JP2006169804A - 住宅の採光構造及び採光防音構造 - Google Patents

住宅の採光構造及び採光防音構造 Download PDF

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Abstract


【課題】 庇としての機能を維持しつつ十分な自然光を室内に誘導する。
【解決手段】本発明に係る住宅の採光構造10は、屋根1の軒2部分に採光部としての天窓3を設けてあるとともに、屋根1と軒天井4とで囲まれた軒裏空間5と該軒裏空間に隣接する室内空間6とを採光用開口7を介して相互に連通させてある。軒天井4は、吊り材19,19を介して垂木16から吊持された野縁材12と、該野縁材の下面に貼り付けられた軒天材9と、該軒縁材の上面に貼り付けられた光反射性散乱板11とから構成してあり、かかる構成により、天窓3から入射した自然光を軒天井4の上面にて乱反射させることができるようになっている。なお、吊り材19,19は、その上端を垂木16に接合してあり、該垂木は、柱13の頂部に架け渡された軒桁14に取り付けてある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、快適な居住空間を実現させるための住宅の採光構造及び採光防音構造に関する。
人々の快適な生活のためには、室内に自然光を十分に採り入れるとともに、外部騒音を防音しつつ室内の通気を確保することが重要である。
日本では、昔から、季節による太陽高度の違いを利用して、夏の暑い直射日光を室内に入射させるのを防ぐ夏期日射の遮光と、寒い冬に日射による熱を室内に採り入れる冬期日射の確保とを同時に実現させることが可能な庇としての軒を利用して、快適な居住空間を確保してきた。
一方、近年都心などの住宅密集地では、建築物が隣接しているために隣家の陰になり壁面に設置された窓から十分な日射を室内に採り込むことができず、室内への採光を確保することが困難といった問題が生じている。
これらの問題点を考慮し、住宅密集地など壁面に設置した窓からの採光が確保しにくい立地条件における住宅では、室内に十分な採光を確保することが可能な天窓を屋根に設置する方法が取られている。
特開平7−4143 特開2004−108100
しかしながら、天窓によって室内の採光を確保する場合、季節に関わらず一年中直射日光が天窓から室内へ入射されることとなり、夏場の暑い直射日光を遮光することができない。
一方、住宅に道路が隣接している場合や、住宅の近くで騒音を発生する工事が行われている場合など、外部騒音の問題から天窓を一日中開放することができず、窓からの換気を確保することができない。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、庇としての機能を維持しつつ十分な自然光を室内に誘導することが可能な住宅の採光構造を提供することを目的とする。
また、本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、庇としての機能を維持しつつ十分な自然光を室内に誘導し、かつ外部騒音を防音しつつ室内の通気を確保することが可能な住宅の採光防音構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る住宅の採光構造は請求項1に記載したように、屋根の軒部分に採光部を設けるとともに該採光部を介して入射した入射光が軒天井の上面で乱反射可能となるように該軒天井を構成し、前記屋根と前記軒天井とで囲まれた軒裏空間と該軒裏空間に隣接する室内空間とを採光用開口を介して相互に連通したものである。
また、本発明に係る住宅の採光構造は、前記軒天井を、軒天材と該軒天材の上面に設けられた野縁材と該野縁材の上面に前記軒天材と対向するように設けられた光反射性散乱板とで構成したものである。
また、本発明に係る住宅の採光構造は、前記軒天井を光反射性散乱板で構成したものである。
また、本発明に係る住宅の採光防音構造は請求項4に記載したように、屋根の軒部分に採光部を設けるとともに該採光部を介して入射した入射光が軒天井の上面で乱反射可能となるように該軒天井を構成し、前記屋根と前記軒天井とで囲まれた軒裏空間と該軒裏空間に隣接する室内空間とを採光用開口を介して相互に連通させた住宅の採光防音構造であって、前記軒天井に給気口を設けるとともに前記室内空間に排気口を設け、前記軒裏空間が吸音チャンバーとなるように前記軒天井及び前記屋根のうち、少なくともいずれかを吸音可能に構成したものである。
また、本発明に係る住宅の採光防音構造は、前記軒天井を、軒天材と該軒天材の上面に設けられた野縁材と該野縁材の上面に前記軒天材と対向するように設けられた光反射性散乱板とで構成したものである。
また、本発明に係る住宅の採光防音構造は、前記軒天井を光反射性散乱板で構成したものである。
第1の発明に係る住宅の採光構造においては、屋根の軒部分に採光部を設けてあるとともに該採光部を介して入射した入射光が軒天井の上面で乱反射可能となるように該軒天井を構成し、屋根と軒天井とで囲まれた軒裏空間と該軒裏空間に隣接する室内空間とを採光用開口を介して相互に連通させてある。
このようにすると、屋根の軒部分に設けた採光部から軒裏空間に入射した自然光は、直射日光にしろ天空光にしろ軒天井の上面で乱反射し、散乱光として採光用開口を経て室内空間へと誘導される。一方、直射日光は上述したように軒天井の上面で乱反射するため、かかる直射日光が室内空間に直接入射することはない。
そのため、屋根の軒による直射日光の遮光機能を保持しつつ、直射日光及び天空光からなる自然光を室内空間に導くことが可能となる。特に、室内空間に導かれる自然光は、直射日光ではなく、軒裏天井の上面で乱反射した散乱光となるため、夏場であっても、輝度を落とした和らいだ光を室内空間に導くことが可能となり、採光に関する居住性を大幅に高めることが可能となる。
したがって、住宅密集地のように、天窓を設けなければならない場合であっても、夏場の直射日光を遮光しつつ、散乱光を室内に取り込むことが可能となる。
採光部は、外から自然光を軒裏空間に入射させるものであればどのようなものでもよいが、例えば天窓を屋根の軒部分に設けるようにすればよい。
また、軒天井は、どのようにその上面を乱反射可能に構成するかは任意であるが、例えば軒天井を、軒天材と該軒天材の上面に設けられた野縁材と該野縁材の上面に軒天材と対向するように設けられた光反射性散乱板とで構成するようにしてもよいし、軒天井全体を光反射性散乱板で構成するようにしてもよい。
光反射性散乱板は、その上面で入射光を乱反射させるものであればその材質は任意であり、拡散反射率が高いものを適宜選択すればよい。具体的には、45゜入射した光が法線方向に反射する光の割合を指標とし、かかる指標が70%以上であるもので構成するのが望ましく、例えば表面を粗面加工したアルミニウム系板材がある。
なお、軒天井を、軒天材と該軒天材の上面に設けられた野縁材と該野縁材の上面に軒天材と対向するように設けられた光反射性散乱板とで構成する際、採光部から軒裏空間に入射した自然光が光反射性散乱板の上面で乱反射した後、採光用開口を経て室内空間へと誘導されるように光反射性散乱板の取付け位置を適宜設定するようにする。
また、本発明に係る住宅の採光防音構造においては、屋根の軒部分に採光部を設けてあるとともに該採光部を介して入射した入射光が軒天井の上面で乱反射可能となるように該軒天井を構成し、屋根と軒天井とで囲まれた軒裏空間と該軒裏空間に隣接する室内空間とを採光用開口を介して相互に連通させてある。
このようにすると、上述したように屋根の軒部分に設けた採光部から軒裏空間に入射した自然光は、直射日光にしろ天空光にしろ軒天井の上面で乱反射し、散乱光として採光用開口を経て室内空間へと誘導される。一方、直射日光は上述したように軒天井の上面で乱反射するため、かかる直射日光が室内空間に直接入射することはない。
そのため、屋根の軒による直射日光の遮光機能を保持しつつ、直射日光及び天空光からなる自然光を室内空間に導くことが可能となる。特に、上述と同様、室内空間に導かれる自然光は、直射日光ではなく、軒裏天井の上面で乱反射した散乱光となるため、夏場であっても、輝度を落とした和らいだ光を室内空間に導くことが可能となり、採光に関する居住性を大幅に高めることが可能となる。
したがって、住宅密集地のように、天窓を設けなければならない場合であっても、夏場の直射日光を遮光しつつ、散乱光を室内に取り込むことが可能となる。
また、本発明に係る住宅の採光防音構造においては、軒天井に給気口を設けてあるとともに室内空間に排気口を設け、軒裏空間が吸音チャンバーとなるように軒天井及び屋根のうち、少なくともいずれかを吸音可能に構成してある。
このようにすると、軒天井に設けられた給気口を介して外部の空気が吸音チャンバーである軒裏空間に流入したとき、空気の振動は、軒天井及び屋根のうち少なくともいずれかに吸音されることとなり、室内空間には振動成分が除去された空気が流入する。
そのため、外部騒音が大きい場合であっても、かかる騒音を軒裏空間で吸音しつつ、外部の空気を室内空間に取り込むことが可能となる。
特に、住宅に道路が隣接している場合や、住宅の近くで騒音を発生する工事が行われている場合、従来であれば、外部騒音によって天窓を開けることができず、天窓からの換気が確保できなかったが、本発明によれば、室内の換気を確保しつつ、外部からの騒音を軒裏空間で吸音することが可能となる。
採光部は、上述したように外から自然光を軒裏空間に入射させるものであればどのようなものでもよいが、例えば天窓を屋根の軒部分に設けるようにすればよい。
軒天井の上面を乱反射可能にする構成についてはすでに述べたので、ここではその詳細な説明は省略する。
軒裏空間は、吸音チャンバーとなるように軒天井及び屋根のうち、少なくともいずれかを吸音可能に構成してあり、かかる構成は従来の吸音技術を適宜用いればよい。例えば、高周波成分を多く含む騒音を対象とする場合にはロックウール等の多孔質材料を軒天井及び屋根のうち、少なくともいずれかに取り付けるようにし、低周波成分を多く含む騒音(可聴域以下の周波数帯域も含む)の場合には、その周波数と共鳴するように軒天井の上面や屋根の下面に板材を取り付けるようにすればよい。
給気口は、住宅で多用されている通常の給気口を軒天井に設けるようにしてもよいし、ルーバーを設けるようにしてもよい。
なお、軒天井は、採光部から軒裏空間に入射した自然光が該軒天井の上面で乱反射可能となるように構成してあるとともに、外気を軒裏空間に流入される給気口を設けてあるため、給気口としてルーバーを軒天井に設ける場合には、採光部からの入射光の乱反射が阻害されないようにルーバーの取付け位置を設定する。
また、排気口は、通常室内に設けられている排気口とすればよい。
以下、本発明に係る住宅の採光構造及び採光防音構造の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等については同一の符号を付してその説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る住宅の採光構造を示した断面図、図2は本実施形態に係る住宅の採光構造を室内側から見た側面図である。これらの図からわかるように、本実施形態に係る住宅の採光構造10は、屋根1の軒2部分に採光部としての天窓3を設けてあるとともに、屋根1と軒天井4とで囲まれた軒裏空間5と該軒裏空間に隣接する室内空間6とを採光用開口7を介して相互に連通させてある。
軒天井4は、吊り材19,19を介して垂木16から吊持された野縁材12と、該野縁材の下面に貼り付けられた軒天材9と、該軒縁材の上面に貼り付けられた光反射性散乱板11とから構成してあり、かかる構成により、天窓3から入射した自然光を軒天井4の上面にて乱反射させることができるようになっている。なお、吊り材19,19は、その上端を垂木16に接合してあり、該垂木は、柱13の頂部に架け渡された軒桁14に取り付けてある。
光反射性散乱板11は、その上面で入射光を乱反射させるものであればその材質は任意であり、拡散反射率が高いものを適宜選択すればよい。具体的には、45゜入射した光が法線方向に反射する光の割合を指標とし、かかる指標が70%以上であるもので構成するのが望ましく、例えば表面を粗面加工したアルミニウム系板材がある。
採光用開口7は、図2でよくわかるように、上階の横架材と柱13,13の間に設けられた外壁8の頂部との間に形成してあり、光反射性散乱板11上で乱反射された自然光が十分採光用開口7を透過できるように該採光用開口の幅は、天窓3の幅よりも大きく取ってある。
光反射性散乱板11は、天窓3から入射し該光反射性散乱板の上面で乱反射した散乱光が季節や時刻にかかわりなく室内空間6に誘導されるよう、天窓3に対する相対位置を設定してある。
本実施形態に係る住宅の採光構造10においては、屋根1の軒2部分に採光部としての天窓3を設けてあるとともに、軒天井4を軒天材9と該軒天材の上面に設けられた野縁材12と該野縁材の上面に軒天材9と対向するように設けられた光反射性散乱板11とで構成し、屋根1と軒天井4とで囲まれた軒裏空間5と該軒裏空間に隣接する室内空間6とを採光用開口7を介して相互に連通させて構成してある。
そのため、天窓3から軒裏空間5に入射した自然光は、直射日光にしろ天空光にしろ軒天井4の光反射性散乱板11上で乱反射し、散乱光として採光用開口7を経て室内空間6へと誘導される。一方、図1でよくわかるように天窓3から軒裏空間5に入射する自然光のうち直射日光Aは、軒天井4の上面で乱反射するため、かかる直射日光が室内空間7に直接入射することはなく、散乱光A′としてさまざまな角度で採光用開口7を経て室内空間6へと誘導されることとなる。
以上説明したように、本実施形態に係る住宅の採光構造10によれば、屋根1の軒部分2に天窓3を設けてあるとともに、軒天井4を軒天材9と該軒天材の上面に設けられた野縁材12と該野縁材の上面に軒天材9と対向するように設けられた光反射性散乱板11とで構成し、屋根1と軒天井4とで囲まれた軒裏空間5と該軒裏空間に隣接する室内空間6とを採光用開口7を介して相互に連通させて構成したので、天窓3から軒裏空間5に入射した自然光は、直射日光にしろ天空光にしろ軒天井4の光反射性散乱板11上で乱反射し、採光用開口7を経て室内空間6へと誘導された後、該室内空間の天井40で反射されて室内空間6に散乱される。
したがって、室内空間6には天窓3から直射日光が入射することなく、軒天井4の光反射性散乱板11上で乱反射した散乱光が取り込まれることとなるため、夏場であっても、輝度を落とした和らいだ光を室内空間6に導くことが可能となり、採光に関する居住性を大幅に高めることが可能となる。換言すれば、屋根1の軒2による直射日光の遮光機能を保持しつつ、直射日光及び天空光からなる自然光を室内空間6に導くことが可能となる。
加えて、住宅密集地のように、天窓を設けなければならない場合であっても夏場の直射日光を遮光しつつ、散乱光を室内に取り込むことが可能となる。
本実施形態では、軒天井4を軒天材9と該軒天材の上面に設けられた野縁材12と該野縁材の上面に軒天材9と対向するように設けられた光反射性散乱板11とで構成することにより、軒天井4の上面で入射光が乱反射されるように構成したが、軒天井の上面で入射光が乱反射可能であればその構成は任意であり、上述の構成に代えて、軒天井全体を光反射性散乱板で構成するようにしてもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、上述の実施形態と実質的に同一の部品については同一の符号を付してその説明を省略する。
図3は、本実施形態に係る住宅の採光防音構造を示した断面図である。同図からわかるように、屋根1の軒2部分に採光部としての天窓3を設けてあるとともに、屋根1と軒天井23とで囲まれた軒裏空間5と該軒裏空間に隣接する室内空間6とを採光用開口7を介して相互に連通させて構成してある。
また、本実施形態に係る住宅の採光防音構造20は、軒天井23に給気口としてのルーバー21を設けてあるとともに室内空間6に排気口(図示せず)を設けてある。
軒天井23は、吊り材19,19を介して垂木16から吊持された野縁材26と、該野縁材の下面に貼り付けられた軒天材24と、該軒縁材の上面に貼り付けられた光反射性散乱板25とから構成してあり、かかる構成により、天窓3から入射した自然光を軒天井23の上面にて乱反射させることができるようになっている。なお、吊り材19,19は、その上端を垂木16に接合してあり、該垂木は、柱13の頂部に架け渡された軒桁14に取り付けてある。
光反射性散乱板25は、その上面で入射光を乱反射させるものであればその材質は任意であり、拡散反射率が高いものを適宜選択すればよい。具体的には、45゜入射した光が法線方向に反射する光の割合を指標とし、かかる指標が70%以上であるもので構成するのが望ましく、例えば表面を粗面加工したアルミニウム系板材がある。
ここで、光反射性散乱板25は、天窓3から入射し該光反射性散乱板上で乱反射した自然光が季節や時刻にかかわりなく室内空間6に誘導されるよう、天窓3に対する相対位置を設定してある。
なお、採光用開口7は、第1実施形態と同様であるのでここではその詳細な説明は省略する。
また、軒天井23に設けられたルーバー21は、天窓3からの直射日光が軒天井23の光反射性散乱板25上で乱反射するのを妨げないようにその取付け位置を設定してあるとともに、屋根1は、その下面に吸音材22を貼着してあり、かかる構成により、ルーバー21から軒裏空間5に流入してきた外気を吸音することができるようになっている。つまり、屋根1の下面に吸音材22を貼着することにより、軒裏空間5は吸音チャンバーとなる。
吸音材22は、騒音対象によって適宜選択すればよいが、例えば、高周波成分を多く含む騒音を対象とする場合にはロックウール等の多孔質材料を用いればよいし、低周波成分を多く含む騒音(可聴域以下の周波数帯域も含む)の場合には、その周波数と共鳴するように屋根1の下面に板材を取り付けて構成すればよい。
なお、排気口については住宅で多用されている従来の排気口を室内空間6に取り付けるようにすればよい。
本実施形態に係る住宅の採光防音構造20においては、屋根1の軒2部分に採光部としての天窓3を設けてあるとともに軒天井23を軒天材24と該軒天材の上面に設けられた野縁材26と該野縁材の上面に軒天材24と対向するように設けられた光反射性散乱板25とで構成し、屋根1と軒天井23とで囲まれた軒裏空間5と該軒裏空間に隣接する室内空間6とを採光用開口7を介して相互に連通させて構成してある。
そのため、天窓3から軒裏空間5に入射した自然光は、直射日光にしろ天空光にしろ軒天井23の光反射性散乱板25上で乱反射し、採光用開口7を経て室内空間6へと誘導される。一方、図3でよくわかるように天窓3から軒裏空間5に入射する自然光のうち直射日光Bは、軒天井23の上面で乱反射するため、かかる直射日光が室内空間7に直接入射することはなく、散乱光B′としてさまざまな角度で採光用開口7を経て室内空間6へと誘導されることとなる。
また、本実施形態に係る住宅の採光防音構造20においては、軒天井23に給気口としてのルーバー21を設けてあるとともに室内空間6に排気口(図示せず)を設け、屋根1の下面に吸音材22を貼着して構成してある。
そのため、軒天井23に設けられたルーバー21から外部の空気が軒裏空間5に流入したとき、空気の振動は屋根1の下面に貼着された吸音材22に吸音されることとなり、室内空間には振動成分が除去された空気が流入する。
以上説明したように、本実施形態に係る住宅の採光防音構造20によれば、屋根1の軒2部分に天窓3を設けてあるとともに軒天井23を軒天材24と該軒天材の上面に設けられた野縁材26と該野縁材の上面に軒天材24と対向するように設けられた光反射性散乱板25とで構成し、屋根1と軒天井23とで囲まれた軒裏空間5と該軒裏空間に隣接する室内空間6とを採光用開口7を介して相互に連通させて構成するようにしたので、天窓3から軒裏空間5に入射した自然光は、直射日光にしろ天空光にしろ軒天井23の光反射性散乱板25上で乱反射し、採光用開口7を経て室内空間6へと誘導された後、該室内空間の天井40で反射され、室内空間6に散乱される。
したがって、室内空間6には天窓3から直射日光が入射することなく、軒天井23の光反射性散乱板25上で乱反射した散乱光が取り込まれることとなるため、夏場であっても、輝度を落とした和らいだ光を室内空間6に導くことが可能となり、採光に関する居住性を大幅に高めることが可能となる。換言すれば、屋根1の軒2による直射日光の遮光機能を保持しつつ、直射日光及び天空光からなる自然光を室内空間6に導くことが可能となる。
加えて、住宅密集地のように、天窓を設けなければならない場合であっても夏場の直射日光を遮光しつつ、間接光を室内に取り込むことが可能となる。
また、本実施形態に係る住宅の採光防音構造20によれば、軒天井23に給気口としてのルーバー21を設けてあるとともに室内空間6に排気口(図示せず)を設け、屋根1の下面に吸音材22を貼着して構成するようにしたので、軒天井23に設けられたルーバー21から外部の空気が軒裏空間5に流入したとき、空気の振動は屋根1の下面に貼着された吸音材22に吸音されることとなり、室内空間には振動成分が除去された空気が流入する。
したがって、住宅に道路が隣接している場合や、住宅の近くで騒音を発生する工事が行われている場合など外部騒音が大きい場合であっても、かかる騒音を軒裏空間5で吸音しつつ、外部の空気を室内空間6に取り込むことが可能となり、窓を開けずに室内の換気を確保することが可能となる。
本実施形態では、軒天井23を軒天材24と該軒天材の上面に設けられた野縁材26と該野縁材の上面に軒天材24と対向するように設けられた光反射性散乱板25とで構成することにより、軒天井23の上面で入射光が乱反射されるように構成したが、軒天井の上面で入射光が乱反射可能であればその構成は任意であり、上述の構成に代えて、軒天井全体を光反射性散乱板で構成するようにしてもよい。なお、かかる場合において、給気口をルーバーとするならば、該ルーバーは、天窓3からの自然光が軒天井で乱反射するのを妨げないようにその取付け位置を設定すればよい。
また、本実施形態では、給気口にルーバー21を用いたが、外気が軒裏空間5に流入されればどのような給気口でもよく、住宅で多用されている通常の給気口を軒天井に設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、屋根1の下面に吸音材22を貼着して屋根1を吸音可能にするように構成したが、軒裏空間が吸音チャンバーとなればその構成は任意であり、軒天井及び屋根のうち、少なくともいずれかを吸音可能に構成すればよく、天窓3からの自然光が軒天井で乱反射するのを妨げないように、かつ給気口の妨げとならないように軒天井の上面に吸音材を貼着するようにしてもよい。
加えて、本実施形態では、屋根1の下面に吸音材22を貼着して屋根1を吸音可能にするように構成したが、給気口から流入された外部空気を軒裏空間5で吸音することができればその構成は任意であり、例えば軒裏空間5に給気機構を設けるようにしてもよい。かかる給気機構は、従来の吸音器を用いればよいが、例えば共鳴器型吸音器(ヘルムホルツ型吸音器)を用いればよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。なお、上述の実施形態と実質的に同一の部品については同一の符号を付してその説明を省略する。
図4は、本実施形態に係る住宅の軒裏換気構造を示した断面図である。同図からわかるように本実施形態に係る住宅の軒裏換気構造30は、軒天井32に給気口としてのルーバー33を設けてあるとともに、室内空間6に排気口(図示せず)を設け、屋根34と軒天井32とで囲まれた軒裏空間5と該軒裏空間に隣接する室内空間6とを換気用開口31を介して相互に連通させて構成してある。
軒天井32は、吊り材19,19を介して垂木16から吊持された野縁材36と、該野縁材の下面に貼り付けられた軒天材37とで構成してあり、吊り材19,19は、その上端を垂木16に接合してあるとともに該垂木は、柱13の頂部に架け渡された軒桁14に取り付けてある。
屋根34は、その下面に吸音材35を貼着してあり、かかる構成により、ルーバー33から軒裏空間5に流入してきた外気を吸音することができるようになっている。つまり、屋根34の下面に吸音材35を貼着することにより、軒裏空間5は吸音チャンバーとなる。
吸音材35は、第2実施形態で述べた吸音材22と同様、騒音対象によって適宜選択すればよいが、例えば、高周波成分を多く含む騒音を対象とする場合にはロックウール等の多孔質材料を用いればよいし、低周波成分を多く含む騒音(可聴域以下の周波数帯域も含む)の場合には、その周波数と共鳴するように屋根1の下面に板材を取り付けて構成すればよい。
通気用開口31は、ルーバー33から軒裏空間5に流入してきた外気が該軒裏空間で吸音された後、室内空間6に流入されるように軒裏空間5と室内空間6との間に設けてある。
なお、排気口は、通常室内に設けられている排気口とすればよい。
本実施形態に係る住宅の軒裏換気構造30においては、軒天井32に給気口としてのルーバー33を設けてあるとともに屋根34の下面に吸音材35を貼着し、屋根34と軒天井32とで囲まれた軒裏空間5と該軒裏空間に隣接する室内空間6とを換気用開口31を介して相互に連通させるとともに、室内空間6に排気口(図示せず)を設けて構成してある。
そのため、軒天井32に設けられたルーバー33から外部の空気が軒裏空間5に流入したとき、空気の振動は屋根34の下面に貼着された吸音材35に吸音されることとなり、室内空間には振動成分が除去された空気が流入する。
以上説明したように、本実施形態に係る住宅の軒裏換気構造30によれば、軒天井32に給気口としてのルーバー33を設けてあるとともに屋根34の下面に吸音材35を貼着し、屋根34と軒天井32とで囲まれた軒裏空間5と該軒裏空間に隣接する室内空間6とを換気用開口31を介して相互に連通させるとともに、室内空間6に排気口(図示せず)を設けて構成するようにしたので、軒天井32に設けられたルーバー33から外部の空気が軒裏空間5に流入したとき、空気の振動は屋根34の下面に貼着された吸音材35に吸音されることとなり、室内空間には振動成分が除去された空気が流入する。
したがって、住宅に道路が隣接している場合や、住宅の近くで騒音を発生する工事が行われている場合など外部騒音が大きい場合であっても、かかる騒音を軒裏空間5で吸音しつつ、外部の空気を室内空間6に取り込むことが可能となり、窓を開けずに室内の換気を確保することが可能となる。
本実施形態では、給気口にルーバー33を用いたが、外気が軒裏空間5に流入されればどのような給気口でもよく、例えば、住宅で多用されている通常の給気口を軒天井に設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では屋根34の下面に吸音材35を貼着するように構成したが、軒裏空間が吸音チャンバーとなればその構成は任意であり、軒天井及び屋根のうち、少なくともいずれかを吸音可能に構成すればよく、給気口の妨げとならないように軒天井の上面に吸音材を貼着するようにしてもよい。
また、本実施形態では、屋根34の下面に吸音材35を貼着して屋根34を吸音可能にするように構成したが、給気口から流入された外部空気を軒裏空間5で吸音することができればその構成は任意であり、例えば軒裏空間5に給気機構を設けるようにしてもよい。かかる給気機構は、従来の吸音器を用いればよいが、例えば共鳴器型吸音器(ヘルムホルツ型吸音器)を用いればよい。
第1実施形態に係る住宅の採光構造の断面図。 第1実施形態に係る住宅の採光構造の側面図。 第2実施形態に係る住宅の採光防音構造の断面図。 第3実施形態に係る住宅の軒裏換気構造の断面図。
符号の説明
1,34 屋根
2 軒
3 天窓(採光部)
4,23,32 軒天井
5 軒裏空間
6 室内空間
7 採光用開口
10 住宅の採光構造
11,25 光反射性散乱板
20 住宅の採光防音構造
21,33 ルーバー(給気口)

Claims (6)

  1. 屋根の軒部分に採光部を設けるとともに該採光部を介して入射した入射光が軒天井の上面で乱反射可能となるように該軒天井を構成し、前記屋根と前記軒天井とで囲まれた軒裏空間と該軒裏空間に隣接する室内空間とを採光用開口を介して相互に連通させたことを特徴とする住宅の採光構造。
  2. 前記軒天井を、軒天材と該軒天材の上面に設けられた野縁材と該野縁材の上面に前記軒天材と対向するように設けられた光反射性散乱板とで構成した請求項1記載の住宅の採光構造。
  3. 前記軒天井を光反射性散乱板で構成した請求項1記載の住宅の採光構造。
  4. 屋根の軒部分に採光部を設けるとともに該採光部を介して入射した入射光が軒天井の上面で乱反射可能となるように該軒天井を構成し、前記屋根と前記軒天井とで囲まれた軒裏空間と該軒裏空間に隣接する室内空間とを採光用開口を介して相互に連通させた住宅の採光防音構造であって、前記軒天井に給気口を設けるとともに前記室内空間に排気口を設け、前記軒裏空間が吸音チャンバーとなるように前記軒天井及び前記屋根のうち、少なくともいずれかを吸音可能に構成したことを特徴とする住宅の採光防音構造。
  5. 前記軒天井を、軒天材と該軒天材の上面に設けられた野縁材と該野縁材の上面に前記軒天材と対向するように設けられた光反射性散乱板とで構成した請求項4記載の住宅の採光防音構造。
  6. 前記軒天井を光反射性散乱板で構成した請求項4記載の住宅の採光防音構造。
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