JP2006040950A - 太陽電池装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
集合住宅や一戸建ての住宅におけるバルコニー等に設置した太陽電池の、屋内に面する側面への太陽光の受光量を増し、発電量が増加する太陽電池装置を提供する。
【解決手段】
まず、手摺りの屋外に面する側面a、屋内に面する側面bの両面で太陽光の受光により発電ができる状態にする。次に、窓障子6に光の反射率増加手段を設置、窓障子の周囲の壁面や床面を反射率の高い仕上げにするなどにより、主に図1(ロ)及び図1(ハ)の太陽光経路L2やL3のように太陽光を手摺りの屋内に面する側面bに反射させ、その反射光を太陽電池が受光し発電を行わせることにより発電量が増大する太陽電池装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、集合住宅や一戸建て住宅のバルコニー等において好適な太陽電池装置に関する。
従来の太陽電池装置としては、片側面からの太陽光の受光による発電が可能な太陽電池を複数個並べて設置したものが一般的である。例えば、集合住宅や戸建て住宅等では、屋根部分やバルコニーの手摺り部分に太陽電池が設置されている。建物のバルコニーに太陽電池を設置する場合では、バルコニー手摺りの屋外に面する側面に太陽光が受け易い角度になるよう傾斜させて太陽電池が設置されている。
また、バルコニー等の手摺りに太陽電池を設置した太陽電池装置の発明が特許文献1に記載されている。この発明には、表裏両側の面が光の入射により発電が可能な太陽電池セルを内蔵した両面受光型太陽電池を用いることが記載されている。この両面受光型太陽電池は設置の方位にあまり左右されずに有効に発電が可能である。また、両面受光型太陽電池を垂直に設置することにより、太陽光の直射受光での発電に加えて壁面で反射される光も発電に利用できることが記載されている。しかし、この発明は反射光を積極的に利用する手段を設けたものではなかった。
特開2001−323625号公報
太陽電池をバルコニー手摺りの屋外に面する側面に太陽光が受け易くなるように傾斜させて設置した太陽電池装置は、太陽電池の設置方向や設置面積等により、希望する発電量が得られない場合がある。
また、上記特許文献1のような両面受光型太陽電池を設置した太陽電池装置の場合も、太陽電池セルの片側面からの光の入射のみで発電が可能な片面受光型太陽電池に比べると発電量が増加するが、やはり、屋内に面する側面の受光量は少なく発電量が少なかった。又、壁などの反射光を受光するといっても、積極的な手段としては何もとっていないので、発電量の増加もほとんどみられなかった。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明の太陽電池装置では、屋外に設けた床面の屋外側に手摺りを配置し、屋内側に屋内と屋外を仕切るように窓障子を配置しており、手摺りには太陽電池が設置され、その太陽電池は手摺りの屋外に面する側面と屋内に面する側面の両面が共に太陽光の受光により発電ができるものとし、上記窓障子には光の反射率増加手段が設けられており、窓障子に入射した太陽光を反射させ、手摺りの屋内に面する側面の太陽電池に受光させることを特徴とする。
本発発明においては、屋外に設けた床面の屋外側に手摺りを配置し、屋内側に屋内と屋外を仕切るように窓障子を配置しているのは、太陽電池をより効率よく受光するためであり、例えば集合住宅や一戸建て住宅のバルコニーやベランダ、船のデッキ等が適用できる。
手摺りについては、例えば、笠木、格子状の柵部、支柱で構成された手摺りや笠木、薄い板状のパネル部、支柱で構成された手摺り等があり、特に内部構成は換気ができ発熱が抑制されるものが太陽電池の発電効果が低下しないため好ましい。
太陽電池の設置については、片面のみで太陽光を受光し発電を行う片面受光型太陽電池を手摺りの屋内に面する側面と屋外に面する側面の両面に設けたり、表裏両側で太陽光を受光し発電を行う両面受光型太陽電池を手摺りの支柱と支柱の間に固定することなどにより、手摺りの屋外に面する側面と屋内に面する側面の両面が共に、太陽光の受光により発電ができる状態にする。
光の反射率増加手段については、それを設けていない場合に比べ、設けた場合が反射率の増加するものであり、例えば、窓ガラスの屋内面に金属膜がコーティングする、金属箔が貼り付ける、あるいは反射ガラス、反射フィルム等が使用できる。
窓障子については、アルミ製、スチール製、木製等の窓枠と窓ガラス等の面材などにより構成される。2重サッシや複層ガラスのように窓枠や面材が複数で構成されるものも使用でき、この場合は屋内側、屋外側のどちら側の窓枠や面材に光の反射率増加手段が設けられてもよい。
請求項2記載の太陽電池装置では、請求項1の太陽電池装置であって、上記の窓障子に設ける光の反射率増加手段として、反射ガラスや反射フィルムを使用したことを特徴とする。
反射ガラスや反射フィルムとしては、太陽光を効率よく反射できるものであり、鉄、コバルト、クロム、チタン等の金属酸化物や金、銀、銅などの貴金属の薄膜を形成し、その光干渉効果を利用して表面反射率を高めた熱線反射ガラスや熱線反射フィルム等が使用でき、反射率が10〜50%程度のものがあるが、出来る限り光の反射を多くすることより、反射率が30〜50%程度以上の高反射性能を有するものを利用することが好ましい。また、反射ガラスの設置や反射フィルム貼りの範囲は、窓障子の上半分、右半分等、窓障子の一部分等のどの部分に行われてもよいが、太陽高度や太陽光の入射角が季節や時間の変化により異なることを考慮すると、窓障子の全面に行われることが好ましい。
この構成により、請求項1記載の発明や請求項2記載の発明では、手摺りの屋外に面する側面では、直接入射する太陽光を太陽電池が受光し発電が行われる。手摺りの屋内に面する側面では、太陽光の直接受光の他、窓障子に入射した太陽光が、反射ガラスや反射フィルム等の光の反射率増加手段により手摺りの屋内に面する側面の方向に反射する太陽光を太陽電池が受光し発電が行われる。なお、窓障子の周囲の壁面や窓障子で反射ガラスの設置や反射フィルム貼りをしていない部分で反射した太陽光についても、手摺りの屋内に面する側面での太陽電池の発電に寄与できる。
請求項3記載の発明の太陽電池装置では、請求項1〜2のいずれかに記載の太陽電池装置であって、上記の窓障子に太陽電池が設置されていることを特徴とする。
上記の窓障子に設置する太陽電池の種類については、片面受光型太陽電池や透光性を実現したシート状のアモルファスシリコン太陽電池等が使用でき、特に施工性と室内への採光を考慮すると後者のような透光性を実現したシート状のアモルファスシリコン太陽電池の使用が好ましい。
この構成により、窓障子に設置した太陽電池は直接入射する太陽光を受光し発電が行われる。手摺りの屋外に面する側面では、直接入射する太陽光を太陽電池が受光し発電が行われる。手摺りの屋内に面する側面では、太陽光の直接受光の他、窓障子の太陽電池を設置していない部分に設置した反射ガラスや反射フィルム等の光の反射率増加手段により手摺りの屋内に面する側面の方向に反射する太陽光を太陽電池が受光し発電が行われる。なお、窓障子の周囲の壁面や窓障子に設置した太陽電池により反射した太陽光も手摺りの屋内に面する側面での太陽電池の発電に寄与できる。
請求項4記載の発明の太陽電池装置では、請求項1〜3のいずれかに記載の太陽電池装置であって、上記の床面、及び窓障子の周囲の壁面が、反射率の高い仕上げになされていることを特徴とする。
床面における反射率の高い床仕上げとしては、反射率の高い鏡面仕上げの石材やタイル等の素材としての反射率が高いものが使用できる。窓障子の周囲の壁面における反射率の高い仕上げとしても、ガルバニウム鋼板(アルミニウムと亜鉛金メッキ鋼板)やステンレス鋼板等の反射率の高く耐久性のある鋼板類、反射率の高いタイルや鏡面仕上げの壁材が使用できる。特にガルバニウム鋼板は亜鉛鉄板の特性防食機能とアルミニウムの長期耐食性を合わせ持ち、亜鉛鉄板の3〜6倍の寿命が期待でき、更に太陽光を反射しやすい素材であるため好ましい。なお、色目やテクスチュア(質感や材質感)等については特に限定するものではない。
上記請求項1〜3記載の光の経路による発電に加え、窓障子の周囲の壁面を反射率の高い仕上げにすることにより、窓障子の周囲の壁面より反射された太陽光を増加し、手摺りの屋内に面する側面での太陽電池が受光し発電が行われる。また、床面も反射率の高い材料にすることにより、反射率の高い仕上げにした壁面、反射ガラスや反射フィルム等の光の反射率増加手段、窓障子に設置した太陽電池等により床面に向けて反射された太陽光を、床面にて再度反射させ、手摺りの屋内に面する側面での太陽電池に受光させ発電が行われる。
さらに、請求項5記載の発明の太陽電池装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電池であり、上記の手摺りに放熱、通風、採光が可能なスリットを設けたことを特徴とする。
上記スリットとしては、コンクリートの腰壁状の手摺りにスリットを設置したものや、薄い板状のパネル式手摺りの支柱間にスリットを設置するなどが使用でき、スリット幅、高さ、形状、位置等は特に限定されず、有効に放熱、通風、採光できるものが好ましい。
スリットが設置されることにより、屋外への放熱、通風により換気が促進し、屋内空間への採光量が増加される。また、スリットから入射する太陽光により上記記載の窓障子に設置した反射ガラス、反射フィルム、太陽電池、及び、窓障子周辺の壁面、床面へ入射する太陽光が増加される。このことより、手摺りの屋内に面する側面に向かって反射する太陽光が増し、太陽電池の発電量が増加される。
また、本発明においては、屋外に設けた床面上に屋根、庇、天井等の設置も行えるものとし、設置する場合は、透過性のある仕様のものであれば、太陽光の受光量の減少が少ないので好ましい。
請求項1〜2では、窓障子に光の反射率増加手段を設けることにより、手摺りの屋内に面する側面へ反射させた太陽光を、太陽電池が受光し発電量が増加する。
請求項3では、窓障子に太陽電池を設置することにより手摺りだけでなく窓障子部分での発電が可能となる。
請求項4では、窓障子の周囲の壁面を反射率の高い仕上げにすることにより、窓障子の周囲の壁面より反射される太陽光を増加させ発電量が増加される。また、床面も反射率の高い材料にすることにより、床面にて再度反射され、今まで受光されていなかった太陽光も手摺りの屋内に面する側面での太陽電池に受光させ発電が可能となる。
また、請求項5のスリットを設置することにより、屋内空間の通風による換気の促進、採光量の増加が可能であり、また、窓障子に設置した反射ガラスや反射フィルム等の光の反射率増加手段、太陽電池、及び、窓障子周辺の壁面、床面への受光量の増加等の効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面1〜4に基づいて説明する。
図1(イ)は実施の形態を示す斜視図であり、太陽光経路は図1(ロ)の断面図及び図1(ハ)の平面図を用いて説明を行う。
図1はマンション等の集合住宅や一戸建て住宅等におけるバルコニーを示している。バルコニーの床面7の屋外側に手摺り1を配置し、屋内側に屋内と屋外を仕切るように壁面5及び窓障子6が配置され、太陽電池装置Aが設けられている。太陽電池装置Aは手摺り1に設置した両面受光型太陽電池パネル4と窓障子6に設置した熱線反射ガラス10により構成されている。
手摺り1は支柱2、笠木3、手摺りパネルを兼ねる両面受光型太陽電池パネル4により構成される。支柱2はバルコニー床面7の屋外側に垂直に適宜間隔をとり複数本設置されている。支柱2と支柱2の間には薄い板状の上記両面受光型太陽電池パネル4が挟みこむようにしてボルトにて固定されている。支柱2の上端には長尺の笠木3が設けられている。
窓障子6はバルコニー床面7からバルコニー天井付近までの高さを有した掃き出し窓である。
両面受光型太陽電池パネル4は、表裏両面からの受光により発電を行うことが可能なものである。既存のバルコニーに固定されている薄い板状の手摺りパネルを取り外し、この両面受光型太陽電池パネル4を取り付けてもよい。
屋外と屋内を仕切る窓障子6には、全面に反射率が約35%の熱線反射ガラス10が設置されている。
発電が行われる太陽光経路については、手摺り1の屋外に面する側面aでは、図1(ロ)の太陽光経路L4や図1(ハ)の太陽光経路L8のような直接入射する太陽光を両面受光型太陽電池パネル4が受光し、発電が行われる。手摺り1の屋内に面する側面bでは、時間帯により太陽光を直接受光する太陽光経路L9の他、太陽光を図1(ロ)の太陽光経路L2、図1(ハ)の太陽光経路L6のように窓障子6に設けた熱線反射ガラス10に入射した太陽光を手摺り1の屋内に面する側面bの方向に反射させ、両面受光型太陽電池パネル4へ受光させることにより発電が行われる。また、図1(ハ)の太陽経路L7のように窓障子6の周囲の壁面5に入射した太陽光を手摺り1の屋内に面する方向bに反射される太陽光も、両面受光型太陽電池パネル4の発電に寄与できる。
この実施例1の太陽電池装置によれば、手摺り1の両面受光型太陽電池パネル4のみの場合に比べて、熱線反射ガラス10の反射の効果により発電量が約10%向上していた。
この実施例の太陽電池装置の基本的な構成については実施例1と同様とし、相違点としては、実施例1における、屋外と屋内を仕切る窓障子6に透過性を実現したシート状のアモルファス太陽電池14(以下シート状太陽電池とする)が設置される点であり、詳細について図1及び図2を用いて説明を行う。
発電が行われる太陽光経路については、図2のようにシート状太陽電池14は、窓障子6の窓ガラス下面部分13に設置され、上面部分12には熱線反射ガラス10が設置されている。これは、窓障子6での太陽光の入射範囲が太陽高度の低い場合は全面に入射し、太陽高度が高い場合は下面部分13でないと入射しないことより、少しでも直接入射する太陽光が多い部分である窓障子6の下面部分13にシート状太陽光電池14を設置させるためである。
窓障子6の下面部分13に設置したシート状太陽電池14には図1(ロ)の太陽光経路L1や図1(ハ)の太陽光経路L5のような直接入射する太陽光を受光して発電が行われる。手摺り1の屋内に面する側面bでは、実施例1と同様な太陽光経路により発電が行われる。なお、窓障子6の下面部分13に設置したシート状太陽電池14に吸収されずに手摺りの屋内に面する側面bの方向に反射された太陽光も両面受光型太陽電池パネル4での発電に寄与される。
この実施例2の太陽装置によれば、手摺りに加え窓障子6部分での発電が可能となり、更に透過性を実現したシート状の太陽電池14が使用されることより、屋内への採光を確保しながら発電量を増やすことが可能である。
この実施例の太陽電池装置の基本的な構成については実施例1と同様とし、相違点としては、実施例1における、壁面5にガルバニウム鋼板15を設置し、床面7に鏡面仕上げのタイル16を設置する点である。詳細について図1及び図2を用いて説明を行う。
図2のように壁面5の仕上げ材として表面が波型に凹凸のあるガルバニウム鋼板15がビス等により壁面に設置され、床面7については鏡面仕上げのタイル16が全面に敷き詰められている。ガルバニウム鋼板15の波型の凹凸は、入射した太陽光を拡散反射させることにより多くの太陽光を手摺り1の屋内に面する側面b方向に反射させるためである。
発電が行われる太陽光経路については、実施例1の太陽光経路に加え、屋内に面する側面b面では、図1(ハ)の太陽光経路L7のような、壁面5に入射した太陽光をガルバニウム鋼板15により手摺りの屋内に面する側面bの方向に増大させて反射させ、両面受光型太陽電池パネル4が受光し発電が行われる。
更に、図1(ロ)の太陽光経路L3のように、壁面5に設置されたガルバニウム鋼板や窓障子6に設置された反射ガラス10に入射した太陽光で床面に向かう方向に反射した太陽光を床面7に設置した鏡面仕上げのタイル16により再度反射させ、両面受光型太陽電池パネル4が受光し発電が行われる。
この実施例3の太陽電池装置よれば、ガルバニウム鋼板15と鏡面仕上げのタイル16により反射光が増大され、今まで受光されていなかった太陽光も手摺りの屋内に面する側面bでの両面受光型太陽電池パネル4に受光させることが可能であり実施例1のみの場合に比べ発電量が向上していた。また、上記のガルバニウム鋼板15や鏡面仕上げのタイル16は、既設壁面及び床面仕上げの上からの施工が可能であり、ガルバニウム鋼板15をビスやボルト等で設置したり、床面7を鏡面仕上げのタイル16を、既設仕上げ面の上に鏡面仕上げのタイル16を固定せずに、敷き並べるだけでも良いため、大掛かりな工事を要しないで施工が可能である。
この実施例の太陽電池装置の基本的な構成は実施例1と同様とし、相違点としては、実施例1における手摺り1にスリット17が設置されている点である。詳細について図面3を用いて説明を行う。
このスリット17は、図3のように手摺りの支柱2と支柱2の間を約100mm離して設置されることによりできる隙間をスリット17とするものである。この幅は幼児が誤って進入し、転落することがないことを考慮した幅である。
このスリット17により、屋内側空間への通風を確保し換気が促進され、スリット17から入る太陽光により屋内への採光量が確保される。また、スリット17からバルコニー内に入射する太陽光は、窓障子6に設置した反射ガラス10、窓障子6の周囲の壁面5に設置したガルバニウム鋼板15、床面7に設置した鏡面仕上げのタイル16への入射量を増加させ、手摺りの屋内に面する側面bでの両面受光型太陽電池パネル4が受光する太陽光が増え、発電量が向上していた。
図4(イ)は実施の形態を示す斜視図であり、実施例での太陽光経路は図4(ロ)の断面図及び図4(ハ)の平面図を用いて説明を行う。
図4は、マンションのような集合住宅や一戸建て住宅等におけるバルコニー部分を示している。基本的な構成は実施例1と同様であり、相違点としては、手摺り1の代わりに格子状の手摺り41を、両面受光型太陽電池パネル4の代わりに片面受光型太陽電池49を、熱線反射ガラス10の代わりに熱線反射フィルム11が設けられている点である。
手摺り41は、支柱42、笠木43、手摺り格子44により構成され、支柱42はバルコニーの床面47の屋外側に垂直に適宜間隔をとり複数本設置されており、支柱42の上端には長尺の笠木43が設けられている。
太陽電池の片側のみの受光により発電する片面受光型太陽電池49が、格子手摺り44を両側から挟み込むようにボルトにより固定されている。また、屋外と屋内を仕切る窓障子46の窓ガラスの全面には反射率が約33%の熱線反射フィルム11が窓ガラスの内側面に貼り付けられている。
発電が行われる太陽光経路については、実施例1同様で、手摺り1の屋外に面する側面aでは、図4(ロ)の太陽光経路L4や図4(ハ)の太陽光経路L8のような直接入射する太陽光を片面受光型太陽電池49が受光し、発電が行われる。手摺り41の屋内に面する側面bでは、時間帯により太陽光を直接受光する太陽光経路L9の他、窓障子46に設置した熱線反射フィルム11により太陽光を図4(ロ)の太陽光経路L2、図4(ハ)の太陽光経路L6のように手摺り41の屋内に面する側面bの方向に反射させ、片側受光型太陽電池49へ受光させることにより発電が行われる
この実施例5によれば、片側受光型太陽電池49が手摺り41を挟み込むように設置されるため、太陽電池の寸法に制限が少なく、格子状手摺りだけでなくコンクリート製の腰壁状などあらゆる手摺りについても設置が可能であり、新築時だけではなく既設建物のバルコニーに設置される場合に有効である。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を一脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれるのは勿論である。
上記のように、本発明の太陽電池装置は、太陽光を効果的に反射させることにより、ベランダや屋上広場、又は、大型船等の通路や甲板等の空間での手摺りの屋内に面する側面での太陽電池の発電量の増大に有効なものである。
(イ)本発明に係わる実施例1の太陽電池装置を示す斜視図である。 (ロ)図1(イ)の線(あ)―(あ)における断面図である。 (ハ)図1(イ)の平面図である。 本発明に係わる実施例2及び3での窓障子4及び壁面5を示す正面図である 本発明に係わる実施例4の手摺りを示すスリットの正面図である。 (イ)本発明に係わる実施例2の太陽電池装置の斜視図である。 (ロ)図4(イ)の線(い)―(い)における断面図である。 (ハ)図4(イ)の平面図である。
符号の説明
1 手摺り
2 支柱
3 笠木
4 両面受光型太陽電池パネル
5 壁面
6 窓障子
7 床面
10 熱線反射ガラス
11 熱線反射フィルム
12 窓障子6の上面部分
13 窓障子6の下面部分
14 シート状太陽電池
15 ガルバニウム鋼板
16 鏡面仕上げのタイル
17 手摺りスリット
41 手摺り
42 支柱
43 笠木
44 手摺り格子
45 壁面
46 窓障子
47 床面
49 片面受光型太陽電池

Claims (5)

  1. 屋外に設けた床面の屋外側に手摺りを配置し、屋内側に屋内と屋外を仕切るように窓障子を配置しており、手摺りには太陽電池が設置され、その太陽電池は手摺りの屋外に面する側面と屋内に面する側面の両面が共に太陽光の受光により発電ができるものとし、上記窓障子には光の反射率増加手段が設けられており、窓障子に入射した太陽光を反射させ、手摺りの屋内に面する側面の太陽電池に受光させることを特徴とする太陽電池装置。
  2. 上記の窓障子に設ける光の反射率増加手段として、反射ガラスや反射フィルムを使用したことを特徴とする請求項1記載の太陽電池装置。
  3. 上記の窓障子に太陽電池が設置されていることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の太陽電池装置。
  4. 上記の床面及び窓障子の周囲の壁面が、反射率の高い仕上げになされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の太陽電池装置。
  5. 上記の手摺りに通風及び採光可能なスリットが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の太陽電池装置。
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