JPH1069113A - ベルト状感光体 - Google Patents
ベルト状感光体Info
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- JPH1069113A JPH1069113A JP24406296A JP24406296A JPH1069113A JP H1069113 A JPH1069113 A JP H1069113A JP 24406296 A JP24406296 A JP 24406296A JP 24406296 A JP24406296 A JP 24406296A JP H1069113 A JPH1069113 A JP H1069113A
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- Japan
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- sheet
- photoreceptor
- beads
- belt
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- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 感光体シートの側縁部分の折れ曲がりを低減
でき、感光層におけるクラックの発生を防止し得る様に
改良されたベルト状感光体を提供する。 【解決手段】 感光体シート(1)によってエンドレス
ベルト状に形成され、かつ、その両側縁側の内周面に電
子写真装置のロール(4)両端をトレースする蛇行防止
用のビード(2)、(2)がそれぞれ付設されたベルト
状感光体において、各ビード(2)、(2)の対向する
側端部(20)からその近傍の感光体シート(1)の側
縁までの長さ(W2)が、感光体シート(1)の幅(W
1)に対して特定の比率に設定される。
でき、感光層におけるクラックの発生を防止し得る様に
改良されたベルト状感光体を提供する。 【解決手段】 感光体シート(1)によってエンドレス
ベルト状に形成され、かつ、その両側縁側の内周面に電
子写真装置のロール(4)両端をトレースする蛇行防止
用のビード(2)、(2)がそれぞれ付設されたベルト
状感光体において、各ビード(2)、(2)の対向する
側端部(20)からその近傍の感光体シート(1)の側
縁までの長さ(W2)が、感光体シート(1)の幅(W
1)に対して特定の比率に設定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト状感光体に
関するものであり、詳しくは、感光体シートによってエ
ンドレスベルト状に形成されたベルト状感光体であっ
て、内周面に付設された蛇行防止用のビードの電子写真
装置のロールへの乗上げに対し、感光体シートの側縁部
分の折れ曲がりを低減し得る様に改良されたベルト状感
光体に関するものである。
関するものであり、詳しくは、感光体シートによってエ
ンドレスベルト状に形成されたベルト状感光体であっ
て、内周面に付設された蛇行防止用のビードの電子写真
装置のロールへの乗上げに対し、感光体シートの側縁部
分の折れ曲がりを低減し得る様に改良されたベルト状感
光体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベルト状感光体は、電子写真装置内にお
ける配置に自由度があり且つ広い感光面積を確保し得る
ため、特に、フルカラーの複写機やプリンター等、小型
化が望まれる装置に好適に使用される。
ける配置に自由度があり且つ広い感光面積を確保し得る
ため、特に、フルカラーの複写機やプリンター等、小型
化が望まれる装置に好適に使用される。
【0003】図4は、ベルト状感光体の一般的な外観を
示す斜視図である。図5は、従来のベルト状感光体にお
けるビードの断面形状示す図であり、ベルト状感光体の
一部の周方向に直交する縦断面図である。すなわち、ベ
ルト状感光体は、図4に示す様に、表面に感光層が設け
られた感光体シート(1)をエンドレスベルト状に形成
して成り、また、図5に示す様に、その両側縁側の内周
面には、電子写真装置のロール(4)に装着した際に当
該ロール両端の角部をトレースする蛇行防止用のビード
(5)、(5)がそれぞれ付設されている。
示す斜視図である。図5は、従来のベルト状感光体にお
けるビードの断面形状示す図であり、ベルト状感光体の
一部の周方向に直交する縦断面図である。すなわち、ベ
ルト状感光体は、図4に示す様に、表面に感光層が設け
られた感光体シート(1)をエンドレスベルト状に形成
して成り、また、図5に示す様に、その両側縁側の内周
面には、電子写真装置のロール(4)に装着した際に当
該ロール両端の角部をトレースする蛇行防止用のビード
(5)、(5)がそれぞれ付設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ベルト
状感光体は、電子写真装置において稼働させた場合、そ
の寸法精度やロール側の機械精度の問題から、実際には
僅かながらも蛇行が生じる。そして、装置の調整状態な
どによっては、蛇行が大きくなり、ロール(4)の角部
にビード(5)の側端部が乗上げることもある。その結
果、ベルト状感光体の側縁部分(E)が一時的に折れ曲
がり、表面の感光層にクラックが発生する場合がある。
状感光体は、電子写真装置において稼働させた場合、そ
の寸法精度やロール側の機械精度の問題から、実際には
僅かながらも蛇行が生じる。そして、装置の調整状態な
どによっては、蛇行が大きくなり、ロール(4)の角部
にビード(5)の側端部が乗上げることもある。その結
果、ベルト状感光体の側縁部分(E)が一時的に折れ曲
がり、表面の感光層にクラックが発生する場合がある。
【0005】本発明は、上記の実状に鑑みなされたもの
であり、その目的は、感光体シートによってエンドレス
ベルト状に形成されたベルト状感光体であって、内周面
に付設された蛇行防止用のビードの電子写真装置のロー
ルへの乗上げに対し、感光体シートの側縁部分の折れ曲
がりを低減でき、感光層におけるクラックの発生を防止
し得る様に改良されたベルト状感光体を提供することに
ある。
であり、その目的は、感光体シートによってエンドレス
ベルト状に形成されたベルト状感光体であって、内周面
に付設された蛇行防止用のビードの電子写真装置のロー
ルへの乗上げに対し、感光体シートの側縁部分の折れ曲
がりを低減でき、感光層におけるクラックの発生を防止
し得る様に改良されたベルト状感光体を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のベルト状感光体は、感光体シートによって
エンドレスベルト状に形成され、かつ、その両側縁側の
内周面に電子写真装置のロール両端をトレースする蛇行
防止用のビードがそれぞれ付設されたベルト状感光体に
おいて、前記各ビードの対向する側端部からその近傍の
感光体シートの側縁までの長さが、感光体シートの幅の
1〜2.5%であることを特徴とする。
め、本発明のベルト状感光体は、感光体シートによって
エンドレスベルト状に形成され、かつ、その両側縁側の
内周面に電子写真装置のロール両端をトレースする蛇行
防止用のビードがそれぞれ付設されたベルト状感光体に
おいて、前記各ビードの対向する側端部からその近傍の
感光体シートの側縁までの長さが、感光体シートの幅の
1〜2.5%であることを特徴とする。
【0007】すなわち、上記ベルト状感光体において、
各ビードの対向する側端部からその近傍の感光体シート
の側縁までの長さを特定の長さとした構造は、感光体シ
ート側縁部分における変形強度を高めることが出来るた
め、ビードが電子写真装置のロールに乗上げた際に感光
体シート側縁部分の折れ曲がりを抑制する。
各ビードの対向する側端部からその近傍の感光体シート
の側縁までの長さを特定の長さとした構造は、感光体シ
ート側縁部分における変形強度を高めることが出来るた
め、ビードが電子写真装置のロールに乗上げた際に感光
体シート側縁部分の折れ曲がりを抑制する。
【0008】また、上記の態様のベルト状感光体におい
ては、各ビードが感光体シートの略側縁まで拡幅されて
いるのが好ましく、拡幅されたビードが感光体シートの
側縁側の剛性を一層高めることが出来る。
ては、各ビードが感光体シートの略側縁まで拡幅されて
いるのが好ましく、拡幅されたビードが感光体シートの
側縁側の剛性を一層高めることが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係るベルト状感光体の実
施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1は、本発
明のベルト状感光体におけるビードの断面形状示す図で
あり、ベルト状感光体の一部の周方向に直交する縦断面
図である。図2は、図1のベルト状感光体におけるビー
ドの機能を示す縦断面図である。図3は、本発明の他の
実施形態に係るベルト状感光体におけるビードの断面形
状示す図であり、ベルト状感光体の一部の周方向に直交
する縦断面図である。
施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1は、本発
明のベルト状感光体におけるビードの断面形状示す図で
あり、ベルト状感光体の一部の周方向に直交する縦断面
図である。図2は、図1のベルト状感光体におけるビー
ドの機能を示す縦断面図である。図3は、本発明の他の
実施形態に係るベルト状感光体におけるビードの断面形
状示す図であり、ベルト状感光体の一部の周方向に直交
する縦断面図である。
【0010】本発明のベルト状感光体は、外観的には従
来の感光体と略同様であり、図4に示す様に、矩形に形
成された感光体シート(1)の平行な端部(10)、
(12)を融着することによってエンドレスベルト状に
形成される。そして、図1に示す様に、両側縁側の内周
面には、電子写真装置のロール両端の角部をトレースす
る蛇行防止用のビード(2)、(2)がそれぞれ付設さ
れる。
来の感光体と略同様であり、図4に示す様に、矩形に形
成された感光体シート(1)の平行な端部(10)、
(12)を融着することによってエンドレスベルト状に
形成される。そして、図1に示す様に、両側縁側の内周
面には、電子写真装置のロール両端の角部をトレースす
る蛇行防止用のビード(2)、(2)がそれぞれ付設さ
れる。
【0011】感光体シート(1)は、通常、合成樹脂フ
ィルムの表面に導電層および感光層を順次に積層形成し
て成る。感光層は、導電層の表面に下引層を介し、電荷
発生層、電荷移動層を順次に形成して成る積層型が好ま
しいが、電荷発生物質、電荷輸送物質および結着材樹脂
を1つの層中に含有する単層型でもよい。
ィルムの表面に導電層および感光層を順次に積層形成し
て成る。感光層は、導電層の表面に下引層を介し、電荷
発生層、電荷移動層を順次に形成して成る積層型が好ま
しいが、電荷発生物質、電荷輸送物質および結着材樹脂
を1つの層中に含有する単層型でもよい。
【0012】合成樹脂フィルムの材料としては、通常、
50〜200μmの厚さのポリエステルやポリカーボネ
ート等の各種の材料が使用される。合成樹脂フィルムの
表面に形成される導電層は、導電性塗料の塗布膜または
金属の蒸着膜によって構成される。導電層が形成された
合成樹脂フィルムと感光層との密着性を高めるため、導
電層の表面には塗膜としての下引層が形成されるのが好
ましい。
50〜200μmの厚さのポリエステルやポリカーボネ
ート等の各種の材料が使用される。合成樹脂フィルムの
表面に形成される導電層は、導電性塗料の塗布膜または
金属の蒸着膜によって構成される。導電層が形成された
合成樹脂フィルムと感光層との密着性を高めるため、導
電層の表面には塗膜としての下引層が形成されるのが好
ましい。
【0013】感光層は感光体材料の塗布液によって形成
される。斯かる塗布液としては、感光体材料と1種以上
の溶媒から成る従来公知の各種のものを使用することが
出来る。電荷発生物質としては、例えば、スーダンレッ
ド、ダイアンブルー等のアゾ顔料の他、ジスアゾ顔料、
キノン顔料、フタロシアニン顔料、ピリリウム塩、アズ
レニウム塩などが挙げられる。電荷輸送物質としては、
主鎖または側鎖にアントラセン、ピレン等の多芳香族化
合物またはインドール、カルバゾール等の含窒素環式化
合物の骨格を有する化合物、その他、ヒドラゾン化合物
など正孔輸送物質が挙げられる。
される。斯かる塗布液としては、感光体材料と1種以上
の溶媒から成る従来公知の各種のものを使用することが
出来る。電荷発生物質としては、例えば、スーダンレッ
ド、ダイアンブルー等のアゾ顔料の他、ジスアゾ顔料、
キノン顔料、フタロシアニン顔料、ピリリウム塩、アズ
レニウム塩などが挙げられる。電荷輸送物質としては、
主鎖または側鎖にアントラセン、ピレン等の多芳香族化
合物またはインドール、カルバゾール等の含窒素環式化
合物の骨格を有する化合物、その他、ヒドラゾン化合物
など正孔輸送物質が挙げられる。
【0014】単層型感光体の場合、感光体材料の塗布液
は、上記の電荷発生物質、電荷輸送物質、結着剤樹脂お
よび塗布溶媒を混合して調製される。また、積層型感光
体の場合、感光体材料の塗布液は、電荷発生物質、結着
剤樹脂および塗布溶媒からなる電荷発生層用の塗布液
と、電荷輸送物質、結着剤樹脂および塗布溶媒からなる
電荷輸送層用の塗布液とを別々に調製する。上記の各層
を形成するための塗布操作は、従来公知の塗布方法、例
えば、ダイコーター法などによって行なわれる。
は、上記の電荷発生物質、電荷輸送物質、結着剤樹脂お
よび塗布溶媒を混合して調製される。また、積層型感光
体の場合、感光体材料の塗布液は、電荷発生物質、結着
剤樹脂および塗布溶媒からなる電荷発生層用の塗布液
と、電荷輸送物質、結着剤樹脂および塗布溶媒からなる
電荷輸送層用の塗布液とを別々に調製する。上記の各層
を形成するための塗布操作は、従来公知の塗布方法、例
えば、ダイコーター法などによって行なわれる。
【0015】感光体シート(1)は、作製した感光体の
原反シートを装着される機器に応じて所定寸法の矩形状
に裁断成形した後、これを巻回してその両端部(4)、
(5)を融着して成り、斯かる融着操作には、通常、超
音波融着機(プラスチックウェルダー)が使用される。
原反シートを装着される機器に応じて所定寸法の矩形状
に裁断成形した後、これを巻回してその両端部(4)、
(5)を融着して成り、斯かる融着操作には、通常、超
音波融着機(プラスチックウェルダー)が使用される。
【0016】蛇行防止用のビード(2)は、例えば、シ
リコンゴム又はウレタンゴムによって作製される。シリ
コンゴムから成るビード(2)は、感光体の原反シート
を裁断成形する前または裁断成形した後の感光体シート
(1)の裏面にポリエチレン等の型紙を重ね合わせ、ビ
ードに相当する型紙の形抜き部分にシリコンゴムの樹脂
を塗布した後、これを硬化させて作製される。また、ウ
レタンゴムから成るビード(2)は、一般的には、所定
寸法で予め形成されたテープ状のビード部材を上記エン
ドレスベルト状の感光体シート(1)に貼着することに
よって作製される。ビード(2)の周方向に直交する断
面形状は略方形とされ、また、ビード(2)の幅は2〜
5mm程度、厚さは0.5〜1.0mm程度とされる。
リコンゴム又はウレタンゴムによって作製される。シリ
コンゴムから成るビード(2)は、感光体の原反シート
を裁断成形する前または裁断成形した後の感光体シート
(1)の裏面にポリエチレン等の型紙を重ね合わせ、ビ
ードに相当する型紙の形抜き部分にシリコンゴムの樹脂
を塗布した後、これを硬化させて作製される。また、ウ
レタンゴムから成るビード(2)は、一般的には、所定
寸法で予め形成されたテープ状のビード部材を上記エン
ドレスベルト状の感光体シート(1)に貼着することに
よって作製される。ビード(2)の周方向に直交する断
面形状は略方形とされ、また、ビード(2)の幅は2〜
5mm程度、厚さは0.5〜1.0mm程度とされる。
【0017】本発明のベルト状感光体においては、図1
に示す様に、電子写真装置のロール角部にビード(2)
が乗上げた際、感光体シート(1)の側縁部分の折れ曲
がりを低減するため、上記の様に作製された各ビード
(2)、(2)の対向する側端部(20)からその近傍
の感光体シートの側縁までの長さ(W2)が、感光体シ
ート(1)の幅(W1)の1〜2.5%に設定されてい
る。
に示す様に、電子写真装置のロール角部にビード(2)
が乗上げた際、感光体シート(1)の側縁部分の折れ曲
がりを低減するため、上記の様に作製された各ビード
(2)、(2)の対向する側端部(20)からその近傍
の感光体シートの側縁までの長さ(W2)が、感光体シ
ート(1)の幅(W1)の1〜2.5%に設定されてい
る。
【0018】具体的には、例えば、感光体シート(1)
の幅(W1)が200〜400mm程度とされるのに対
し、側端部(20)から感光体シート(1)の側縁まで
の長さ(W2)は3〜5mm程度に設定される。感光体
シート(1)の側縁までの長さ(W2)を上記の様に設
定する理由は次の通りである。すなわち、感光体シート
(1)の幅(W1)に対し、長さ(W2)の比率が上記
の値よりも小さい場合は、エンドレスベルト状になされ
た感光体シート(1)の側縁部分の形状保持性が不足
し、また、幅(W1)に対する長さ(W2)の比率が上
記の値よりも大きい場合は、感光体シート(1)の使用
可能な表面積が小さくなるからである。
の幅(W1)が200〜400mm程度とされるのに対
し、側端部(20)から感光体シート(1)の側縁まで
の長さ(W2)は3〜5mm程度に設定される。感光体
シート(1)の側縁までの長さ(W2)を上記の様に設
定する理由は次の通りである。すなわち、感光体シート
(1)の幅(W1)に対し、長さ(W2)の比率が上記
の値よりも小さい場合は、エンドレスベルト状になされ
た感光体シート(1)の側縁部分の形状保持性が不足
し、また、幅(W1)に対する長さ(W2)の比率が上
記の値よりも大きい場合は、感光体シート(1)の使用
可能な表面積が小さくなるからである。
【0019】上記ベルト状感光体においては、図2に示
す様に、これを電子写真装置のロール(4)に巻回した
場合、各ビード(2)、(2)の対向する側端部(2
0)からその近傍の感光体シート(1)の側縁までの長
さ(W2)を特定の長さとした構造が感光体シート
(1)の側縁部分の耐変形力を高めることが出来る。
す様に、これを電子写真装置のロール(4)に巻回した
場合、各ビード(2)、(2)の対向する側端部(2
0)からその近傍の感光体シート(1)の側縁までの長
さ(W2)を特定の長さとした構造が感光体シート
(1)の側縁部分の耐変形力を高めることが出来る。
【0020】すなわち、ビード(2)がロール(4)の
角部に乗上げる状態では、感光体シート(1)の側縁部
分のうち、他方のビード(2)に対向するビード(2)
の側端部(20)近傍において湾曲するが、斯かる側端
部(20)から感光体シート(1)の側縁までの長さ
(W2)を所定の長さとすることにより、感光体シート
(1)の側縁部分の周方向の伸長力を高めることが出来
る。その結果、ビード(2)の側端部(20)近傍の感
光体シート(1)の変形強度を高めることが出来、ビー
ド(2)がロール(4)に乗上げた際の感光体シート
(1)側縁部分における大きな折れ曲がりを抑制するこ
とが出来る。
角部に乗上げる状態では、感光体シート(1)の側縁部
分のうち、他方のビード(2)に対向するビード(2)
の側端部(20)近傍において湾曲するが、斯かる側端
部(20)から感光体シート(1)の側縁までの長さ
(W2)を所定の長さとすることにより、感光体シート
(1)の側縁部分の周方向の伸長力を高めることが出来
る。その結果、ビード(2)の側端部(20)近傍の感
光体シート(1)の変形強度を高めることが出来、ビー
ド(2)がロール(4)に乗上げた際の感光体シート
(1)側縁部分における大きな折れ曲がりを抑制するこ
とが出来る。
【0021】換言すれば、本発明のベルト状感光体にお
いては、ビード(2)、(2)が電子写真装置のロール
(4)に乗上げた場合でも大きく折れ曲がることがない
ため、表面の感光層におけるクラックの発生を防止する
ことが出来る。
いては、ビード(2)、(2)が電子写真装置のロール
(4)に乗上げた場合でも大きく折れ曲がることがない
ため、表面の感光層におけるクラックの発生を防止する
ことが出来る。
【0022】また、本発明のベルト状感光体において、
ビード(2)、(2)の周方向に直交する断面形状は、
図3に示す様な形状とすることも出来る。具体的には、
図3に示すベルト状感光体は、各ビード(2)、(2)
の外側が厚肉に形成される。すなわち、各ビード
(2)、(2)は、これらが対向する側と反対側の側端
部側が厚肉に形成される。しかも、各ビード(2)、
(2)は、上記の幅(W2)の範囲内で感光体シート
(1)の略側縁まで拡幅されている。
ビード(2)、(2)の周方向に直交する断面形状は、
図3に示す様な形状とすることも出来る。具体的には、
図3に示すベルト状感光体は、各ビード(2)、(2)
の外側が厚肉に形成される。すなわち、各ビード
(2)、(2)は、これらが対向する側と反対側の側端
部側が厚肉に形成される。しかも、各ビード(2)、
(2)は、上記の幅(W2)の範囲内で感光体シート
(1)の略側縁まで拡幅されている。
【0023】図3に示すベルト状感光体においても、上
記の形態と同様に、側端部(20)からその近傍の感光
体シート(1)の側縁までの長さ(W2)を特定の長さ
とした構造がビード(2)の側端部(20)近傍の感光
体シート(1)の変形強度を高めることが出来、ビード
(2)がロール(4)に乗上げた際の感光体シート
(1)側縁部分における折れ曲がりを抑制することが出
来る。
記の形態と同様に、側端部(20)からその近傍の感光
体シート(1)の側縁までの長さ(W2)を特定の長さ
とした構造がビード(2)の側端部(20)近傍の感光
体シート(1)の変形強度を高めることが出来、ビード
(2)がロール(4)に乗上げた際の感光体シート
(1)側縁部分における折れ曲がりを抑制することが出
来る。
【0024】また、各ビード(2)、(2)の外側が厚
肉に形成されており、感光体シート(1)の側縁に向か
うに従い、周方向の伸長力が高められているため、感光
体シート(1)の上記の変形強度を一層高めることが出
来る。しかも、感光体シート(1)の略側縁まで拡幅さ
れたビード(2)、(2)は、感光体シート(1)の側
縁部分の剛性を更に高めることが出来、感光体シート
(1)の折れ曲がりを更に抑制することが出来る。
肉に形成されており、感光体シート(1)の側縁に向か
うに従い、周方向の伸長力が高められているため、感光
体シート(1)の上記の変形強度を一層高めることが出
来る。しかも、感光体シート(1)の略側縁まで拡幅さ
れたビード(2)、(2)は、感光体シート(1)の側
縁部分の剛性を更に高めることが出来、感光体シート
(1)の折れ曲がりを更に抑制することが出来る。
【0025】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のベルト状感
光体によれば、ビードが電子写真装置のロールに乗上げ
た際の感光体シート側縁部分における折れ曲がりを抑制
することが出来るため、感光層におけるクラックの発生
を防止することが出来る。
光体によれば、ビードが電子写真装置のロールに乗上げ
た際の感光体シート側縁部分における折れ曲がりを抑制
することが出来るため、感光層におけるクラックの発生
を防止することが出来る。
【図1】本発明のベルト状感光体におけるビードの断面
形状示す図であり、ベルト状感光体の一部の周方向に直
交する縦断面図である。
形状示す図であり、ベルト状感光体の一部の周方向に直
交する縦断面図である。
【図2】図1のベルト状感光体におけるビードの機能を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係るベルト状感光体に
おけるビードの断面形状示す図であり、ベルト状感光体
の一部の周方向に直交する縦断面図である。
おけるビードの断面形状示す図であり、ベルト状感光体
の一部の周方向に直交する縦断面図である。
【図4】ベルト状感光体の一般的な外観を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】従来のベルト状感光体におけるビードの断面形
状示す図であり、ベルト状感光体の一部の周方向に直交
する縦断面図である。
状示す図であり、ベルト状感光体の一部の周方向に直交
する縦断面図である。
1:感光体シート 2:ビード 20:ビードの側端部 4:電子写真装置のロール W1:感光体シートの幅 W2:ビードの側端部から感光体シートの側縁までの長
さ
さ
Claims (2)
- 【請求項1】 感光体シートによってエンドレスベルト
状に形成され、かつ、その両側縁側の内周面に電子写真
装置のロール両端をトレースする蛇行防止用のビードが
それぞれ付設されたベルト状感光体において、前記各ビ
ードの対向する側端部からその近傍の感光体シートの側
縁までの長さが、感光体シートの幅の1〜2.5%であ
ることを特徴とするベルト状感光体。 - 【請求項2】 各ビードが感光体シートの略側縁まで拡
幅されている請求項1に記載のベルト状感光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24406296A JPH1069113A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | ベルト状感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24406296A JPH1069113A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | ベルト状感光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1069113A true JPH1069113A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=17113172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24406296A Pending JPH1069113A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | ベルト状感光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1069113A (ja) |
-
1996
- 1996-08-27 JP JP24406296A patent/JPH1069113A/ja active Pending
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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