JP2008076999A - 無端ベルト及びそれを備える画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無端ベルト4では、リブ部材41に設けられた切り欠き部41Aがロール11の端部(リブ部材ガイド11c)との接触部を構成するため、切り欠き部41Aにロール11の端部を接触させて、無端ベルト4の蛇行を規制する。ロール11の端部と接触する部分がリブ部材41自身で補強されているので、ベルト走行時の蛇行で切り欠き部41A(ロール11端部との接触部分)に応力が掛かっても、従来ベルト変形が生じていた部分はリブ部材41が覆っているため、無端ベルトの端部の補強を確実にし、変形量が抑制し、ベルト補強テープを設けることなく亀裂を防止することができる。
【選択図】図2
Description
本発明の無端ベルトは、
ベルト本体と、
前記ベルト本体の軸方向における少なくとも片側縁部の内周面に沿って帯状に形成され、前記ベルト本体の軸方向内側に前記ベルト本体の周方向に沿って設けられた切り欠き部を有する蛇行防止部材と、
を備えることを特徴としている。
前記像保持体表面に潜像を形成させる潜像形成手段と、形成された前記潜像をトナー像として現像する現像手段と、前記トナー像を記録媒体に転写させる転写手段と、前記トナー像を記録媒体に定着させる定着手段と、を有し、
ベルト本体と、前記ベルト本体の軸方向における少なくとも片側縁部の内周面に沿って帯状に形成され、前記ベルト本体の軸方向内側に前記ベルト本体の周方向に沿って設けられた切り欠き部を有する蛇行防止部材と、を備える無端ベルトを備えることを特徴としている。
潜像担持体と、
該潜像担持体の表面を帯電する帯電手段と、
前記潜像担持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、
前記潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記潜像担持体上の前記トナー像が転写される中間転写体と、
前記潜像担持体上の前記トナー像を前記中間転写体に転写する第1転写手段と、
前記中間転写体に転写されたトナー像を記録媒体に転写する第2転写手段と、
前記トナー像を記録媒体に加熱定着する定着手段と、を有する場合、
前記中間転写体として、上記本発明の無端ベルトを備えることができる。
図1は、第1実施形態に係る無端ベルトを示す斜視図である。図2は、実施形態に係る無端ベルトを示す斜視図である。図3は、他の第1実施形態に係る無端ベルトを示す断面図である。図4は、他の第1実施形態に係る無端ベルトを示す斜視図である。図5は、従来の無端ベルトを示す断面図である。図6は、従来の無端ベルトの端部が変形して盛り上がる様子を示す断面図である。
ベルト本体40の材質としては、ヤング率2000MPa以上の樹脂材料が好ましく用いられる。ヤング率2000MPa以上の樹脂材料を用いることで、ベルト走行時に、リブ部材41に加わる応力によるベルト変形を抑制することができる。ベルト本体40の材質としては、熱硬化性樹脂が好ましく、具体的にはポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられる。
リブ部材41は、ベルト本体40の軸方向における少なくとも片側縁部の内周面(ベルトの幅方向における少なくとも片側縁部の内周面)に、当該ベルト本体40の周方向に沿って全周に渡り帯状に連続して、且つベルト本体40の内周面から突出するように配設されている。
リブ部材41は接着部等を介してベルト本体40に取り付けることができ、該接着部としては以下のような接着剤が好適に用いられる。
本発明に用いられる接着剤としては、硬化後の接着剤のデュロメータ硬さがA30/S〜A50/Sの範囲内の弾性を有することが好ましく、例えば、セメダイン(株)製のアクリル変性シリコンポリマーを主成分とするスーパ−XNo8008、コニシ(株)製の特殊変成シリコンポリマーを主成分とするサイフレックス100などを挙げることができる。ベルト本体との接着強度よりセメダイン(株)製のアクリル変性シリコンポリマーを主成分とするスーパ−XNo8008がより好ましく用いられる。
感熱性接着剤シートとしては、ベルト本体40とリブ部材41との接着性に優れたものであれば特に限定されず、例えば、アクリル系、シリコン系、天然又は合成のゴム系、ウレタン系、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂系などの樹脂系材料を主材料とする接着剤シートを用いることができる。
無端ベルト4の作製は、ベルト本体40とリブ部材41とを接着し、その後ベルト本体40の端部間を接着して環状にして無端ベルト4を作製してもよいし、ベルト本体40を環状に形成した後にリブ部材41を接着して無端ベルト4を作製してもよい。
図7は、第2実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
(無端ベルトの作製)
まず、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)と4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(DDE)とからなるポリアミック酸のN−メチル−2ピロリドン(NMP)溶液(宇部興産株式会社製ユーワニスS(固形分18質量%)に、この溶液中のポリイミド系樹脂を形成することが可能な原料の固形分100質量部に対して、乾燥した酸化処理カーボンブラック(SPECIAL BLACK4(Degussa社製、pH3.0、揮発分:14.0%))を23質量部になるよう添加して、衝突型分散機(ジーナス株式会社製GeanusPY)を用い、圧力200MPaで、最小面積が1.4mm2で2分割後衝突させ、再度2分割する経路を5回通過させて、混合して、基材用のカーボンブラック入りポリアミック酸溶液(A)を得た。
リブ部材として、デュロメータ硬さがA70/Sの熱硬化性ウレタンシート(タイガースポリマー株式会社タイプレン TR100−70)を用い、外寸をビクにより型抜きした後に切りかき部を研磨して、図2に示すような断面形状のリブ部材(L1:3mm、L2:3mm、t1:1.5mm、t2:0.5mm)を作製した。
得られたリブ部材に、弾性接着剤として、セメダイン株式会社製スーパ−X No8008を20μmの厚さで塗布して、ついで、前述した無端ベルトの片側のベルト内面に配置して、0.03Mpaの圧力で加圧して、リブ部材付き無端ベルトを作製した。
このリブ部材付き無端ベルトを、駆動ベンチ(図7に示す画像形成装置と同様な駆動ベンチ)に搭載し、駆動ロールのアライメントをその他のベルト支持ロール(アイドルロール、2次転写バックアップロール、テンションロール)に対して1mmずらした状態で150mm/secの速度で回転させて走行テストを行った。なお、この駆動ベンチに使用した各種ベルト支持ロール、駆動ロールの外径は28mmである。
リブ部材の形状を図2に示すような断面形状(L1:3mm、L2:2mm、t1:1.5mm、t2:0.5mm)に変更した以外は、実施例1と同様にしてリブ部材付き無端ベルトを作製し、テストを行った。
下記表のように、各寸法を変更した以外は実施例1と同様にしてリブ部材付き無端ベルトを作製し、テストを行った。結果も併せて表に示す。
リブ部材として、デュロメータ硬さがA70/Sの熱硬化性ウレタンシート(タイガースポリマー株式会社タイプレン TR100−70)を用い、外寸をビクにより型抜きした後に切りかき部を研磨して、リブ部材の形状を図3に示す断面形状:台形形状(L1:2mm、L2:8mm、t1:1.0mm、リブ部材ガイドより4mm内側に切り欠き部を有する(第2リブ部材の表面に相当する傾斜の中心でリブ部材ガイドが接触する)構成)に変更した以外は、実施例1と同様にしてリブ部材付き無端ベルトを作製し、テストを行った。
下記表のように、各寸法を変更した以外は実施例2と同様にしてリブ部材付き無端ベルトを作製し、テストを行った。結果も併せて表に示す
リブ部材の形状を図5に示すような形状(幅6mm、厚さ1mmの長方形の断面形状)に変更した以外は、実施例1と同様にしてリブ部材付き無端ベルトを作製した。
2 帯電器
3 現像装置ユニット
3−1 イエロー現像器
3−2 マゼンタ現像器
3−3 シアン現像器
3−4 ブラック現像器
4 中間転写ベルト、無端ベルト
40 ベルト本体
41 リブ部材
41A 切り欠き部
411 第1リブ部材
412 第2リブ部材
5 1次転写ロール
6 2次転写ロール
7 感光体クリーナ
8 給紙トレイ
9 定着器
10 ベルトクリーナ
11 ロール(駆動ロール)
11a ロール本体
11b 高摩擦材料層
11c リブ部材ガイド
11d シャフト
12 アイドルロール
13 2次転写バックアップロール
14 テンションロール
Claims (2)
- ベルト本体と、
前記ベルト本体の軸方向における少なくとも片側縁部の内周面に沿って帯状に形成され、前記ベルト本体の軸方向内側に前記ベルト本体の周方向に沿って設けられた切り欠き部を有する蛇行防止部材と、
を備えることを特徴とする無端ベルト。 - 像保持体と、該像保持体表面を帯電させる帯電手段と、前記像保持体表面に潜像を形成させる潜像形成手段と、形成された前記潜像をトナー像として現像する現像手段と、前記トナー像を記録媒体に転写させる転写手段と、前記トナー像を記録媒体に定着させる定着手段と、を有し、
ベルト本体と、前記ベルト本体の軸方向における少なくとも片側縁部の内周面に沿って帯状に形成され、前記ベルト本体の軸方向内側に前記ベルト本体の周方向に沿って設けられた切り欠き部を有する蛇行防止部材と、を備える無端ベルトを備えることを特徴とする画像形成装置。
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JP2006259405A JP2008076999A (ja) | 2006-09-25 | 2006-09-25 | 無端ベルト及びそれを備える画像形成装置 |
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