JP2009103754A - ベルト管状体、及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無端状のベルト本体と、該ベルト本体の少なくとも片側の縁部に沿って接着された帯状の凸状部材と、から構成され、前記ベルト本体と前記凸状部材の該ベルト本体に対向する面との間に接着領域及び非接着領域を有し、該非接着領域が当該凸状部材の前記ベルト本体の軸方向における片端部又は両端部に存在することを特徴とするベルト管状体、及び該ベルト管状体を備えることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図2
Description
このような凸状部材付きベルトとしては、以下のものが挙げられる。
即ち、特許文献1には、シームレスベルトの内周面とガイドの少なくとも一端部とを接着剤で接着し、この接着剤で接着層の端部露出面の30%以上を被覆し、この接着剤の曲げ弾性率を1,000MPa以下とした凸状部材付きベルトが記載されている。
また、特許文献2には、フイルム状の基材と凸状部材の接着において、凸状部材の接着面に凹部を形成して凹凸構造として、この凹凸部に反応型接着剤を塗布して接着した凸状部材付きベルトが記載されている。
更に、特許文献3には、ベルト基体の両側縁に凸状部材を接着したエンドレスベルトであって、凸状部材は、熱加硫系ゴム、接着剤を室温硬化系ゴムからなり、この凸状部材の接着面に接着剤が入り込む凹凸を設けた凸状部材付きベルトが記載されている。
加えて、特許文献4には、複数のロールに張架されるシームレスベルトであって、ベルト本体に接着される凸状部材(積層体)の断面形状がV字型、台形、凸型形状である凸状部材付きベルトが記載されている。
即ち、破れが防止され、耐久性に優れたベルト管状体を提供することを課題とする。
更に、前記ベルト管状体を用い、信頼性に優れた画像形成装置を提供することを課題とする。
即ち、本発明は、
<1> 無端状のベルト本体と、該ベルト本体の少なくとも片側の縁部に沿って接着された帯状の凸状部材と、から構成され、前記ベルト本体と前記凸状部材の該ベルト本体に対向する面との間に接着領域及び非接着領域を有し、該非接着領域が当該凸状部材の前記ベルト本体の軸方向における片端部又は両端部に存在することを特徴とするベルト管状体である。
また、請求項2に記載の発明によれば、耐磨耗性を考慮しない場合に比べ、耐久性により優れたベルト管状体を提供することができる。
更に、請求項3に記載の発明によれば、本構成を有しない画像形成装置に比べ、信頼性に優れた画像形成装置を提供することができる。
本発明のベルト管状体は、無端状のベルト本体と、該ベルト本体の少なくとも片側の縁部に沿って接着された帯状の凸状部材と、から構成され、前記ベルト本体と前記凸状部材の該ベルト本体に対向する面との間に接着領域及び非接着領域を有し、該非接着領域が当該凸状部材の前記ベルト本体の軸方向における片端部又は両端部に存在することを特徴とする。
本発明において、ベルト本体と凸状部材のベルト本体に対向する面との間の接触領域及び非接着領域は、凸状部材の形状によって変わるものである。以下、本発明のベルト管状体における接触領域及び非接着領域について、図面を参照して説明する。
図1に示されるように、本発明のベルト管状体1は、無端状のベルト本体2の少なくとも片側の側縁に沿って、帯状の凸状部材3が図示されない接着層により接着されたベルト管状体である。また、図1に示されるように、本発明のベルト管状体1は、凸状部材3がベルト本体2の内周面に設けられていることが好ましい。
この態様は、ベルト本体2と凸状部材3aとを接着させる接着層を、所望の接着領域にのみ設けることで形成することができる。
なお、断面形状が六角形の凸状部材3bを用いて、凸状部材3bのベルト本体2の軸方向における外側の片端部に非接着領域を形成してもよい。
なお、断面形状が五角形の凸状部材3cを用いて、凸状部材3cのベルト本体2の軸方向における外側の片端部に非接着領域を形成してもよい。
この態様は、ベルト本体2と凸状部材3dとを接着させる接着層を、所望の接着領域にのみ設けることで形成することができる。
なお、この図5では、凸状部材3dがベルト本体2の片側の縁に沿って接着しているが、ベルト本体2の両側の縁に沿って凸状部材3dが接着していてもよい。その際、非接着領域は、凸状部材3dのベルト本体2の軸方向における外側の片端部に存在すればよい。
例えば、図2に示されるような、断面形状が四角形の凸状部材3aを用いる場合には、凸状部材3aのベルト本体2の軸方向の両端部に接着層がない領域(非接着領域)を形成すればよい。
また、図3に示されるような、断面形状が六角形の凸状部材3bを用いる場合には、その形状により、ベルト本体2の軸方向における一方の片端部に非接着領域を形成し、更に、他方の片端部に接着層がない領域(非接着領域)を形成すればよい。この態様は、図4に示されるような、断面形状が五角形の凸状部材3cを用いる場合も同様である。
更に、図5に示されるように、断面形状が四角形の凸状部材3dをベルト本体2から外側に突出した状態で接着することで、ベルト本体2の軸方向の外側の片端部に非接着領域を形成する態様の場合、更に、その内側の片端部に接着層がない領域(非接着領域)を形成することで、凸状部材3dのベルト本体2の軸方向の両端部に非接着領域を形成することができる。
つまり、例えば、図3及び図4に示されるように、ある面のベルト本体の軸方向の片端部又は両端部が部分的に除去された形状の凸状部材であれば、その面をベルト本体と対向する面とすることで、ベルト本体とは接することができない箇所が存在する態様とすることができるため、その結果として非接着領域を形成することができる。
また、図2及び図5に示されるように、ベルト本体の軸方向の断面形状が四角形(正方形又は長方形)である凸状部材であれば、そのベルト本体と対向する面にベルト本体とは近接していても接着していない領域(接着層がない領域)を形成することで、非接着領域を形成することができる。
本発明は、凸状部材とベルト本体との間に非接着領域を設けることで、凸状部材の側面にかかる押し当て力がその非接着領域で緩和され、ベルト本体へと伝わりにくくなり、ベルト管状体の変形を抑制してベルトの破断を防止することができる。
例えば、後述の図6(a)に示すように、壁面が支持ロールの外周縁部に存在する際には、図2〜図4に示すように、ベルト本体の両縁部に凸状部材が形成され、更には、ベルト本体の軸方向の内側に非接着領域が形成されたものが好適に用いられる。
また、後述の図7(a)に示すように、壁面が支持ロールの一方の縁部に凹部が形成された態様で存在する際には、図5に示すように、ベルト本体の片縁部に凸状部材が形成され、更には、軸方向の外側に非接着領域が形成されたものが好適に用いられる。
以下、本発明のベルト管状体を構成する各部材について説明する。
本発明のベルト管状体を構成するベルト本体2は、ベルト管状体の用途、機能等に応じて、材質、形状、大きさ等が適宜設定される。
なお、ベルト本体はつなぎ目があってもなくてもよい。ベルト本体の厚さは、通常、0.02〜0.2mm程度が好ましい。
なお、ベルト本体の一例として、ベルト管状体が電子写真方式を用いた画像形成装置等における中間転写ベルトや転写搬送ベルトに適用される場合、導電剤が分散された樹脂からなる半導電性ベルトが挙げられる。この場合、半導電性ベルトの材料としては、例えば、ポリアミドイミド樹脂として、東洋紡バイロマックスHR16NN(固形分18質量%)を好適に用いることができる。
ここで、表面抵抗率は、(株)ダイヤインスツルメント製ハイレスタUPMCP−450型URプローブを用いて、22℃、55%RHの環境下で測定し、JIS K 6911に従い測定した。ベルトの24点(幅方向3箇所×周方向8箇所)を測定し、その平均値をベルトの表面抵抗率とした。
本発明のベルト管状体を構成する凸状部材は、ベルト本体に対して凸部を形成するための部材であり、帯状であればよく、その断面形状は、前述のように、四角形、五角形、六角形などであってもよく、また、これらの角形の角を丸めたものであってもよい。中でも、ベルト管状体における凸状部材の側面を沿わせるための壁面に対する耐磨耗性や強度の観点から、四角形であることが好ましい。
また、本発明における凸状部材は、ベルト本体の縁部の全周に亘って設けられていてもよいし、一部が離間した状態で配設されていてもよい。
ここで、デュロメータ硬さとは、JIS−K6253(1997年)に準拠し、タイプAデュロメータ(例えば、高分子計器株式会社製:ASKER A型)を用いて測定される値である。
弾性材料としては、ポリウレタン、ネオプレンゴム、ポリウレタンゴム、シリコーンゴム、ポリエステルエラストマー、クロロプレンゴム、ニトリルゴム等の適度な硬度を有するものを使用することができる。これらの中でも、電気絶縁性、耐湿、耐溶剤、耐オゾン及び耐熱性、耐磨耗性を考慮すると、特にポリウレタンゴムやシリコーンゴムが好ましく用いられる。
接着層は、ベルト本体と凸状部材とを接着させるために用いられる層であり、弾性接着剤から構成されていてもよいし、感熱型シート形状の接着剤(感熱性接着剤シート)で構成されていてもよい。
より具体的には、東洋紡(株)製ポリエステル系接着シートGM−913、GM−920、ソニーケミカル(株)製ポリエステル系接着シートD3600などを挙げることができる。ベルト本体との接着強度よりソニーケミカル(株)製ポリエステル系接着シートD3600、東洋紡(株)製ポリエステル系接着シートGM−920が好ましくは用いられる。
また、弾性接着剤を用いる場合には、弾性接着剤を凸状部材に塗布してから、ベルト本体に相互に圧接して接着する方法が用いられる。
より具体的には、本発明のベルト管状体は、電子写真方式を利用した画像形成装置において、中間転写ベルトや転写搬送ベルトに適用されることが好ましい。
本発明の画像形成装置は、前述の本発明のベルト管状体と、該ベルト管状体を回転可能に支持する複数の支持ロールと、を備え、該複数の支持ロールのうち少なくとも1つが前記ベルト管状体における凸状部材の側面を沿わせるための壁面を有することを特徴とする。
中でも、本発明の画像形成装置としては、像保持体と、該像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、前記像保持体の表面に潜像を形成させる潜像形成手段と、前記潜像をトナーにより現像してトナー像を形成させる現像手段と、前記トナー像を記録媒体に転写させる転写手段と、前記トナー像を記録媒体に定着させる定着手段と、を有するものが好ましい。
この壁面は、本発明のベルト管状体の凸状部材を沿わせる(規制する)ためのものであり、図6(b)に示すように、支持ロール10aの縁部にある壁面20aに対し凸状部材を外接するようにして張架される。この場合、凸状部材が支持ロールの側端部(縁部)の壁面20aにより規制されることにより、ベルト管状体の片寄り走行や蛇行を防止することができる。
また、図7(b)に示すように、支持ロール10bに形成された凹部22の壁面20bに対し、本発明のベルト管状体における凸状部材が嵌め込まれた状態で張架されてもよい。これにより、ベルト管状体の動きが規制されることで、ベルト管状体の片寄り走行や蛇行を防止することができる。
図8に示す画像形成装置は、像保持体としての感光体ドラム101、中間転写体としての中間転写ベルト102、転写電極であるバイアスローラ103、被転写体である用紙を供給するトレー104、BK(ブラック)トナーによる現像装置105、Y(イエロー)トナーによる現像装置106、M(マゼンタ)トナーによる現像装置107、C(シアン)トナーによる現像装置108、ベルトクリーナー109、剥離爪113、ベルト支持ロール121、123及び124、バックアップローラ122、導電性ローラ125、電極ローラ126、クリーニングブレード131、用紙(束)141、ピックアップローラ142、並びにフィードローラ143を備えてなり、中間転写ベルト102として本発明のベルト管状体が用いられる。
中間転写ベルト102の内側に備えられた凸状部材は、ベルト支持ロール121、123、及び124に設けられた溝に沿うように位置する、若しくはベルト支持ロール121、123、及び124の側縁部に接触するように位置するため、ベルト走行時、中間転写ベルト102は凸状部材に案内される。そのため、中間転写ベルト102は、ベルト走行時、蛇行する問題を防止することができる。
以上のようにして、画像を形成することができる。
図9に示す画像形成装置は、感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKを含む画像形成ユニットY、M、C、BK(図示せず)と、用紙搬送ベルト206と、転写ロール207Y、207M、207C、207BKと、ベルト支持ロール210及び211と、用紙搬送ロール(図示せず)と、定着器(図示せず)とを備えている。用紙搬送ベルト206として、本発明のベルト管状体が用いられる。
ここで、感光体ドラム201Y、201M、201C、201BK、及び転写ロール207Y、207M、207C、207BKは、用紙搬送ベルト206に対し、略鉛直方向に配置されている。
本発明のベルト管状体を用紙搬送ベルト206に適用する場合、ベルトを支持するベルト支持ロールの少なくとも1つの外径が14〜20mmである場合でも、凸状部材が剥離する問題なく使用することができる。
用紙搬送ベルト206へと搬送された用紙(被転写体)は、用紙搬送ベルト206と感光体ドラム201Y、201M、201C、201BKとの間の転写領域を通過した後、
定着装置(図示せず)へと搬送される。
トナー画像が、転写ロール207BKから印加される転写バイアスにより形成される電界により、用紙(被転写体)の表面に転写される。
つまり、上記のような転写サイクルにより、転写ロール207BK、207C、207M、及び207Yによって、各色のトナー画像が順次転写された用紙(被転写体)は、定着装置(図示せず)に搬送され、定着が行われる。
以上により用紙(被転写体)上に所望の画像が形成される。
(実施例1)
<ベルト本体の作製>
本発明におけるベルト本体は、ポリアミドイミド樹脂として、溶剤可溶型のポリアミドイミド樹脂:東洋紡(株)製、バイロマックスHR16NN(固形分18質量%、溶剤:メチル−2−ピロリドン)を用い、更に、導電剤として、カーボンブラック(デギサ(株)製スペシャルブラック4:pH3.揮発分14質量%)を樹脂成分100質量部あたり25質量部添加して、分散機(ジーナス(株)製)を用いて分散を行い塗布液を得た。この塗布液を外径168mmのアルミ製パイプの外面に塗布し、150℃で30分間回転乾燥後、250℃で1時間加熱して、外径168mm、幅368mmのポリアミドイミド樹脂ベルト(無端状のベルト本体2)を得た。このベルトの表面抵抗率は1.1×1012Ω/□であった。
凸状部材の材料として、厚さ1mm、幅6mm、デュロメータ硬さA70の熱硬化性ウレタンシート(タイガースポリマー株式会社製、タイプレンTR100−70)を用いた。
図2に示すように、上記ベルト本体の両縁部に上記凸状部材を、接着領域及び非接着領域を有するように接着して、ベルト管状体を作製した。
なお、凸状部材の接着領域は、ベルト本体の軸方向において幅5.0mmであり、凸状部材の非接着領域は、ベルト本体の軸方向において幅1.0mmであった。
なお、接着領域は、弾性接着剤としてセメダイン(株)製のアクリル変性シリコンポリマーを主成分とするスーパーXNo8008を20μmの厚さで塗布することで形成した。また、接着剤を塗布した後、ベルト本体の内面に凸状部材を配置して、0.03Mpaの圧力で加圧してベルト管状体を作製した。
凸状部材として、厚さ1mm、幅6mm、デュロメータ硬さA50の熱硬化性ウレタンシート(タイガースポリマー株式会社製、タイプレンTR100−50)を用いた以外は、実施例1と同様にして、図2に示される態様のベルト管状体を作製した。
凸状部材として、厚さ1mm、幅6mm、デュロメータ硬さA80の熱硬化性ウレタンシートを用いた以外は、実施例1と同様にして、図2に示される態様のベルト管状体を作製した。
凸状部材として、厚さ1mm、幅6mm、デュロメータ硬さA70の熱硬化性ウレタンシート(タイガースポリマー株式会社製、タイプレンTR100−70)を、図3(a)に示される六角形の断面形状に成形したものを用いた。
この凸状部材と実施例1と同様のベルト本体とを用い、図3(b)に示すように、接着領域及び非接着領域を有するように接着して、ベルト管状体を作製した。
なお、凸状部材の接着領域は、ベルト本体の軸方向において幅5.5mmであり、凸状部材の非接着領域は、軸方向において幅0.5mmであった。
凸状部材として、厚さ1mm、幅6.0mm、デュロメータ硬さA70の熱硬化性ウレタンシート(タイガースポリマー株式会社製、タイプレンTR100−70)を、図4(a)に示される五角形の断面形状に成形したものを用いた。
この凸状部材と実施例1と同様のベルト本体とを用い、図4(b)に示すように、接着領域及び非接着領域を有するように接着して、ベルト管状体を作製した。
なお、凸状部材の接着領域は、ベルト本体の軸方向において幅5.5mmであり、凸状部材の非接着領域は、ベルト本体の軸方向において幅0.5mmであった。
実施例1と同様のベルト本体の片側の縁部に、凸状部材である、厚さ1mm、幅6.0mm、デュロメータ硬さA70の熱硬化性ウレタンシート(タイガースポリマー株式会社製、タイプレンTR100−70)を、図5に示すように、接着領域及び非接着領域を有するように接着して、ベルト管状体を作製した。
なお、凸状部材の接着領域は、ベルト本体の軸方向において幅5.0mmであり、凸状部材の非接着領域は、ベルト本体の軸方向の外側に突出した箇所からなり、幅1.0mmであった。
実施例1と同様のベルト本体の片側の縁部に、凸状部材である、厚さ1mm、幅6.0mm、デュロメータ硬さA70の熱硬化性ウレタンシート(タイガースポリマー株式会社製、タイプレンTR100−70)を、接着領域及び非接着領域を有するように接着して、ベルト管状体を作製した。
なお、凸状部材の接着領域はベルト本体の軸方向において幅4.0mmであった。また、凸状部材の非接着領域は、凸状部材のベルト本体の軸方向の両端部に幅1.0mmずつ(計2.0mm)存在し、外側は、図5に示すように、ベルト本体の軸方向の外側に突出した箇所からなり、また、内側は、接着層がない領域を形成してなる。
実施例1において、図10に示すように、非接着領域を形成しないように接着した以外は、実施例1と同様にして、ベルト管状体(ベルト管状体1’a)を作製した。
実施例4において、図11に示すように、非接着領域を形成しないように接着した以外は、実施例4と同様にして、ベルト管状体(ベルト管状体1’b)を作製した。
厚さ1mm、幅6.0mm、デュロメータ硬さA90の熱硬化性ウレタンシート(タイガースポリマー株式会社製、タイプレンTR100−90)を用いた以外は、比較例1と同様にして、ベルト管状体を作製した。
厚さ1mm、幅6.0mm、デュロメータ硬さA90の熱硬化性ウレタンシート(タイガースポリマー株式会社製、タイプレンTR100−90)を用いた以外は、比較例2と同様にして、ベルト管状体を作製した。
図9に示すように、ベルト駆動による外径18mmの金属ロール(ベルト支持ロール)210と外径28mmの金属ロール211(ベルト支持ロール)の2本の金属ロールの間に、外径25mmの2本の金属ロールを設け、これら4本の金属ロールに、実施例1〜5、及び、比較例1、3のベルト管状体をそれぞれ50Nの張力をかけて懸架し、回転速度を15回転/分として回転させ、凸状部材付きベルトの耐久性を試験した。なお、金属ロール(ベルト支持ロール)210及び211には、図6に示されるように、凸状部材を規制するための壁面20aが設けられている。
試験は、凸状部材付きベルトに破断が生じない場合には、10000K回転で終了した。
試験は、凸状部材付きベルトに破断が生じない場合には、10000K回転で終了した。
2 ベルト本体
3、3a〜3d 凸状部材
10a、10b 支持ロール
20a、20b 壁面
22 凹部
102 中間転写ベルト
206 用紙搬送ベルト
Claims (3)
- 無端状のベルト本体と、該ベルト本体の少なくとも片側の縁部に沿って接着された帯状の凸状部材と、から構成され、
前記ベルト本体と前記凸状部材の該ベルト本体に対向する面との間に接着領域及び非接着領域を有し、該非接着領域が当該凸状部材の前記ベルト本体の軸方向における片端部又は両端部に存在することを特徴とするベルト管状体。 - 前記凸状部材のデュロメータ硬さがA50以上A80以下であることを特徴とする請求項1に記載のベルト管状体。
- 請求項1又は請求項2に記載のベルト管状体と、該ベルト管状体を回転可能に支持する複数の支持ロールと、を備え、該複数の支持ロールのうち少なくとも1つが前記ベルト管状体における凸状部材の側面を沿わせるための壁面を有することを特徴とする画像形成装置。
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