JPH1063140A - ベルト状感光体 - Google Patents

ベルト状感光体

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Publication number
JPH1063140A
JPH1063140A JP8231486A JP23148696A JPH1063140A JP H1063140 A JPH1063140 A JP H1063140A JP 8231486 A JP8231486 A JP 8231486A JP 23148696 A JP23148696 A JP 23148696A JP H1063140 A JPH1063140 A JP H1063140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
roll
photoreceptor
bead
shaped
Prior art date
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Pending
Application number
JP8231486A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Ichihara
誠 市原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
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Publication of JPH1063140A publication Critical patent/JPH1063140A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真装置のロールに装着した際にロール
への乗上げを防止することが出来、表面の感光層におけ
るクラックの発生を防止することが出来るベルト状感光
体を提供する。 【解決手段】 感光体シート(1)によってエンドレス
ベルト状に形成され、かつ、両側縁側の内周面に電子写
真装置のロール両端の角部をトレースする蛇行防止用の
ビード(2)、(2)がそれぞれ付設されたベルト状感
光体において、前記ロールの前記角部に接触する側の各
ビード(2)、(2)の端面(20)は、これらビード
の内周側に向かうに従い互いに離間する傾斜面に形成さ
れて調芯機能を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト状感光体に
関するものであり、詳しくは、感光体シートをエンドレ
スベルト状に形成して成るベルト状感光体であって、電
子写真装置のロールへの乗上げを防止し、側縁部分の折
れ曲がりを防止し得る様に改良されたベルト状感光体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベルト状感光体は、電子写真装置内にお
ける配置に自由度があり且つ広い感光面積を確保し得る
ため、特に、フルカラーの複写機やプリンター等、小型
化が望まれる装置に好適に使用される。
【0003】図4は、ベルト状感光体の一般的な外観を
示す斜視図である。図5は、従来のベルト状感光体にお
けるビードの断面形状示す図であり、ベルト状感光体の
一部の周方向に直交する縦断面図である。すなわち、ベ
ルト状感光体は、図4に示す様に、感光体シート(1)
をエンドレスベルト状に形成して成り、そして、図5に
示す様に、その両側縁側の内周面には、電子写真装置の
ロール(4)に装着した際に蛇行を防止するため、ロー
ル(4)両端の角部をトレースする方形断面のビード
(5)、(5)がそれぞれ付設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ベルト
状感光体は、電子写真装置において稼働させた場合、そ
の寸法精度やロール側の機械精度の問題から、実際には
僅かながらも蛇行が生じる。そして、装置の調整状態な
どによっては、蛇行が大きくなり、ロール(4)の角部
にビード(5)の内側面が乗上げることもある。その結
果、ベルト状感光体の側縁部分(E)が一時的に折れ曲
がり、表面の感光層にクラックが発生する場合がある。
【0005】本発明は、上記の実状に鑑みなされたもの
であり、その目的は、感光体シートをエンドレスベルト
状に形成して成るベルト状感光体であって、電子写真装
置のロールに装着した際に当該ロールへの乗上げを確実
に防止することが出来、表面の感光層におけるクラック
の発生を防止することが出来る改良されたベルト状感光
体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のベルト状感光体は、矩形に形成された感光
体シートの平行な端部を融着することによってエンドレ
スベルト状に形成され、かつ、両側縁側の内周面には電
子写真装置のロール両端の角部をトレースする蛇行防止
用のビードがそれぞれ付設されたベルト状感光体におい
て、前記ロールの前記角部に接触する側の前記各ビード
の端面は、これらビードの内周側に向かうに従い互いに
離間する傾斜面に形成されていることを特徴とする。
【0007】すなわち、上記のベルト状感光体におい
て、ベルト状感光体の両側縁側の内周面に付設されたビ
ードは、ロールの角部に接触する側の端面が特定の傾斜
面に形成されているため、電子写真装置のロール上を走
行する際、ロールの角部から受ける力は、これらビード
の離間間隔が最も狭い傾斜面の基部、すなわち、当該ビ
ードの外周側をロールの角部に引き寄せる様に作用し、
その結果、ビードがロールの両端に等しく位置する様に
ベルト状感光体を調芯する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係るベルト状感光体の実
施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1は、本発
明のベルト状感光体におけるビードの断面形状示す図で
あり、ベルト状感光体の一部の周方向に直交する縦断面
図である。図2は、図1のベルト状感光体におけるビー
ドの機能を示す縦断面図である。図3は、本発明の他の
実施形態に係るベルト状感光体におけるビードの断面形
状示す図であり、ベルト状感光体の一部の周方向に直交
する縦断面図である。
【0009】本発明のベルト状感光体は、外観的には従
来の感光体と略同様であり、図4に示す様に、矩形に形
成された感光体シート(1)の平行な端部(10)、
(12)を融着することによってエンドレスベルト状に
形成される。そして、図1に示す様に、両側縁側の内周
面には、電子写真装置のロール両端の角部をトレースす
るための蛇行防止用のビード(2)、(2)がそれぞれ
付設される。
【0010】感光体シート(1)は、通常、合成樹脂フ
ィルムの表面に導電層および感光層を順次に積層形成し
て成る。感光層は、導電層の表面に下引層を介し、電荷
発生層、電荷移動層を順次に形成して成る積層型が好ま
しいが、電荷発生物質、電荷輸送物質および結着材樹脂
を1つの層中に含有する単層型でもよい。
【0011】合成樹脂フィルムの材料としては、通常、
50〜200μmの厚さのポリエステルやポリカーボネ
ート等の各種の材料が使用される。合成樹脂フィルムの
表面に形成される導電層は、導電性塗料の塗布膜または
金属の蒸着膜によって構成される。導電層が形成された
合成樹脂フィルムと感光層との密着性を高めるため、導
電層の表面には塗膜としての下引層が形成されるのが好
ましい。
【0012】感光層は感光体材料の塗布液によって形成
される。斯かる塗布液としては、感光体材料と1種以上
の溶媒から成る従来公知の各種のものを使用することが
出来る。電荷発生物質としては、例えば、スーダンレッ
ド、ダイアンブルー等のアゾ顔料の他、ジスアゾ顔料、
キノン顔料、フタロシアニン顔料、ピリリウム塩、アズ
レニウム塩などが挙げられる。電荷輸送物質としては、
主鎖または側鎖にアントラセン、ピレン等の多芳香族化
合物またはインドール、カルバゾール等の含窒素環式化
合物の骨格を有する化合物、その他、ヒドラゾン化合物
など正孔輸送物質が挙げられる。
【0013】単層型感光体の場合、感光体材料の塗布液
は、上記の電荷発生物質、電荷輸送物質、結着剤樹脂お
よび塗布溶媒を混合して調製される。また、積層型感光
体の場合、感光体材料の塗布液は、電荷発生物質、結着
剤樹脂および塗布溶媒からなる電荷発生層用の塗布液
と、電荷輸送物質、結着剤樹脂および塗布溶媒からなる
電荷輸送層用の塗布液とを別々に調製する。上記の各層
を形成するための塗布操作は、従来公知の塗布方法、例
えば、ダイコーター法などによって行なわれる。
【0014】感光体シート(1)は、作製した感光体の
原反シートを装着される機器に応じて所定寸法の矩形状
に裁断成形した後、これを巻回してその両端部(4)、
(5)を融着して成り、斯かる融着操作には、通常、超
音波融着機(プラスチックウェルダー)が使用される。
【0015】蛇行防止用のビード(2)は、例えば、シ
リコンゴム又はウレタンゴムによって作製される。シリ
コンゴムから成るビード(2)は、感光体の原反シート
を裁断成形する前または裁断成形した後の感光体シート
(1)の裏面にポリエチレン等の型紙を重ね合わせ、ビ
ードに相当する型紙の形抜き部分にシリコンゴムの樹脂
を塗布した後、これを硬化させて作製される。また、ウ
レタンゴムから成るビード(2)は、一般的には、所定
寸法で予め形成されたテープ状のビード部材を上記エン
ドレスベルト状の感光体シート(1)に貼着することに
よって作製される。作製されたビード(2)の幅は2〜
5mm程度であり、厚さは0.5〜1.0mm程度であ
る。
【0016】本発明のベルト状感光体においては、図1
に示す様に、電子写真装置のロールに装着した際に調芯
機能を発揮させるため、上記の様に作製された両側縁側
の各ビード(2)、(2)の断面形状が特定の形状にな
されている。すなわち、電子写真装置のロールの角部に
接触する側の各ビード(2)、(2)の端面(20)
は、これらビードの内周側に向かうに従い互いに離間す
る傾斜面に形成されている。
【0017】具体的には、各ビード(2)、(2)の周
方向に直交する断面は、内周側を上底とする台形に形成
されており、ビード(2)、(2)の対向する側端面
(20)、(20)、すなわち、感光体シート(1)の
幅方向の内側に相当する各ビード(2)、(2)の側面
は、通常、感光体シート(1)の裏面に垂直な仮想平面
に対して傾斜角度(θ)が2〜65度であって且つ各近
傍の側縁側へ傾斜する傾斜面とされている。ビード
(2)の弾性などを考慮すると、傾斜角度(θ)が上記
の角度よりも小さい場合には十分な調芯機能を発揮せ
ず、また、傾斜角度(θ)が上記の角度よりも大きい場
合には電子写真装置のロールに装着する際に位置決めし
難く不便である。
【0018】上記ベルト状感光体を電子写真装置に装着
した場合、ビード(2)、(2)は、図2に示す様に、
ロール(4)の角部に接触する側の端面(20)が上記
の様な特定の傾斜面に形成されているため、ロール
(4)上を走行する際、ロール(4)の角部から受ける
力、すなわち、端面(20)が接触したときのロール
(4)の反作用力は、これらビード(2)、(2)の離
間間隔が最も狭い傾斜面の基部(ビード(2)の外周
側)をロール(4)の角部に引き寄せる様に作用し、そ
の結果、ビード(2)、(2)がロール(4)の両端に
等しく位置する様にベルト状感光体を調芯する。
【0019】換言すれば、本発明のベルト状感光体にお
いては、ベルト状感光体が僅かに蛇行したとしても、ビ
ード(2)、(2)が電子写真装置のロール(4)に殆
ど乗上げることがないため、側縁部分が一時的に大きく
折れ曲がる様なことがなく、表面の感光層におけるクラ
ックの発生を確実に防止することが出来る。
【0020】また、本発明のベルト状感光体において、
ビード(2)、(2)の形状は、図3に示す様な形状と
することも出来る。具体的には、図3に示すベルト状感
光体において、各ビード(2)、(2)の周方向に直交
する断面は、内周側を頂点とする三角形に形成される。
すなわち、図1の形態と同様に、ロールの角部に接触す
る側の各ビード(2)、(2)の端面(20)は、これ
らビードの内周側に向かうに従い互いに離間する傾斜面
に形成され、各端面(20)、(20)の傾斜角度
(θ)は、上記と同様の範囲で設定される。
【0021】図3に示すベルト状感光体においても、上
記の形態と同様に、電子写真装置のロールの角部から受
ける力は、これらビード(2)、(2)の外周側をロー
ルの角部に引き寄せる様に作用し、ベルト状感光体を調
芯するため、ビード(2)、(2)が前記ロールに殆ど
乗上げることがなく、側縁部分の折れ曲がりを確実に防
止することが出来る。
【0022】また、図3に示す様に、ビード(2)、
(2)の外周側の幅(断面形状における三角形の底辺の
長さ)を感光体シート(1)の略側縁まで拡幅した場合
には、感光体シート(1)の側縁部分の剛性を高めるこ
とが出来るため、ビード(20)の縁部がロール(4)
の角部に僅かでも乗上げた際、端面(2)の機能と協働
して一層高い復元力を発揮させることが出来、側縁部分
の折れ曲がりを防止するのに一層有効である。
【0023】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のベルト状感
光体によれば、ビードが電子写真装置のロールに殆ど乗
上げることがないため、側縁部分が一時的に折れ曲がる
ことがなく、表面の感光層におけるクラックの発生を確
実に防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベルト状感光体におけるビードの断面
形状示す図であり、ベルト状感光体の一部の周方向に直
交する縦断面図である。
【図2】図1のベルト状感光体におけるビードの機能を
示す縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係るベルト状感光体に
おけるビードの断面形状示す図であり、ベルト状感光体
の一部の周方向に直交する縦断面図である。
【図4】ベルト状感光体の一般的な外観を示す斜視図で
ある。
【図5】従来のベルト状感光体におけるビードの断面形
状示す図であり、ベルト状感光体の一部の周方向に直交
する縦断面図である。
【符号の説明】
1 :感光体シート 10:感光体シートの端部 12:感光体シートの端部 2 :ビード 20:ビードの端面 4 :ロール θ :傾斜角度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体シートによってエンドレスベルト
    状に形成され、かつ、両側縁側の内周面に電子写真装置
    のロール両端の角部をトレースする蛇行防止用のビード
    がそれぞれ付設されたベルト状感光体において、前記ロ
    ールの前記角部に接触する側の前記各ビードの端面は、
    これらビードの内周側に向かうに従い互いに離間する傾
    斜面に形成されていることを特徴とするベルト状感光
    体。
  2. 【請求項2】 各ビードの周方向に直交する断面は、内
    周側を上底とする台形に形成されている請求項1に記載
    のベルト状感光体。
  3. 【請求項3】 各ビードの周方向に直交する断面は、内
    周側を頂点とする三角形に形成されている請求項1に記
    載のベルト状感光体。
JP8231486A 1996-08-13 1996-08-13 ベルト状感光体 Pending JPH1063140A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8231486A JPH1063140A (ja) 1996-08-13 1996-08-13 ベルト状感光体

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JP8231486A JPH1063140A (ja) 1996-08-13 1996-08-13 ベルト状感光体

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ID=16924253

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JP8231486A Pending JPH1063140A (ja) 1996-08-13 1996-08-13 ベルト状感光体

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JP (1) JPH1063140A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008076999A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Fuji Xerox Co Ltd 無端ベルト及びそれを備える画像形成装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030207