JP2008207364A - 艶消し木質調木口材及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐候性に優れており、木口部分の大きさに合わせて切削した場合でも切削面にも木質感があり、シボがつけやすく、シボ深さのコントロールもし易い艶消し木質調木口材及びその製造方法を提供する。
【解決手段】アクリロニトリル−エチレンプロピレンゴム−スチレン樹脂又はアクリルゴム−スチレン−アクリロニトリル樹脂からなる基材樹脂、木質充填剤、発泡剤、種剤樹脂、及び顔料を含む木質系樹脂組成物の発泡成形体からなることを特徴とする艶消し木目調木口材で、前記木質系樹脂組成物を大気中に押し出し、押し出された発泡成形体に、180℃〜220℃のエンボスロールによりシボ付けと艶消しとを行うことにより得られる。
【選択図】なし

Description

本発明は、家具や扉、棚板などの木口部に接着される艶消し木質調木口材及びその製造方法に関し、更に詳しくは、耐候性に優れ、木口部分の大きさに合わせて端部を切削した場合でも切削面に木目が現れて木質感があり、シボがつけやすく深さのコントロールが容易な艶消し木質調木口材及びその製造方法に関する。
従来、家具や弱電製品、扉、棚板等の木口部分に張り付けてその外観を改善する木口材としては、塩化ビニル樹脂製木口材やジアリルフタレート樹脂製木口材がよく用いられている。特に、塩化ビニル樹脂製木口材は、着色性、二次加工性、印刷適性などの自由度が高く意匠性のある木口材として広く使用されてきた。しかし近年では、塩化ビニル樹脂製木口材は燃焼時に塩化水素ガスが発生するため、環境保全の観点から非塩化ビニル樹脂製の木口材も使用されている。
非塩化ビニル樹脂製の木口材としては、例えば、ABS樹脂系フイルムを基材とし、該基材の表面側には、酸化チタン顔料が配合された印刷インクのベタ印刷層と、該ベタ印刷層上に着色印刷層と、該着色印刷層上に透明保護層が形成され、かつ、該透明保護層にはエンボス模様が形成されているABS樹脂系化粧シートからなる木口材が提案されている(特許文献1参照)。これはABS樹脂を折り曲げるとその部分で白化し外観を損ねてしまうため、表面に印刷層を設けて白化した部分を隠すものである。
また、別の例としては、テレフタル酸からなるジカルボン酸成分と、20〜35モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノールと65〜80モル%のエチレングリコールからなるジオール成分とから構成された非晶質ポリエステル樹脂を主成分とする樹脂成分100重量部に対して、アクリルゴム系改質剤、アクリルシリコンゴム系改質剤、ジエンゴム系改質剤、オレフィンゴム系改質剤から選ばれた少なくとも1種の改質剤を1〜25重量部を配合した着色ポリエステル樹脂系シートの表面側に、2液硬化型ウレタン樹脂塗料を塗布してなるポリエステル樹脂系木口材が提案されている(特許文献2参照)。これは、基材として使用する非晶質ポリエステルは低温条件下で割れや欠けが発生しやすいため、この欠点を解消するため改質剤を配合し、さらに物性改善や光沢調製のため、表面に2液硬化型ウレタン樹脂塗料を塗布したものである。
しかしながら、上記のような木口材の化粧性、意匠性はいずれも樹脂基材の表面に施された印刷層、塗膜層などにより保持されているので、風雨に曝されて印刷層等が劣化剥離すると樹脂基材が剥き出しになり、その化粧性や意匠性が極めて悪くなる。さらにABS樹脂やポリエステル樹脂は耐候性の点で劣っており、特に屋外ではその耐久性は極めて短くなる。
また、この種の木口材は木口部分に張り付ける際には木口部分の大きさに合わせて端部を切削する場合があるが、現場で切削面に印刷層等を施すことはできないため、その結果、切削面では樹脂基材が剥き出しになる。この樹脂基材の切削面の色、光沢は、当然のことながら印刷層や塗膜層とは非常に異なるため、著しく外観を損なうとともに安っぽい印象を与えてしまう。
さらに、この種の木口材はソリッド(非発泡)品であるため、艶消し感に乏しく、またエンボスロール等で凹凸(シボ)を付けるのが困難で、仮にシボを付けたとしても十分な深さのシボを付けることは不可能であり、従って、例えシボにより木質感を付与したとしても非常に平板的で単調であり、満足できる木質感を得ることはできなかった。
特開平11−34279号公報 特開2001−334624号公報
本発明はかかる実情に鑑み、上記のような従来技術の問題点を解消し、耐候性に優れており、木口部分の大きさに合わせて端部を切削した場合でも切削面にも木目が現れて木質感があり、シボがつけやすく深さのコントロールもし易い艶消し木質調木口材及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明者らは上記問題点を解消するべく鋭意研究の結果、特定の樹脂を基材樹脂とし、これに木質充填剤、発泡剤、種剤樹脂、及び顔料を配合した木質系樹脂組成物の発泡成形体により木口材を作成することにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
上記目的を達成するための本発明の請求項1は、アクリロニトリル−エチレンプロピレンゴム−スチレン樹脂又はアクリルゴム−スチレン−アクリロニトリル樹脂からなる基材樹脂、木質充填剤、発泡剤、種剤樹脂、及び顔料を含む木質系樹脂組成物の発泡成形体からなることを特徴とする艶消し木質調木口材を内容とする。
本発明の請求項2は、木質系樹脂組成物が、基材樹脂100重量部当り、木質充填剤4〜25重量部、発泡剤0.1〜1.0重量部、種剤樹脂3〜15重量部及び顔料0.5〜5.0重量部を含有することを特徴とする請求項1記載の艶消し木質調木口材を内容とする。
本発明の請求項3は、木質系樹脂組成物が、更に、無機充填剤及び/又は滑剤を含有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の艶消し木質調木口材を内容とする。
本発明の請求項4は、無機充填材が5〜20重量部、滑剤が0.1〜2.0重量部であることを特徴とする請求項3記載の艶消し木質調木口材を内容とする。
本発明の請求項5は、発泡倍率が1.05〜1.8倍であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の艶消し木質調木口材を内容とする。
本発明の請求項6は、表面側の光沢が5〜20cdであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の艶消し木質調木口材を内容とする。
本発明の請求項7は、裏面側にプライマー層が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の艶消し木質調木口材を内容とする。
本発明の請求項8は、アクリロニトリル−エチレンプロピレンゴム−スチレン樹脂又はアクリルゴム−スチレン−アクリロニトリル樹脂からなる基材樹脂、木質充填剤、発泡剤、種剤樹脂、及び顔料を含む木質系樹脂組成物を大気中に押し出し、押し出された発泡成形体に、180℃〜220℃のエンボスロールによりシボ付けと艶消しとを行うことを特徴とする艶消し木質調木口材の製造方法を内容とする。
本発明の請求項9は、発泡成形体にエンボスロールによりシボ付けと艶消しとを行った後、シリコンロールで押圧することを特徴とする請求項8に記載の艶消し木質調木口材の製造方法を内容とする。
本発明の請求項10は、木質系樹脂組成物が、基材樹脂100重量部当り、木質充填剤4〜25重量部、発泡剤0.1〜1.0重量部、種剤樹脂3〜15重量部及び顔料0.5〜5.0重量部を含有することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の艶消し木質調木口材の製造方法を内容とする。
本発明の請求項11は、木質系樹脂組成物が、更に、無機充填剤及び/又は滑剤を含有することを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれかに記載の艶消し木質調木口材の製造方法を内容とする。
本発明の請求項12は、無機充填材が5〜20重量部、滑剤が0.1〜2.0重量部であることを特徴とする請求項11記載の艶消し木質調木口材の製造方法を内容とする。
本発明の請求項13は、発泡倍率が1.05〜1.8倍であることを特徴とする請求項8乃至請求項12のいずれかに記載の艶消し木質調木口材の製造方法を内容とする。
本発明の請求項14は、表面側の光沢が5〜20cdであることを特徴とする請求項8乃至請求項13のいずれかに記載の艶消し木質調木口材の製造方法を内容とする。
本発明の請求項15は、裏面側にプライマーを塗布することを特徴とする請求項8〜14のいずれかに記載の艶消し木質調木口材の製造方法を内容とする。
本発明の艶消し木質調木口材は、耐候性に優れた基材樹脂の中に種剤樹脂を配合するため、種剤樹脂は押出発泡成形工程では基材樹脂と均一に混合せず、発泡成形体に鮮明な木目模様が形成される。また、発泡体であるからシボが付け易く、その深さも調節しやすく、木に近い質感が得られる。従って、本発明の艶消し木質調木口材は、長期に亘って表面の木目模様が劣化することがなく、また、木口部分のサイズに合わせて端部を切削してもその切削面に木目模様が消えることなく保持される。
木質系樹脂組成物の好ましい組成は、基材樹脂100重量部当り、木質充填剤4〜25重量部、発泡剤0.1〜1.0重量部、種剤樹脂3〜15重量部及び顔料0.5〜5.0重量部であり、これによりシボがつけ易く木質感の高い、艶消し木質調木口材が得られる。
更に、樹脂組成物に無機充填剤を配合すると、線膨張率が低くなるため、張り付けられた木口材が綺麗な木質調外観を維持することができる。無機充填材の好ましい含有量は樹脂100重量部当り5〜20重量部である。
また、更に、樹脂組成物に滑剤を配合すると、基材樹脂と種剤樹脂とが更に混ざりにくくなり、一層鮮明な木目模様が形成され、より木質感が増す。滑剤の好ましい含有量は樹脂100重量部当り0.1〜2.0重量部である。
木質系樹脂組成物の好ましい発泡倍率は1.05〜1.8倍であり、この範囲とすることにより、シボがつけ易く木質感が高いばかりでなく、強度にも優れた艶消し木質調木口材が得られる。
木口材表面側の光沢度が5〜20cdであると、本来の木により近い質感を持つ艶消し木質調木口材が得られる。
本発明の艶消し木質調木口材の製造方法は、基材樹脂の中に、木質充填剤、発泡剤、種剤樹脂、及び顔料を含む木質系樹脂組成物を大気中に押し出し、押し出された発泡成形体に180℃〜220℃のエンボスロールによりシボ付けと艶消しとを行う方法であり、これにより、上記した優れた特徴を有する艶消し木質調木口材を製造することができる。
また、発泡成形体にエンボスロールによりシボ付けと艶消しとを行った後、更に、シリコンロールで押圧し反りの修正を行えば、木口部分に張り付けた時もこの艶消し木質調木口材の浮き上がりがなく、より商品価値の高い艶消し木質調木口材を得ることができる。
本発明の艶消し木質調木口材は、アクリロニトリル−エチレンプロピレンゴム−スチレン樹脂又はアクリルゴム−スチレン−アクリロニトリル樹脂からなる基材樹脂、木質充填剤、発泡剤、種剤樹脂、及び顔料を含む木質系樹脂組成物の発泡成形体からなることを特徴とする。
本発明において基材樹脂として使用される樹脂は、アクリロニトリル−エチレンプロピレンゴム−スチレン樹脂(AES)、又はアクリルゴム−スチレン−アクリロニトリル樹脂(ASA)であり、かかる樹脂として市販されている製品はいずれも好適に使用できる。前者の市販樹脂としては、例えば、「W220(テクノポリマー株式会社製)」等が挙げられ、また、後者の市販樹脂としては、例えば、「S710(三菱レイヨン株式会社製)」等が挙げられる。これらの樹脂は耐候性に優れたおり、長期に亘って優れた艶消し木質調の外観を保持することができる。
本発明において用いられる木質充填剤は、本発明の艶消し木質調木口材に木質感を付与する目的で配合される。このような木質充填剤はセルロースを主成分とする物質の粉粒体で、例えば木材、竹、籾殻、ケナフ、パルプ、紙、落綿、セルロース繊維等の粉粒体が挙げられ、これらは単独又は2種以上組み合わせて用いられるが、特に木粉が好適である。木質充填剤は平均粒径が150μm(100メッシュパス)〜375μm(40メッシュパス)ものが好ましい。細かすぎると木質感が発現しがたく、一方、粗すぎると得られる発泡成形体の表面が不均一となり、外観、物性ともに低下する
木質充填剤の配合量は本発明の目的が達成できる限り特に限定されないが、上記した基材樹脂100重量部に対し4〜25重量部程度が好ましい。4重量部よりも少ないと木質感を十分に付与できない傾向があり、一方、25重量部を超えると艶消し木質調木口材の強度が低下する傾向がある。
本発明において用いられる発泡剤としては、加熱によって分解、或いは物理的変化によりガスを発生するタイプの、従来から発泡プラスチックスの発泡剤として使用されてきたものがいずれも使用できる。発泡剤をより具体的に示すと、無機系発泡剤としては、重炭酸ナトリウム、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、水素化ホウ素ナトリウム、アジド化合物などが例示できる。有機系発泡剤としては、アゾジカルボンアミドやアゾビスイソブチロニトリルに代表されるアゾ化合物、オキシスベンゼンスルホニルヒドラジドに代表されるスルホニルヒドラジド化合物、ジニトロソペンタメチレンテトラミンに代表されるニトロソ化合物等が例示でき、また、発泡剤や高圧ガスを内部に含むマイクロカプセルの様な自己膨張型発泡剤を用いても良いが、これに限定されるものではない。これらの発泡剤は単独又は2種以上を組み合わせて用いられるが、アゾ化合物系の発泡剤を使用すると、セルが緻密な艶消し木質調木口材を製造することができる。
発泡剤の配合量は使用する発泡剤のガス発生量によっても異なり一概には規定し難いが、シボが付けやすくなり、端部を切削した時にその切削面に艶が発生しない程度であれば特に限定されない。通常、上記基材樹脂100重量部に対し、0. 1〜1.0重量部程度配合するのが好ましい。この配合量により発泡倍率が1.05〜1.8倍程度の発泡成形体になり、シボが付けやすく、また深さもコントロールしやすく、端部を切削したとしても切断面に艶が発生せず、十分に木質感が現れ、また強度も十分である。なお、発泡倍率が1.05倍未満では、ソリッド品に近くなり、シボが付けにくいばかりでなく気泡が少なすぎて木質感が出にくくなり、一方、1.8倍を超えると発泡成形体の表面硬度が軟らかくなり傷が付きやすく、また端部を切削した時に発泡層のセルが粗くなり表面の質感とに差が発生しやすくなる。より好ましくは、1.2〜1.5倍程度である。
本発明において用いられる種剤樹脂は、基材樹脂よりもMFR値が低い樹脂を用いることが好ましい。種剤樹脂は基材樹脂よりも流動性が低いため押出成形の混練工程では基材樹脂と均一に混合せず、このような種剤樹脂を混合することにより発泡成形体中に不規則な且つ境界のはっきりしない筋模様を形成して木目調に酷似した外観を与えることができる。種剤樹脂として用いる樹脂の種類は、基材樹脂と同じまたは基材樹脂と相溶性のある樹脂が好ましい。
種剤樹脂の配合量は、適当な木目模様が形成される限り特に限定されないが、基材樹脂100重量部に対して好ましくは3〜15重量部である。3重量部未満では十分に木目模様が発現せず、一方、15重量部を超えると顔料の含有量が多くなり木目模様が目立たなくなる傾向がある。
本発明において用いられる顔料としては特に限定されず、従来公知の顔料が全て好適に使用でき、所望の木目模様に応じて、イエロー、オレンジ、ブラウン、レッド等の色の顔料が、単独又は2種以上組み合わせて用いられる。
顔料の配合量は、所望の木目模様や木質感により適宜決定されるが、基材樹脂100重量部に対し0.5〜5.0重量部が好ましい。0.5重量部未満では深みのある木目模様や木質感が発現せず、一方、5.0重量部を超えると、顔料の含有量が多くなり、木目模様が目立たなくなる傾向がある。
本発明における木質な樹脂組成物には、更に無機充填剤を配合することもできる。この無機充填剤を配合することにより、艶消し木質調木口材の線膨張を抑え、綺麗な外観を維持することができる。本発明で用いられる無機充填剤としては特に限定されず、通常、アクリロニトリル−エチレンプロピレンゴム−スチレン樹脂、アクリルゴム−スチレン−アクリロニトリル樹脂に配合される無機充填剤が全て好適に使用できるが、例えば、炭酸カルシウム、珪酸カルシウム、タルク、アルミナ、雲母、石英又はシリカ、ガラス等が挙げられ、これらは単独又は2種以上組み合わせて用いられる。無機充填剤の粒径は2μm〜10μm程度が好ましい。
無機充填剤の配合量は、通常、基材樹脂100重量部に対し5〜20重量部が好ましい。5重量部未満では線膨脹率が大きくなり、一方、20重量部を超えると強度の低下が生じやすくなる。
本発明における木質系樹脂組成物には、更に滑剤を配合することもできる。滑剤としては、汎用合成樹脂の押出成形で通常使用されるものがいずれも使用でき、例えば、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸類;ステアリン酸モノグリセライド、ステアリルステアリレート等の脂肪酸エステル類;ステアリン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド等の脂肪酸アマイド類;ポリエチレンワックス、パラフィン等の炭化水素類;ステアリルアルコール等の高級アルコール、ステアリン酸等の高級脂肪酸等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上組み合わせて用いられる。
滑剤は、通常の場合、樹脂の加熱成形時にその流動性を高くして成形を容易にするため、樹脂組成物に対し1〜10重量部程度添加されるが、本発明においては基材樹脂の流動性のみを高くして、流動性の低い種剤樹脂との流動性の差をより大きして木目模様をより鮮明にするために、基材樹脂100重量部に対し0.1〜2.0重量部配合するのが好ましい。配合量が0.1重量部より少ないと上記添加効果が十分でなく、一方、2.0重量部を超えると基材樹脂のみならず種剤樹脂の流動性までも大きくなり、その結果、両者の流動性の差が大きくならず、木目模様をより鮮明にする効果は得られ難い。
本発明における木質系樹脂組成物には、更に、発泡性を向上させるために、発泡核剤としてタルク、炭酸カルシウム、ワラストナイト、クレイ、珪酸カルシウム等を添加してもよい。これらは単独で又は2種以上組み合わせて用いられる。
本発明における木質系樹脂組成物には、必要に応じて、更に、酸化防止剤、ゲル化促進剤、メヤニ防止剤、帯電防止剤等のその他の添加剤を配合してもよい。
本発明で使用する木質系樹脂組成物の調製には、従来公知の混合機、押出機が使用される。まず、基材樹脂、木質充填剤、発泡剤、種剤樹脂、顔料等を配合し、混合機で混合する。混合機としては、例えば、スーパーミキサー、バンバリーミキサー等が挙げられる。混合機で混合された粉体状の混合物は、そのまま押出成形機に供給してもよく、また、発泡剤を除く原料を混練押出機でペレットとし、このペレットと発泡剤との混合物を押出成形機に供給してもよい。
以下、粉体状の木質系樹脂組成物から艶消し木質調木口材を製造する好ましい方法を、図1に基づいて説明する。
まず、上記の如く調整した木質系樹脂組成物を押出成形機1のホッパー1aから投入し、金型のダイ1bから溶融した樹脂を大気中に押し出す。
押し出された発泡成形体は、平滑性、寸法安定性がないため、サイジング2を用いて平滑性、寸法安定性を付与することが好ましい。
次に、発泡成形体は冷却固化される。冷却方法は特に限定されず、図示したように、水槽3内を通過させて水冷してもよいし、また、冷却ロールにて押圧しながら冷却してもよく、これらを組み合わせて使用してもよい。
次に、発泡成形体は加熱したエンボスロール4にて押圧することにより、表面にシボ付け及び艶消しが行われる。
エンボスロール4の温度は好ましくは180℃〜220℃である。この温度が180℃未満であるとシボが入りにくく、艶も消えず、一方、220℃を超えると発泡成形体の表面がおかされ粗悪となる。
加熱したエンボスロール4でシボ付け及び、艶消しを行うことにより、発泡成形体に幅方向の反りが発生することがある。この反りを修正するため、シリコンロール5で該発泡成形体の表面側及び裏面側を押圧することが好ましい。これにより、木口部分に張り付けた木口材が浮き上がって剥がれるようなことが防止され、より商品価値の高い艶消し木質調木口材を得ることができる。尚、この場合、シリコンロール5の温度を上記したエンボスロール4と同程度の温度に加熱することにより、反り防止と同時に更に艶消し効果も得ることができる。
シボ付け及び艶消しされた発泡成形体は、引取機6を経て該成形体の裏面に、木口部分との接着性を高めるためのプライマーを塗布してプライマー層を形成してもよい。
プライマーの塗布方法としては、公知の種々の方法を用いることができる。例えば、ロールコート法、グラビアロールコート法、ロールブラッシュ法、スプレーコート法、エアーナイフコート法、バーコート法及びカーテンコート法等を単独でもしくは組み合わせて使用することができる。
塗布するプライマーとしては、アロンエバーグリップリミテッド製PR−135NT、P−71等が例示できる。
この場合、図2に示すように、発泡成形体の裏面に、プライマー塗布用の溝11を設け、プライマー層12を形成しておくのが好ましい。
プライマー塗布された発泡成形体は乾燥機8にて乾燥され、艶消し木質調木口材9とされ、巻き取り機10により巻き取られる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら制限されるものではない。
実施例1
アクリロニトリル−エチレンプロピレンゴム−スチレン樹脂(テクノポリマー株式会社製、W220)100重量部、木粉(木質充填剤)[有限会社大林工業製、S80(80メッシュ)]15重量部、発泡剤(永和化成工業株式会社製、ビニホールAC#1)0.4重量部、タルク(無機充填剤)(富士タルク株式会社製、PKP−53)5重量部、滑剤[コグニスジャパン株式会社製、LOXAMID EBS(エチレンビスステアリン酸アマイド)]0.5重量部、種材樹脂6重量部(日本ピグメント株式会社製、WX01MB LD0220を3重量、日本ピグメント株式会社製、WX01MB LD0362を3重量部)、顔料(レジノカラー株式会社、SBHP−8366)2重量部からなる混合物をホッパー1aから押出成形機1(IKG株式会社製50粍、L/D比=24)内に投入した。シリンダーの温度条件は、C1/130℃、C2/170℃、C3/170℃であり、ダイスの温度条件は170℃とした。
なお、押出成形機1には、2mm×39mmの板状で裏面に幅5mm深さ0.3mmの溝が6mm間隔に3本設けられた発泡成形体を押出すダイ1bが設けられた金型を取り付けた。
押出された発泡成形体にサイジング2で波取り処理を施し、水槽3により水冷した。なお、水冷直後の成形品の温度は約20℃であった。
この発泡成形体の表面に200℃に熱したエンボスロール4(宮森金属製版所製、B1072)を押圧して、その表面にシボ付け及び艶消しを行った。
次いで、発泡成形体の表面にシリコンロール5(明和ゴム株式会社製)をで押圧して、幅方向の反りを修正するとともに、再度補充的に、表面の艶消しを行った。
次に、発泡成形体の裏面にプライマー(アロンエバーグリップリミテッド株式会社製、PR−135NT)を塗布し、厚さ70μmのプライマー層を形成した。なお、このプライマー塗布に使用した塗布機7はハッポー化学工業株式会社製である。
得られたプライマー層付きの発泡成形体を乾燥機8で乾燥した後、巻き取り機10(直径500mm)に巻き取り、ロール状の艶消し木質調木口材(発泡倍率1.2)9を得た。
得られた艶消し木質調木口材について、光沢度(艶消し)及び耐候性を下記の方法により評価した。結果を表1に示す。
(光沢度)
タコスジャパン株式会社製ハンディー光沢計(TMS724)を使用した。
測定条件:光源角度60° 受光角度60°
(耐候性)
サンシャインウエザロメーター(スガ試験機社製)を用い、下記の条件で試験した。色差ΔEが5以下を耐候性良好と評価した。
試験条件:
促進試験時間:2000時間
色差計:CM3600D(ミノルタ社製)
光源:サンシャインカーボンアーク
ブラックパネル温度:63℃
試験サイクル:照射102分、降雨18分の繰り返し
実施例2
シリコンロール5を用いなかった他は実施例1と同様にしてロール状の艶消し木質調木口材を得、実施例1と同様にして光沢度及び耐候性を評価した。結果を表1に示す。
比較例1
基材樹脂をABS樹脂(テクノポリマー株式会社製ABS150)に置き換えた他は実施例1と同様にしてロール状の艶消し木質調木口材を得、実施例1と同様にして光沢度及び耐候性を評価した。結果を表1に示す。
比較例2
発泡剤を含有させなかった他は、比較例1と同様にしてソリッド(非発泡)の木質調木口材を得、実施例1と同様にして光沢度及び耐候性を評価した。結果を表1に示す。
Figure 2008207364
叙上のとおり、本発明の艶消し木質調木口材は、木質感に富むとともに、艶消し性に優れ高級感があり、また耐候性が良好であるので、特に屋外で使用される木口材としても有用である。
本発明による艶消し木質調木口材の製造工程を示す概略説明図である。 本発明の艶消し木質調木口材の一例を示す概略断面図である。
符号の説明
1 押出成形機
1a ホッパー
1b ダイ
2 サイジング
3 水槽
4 エンボスロール
5 シリコンロール
6 引取機
7 プライマー塗布機
8 乾燥機
9 艶消し木質調木口材
10 巻き取り機
11 プライマー塗布用の溝
12 プライマー層

Claims (15)

  1. アクリロニトリル−エチレンプロピレンゴム−スチレン樹脂又はアクリルゴム−スチレン−アクリロニトリル樹脂からなる基材樹脂、木質充填剤、発泡剤、種剤樹脂、及び顔料を含む木質系樹脂組成物の発泡成形体からなることを特徴とする艶消し木質調木口材。
  2. 木質系樹脂組成物が、基材樹脂100重量部当り、木質充填剤4〜25重量部、発泡剤0.1〜1.0重量部、種剤樹脂3〜15重量部及び顔料0.5〜5.0重量部を含有することを特徴とする請求項1記載の艶消し木質調木口材。
  3. 木質系樹脂組成物が、更に、無機充填剤及び/又は滑剤を含有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の艶消し木質調木口材。
  4. 無機充填材が5〜20重量部、滑剤が0.1〜2.0重量部であることを特徴とする請求項3記載の艶消し木質調木口材。
  5. 発泡倍率が1.05〜1.8倍であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の艶消し木質調木口材。
  6. 表面側の光沢度が5〜20cdであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の艶消し木質調木口材。
  7. 裏面側にプライマー層が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の艶消し木質調木口材。
  8. アクリロニトリル−エチレンプロピレンゴム−スチレン樹脂又はアクリルゴム−スチレン−アクリロニトリル樹脂からなる基材樹脂、木質充填剤、発泡剤、種剤樹脂、及び顔料を含む木質系樹脂組成物を大気中に押し出し、押し出された発泡成形体に、180℃〜220℃のエンボスロールによりシボ付けと艶消しとを行うことを特徴とする艶消し木質調木口材の製造方法。
  9. 発泡成形体にエンボスロールによりシボ付けと艶消しとを行った後、シリコンロールで押圧することを特徴とする請求項8に記載の艶消し木質調木口材の製造方法。
  10. 木質系樹脂組成物が、基材樹脂100重量部当り、木質充填剤4〜25重量部、発泡剤0.1〜1.0重量部、種剤樹脂3〜15重量部及び顔料0.5〜5.0重量部を含有することを特徴とする請求項8又は請求項9記載の艶消し木質調木口材の製造方法。
  11. 木質系樹脂組成物が、更に、無機充填剤及び/又は滑剤を含有することを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれかに記載の艶消し木質調木口材の製造方法。
  12. 無機充填材が5〜20重量部、滑剤が0.1〜2.0重量部であることを特徴とする請求項11記載の艶消し木質調木口材の製造方法。
  13. 発泡倍率が1.05〜1.8倍であることを特徴とする請求項8乃至請求項12のいずれかに記載の艶消し木質調木口材の製造方法。
  14. 表面側の光沢度が5〜20cdであることを特徴とする請求項8乃至請求項13のいずれかに記載の艶消し木質調木口材の製造方法。
  15. 裏面側にプライマーを塗布することを特徴とする請求項8〜14のいずれかに記載の艶消し木質調木口材の製造方法。
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