JPH074143A - 天窓一体型出窓 - Google Patents
天窓一体型出窓Info
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- JPH074143A JPH074143A JP14237893A JP14237893A JPH074143A JP H074143 A JPH074143 A JP H074143A JP 14237893 A JP14237893 A JP 14237893A JP 14237893 A JP14237893 A JP 14237893A JP H074143 A JPH074143 A JP H074143A
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Abstract
であっても、充分な採光や換気が得られるようにする。 【構成】3階建ての建物20の、2階の居室25の開口
25aに臨むように外壁23に取り付けられた出窓45
の枠体46は、外壁23に沿って屋根21の直下まで上
方に延設されるとともに、屋根裏部屋24の開口24a
にも臨むようにされている。そして屋根21に設けられ
た前記出窓45上方の開口22に取り付けられた天窓4
1は前記出窓45と一体とされている。これにより、採
光や換気が妨げられない屋根21に設けられた天窓41
から取り入れた日光や新鮮な空気を、出窓45の内部空
間45aを介して屋根裏部屋24および2階の居室25
に導くことができるから、採光性や換気性を向上させる
ことができる。
Description
建物の外壁に取り付けられる出窓に関し、より詳しく
は、屋根まで延設された出窓と屋根に設けられた出窓上
方の開口に取り付けられた天窓とを一体とすることによ
り、採光性と換気性を向上させた出窓に関する。
向上を図るとともに、室内空間に広がりを持たせるべ
く、居室の窓に出窓が設けられることが多い。そしてこ
れらの出窓には、その正面窓や側面窓のみならず、特開
平4−293883号公報に記載された出窓のように、
天板に設けた窓をも開閉自在として、採光性や換気性の
向上を図ったものもある。
窓が隣接する建物の壁面に接近している場合には、出窓
が隣接する建物の日陰となったり、風通しが悪くなった
りして、出窓を設けても採光性や換気性の向上を図るこ
とができない場合がある。そこで、本発明はこのような
現状に着眼してなされたものであって、隣接する建物の
壁面が接近している場合でも、充分な採光性や換気性が
得られる出窓を提供することを目的とする。
め、本発明の請求項1に記載の天窓一体型出窓は、建物
の外壁に設けられた開口に臨むように前記外壁に取り付
けられるとともに、この外壁に沿って屋根まで延設され
た枠体を有する出窓と、この出窓の上方となるように屋
根に設けられた開口に取り付けられた天窓とを備えるこ
とを特徴とする。
型出窓は、請求項1に記載の天窓一体型出窓について、
前記出窓の枠体を建物の外壁に設けられた上方の開口と
下方の開口に臨むように延設するとともに、前記上方の
開口に臨むハーフミラーと、前記下方の開口に臨む反射
鏡とを、前記出窓内部に設けたことを特徴とする。
れば、採光や通風に妨げのない屋根に設けられた天窓か
ら取り入れられた日光や新鮮な空気を、出窓の枠体内部
の空間を介して屋内に導くことができるから、隣接する
建物の壁面に接近して設けられた出窓であっても、採光
性や換気性を向上させることができる。
によれば、天窓から取り入れた日光を、ハーフミラーに
よりその一部を反射して上方の開口から屋内に取り込む
とともに、このハーフミラーを透過した日光を、反射鏡
で反射させて下方の開口から屋内に取り込むことができ
るから、屋内上部と下部の居室の採光性をより向上させ
ることができる。
窓一体型出窓の一実施例を詳細に説明する。なお、同一
部分については同一の符号を用いて説明を簡単にする。
は、建物10の2階の居室の壁に設けられた開口15a
に臨むように取り付けられ、かつ屋根11に達するよう
に上方に延設された出窓枠体36を有する出窓35と、
この出窓35上方となるように屋根11に設けられた開
口12に取り付けられ、かつ前記出窓枠体36と一体と
された天窓31とから概略構成されている。
直方体の箱状の出窓枠体36と、この出窓枠体36の各
々の壁パネルに設けられた開口に取り付けられる窓37
とを有している。前記枠体36は、建物10の外壁13
と対向する正面壁パネル36aと、この正面壁パネル3
6aの左右端から前記外壁13に向かって延びる一対の
平行な側壁パネル36b・36cと、これらの壁パネル
36a・36b・36cと外壁13とにより形成される
この出窓枠体36の下側の開口を塞ぐ地板パネル36d
とから構成され、外壁13とともに屋根11側が開口し
た直方体の箱を形成するようにされている。また、前記
正面壁パネル36aと左右の側壁パネル36b・36c
に設けられた開口には、開閉自在の窓37a・37b・
37cがそれぞれ取り付けられている。そして、このよ
うに構成された前記出窓35を、2階の居室の壁に設け
られた開口15aに臨むように外壁13に取り付ける
と、出窓枠体36の上端は屋根11に設けられた開口1
2の直下に達するようにされている。
るように屋根10に設けられた開口12に、この天窓3
1を取り付ける枠32と、この枠32に開閉自在に取り
付けられた窓33と、前記枠32から下方に延設されて
前記出窓35の枠体36の各々の壁パネルの端面と一体
に接続される天窓枠体34とを有している。そして、こ
の天窓31を屋根11に設けた前記開口12に上方から
挿入するとともに、その枠体34を出窓35の枠体36
に接続することにより、天窓31と出窓35とが一体と
され、天窓31内部の空間と出窓35内部の空間が互い
に連通される。
例1の天窓一体型出窓30においては、日射や通風の妨
げがない屋根11に設けられた天窓31から、充分な日
射や新鮮な空気を取り込むことができる。したがって、
出窓35が隣接する建物の壁面に接近して設けられてい
る場合でも、天窓31から取り入れた日光や新鮮な空気
を、出窓35内部の空間を通して2階の居室の開口15
aから居室内に取り込むことができる。
例2の天窓一体型出窓40を、3階建ての建物20に適
用した例である。図2に示すように、前記建物20は3
階建てで、屋根21直下の屋根裏部屋24と、2階の居
室25および1階の居室26を有するとともに、屋根裏
部屋24と2階の居室25にはそれぞれ開口24a・2
5aが外壁23に設けられている。そして、本実施例2
の天窓一体型出窓40の出窓45は、2階の居室25の
前記開口25aに臨むように外壁23に取り付けられる
とともに、その出窓枠体46は外壁23に沿って屋根2
1の直下まで上方に延設され、屋根裏部屋24の開口2
4aにも臨むようにされている。また、本実施例2の天
窓一体型出窓40の天窓41は、屋根21に設けられた
前記出窓45直上の開口22に取り付けられ、その天窓
枠体44が出窓枠体46と一体に接続されている。これ
により、出窓45内部の出窓空間45aは天窓41内部
の天窓空間41aと連通されているとともに、屋根裏部
屋24の開口24aを介して居室24に、また2階の居
室25の開口25aを介して居室25にそれぞれ連通さ
れている。
れられた日光や新鮮な空気は、天窓内部空間41aと出
窓内部空間45aを介して導かれ、屋根裏部屋24の開
口24aと2階の居室25の開口25aから各居室の内
部に取り込むことができる。さらに、屋根裏部屋24と
2階の居室25が、出窓内部空間45aを介して互いに
連通されているので、相互に換気が可能となる。これに
より、外壁23側に充分な大きさの窓を設けることがで
きない屋根11直下の屋根裏部屋24の換気性を向上さ
せることができる。なお、このように両居室24・25
が連通されていることにより、暖冷房の効果が低下した
り騒音の問題が生じたりする場合には、両居室24・2
5の開口24a・25aか、または出窓空間45a内
に、例えばガラスのような透光性の材料からなる開閉自
在の仕切を設ければ良い。
型出窓50は、前述の実施例2の天窓一体型出窓40の
出窓枠体46を、外壁23に沿って下方に延設し、1階
の居室26の開口26aにも臨むようにしたものであ
る。すなわち、図3に示すように、本実施例3の天窓一
体型出窓50の出窓55の出窓枠体56は、1階の居室
26の開口26aと、2階の居室25の開口25aと、
屋根裏部屋24の開口24aのすべてに臨むように、屋
根21の直下から1階の居室26の開口26aに到るま
で、3階建ての建物20の外壁23に沿って上下方向に
長く延設されている。そして、この出窓枠体56の各壁
パネルの1階の居室26の開口26aに臨む部分には、
開閉自在の窓58が設けられている。これにより、天窓
51から取り入れた日光や新鮮な空気を、天窓内部空間
51aと下方に延設された出窓内部空間55aを介し
て、1階の居室26にも取り込むことができる。したが
って、隣接した建物80によって最も採光性や換気性に
劣る1階の居室26の採光性や換気性を向上させること
ができる。なお、本実施例3の天窓一体型出窓50は、
いずれも居室の壁に設けられた開口に臨むようにされて
いるが、これに限られる必要はなく、例えば廊下や階段
室の壁に設けられた開口に臨むようにしても良い。
窓に対応する。図4に示すように、本実施例4の天窓一
体型出窓60は、前述の実施例2で説明した天窓一体型
出窓40の出窓45の内部に、ハーフミラー70と反射
鏡71を取り付けたもので、それ以外の構成はすべて同
一である。すなわち、本実施例4の天窓一体型出窓60
の出窓内部空間65a内には、屋根裏部屋24の開口2
4aに臨む位置にはハーフミラー70が、また2階の居
室25の開口25aに臨む位置には反射鏡71が、それ
ぞれその向きを任意の方向に変えられるように出窓65
の枠体66に取り付けられている。これにより、本実施
例4の天窓一体型出窓60の天窓61から取り込まれた
日光は、その約半分が前記ハーフミラー70により反射
されて屋根裏部屋24内の任意の場所に導くことができ
る。そして、このハーフミラー70を透過した日光は、
前記反射鏡71によりすべて反射されて、2階の居室2
5内の任意の場所に導くことができる。すなわち、本実
施例4の天窓一体型出窓60においては、屋根裏部屋2
4の開口24aに臨む部分にハーフミラーを設けて、天
窓61から取り込んだ日光の一部を屋根裏部屋24内に
取り込むとともに、このハーフミラーを透過した日光を
反射鏡71で反射させて2階の居室25に取り込むこと
としたので、屋根裏部屋24と2階の居室25の両方に
日光を取り込むことができることとなった。そして、ハ
ーフミラー70および反射鏡71の角度を調整すること
により、それぞれの居室24・25内の好みの部分に日
光を照射することができるから、より一層の採光性の向
上を図ることができることとなった。
外壁に取り付けられるとともに、この外壁に沿って屋根
まで延設された枠体を有する出窓と、屋根に設けられた
前記出窓上方の開口に取り付けられるとともに、前記出
窓に一体に接続される天窓とを一体に接続したので、以
下のような優れた効果が得られた。すなわち、従来の出
窓では隣接する建物の壁面が近い場合には、充分な採光
や換気が得られなかったが、本発明の天窓一体型出窓に
よれば、採光や換気に支障の無い屋根に設けた天窓から
取り込んだ日射や新鮮な空気を、天窓内部空間と出窓内
部空間を介して各居室に導くことができるので、隣接す
る建物の壁面が近い場合であっても採光性や換気性の向
上を図ることができる。
ともに建物への取り付けを示す斜視図である。
る。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 建物の外壁に設けられた開口に臨むよう
に前記外壁に取り付けられるとともに、この外壁に沿っ
て屋根まで延設された枠体を有する出窓と、この出窓の
上方となるように屋根に設けられた開口に取り付けられ
た天窓とを備えることを特徴とする天窓一体型出窓。 - 【請求項2】 前記出窓の枠体が建物の外壁に設けられ
た上方の開口と下方の開口に臨むように延設されるとと
もに、前記上方の開口に臨むハーフミラーと、前記下方
の開口に臨む反射鏡とが、前記出窓内部に設けられてい
ることを特徴とする請求項1に記載の天窓一体型出窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14237893A JP3524123B2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 天窓一体型出窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14237893A JP3524123B2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 天窓一体型出窓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074143A true JPH074143A (ja) | 1995-01-10 |
JP3524123B2 JP3524123B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=15313987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14237893A Expired - Fee Related JP3524123B2 (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | 天窓一体型出窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3524123B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006169804A (ja) * | 2004-12-15 | 2006-06-29 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 住宅の採光構造及び採光防音構造 |
JP2007182691A (ja) * | 2006-01-06 | 2007-07-19 | Misawa Homes Co Ltd | 建物 |
JP2008214878A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 室内通風構造 |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP14237893A patent/JP3524123B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006169804A (ja) * | 2004-12-15 | 2006-06-29 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 住宅の採光構造及び採光防音構造 |
JP4669696B2 (ja) * | 2004-12-15 | 2011-04-13 | 住友林業株式会社 | 住宅の採光構造及び採光防音構造 |
JP2007182691A (ja) * | 2006-01-06 | 2007-07-19 | Misawa Homes Co Ltd | 建物 |
JP2008214878A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 室内通風構造 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3524123B2 (ja) | 2004-05-10 |
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