JP2008203787A - エンドレスベルト及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルト基材から剥れにくい蛇行防止ガイド部材を備えるエンドレスベルト、及び該エンドレスベルトを備える画像形成装置を提供する。
【解決手段】無端状のベルト基材12と、該ベルト基材12の少なくとも片側の側縁に沿って帯状の蛇行防止ガイド部材14と、が設けられ、前記蛇行防止ガイド部材14が、弾性部材と、該蛇行防止ガイド部材の長手方向に沿って形成される補強部材と、の複合体であることを特徴とするエンドレスベルト、及び、このエンドレスベルトを備えた画像形成装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンドレスベルト及び画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置としては、例えば、エンドレスベルトを中間転写ベルトとして使用した中間転写方式のカラー画像形成装置がある。これは、電子写真プロセス等によりトナー像が形成される像保持体(例えば感光体ドラム)の転写部で接触して回転するようなエンドレスベルト(中間転写ベルト)を複数のベルト支持ロール間に張架して配設したものであり、その像保持体上に形成される複数のトナー像を一旦中間転写ベルトの同じ位置に重ねあわせるように一次転写した後、その中間転写ベルト上に転写されたトナー像を用紙に一括して二次転写するものである。そして、用紙上に二次転写された多色のトナー像は、その後定着装置により定着されてカラー画像となる。
この他、エンドレスベルトを備えた画像形成装置としては、用紙を担持して複数の画像形成ユニットの転写部を通過させるように搬送する用紙搬送ベルトを使用した、いわゆるタンデムタイプのカラー画像形成装置もある。これは、各色成分のトナー像を個々に形成するため画像形成ユニットを複数並べて配置し、その各画像形成ユニットの転写部で接触して回転するように用紙搬送ベルトを複数のベルト支持ロール間に張架して配設したものであり、その用紙搬送ベルトに吸着して担持した用紙を各画像形成ユニットの転写部を通過させるように搬送することにより、各画像形成ユニットで形成される各トナー像を同じ用紙に順次重ねあわせるように転写し、最後に定着させてカラー画像とするものである。
また、エンドレスベルトの両側縁の内面側に蛇行防止ガイド部材を設けて、そのガイド部分をベルト支持ロールの外周に設けた溝で案内する方法が提案されている。この後者の技術に関しては、例えば、ガイドとしてエラストマーを接着した補強テープを接着する方法(例えば、特許文献1参照)が提案されている。このような蛇行防止ガイド部材を設けることで、エンドレスベルトの蛇行を防止することができる。
蛇行防止ガイド部材付きエンドレスベルトにおいて、蛇行防止ガイド部材には弾性材料が用いられる。
蛇行防止ガイド部材を備えたエンドレスベルトの技術としては、蛇行防止ガイド部材の隙間を接着剤で埋めることが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平4−333457号公報 特許第3544192号公報
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、以下の内容を課題とする。即ち、ベルト基材から剥れにくい蛇行防止ガイド部材を備えるエンドレスベルト、及び該エンドレスベルトを備える画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段により解決される。
即ち、本発明は、
<1> 無端状のベルト基材と、該ベルト基材の少なくとも片側の側縁に沿って帯状の蛇行防止ガイド部材と、が設けられ、前記蛇行防止ガイド部材が、弾性部材と、該蛇行防止ガイド部材の長手方向に沿って形成される補強部材と、の複合体であることを特徴とするエンドレスベルトである。
<2> 前記補強部材の熱膨張係数が、前記弾性部材の熱膨張係数よりも小さいことを特徴とする<1>に記載のエンドレスベルトである。
<3> 前記弾性部材及び前記補強部材が、シート状であり、該弾性部材及び該補強部材が、前記ベルト基材の厚み方向に積層されていることを特徴とする<1>又は<2>に記載のエンドレスベルトである。
<4> 前記補強部材が、円筒形状又は円柱形状であることを特徴とする<1>又は<2>に記載のエンドレスベルトである。
<5> 前記補強部材が、ポリイミド樹脂を含有していることを特徴とする<1>〜<4>の何れか1つに記載のエンドレスベルトである。
<6> 前記蛇行防止ガイド部材が、シームレス形状であることを特徴とする<1>〜<5>の何れか1つに記載のエンドレスベルトである。
<7> 像保持体と、前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像をトナーによりトナー像を形成して現像する現像手段と、前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記トナー像を記録媒体に定着する定着手段と、<1>〜<6>の何れか1つに記載のエンドレスベルトと、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、ベルト基材から剥れにくい蛇行防止ガイド部材を備えるエンドレスベルト、及び該エンドレスベルトを備える画像形成装置を提供することができる。
本発明のエンドレスベルトを、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本発明のエンドレスベルト10は、電子写真方式の画像形成装置(詳細後述)に搭載されるベルトであって、無端状のベルト基材12、ベルト基材12の内周面または外周面の少なくとも片側の側縁に沿って設けられた帯状の蛇行防止ガイド部材14と、から構成されている。
電子写真方式の画像形成装置に搭載されることで、ベルト基材12は、詳細を後述する複数の円柱状または円筒状の支持ロール各々に巻掛けられ、これら複数の支持ロールの回転駆動によって張架搬送される。
ベルト基材12は、環状に構成されればよく、継ぎ目があってもなくてもよい。ベルト基材は、エンドレスベルト10の用途や要望される機能等に応じて、材質、形状、及び大きさ等が適宜設定されるが、ベルト基材12の厚さは、通常、0.02〜0.2mm程度が好ましい。
ベルト基材12の材質としては、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられる。上記ポリアミドイミド樹脂としては、東洋紡バイロマックスHR16NN(固形分18質量%)を好適に用いることができる。
ベルト基材12の材質の一例としては、エンドレスベルト10が電子写真方式を用いた画像形成装置の中間転写ベルト及び転写搬送ベルトとして用いられる場合には、導電剤を含有するポリイミド系樹脂が使用される。
また、エンドレスベルト10を、電子写真方式の画像形成装置の中間転写ベルト、及び記録媒体を搬送する搬送ベルトとして用いる場合には、1×109Ω/□〜1×1014Ω/□の範囲に表面抵抗率を制御するために、必要に応じて導電性フィラーとして、カーボンブラック、グラファイト、アルミニウム、銅合金などの金属または合金、酸化スズ、酸化亜鉛、チタン酸カリム、酸化スズ−酸化インジウムまたは酸化スズ−酸化アンチモン複合酸化物などの金属酸化物、または、ポリアニリンなどの導電性ポリマーなどが単独又は2種以上の併用により用いられる。中でも、導電性フィラーとしては、コストの点でカーボンブラックが好適である。また、必要に応じて分散剤、滑剤などの加工助剤を添加することができる。
表面抵抗率は、円形電極(例えば、株)ダイヤインスツルメント製ハイレスタUPMCP−450型「URプローブ」)を用い、JIS K6991(1995)に従って測定することができる。
詳細には、図2に示す円形電極((株)ダイヤインスツルメント製ハイレスタUPMCP−450型URプローブ:第一電圧印加電極Aと板状絶縁体Bとを備え、円柱状電極部Cの外径φ16mm、リング状電極部Dの内径φ30mm、外径φ40mm)を用い、電圧を100V(電界依存性については100Vおよび1000V)印加して10秒後の電流値を求め算出した。具体的には、第一電圧印加電極Aにおける円柱状電極部C及びリング状電極部Dと板状絶縁体Bとの間にエンドレスベルトTを挟持し、第一電圧印加電極Aにおける円柱状電極部Cとリング状電極部Dとの間に電圧V(V)を印加したときに流れる電流I(A)を測定し、下記式(2)により表面抵抗率ρs(Ω/□)を算出した。なお、22℃、55%RH環境で測定を行った。ここで、下記式(2)中、d(mm)は円柱状電極部Cの外径を示す。このようにして、ベルトの24点(幅方向3箇所×周方向8箇所)を測定し、その平均値をベルトの表面抵抗率とした。
式(2) ρs=π×(D+d)/(D−d)×(V/I)
蛇行防止ガイド部材14は、上記ベルト基材12の内周面または外周面の少なくとも片側の側縁に沿って帯状に設けられており、弾性部材と、該蛇行防止ガイド部材の長手方向に沿って形成される補強部材と、の複合体により構成されている。
このように構成された蛇行防止ガイド部材14がベルト基材12の内周面または外周面の少なくとも片側の側縁に沿って設けられることにより、エンドレスベルト10が後述する複数の支持ロールによって張架された場合、特にベルト基材から蛇行防止ガイド部材が僅かに剥離した場合でも、弾性部材の変形が少ないため、蛇行防止ガイド部材がベルト基材から剥れにくくなる。
また、本発明のエンドレスベルトにおいて、補強部材とは弾性部材の伸びを抑制するもので、前記補強部材の熱膨張係数が前記弾性部材の熱膨張係数よりも小さいことが好ましい。
ここで、前記補強部材の熱膨張係数、前記弾性部材の熱膨張係数、及び該弾性部材と該補強部材との複合体の熱膨張係数は、下記式(1)の関係を有する。
式(1)
αc=αm(1−vf)+αfVf
式(1)中、αcは補強部材を添加した複合体の熱膨張係数を表し、αmは弾性部材の熱膨張係数を表し、αfは補強部材の熱膨張係数を表し、Vfは複合体における補強部材の容積分率を表す。
前記補強部材の熱膨張係数、前記弾性部材の熱膨張係数は、所定の温度(本発明においては、10℃〜50℃の範囲)において、温度を変えたときに、材料の長さが増加する割合をいう。例えば、(株)島津製作所製熱機械分析装置TMA−60Hを用い試料を加熱,冷却した際の膨張,収縮などの試料変形を測定することにより測定できる。
上述のように、前記補強部材の熱膨張係数が前記弾性部材の熱膨張係数よりも小さいと、蛇行防止ガイド部材14の弾性体の熱膨張係数を低減させ、寸法の加工精度を向上させることができ、蛇行防止ガイド部材14の両端の隙間を小さくすることができる。
また、補強部材の熱膨張係数と前記弾性部材の熱膨張係数との差が大きいと温度の変化によって、補強部材と前記弾性部材との間の剥離強度が大きくなり、補強部材と前記弾性部材との間の密着性がなくなる場合があるので、前記弾性部材の熱膨張係数と前記補強部材の熱膨張係数との差が、5×10−5/℃以上50×10−5/℃以下であることが好ましく、10×10−5/℃以上30×10−5/℃以下であることがより好ましい。
更に、同様の理由で、前記弾性部材の熱膨張係数を前記補強部材の熱膨張係数で割った値(αm/αf)が、2以上20以下であることが好ましく、5以上15以下であることがより好ましい。
前記弾性部材の材質としては、蛇行防止ガイド部材にかかる応力を好ましく分散吸収できる点で、デュロメータ硬さ(JIS K6253(1997)に準拠した硬さ)がA60/S〜A90/Sのものが好ましく、デュロメータ硬さがA70/S〜A90/Sのもの特に好ましく、具体的には、ポリウレタン樹脂(40×10−5/℃)、ネオプレンゴム(50×10−5/℃)、ポリウレタンゴム(45×10−5/℃)、シリコーンゴム(15×10−5/℃)、ポリエステルエラストマー(30×10−5/℃)、クロロプレンゴム(30×10−5/℃)、ニトリルゴム(60×10−5/℃)等が挙げられ、これらの中でも、電気絶縁性、耐湿、耐溶剤、耐オゾン及び耐熱性、耐磨耗性を考慮すると、特にポリウレタンゴムやシリコーンゴムが好適に用いられる。
また、前記補強部材の材質としては、耐熱性を有する樹脂であれば特に限定されず、熱膨張係数の小さい樹脂材料、チタン酸カリウム、雲母等の無機系材料を用いることができ、樹脂材料としては、ポリイミド樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、アラミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂が挙げられ、この中でも、熱膨張係数が小さいなどの点で、ポリイミド樹脂が好ましい。
一方、前記蛇行防止ガイド部材14における前記補強部材の容積比率は、10容量%以上50容量%以下であることが好ましく、20容量%以上50容量%以下であることがより好ましく、25容量%以上45容量%以下であることが更に好ましい。前記補強部材の容積比率が10容量%以上50容量%以下であると、補強部材の効果が充分に発揮でき、蛇行防止ガイド部材が硬くなり、ベルトの変形に追随することもない。
前記補強部材の形状は、蛇行防止ガイド部材14の長手方向に沿って形成されるものであれば特に限定されず、シート状、線状、何れの形状でも構わない。また、前記補強部材は、シート状、線状、何れであっても、蛇行防止ガイド部材の長手方向の一端から他端まで連続していることが好ましい。以下、前記補強部材の形状について、シート状の場合と、線状の場合に分けて説明する。
シート状の補強部材を有する蛇行防止ガイド部材を図3を用いて説明する。具体的には、シート状の補強部材を有する蛇行防止ガイド部材14Aは、図3に示すように、弾性部材16とシート状の補強部材18が交互に積層されて複合体となっている。尚、シート状の補強部材18は、蛇行防止ガイド部材14Aの短手方向の一端から他端まで連続していなくてもよいが、図3に示す蛇行防止ガイド部材14のように、蛇行防止ガイド部材14Aの短手方向の一端から他端まで連続していることが好ましい。また、図3に示す蛇行防止ガイド部材14Aは、弾性部材16とシート状の補強部材18とを複数の層として有しているが、弾性部材16及びシート状の補強部材18はそれぞれ少なくとも一層あればよく、積層する層の順番は特に限定されない。シート状の補強部材18の厚さ及び層の数は、前記蛇行防止ガイド部材14全体に対するシート状の補強部材18の容積比率が10容量%以上50容量%以下となるように設定することが好ましい。
また、蛇行防止ガイド部材14Aは、走行時に摩擦摩耗することがあるが、シート状の補強部材18の材質がポリイミド樹脂である場合、蛇行防止ガイド部材14Aのベルト基材12の反対側の面を、ポリイミド樹脂を含むシート状の補強部材18とすることにより、弾性部材16よりもシート状の補強部材18の方が摩耗量が少ないので、寿命が向上する。
シート状の補強部材を有する蛇行防止ガイド部材14Aは、例えば、弾性部材16とシート状の補強部材18とをそれぞれ作製し、該作製した弾性部材16とシート状の補強部材18とを積層し、加熱加圧する(好ましくは0.2〜10MPa、40〜80℃の条件で、1〜10分加熱加圧する)ことにより作製できる。
線状の補強部材を有する蛇行防止ガイド部材を図4を用いて説明する。具体的には、線状の補強部材を有する蛇行防止ガイド部材14Bは、図4に示すように、弾性部材16中に、線状の補強部材である円筒状の補強部材20があり、複合体となっている。尚、図4に示す線状の補強部材を有する蛇行防止ガイド部材14Bは、円筒状の補強部材を有しているが、補強部材の短手方向に切断したときの断面形状は、特に限定されず、円柱形状のものでもよい。本発明においては、線状の補強部材は、円筒形状又は円柱形状の補強部材であることが好ましく、円筒形状の補強部材であることが変形しやすい点で好ましい。また、線状の補強部材の太さ(断面積)、本数等は、特に限定されないが、前記蛇行防止ガイド部材14全体に対する線状の補強部材の容積比率が10容量%以上50容量%以下となるように設定することが好ましい。
線状の補強部材を有する蛇行防止ガイド部材14Bは、例えば、弾性部材16がウレタン樹脂の場合、線状の補強部材を作製し、それを並べて、未硬化のウレタン樹脂を積層し、加熱加圧する(好ましくは0.2〜10MPa、40〜80℃の条件で、1〜10分加熱加圧する)ことにより作製できる。
前記蛇行防止ガイド部材の幅は、蛇行防止効果、耐久性等の点から、通常1〜10mmが好ましく、特に4〜7mmが好ましい。厚みは、特に制限されないが、蛇行防止効果や耐久性等の観点から、通常0.5〜5mmが好ましく、特に1〜2mmが好ましい。
本発明のエンドレスベルトは、ベルト基材12と蛇行防止ガイド部材14とを接着する、或いは補強部材がシート状のときに、補強部材と弾性部材を接着するための接着層を設けてもよい。接着層に用いる接着剤としては、セメダイン(株)製のアクリル変性シリコンポリマーを主成分とするスーパ−XNo8008、コニシ(株)製の特殊変成シリコンポリマーを主成分とするMOS7などを挙げることができ、ベルト基材12と蛇行防止ガイド部材14との接着強度より上げるという観点からは、セメダイン(株)製のアクリル変性シリコンポリマーを主成分とするスーパ−XNo8008が好ましく用いられる。
なお、このような接着層としては、上記ベルトの変形に追随する弾性を有することはもちろん、作業性に優れるという観点から、感熱性を有するシート状の接着剤(所謂、感熱型接着剤)を用いることが好ましい。
この感熱性を有するシート状の感熱型接着剤は、常温では接着力及び粘着力の無い固体であるが、加熱することで溶融し、冷却固化する時に接着力を発現する接着剤からなる。
このように、接着層としてシート状の感熱型接着剤を用いることにより、接着層としてシート状の感熱型接着剤を用いることにより、シート状であることによって、ベルト基材12に蛇行防止ガイド部材14を接着するにあたり、作業が容易であり、ベルト基材12と蛇行防止ガイド部材14との接着性がよく、ベルト基材12と蛇行防止ガイド部材14との接着ムラが少なく、接着層を均一な厚みで形成することができる。
このため、接着層としてシート状の感熱型接着剤を用いることにより、ベルト基材12と蛇行防止ガイド部材14とを、互いの当接面の全面に渡って均一な強度で接着することができるので、ベルト基材12と蛇行防止ガイド部材14との間のずれが発生することを防止することができる。
また、常温で単に圧力を加えて接着する感圧型接着剤とは異なり、シート状の感熱型接着剤は加熱により溶融することで、ベルト基材12及び蛇行防止ガイド部材14の表面に濡れ馴染み、細かな凹凸にも入り込み固化させることができるので、上記感圧型接着剤よりも接着強度が高まる。
このシート状の感熱型接着剤としては、接着する対象となるベルト基材12と蛇行防止ガイド部材14との加熱時における濡れ性が良く、また、ベルト基材12及び蛇行防止ガイド部材14を傷めない温度で接着性を発揮できるものの中から適宜選択される。
ここで、感熱型接着剤とは、被着体(ここで言うベルト基材12及び蛇行防止ガイド部材14)を接着するにあたって、固体から液体へ、液体から固体へ等の状態の変化の起こるものをいい、接着にあたっての状態の変化を必要としない粘着剤とは区別されるものである。
このような感熱型の接着剤の例としては、アクリル系、ポリエステル系、シリコーン系、天然または合成のゴム系、ウレタン系、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂系などの樹脂系材料が挙げられる。なお、ベルト基材12としてポリイミド樹脂やポリアミドイミド樹脂を使用し、蛇行防止ガイド部材14としてポリウレタン樹脂、ポリウレタンゴムを使用する場合、接着層を構成する感熱型接着剤としては、ポリエステル系接着剤を用いることが、破損、ずれの少ないエンドレスベルトを得ることができるので好ましい。この理由は定かではないが、ポリエステル系接着剤のカルボニル基が、酸素原子が多いベルト機材12及び蛇行防止ガイド部材14の材料表面と分極による分子間の相互作用をし合うことで、付着力が高まるためであると考えられる。接着後の柔軟性という点からもポリエステル系接着剤を用いることが好ましい。
このようなシート状の感熱型接着剤の具体例としては、厚み50μmのポリエステル系感熱型シート形状の接着剤からなるソニーケミカル(株)製D3600が挙げられる。
上記シート状の感熱型接着剤を用いて接着層を構成する場合に、この接着層を加熱する温度は、100℃以上180℃以下であることが好ましく、より好ましくは、120℃以上150℃以下である。加熱温度100℃未満の場合には、感熱型接着剤による接着層の溶融が不充分となり所望の接着強度が得られない場合があり、加熱する温度が、180℃を超える場合には、ベルト基材12及び蛇行防止ガイド部材14が、加熱する温度によって、変形するなどの問題を起こす場合がある。
なお、接着層の厚み(すなわち、接着層の、ベルト基材12厚み方向長さ)は、0.01mm〜0.5mmが好ましく、より好ましくは、0.02〜0.05mmである。接着層のシート厚みが0.01mm未満の場合には、均一な接着強度が得られない場合があり、0.5mmを超える場合には、接着層を加熱接着時に加える温度や圧力等によって、蛇行防止ガイド部材14が位置ずれを起こす場合がある。
また、本発明のエンドレスベルトにおいては、蛇行防止ガイド部材14がシームレス形状であることが好ましい。本発明のエンドレスベルトは、既述のように、無端状のベルト基材12、ベルト基材12の内周面または外周面の少なくとも片側の側縁に沿って設けられた帯状の蛇行防止ガイド部材14と、から構成されているため、エンドレスベルトの側縁に沿って、シームレス形状の蛇行防止ガイドを配置して、加圧しながらエンドレスベルトに蛇行防止ガイドを接着することができ、また、蛇行防止ガイドが弾性体で構成されることより、加圧により蛇行防止ガイドが変形し、エンドレスベルトに蛇行防止ガイドに隙間なく接着することができる。シームレス形状の蛇行防止ガイド部材14は、円筒状の金型の外側にシート形状の材料を巻きつけて、成型加工をして、短冊形状に切り分けることで作製できる。
ここで、図5(A)及び図5(B)に示すように、無端状のエンドレスベルト10が複数の円柱状の支持ロール22に巻掛けられて張架搬送されると、ベルト基材12が支持ロール22の回転軸方向(中心軸方向)へと移動しようとする、所謂寄り力が発生する。この寄り力が発生すると、この寄り力に抗して発生する同じ強度の反力(応力)が蛇行防止ガイド部材14に直接かかることになる。この場合、この応力を蛇行防止ガイド部材14内で分散吸収し、蛇行防止ガイド部材14の側縁が、支持ロール22の幅方向(外周面に直交する方向)の端面に接することで、エンドレスベルト10の蛇行を防止することができる。
また、図5(C)に示すように、無端状のエンドレスベルト10が巻掛けられる支持ロール22には蛇行防止ガイド部材14を沿わせる(規制する)ための溝23が設けられていてもよい。この場合、前記応力を蛇行防止ガイド部材14内で分散吸収し、蛇行防止ガイド部材14の側縁が、支持ロール22に設けられた溝23の壁面に当接されることで、蛇行防止ガイド部材14を直接当接させることができるので、エンドレスベルト10の蛇行を防止することができる。
<画像形成装置>
本発明の画像形成装置は、像保持体と、前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像をトナーによりトナー像を形成して現像する現像手段と、前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記トナー像を記録媒体に定着する定着手段と、既述の本発明のエンドレスベルトと、を備えることを特徴とする。本発明の画像形成装置としては、例えば、現像装置内に単色のトナーのみを収容する通常のモノカラー画像形成装置や、感光体ドラム等の像保持体上に担持されたトナー像を中間転写体に順次一次転写を繰り返すカラー画像形成装置、各色毎の現像装置を備えた複数の像保持体を中間転写体上に直列に配置したタンデム型カラー画像形成装置があげられる。
以下に、本発明の画像形成装置の一例として、一次転写を繰り返すカラー画像形成装置を示す。図6は、本発明の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
図6に示す画像形成装置100は、像保持体としての感光体ドラム101、感光ドラム101の表面を帯電する帯電装置(帯電手段)110、帯電させた感光ドラム101の表面に潜像を形成する潜像形成手段111、中間転写体としての中間転写ベルト102、転写電極であるバイアスローラ(転写手段)103、被転写体である用紙(記録媒体)を供給する用紙トレー104、K(ブラック)トナーによる現像装置(現像手段)105、Y(イエロー)トナーによる現像装置(現像手段)106、M(マゼンタ)トナーによる現像装置(現像手段)107、C(シアン)トナーによる現像装置(現像手段)108、定着装置(定着手段)112、ベルトクリーナー109、剥離爪113、支持ロール121、支持ロール123、及び支持ロール124、バックアップローラ122、導電性ローラ125、電極ローラ126、クリーニングブレード131、用紙141、ピックアップローラ142、並びにフィードローラ143を含んで構成される。
なお、上記中間転写ベルト102として、本発明のエンドレスベルト10が用いられる。
中間転写ベルト102は、複数の支持ロール22(図5参照)として、支持ロール121、支持ロール123、バックアップローラ122、及び支持ロール124に架け渡されて、張架された状態となるように画像形成装置100に搭載される。
中間転写ベルト102は、複数の支持ロール22として、支持ロール121、支持ロール123、バックアップローラ122、及び支持ロール124によって張架搬送されることにより、所定方向(図6中、矢印G方向)に回転搬送される。
ここで、中間転写ベルト102が、支持ロール121、支持ロール123、バックアップローラ122、及び支持ロール124に架け渡されて張架搬送されるときにおいて、中間転写ベルト102の内周面側に備えられた蛇行防止ガイド部材14は、支持ロール121、支持ロール123、バックアップローラ122、及び支持ロール124の側縁部もしくは支持ロール121、支持ロール123、バックアップローラ122、及び支持ロール124に設けられる溝23に当接するように位置される。このため、ベルト走行時、中間転写ベルト102は蛇行防止ガイド部材14に案内される。そのため、中間転写ベルト102は、張架搬送時に蛇行する問題を起こさない。
画像形成装置100では、感光体ドラム101は、所定方向(図6中矢印F方向)に回転される。感光体ドラム101が回転されると、帯電装置110によって感光体ドラム101表面が一様に帯電される。表面を一様に帯電された感光体ドラム101上には、潜像形成手段111によりレーザ光が走査露光されて、黒色の画像データに応じた静電潜像が形成される。この静電潜像はブラックトナーにより現像を行う現像装置105から供給されたブラックトナーによって可視化されることで、感光体ドラム101上に黒色トナー像Tが形成される。トナー像Tは感光体ドラム101の回転によって導電性ローラ125との対向領域(一次転写部)に到ると、導電性ローラ125からトナー像Tに逆極性の電界が作用されることにより静電的に中間転写ベルト102に吸着されることで、中間転写ベルト102に一次転写される。
以下、同様にして第2色(例えば、R色)のトナー像、第3色(例えば、G色)のトナー像、第4色(例えば、B色)のトナー像が順次形成され中間転写ベルト102において重合せられて、多重トナー像が形成される。
中間転写ベルト102に転写された多重トナー像は、中間転写ベルト102の張架搬送により、バイアスローラ103との対向領域(二次転写部)に到る。この二次転写部は、中間転写ベルト102の外周面に対向配置されたバイアスローラ103と、バイアスローラ103との間で中間転写ベルト102を挟持搬送するように配置されたバックアップローラ122、及びこのバックアップローラ122に圧接して回転する電極ローラ126を含んで構成されている。
用紙141は、用紙トレー104に収容された用紙束からピックアップローラ142で一枚ずつ取り出され、フィードローラ143で二次転写部の中間転写ベルト102とバイアスローラ103との対向領域に所定のタイミングで給送される。給送された用紙141には、バイアスローラ103及びバックアップローラ122による圧接搬送と中間転写ベルト102の回転により、該中間転写ベルト102に担持されたトナー像が転写される。
トナー像が転写された用紙141は、最終トナー像の一次転写終了まで退避位置にある剥離爪113を作動せることにより中間転写ベルト102から剥離され、定着装置112に搬送され、加圧/加熱処理でトナー像を固定して永久画像とされる。なお、多重トナー像の用紙141への転写の終了した中間転写ベルト102は、二次転写部の下流に設けたベルトクリーナー109で残留トナーの除去が行われて次の転写に備える。また、バイアスローラ103は、ポリウレタン等からなるクリーニングブレード131が常時当接するごとくとりつけられており、転写で付着したトナー粒子や紙紛等の異物が除去される。
単色画像の転写の場合、一次転写されたトナー像Tを直ちに二次転写して定着装置に搬送するが、複数色の重ね合わせによる多色画像の転写の場合、各色のトナー像が一次転写部で正確に一致するように中間転写ベルト102と感光体ドラム101との回転を同期させて各色のトナー像がずれないようにする。上記二次転写部では、バイアスローラ103と中間転写ベルト102を介して対向配置したバックアップローラ122に圧接した電極ローラ126にトナー像の極性と同極性の出圧(転写電圧)を印加することで該トナー像を用紙141に静電反発で転写する。
以上のようにして、画像を形成することができる。
次に、本発明の画像形成装置の他の一例を示す。
図7に示す画像形成装置200は、Y色のトナー像を形成するための画像形成ユニット201Y、M色のトナー像を形成するための画像形成ユニット201M、C色のトナー像を形成するための画像形成ユニット201C、及び黒色(BK)のトナー像を形成するための画像形成ユニット201BKと、表面に用紙を担持して搬送する用紙搬送ベルト206と、用紙を上記各画像形成ユニット201へ搬送する用紙搬送ロール208と、用紙上に形成されたトナー像を該用紙へ定着させる定着装置(定着手段)209と、クリーニング装置を含んで構成されている。なお、上記Y色のトナー像を形成するための画像形成ユニット201Y、M色のトナー像を形成するための画像形成ユニット201M、C色のトナー像を形成するための画像形成ユニット201C、及び黒色(BK)のトナー像を形成するための画像形成ユニット201BKを総称する場合には、画像形成ユニット201と称して説明する。
用紙搬送ベルト206として、本発明のエンドレスベルトが用いられる。
用紙搬送ベルト206は、複数の支持ロール22(図7参照)として、支持ロール213、支持ロール212、支持ロール210、及び支持ロール211に架け渡されて、張架された状態となるように画像形成装置200に搭載されている。また、用紙搬送ベルト206には、ベルト用のクリーニング装置214が備えられている。
用紙搬送ベルト206は、上記複数の支持ロール22(支持ロール213、支持ロール212、支持ロール210、及び支持ロール211)によって張架搬送されることにより、所定方向(図7中、矢印H方向)に回転搬送される。
ここで、用紙搬送ベルト206が、複数の支持ロールとして、支持ロール213、支持ロール212、支持ロール210、及び支持ロール211に架け渡されて張架搬送されるときにおいて、上記エンドレスベルト10としての用紙搬送ベルト206の内周面側に備えられた蛇行防止ガイド部材14は、支持ロール213、支持ロール212、支持ロール210、及び支持ロール211の側縁部もしくは支持ロール213、支持ロール212、支持ロール210、及び支持ロール211に設けられる溝23に当接するように位置される。このため、ベルト走行時、用紙搬送ベルト206は蛇行防止ガイド部材14に案内される。そのため、用紙搬送ベルト206は、張架搬送時に蛇行する問題を起こさない。
なお、これらの複数の支持ロールとしては、例えば、外径12〜18mmの金属ロールを用いることができる。
上記画像形成ユニット201Y、画像形成ユニット201M、画像形成ユニット201C、及び画像形成ユニット201BK各々は、所定方向(図7中、矢印I方向)に所定の周速度をもって回転する感光体ドラム221Y、感光体ドラム221M、感光体ドラム221C、及び感光体ドラム221BK各々が備えられている。
感光体ドラム221Y、感光体ドラム221M、感光体ドラム221C、及び感光体ドラム221BK各々の近傍には、各々の感光体ドラムの回転方向にそって、感光体ドラムを帯電するための帯電装置(帯電手段、帯電装置202Y、帯電装置202M、帯電装置202C、及び帯電装置202BK)、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム上に形成するための露光器(潜像形成手段、露光器203Y、露光器203M、露光器203C、及び露光器203BK)、感光体ドラム上に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像装置(現像手段、イエロー現像装置204Y、マゼンタ現像装置204M、シアン現像装置204C、ブラック現像装置204BK)、感光体上の残留トナー等の付着物を除去するためのクリーニングブレード(クリーニングブレード205Y、クリーニングブレード205M、クリーニングブレード205C、及びクリーニングブレード205BK)、及び用紙搬送ベルト206と感光体ドラムとの間に搬送された用紙216に感光体ドラム上のトナー像を転写するための転写ロール(転写手段、転写ロール207Y、転写ロール207M、転写ロール207C、転写ロール207BK)が順に設けられている。
転写ロール207Y、転写ロール207M、転写ロール207C、及び転写ロール207BKは、用紙搬送ベルト206の内周側に設けられると共に、感光体ドラム221Y、感光体ドラム221M、感光体ドラム221C、及び感光体ドラム221BK各々との間で用紙搬送ベルト206を挟持するように設けられている。
なお、上記画像形成ユニット201BK、画像形成ユニット201C、画像形成ユニット201M、及び画像形成ユニット201Y各々は、用紙搬送ベルト206の搬送方向上流側から下流側に向かって、該用紙搬送ベルト206に沿って並列に順に配列されているが、このような順に限られるものではなく、画像形成方法に合わせて適当な順序を設定することができる。
定着装置209は、記画像形成ユニット201Y、画像形成ユニット201M、画像形成ユニット201C、及び画像形成ユニット201BK各々は、これらの画像形成ユニットによって各色トナー像を転写された用紙にトナー像を定着させるとともに、画像形成装置200外部に用紙を排出する。
画像形成装置200では、まず、画像形成ユニット201BKの感光体ドラム221BK表面が、帯電装置202BKによって一様に帯電された後に、露光器203BKによって画像データに応じて変調された光ビームが走査露光されて静電潜像が形成される。この静電潜像は、ブラック現像装置204BKによって現像されることで、BKトナーによるトナー像が形成される。なお、トナーは一成分系のものでもよいし二成分系のものでもよい。
この感光体ドラム221BK上に形成された黒色のトナー画像は、感光体ドラム221BKと用紙搬送ベルト206との対向領域を通過すると同時に、用紙216が静電的に用紙搬送ベルト206に吸着してこの対向領域まで搬送されて、転写ロール207BKから印加される転写バイアスにより形成される電界により、用紙216の外周面に転写される。
次に、画像形成ユニット201C、画像形成ユニット201M、及び画像形成ユニット201Yにおいて、上記画像形成ユニット201BKと同様の処理が行われることによって、用紙216に順にC色、M色、及びY色のトナー像が順に転写される。
BK色、C色、M色、及びY色のトナー画像を転写された用紙216は、用紙搬送ベルト206の搬送によって定着装置209の設置位置まで搬送されることにより、定着装置209によってトナー画像が定着された後に、画像形成装置200の外部へと排出される。
なお、上記画像形成装置の例では、複数の支持ロール22によってエンドレスベルト10が巻掛けられた張架搬送される場合を説明したが、本発明のエンドレスベルト10によれば、図8に示すように、一対の支持ロール22として、支持ロール300及び支持ロール302に巻掛けられて張架搬送されるようにしてもよい。尚、図8において、転写ロール207Y、転写ロール207M、転写ロール207C、転写ロール207BKは転写ロールであり、221Y、221M、221C、221BKは感光体ドラムである。
本発明のエンドレスベルト10によれば、上述のように、画像形成装置の中間転写ベルトや用紙搬送ベルトとして画像形成装置に搭載されるときには、複数の支持ロール22に巻き掛けられて張架搬送される。
本発明のエンドレスベルト10は、この複数の支持ロールに架け渡されて張架搬送されるときには、エンドレスベルト10は、図5(B)に示すように、円柱状の支持ロール22の外周面に沿って屈曲された状態となる。本発明のエンドレスベルト10は、無端状のベルト基材12、ベルト基材12の内周面または外周面の少なくとも片側の側縁に沿って設けられた帯状の蛇行防止ガイド部材14と、から構成されているため、蛇行防止ガイド部材14がベルト基材12から剥がれにくいため、信頼性の高い画像形成装置が得られる。
以下、本発明を、実施例を用いてさらに詳細に説明するが、本発明は下記実施例によって限定されるものではない。
−ポリイミド樹脂を含むエンドレスベルト−
(ポリアミド酸溶液(A)の調製)
3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)と4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(DDE)とをモノマー成分として含むポリアミド酸のN−メチルー2ピロリドン(NMP)溶液(宇部興産製ユーワニスS(固形分18質量%)に、この溶液中のポリイミド系樹脂を形成することが可能な原料の固形分100質量部に対して、乾燥した酸化処理カーボンブラック(SPECIAL BLACK4(Degussa社製、pH3.0、揮発分:14.0%)を23質量部になるよう添加して、衝突型分散機(シーナス製GeanusPY)を用い、圧力200MPaで、Φ0.1mmのオリフイスを通過させるとともに、2分割したスラリーを衝突させることを5回行い分散を行ない、基材用のカーボンブラック入りポリアミド酸溶液(A)を得た。
カーボンブラック入りポリアミド酸溶液(A)を円筒状金型内面に、ディスペンサーを介して塗膜の厚みが0.5mmとなるように塗布し、金型を1500rpmで15分間回転させて塗膜を形成した後、金型を250rpmで回転させながら、金型の外側より60℃の熱風を30分間あてた後、150℃で60分間加熱し、室温(23℃)にまで冷却して皮膜を形成した。
その後、金型の内面に形成された皮膜を剥離して、この皮膜を金属芯体の外周を覆うように被覆して400℃まで2℃/分の昇温速度で昇温し、更に400℃で30分加熱し、皮膜に残留する溶媒及び脱水閉環水を除去すると共に、イミド転化反応を完結させた。その後金属芯体を室温(23℃)にまで冷却した後に、金属芯体表面に形成されたポリイミドフィルムを剥離することにより、外径168mm、幅368mm、厚みが0.08mmのポリイミド樹脂を含むエンドレスベルトを得た。この無端ベルトの表面抵抗率は1×1012Ω/□、体積抵抗率は3.2×10Ωcm、ヤング率は、3800MPaであった。
[ポリイミドシートの作製]
3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)と4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(DDE)とからなるポリアミド酸のN−メチル−2ピロリドン(NMP)溶液(宇部興産製ユーワニスS(固形分20質量%)を円筒状金型内面に、ディスペンサーを介して塗膜の厚みが0.5mmとなるように塗布し、金型を1500rpmで15分間回転させて均一な厚みを有する塗膜を形成した後、金型を250rpmで回転させながら、金型の外側より60℃の熱風を30分間あてた後、150℃で60分間加熱し、その後、室温にまで冷却して皮膜を形成した。
その後、円筒状金型の内面に形成された皮膜を剥離して、この皮膜を金属芯体の外周を覆うように被覆して400℃まで2℃/分の昇温速度で昇温し、更に400℃で30分加熱し、皮膜に残留する溶媒及び脱水閉環水を除去すると共に、イミド転化反応を完結させた。その後、金属芯体を室温にまで冷却した後に、金属芯体表面に形成されたポリイミドフィルムを剥離することにより、厚みが0.1mmのシート形状の基材を得た。得られたPI(ポリイミド)シートの熱膨張係数は2×10−5/℃であった。
[ポリエーテルエーテルケトンシート]
住友化学(株)製ポリエーテルエーテルケトンシート(商品名スミライトFS−1100C、厚さ100μm)を用いた。ポリエーテルエーテルケトンシートの熱膨張係数は3×10−5/℃であった。
[ポリイミドチューブ]
古河電工(株)製ポリイミドチューブ(内径0.2mm、厚さ0.04mm、外径0.28mm:商品名PIT−S−0.20)を用いた。ポリイミドチューブの熱膨張係数は5×10−5/℃であった。
[ポリイミドの円柱形状の線]
ポリイミドの円柱形状の線として、外径0.28mmのポリイミド線を用いた。ポリイミド線の熱膨張係数は、5×10−5/℃であった。
[弾性体シート]
タイガースポリマー(株)タイプレンTR100−70を用いた。弾性体シートの熱膨張係数は、45×10−5/℃であった。
[接着剤]
日本ポリウレタン(株)製の1液タイプのウレタン系接着剤を用いるNIMDI系ウレタン樹脂ニッポラン2301(日本ポリウレタン(株)製)を用いた。
(実施例1)
前記ポリイミドシートを補強部材18として、前記弾性体シートを弾性部材16として用いて、図3と同様の構造の蛇行防止ガイド部材14Aを以下の作製方法に記載の方法で作製した。尚、得られた蛇行防止ガイド部材は、厚さ0.5mm、幅5mmの蛇行防止ガイド部材であり、弾性部材16、補強部材18、弾性部材16、補強部材18、弾性部材16の順に積層した層構成であり、それぞれの部材の厚さは0.1mmであった。
・蛇行防止ガイド部材の作製方法
前記弾性体シート/前記接着剤/前記ポリイミドシート/前記接着剤/前記弾性体シート/前記接着剤/前記ポリイミドシート/前記接着剤/前記弾性体シートの順で積層し、0.294MPaの圧力で100℃で2分間加熱加圧することで蛇行防止ガイド部材を得た。
更に、外周168mm、厚さ0.08mm、幅363mmの前記ポリイミド樹脂を含むエンドレスベルト(ベルト基材)の内周面の片側の側縁に沿って、前記作製した蛇行防止ガイド部材をセメダイン(株)製スーパーX8080を用いて接着させて、ベルト基材の側縁から1mmの位置に位置させた後に、1MPaの圧力で23℃で20分間加熱加圧することで蛇行防止ガイド部材付きエンドレスベルトを製作した。
(実施例2)
厚さ0.5mm、幅5mmの前記弾性体シート中に、前記外径0.28、厚さ0.04mmの前記ポリイミドチューブ25本を有する、図4と同様の構造の蛇行防止ガイド部材14Bを以下の作製方法に記載の方法で作製した。
・蛇行防止ガイド部材の作製方法
幅5mm、厚さ0.5mmの弾性体シートが未硬化の時に、外径0.28、厚さ0.04mmの前記ポリイミドチューブを25本並列に並べて、更に、未硬化の弾性体シートを積層し、0.5MPaの圧力で80℃で5分間加熱加圧することで蛇行防止ガイド部材を得た。得られた蛇行防止ガイド部材を実施例1と同様にして、蛇行防止ガイド部材付きエンドレスベルトを製作した。
(実施例3)
実施例1と同様の層構成で、シームレス形状の蛇行防止ガイド部材を以下の作製方法に記載の方法で作製した。
・蛇行防止ガイド部材の作製方法
前記ポリイミド樹脂を含むエンドレスベルト(ベルト基材、外周168mm、厚さ0.08mm、幅363mm)の内周長より1mm小さい外径の金属性マンドレルに、実施例1と同じ構成の蛇行防止ガイド部材の材料を積層し、0.294MPaの圧力で100℃で2分間加熱加圧することによりシームレス形状の蛇行防止ガイド部材を得た。
次いで、前記ポリイミド樹脂を含むエンドレスベルトの内周長と同じ外径の金属性のマンドレルの、ポリイミド樹脂を含むエンドレスベルトの蛇行防止ガイド部材を貼り付ける部位に、蛇行防止ガイド部材の形状(幅5mm、深さ.0.5mm)に溝を設け、この溝に上記蛇行防止ガイド部材を弾性を有する接着剤(セメダイン(株)製;スーパ−X)を介してエンドレスベルトに貼り付けて、蛇行防止ガイド部材付きエンドレスベルトを製作した。
(実施例4)
図9に示す構造の蛇行防止ガイド部材14Cを以下の作製方法に記載の方法で作製した。尚、得られた蛇行防止ガイド部材は、厚さ0.5mm、幅5mmの蛇行防止ガイド部材であり、弾性部材16の厚さは0.4mmであり、補強部材18の厚さは0.1mmであった。
・蛇行防止ガイド部材の作製方法
前記弾性体シート/前記接着剤/前記ポリイミドシートの順で積層し、0.294MPaの圧力で100℃で2分間加熱加圧することで蛇行防止ガイド部材を得た。得られた蛇行防止ガイド部材を実施例1と同様にして、ベルト基材側から弾性部材、補強部材の順で層が形成された蛇行防止ガイド部材付きエンドレスベルトを製作した。
(実施例5)
実施例1と同様の層構成で、ポリイミドシートの代わりに前記厚さ100μmのポリエーテルエーテルケトンシートを用いた以外は、実施例1と同様にして蛇行防止ガイド部材付きエンドレスベルトを製作した
(実施例6)
実施例2において、厚さ0.5mm、幅5mmの前記弾性体シート中の補強部材として、前記外径0.28、厚さ0.04mmの前記ポリイミドチューブ25本を、外径0.2mmの円柱形状の前記ポリイミドの円柱形状の線25本に変更したこと以外、実施例2と同様にして、蛇行防止ガイド部材を作製した。
得られた蛇行防止ガイド部材を実施例1と同様にして、蛇行防止ガイド部材付きエンドレスベルトを製作した。
(実施例7)
前記ポリイミドシートを補強部材18として、前記弾性体シートを弾性部材16として用いて、図3と同様の構造の蛇行防止ガイド部材14Aを以下の作製方法に記載の方法で作製した。尚、得られた蛇行防止ガイド部材は、厚さ0.6mm、幅5mmの蛇行防止ガイド部材であり、弾性部材16、補強部材18、弾性部材16、補強部材18、弾性部材16、補強部材18の順に積層した層構成であり、それぞれの部材の厚さは0.1mmであった。
・蛇行防止ガイド部材の作製方法
前記弾性体シート/前記接着剤/前記ポリイミドシート/前記接着剤/前記弾性体シート/前記接着剤/前記ポリイミドシート/前記接着剤/前記弾性体シート/前記接着剤/前記ポリイミドシートの順で積層し、0.294MPaの圧力で100℃で2分間加熱加圧することで蛇行防止ガイド部材を得た。・蛇行防止ガイド部材の作製方法
前記ポリイミド樹脂を含むエンドレスベルト(ベルト基材、外周168mm、厚さ0.08mm、幅363mm)の内周長より1mm小さい外径の金属性マンドレルに、上記構成の蛇行防止ガイド部材を積層、0.294MPaの圧力で100℃で2分間加熱加圧することシームレス形状の蛇行防止ガイド部材を得た。得られた蛇行防止ガイド部材を実施例1と同様にして、エンドレスベルトを製作した。
次いで、前記ポリイミド樹脂を含むエンドレスベルトの内周長と同じ外径の金属性のマンドレルに、ポリイミド樹脂を含むエンドレスベルトの蛇行防止ガイド部材を貼り付ける部位に、蛇行防止ガイド部材の形状(幅5mm、深さ.0.6mm)に溝を設け、この溝に上記蛇行防止ガイド部材を弾性を有する接着剤(セメダイン(株)製;スーパ−X)を介してエンドレスベルトを貼り付けて、蛇行防止ガイド部材付きエンドレスベルトを製作した。
(比較例1)
タイガースポリマー(株)タイプレンTR100−70の弾性体(幅5mm。厚さ0.5mm)を蛇行防止ガイド部材として、弾性を有する接着剤(セメダイン(株)製;スーパ−X)を介して、実施例1と同様にして、蛇行防止ガイド部材エンドレスベルトを製作した。
実施例1〜7、及び比較例1で作製したエンドレスベルトの、補強部材の容積比率、蛇行防止ガイド部材の熱膨張係数(実施例1〜7は計算値)、蛇行防止ガイド部材の長手方向端部同士の間の距離(端部の隙間)を表1に示す。更に以下の評価を実施した。その結果を表1に示す。
(評価)
実施例1〜7、及び比較例1で作製したエンドレスベルト各々を、図8に示すように、支持ロール22として、一対の同一の外径を有する支持ロール300及び支持ロール302によって、5Nの張力で張架し、軸のアライメントを1mmずらして、このエンドレスベルトの外周が120mm/secの速度で100,000回転走行させる走行テストを行い、エンドレスベルトの支持ロールから離脱するか否かを以下の評価基準で評価した。
◎:100,000回転走行まで、エンドレスベルトが離脱しない。
○:80,000回転走行まで、エンドレスベルトが離脱しない。
△:50,000回転走行まで、エンドレスベルトが離脱しない。
×:50,000回転走行までに、エンドレスベルトが離脱する。
Figure 2008203787
表1より、実施例1〜7では、蛇行防止ガイド部材はベルト基材から離脱しにくいことがわかる。
本発明のエンドレスベルトの構成概略図である。 表面抵抗の測定装置を示す概略構成図であり、(a)は上面図であり、(b)は、断面図である。 蛇行防止ガイド部材の一実施形態の構成を説明するための斜視図である。 蛇行防止ガイド部材の他の実施形態の構成を説明するための斜視図である。 支持ロールに張架された本発明のエンドレスベルトの状態を示す模式図であり、(A)はエンドレスベルトの幅方向断面図であり、(B)はエンドレスベルトの外周方向断面図であり、(C)は溝を有する支持ロールに張架された本発明のエンドレスベルトの状態を示す図である。 本発明のエンドレスベルトを中間転写ベルトとして備えた画像形成装置の概略構成図である。 本発明のエンドレスベルトを用紙搬送ベルトとして備えた画像形成装置の概略構成図である。 エンドレスベルトの上記図6及び図7とは異なる張架状態を示す概略構成図である。 実施例3で作製したエンドレスベルトにおける蛇行防止ガイド部材の構成を説明するための斜視図である。
符号の説明
10 エンドレスベルト
12 ベルト本体
14、14A、14B、14C 蛇行防止ガイド部材
16 弾性部材
18 シート状の補強部材
20 円筒状の補強部材
100、200 画像形成装置

Claims (7)

  1. 無端状のベルト基材と、該ベルト基材の少なくとも片側の側縁に沿って帯状の蛇行防止ガイド部材と、が設けられ、前記蛇行防止ガイド部材が、弾性部材と、該蛇行防止ガイド部材の長手方向に沿って形成される補強部材と、の複合体であることを特徴とするエンドレスベルト。
  2. 前記補強部材の熱膨張係数が、前記弾性部材の熱膨張係数よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のエンドレスベルト。
  3. 前記弾性部材及び前記補強部材が、シート状であり、該弾性部材及び該補強部材が、前記ベルト基材の厚み方向に積層されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンドレスベルト。
  4. 前記補強部材が、円筒形状又は円柱形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンドレスベルト。
  5. 前記補強部材が、ポリイミド樹脂を含有していることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のエンドレスベルト。
  6. 前記蛇行防止ガイド部材が、シームレス形状であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のエンドレスベルト。
  7. 像保持体と、前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像をトナーによりトナー像を形成して現像する現像手段と、前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記トナー像を記録媒体に定着する定着手段と、請求項1〜6の何れか1項に記載のエンドレスベルトと、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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