JP2008214878A - 室内通風構造 - Google Patents

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Abstract


【課題】比較的小規模な住宅であっても居住に必要なスペースを確保しつつ、建物内通風を十分に得る。
【解決手段】本発明に係るに係る室内通風構造1は、全体としてコの字状の水平断面をなす出窓壁体2を、従来と同様、屋外側で突出するように木造軸組住宅に取り付けてあるが、出窓壁体2は、上階である二階と下階である一階にそれぞれ個別に設けられていた従来の出窓とは異なり、二階と一階で一体化してある。出窓壁体2は、二階窓開口3が二階に位置し、一階窓開口5が一階に位置するように、かつ二階と一階を分ける床体としての床板21との間に水平開口22が形成されるように床板21に対して相対配置してあり、かかる構成により、水平開口22を介して二階空間23及び一階空間24を相互に連通させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、主として住宅内に採用される室内通風構造に関する。
住宅においては、快適で安全な住環境を確保すべく、耐久性、耐震性、防火性、採光性、通風性など、さまざまな特性が要求されるが、湿度の高い我が国では、通風が居住快適性に大きな影響を及ぼす。
ここで、通風を確保すべく、住宅内に吹抜け空間を設けた室内通風構造が従来から数多く採用されており、かかる住宅においては、吹抜け空間を介した上階と下階との空気の流れが形成されるため、自然通風に優れた住宅となり、居住快適性を高めることができる。
特開平5−98870号公報 特開2006−265987号公報
しかしながら、比較的小規模な住宅では、居住に必要なスペースを確保しなければならない関係上、吹抜け空間を形成するにもその大きさに限度があり、結果として建物内通風を十分確保することができず、ひいては住宅の快適性が低下するという問題を生じていた。
本発明は、比較的小規模な住宅であっても居住に必要なスペースを確保しつつ、建物内通風を十分に得ることが可能な室内通風構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る室内通風構造は請求項1に記載したように、上階窓開口と下階窓開口とが形成されるとともに屋外側に突出形成された出窓壁体を、前記上階窓開口が上階に位置し前記下階窓開口が下階に位置するようにかつ前記上階と前記下階を分ける床体との間に水平開口が形成されるように前記床体に対して相対配置することで該水平開口を介して上階空間及び下階空間を連通させたものである。
また、本発明に係る室内通風構造は、上階と下階の間に配置された水平横架材から出窓支持部材を水平に突設し、該出窓支持部材で前記出窓壁体を支持するように構成したものである。
また、本発明に係る室内通風構造は、前記出窓壁体のうち、上階窓開口が形成された上階部、下階窓開口が形成された下階部及びそれらの間に配置された中間部の水平突出長を揃えたものである。
また、本発明に係る室内通風構造は、前記上階窓開口の下方縁部近傍に設けられた上階出窓用カウンタ天板の室内側縁部と前記床体との間に形成された鉛直開口に通風調整機能を有する建具を取り付けたものである。
本発明に係る室内通風構造においては、出窓を形成するための出窓壁体を、該出窓壁体に形成された上階窓開口と下階窓開口とが上階と下階にそれぞれ位置するように、かつ床体との間に水平開口が形成されるように床体に対して相対配置する。
このようにすると、上述した水平開口を介して、上階から下階、あるいは下階から上階へと流れる空気の流路が形成され、かくして、建物内を自然通風することが可能となる。
出窓壁体は、コの字状、円弧状、湾曲状といった屋外に突出した形状を有しその内側に室内出窓空間を創り出すものであって、水平断面形状は公知の出窓壁体と概ね同様であるが、従来の出窓壁体が上下階で独立したものであるのに対し、本発明に係る出窓壁体は、上階窓開口が形成された上階部、下階窓開口が形成された下階部及びそれらの間に配置された中間部が一体に形成してある。
出窓壁体は、建物躯体に後付けできる構成とすることができるが、このようなユニット形式のものに必ずしも限定されるものではなく、例えば、一対の出窓受け木を柱から水平に突設して該受け木に出窓土台を架け渡すとともに、該出窓土台に一対の出窓柱を立設し、該出窓柱の頂部に出窓桁を架け渡してそれらの屋外側に面材を打ち付ける構成とすることができる。
ここで、上階と下階の間に配置された胴差等の水平横架材から出窓支持部材を水平に突設し、該出窓支持部材で出窓壁体を支持するようにすれば、出窓壁体を容易に設置することが可能となる。
出窓壁体のうち、上階窓開口が形成された上階部、下階窓開口が形成された下階部及びそれらの間に配置された中間部は、上述した水平開口が形成される限り、どのように構成するかは任意であって、適宜段差が形成されてもかまわないが、上階部、中間部及び下階部の水平突出長を揃えるようにすれば、施工が容易になるのみならず、出窓壁体が上から下にかけて面一となり、デザイン性に優れた構成とすることができる。
上階出窓用カウンタ天板の室内側縁部と床体との間に形成された鉛直開口に通風調整機能を有する建具を取り付けた場合、該建具の通風調整機能によって通風量を調整することができる。
以下、本発明に係る室内通風構造の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等については同一の符号を付してその説明を省略する。
図1乃至図3は、本実施形態に係る室内通風構造を示した図である。これらの図に示すように、本実施形態に係る室内通風構造1は、全体としてコの字状の水平断面をなす出窓壁体2を、従来と同様、屋外側で突出するように木造軸組住宅に取り付けてあるが、出窓壁体2は、上階である二階と下階である一階にそれぞれ個別に設けられていた従来の出窓とは異なり、二階と一階で一体化してある。
すなわち、出窓壁体2は、出窓桁12を軒桁下方近傍の高さで、出窓桁14を水平横架材である胴差近傍の高さで、それぞれ一対の出窓柱15,15に架け渡すとともに、胴差10の上に立設された二階の管柱である柱8,8から水平に突設された出窓受け木11,11と胴差10から水平に突設された出窓支持部材としての出窓受け木13,13をそれぞれ軒桁下方近傍の高さと胴差近傍の高さで出窓柱15,15に接合し、これらを骨組としてその外側に外壁材9を取り付けるとともにその内側に内装材(図示せず)を取り付けることで、全体をコの字状水平断面に形成してなり、出窓柱15,15は、RC基礎16b上に敷設された出窓土台17bに立設してある。
ここで、出窓壁体2の外装材9には、上階窓開口として二階窓開口3が形成してあるとともに、下階窓開口として一階窓開口5が形成してあり、出窓壁体2のうち、二階窓開口3を含む上段領域は上階部4、一階窓開口5を含む下段領域は下階部6、それらの間に位置する中段領域は中間部7となる。
出窓壁体2は、二階窓開口3が二階に位置し、一階窓開口5が一階に位置するように、かつ二階と一階を分ける床体としての床板21との間に水平開口22が形成されるように床板21に対して相対配置してあり、かかる構成により、水平開口22を介して二階空間23及び一階空間24を相互に連通させることができる。
二階空間23と一階空間24を分ける床板21の高さ位置に対応した中間部7は、上階部4及び下階部6の水平突出長とその寸法を揃えてあり、出窓壁体2は上から下にかけて面一となる。
ここで、二階窓開口3の下方縁部近傍に設けられた上階出窓用カウンタ天板32の室内側縁部と床板21との間に形成された鉛直開口には、通風調整機能を有する建具31を取り付けてある。
かかる建具31は、例えば和室であればケンドン式通風障子、洋室であればケンドン式スライド縦格子を用いることができる。
本実施形態に係る室内通風構造1においては、出窓を形成するための出窓壁体2を、該出窓壁体に形成された二階窓開口3と一階窓開口5とが二階と一階にそれぞれ位置するように、かつ床板21との間に水平開口22が形成されるように床板21に対して相対配置してある。
このようにすると、上述した水平開口22を介して、二階空間23から一階空間24、あるいは一階空間24から二階空間23へと流れる空気の流路が形成される。
ここで、一階の出窓に設けられた下階出窓用カウンター天板33の下方空間に暖房設備を設置した場合、一階の暖気は、水平開口22を介して二階空間23に流れるため、二階の空調負荷、ひいては建物全体の空調負荷を軽減することができる。
空気の流れを調整したい場合には、建具31の通風調整機能を適宜操作すればよい。
以上説明したように、本実施形態に係る室内通風構造1によれば、出窓壁体2を、該出窓壁体に形成された二階窓開口3と一階窓開口5とが二階と一階にそれぞれ位置するように、かつ床板21との間に水平開口22が形成されるように床板21に対して相対配置したので、水平開口22を介して、二階空間23から一階空間24、あるいは一階空間24から二階空間23へと流れる空気の流路が形成され、かくして、建物内を自然通風することが可能となる。
また、本実施形態に係る室内通風構造1によれば、中間部7、上階部4及び下階部6の水平突出長を揃えるようにしたので、それらに段差がなくなって出窓壁体2が上から下にかけて面一となり、施工が容易になるのみならず、デザイン性に優れた構成とすることができる。
また、本実施形態に係る室内通風構造1によれば、二階窓開口3の下方縁部近傍に設けられた上階出窓用カウンタ天板32の室内側縁部と床板21との間に形成された鉛直開口に通風調整機能を有する建具31を取り付けたので、該建具の通風調整機能によって通風量を適宜調整することができる。
本実施形態では、上階出窓用カウンタ天板32の室内側縁部と床板21との間に形成された鉛直開口に通風調整機能を有する建具31を配置するようにしたが、必ずしも建具31を設ける必要はなく、場合によっては省略してもかまわない。
また、建具31に代えて、水平開口22にグレーチングパネルを嵌め込んだり、該グレーチングパネルに開閉用ダンパーを組み込むようにしてもよい。
本実施形態に係る室内通風構造の斜視図。 本実施形態に係る室内通風構造の鉛直断面図。 本実施形態に係る室内通風構造の図であり、(a)はA−A線に沿う水平断面図、(b)はB−B線に沿う水平断面図。
符号の説明
1 室内通風構造
2 出窓壁体
3 二階窓開口(上階窓開口)
4 上階部
5 一階窓開口(下階窓開口)
6 中間部
8 柱
10 胴差(水平横架材)
11 出窓受け木
12 出窓桁
13 出窓受け木
14 出窓桁
15 出窓柱
21 床板(床体)
22 水平開口
23 二階空間(上階空間)
24 一階空間(下階空間)
31 通風調整機能を有する建具

Claims (4)

  1. 上階窓開口と下階窓開口とが形成されるとともに屋外側に突出形成された出窓壁体を、前記上階窓開口が上階に位置し前記下階窓開口が下階に位置するようにかつ前記上階と前記下階を分ける床体との間に水平開口が形成されるように前記床体に対して相対配置することで該水平開口を介して上階空間及び下階空間を連通させたことを特徴とする室内通風構造。
  2. 上階と下階の間に配置された水平横架材から出窓支持部材を水平に突設し、該出窓支持部材で前記出窓壁体を支持するように構成した請求項1記載の室内通風構造。
  3. 前記出窓壁体のうち、上階窓開口が形成された上階部、下階窓開口が形成された下階部及びそれらの間に配置された中間部の水平突出長を揃えた請求項1記載の室内通風構造。
  4. 前記上階窓開口の下方縁部近傍に設けられた上階出窓用カウンタ天板の室内側縁部と前記床体との間に形成された鉛直開口に通風調整機能を有する建具を取り付けた請求項1記載の室内通風構造。
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