信の設定情報のうち少なくとも暗号キーを生成して更新するので、仮に暗号キーが知られた場合であっても、その後にコンピュータ装置と画像投影装置との間の無線通信を傍受されてしまう恐れを低減することができる。しかも、暗号キーが異なることになるため、以前に画像投影装置を使用したコンピュータ装置であって無線デバイスを取り付けたコンピュータ装置から誤って画像データが送信され、画像投影装置から送信されることを回避することができる。また、画像投影装置の電源をOFFからONにしたときに暗号キーを生成して更新するように構成した場合でも、画像投影装置の電源をOFFにすると、光源であるランプの起動に時間がかかることから、画像投影装置の電源をOFFしたくない場合がある。会議室に画像投影装置を設置しており、会議が連続するような場合である。このような場合であっても、更新指示操作部を設けているため極めて便利である。
また、請求項15に記載の発明によれば、設定情報生成部は、無線部を介してコンピュータ装置との通信が行われない期間が所定期間以上となったとき、無線通信の設定情報のうち少なくとも暗号キーを生成して更新するので、所定期間以上コンピュータ装置と画像投影装置との通信がないときには、例えば、一つのプレゼンテーションが終了したと判定することができるので、プレゼンテーションごとに暗号キーを変更することができる。
(画像投影システムSの概要)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態における画像投影システムSの全体構成図、図2は本実施形態における画像投影システムSにおける概略動作を説明するための図、図3は無線デバイスの外観図である。
図1に示すように、本実施形態における画像投影システムSは、外部から入力される画像データに応じた画像をスクリーンに投影する画像投影装置2と、画像投影装置2へ画像データを送信するパーソナルコンピュータ3(以下、「コンピュータ装置3」とする。)と、コンピュータ装置3の無線部として機能するUSBドングルである無線デバイス1とを備えている。コンピュータ装置3は、無線デバイス1における後述のUSBコネクタ105(図3及び図4参照)を接続することによって、無線デバイス1を介して画像投影装置2に画像データを送信する。画像投影装置2は、コンピュータ装置3から無線デバイス1を介して無線通信により送信される画像データを受信して、この画像データに応じた画像をスクリーンに投影する。
ここで、画像投影装置2と無線デバイス1との間の無線通信は、IEEE802.11a/b/gなどの無線LAN(Local Area Network)規格を満たすことができるように、画像投影装置2及び無線デバイス1は、それぞれ無線LAN規格に準拠した無線部を有している。
無線LANにおいては、上述のように無線通信を行うための設定を予め行わなければならい。設定しなければならない無線通信の設定情報(以下、「無線設定情報」とする。)としては、ネットワーク名であるSSID(Extended Service Set Identifier)や暗号キーであるWEP(Wired Equipment Privacy)キーなどがあり、ある程度知識がなければ設定することができず、その作業も煩雑である。
そこで、本実施形態における画像投影システムSにおいては、無線デバイス1に無線設定情報を記憶させる無線設定情報記憶部を設けており、これにより無線設定情報の設定を自動的に行うこととしている。しかも、所定のタイミングで暗号キーを変更するようにしており、秘匿性を向上させている。
ここで、画像投影システムSにおける無線通信の設定手順を簡単に説明する。図2は、本実施形態における無線通信の設定手順を説明するための図である。
図2(a)に示すように、無線デバイス1のUSBコネクタ105を画像投影装置2のUSBインターフェイス201に接続する。画像投影装置2は、無線デバイス1がUSBインターフェイス201を介して接続されたことを検出すると、画像投影装置2の無線部による通信に必要な無線設定情報をUSBインターフェイス201を介して無線デバイス1の記憶部に書き込む。このとき、無線デバイス1の書き込み中ランプ150(図3参照)が点滅し、無線設定情報を書き込み中であることが知らせられる。
画像投影装置2の無線部で用いる無線設定情報を書き込むタイミングは、(a)無線デバイス1が画像投影装置2に接続されたとき、(b)画像投影装置2の電源がONになったときに無線デバイス1が画像投影装置2に接続されているとき、或いは(c)画像投影装置2に設けられた書き込み指示操作部としての設定書込ボタン230(図1及び図2参照)が操作されたとき、などがある。
なお、無線デバイス1が特定のデバイスでないときには、無線設定情報の書き込みは行われない。これは、接続されたデバイスがどのようなデバイスであっても書き込むことにすると、粗悪な無線デバイス1の不正規品(コピー品など)によって画像投影システムSの動作が不安定となることを回避するためであり、専用のデバイスのみを無線デバイスとして用いることができるようにしている。接続されたデバイスが、専用の無線デバイス1であるか否かは、画像投影装置2が。そのデバイスに付与されている識別情報をデバイスから読み込み、例えば、この識別情報のうちメーカを示す部分が特定の情報であることを検出することによって判断することができる。
無線デバイス1への無線設定情報の書き込みが終了すると、書き込み中ランプ150の点滅が終了するので、図2(b)に示すように、無線デバイス1を画像投影装置2から取り外して、今度はコンピュータ装置3のUSBインターフェイス301に接続する。
コンピュータ装置3に無線デバイス1が接続されると、コンピュータ装置3は無線デバイス1に格納されたデバイスドライバプログラム(以下、「デバイスドライバ」と略す)、無線設定アプリケーションプログラム(以下、「無線設定アプリケーション」と略す)及び画像転送アプリケーションプログラム(以下、「画像転送アプリケーション」と略す)をインストールする。コンピュータ装置3の制御部は、無線設定アプリケーションの実行により、無線デバイス1の記憶部から無線設定情報を取り出し、この無線設定情報をデバイスドライバを用いて無線デバイス1の無線通信部に設定する。また、コンピュータ装置3の制御部は、画像転送アプリケーションの実行により、画像投影装置2に画像データを無線通信部を介して送信する画像送信手段として機能する。
以上により、画像投影装置2及び無線デバイス1の無線設定情報を合わせることができ、画像投影装置2と無線デバイス1との間で無線通信が可能となる。その後、図2(c)に示すように、コンピュータ装置3の画像転送アプリケーションの実行によりコンピュータ装置3から無線デバイス1を介して、画像投影装置2へ画像データが送信され、画像投影装置2ではその画像データに基づいた画像をスクリーンに投影する。
また、無線デバイス1には、図3に示すように、画像送信停止操作部としての画像転送停止スイッチ140が設けられている。この画像転送停止スイッチ140が操作されると、コンピュータ装置3の画像転送アプリケーションがその操作を検出して、表示画面の転送を停止し、画像投影装置2から特定画像を投影させるための要求を無線デバイス1を介して画像投影装置2へ送信する。この要求を受信すると、画像投影装置2は、特定画像を投影する。この特定画像は、画像投影装置2に記憶させた画像データに基づく画像であり、例えば、黒画像、風景画像、「No Signal」を投影する画像などとすることができる。これにより、コンピュータ装置3のユーザは、コンピュータ装置3から画像転送を容易に停止することができ、コンピュータ装置3の画面を切り替える等の煩雑さを回避することができる。
また、画像投影装置2によって無線デバイス1に設定される無線設定情報には、無線デバイス1の無線部(後述の無線通信部107)を機能させる有効時間が含まれる。コンピュータ装置3の画像転送アプリケーションは、この有効時間を読み取ることにより、無線デバイス1の無線部による無線通信を行うことができる時間を制限する。
また、無線デバイス1には、図3に示すように、この有効時間を延長する有効時間延長手段としての通信時間延長ボタン141が設けられており、この通信時間延長ボタン141が操作されると、コンピュータ装置3の画像転送アプリケーションがその操作を検出し、無線デバイス1から読み出していた有効時間を延長するように変更する。
コンピュータ装置3の画像転送アプリケーションは、画像投影装置2から送信される時刻情報を受信する機能を有しており、この時間情報と無線デバイス1から読み出した有効時間とに基づき、有効時間が経過したと判定する。有効時間が経過したと判断した場合には、無線デバイス1の無線通信部の機能を停止する。
ところで、画像投影装置2が無線デバイス1に書き込む無線設定情報が常に一定では、セキュリティ上好ましくない。また、無線デバイス1を外し忘れたコンピュータ装置3から意図しない画像データが画像投影装置2に送信されてしまう恐れがある。そこで、画像投影装置2は無線設定情報のうち少なくとも暗号キーを更新する。
画像投影装置2が無線設定情報を更新するタイミングは、(a)画像投影装置2の電源がOFFからONになったとき、或いは(b)画像投影装置2に設けられた更新操作部としての更新ボタン231(図1及び図2参照)が操作されたとき、(c)無線デバイス1とコンピュータ装置3との通信が行われない期間が所定期間以上になったとき、などがある。
(各装置の構成及び動作の説明)
以上のように構成される画像投影システムSについて、その構成及び動作について更に詳細に説明する。以下、本発明の実施の形態における無線デバイス1、画像投影装置2及びコンピュータ装置3のそれぞれの具体的構成及び動作を説明する。
(無線デバイスについて)
まず、無線デバイス1の構成及び動作について説明する。図4は無線デバイス1のブロック図、図5は無線デバイス1の機能ブロック図、図6はメモリコントローラ機能部の構ブロック図である。
無線デバイス1は、図4に示すように、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、フラッシュメモリ104、USBコネクタ105、USB接続回路106、無線通信部107、操作部108、報知部109などから構成されており、持ち運び可能にコンパクトに設計されている。
CPU101は、ROM103に格納された制御プログラムを読み出して実行することによって、無線デバイス1の制御部として機能する。また、ROM103には、識別情報(例えば、MACアドレス)が格納されており、CPU101の制御により、USBコネクタ105を介して、画像投影装置2やコンピュータ装置3へこの識別情報を送信することができる。
RAM102は、CPU101によってワーキングメモリなどとして使用される。また、フラッシュメモリ104は、無線設定情報などを格納する無線設定情報記憶部等として機能する。
ここで、無線設定情報には、図9に示すように、無線LAN規格種別(バンド)、ネットワークモード、ネットワーク名(ESSID)、無線チャンネル、認証レベル、暗号化レベル、データ暗号化方式、暗号キー、IPアドレス、サブネットマスク、DNSのアドレス、有効時間などが含まれる。ネットワークモードには、アクセスポイントを必要とするインフラストラクチャーモードとアクセスポイントを必要としないアドホックモードがあるが、ここでは、無線デバイス1と画像投影装置間で直接無線通信ができるようにアドホックモードに設定される。
USBコネクタ105は、汎用のUSBコネクタであり、画像投影装置2及びコンピュータ装置3のUSBコネクタに接続することができる。USBコネクタ105を画像投影装置2又はコンピュータ装置3に接続したときに、CPU101は、これらの装置とのデータの送受信をUSB接続回路106を介して行う。USB接続回路106は、USB規格に準じてデータの送受信を行うためのインターフェイス回路である。
このUSBコネクタ105が画像投影装置2に接続されたとき、フラッシュメモリ104に画像投影装置2から無線設定情報を書き込み可能となるように、CPU101によって制御される。また、USBコネクタ105がコンピュータ装置3に接続されたとき、フラッシュメモリ104に書き込まれた無線設定情報をコンピュータ装置3により読み出し可能となるように、CPU101により制御される。
無線通信部107は、アンテナ110と、RF部111と、ベースバンド部112とを有しており、無線LAN規格に基づいてデータの送受信を行うことができる。なお、RF部111とベースバンド部112とはWLAN(Wireless Local Area Network)チップにより構成される。
無線通信部107は、コンピュータ装置3にUSBコネクタ105を接続したときに、画像投影装置2から書き込まれた無線設定情報に基づいた設定により画像投影装置の無線部と通信を行う。ここで、画像投影装置2から書き込まれた無線設定情報はまずコンピュータ装置3に読み込まれ、このように読み込んだ無線設定情報をコンピュータ装置3から無線デバイス1へ送信して、無線通信部107をその無線設定情報に従って無線通信を行わせるようにする方式や、CPU101が画像投影装置2から無線設定情報を読み込んで無線通信部107をその無線設定情報に従って無線通信を行わせる方式などがあり、ここでは、前者の方式を例に挙げて説明する。
操作部108は、画像転送停止スイッチ140、通信時間延長ボタン141やリセットボタン142(図3参照)などを有しており、これらのボタンが操作されると、CPU101がその操作を検出し、検出した操作に応じた処理を行う。
画像転送停止スイッチ140は、画像投影装置2への画像データの送信動作の停止を指示するためのスライドスイッチ(画像送信停止操作部の一例に相当)であり、画像停止ONモードと、画像停止OFFモードとを切り替える切替スイッチである。コンピュータ装置3にUSBコネクタ105を介して接続されている状態で、この画像転送停止スイッチ140が画像停止ONモード側へ操作されたとき、CPU101は、その旨の情報をコンピュータ装置に通知する。コンピュータ装置3のCPU305は、その情報を受信すると、画像転送アプリケーションの実行により、画像投影装置に特定画像(ここでは、黒画面画像)を投影させるための要求を無線通信部107を介して画像投影装置2へ送信する。
なお、コンピュータ装置3にUSBコネクタ105を介して接続されている状態で、この画像転送停止スイッチ140が画像停止ONモード側へ操作されたとき、CPU101は、コンピュータ装置3から入力されるデータを画像投影装置1へ送信せずに、画像投影装置に特定画像を投影させるための要求を無線通信部107を介して画像投影装置2へ送信するようにしてもよい。
通信時間延長ボタン141は、フラッシュメモリ104に記憶された無線設定情報のうち有効時間を変更するための操作ボタン(有効時間延長手段の一例に相当)であり、押しボタン式のスイッチである。コンピュータ装置3にUSBコネクタ105を介して接続されている状態で、この通信時間延長ボタン141が操作(押下)されたとき、CPU101は、画像投影装置2と無線通信するための有効時間を延長する処理を行う。この処理は、CPU101が、通信時間延長ボタン141が画像停止ONモード側へ操作されたことコンピュータ装置3へ通知し、このコンピュータ装置3が無線デバイス1から取り出した有効時間を延長することによって行う。つまり、コンピュータ装置3は、画像投影装置2との無線通信を行うに当たり、無線デバイス1のフラッシュメモリ104に書き込まれた有効時間を読み出しておき、コンピュータ装置3の記憶部に記憶しておく。このように記憶した有効時間を経過したか否かを判定する。また、この記憶した有効時間を変更することによって有効時間を延長する。
なお、CPU101によってフラッシュメモリ104に記憶した無線設定情報のうち有効時間を取り出し、この有効時間に延長時間(例えば、1時間)を加算し、フラッシュメモリ104に記憶した有効時間を上書きすることによって有効時間の延長を行うようにしてもよい。この場合、コンピュータ装置3の制御部203は、有効時間が経過したかの判定を行う毎に、無線デバイス1から有効時間を読み出すことになる。
報知部109は、書き込み中ランプLED150、画像転送中ランプ151、アラームランプ152(図3参照)などを有しており、CPU101は、状況に応じてこれらのランプを点灯或いは点滅させる。例えば、無線設定情報がフラッシュメモリ104に書き込まれ中であるときには書き込み中ランプLED150を点滅させる。また、コンピュータ装置3から画像投影装置3へ画像データを送信中であるときには画像転送中ランプ151を点滅させる。なお、これらのランプは、LEDなどによって構成される。
ここで、図5に無線デバイス1の機能ブロック図を示す。図5に示すように、無線デバイス1は、USBインターフェイス機能部120と、メモリコントローラ機能部121と、USBハブ機能部122と、無線通信機能部123とを有している。
USBインターフェイス機能部120は、図4におけるUSBコネクタ105及びUSB接続回路106に対応し、画像投影装置2やコンピュータ装置3との間でUSB規格に基づいてデータの送受信を行う。
メモリコントローラ機能部121は、図4におけるCPU101及びフラッシュメモリ104に対応し、フラッシュメモリ104を、無線設定情報を記憶するUSBメモリとしての機能させるリムーバル認識部124と、フラッシュメモリ104を、画像転送プログラムをコンピュータ装置3へ転送するためのCD−ROMとしての機能させるCD−ROM認識部125とを備えており、USBハブ機能部122によって無線デバイス1を画像投影装置2やコンピュータ装置3にUSBメモリ及びCD−ROMとしてそれぞれ認識させるようにしている。
無線通信機能部123は、図4における無線通信部107に対応し、無線デバイス1のUSBコネクタ105をコンピュータ装置3に接続したときに、コンピュータ装置3にインストールされたドライバソフトによって制御される。
メモリコントローラ機能部121は、図6に示すように、リムーバル認識部124及びCD−ROM認識部125を有する他、物理メモリ部(フラッシュメモリ104の一部)には、無線設定アプリケーションや画像転送アプリケーションなどの複数のアプリケーションプログラム130と、デバイスドライバ131と、インストーラプログラム132と、無線設定情報133とが記憶される。なお、物理メモリ部としてのフラッシュメモリ104は、一つのフラッシュメモリで構成しても複数のフラッシュメモリで構成してもよい。
画像転送アプリケーションは、コンピュータ装置3にインストールされることにより、コンピュータ装置3に、無線デバイス1を制御して、コンピュータ装置3からの画像データを画像投影装置2へ送信する画像送信手段として機能させるものである。
また、デバイスドライバ131は、コンピュータ装置3にインストールされることにより、コンピュータ装置3に、無線デバイス1の無線通信部107を制御する機能を実行させるものである。
また、無線設定アプリケーションは、コンピュータ装置3にインストールされることにより、コンピュータ装置3に、無線デバイス1に無線設定情報などを設定する機能を実行させるものである。
インストーラプログラム132は、コンピュータ装置3によって実行されることにより、画像転送アプリケーション130やデバイスドライバ131をコンピュータ装置3にインストールするものである。
(画像投影装置2について)
画像投影装置2は、図7に示すように、USBコネクタ(接続部の一例に相当する)を有し、USB規格に基づく通信を行うUSBインターフェイス201と、各種操作を行うための操作パネル202と、画像投影装置2全体を制御する制御部203と、無線設定情報などの情報を保持するための不揮発性メモリ204と、計時手段である時計回路205と、無線LAN規格に準拠した無線通信を行う無線部206と、外部から映像信号を入力する映像信号入力回路207と、映像信号入力回路207を介して入力される映像信号や無線部206を介して受信される画像データに基づいた画像を投影する投影部208とを備えており、これらはハウジングに内蔵される。
USBインターフェイス201のUSBコネクタには、無線デバイス1のUSBコネクタを接続することができる。制御部203は、無線デバイス1のUSBコネクタ105がUSBインターフェイス201に接続されているか否かを検出し、接続されている場合には、無線デバイス1とのデータの送受信を行う。
操作パネル202は、投影装置において使用者が操作可能な箇所、すなわちハウジングの外壁面の適所に設けられており、使用者がこの操作パネル202を操作することによって、その操作内容に応じた制御を制御部203が実行する。操作パネル202には、上述した設定書込ボタン230(書き込み指示操作部の一例に相当)や更新ボタン231(更新操作部の一例に相当)などが配置されている。
制御部203は、CPU,ROM,RAMなどを内蔵しており、CPUがROMに予め格納されたプログラムを読み出して実行することによって制御部として機能する。なお、RAMはワーキングメモリなどとして用いられる。
不揮発性メモリ204は、例えば、フラッシュメモリ(flash memory)などから構成され、制御部203によって生成される無線設定情報などを保持する。
無線部206は、アンテナとアンテナを介して無線信号を送受信するRF(無線)ユニットなどから構成される無線回路210と、無線回路210により送受信する無線信号を無線LAN規格に準じた無線信号とする処理を行う無線制御部211とを備えている。なお、ここでの無線制御部211は、マイクロコンピュータから構成される。
映像信号入力回路207は、コンポジット映像信号(例えばNTSC映像信号)やコンポーネント映像信号(例えばRGB信号)などの映像信号を外部からケーブルを介して入力するときのためのものである。
投影部208は、ランプ駆動回路220と、光源221と、照明光学系222と、透過型液晶パネル223(以下、「LCD223」とする。)と、結像光学系224と、画像処理回路225と、LCD駆動回路226と、ピント調整回路227とを備えている。
光源221は、ランプなどから構成され、制御部203によって制御されたランプ駆動回路220から出力される信号に基づいて、点灯駆動されて発光する。光源221で発光された光は、照明光学系222によって、照明光としてLCD223に照射される。
画像処理回路225は、制御ユニットUによる制御に基づいて、映像信号入力回路207に入力された映像信号或いは無線部206により受信した画像データに対し、信号の付加や変更などの加工を行う。このように加工されて生成された画像信号は、LCD駆動回路226に入力される。
LCD223は、LCD駆動回路226によって駆動され、その表示面に映像を表示する。このように表示された映像は、照明光学系222からの照明光によって、光としてLCD223から出射される。続いて、この出射光は、結像光学系224及びハウジングの投影用開口部を通って、スクリーン(投射面)に投影される。このように、LCD223に表示される画像がスクリーンに投影される構成となっている。なお、ピント調整機構によって、スクリーンに投影する画像のピントを調整することができる。
ここで、画像投影装置2における無線情報の設定について、図8,図10及び図11のフローチャートを参照して具体的に説明する。図8は画像投影装置2における無線情報の設定処理のフローチャート、図9は無線設定情報の一例を示す図、図10は画像投影装置2における有効時間埋め込み処理のフローチャート、図11は画像投影装置2における暗号キー自動更新処理のフローチャートである。
まず、図8を参照して、画像投影装置2における無線情報設定の基本的な動作の一例について説明する。
図8に示すように、画像投影装置2の制御部203は、画像投影装置2の電源がONされたか否か、設定書込ボタン230がON(押下)されたか否か、及び無線デバイス1が挿入されたか否かを検出する(ステップS100)。この処理において、電源のON、設定書込ボタン230のON及び無線デバイス1の挿入のいずれかを検出すると(ステップS100:YES)、制御部203は、ステップS101の処理に移行する。
ステップS101において、制御部203は、無線部206の機能を動作させ、無線部206での無線信号の送受信を開始して(ステップS101)、処理をステップS102に移行する。
ステップS102において、制御部203は、USBインターフェイス201にUSBデバイスが挿入されているか否かを判定する(ステップS102)。この処理において、USBデバイスが挿入されていると判定すると(ステップS102:YES)、制御部203は、USBデバイスの識別情報を取得する(ステップS103)。ここでは、識別情報として、USBデバイスに割り当てられたMACアドレスを例に挙げて説明する。
次に、制御部203は、挿入されているUSBデバイスの識別情報が無線デバイス1が保有する識別情報であるか否かを判定する(ステップS104)。ここで、識別情報であるMACアドレスは、上位24ビットがベンダーIDとなっており、下位24ビットがベンダー毎に割り当てるシリアル番号となっている。制御部203は、USBデバイスのMACアドレスが所定のベンダーIDであり、かつ所定のシリアル番号となっているか否かを判定することにより、USBデバイスのMACアドレスが無線デバイス1のMACアドレスであるか否かを判定する。
この処理において、挿入されたUSBデバイスが無線デバイス1であると判定すると(ステップS104:YES)、制御部203は、無線部206の機能を停止して、無線部206での無線信号の送受信を停止する(ステップS105)。
その後、制御部203は、時計回路205から現時刻の情報を取得し(ステップS106)、さらに接続可能時間を不揮発性メモリ204から読み出す(ステップS107)。このとき、制御部203は、接続可能時間と現時刻とに基づいて、有効時間を算出する。例えば、接続可能時間が2時間であり、現時刻がPM2:30であるとすると、有効時間をPM4:30とする。また、年月日も有効時間に含める。
次いで、制御部203は、無線部206等で用いる暗号キーを生成して(ステップS108)、ステップS109に処理を移行する。このように、制御部203は、無線設定情報を無線デバイス1のフラッシュメモリ104に書き込む前に、無線設定情報のうち少なくとも暗号キーを生成する設定情報生成部として機能する。なお、暗号キーの生成は、無線デバイス1に無線設定情報を書き込む直前に行うようにしているが、画像投影装置の電源がONとなる毎に暗号キーの生成を行うようにすることもできる。また、設定書込ボタン230が操作される毎に暗号キーの生成を行うようにしてもよい。
ステップS109において、制御部203は、無線設定情報を不揮発性メモリ204から読み出す。ここで読み出す無線設定情報は、図9に示したように、ネットワークモード、ネットワーク名(暗号キーと有効時間を除く)などがある。なお、このように読み出した情報とステップS108で生成した暗号キー及びステップS107で生成した有効時間が無線デバイス1に書き込むための無線設定情報となる。但し、IPアドレスに関しては、画像投影装置2とは異なるIPアドレスが設定される。
次に、制御部203は、無線デバイス1への無線設定情報の書き込み処理を開始するために、無線デバイス1へ書き込み要求を行う。この要求が無線デバイス1で受信されると、無線デバイス1のCPU101は、書き込み中ランプ150を点灯させる(ステップS110)。
その後、制御部203は、無線設定情報を無線デバイス1のフラッシュメモリ104に書き込む。また、書き込み中ランプ150を点滅させる(ステップS110)。
(ステップS111)。制御部203は、書き込みが終了するまで待ち(ステップS112)、この書き込みが終了すると(ステップS112:YES)、処理をステップS113に移行する。
ステップS113において、制御部203は、無線デバイス1がUSBインターフェイス201から無線デバイス1が抜かれたか否かを判定する(ステップS114)。この処理において、無線デバイス1が抜かれたと判定すると(ステップS114:YES)、制御部203は、無線部206の機能を再開して、無線部206での無線信号の送受信を可能とし(ステップS115)、処理をステップS115に移行する。
ステップS102において、USBインターフェイス201にUSBデバイスが挿入されていないと判定すると(ステップS102:NO)、処理をステップS116に移行する。
また、ステップS104において、挿入されたUSBデバイスが無線デバイス1ではないと判定すると(ステップS104:NO)、制御部203は、処理をステップS116に移行する。なお、USBデバイスが無線部を有するデバイスであっても、その識別情報が特定の識別情報でないと判定すると、無線デバイス1ではないと判定して、無線設定情報の書き込みを行わないようにしている。
ステップS116において、制御部203は、電源がオフであるか否かを判断する。制御部203は、電源がオフであると判定した場合には(ステップS116:YES)、本処理を終了する一方、電源がオフではないと判定した場合には(ステップS116:NO)、ステップS100から繰り返し処理を実行することとなる。
以上のように、本実施形態における画像投影装置2の制御部203は、無線デバイス1がUSBコネクタ104に接続されると、画像投影装置2と無線通信を行うための無線設定情報をこの無線デバイス1に書き込むようにしている。また、無線デバイス1がUSBコネクタ104に接続されてから所定期間は、無線部206の動作を停止するようにしている。
ところで、上述の実施形態においては、暗号キーと有効時間とを別々の情報として無線デバイス1に書き込むこととしたが、暗号キーに有効時間を埋め込むようにしてもよい。
この場合、図10に示すように、制御部203は、まずランダム変数を生成する(ステップS120)。その後、制御部203は、不揮発性メモリ204に記憶している無線設定情報のうち接続可能時間の情報を取得し、このように取得した接続可能時間と時計回路205から得られた現時刻の情報と基づいて有効時間を演算する(ステップS121)。
次いで、制御部203は、不揮発性メモリ204に記憶している無線設定情報の暗号キーのモードが64bitなのか128bitなのかを判定する(ステップS122)。この処理において、暗号キーのモードが128bitであると判定する(ステップS122:YES)と、制御部203は、暗号キーの制限を13文字或いは26桁の16進数とする(ステップS123)。一方、暗号キーのモードが64bitであると判定すると、制御部203は、暗号キーの制限を5文字或いは10桁の16進数とする(ステップS124)。
その後、ステップS120で生成したランダム変数(ランダム値)とステップS121で演算した有効時間とに基づいて、制御部203は、暗号キーを生成する。この暗号キーは、ステップS123の処理或いはステップS124の処理によって制限された条件で生成されることになる。例えば、128bitの場合、13文字のうち、前半7文字をランダム変数で構成し、後半6文字を日時で構成する。このように、構成することにより、コンピュータ装置3の画像転送アプリケーションは、暗号キーにより有効時間を設定することができる。また、コンピュータ装置3のCPU305は、画像転送アプリケーションの実行により、暗号キーに基づいて、有効時間を検出することができる。
ところで、画像投影装置2によって生成する暗号キーを継続して同一の暗号キーとしてしまうと、仮に暗号キーが知られた場合に、その後にコンピュータ装置と画像投影装置との間の無線通信を傍受されてしまう恐れがある。上述においては、無線デバイス1に無線設定情報を書き込む毎に暗号キーを更新することによって、無線通信の秘匿性を向上させている。
ところが、複数のコンピュータ装置3の表示画像を切り替えて、画像投影装置2から表示画像を投影する場合、複数のコンピュータ装置3にそれぞれ接続するための、複数の無線デバイス1が必要となる。しかし、無線デバイス1毎に暗号キーを変更してしまうと、最新に画像投影装置2に接続した無線デバイス1のみしか画像投影装置と通信ができなくなってしまうという問題がある。また、無線デバイス1が接続される毎に暗号キーを変更しなければならず処理に負荷が生じる。
そこで、本実施形態の画像投影装置2においては、所定の条件を満たすときに、暗号キーを更新するようにしている。このように暗号キーを更新する手法の一例を、図面を参照して説明する。図11は、暗号キー自動更新処理のフローチャートである。
図11に示すように、暗号キー自動更新処理が開始されると、制御部203は、まず、経過時間を初期化する(ステップS130)。
その後、制御部203は、無線デバイス1がUSBインターフェイス201から抜かれたか否かを検出する(ステップS131)。この処理において、無線デバイス1がUSBインターフェイス201から抜かれたと判定すると(ステップS131:YES)、制御部203は、経過時間のカウントアップを開始(ステップS132)して、処理をステップS133に移行する。
ステップS133において、カウントアップしている経過時間を取得した後、制御部203は、画像投影装置2の無線部206が無線通信を行っている状態(無線接続中)であるか否かを判定する(ステップS134)。
この処理において、無線部206が無線通信を行っていない状態であると判定すると(ステップS134:NO)、制御部203は、経過時間が接続許容時間を越えたか否かを判定する(ステップS135)。一方、無線部206が無線通信を行っている状態であると判定すると(ステップS134:YES)、制御部203は、経過時間をリセット(ステップS137)して、処理をステップS131に移行する。
ステップS135において、経過時間が接続許容時間を越えたと判定すると(ステップS135:YES)、制御部203は、暗号キーの更新を行って暗号キー自動更新処理を終了する。一方、経過時間が接続許容時間を越えていないと判定すると(ステップS135:NO)、制御部203は、処理をステップS131に移行する。
このように本実施形態の画像投影装置2の制御部203は、無線部206を介してコンピュータ装置3との通信が行われない期間が所定期間以上(例えば、2時間以上)となったとき、無線設定情報のうち少なくとも暗号キーを生成して更新するようにしており、これにより暗号キー生成処理の負荷を低減することができる。また、複数の無線デバイス1に無線設定を行うことができる。なお、IPアドレスに関しては、制御部203は、無線デバイス1毎に異なるIPアドレスを割り当てるようにする必要がある。
また、暗号キーの更新を自動的に行うことに加え又は代えて、手動操作によって行うようにしてもよい。すなわち、画像投影装置2には、無線設定情報のうち少なくとも暗号キーを生成して更新する動作を指示する更新ボタン231を備えており、更新ボタン231が操作される毎に、無線設定情報のうち少なくとも暗号キーを生成して更新するようにしてもよい。画像投影装置2の電源をONのままにして、利用者や利用グループが交代する場合には、暗号キーを更新することにより高いセキュリティを確保できる。
(コンピュータ装置3について)
次に、コンピュータ装置3について、図面を参照して説明する。図12は本実施形態におけるコンピュータ装置3のブロック図である。
図12に示すように、コンピュータ装置3は、USBコネクタ301と、USBバスコントローラ302と、表示部であるLCD303と、LDC303に表示させるための処理を行うグラフィックスコントローラ304と、コンピュータ装置3全体の制御を行うCPU305と、プログラムや各種パラメータを格納するメモリ306と、これらを接続する第1のバス307を備えている。
さらに、コンピュータ装置3は、10BASE-Tや100BASE-TXに対応したLANインターフェイス310と、マウス311と、キーボード312と、CD/DVDドライブ313と、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ314と、ハードディスク315と、これらを接続する第2のバス316を備えている。そして、第1のバス307と第2のバス316とのデータのやり取りを制御するバスコントローラ308とを備えている。
USBコネクタ301とUSBバスコントローラ302によって、無線デバイス1や外付けキーボードなどのUSBデバイスとUSB規格に基づいたデータの送受信を処理を行うものである。
また、メモリ306には、オペレーティングシステム(OS)プログラムやプレゼンテーション用アプリケーションプログラムが格納されており、コンピュータ装置3の電源がオンになると、まずCPU305はメモリ306からOSプログラムを読み出して実行することにより、マウス311やキーボード312の入出力に関する機能や、メモリ306やハードディスク315などのメモリ管理など、コンピュータ装置の基本的な機能を実行可能にするものである。
そして、このOSプログラムがCPU305によって実行された状態で、プレゼンテーション用アプリケーションプログラムなどのコンピュータプログラムがメモリ306から読み出されて実行される。なお、後述のように、デバイスドライバや画像転送用アプリケーションプログラムがインストールされた場合には、これらもCPU305によって実行されることにより、各種の制御を行うことになる。
以上のように構成されたコンピュータ装置3における無線情報設定の基本的な動作の一例について説明する。図13は、コンピュータ装置3における無線情報設定の動作を示すフローチャートであり、コンピュータ装置3の制御部であるCPU305によって制御されるものである。
図13に示すように、コンピュータ装置3のCPU305は、無線デバイス1が接続されているか否かを判定する(ステップS200)。無線デバイス1が接続されているか否かの判定は、USBコネクタ301にUSBデバイスが接続されたか否かを判定し、さらにUSBデバイスが接続されたときに、このUSBデバイスが特定の識別情報を有しているかによって判定する。
この処理において、無線デバイス1が挿入されたと判定すると(ステップS200:YES)、CPU305は、オートラン動作の処理を開始する(ステップS201)。このオートラン動作処理は、図14におけるS220〜S227の処理であり、後述する。
オートラン動作処理が終了すると、CPU305は、画像転送アプリケーションが正常に起動しているか否かを判定する(ステップS202)。この処理において、画像転送アプリケーションが正常に起動していると判定する(ステップS202:YES)と、処理をステップS203に移行する。以下、ステップS203からS216までの動作は、CPU305が画像転送アプリケーションに従って動作することによって画像送信手段等として機能することによって実行される。
ステップS203において、CPU305は、USBコネクタ301を介して無線デバイス1の画像転送中ランプ151の点灯要求を行う。この点灯要求を受けると無線デバイス1のCPU101は画像転送中ランプ151を点灯する。
次に、CPU305は、コンピュータ装置3の表示部であるLCD303に表示している画面(以下、「表示画面」とする。)に応じた画像データを画像投影装置2に送信を開始する。この処理は、CPU305が、表示画像のデータをUSBコネクタ301を介して無線デバイス1へ送信し、この無線デバイス1から無線通信によって画像投影装置2へ送信されるものであり、このように送信された表示画像データを画像投影装置2が受信すると、この表示画像データに基づいた画像をスクリーンに投影することになる。
表示画像のデータを転送している状態で、CPU305は、無線デバイス1の画像転送停止スイッチ140がONにされたか否かを判定する(ステップS205)。ここで、無線デバイス1のCPU101は、画像転送停止スイッチ140が画像停止ONモード側(スイッチON)へと操作されたことを検出すると、USBコネクタ105を介してコンピュータ装置3にその旨の情報を通知する。この情報の通知を受けたとき、CPU305は、無線デバイス1の画像転送停止スイッチ140がスイッチONされたと判定することになる。
ステップS205において、無線デバイス1の画像転送停止スイッチ140がスイッチONへと操作されたと判定すると(ステップS205:YES)、CPU305は、無線デバイスの画像転送中ランプ151を消灯させ(ステップS209)、処理をステップS210に移行する。無線デバイスの画像転送中ランプ151の消灯は、点灯時と同様に、CPU305がUSBコネクタ301を介して無線デバイス1の画像転送中ランプ151の消灯要求を行うことによって実行される。一方、無線デバイス1の画像転送停止スイッチ140がスイッチONへと操作されていないと判定すると(ステップS205:NO)、CPU305は、処理をステップS206に移行する。
ステップS210において、CPU305は、画像投影装置2に特定画像である黒画面表示指示コマンドを無線デバイス1を介して画像投影装置2へ送信して、処理をステップS211に移行する。
ここで、黒画面表示指示コマンドの送信をCPU305の制御を行うこととしたが、無線デバイス1のCPU101が、画像転送停止スイッチ140がスイッチONへと操作されたときに、黒画面表示指示コマンドの送信を行うようにしてもよい。この場合、
ステップS211において、CPU305は、無線デバイス1の画像転送停止スイッチ140が画像停止OFFモード側(OFF)へと操作されたか否かを判定する。ここで、無線デバイス1のCPU101は、画像転送停止スイッチ140がスイッチOFFへと操作されたことを検出すると、USBコネクタ105を介してコンピュータ装置3にその旨の情報を通知する。この情報の通知を受けたとき、CPU305は、無線デバイス1の画像転送停止スイッチ140がスイッチOFFへと操作されたと判定することになる。
この処理において、無線デバイス1の画像転送停止スイッチ140がスイッチOFFへと操作されたと判定すると(ステップS211:YES)、CPU305は、処理をステップS206に移行する。
ステップS206において、CPU305は、画像投影装置2に対して時刻情報(現時刻の情報)を要求し、この要求に対して画像投影装置2から送信される時刻情報を取得して、処理をステップS207へ移行する。
ステップS207において、CPU305は、有効時間が経過したか否かを判定する。有効時間が経過したか否かの判定は、画像投影装置2から取得した時刻情報と無線デバイス1から読み込んだ無線設定情報とに基づいて行う。すなわち、有効時間が経過したか否かの判定を、画像投影装置2から取得した現時刻が無線デバイス1から読み込んだ無線設定情報に含まれる有効時間よりも遅い時間であるか否かにより判定する。
この処理において、有効時間を経過したと判定すると(ステップS207:YES)、CPU305は、タイムアウトメッセージをLCD303に表示して(ステップS212)、画像投影装置2との無線接続を切断する(ステップS213)。画像投影装置2との無線接続の切断は、無線デバイス1に対して、CPU305が、画像投影装置2との無線接続の切断の要求を送信し、無線デバイス1がこの要求に応じることによって行われる。無線接続の切断を終了すると、CPU305は、画像転送アプリケーションの実行を終了する(ステップS214)。
また、有効時間が経過していない場合であっても、CPU305は、有効時間まで所定時間(例えば、5分)を切ったと判定すると、有効時間を経過する前に有効時間を延長するように、LCD303に有効時間が迫っている旨の表示を行う。このLCD303への表示に代えて或いは共に、CPU305は、有効時間が迫っている旨の情報を無線デバイス1を介して画像投影装置2に送信し、画像投影装置2から投影する画像に、有効時間が迫っている旨の情報をスーパーンポーズさせるようにしてもよい。
また、ステップS207において、有効時間を経過していないと判定すると(ステップS207:NO)、CPU305は、無線デバイス1がコンピュータ装置3から抜かれたか否かを判定する(ステップS208)。この処理において、無線デバイス1がコンピュータ装置3から抜かれたと判定すると(ステップS208:YES)、CPU305は、エラーメッセージをLCD303に表示して(ステップS215)、画像転送アプリケーションの実行を終了する(ステップS216)。一方、無線デバイス1がコンピュータ装置3から抜かれていないと判定すると(ステップS208:YES)、CPU305は、処理をステップS205へ移行する。
ステップS202において、画像転送アプリケーションが正常に動作していないとき(ステップS202:NO)、或いは、ステップS214の処理、ステップS216の処理が終了すると、CPU305は、本メイン処理を終了する。
次に、ステップS201におけるオートラン動作処理について、図14を参照して説明する。図14はコンピュータ装置におけるオートラン処理のフローチャートである。このオートラン動作は、無線デバイス1が接続されたときに、この無線デバイス1のCD−ROM認識部125の機能により、CPU305が、無線デバイス1をCD−ROMとして認識し、自動的に無線デバイス1の情報を読み込むことによって動作するものである。
図14に示すように、CPU305は、自コンピュータ装置3にデバイスドライバ131がインストールされていないか否かを判定する(ステップS220)。この処理において、デバイスドライバ131がインストールされていないと判定すると(ステップS220:YES)、CPU305は、無線デバイス1のフラッシュメモリ104に記憶されている無線通信部107制御用のデバイスドライバ131をUSBコネクタ301を介して読み出し、自コンピュータ装置3に対してこのデバイスドライバ131のインストール処理を施す(ステップS221)。
ステップS221の処理が終了したとき、或いは、ステップS220において、デバイスドライバがインストールされていると判定したとき(ステップS220:YES)、CPU305は、無線設定アプリケーションを起動し、無線デバイス1に保持されている無線設定情報をUSBコネクタ301を介して読み出す(ステップS223)。
次に、CPU305は、WLAN(無線LAN)のネットワークの設定を行う(ステップS224)。このネットワーク設定は、無線デバイス1に対して行うものである。すなわち、CPU305は、USBコネクタ301を介して、無線デバイス1に無線設定情報を送信し、無線デバイス1はこの無線設定情報に従ってWLANのネットワークの設定を行う。WLANのネットワークの設定には、LAN通信を行うためのIPアドレス、サブネットマスク、DNSのIPアドレスなどのIPネットワークの設定と、ネットワーク名や暗号キーなど無線通信に必要な情報の設定とがある。
ステップS224の処理が終了すると、CPU305は、画像投影装置2との無線通信が無線デバイス1を介して接続されているか否か、言い換えれば画像投影装置2とネットワーク接続がされているか否かを判定する(ステップS225)。この処理において、画像投影装置2とのネットワーク接続が行われていると判定すると(ステップS225:YES)、CPU305は、画像転送アプリケーションを起動して実行する(ステップS226)。一方、画像投影装置2とのネットワーク接続が行われていないと判定すると(ステップS225:NO)、CPU305は、エラーメッセージ表示処理を行う(ステップS227)。このエラーメッセージ表示処理は、CPU305がLCD303にエラーメッセージを表示することによって行われる。
ステップS226の処理、又はステップS227の処理が終了すると、本オートラン動作処理を終了する。
なお、コンピュータ装置3のCPU305は、無線デバイス1の電源制御を行うようにしている。すなわち、無線デバイス1は、上述のようにメモリコントローラ機能部121と無線通信機能部123とを有しており、これらの電源をそれぞれ別々にON,OFF制御できるようにしている。このようにメモリコントローラ機能部121と無線通信機能部123と個別にON,OFFすることできるので、USBデバイスとしての限られた電力の範囲内で、信頼性の高い無線接続動作を実行することができる。例えば、ステップS220からS223においては、メモリコントローラ機能部121への電源をONにし、無線通信機能部123への電源はOFFにする。また、ステップS224からS227においては、メモリコントローラ機能部121への電源をOFFにし、無線通信機能部123への電源はONにするのである。また、無線デバイス1の記憶部に格納された画像転送アプリケーションをコンピュータ装置1のハードディスク315にコピーする場合には、メモリコントローラ機能部121への電源をONにし、無線通信機能部123への電源はOFFにする。
以上のように本実施形態の画像投影システムSでは、無線デバイス1は、無線部206を有し、無線部206で受信される画像データに応じた画像を投影する画像投影装置2に、画像データを無線通信により送信するコンピュータ装置3の無線部として機能するものである。この無線デバイス1には、画像投影装置2及びコンピュータ装置3のいずれにも接続可能なUSBコネクタ105と、画像投影装置2にUSBコネクタ105を接続したときに、画像投影装置2から無線設定情報(無線通信の設定情報)を書き込み可能であり、かつコンピュータ装置3にUSBコネクタ105を接続したときに、画像投影装置2から書き込まれた無線設定情報をコンピュータ装置3により読み出し可能なフラッシュメモリ104と、コンピュータ装置3にUSBコネクタ105を接続したときに、画像投影装置2から書き込まれた無線設定情報に基づいた設定により画像投影装置2の無線部206と通信を行う無線通信部107とを備えたので、画像投影装置2によって設定された無線設定情報に基いて、画像投影装置2とコンピュータ装置3との間の通信を行うことができ、機密性の高い無線デバイス1或いは画像投影システムSを提供することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態のうちのいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
例えば、無線デバイス1と画像投影装置2及びコンピュータ装置3との間をUSB規格に基づく通信で説明したが、これに限られず、他の通信規格により通信を行うようにしてもよい。
本実施形態における画像投影システムの全体構成図である。 本実施形態における画像投影システムにおける概略動作を説明するための図である。 本実施形態における無線デバイスの外観図である。 本実施形態における無線デバイスのブロック図である。 本実施形態における無線デバイスの機能ブロック図である。 図5のメモリコントローラ機能部のブロック図である。 本実施形態における画像投影装置のブロック図である。 本実施形態における画像投影装置の動作説明のためのフローチャートである。 本実施形態における無線設定情報の例を示す図である。 本実施形態における画像投影装置の動作説明のためのフローチャートである。 本実施形態における画像投影装置の動作説明のためのフローチャートである。 本実施形態におけるコンピュータ装置のブロック図である。 本実施形態におけるコンピュータ装置の動作説明のためのフローチャートである。 本実施形態におけるコンピュータ装置の動作説明のためのフローチャートである。
符号の説明
1 無線デバイス
2 画像投影装置
3 コンピュータ装置3
101 無線デバイスのCPU(制御部)
104 フラッシュメモリ(記憶部)
203 画像投影装置の制御部
305 コンピュータ装置のCPU(制御部)

Claims (17)

  1. 無線部を有し、前記無線部で受信される画像データに応じた画像を投影する画像投影装置に、前記画像データを無線通信により送信するコンピュータ装置の無線部として機能する無線デバイスであって、
    前記画像投影装置及び前記コンピュータ装置のいずれにも接続可能なコネクタと、
    前記画像投影装置に前記コネクタを接続したときに、前記画像投影装置から前記無線通信の設定情報を書き込み可能であり、かつ前記コンピュータ装置に前記コネクタを接続したときに、前記画像投影装置から書き込まれた前記無線通信の設定情報を前記コンピュータ装置により読み出し可能な無線設定情報記憶部と、
    前記コンピュータ装置に前記コネクタを接続したときに、前記画像投影装置から書き込まれた前記無線通信の設定情報に基づいた設定により前記画像投影装置の無線部と通信を行う無線通信部と、
    を備えたことを特徴とする無線デバイス。
  2. 前記画像投影装置に画像データを前記無線通信部を介して送信する画像送信手段として前記コンピュータ装置を機能させるプログラムを格納するプログラム格納部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線デバイス。
  3. 前記画像投影装置への前記画像データの送信動作の停止を指示する画像送信停止操作部を備え、
    前記画像送信手段は、前記画像送信停止操作部が操作されたとき、前記画像投影装置に特定画像を投影させるための要求を前記無線通信部を介して前記画像投影装置へ送信することを特徴とする請求項2に記載の無線デバイス。
  4. 前記無線通信の設定情報には、前記無線通信部を機能させる有効時間を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線デバイス。
  5. 前記無線設定情報記憶部に記憶された前記有効時間を延長する有効時間延長手段を設けたことを特徴とする請求項4に記載の無線デバイス。
  6. 前記画像送信手段は、
    前記画像投影装置から送信される時間情報と前記無線設定情報記憶部に記憶された前記有効時間とに基づき、前記有効時間が経過したと判定すると、前記無線通信部の機能を停止することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の無線デバイス。
  7. 無線部を有し、前記無線部で受信される画像データに応じた画像を投影する画像投影装置と、前記画像投影装置に前記画像データを送信するコンピュータ装置と、前記コンピュータ装置の無線部として機能する無線デバイスとを備えた画像投影システムにおける前記画像投影装置において、
    前記画像投影装置は、
    前記無線デバイスのコネクタを接続可能な接続部と、
    前記無線デバイスが前記接続部に接続されたとき、前記無線通信の設定情報を前記無線デバイスの無線設定情報記憶部に書き込む制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像投影装置。
  8. 前記制御部は、
    前記無線デバイスが前記接続部に接続されたとき、前記無線部の動作を所定期間停止する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像投影装置。
  9. 前記制御部は、
    当該画像投影装置の電源がONとなったときに、前記無線デバイスが前記接続部に接続されているときは、前記無線通信の設定情報を前記無線デバイスの無線設定情報記憶部に書き込む
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像投影装置。
  10. 前記無線デバイスの無線設定情報記憶部に対して前記無線通信の設定情報の書き込み動作を指示する書き込み指示操作部を備え、
    前記制御部は、
    前記書き込み指示操作部が操作されたとき、前記無線通信の設定情報を前記無線デバイスの前記無線設定情報記憶部に書き込む
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像投影装置。
  11. 前記制御部は、
    前記無線デバイスの識別情報が特定の識別情報でないと判定すると、前記無線デバイスの設定情報記憶部へ前記無線通信の設定情報の書き込みを行わない
    ことを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  12. 前記無線通信の設定情報には、前記無線通信における暗号キーを含み、
    前記無線通信の設定情報を前記無線デバイスの無線設定情報記憶部に書き込む前に、前記無線通信の設定情報のうち少なくとも前記暗号キーを生成する設定情報生成部を備えた
    ことを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  13. 前記設定情報生成部は、
    当該画像投影装置の電源がONとなる毎に、前記無線通信の設定情報のうち少なくとも前記暗号キーを生成して更新する
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像投影装置。
  14. 前記無線通信の設定情報のうち少なくとも前記暗号キーを生成して更新する動作を指示する更新指示操作部を備え、
    前記設定情報生成部は、
    前記更新操作部が操作される毎に、前記無線通信の設定情報のうち少なくとも前記暗号キーを生成して更新する
    ことを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の画像投影装置。
  15. 前記設定情報生成部は、
    前記無線部を介して前記コンピュータ装置との通信が行われない期間が所定期間以上となったとき、前記無線通信の設定情報のうち少なくとも前記暗号キーを生成して更新する
    ことを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  16. 前記無線通信の設定情報には、前記無線デバイスにおける無線通信部を機能させる有効期間を含み、
    前記設定情報生成部は、前記有効期間を生成する
    ことを特徴とする請求項12〜15のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  17. 無線部を有し、前記無線部で受信される画像データに応じた画像を投影する画像投影装置と、前記画像投影装置に前記画像データを送信するコンピュータ装置と、前記コンピュータ装置の無線部として機能する無線デバイスとを備えた画像投影システムにおいて、
    前記無線デバイスは、
    前記画像投影装置及び前記コンピュータ装置のいずれにも接続可能なコネクタと、
    前記画像投影装置に前記コネクタを接続したときに、前記画像投影装置から前記無線通信の設定情報を書き込み可能であり、かつ前記コンピュータ装置に前記コネクタを接続したときに、前記画像投影装置から書き込まれた前記無線通信の設定情報を前記コンピュータ装置により読み出し可能な無線設定情報記憶部と、
    前記コンピュータ装置に前記コネクタを接続したときに、前記画像投影装置から書き込まれた前記無線通信の設定情報に基づいた設定により前記画像投影装置の無線部と通信を行う無線通信部と、
    を備えたことを特徴とする画像投影システム。
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