JP2009109577A - 画像形成装置用の無端状ベルト、画像形成装置用のベルト張架装置および画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置用の無端状ベルト、画像形成装置用のベルト張架装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009109577A
JP2009109577A JP2007279228A JP2007279228A JP2009109577A JP 2009109577 A JP2009109577 A JP 2009109577A JP 2007279228 A JP2007279228 A JP 2007279228A JP 2007279228 A JP2007279228 A JP 2007279228A JP 2009109577 A JP2009109577 A JP 2009109577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
image forming
forming apparatus
endless belt
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007279228A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Omori
健司 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2007279228A priority Critical patent/JP2009109577A/ja
Publication of JP2009109577A publication Critical patent/JP2009109577A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

【課題】画像乱れの発生および記録媒体の搬送不良を抑制することができる画像形成装置用の無端状ベルトを提供する。
【解決手段】ベルト本体と、該ベルト本体の軸方向の少なくとも片側の側縁に沿って設けられ、且つ導電性を有する凸状部材と、更に好ましくは前記ベルト本体および前記凸状部材を接着する接着部を有し、該接着部が導電性を有すると共に、該接着部の厚さが20μm以上であることを特徴とする画像形成装置用の無端状ベルト。
【選択図】なし

Description

本発明は、画像形成装置用の無端状ベルト、画像形成装置用のベルト張架装置および画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置としては、例えば、中間転写ベルトを使用した中間転写方式の多色画像形成装置がある。これは、電子写真方式等によりトナー像が形成される像保持体(例えば感光体ドラム)の転写部で接触して回転する中間転写ベルトを複数のベルト支持ロール間に張架して配設したものであり、その像保持体上に形成される複数のトナー像を一旦中間転写ベルト上に重ねあわせて一次転写した後、その中間転写ベルト上に転写されたトナー像を記録媒体に一括して二次転写するものである。そして、記録媒体上に二次転写された多色のトナー像は、その後定着装置により定着されて多色画像となる。
この他、画像形成装置用の無端状ベルトを備えた画像形成装置としては、記録媒体を保持して複数の画像形成ユニットの転写部を通過させて搬送する記録媒体搬送ベルトを使用した、いわゆるタンデム方式の多色画像形成装置がある。これは、各色成分のトナー像を個々に形成するため画像形成ユニットを複数並べて配置し、その各画像形成ユニットの転写部で接触して回転するように記録媒体搬送ベルトを複数のベルト支持ロール間に張架して配設したものであり、その記録媒体搬送ベルトに吸着して保持した記録媒体を各画像形成ユニットの転写部を通過させて搬送することにより、各画像形成ユニットで形成される各トナー像を一つの記録媒体に順次重ね合わせて転写し、最後に定着させて多色画像とするものである。
ところで、この中間転写ベルトや記録媒体搬送ベルト等の画像形成装置用の無端状ベルトには、蛇行を防止するため、無端状ベルトの両側縁の内面側に凸状部材を設け、その凸状部材をベルト支持ロールの外周に設けた溝で案内する方法が提案されている。
この技術に関しては、例えば、ベルトの内周面に接着剤を用いて凸状部材を設ける方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、引張弾性率5000kg/cm以上の補強基材に、厚さ5μm以上100μm以下の接着層を介して、JISA硬度が30Hs以上95Hs以下の部材を設けた凸状部材が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、無端状ベルトとベルト支持ロールとの摩擦によって電荷が蓄積し、該電荷の影響で生じる画像不良(画像乱れ)や記録媒体の搬送不良を防止するため、無端状ベルトとは別に除電部材を配置し記録媒体の静電気を除電する画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特許第3544192号公報 特開平7−187435号公報 特開2005−145600号公報
しかし、上記のように除電部材等を設置せずに、容易に電荷の蓄積を防止する方法が望まれていた。
本発明の目的は、画像乱れの発生および記録媒体の搬送不良を抑制することができる画像形成装置用の無端状ベルト、画像乱れの発生および記録媒体の搬送不良を抑制することができる画像形成装置用のベルト張架装置、並びに良好な画像を形成することができる画像形成装置を提供することにある。
上記課題は、以下の本発明により達成される。
すなわち請求項1に係る発明は、ベルト本体と、該ベルト本体の軸方向の少なくとも片側の側縁に沿って設けられ、且つ導電性を有する凸状部材と、を有する画像形成装置用の無端状ベルトである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の凸状部材の体積抵抗率が、前記ベルト本体の体積抵抗率未満である画像形成装置用の無端状ベルトである。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のベルト本体および凸状部材を接着する接着部を有し、該接着部が導電性を有すると共に、該接着部の厚さが20μm以上である画像形成装置用の無端状ベルトである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の接着部として、ポリエステルアミドおよびポリエーテルエステルアミドから選択される少なくとも1種を含有する熱溶融性接着剤を用いる画像形成装置用の無端状ベルトである。
請求項5に係る発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置用の無端状ベルトと、前記画像形成装置用の無端状ベルトを内面側から回転可能に張架する複数の張架部材と、を備える画像形成装置用のベルト張架装置である。
請求項6に係る発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置用の無端状ベルトを備える画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、導電性を有しないものに比べて、画像乱れの発生および記録媒体の搬送不良を抑制することができる。
請求項2に係る発明によれば、ベルト本体と凸状部材との抵抗率を考慮しないものに比べて、画像乱れの発生および記録媒体の搬送不良を抑制することができる。
請求項3に係る発明によれば、接着部の厚さを考慮しないものに比べて、ベルト本体の破断を防止することができる。
請求項4に係る発明によれば、接着剤の材料を考慮しないものに比べて、ベルト本体の破断を防止することができる。
請求項5に係る発明によれば、本構成を有しないものに比べて、画像乱れの発生および記録媒体の搬送不良を抑制することができる。
請求項6に係る発明によれば、本構成を有しないものに比べて、良好な画像を形成することができる。
<画像形成装置用の無端状ベルト>
以下、図面を参照して第1の実施形態に係る画像形成装置用の無端状ベルトを説明する。
尚、第1の実施形態に係る画像形成装置用の無端状ベルトは、ベルト本体と、該ベルト本体の軸方向の少なくとも片側の側縁に沿って設けられる凸状部材と、を有し、前記凸状部材が導電性を有することを特徴とする。ここで、上記凸条部材の「導電性」とは体積抵抗率が12.0logΩ・cm以下であることをさし、本明細書においては共通とする。
上記体積抵抗率の測定は、JIS−K6911(1999年)に則し、(株)ダイヤインスツルメント製ハイレスタUPMCP−450型URプローブを用いて、22℃55%RHの環境下で測定することができる。
また、第1の実施形態に係る無端状ベルトにおいては、凸状部材の体積抵抗率がベルト本体の体積抵抗率よりも低いことが好ましい。更には、凸状部材の体積抵抗率とベルト本体の体積抵抗率との差が2.0logΩ・cm以上離れていることがより好ましく、5.0logΩ・cm以上離れていることが特に好ましい。
また、凸状部材の体積抵抗率は、9.0logΩ・cm以下であることが好ましく、6.0logΩ・cm以下であることがより好ましく、一方特に限定されるわけではないがその下限としては5.0logΩ・cm以上であることが好ましい。
上記構成であることにより、摩擦帯電によって生じた電荷を凸状部材3から逃がすことができ、電荷の蓄積を好適に抑制することができる。
図1は、凸状部材を設けた第1の実施形態に係る画像形成装置用の無端状ベルトを示す斜視図(一部、断面で表わしている)であり、図2は、図1において矢印Aの方向から見た、ベルト本体、接着部および凸状部材の断面図である。
図1に示す第1の実施形態に係る画像形成装置用の無端状ベルト1は、ベルト本体2の表面に側縁に沿うようにして凸状部材3を設けたものであり、該凸状部材3は、図2に示す通り、接着部4を介してベルト本体2に設けられている。尚、図1においては、ベルト本体2の内側面に凸状部材3が設けられているが、画像形成装置用の無端状ベルト1の適用される用途に応じて、ベルト本体2の外側面に設けてもよい。
以下、上記図1および図2に示す画像形成装置用の無端状ベルト1の構成要素であるベルト本体2、凸状部材3および接着部4について各々説明する。
−ベルト本体−
図1に示す第1の実施形態に係る画像形成装置用の無端状ベルト1が、例えば中間転写装置における中間転写ベルトや搬送装置における記録媒体搬送ベルトに用いられる場合などには、表面にトナー像が転写される記録媒体を保持する記録媒体保持面を有し、また感光装置における感光体ベルトに用いられる場合などには、トナー像が形成されるトナー像保持面を有する(何れも図1における外側面)。更に、第1の実施形態に係る画像形成装置用の無端状ベルト1では、ベルト本体2の内側面表面に側縁に沿うようにして凸状部材3が設けられる。
ベルト本体2の材質としては、ヤング率2000MPa以上の樹脂材料が好ましく用いられる。尚、ヤング率は大きければ大きい程良いが、実用上は8000MPa以下であり、6000MPa以下であることが好ましい。ベルト本体2のヤング率は、使用する樹脂材料の化学構造を選択することで上記範囲に制御することができ、芳香環構造を含むものほどヤング率を高くすることができる。
なお、ヤング率は、JIS−K7127(1999)に準じて引張試験を行い、得られた応力・歪曲線の初期ひずみ領域の曲線に接線を引き、その傾きにより求めることができる。測定条件としては、短冊状試験片(幅6mm、長さ130mm)、ダンベル1号、試験速度500mm/分、厚さはベルト本体の厚さの各設定で測定するものとする。
また、ベルト本体2の耐熱温度としては150℃以上であることが好ましい。
ベルト本体2に用いる素材としては、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられ、これらの中でもポリイミド系樹脂およびポリアミドイミド系樹脂を用いることがより好ましい。なお、ベルト本体2は環状(無端状)であればつなぎ目があってもなくてもよく、またベルト本体2の厚さは、通常0.02mm以上0.2mm以下が好ましい。
図1に示す画像形成装置用の無端状ベルト1が、特に電子写真方式を用いた画像形成装置等における中間転写ベルトまたは記録媒体搬送ベルトとして用いられる場合、ベルト本体2は、導電剤を含有するポリイミド系樹脂や、導電剤を含有するポリアミドイミド系樹脂を用いた半導電性ベルトであることが好ましい(ここで、前記ベルトにおける「半導電性」とは体積抵抗率が5.0logΩ・cm以上12.0logΩ・cm以下を意味する)。
導電剤を含有するポリイミド系樹脂を用いたベルト本体2の作製は、例えば、円筒体の内面にポリイミド前駆体溶液を塗布して乾燥し、加熱反応してイミド転化させた後、ポリイミド樹脂皮膜を円筒芯体から剥離する等の、公知の方法によって行うことができる。
また、導電剤を含有するポリアミドイミド系樹脂を用いたベルト本体2の作製は、例えば、円筒体の外面にポリアミドイミド溶液を塗布して乾燥・加熱し、ポリアミドイミド樹脂皮膜を円筒芯体から剥離する等の、公知の方法によって行うことができる。
そのため、導電剤としてカーボンブラック(例えばケッチェンブラック、アセチレンブラック)、カーボンファイバー、グラファイト等のカーボン系フィラー;アルミニウム、ニッケル、銅合金などの金属(または合金)系導電性フィラー;酸化スズ、酸化亜鉛、チタン酸カリウム、酸化スズ−酸化インジウムまたは酸化スズ−酸化アンチモン複合酸化物などの金属酸化物系導電性フィラー;ポリアニリン、ポリピロール、ポリサルフォン、ポリアセチレンなどの導電性ポリマー;四級アンモニウム塩等のイオン導電性物質などを添加することが好ましい。これら導電剤は、単独または2種以上を併用して使用することができる。
−凸状部材−
前述の通り、凸状部材3は導電性を有することを要し、即ち体積抵抗率が12.0logΩ・cm以下であることが求められる。また、凸状部材3は、上記ベルト本体2よりも体積抵抗率が低いことが好ましい。
凸状部材3の体積抵抗率を上記のとおり制御する観点から、導電剤を用いることが好ましい。該導電剤としてカーボンブラック(例えばケッチェンブラック、アセチレンブラック)、カーボンファイバー、グラファイト等のカーボン系フィラー;アルミニウム、ニッケル、銅合金などの金属(または合金)系導電性フィラー;酸化スズ、酸化亜鉛、チタン酸カリウム、酸化スズ−酸化インジウムまたは酸化スズ−酸化アンチモン複合酸化物などの金属酸化物系導電性フィラー;ポリアニリン、ポリピロール、ポリサルフォン、ポリアセチレンなどの導電性ポリマー;四級アンモニウム塩等のイオン導電性物質などを添加することが好ましい。これら導電剤は、単独または2種以上を併用して使用することができる。
上記導電剤の含有量としては、凸状部材3中において、5質量%以上50質量%以下とすることが好ましく、10質量%以上40質量%以下とすることがより好ましく、15質量%以上30質量%以下とすることが特に好ましい。
また、凸状部材3としては、デュロメータ硬さがA60以上A90以下の弾性部材であることが好ましく、特に好ましくはデュロメータ硬さがA70以上A90以下の範囲である。尚、デュロメータ硬さは、JIS−K6253(2001年)に準拠した硬さである。
この観点から、凸状部材3を構成する材料としては、変形可能なエラストマーを用いることが好ましい。具体的には、ウレタン系エラストマー、シリコーン系エラストマー、フッ素系エラストマー、スチレン系エラストマー、α−オレフィン系エラストマー等を挙げることができる。これらの中でも、特にポリウレタンゴムやシリコーンゴムが好適に用いられる。
凸状部材3の製造は、上記エラストマー等の構成材料に導電剤を配合し、混錬し、加硫させて導電性エラストマーの成型体を得る方法が好適に用いられる。その後、所定の大きさにカットすることにより、凸状部材3として用いることができる。
凸状部材3の形状は、画像形成装置用の無端状ベルト1の使用条件等によって定めることができるが、その断面を略矩形とすることが好ましい。また、凸状部材3の幅は、特に制限されないが、通常1mm以上10mm以下が好ましく、特に4mm以上7mm以下が好ましい。厚みは、特に制限されないが、通常0.5mm以上5mm以下が好ましく、特に1mm以上2mm以下が好ましい。
−接着部−
前述の通り、第1の実施形態において凸状部材3には、導電性を付与する観点から導電剤を添加することが好ましいが、用いる導電剤によっては凸状部材3自体の可撓性が小さくなることがある。この場合、ベルト本体2に荷重がかかることによって生じるベルト本体2の破断を良好に防止する観点から、接着部の厚さを20μm以上とすることが好ましい。更には25μm以上とすることがより好ましく、30μm以上とすることが特に好ましい。尚、上限としては、特に限定されるわけではないが、50μm以下とすることが好ましい。
但し、接着部4として用いられる接着剤は絶縁性(即ち体積抵抗率が12.0logΩ・cmを超える)であり、該接着部4の厚さが厚くなるほど、凸状部材3から電荷を逃がす際に支障となることがある。
従って、該接着部4を導電性とする観点から、接着部4には導電剤を含有することが好ましい。導電剤としては、前述の凸状部材3に用いたものをそのまま適用することができる。接着部の厚さが20μm以上の場合導電剤を含有することが好ましく、更に30μm以上の場合導電剤を含有することがより好ましく、40μm以上の場合特に導電剤を含有することが好ましい。
上記導電剤の含有量としては、接着部4中において、5質量%以上40質量%以下とすることが好ましく、10質量%以上30質量%以下とすることがより好ましく、15質量%以上20質量%以下とすることが特に好ましい。
接着部4に用いる前記接着剤としては、常温(18℃〜28℃)では接着力の無い固体であり、加熱することで溶融し冷却固化する際に接着力を発現する、熱溶融性接着剤であることが好ましい。
前記接着剤の例としては、アクリル系、ポリエステル系、シリコーン系、天然または合成のゴム系、ウレタン系、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂系などの樹脂系材料が挙げられる。これらの中でも、結晶性樹脂の接着剤を用いることが好ましく、更には結晶性ポリエステルの接着剤を用いることが特に好ましい。尚、上記「結晶性」とは、示差走査熱量計測定(昇温速度20℃/min)による融点ピークが観測されるものをいう。
また、上記熱溶融性接着剤の場合には、更にポリエステルアミドまたはポリエーテルエステルアミドを少なくとも含有することが好ましい。その含有量としては、接着部4中において、10質量%以上80質量%以下とすることが好ましく、15質量%以上70質量%以下とすることがより好ましく、20質量%以上60質量%以下とすることが特に好ましい。
接着部4に用いる上記接着剤を加熱する温度としては、80℃以上140℃以下であることが好ましく、より好ましくは100℃以上130℃以下である。
−画像形成装置用の無端状ベルトの作製−
前記画像形成装置用の無端状ベルト1の作製は、シート状のベルト本体2と凸状部材3とを接着部4を介して接着し、その後ベルト本体2の端部間を接着して環状の無端状ベルトを作製してもよいし、ベルト本体2を環状に形成した後に凸状部材3を接着部4を介して接着して画像形成装置用の無端状ベルト1を作製してもよい。凸状部材3は、ベルト本体2の片方の側縁に沿って設けてもよく、またベルト本体2の両方の側縁に沿って設けることもできる。凸状部材3のベルト本体2への接着位置(側縁からの距離)は、画像形成装置用の無端状ベルト1の用途、機能、画像形成装置用の無端状ベルト1を用いる装置等に応じて設定することができる。
図1では、ベルト本体2の内面側に凸状部材3が接着されているが、凸状部材3の接着面は、画像形成装置用の無端状ベルト1の適用される用途に応じて、ベルト本体2の外面側に接着されていてもよい。また、凸状部材3は画像形成装置用の無端状ベルト1の全周に設けることが好ましいが、凸状部材3のつなぎ目に1mm以上10mm以下の隙間を有していてもよい。
凸状部材3をベルト本体2へ接着する方法は、特に制限されないが、例えば、片面が剥離紙で構成された前述の熱溶融性接着剤を、凸状部材3に70℃以上110℃以下の温度で仮接着させ、剥離紙を剥離してからベルト本体2に温度120℃以上150℃以下で加熱し本接着して用いることが好ましい。このようにしてベルト本体2と凸状部材3とを接着部4により一体化して画像形成装置用の無端状ベルト1を作製する。
なお、貼り合わせは、気泡を入れずに貼り合わせることが重要であり、通常ハンドローラ、ゴムローラ、プレス等での貼り合わせ、減圧下での貼り合わせ、加圧下での貼り合わせ等の方法を用いることが好ましい。また、凸状部材3表面またはベルト本体2表面は、コロナ処理、ブラスト処理、プライマー処理またはエージング等を行って接着力を向上させていてもよい。
第1の実施形態に係る画像形成装置用の無端状ベルト1は、電子写真式複写機、レーザープリンター等における感光装置、中間転写装置、転写分離装置、搬送装置、帯電装置、現像装置、定着装置等に好適に使用される。尚、第1の実施形態に係る画像形成装置用の無端状ベルトを構成するベルト本体2および凸状部材3は、画像形成装置用の無端状ベルト1の用途、機能等に応じて、材質、形状、大きさ等が設定される。
<画像形成装置>
次いで、図面を参照し、第2および第3の実施形態に係る画像形成装置について説明する。
尚、第2および第3の実施形態に係る画像形成装置は、前記第1の実施形態に係る画像形成装置用の無端状ベルトを用いた画像形成装置であれば特に限定されるものではなく、該画像形成装置用の無端状ベルトは、例えば用紙搬送ベルトや中間転写ベルトとして用いられ、また感光体ベルト、帯電ベルト、現像ベルト、定着ベルト等にも用い得る。
画像形成装置の態様としては、現像装置内に単色のトナーのみを収容する通常の単色画像形成装置や、感光体ドラム等の像保持体上に保持されたトナー像を中間転写体に順次一次転写を繰り返す多色画像形成装置、各色毎の現像装置を備えた複数の像保持体を中間転写体上に直列に配置したタンデム型多色画像形成装置等が挙げられる。
図3は、第1の実施形態に係る画像形成装置用の無端状ベルトを中間転写ベルトとして備えた、第2の実施形態に係る画像形成装置を示す概略図である。
図3に示す第2の実施形態に係る画像形成装置は、像保持体としての感光体ドラム101の表面にBK(ブラック)トナーによる現像装置105、Y(イエロー)トナーによる現像装置106、M(マゼンタ)トナーによる現像装置107、C(シアン)トナーによる現像装置108を有し、また感光体ドラム101の回転方向(矢印F方向)のC(シアン)トナーによる現像装置108の下流側に、中間転写体としての中間転写ベルト102を介して、強導電性ローラ125と接触する第1転写領域を形成している(ここで、前記ローラにおける「強導電性」とは体積抵抗率が10Ω・cm未満を意味する)。
中間転写ベルト102は、ベルト支持ローラ121、123、124、およびバックアップローラ122により内面側から張力を掛けつつ回転可能に張架されて、画像形成装置用のベルト張架装置120を構成している。
中間転写ベルト102を介してバックアップローラ122と対向する位置には転写電極であるバイアスローラ103が備えられ、第2転写領域を形成している。該バイアスローラ103には清掃用ブレード131が接触配置され、また前記バックアップローラ122には電極ローラ126が接触配置されている。用紙供給部104には記録媒体である用紙束141が収容されており、該用紙束141から用紙を搬送するピックアップローラ142、および該用紙を第2転写領域に所定のタイミングで供給するフィードローラ143が備えられている。また、中間転写ベルト102の第2転写領域より回転方向(矢印G方向)下流側には、第2転写領域にて画像が転写された用紙を剥離するための剥離爪113が、中間転写ベルト102に対して接離自在に配置され、更にその下流側には、転写残トナー等を清掃するベルト清掃部材109が配されている。
図3に示す第2の実施形態に係る画像形成装置において、感光体ドラム101は矢印F方向に回転し、図示しない帯電装置でその表面が帯電される。帯電された感光体ドラム101にレーザー書込み装置などの画像書き込み手段により第一色(例えば、黒(BK))の静電潜像が形成される。この静電潜像は現像装置105によってトナー現像されて可視化されたトナー像Tが形成される。トナー像Tは感光体ドラム101の回転で強導電性ローラ125が配置された一次転写部に到り、強導電性ローラ125からトナー像Tに逆極性の電界を作用させることにより上記トナー像Tを静電的に中間転写ベルト102に吸着されつつ中間転写ベルト102の矢印G方向の回転で一次転写される。強導電性ローラ125は、図3に示したように感光体ドラム101の直下に配置していても、感光体ドラム101の直下からずれた位置に配置させてもよい。
以下、上記の方法によって第2色のトナー像、第3色のトナー像、第4色のトナー像が順次形成され中間転写ベルト102において重合せられて、多重トナー像が形成される。尚、このときのトナーは一成分系のものでもよいし二成分系のものでもよい。
中間転写ベルト102に転写された多重トナー像は、中間転写ベルト102の回転でバイアスローラ103が設置された二次転写部に到る。二次転写部は、中間転写ベルト102のトナー像が保持された表面側に設置されたバイアスローラ103と該中間転写ベルト102の裏側からバイアスローラ103に対向するごとく配置された支持ローラ122およびこの支持ローラ122に圧接して回転する電極ローラ126から構成される。
用紙は、用紙供給部104に収容された用紙束141からピックアップローラ142で一枚ずつ取り出され、給紙ローラ143で二次転写部の中間転写ベルト102とバイアスローラ103とで形成される接触領域に所定のタイミングで給送される。給送された用紙には、バイアスローラ103および支持ローラ122による圧接搬送と中間転写ベルト102の回転により、該中間転写ベルト102に保持されたトナー像が転写される。
トナー像が転写された用紙は、最終トナー像の一次転写終了まで退避位置にある剥離爪113を作動せることにより中間転写ベルト102から剥離され、図示しない定着装置に搬送され、加圧/加熱処理でトナー像を固定して永久画像とされる。なお、多重トナー像の用紙への転写の終了した中間転写ベルト102は、二次転写部の下流に設けたベルト清掃部材109で残留トナーの除去が行われて次の転写に備える。また、バイアスローラ103は、ポリウレタン等からなる清掃ブレード131が接触するごとく取り付けられており、転写で付着したトナー粒子や紙紛等の異物が除去される。
単色画像の転写の場合、一次転写されたトナー像Tをそのまま二次転写して用紙を定着装置に搬送するが、複数色の重ね合わせによる多色画像の転写の場合、各色のトナー像が一次転写部で正確に重なり合わさるように中間転写ベルト102と感光体ドラム101との回転を同期させて各色のトナー像がずれないようにする。上記二次転写部では、バイアスローラ103と中間転写ベルト102を介して対向配置した支持ローラ122に圧接した電極ローラ126にトナー像の極性と同極性の出圧(転写電圧)を印加することで該トナー像を用紙に静電反発で転写する。
以上のようにして、画像を形成することができる。
図4は、前記第1の実施形態に係る画像形成装置用の無端状ベルトを用紙搬送ベルトとして備えた、第3の実施形態に係る画像形成装置を示す概略図である。
図4に示す第3の実施形態に係る画像形成装置において、ユニットY、M、C、BKは、矢印の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転可能に、それぞれ感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKが備えられる。感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKの周囲には、帯電ロール202Y、202M、202C、202BKと、露光器203Y、203M、203C、203BKと、各色現像装置(イエロー現像装置204Y、マゼンタ現像装置204M、シアン現像装置204C、ブラック現像装置204BK)と、感光体ドラム清掃部材205Y、205M、205C、205BKとがそれぞれ配置されている。
ユニットY、M、C、BKは、用紙搬送ベルト206に対して4つ並列に、ユニットBK、C、M、Yの順に配置されているが、ユニットBK、Y、C、Mの順等、画像形成方法に合わせて適当な順序を設定することができる。
用紙搬送ベルト206は、ベルト支持ロール210、211、212、213によって内面側から張架され、画像形成装置用のベルト張架装置220を形成している。該用紙搬送ベルト206は、矢印の反時計方向に感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKと同じ周速度をもって回転可能になっており、ベルト支持ロール212、213の中間に位置するその一部が感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKとそれぞれ接するように配置されている。用紙搬送ベルト206は、ベルト用清掃部材214が備えられている。
転写ロール207Y、207M、207C、207BKは、用紙搬送ベルト206の内側であって、用紙搬送ベルト206と感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKとが接している部分に対向する位置にそれぞれ配置され、感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKと、用紙搬送ベルト206を介してトナー画像を用紙(被転写体)216に転写する転写領域を形成している。転写ロール207Y、207M、207C、207BKは、図4に示すとおり、感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKの直下に配置していても、直下からずれた位置に配置してもよい。
定着装置209は、用紙搬送ベルト206と感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKとのそれぞれの転写領域を通過した後に搬送できるように配置されている。
用紙搬送ロール208により、用紙216は用紙搬送ベルト206に搬送される。
図4に示す第3の実施形態に係る画像形成装置において、ユニットBKにおいては、感光体ドラム201BKを回転駆動させる。これと連動して帯電ロール202BKが駆動し、感光体ドラム201BKの表面を所定の極性・電位に帯電させる。表面が帯電された感光体ドラム201BKは、次に、露光器203BKによって像様に露光され、その表面に静電潜像が形成される。
続いて該静電潜像は、ブラック現像装置204BKによって現像される。すると、感光体ドラム201BKの表面にトナー画像が形成される。なお、このときの現像剤は一成分系のものでもよいし二成分系のものでもよい。
このトナー画像は、感光体ドラム201BKと用紙搬送ベルト206との転写領域を通過し、用紙216が静電的に用紙搬送ベルト206に吸着して転写領域まで搬送され、転写ロール207BKから印加される転写バイアスによって形成される電界により、用紙216の表面に順次転写される。
この後、感光体ドラム201BK上に残存するトナーは、感光体ドラム清掃部材205BKによって清掃・除去される。そして、感光体ドラム201BKは、次の画像転写に供される。
以上の画像転写は、ユニットC、MおよびYでも上記の方法によって行われる。
転写ロール207BK、207C、207Mおよび207Yによってトナー画像を転写された用紙216は、さらに定着装置209に搬送され、定着が行われる。
以上により用紙上に所望の画像が形成される。
ここで、実施例を用いてさらに詳細に説明するが、本発明は下記実施例によって限定されるものではない。
[実施例1]
(ベルト本体(A1)の作製)
3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)とp−フェニレンジアミン(PDA)とからなるポリアミド酸のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)溶液(宇部興産製ユーワニスS(固形分18質量%))に、この溶液中のポリイミド系樹脂を形成することが可能な原料の固形分100質量部に対して、乾燥した酸化処理カーボンブラック(SPECIAL BLACK4、Degussa社製、pH3.0、揮発分:14.0質量%)を23質量部になるよう添加して、衝突型分散機(ジーナス製GeanusPY)を用い、圧力200MPaで、最小面積が1.4mmで2分割後衝突させ、再度2分割する経路を5回通過させて、混合して、粘度150ポイズのカーボンブラック入りポリアミド酸溶液(A1)を得た。
直径168mm、厚さ3mm、長さ450mm、ブラスト処理により表面粗さRa0.8μmとしたアルミ円筒形金型の両端部に、ポリイミド樹脂からなり、アルミ円筒金型に接触する面がブラスト加工により粗面化されたマスキング部材を配置して、ベルト形成用の金型を用意した。
上記金型を100rpmで回転させながら、金型外周面にディスペンサーとスクレイパーを速度150mm/分で移動させながら、厚み0.5mmで上記カーボンブラック入りポリアミド酸溶液(A1)を塗布した。その後、金型を5rpmで回転させながら120℃で30分間加熱し、35℃に冷却後、320℃まで2時間加熱することにより溶媒除去と共にイミド転化を行った。最後に常温まで冷却し、金型からポリイミド製の管状物をエア挿入によって分離(脱型)し。ポリイミド製ベルト本体(A1)を得た。
該ベルト本体(A1)の体積抵抗率は、10.1logΩ・cmであった。
(凸状部材(A1)の作製)
ウレタンゴム(タイガースポリマー社製、商品名:タイプレンTR100−70)に、導電剤としてカーボン(ライオン社製、商品名:ケッチェンブラックEC600JD)を、含有量が8.0質量%となるように添加し、混練機((株)モリヤマ社製、商品名:加圧型ニーダー)にて混錬した。次いで、該混練物を加硫押出しさせてシート状成型体を得、所定形状にカットして、凸状部材(A1)を得た。該凸状部材(A1)の体積抵抗率は、8.1logΩ・cmであった。
(接着剤の作製)
GM913(東洋紡社製)100質量部、およびTPAE12(富士化成工業社製)50質量部を配合し、160℃にて溶融混合して接着剤(A1)を作製した。
(凸状部材(A1)の接着)
まず、凸状部材(A1)の片面に上記接着剤(A1)を仮接着(100℃、1.0kg/cm)し、このシートを幅5mm、長さ800mm、厚み2mmに切り出し、接着剤付凸状部材を作製した。次いで、凸状部材およびベルト本体を加熱加圧接着装置にセットし、150℃、3.0kg/cm、10秒の条件で接着させ、画像形成装置用の無端状ベルト(A1)を作製した。尚、接着部の厚さは25μmであった。
(評価)
−画像乱れと耐久性の評価−
下記の方法および基準により、画像乱れの発生の有無および凸状部材の耐久性を評価した。
富士ゼロックス社製:DocuCenterColor400CPを用い、マゼンダ色50%ハーフトーン画像の形成を行って、一定枚数(1000枚)の経過毎に、画像評価(乱れの有無)を目視判定にて実施した。最大で500k枚まで画像形成を実施し、画像乱れ等の異常の発生について下記基準により評価した。
○:画像乱れ等の異常の発生はなかった。
△:画像乱れ等の異常が若干発生したが、支障のないレベルである。
×:画像乱れ等の異常が顕著に発生した。
また、ベルト本体と凸状部材との状態も合わせて目視観察を実施し、破損、変形等の不具合が発生するまでの画像形成枚数を観察した。
[実施例2]
ベルト本体(A1)の作製における導電剤の含有量を25質量部に、凸状部材(A1)の作製における導電剤の含有量を11質量%に変更し、接着部の厚さを27μmに変更した以外は、実施例1に記載の方法により無端状ベルト(A2)を作製し、評価を行った。
[実施例3]
ベルト本体(A1)の作製における導電剤の含有量を18質量部に、凸状部材(A1)の作製における導電剤の含有量を4.7質量%に変更し、接着部の厚さを24μmに変更した以外は、実施例1に記載の方法により無端状ベルト(A3)を作製し、評価を行った。
[比較例1]
ベルト本体(A1)の作製における導電剤の含有量を22質量部に、凸状部材(A1)の作製における導電剤の含有量を0質量%に変更し、接着部の厚さを28μmに変更した以外は、実施例1に記載の方法により無端状ベルト(B1)を作製し、評価を行った。
[比較例2]
ベルト本体(A1)の作製における導電剤の含有量を22質量部に、凸状部材(A1)の作製における導電剤の含有量を0.1質量%に変更し、接着部の厚さを26μmに変更した以外は、実施例1に記載の方法により無端状ベルト(B2)を作製し、評価を行った。
[比較例3]
ベルト本体(A1)の作製における導電剤の含有量を22質量部に、凸状部材(A1)の作製における導電剤の含有量を3.1質量%に変更した以外は、実施例1に記載の方法により無端状ベルト(B3)を作製し、評価を行った。
[実施例4]
接着剤(A1)の作製において、接着剤中に導電剤(カーボンブラック、ケッチェンブラックEC600JD)を10質量%配合し、且つ接着部の厚さを45μmに変更し、た以外は、実施例1に記載の方法により無端状ベルト(A4)を作製し、評価を行った。尚、接着部の体積抵抗率は6.1logΩ・cmであった。
[比較例4]
ベルト本体(A1)の作製における導電剤の含有量を24質量部に、凸状部材(A1)の作製における導電剤の含有量を0質量%に変更し、接着部の厚さを27μmに変更すると共に、接着剤(A1)の作製においてポリエーテルエステルアミド(TPAE12、富士化成工業社製)の含有量を0質量部に変更した以外は、実施例1に記載の方法により無端状ベルト(B4)を作製し、評価を行った。
[実施例5]
接着部の厚さを18μmに変更した以外は、実施例1に記載の方法により無端状ベルト(A5)を作製し、評価を行った。
Figure 2009109577
第1の実施形態に係る画像形成装置用の無端状ベルトの概略構成を示す斜視図である。 ベルト本体と凸状部材の接着部を示す断面図である。 画像形成装置用の無端状ベルトを中間転写ベルトとして備えた第2の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 画像形成装置用の無端状ベルトを用紙搬送ベルトとして備えた第3の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
符号の説明
1 画像形成装置用の無端状ベルト
2 ベルト本体
3 凸状部材
4 接着部
102 中間転写ベルト
120,220 画像形成装置用のベルト張架装置
206 用紙搬送ベルト

Claims (6)

  1. ベルト本体と、該ベルト本体の軸方向の少なくとも片側の側縁に沿って設けられ、且つ導電性を有する凸状部材と、を有することを特徴とする画像形成装置用の無端状ベルト。
  2. 前記凸状部材の体積抵抗率が、前記ベルト本体の体積抵抗率未満であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置用の無端状ベルト。
  3. 前記ベルト本体および前記凸状部材を接着する接着部を有し、該接着部が導電性を有すると共に、該接着部の厚さが20μm以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置用の無端状ベルト。
  4. 前記接着部として、ポリエステルアミドおよびポリエーテルエステルアミドから選択される少なくとも1種を含有する熱溶融性接着剤を用いることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置用の無端状ベルト。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置用の無端状ベルトと、前記画像形成装置用の無端状ベルトを内面側から回転可能に張架する複数の張架部材と、を備えることを特徴とする画像形成装置用のベルト張架装置。
  6. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置用の無端状ベルトを備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2007279228A 2007-10-26 2007-10-26 画像形成装置用の無端状ベルト、画像形成装置用のベルト張架装置および画像形成装置 Pending JP2009109577A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007279228A JP2009109577A (ja) 2007-10-26 2007-10-26 画像形成装置用の無端状ベルト、画像形成装置用のベルト張架装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007279228A JP2009109577A (ja) 2007-10-26 2007-10-26 画像形成装置用の無端状ベルト、画像形成装置用のベルト張架装置および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009109577A true JP2009109577A (ja) 2009-05-21

Family

ID=40778153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007279228A Pending JP2009109577A (ja) 2007-10-26 2007-10-26 画像形成装置用の無端状ベルト、画像形成装置用のベルト張架装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009109577A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4766189B1 (ja) * 2010-08-23 2011-09-07 富士ゼロックス株式会社 無端ベルトの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4766189B1 (ja) * 2010-08-23 2011-09-07 富士ゼロックス株式会社 無端ベルトの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4643324B2 (ja) 画像形成装置
JP2008257118A (ja) 画像形成装置用の無端状ベルト、画像形成装置用のベルト張架装置および画像形成装置
US8233829B2 (en) Transfer belt unit and image forming apparatus
JP2007041530A (ja) エンドレスベルトおよびそれを用いた画像形成装置
US20140219692A1 (en) Image forming apparatus
JPH1083122A (ja) 画像形成装置および中間転写体ベルトとその製造方法
JP2007193000A (ja) 転写装置、画像形成装置
JP2010189109A (ja) 無端ベルト、ベルト支持装置、及び画像形成装置
JP2000003100A (ja) 画像形成装置用のベルト、前記ベルトを使用した中間転写ベルト、転写材搬送ベルト、転写ベルト、および画像形成装置
JP2009109577A (ja) 画像形成装置用の無端状ベルト、画像形成装置用のベルト張架装置および画像形成装置
JP2007145510A (ja) エンドレスベルトおよび画像形成装置
JP5011946B2 (ja) シームレス管状物の製造方法
JP5157190B2 (ja) エンドレスベルト及び画像形成装置
JP5713225B2 (ja) 画像形成装置
JP4670415B2 (ja) エンドレスベルト及びそれを用いた画像形成装置
JP5428304B2 (ja) 中間転写体、及び画像形成装置
JP2004191714A (ja) 転写用ベルトおよびそれを用いた画像形成装置
JP2000338788A (ja) 画像形成装置
JP2009109693A (ja) 画像形成装置用のベルト、ベルト張架装置及び画像形成装置
JP2007147920A (ja) エンドレスベルト及び画像形成装置
JP5245310B2 (ja) 無端状ベルト、ベルト張架装置および画像形成装置
US8019263B2 (en) Image forming apparatus belt having a detecting portion for position detection
JP2000147918A (ja) 中間転写体及び画像形成装置
JP2009103754A (ja) ベルト管状体、及びそれを備えた画像形成装置
JP2007225689A (ja) エンドレスベルトおよびそれを用いた画像形成装置