JP2011145336A - 映像表示装置および映像表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワーク接続機能を有する映像表示装置および映像表示システムにおいて、ユーザの操作性および利便性の向上を図る。
【解決手段】映像表示システムは、画像データをUSBケーブル300を経由して供給するPC200と、USBケーブル300に接続され、PC200から供給された画像データに基づいて画像を生成してスクリーンに投写するプロジェクタ100とを備える。PC200には、USBケーブル300によりプロジェクタ100とPC200とがネットワーク接続されていることを検出するためのアプリケーションプログラムがインストールされており、USBネットワーク接続を検出したときには、自動的にUSBネットワーク接続を選択してネットワーク通信を行なう。プロジェクタ100は、DHCPサーバを搭載しており、PC200に対して自装置の固定IPアドレスを通知するとともに、IPアドレスを割り当てる。
【選択図】図1

Description

この発明は、映像表示装置および映像表示システムに関し、より特定的には、ネットワーク接続機能を有する映像表示装置および映像表示システムに関する。
映像表示システムとして、たとえば特開2004−86277号公報(特許文献1)には、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)等の情報処理装置と、情報処理装置の画面をスクリーンに投写して表示する投写型映像表示装置(以下、プロジェクタという)と、PCとプロジェクタとを接続するUSBケーブルとを備えたプロジェクタシステムが開示される。
この特許文献1に記載のプロジェクタシステムでは、PCおよびプロジェクタのそれぞれに設けられたUSBコネクタにUSBケーブルが接続され、PCとプロジェクタとはUSBケーブルを介して接続されている。PCは、表示画面の任意の領域が特定されると、その領域の画像データを加工し、プロジェクタの表示デバイスの仕様に対応した画像データを生成してプロジェクタ側に送信し、プロジェクタ側にその画像データによる画像を表示させる。
特開2004−86277号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載のプロジェクタシステムでは、PCおよびプロジェクタのネットワーク通信を可能とするためには、ネットワークに接続した装置に対してIPアドレス等のネットワーク上での識別情報を設定しなければならず、ユーザの設定操作に手間を要し、利便性に欠けている。特許文献1は、PCの表示画面の任意の画像をプロジェクタに表示させるための画像加工処理を開示したものであり、このようなユーザの操作性や利便性については何ら言及されていない。
それゆえ、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ネットワーク接続機能を有する映像表示装置および映像表示システムにおいて、ユーザの操作性および利便性の向上を図ることである。
この発明のある局面に従えば、ネットワークに接続可能な映像表示装置であって、特定のネットワークに接続されている映像表示装置および該特定のネットワームを経由して画像データを供給する情報処理装置の各々に対して、通信に必要な識別情報を割り当てるための識別情報発行サーバと、映像表示装置および情報処理装置の各々に割り当てられた識別情報を用いて、特定のネットワークに接続された情報処理装置と通信を行なうための通信部と、情報処理装置から供給された画像データに基づいて画像を生成してスクリーンに投写して表示する表示部とを備える。
好ましくは、識別情報発行サーバは、映像表示装置の識別情報として、固定の識別情報を設定する。
好ましくは、識別情報発行サーバは、情報処理装置が特定のネットワークに接続されたときに、映像表示装置の識別情報として固定の識別情報を情報処理装置に出力するとともに、情報処理装置に識別情報を割り当てる。
この発明の別の局面に従えば、映像表示システムは、画像データを特定のネットワークを経由して供給する情報処理装置と、特定のネットワークに接続され、情報処理装置から供給された画像データに基づいて画像を生成してスクリーンに投写して表示する映像表示装置とを備える。情報処理装置は、特定のネットワークにより映像表示装置と情報処理装置とがネットワーク接続されていることを検出するための検出手段を含む。情報処理装置は、検出手段によって特定のネットワーク接続を検出したときには、自動的に特定のネットワーク接続を選択してネットワーク通信を行なう。
好ましくは、映像表示装置は、特定のネットワークに接続されている映像表示装置および情報処理装置の各々に対して、通信に必要な識別情報を割り当てるための識別情報発行サーバを含む。識別情報発行サーバは、映像表示装置の識別情報として、固定の識別情報を設定する。情報処理装置は、検出手段によって特定のネットワーク接続を検出したときには、識別情報発行サーバから固定の識別情報を取得する。
この発明によれば、ネットワーク接続機能を有する映像表示装置および映像表示システムにおいて、ユーザの操作性および利便性の向上を図ることができる。
この発明の実施の形態に係る映像表示システムを説明する図である。 図1におけるプロジェクタの構成を説明する図である。 図1におけるPCの構成を説明する図である。 PCからプロジェクタに画像データを転送する際のプロジェクタの動作を説明したフローチャートである。 PCからプロジェクタに画像データを送信する際のPCの動作を説明したフローチャートである。 プロジェクタの検索の処理手順を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態に係る映像表示システムを説明する図である。
図1を参照して、本実施の形態に係る映像表示システムは、映像表示装置(以下、「プロジェクタ」ともいう)100と、PC(Personal Computer)200とによって構成されている。プロジェクタ100およびPC200は、それぞれ、USBコネクタ110,210にUSBケーブル300が接続されている。これにより、プロジェクタ100とPC200とは、USBケーブル300からなるネットワークを介して接続されている。
本実施の形態に係るプロジェクタ100は、液晶デバイスを利用して映像を投影する液晶プロジェクタであって、スクリーンSCに液晶デバイスにより表示される映像の光を投写することにより、映像を投影(表示)する。投写面は、スクリーンSCに限定されず、壁面であってもよい。
本実施の形態に係るPC200は、ホストとして動作し、本発明の「情報処理装置」に相当するものである。PC200のUSBコネクタ210は、プロジェクタ100の他、USBマウスやUSBキーボードなどのUSBデバイスをPC200に電気的に接続するためのコネクタである。PC200は、内部にUSBホストコントローラを有している。USBホストコントローラは、USBコネクタ210にUSBデバイスが接続されたことや、接続されたUSBデバイスが切り離されたことを検出することができる。
プロジェクタ100のUSBコネクタ110は、USBケーブル300を介して、ホストのUSBコネクタ210に接続するためのコネクタである。プロジェクタ100は、内部にUSBコントローラを有している。USBコントローラは、ホストからの制御を受けるためのコントローラである。
(プロジェクタの構成)
図2は、図1におけるプロジェクタ100の構成を説明する図である。
図2を参照して、プロジェクタ100は、USBコネクタ110と、USBコントローラ10と、画像信号処理回路12と、OSD(On Screen Display)回路14と、DAC(Digital Analog Converter)16と、液晶パネル駆動部18と、光学部20と、投写レンズ22と、ランプ24と、ランプ駆動部26と、電源部28と、CPU(Central Processing Unit)30と、メモリ32と、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ34と、操作受付部36と、バス40とを備える。
USBコントローラ10は、USBコネクタ110に接続され、USB規格に基づきPC200との間でデータ転送の制御を行なう。なお、USBとは、ユニバーサル・シリアル・インターフェイス(Universal Serial Bus)というシリアル転送のインターフェイス規格である。USBコントローラ10は、単体でもIPコアとしても幅広く販売されているため、ここではその詳細な説明は省略するが、主として、USBシリアル・インタフェース・エンジン、USBトランシーバ、高速データ伝送用FIFO、DMA、コントロール/ステータス・レジスタ群、発振回路、パスワード制御ブロック等から構成されている。また、USBコントローラ10は、CPU30と分離して図示されているが、システムLSIとしてCPUやUSBを統合化して1つのLSIで実現されてもよい。
画像信号処理回路12は、USBコントローラ10を介してPC200から転送されてきた画像信号Dinを表示のための信号に処理して出力する。具体的には、画像信号処理回路12は、CPU30の指示に基づき、画像信号に基づく画像がスクリーンSCに表示されるように、与えられる画像信号Dinに基づき1フレーム分のデジタル画像信号Dscを生成する。
さらに、画像信号処理回路12は、画像信号Dinで表される画像を拡大および縮小することにより液晶ライトバルブの持つ解像度に合わせるスケーリング処理、1秒間における描画更新回数を示すフレームレート変換処理、および画像信号の有する階調値を液晶ライトバルブで表示するのに適した階調値に変換するガンマ補正などを行なう。画像信号Dinは、これらの画像信号処理が施され、デジタル画像信号Dscとして出力される。
OSD回路14は、画像信号処理回路12から出力される画像信号Dscに、CPU30から与えられる情報に基づく画像データの信号を重畳して、重畳された後の画像信号Dscを出力する。
DAC16は、OSD回路14から出力された画像信号Dscを入力し、D/A変換を施したアナログ画像信号Voutを出力する。
プロジェクタ1では、液晶パネル駆動部18、光学部20、投写レンズ22およびランプ24は、DAC16から出力される画像信号Voutに従って、CPU30の制御の下に、スクリーンに画像を表示するための「表示部」に相当する。
表示部の動作について説明する。液晶パネル駆動部18は、液晶ドライバであり、液晶ライトバルブに画像信号Voutを供給し、液晶ライトバルブに画像を写し出す。
光学部20は、図示は省略するが、ランプ24が放射する白色光を略平行光に変換するインテグレータ光学系と、白色光を光の3原色である赤色、緑色、青色の各色成分光に分離して各色光用の液晶ライトバルブに供給する分離光学系と、液晶ライトバルブにて各色光毎に画像信号Voutに応じて変調された各色光を、再度合成する合成光学系とを含んでいる。液晶ライトバルブからの各色光毎の変調光は、合成光学系としてのダイクロイックプリズムにより合成された後、投写レンズ22によって、スクリーン上に拡大投写される。投写レンズ22は、投写光をスクリーンに結像させるためのレンズ群と、これらレンズ群の一部を光軸方向に変位させて投写画像のズーム状態およびフォーカス状態を調整するためのアクチュエータを備えている。
電源部28は、AC電源のコンセントに差し込まれるプラグを経由して電源が供給され、供給された電源をプロジェクタ100内の各部に供給する。ランプ駆動部26は、電源部28からの電源を受け、ランプ24を点灯するための高電圧を発生する。
操作受付部36は、プロジェクタ100の本体に設けられた複数の操作用ボタンからなる操作部およびプロジェクタ100を遠隔操作するためのリモコン(リモートコントローラの略)への操作がなされると、当該操作を受付け、各種動作のトリガとなるコマンド信号を送る。
CPU30は、プロジェクタ全体の制御を行なうものである。CPU30は、各部との信号のやり取りを行ない、また、操作受付部36からの操作信号に従って各部の動作を制御する。CPU30には、プログラムが格納されたROMや、処理を行なうためのRAMからなるメモリ32がバス40を介して接続されている。
さらに、本実施の形態に係るプロジェクタ100では、DHCPサーバ34が、バス40を介してCPU30に接続する形で設けられている。DHCPサーバ34は、ネットワークに接続されている各装置に対して、IP(Internet Protocol)アドレスの割り当てを行なう。図1の例では、プロジェクタ100およびPC200がネットワークに接続されているので、DHCPサーバ34はこれらに対してそれぞれIPアドレスを割り当てる。
ここで、IPアドレスの割り当ては、プロジェクタ100に対しては、任意の固定のIPアドレスが予め設定されている。一方、PC200に対しては、PC200がネットワークに接続されたときに、PC200からのIPアドレスの割り当て要求に応じて、DHCPサーバ34からIPアドレスが割り当てられる。
なお、ネットワークへの接続には、プロジェクタ100およびPC200の電源がオフであり、かつ、USBケーブル300が物理的に接続された状態であるときに、それぞれの装置の電源がオンになった場合と、プロジェクタ100およびPC200の電源がオンされている状態でUSBケーブル300が差し込まれて、物理的に接続された場合とを含む。
(PCの構成)
次に、PC200の詳細について図3を参照して説明する。本実施の形態において、PC200は、画像データを、USBケーブル300を介してプロジェクタ100に転送するホストとして機能する。ホストとしての情報処理装置は、PCだけでなく、携帯電話、デジタルカメラ、PDA、その他USBを備えた電子機器であって、映像ソースを有しているものであれば何でもよい。
PC200は、ハードウェア構成として、PC200全体を制御するCPU210と、CPU210とバス220を介して接続されたHDD(Hard Disk Drive)230と、RAM(Random-Access Memory)240と、液晶ディスプレイ250と、ネットワーク通信部260とを備える。
HDD230には、システム管理や基本的なユーザ操作環境を提供するソフトウェアであるOS(Operation System)や、OSの上にのって各種アプリケーションを提供するアプリケーションプログラムなどのCPUが実行するプログラムが格納されている。
RAM240は、CPU210のプログラム実行時の作業RAMとして用いられるとともに、液晶ディスプレイ250上の表示画像をキャプチャしたキャプチャデータの格納エリアとしても用いられる。
ネットワーク通信部260は、PC200をUSB、無線LAN(Local Area Network)および有線LAN等のネットワークに接続してネットワーク通信を可能とするものである。
また、PC200に搭載されるソフトウェアの構成としては、上述したOSやアプリケーションプログラムの他、周辺機器などを管理するためのデバイスドライバが存在している。
本実施の形態において、PC200には、プロジェクタ100とのネットワーク通信機能を有するアプリケーションプログラムが予めインストールされる。当該アプリケーションプログラムのインストールは、たとえば、所定のインストールディスク等を使用して行なうことができる。
さらに、プロジェクタ100とPC200とを接続するUSB(USBケーブル300)に関しては、USBの各機能に応じたUSBドライバがインストールされる。本実施の形態では、プロジェクタ100とPC200とは固有のデータ転送を行なうため、最初にUSBドライバがインストールしなければならない。USBドライバは、USBケーブル300が接続された際に不明なデバイスとして検出されてその際にインストールされてもよいし、予めインストールされており、USBケーブル300が接続されたときに該当するドライバが認識され有効となってもよい。
次に、PC200とプロジェクタ100との間のデータ転送について、図3および図4を参照して説明する。
図4は、PC200からプロジェクタ100に画像データを転送する際のプロジェクタ100の動作を説明したフローチャートである。
図4を参照して、PC200とプロジェクタ100とをUSBケーブル300で接続すると、USBケーブル300のデータラインの電位が変化する。プロジェクタ100は、その電位変化を検出することによりUSBケーブル300の接続を認識し、USBネットワーク接続モードを起動する(ステップS01)。
ステップS02では、プロジェクタ100は、ネットワーク通信用のIPアドレスを、プロジェクタ100およびPC200の各々に対して設定する。このとき、プロジェクタ100自身のIPアドレスについては、任意の固定のIPアドレスが予め設定されている。一方、PC200に対しては、以下に示す手順に従って、DHCPサーバ34がネットワークに接続したPC200に対してIPアドレスを割り当てる。
詳細には、ステップS03では、プロジェクタ100内部のDHCPサーバ34が起動し、PC200に対して、プロジェクタ100に固有のIPアドレスを送信する。PC200は、プロジェクタ100のIPアドレスを受信すると、受信したIPアドレスを宛先として、IPアドレスの割り当ての要求を出す。DHCPサーバ34は、割り当て要求を出したPC200に対して、IPアドレスを割り当てる。
なお、DHCPサーバ34は、要求を出したPC200と該PC200に割り当てたIPアドレスとを管理する。PC200は、IPアドレスが不要になった場合には、DHCPサーバ34へIPアドレスの開放通知を送る。開放通知を受信したDHCPサーバ34は、そのPC200とIPアドレスとの割り当てを解除する。その結果、そのIPアドレスは、異なるデバイスに割り当てることが可能となり、限りあるIPアドレスを有効に利用することができる。
次に、ステップS04では、プロジェクタ100は、ネットワークを介して転送された画像データを表示部に供給して画像をスクリーンにSCに投写させるための画像表示タスクを起動する。画像表示タスクが起動されると、プロジェクタ100は、最初に、初期画像(スタンバイ画面)をスクリーンSCに投写させる。プロジェクタ100は、この初期画像を表示した状態で、PC200から転送される画像データを待ち受けるための待機状態となる(ステップS05)。
そして、待機状態において、PC200からUSBを経由して画像データが転送されると(ステップS06にてYES)、プロジェクタ100内部のUSBコントローラ10がPC200からの画像データを画像信号処理回路12に出力する。画像信号処理回路12は、画像データを表示部に供給し、画像をスクリーンSCへ向けて投写させる(ステップS07)。
画像表示の実行中において、プロジェクタ100は、ユーザ操作により画像送信が終了されたか否かを判断する(ステップS08)。画像送信が終了されたとき(ステップS08にてYES判定時)には、プロジェクタ100は、処理をステップS05に戻して待機状態となる。一方、画像送信が終了されていないとき(ステップS08にてNO判定時)には、ステップS06に戻り、転送された画像データに基づく画像表示が継続して行なわれる。
図5は、PC200からプロジェクタ100に画像データを送信する際のPC200の動作を説明したフローチャートである。
図5を参照して、PC200側では、CPU210が予めインストールされたアプリケーション(図3でのプロジェクタとのネットワーク通信機能を有するアプリケーションプログラムに相当)が起動すると(ステップS11)、デフォルト(初期設定状態)として、IPアドレス自動取得モードに設定される。
このIPアドレス自動取得モードにおいて、アプリケーションは、PC200とプロジェクタ100とがUSBケーブル300で接続されたか否かを判断する(ステップS12)。具体的には、アプリケーションは、予めインストールされたUSBドライバをロードし、USBケーブル300が接続されたことを認識する。
USBの接続を認識すると、アプリケーションは、USBを経由してプロジェクタ100内部のDHCPサーバ34にアクセスして、プロジェクタ100に固有のIPアドレスを取得する。そして、アプリケーションは、この取得したIPアドレスを宛先として、DHCPサーバ34に対してIPアドレスの割り当て要求を出力する。これにより、アプリケーションは、DHCPサーバ34からIPアドレスを取得する(ステップS13)。
次に、USBドライバによりUSBの設定が完了すると、アプリケーションは、画像データをUSB経由でプロジェクタ100側へ転送する(ステップS14)。プロジェクタ100側では、図3で示したように、USBコントローラ10がPC200からの画像データを受信して画像信号処理回路12に供給する。画像信号処理回路12は、画像データを表示部に供給し、画像をスクリーンSCへ向けて投写させる。
画像転送の実行中において、アプリケーションは、ユーザ操作による画像送信の終了要求が行なわれたか否かを判断する(ステップS15)。終了要求が行なわれたとき(ステップS15にてYES判定時)には、アプリケーションは、画像送信を終了する。一方、終了要求が行なわれていないとき(ステップS15にてNO判定時)には、アプリケーションはプロジェクタ100に対する画像送信を継続する。
これに対して、ステップS12においてPC200とプロジェクタ100とがUSBケーブル300で接続されていないとき(ステップS12にてNO判定時)には、アプリケーションは、アプリケーションプログラミングインタフェース(API:Application Programming Interface)を用いて、その他の複数のネットワークアダプタが接続されているか否かを判断する(ステップS16)。当該ネットワークアダプタは、ネットワーク通信部に接続された、画像をネットワーク送受信するための出力部である。複数のネットワークアダプタの各々には、無線LANや有線LANなどのネットワークを介して外部機器を接続することができる。
APIにより複数のネットワークアダプタが接続されていると判断されたとき(ステップS16のYES判定時)には、PC200の液晶ディスプレイには、複数のネットワークアダプタの中から一のネットワークアダプタをユーザに選択させるための選択画面が表示される。ユーザが、当該選択画面上で所望のネットアダプタを選択する操作を行なうことにより、当該複数のネットワークアダプタの中からネットワーク通信に使用する一のネットワークアダプタが選択され、ネットワーク通信に使用するネットワーク接続が確定される(ステップS17)。
ステップS18では、アプリケーションは、ネットワークに接続されているプロジェクタを検索する。図6は、プロジェクタの検索の処理手順を説明するフローチャートである。図6を参照して、PC200内部のネットワーク通信部は、ネットワークを介して通信可能なプロジェクタを検出するための問合せコマンドをブロードキャストする(ステップS31)。
ネットワークに接続されているプロジェクタがこの問合せコマンドを受信すると(ステップS36)、この問合せコマンドに対して所定の応答コマンドを返す(ステップS37)。所定の応答コマンドには、当該プロジェクタのIPアドレスや、メーカ固有識別情報などのネットワーク接続に必要な設定情報が含まれている。
PC200側では、ネットワーク通信部が、問合せコマンドに対するプロジェクタからの応答を待ち受けており(ステップS32)、プロジェクタからの応答コマンドがないときには、タイムアウトするまでの間(ステップS33にてNO判定時)、ステップS32に戻って処理を継続する。
そして、タイムアウトしたとき(ステップS33にてYES判定時)には、ネットワーク通信部は、応答コマンドを返したプロジェクタのネットワーク接続に必要な設定情報を、内部のアドレステーブルに登録する。そして、登録された設定情報をGUI(Graphical User Interface)表示させる(ステップS35)。
再び図5に戻って、図6の処理手順に従ってネットワークに接続されているプロジェクタが検出されると、アプリケーションは、ユーザ操作に従って、PC200から当該プロジェクタに対して画像データを転送する(ステップS19)。
画像転送の実行中において、アプリケーションは、ユーザ操作による画像送信の終了要求が行なわれたか否かを判断する(ステップS20)。終了要求が行なわれたとき(ステップS20にてYES判定時)には、PC200は、画像送信を終了する。一方、終了要求が行なわれていないとき(ステップS20にてNO判定時)には、アプリケーションはステップS19に戻り、プロジェクタ100に対する画像送信を継続する。
以上に述べたように、本発明の実施の形態によれば、PC200とプロジェクタ100とがUSBによりネットワーク接続された環境においては、PC200にインストールされたアプリケーションがUSBネットワーク接続を検出すると、ユーザ操作によるネットワークアダプタの選択を行なうことなく、自動的にUSBネットワーク接続を選択させる(図5のステップS12〜S14参照)。すなわち、USBネットワーク接続が検出された場合には、PC200は、自動的にプロジェクタ100とネットワーク通信が可能な状態に設定される。
これは、PC200に搭載されるOSは、対象となるUSBドライバがインストールされていても、実際に対象デバイスが接続されていない限り、OS上ではデバイス自体が認識されることはないことに基づいている。つまり、USBドライバがUSBネットワーク接続を検出したということは、ユーザがプロジェクタ100とPC200とを予めUSBケーブル300によって接続していることが前提となっており、この前提に立てば、USBネットワーク接続が検出されたときには、ユーザがUSBによる画像転送機能を利用する意図を有していると判断することができる。したがって、本実施の形態では、USBネットワーク接続が検出されたときには、アプリケーションがUSBによる画像転送を行なうものと判断して、自動的にUSBネットワーク接続を選択することにより、PC200とプロジェクタ100とのネットワーク通信が可能な状態とすることができる。
さらに、本実施の形態では、PC200とプロジェクタ100とがUSBネットワーク接続された状態では、プロジェクタ100がDHCPサーバとして機能するため、プロジェクタ100自身のIPアドレスを予め任意の固定のIPアドレスとすることができる。
ここで、通常の無線LANおよび有線LANなどのネットワークを利用する場合には、プロジェクタのIPアドレスを事前に入手することが困難なため、アプリケーションによりプロジェクタを検索するための問合せコマンドをブロードキャストし、該問合せコマンドへの応答コマンドの有無によって、ネットワークに接続されたプロジェクタの検出が行なわれる。そして、検出されたプロジェクタの中からユーザ操作によって画像転送を行ないたいプロジェクタを選択し、その選択したプロジェクタに画像データを転送する必要があった。
これに対して、本実施の形態では、プロジェクタがDHCPサーバ機能を備えることにより、プロジェクタ自身のIPアドレスを予め任意のIPアドレスに固定させておくことができる。そのため、PC200は、USBネットワーク接続が確定すると、通信相手となるプロジェクタ100の予め固定されたIPアドレスに対して画像データを転送することができる。これにより、図5で示したようなプロジェクタを検索するための問合せコマンドを発行する必要がなくなるため、USBネットワーク接続を検出してから画像転送を行なうまでの時間を短縮することができる。また、ユーザに画像転送したいプロジェクタを選択させるための操作、およびPC200のIPアドレスを設定するための操作のいずれもが不要となる。これらの結果、PC200とプロジェクタ100との間でネットワーク通信を行なう際のユーザの操作性および利便性を向上させることができる。
なお、上述した実施の形態では、プロジェクタとして液晶プロジェクタを採用したが、これに限定されるものではない。たとえば、DLP(Digital Light Processing)(登録商標)方式のプロジェクタ等の他の方式のプロジェクタに本発明の技術を採用してもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 プロジェクタ、10 USBコントローラ、12 画像信号処理回路、14 OSD回路、18 液晶パネル駆動部、20 光学部、22 投写レンズ、24 ランプ、26 ランプ駆動部、28 電源部、32 メモリ、34 DHCPサーバ、36 操作受付部、40 バス、100 プロジェクタ、110,210 USBコネクタ、200 PC、220 バス、250 液晶ディスプレイ、260 ネットワーク通信部、300 USBケーブル。

Claims (5)

  1. ネットワークに接続可能な映像表示装置であって、
    特定のネットワークに接続されている前記映像表示装置および前記特定のネットワークを経由して画像データを供給する情報処理装置の各々に対して、通信に必要な識別情報を割り当てるための識別情報発行サーバと、
    前記映像表示装置および前記情報処理装置の各々に割り当てられた識別情報を用いて、前記特定のネットワークに接続された前記情報処理装置と通信を行なうための通信部と、
    前記情報処理装置から供給された画像データに基づいて画像を生成してスクリーンに投写して表示する表示部とを備える、映像表示装置。
  2. 前記識別情報発行サーバは、前記映像表示装置の識別情報として、固定の識別情報を設定する、請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記識別情報発行サーバは、前記情報処理装置が前記特定のネットワークに接続されたときに、前記映像表示装置の識別情報として前記固定の識別情報を前記情報処理装置に出力するとともに、前記情報処理装置に識別情報を割り当てる、請求項2に記載の映像表示装置。
  4. 画像データを特定のネットワークを経由して供給する情報処理装置と、
    前記特定のネットワークに接続され、前記情報処理装置から供給された画像データに基づいて画像を生成してスクリーンに投写して表示する映像表示装置とを備え、
    前記情報処理装置は、前記特定のネットワークにより前記映像表示装置と前記情報処理装置とがネットワーク接続されていることを検出するための検出手段を含み、
    前記情報処理装置は、前記検出手段によって前記特定のネットワーク接続を検出したときには、自動的に前記特定のネットワーク接続を選択してネットワーク通信を行なう、映像表示システム。
  5. 前記映像表示装置は、前記特定のネットワークに接続されている前記映像表示装置および前記情報処理装置の各々に対して、通信に必要な識別情報を割り当てるための識別情報発行サーバを含み、
    前記識別情報発行サーバは、前記映像表示装置の識別情報として、固定の識別情報を設定し、
    前記情報処理装置は、前記検出手段によって前記特定のネットワーク接続を検出したときには、前記識別情報発行サーバから前記固定の識別情報を取得する、請求項4に記載の映像表示システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013174659A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Canon Inc 情報処理装置、表示制御方法及びプログラム
US9450910B2 (en) 2014-02-06 2016-09-20 Lenovo Enterprise Solutions (Singapore) Pte. Ltd. Network address allocation
JP2017076077A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 セイコーエプソン株式会社 通信システム、端末装置、及び、設定方法

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