JP2009048032A - 中間転写ベルト及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】画像形成装置のための、基材層、弾性層及び表面層を含む積層構造の中間転写ベルトであって、ベルト耳部からの破壊が生じ難いベルト及び中間転写ベルトが破断し難く、それだけ長期にわたり良好な画像を安定的に形成できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】ローラ81、82に巻き掛けて回転駆動可能の、少なくとも基材層8a、弾性層8b及び表面層8cを含むベルト8であり、基材層8aの幅Waは層8b、8cの幅Wbcより長く、層8b、8cの両耳部8eは基材層両耳部8a’より内側にある中間転写ベルト8。ベルト8を採用した画像形成装置P。
【選択図】図2

Description

本発明は、静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を、張架ローラに巻き掛けられて回転駆動される無端の中間転写ベルトへ1次転写し、該中間転写ベルトから記録媒体へ2次転写できる、複写機、プリンタ、ファクシミリ機、これらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置及び該画像形成装置で用いる中間転写ベルトに関する。
電子写真方式等による画像形成装置では、感光体等の静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を最終的に記録紙等の記録媒体に転写し、定着させる。
静電潜像担持体上に現像形成されるトナー像は、例えばモノクロ画像形成装置では、通常、記録媒体へ直接転写され、定着されるが、中にはトナー像を一旦中間転写体に1次転写した後、該中間転写体から記録媒体へ2次転写し、定着させることもある。
それぞれが担当色トナーを保持する複数の現像器を用いてフルカラー画像等の多色画像を形成できるカラー画像形成装置、例えば所謂タンデム型フルカラー画像形成装置や4サイクル型フルカラー画像形成装置では、通常、静電潜像担持体上に現像形成されるトナー像は中間転写体へ1次転写され、該中間転写体から記録媒体へ2次転写され、定着される。
さらに説明すると、フルカラー画像等の多色画像を形成可能のカラー画像形成装置でも、一般的には、モノクロ画像を形成することもでき、モノクロ画像を形成するときは、一つの現像器が用いられる。
多色画像を形成するときは、それぞれ異なる色のトナーを保持した複数の現像器を用いて、静電潜像担持体上に各色のトナー像を形成し、これらトナー像を中間転写体上に重ねて転写し、該多重トナー像を中間転写体から記録媒体へ2次転写し、定着させる。
いずれにしても、このような中間転写体として、
ポリカーボネート樹脂(特開平6−95521号公報参照)、
PVDF(ポリフッ化ビニリデン)(特開平5−200904号公報、特開平6−228335号公報参照)、
ポリアルキレンフタレート(特開平6−149081号公報参照)、
PC(ポリカーボネート)/PAT(ポリアルキレンテレフタレート)のブレンド材料(特開平6−149083号公報)、
ETFE(エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体)/PC、ETFE/PAT、PC/PATのブレンド材料(特開平6−149079号公報参照)
等の熱可塑性樹脂にカーボンブラック等の導電性材料を分散させた材料からなる導電性無端ベルトを用いることが提案がされている。
また、機械的特性が優れた材料としてはポリイミド樹脂を挙げることができ、例えば、特許第2560727号公報(特開昭63−311263号公報)には、カーボンブラックを分散させたポリイミドシームレスベルトも提案されている。
なお、ポリイミド樹脂材料を中間転写体の材料とした場合は、機械的特性に優れるために、却って静電潜像担持体から中間転写体へのトナー像1次転写効率が低下してくることがある。特に、ライン画像における画像欠損(中抜け)が発生しやすくなる。
この点についてさらに説明すると、静電潜像担持体上のトナー像を中間転写体へ1次転写する場合、一般的には、1次転写ローラのような転写部材で中間転写体を静電潜像担持体へ押圧接触させ、電界を印加してトナー像を静電的に中間転写体へ転写する。
このようにトナー像の1次転写にあたり、転写部材で中間転写体を静電潜像担持体へ押圧接触させる場合において、該中間転写体として既述のようにポリイミド樹脂材料を用いた中間転写体が採用されていると、中間転写体の剛性が比較的高く、そのため、1次転写領域での転写部材の押圧力による中間転写体の変形が少なくなり、転写部材による押圧力が中間転写体の限られた部分に集中し、この押圧力集中のために静電潜像担持体と中間転写体との間のトナーが凝集し、凝集したトナー群において電荷密度が高くなり、該トナー群内部で放電が生じ、トナー極性が変化することがある。
このようなこと等が原因となって、ライン画像に中抜けが発生することがある。
そこで、基材層の表面上に少なくとも1層以上の弾性層を積層し、さらにその表面に、離型性に優れる表面層を積層した、全体として弾性を示す中間転写ベルトも提案されている(特開2004−334029号公報)。
この中間転写ベルトでは、弾性層を設けることにより、1次転写領域での転写ローラのような転写部材の押圧力によるベルト変形を比較的大きくすることができ、それにより転写部材による押圧力のベルトへの局所的集中を抑制することができ、ひいては、それだけトナーの凝集も抑制でき、ライン画像での中抜け等の画像欠損の発生を抑制することも可能になる。
また、このような中間転写ベルトは、弾性層及び離型性のよい表面層を有していることで、転写すべきトナー像が形成されている該中間転写ベルトの表面とそこからトナー像を転写すべき記録媒体との間にトナー像転写に十分なニップ幅を確保でき、さらに、表面層により離型性が向上し、それにより中間転写ベルトへの不要なトナー付着に起因するトナーフィルミング発生が抑制される。
特開平6−95521号公報 特開平5−200904号公報 特開平6−228335号公報 特開平6−149081号公報 特開平6−149083号公報 特開平6−149079号公報 特許第2560727号公報(特開昭63−311263号公報) 特開2004−334029号公報
このように、基材層、該基材層より外層の弾性層及び該弾性層より外層の表面層を含む積層構造の中間転写ベルトによると、ライン画像の中抜け等の画像欠損の発生を抑制し易いとともに、トナー像の記録媒体への転写効率を高くすることができるが、なお、次の点に注意しなければならない。
すなわち、中間転写ベルトは張架ローラに巻き掛けられて回転している間に、張架ローラの回転軸線の方向に振れたり、1次転写領域や2次転写領域等において変形を繰り返し、これらにより、比較的機械的強度が低い弾性層の耳部分(ベルト走行方向を横切る方向における弾性層の端縁、換言すれば、張架ローラの回転軸線と並行な弾性層幅方向における弾性層の端縁)が破断し易く、その破断により画像形成動作を続けられなくなる恐れがある。
このように、基材層、弾性層及び表面層を含む積層構造の中間転写ベルトにおいて、その弾性層耳部が破断し易い原因の一つとして次のことが考えられる。
すなわち、基材層、弾性層及び表面層を含む積層構造の中間転写ベルトでは、弾性層と基材層の熱収縮率の違いがあるため、ベルトは熱収縮の大きい弾性層側に反った状態となり易い。特に、ベルト耳部(ベルト走行方向を横切る方向におけるベルトの端縁、換言すれば、張架ローラの回転軸線と並行なベルト幅方向におけるベルトの端縁)での反り発生が顕著となり易い。
この弾性中間転写ベルトをローラに張架した場合、例えば、ベルトが張架ローラの一つ(例えばベルト駆動ローラ)とこれに対向する転写ローラ間のニップを通過するとき、該ニップでは、それら両ローラによる押圧力によりベルトは平面状態になるが、該ニップから出て押圧力が解除されると、ベルトは再び反った状態になる。
よって弾性層の両耳部では、応力の集中、開放が繰り返され、そのまま運転を続けると疲労による局所的な亀裂が発生し、最終的には破断に至ってしまう。
この対策として、ベルト耳部のテープ等による補強があるが、それによると、破壊の程度を小さく抑制できても、弾性層の破壊は弾性層の内部からも発生するため、破断を皆無にするとか、破断が生じても、その程度を実用上無視できる程度のものに小さく抑制することは困難である。
そこで本発明は、静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を、張架ローラに巻き掛けられて回転駆動される無端の中間転写ベルトへ1次転写し、該中間転写ベルトから記録媒体へ2次転写できる画像形成装置のための該中間転写ベルトにして、少なくとも基材層、該基材層より外層の弾性層及び該弾性層より外層の表面層を含む積層構造の中間転写ベルトであって、ベルト耳部からの破壊が生じ難く、それだけ長期にわたり安定的に画像形成に寄与できる中間転写ベルトを提供することを第1の課題とする。
また本発明は、静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を、張架ローラに巻き掛けられて回転駆動される無端の中間転写ベルトへ1次転写し、該中間転写ベルトから記録媒体へ2次転写できる画像形成装置であって、該中間転写ベルトが破断し難く、安定的に画像形成に寄与でき、それだけ長期にわたり良好な画像を安定的に形成できる画像形成装置を提供することを第2の課題とする。
本発明は前記第1の課題を解決するため、
静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を、張架ローラに巻き掛けられて回転駆動される無端の中間転写ベルトへ1次転写し、該中間転写ベルトから記録媒体へ2次転写できる画像形成装置のための該中間転写ベルトであって、少なくとも基材層、該基材層より外層の弾性層及び該弾性層より外層の表面層を含む積層構造の中間転写ベルトであり、該基材層のベルト走行方向を横切る方向の幅は、該基材層以外の各層のベルト走行方向を横切る方向の幅より長く、該基材層以外の各層の両耳部は基材層幅方向において該基材層の両耳部より内側にある中間転写ベルトを提供する。
本発明は前記第2の課題を解決するため、
静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を、張架ローラに巻き掛けられて回転駆動される無端の中間転写ベルトへ1次転写し、該中間転写ベルトから記録媒体へ2次転写できる画像形成装置であって、該中間転写ベルトとして本発明に係る中間転写ベルトが採用されている画像形成装置を提供する。
本発明に係る中間転写ベルトは、張架ローラ(例えば複数本の張架ローラ)に巻き掛け、トナー像の1次転写及び2次転写のために回転駆動することができる。
1次転写領域では、該ベルトを1次転写ローラ等の1次転写部材により静電潜像担持体表面へベルト内側から押圧接触させ、1次転写電圧印加のもとに静電潜像担持体上のトナー像を該ベルト上へ1次転写させることができる。
2次転写領域では、例えば、ローラに巻き掛けられてベルト外側へ向け凸の状態のベルト表面へベルト外側から2次転写ローラ等の2次転写部材を臨ませ、該ベルトの凸状表面と2次転写部材との転写ニップに記録媒体を挟着しつつ通過させるとともに2次転写電圧印加のもとに、ベルト上の1次転写トナー像を記録媒体へ2次転写できる。
本発明に係る中間転写ベルトによると、中間転写ベルトに弾性層があることで、1次転写領域での転写ローラのような転写部材の押圧力によるベルト変形を比較的大きくすることができ、それにより転写部材による押圧力のベルトへの局所的集中を抑制することができ、ひいては、それだけトナーの凝集も抑制でき、ライン画像での中抜け等の画像欠損の発生を抑制することができる。
また、本発明に係る中間転写ベルトによると、弾性層及び離型性のよい表面層を有していることで、転写すべきトナー像が形成されている該中間転写ベルトの表面とそこからトナー像を転写すべき記録媒体との間にトナー像転写に十分なニップ幅を確保でき、さらに、表面層により離型性が向上し、それにより中間転写ベルトへの不要なトナー付着に起因するトナーフィルミング発生が抑制される。これらにより2次転写効率は良好である。
さらに、本発明に係る中間転写ベルトは、ベルト耳部からの破壊が生じ難く、それだけ長期にわたり安定的に画像形成に寄与できる。
すなわち、基材層のベルト走行方向を横切る方向の幅は、該基材層以外の、前記弾性層を含む層のベルト走行方向を横切る方向の幅より大きく、該基材層以外の各層の両耳部は基材層幅方向において該基材層の両耳部より内側にあり、該基材層により十分保護されるように基材層に積層されている。
本発明に係る中間転写ベルトは、この構造を採用していることで、基材層とそれ以外の層との間の熱収縮率の違いによる基材層以外の、前記弾性層を含む層の両耳部の反りが抑制されるようになっており、もし反りが生じやすければ、張架ローラ周回時の該ローラ表周面とベルトの接触によるベルト平坦化及び張架ローラ通過後のベルト耳部の反りの再発により基材層以外の層の耳部に顕著に生じる応力集中、開放の繰り返しが低減し、それだけ、弾性層を含む基材層以外の層の耳部からの破壊が抑制され、それだけ長期にわたり安定的に画像形成に寄与できる。
また、かかる中間転写ベルトを採用した本発明に係る画像形成装置では、該中間転写ベルトが破断し難く、安定的に画像形成に寄与でき、それだけ長期にわたり良好な画像を安定的に形成できる。
本発明に係る中間転写ベルトは、前記基材層の耳部と該基材層以外の層の耳部との間の段差を跨ぐ補強テープが貼着されていてもよい。該補強テープは基材層耳部の側端面まで回り込んで貼着されていてもよい。
また、ベルト両耳部の内面に沿ってベルト蛇行防止のためのガイドを兼ねる補強部材が設けられていてもよい。この補強部材は、例えば、張架ローラの、ベルトを巻き掛けるローラ本体のローラ回転軸線方向における両端部に沿って移動するように、それによりベルトの蛇行が防止されるように、設けることができる。
本発明に係る画像形成装置の例として、中間転写ベルトの基材層の幅が、該ベルト用張架ローラのベルトを巻き掛けるローラ本体の幅(ベルト走行方向を横切る方向の幅)より大きく、該中間転写ベルトの該基材層以外の層の幅が、該ローラ本体幅以下の大きさであり、該ローラ本体の幅方向両端は、ローラ本体幅方向において該基材層の両耳部より内側且つ該基材層以外の層の両耳部と同位置又は該両耳部より外側に位置している場合を挙げることができる。
このように、層間の段差を跨ぐ補強テープを貼着したり、ベルト蛇行防止用ガイドを兼ねる補強部材を設けたり、ベルト各層の幅とベルト張架ローラ本体の幅との関係を上記のように設定することで、基材層と他の層との剥離を抑制することがで、また、もっとも剛性の少ない層(弾性層)の破壊を抑制することができる。
以上説明したように本発明によると、静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を、張架ローラに巻き掛けられて回転駆動される無端の中間転写ベルトへ1次転写し、該中間転写ベルトから記録媒体へ2次転写できる画像形成装置のための該中間転写ベルトにして、少なくとも基材層、該基材層より外層の弾性層及び該弾性層より外層の表面層を含む積層構造の中間転写ベルトであって、ベルト耳部からの破壊が生じ難く、それだけ長期にわたり安定的に画像形成に寄与できる中間転写ベルトを提供することができる。
また本発明によると、静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を、張架ローラに巻き掛けられて回転駆動される無端の中間転写ベルトへ1次転写し、該中間転写ベルトから記録媒体へ2次転写できる画像形成装置であって、該中間転写ベルトが破断し難く、安定的に画像形成に寄与でき、それだけ長期にわたり良好な画像を安定的に形成できる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る中間転写ベルトの1例を採用した画像形成装置の1例を示している。図1に示す画像形成装置は、タンデム型のフルカラープリンタである。
このプリンタPは、駆動ローラ81とこれに対向するローラ82に巻き掛けられた無端の中間転写ベルト8を有している。転写ベルト8は、図示省略のベルト駆動部により駆動される駆動ローラ81により図中反時計方向(図中矢印方向)に回される。
転写ベルト8については後ほど詳述する。
駆動ローラ81には2次転写ローラ9が臨んでいる。対向ローラ82には転写ベルト8上の2次転写残トナー等をクリーニングブレードで除去清掃するクリーニング装置83が臨んでいる。クリーニング装置83に回収されるトナー等は図示省略の搬送手段にて廃棄容器へ送られる。クリーニング装置83はクリーニングブレードに代え、クリーニングファーブラシ、クリーニングローラその他のクリーニング部材を利用したものでもよい。
2次転写ローラ9の表層部は弾性材料〔例えば導電性を有するゴム材料(例えば(例えば導電性カーボン等を含有させる等して導電性を付与した発泡EPDMゴム)〕で形成されており、図示省略の押圧手段にて、バックアップローラとしても機能する駆動ローラ81に支持された中間転写ベルト8の部分に押圧され、中間転写ベルト8との間にニップ部を形成し、中間転写ベルト8の回転に従動して、或いは、後述するように該ニップ部に送り込まれる記録媒体Sの移動に従動して回転することができる。2次転写ローラ9には、図示省略の電源から、トナーの帯電極性とは逆極性の2次転写バイアスを印加することができる。
中間転写ベルト8及び2次転写ローラ9の上方には定着装置FXが配置されており、下方にはタイミングローラ対TRが配置されており、さらにその下方に、記録紙等の記録媒体Sを収容した記録媒体収容カセット10が配置されている。
定着装置FXはハロゲンランプヒータ等の熱源を内蔵した定着加熱ローラとこれに圧接される加圧ローラとを含むものである。
記録媒体収容カセット10に収容された記録媒体Sは、媒体供給ローラ101にて1枚ずつ引き出してタイミングローラ対TRへ供給することができる。
中間転写ベルト8を巻き掛けたローラ81、82の間には、転写ベルト8に沿って、ローラ82から81へ向けて、イエロー画像形成部Y、マゼンタ画像形成部M、シアン画像形成部C及びブラック画像形成部Kがこの順序で配置されている。
Y、M、C、Kの各画像形成部は、静電潜像担持体としてドラム型の感光体1を備えており、該感光体の周囲に帯電器2、画像露光装置3、現像器4、1次転写ローラ5、クリーニング装置6及び除電器7がこの順序で配置されている。
各画像形成部における感光体1は、ここでは負帯電性の感光体であり、図示省略の感光体駆動モータにて図中時計方向回りに回転駆動できる。
各画像形成部における帯電器2は、それには限定されないが、本例ではスコロトロン帯電器であり、所定のタイミングで図示省略の電源から帯電用の電圧が印加される。
露光装置3は、図示省略のパーソナルコンピュータ等から提供される画像情報に応じて、レーザービームを用いて感光体1に画像露光を施せるものである。
各画像形成部における現像器4は、それには限定されないが本例では、負帯電性トナーを用いて、感光体1上に形成される静電潜像を、図示省略の電源から現像バイアスが印加される現像ローラ41で反転現像することができる。
1次転写ローラ5は、少なくとも表層部が弾性材料〔例えば導電性を有するゴム材料(例えば導電性カーボン等を含有させる等して導電性を付与した発泡EPDMゴム)〕で形成されており、転写ベルト8を間にして感光体1に対向し、ベルト8を感光体1へ押圧接触させ、ベルトの走行に従動回転する。1次転写ローラ5には、感光体1上に形成されるトナー像をベルト8へ1次転写するための、トナーの帯電極性とは逆極性の1次転写バイアスを図示省略の電源から印加できる。
プリンタPによると、Y、M、C、Kの画像形成部のうち1又は2以上を用いて画像を形成することができる。
画像形成部Y、M、C及びKのすべてを用いてフルカラー画像を形成する場合を例にとると、先ず、イエロー画像形成部Yにおいてイエロートナー像を形成し、これを転写ベルト8に1次転写する。
すなわち、イエロー画像形成部Yにおいて、感光体1が図中時計方向に回転駆動され、帯電器2にて表面が一様に所定電位に帯電され、該帯電域に画像露光装置3からイエロー画像用の画像露光が施され、感光体1上にイエロー用静電潜像が形成される。この静電潜像はイエロートナーを有する現像器4の現像バイアスが印加された現像ローラ41にて現像されて可視イエロートナー像となり、該トナー像が1次転写ローラ5にて転写ベルト8上に1次転写される。このとき、1次転写ローラ5には図示省略の電源から1次転写バイアスが印加される。
同様にして、マゼンタ画像形成部Mにおいてマゼンタトナー像が形成されて転写ベルト8に転写され、シアン画像形成部Cにおいてシアントナー像が形成されて転写ベルト8に転写され、ブラック画像形成部Kにおいてブラックトナー像が形成されて転写ベルト8に転写される。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像はこれらが中間転写ベルト8上に重ねて転写されるタイミングで形成される。
かくして転写ベルト8上に形成された多重トナー像は転写ベルト8の回動により2次転写ローラ9へ向け移動する。
一方、記録媒体Sが記録媒体収容カセット10から媒体供給ローラ101にて引き出され、タイミングローラ対TRへ供給され、待機している。
このようにタイミングローラ対TR7のところで待機する記録媒体Sは、中間転写ベルト8にて送られてくる多重トナー像に合わせて、転写ベルト8と2次転写ローラ9とのニップ部に供給され、図示省略の電源から2次転写バイアスが印加された2次転写ローラ9にて該多重トナー像が記録媒体S上に2次転写される。その後記録媒体Sは定着装置FXに通され、そこで多重トナー像が加熱加圧下に記録媒体Sに定着される。記録媒体Sはひき続き、排出ローラ対DRにて排出トレイDTに排出される。
トナー像のベルト8への1次転写において感光体1上に残留する転写残トナー等はクリーニング装置6で清掃され、感光体1上の残留電荷は除電器(本例では光除電器)7にて消去され、次の画像形成に備えられる。
2次転写によりベルト8上に残留する2次転写残トナー等はクリーナ83で清掃される。これら清掃除去されたトナーはそれぞれ図示省略の搬送手段にて廃棄容器へ送られる。
以上説明したように画像形成されるのであるが、プリンタPの中間転写ベルト8は、ベルト8から記録媒体Sへのトナー像2次転写にあたっての2次転写効率を低下させることなく、感光体1からのベルト8上の1次転写トナー像における画像欠損を抑制できるものである。
図2は中間転写ベルト8の断面構造を示している。
図2の転写ベルト8は、基材層8a上に弾性層8bを、弾性層8b上に表面層8cを形成した、3層積層構造のベルトである。表面層8cはトナー像の1次転写面を提供している。
弾性層8bと表面層8cのベルト走行方向α(図1参照)を横切る方向の幅は同じ幅Wbcである。 基材層8aのベルト走行方向αを横切る方向の幅Waは層8b、8cの幅Wbcより大きい。
弾性層8b及び表面層8cは基材層8aの幅方向における中央部に位置しており、層8b、8cの積層体の耳部8eは基材層8aの耳部8a’からベルト幅方向に等距離内側にある。
ベルト張架ローラ81、82のベルト8を巻き掛けるローラ表面を有するローラ本体8Bの両端は、図2に示すように、基材層8aの両耳部8a’より内側且つ層8b、8cの両耳部8eより外側に位置している。換言すれば、基材層8aの幅Waは、ローラ本体8Bの幅WR より大きく、基材層8aの両耳部8a’はローラ本体8Bより外側へはみ出ている。しかし、層8b、8cの両耳部8eはローラ本体8Bの両端内にある。
図3は中間転写ベルト8の他の例の断面構造を示している。
図3に示す中間転写ベルト8は、図2のベルト8とは、層8b、8cの幅Wbcがローラ本体8Bの幅WR と同じであり、層8b、8cが丁度ローラ本体8Bに巻き掛けられる位置にある点を除けば、図2のベルト8と同じであり。図2のベルトと実質上同じ部分には図2と同じ参照符号を付してある。
図2、図3の中間転写ベルト8は、いずれも、基材層8aのベルト走行方向を横切る方向の幅Waが、基材層8a以外の弾性層8b及び表面層8cのベルト走行方向を横切る方向の幅Wbcより長く、基材層8a以外の層8b、8cの両耳部8eが基材層幅方向において基材層8aの両耳部8a’より内側にある中間転写ベルトである。
いずれにしても、中間転写ベルト8の基材層8a、弾性層8b、表面層8cそれぞれの材質等については次のものを例示できる。
基材層8aとしては、例えば、
(1) ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、PVDF(ポリフツ化ビニリデン)、ポリアルキレンフタレートのような熱可塑性樹脂材料、
(2) PC(ポリカーボネート)/PAT(ポリアルキレンテレフタレート)のブレンド材料、
ETEF(エチレンーテトラフルオロエチレン共重合体)/PCのブレンド材料、
ETFE/PATのブレンド材料のような熱可塑性樹脂材料
などの材料にカーボンブラックや各種金属粉などの導電剤粒子を配合して、その体積抵抗率を108.5 Ω・cm〜1011.5Ω・cmの範囲に調整した材料からなるものを挙げることができる。
基材層8aの厚さとしては、強度上の観点から、70μm〜200μmの範囲のものを例示でき、例えば100μm程度を挙げることができる。
弾性層8bとしては、例えば、
クロロプレンゴム、ポリブタジエンゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム、EPDM、アクリルゴム、シリコンゴムのようなゴム材料にカーボンブラックや各種金属粉などの導電剤粒子を配合して、その体積抵抗率を108.5 Ω・cm〜1011.5Ω.cmの範囲に調整した材料からなるものを挙げることができる。
いずれにしても中間転写ベルト8の弾性層8bは、硬度(JIS A)が75度以下であることが好ましい。硬度があまり大きいと、1次転写領域での1次転写ローラ5の押圧によるベルト8と感光体1間の1次転写ニップ幅(ベルト走行方向の幅)や、2次転写領域での記録媒体Sとベルト8との間の2次転写ニップ幅を円滑な1次転写や2次転写を達成し得るように確保することが困難となり、転写効率が低下したり、画像欠損(特にライン画像での中抜け)が生じたり、ローラ81によるベルト駆動が困難になる等の恐れがある。
しかし、弾性層8bの硬度(JIS A)は、あまり小さいと、圧縮−回復のヒステリシスが大きくなりすぎるから、概ね20度以上を例示できる。
弾性層8bの厚さとしては、十分に弾性の効果を発揮させる観点から、例えば、概ね50μm〜500μmの範囲、或いは150μm〜500μmの範囲の厚さとすればよい。
表面層8cとしては、
ポリテトラフルオロエチレン(PTEF)、テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合休(FEP)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン/テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、エチレン/クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、ポリフツ化ビニリデン(PVDF)、ポリフツ化ビニル(PVF)等のフッ素樹脂や、SiO2 等のセラミクスを例示することができる。
いずれにしても、表面層8cを構成する材料には、弾性層8bの構成材料より硬度の高いものを採用する。
このような表面層8cを採用することで、中間転写ベルト8の耐久性が向上し、しかも離型性の向上によりベルト8表面へのトナー付着を抑制し、クリーニング性を高めることができる。
表面層8cは、その体積抵抗が1010Ω・cm〜1013Ω・cmの範囲にあることが、表面抵抗のバラツキを抑制し、且つ、1次転写ローラ5や2次転写ローラ9を用いてのトナー像転写を効果的に行ううえで好ましい。さらに、表面層8cの厚みは、厚すぎると弾性層にその効果を発揮させられなくなるから、0.1μm〜10μmの範囲にあることが好ましい。
さらに表面層8cをフッ素樹脂を採用して形成する場合、上記のフッ素樹脂のいずれか単独で形成してもよいが、フッ素樹脂膜は成膜性に劣る面がるあため、ポリウレタン樹脂、ポリオレフイン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル系樹脂、スチレンーアクリル系共重合樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂をバイダーとして、フッ素樹脂をこのようなバインダー中に分散させ、弾性層8bの表面に塗布する等して形成することが好ましい。
この場合、フッ素樹脂の含有量は特に限定されないが、所望の低摩擦係数や離型性を確保するために、含有量は10重量%以上とすることが好ましい。上限については接着性の観点から概ね40重量%を例示できる。
また、このような表面層は、例えば、バインダー樹脂とフッ素樹脂とを適当な溶剤中に溶解・分散させ、これを塗布し、焼付けを行うことで形成できる。
SiO2 などのセラミクス表面層については、プラズマCVD法や大気圧プラズマCVD法などを利用して、弾性層8b表面に均−な薄層に形成することが可能である。
中間転写ベルト8によると、弾性層8bがあることで、1次転写領域での1次転写ローラ5の押圧力によるベルト変形を比較的大きくすることができ、それにより転写ローラ5による押圧力のベルト8への局所的集中を抑制することができ、ひいては、それだけ感光体1とベルト8の間に挟まれるトナーの凝集を抑制でき、ライン画像での中抜け等の画像欠損の発生を抑制することができる。
また、中間転写ベルト8によると、弾性層8b及び離型性のよい表面層8cを有していることで、転写すべきトナー像が形成されている中間転写ベルト8の表面とそこからトナー像を転写すべき記録媒体Sとの間にトナー像転写に十分なニップ幅を確保でき、さらに、表面層8cにより離型性が向上し、それにより中間転写ベルト8への不要なトナー付着に起因するトナーフィルミング発生が抑制される。これらにより2次転写効率は良好である。
さらに、中間転写ベルト8は、ベルト耳部からの破壊が生じ難く、それだけ長期にわたり安定的に画像形成に寄与できる。
すなわち、基材層8aのベルト走行方向αを横切る方向の幅Waは、基材層以外の弾性層8b及び表面層8cのベルト走行方向を横切る方向の幅Wbcより大きく、層8b、8cの両耳部8eは基材層幅方向において基材層8aの両耳部8a’より内側にあり、基材層8aにより十分保護されるように該基材層に積層されている。
従って、基材層8aとそれ以外の層8b、8cとの間の熱収縮率の違いによる層8b、8cの両耳部8eの反りが抑制されるようになっており、もし反りが生じ易ければ、ローラ81、82周回時の該ローラ表周面とベルト8の接触によるベルト平坦化及び該ローラ通過後のベルト耳部の反りの再発により層8b、8cの耳部8eに顕著に生じる応力集中、開放の繰り返しが低減する。かくしてベルト8は、それだけ、基材層8a以外の弾性層8bを含む層の耳部8eからの破壊が抑制され、それだけ長期にわたり安定的に画像形成に寄与できる。
また、かかる中間転写ベルト8を採用したプリンタPでは、中間転写ベルト8が破断し難く、安定的に画像形成に寄与でき、それだけ長期にわたり良好な画像を安定的に形成できる。
次に、中間転写ベルト8の具体例(実施例ベルト)について比較例ベルトとともに説明する。いずれのベルトも、基材層、その上の弾性層及びその上の表面層からなるベルトである。
<実施例ベルト1(図2に示すタイプのベルト)>
材質 基材層8a:ポリアミド樹脂層
弾性層8b:ウレタンゴム層
表面層8c:フッ素樹脂コート(ダイキン製 タフコートエナメル)
厚さ 基材層8a:100μm
弾性層8b:150μm
表面層8c:2μm
幅 基材層8aの幅Wa:360mm
弾性層8b及び表面層8cの幅Wbc:355mm
<実施例ベルト2(図3に示すタイプのベルト)>
材質 各層の材質は実施例ベルト1と同じ
厚さ 各層の厚さは実施例ベルト1と同じ
幅 基材層8aの幅Wa:360mm
弾性層8b及び表面層8cの幅Wbc:355mm
<比較例ベルト(図5に示すタイプのベルト)>
材質 各層の材質は実施例ベルト1と同じ
厚さ 各層の厚さは実施例ベルト1と同じ
幅 図4のとおり、各層の幅は同一
実施例ベルト1、2、比較例ベルトのそれぞれをコニカミノルタ社製画像形成装置BizhubC550に中間転写ベルトとして搭載し、ローラ本体幅355mmのベルト張架ローラに巻き掛け張設し、ブラックトナーで画像形成する画像形成部Kを用いて30万枚画像形成し、ベルト耳部からの破壊状態を調べた。
その結果、本発明に係る実施例ベルト1、2では、ベルト耳部からの破壊は認められなかったが、比較例ベルトでは、ベルト耳部からの破断が認められた。
中間転写ベルト8としては、図2、図3に示すもののほか、図4(A)や図4(B)に示すものも採用できる。
図4(A)、図4(B)に示すベルト8はいずれも、図2のベルトにおいて、基材層8aの耳部8a’と弾性層8b及び表面層8cの耳部8eとの間の段差を跨ぐように補強テープTを貼着したものである。図4(B)のベルトでは、補強テープTは基材層耳部8a’の表面端で止められているが、図4(A)のベルトでは、補強テープTは基材層耳部8a’の側端面まで回り込んで、より剥がれ難く貼着されている。しかし、いずれの貼着でもよい。
また、図4(A)、図4(B)に示すベルト8はいずれも、図2のベルトにおいて、基材層8aの耳部8a’の内面に沿ってベルト蛇行防止のためのガイドを兼ねる帯状の補強部材Gが設けられている。
この補強部材Gは、ベルト8の耳部からの破壊を一層確実に抑制するために、基材層8aの耳部8a’を補強するものであるが、本例では、ベルト張架ローラ81、82のローラ本体8Bのローラ回転軸線方向における両端部に沿って移動可能に、そしてそれによりベルト8の蛇行が防止されるように設けられている。
なお、補強テープTとガイド部材を兼ねる補強部材Gは双方とも設ける必要はなく、いずれか一方を設けるだけでもよい。
また、図3に示すベルト8についても、補強テープT及び補強部材Gのうち少なくとも一方を設けることもできる。
本発明は、画像形成装置のための中間転写ベルトであって、ベルト耳部からの破壊が生じ難く、それだけ長期にわたり安定的に画像形成に寄与できる中間転写ベルトを提供すること、及び中間転写ベルトが破損し難く、それだけ長期にわたり良好な画像を形成できる画像形成装置を提供することに利用できる。
本発明に係る画像形成装置の1例の構成の概略を示す図である。 本発明に係る中間転写ベルトの1例の断面図である。 本発明に係る中間転写ベルトの他の例の断面図である。 図4(A)及び図4(B)のそれぞれは、本発明に係る中間転写ベルトのさらに他の例の断面図である。 比較例転写ベルトの断面図である。
符号の説明
P プリンタ
Y イエロー画像形成部
M マゼンタ画像形成部
C シアン画像形成部
K ブラック画像形成部
1 感光体
2 帯電器
3 画像露光装置
4 現像器
41 現像ローラ
5 1次転写ローラ
6 クリーニング装置
7 除電器
8 中間転写ベルト
8a 基材層
8a’基材層耳部
Wa 基材層幅
8b 弾性層
8c 表面層
Wbc 層8b、8cの幅
8e 層8b、8cの耳部
T 補強テープ
G ガイドを兼ねる補強部材
81 駆動ローラ
82 対向ローラ
83 クリーニング装置
9 2次転写ローラ
10 記録媒体供給カセット
101 媒体供給ローラ
TR タイミングローラ対
FX 定着装置
DR 記録媒体排出ローラ対
DT 記録媒体排出トレイ
S 記録媒体

Claims (5)

  1. 静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を、張架ローラに巻き掛けられて回転駆動される無端の中間転写ベルトへ1次転写し、該中間転写ベルトから記録媒体へ2次転写できる画像形成装置のための該中間転写ベルトであって、少なくとも基材層、該基材層より外層の弾性層及び該弾性層より外層の表面層を含む積層構造の中間転写ベルトであり、該基材層のベルト走行方向を横切る方向の幅は、該基材層以外の各層のベルト走行方向を横切る方向の幅より長く、該基材層以外の各層の両耳部は基材層幅方向において該基材層の両耳部より内側にあることを特徴とする中間転写ベルト。
  2. 前記基材層の耳部と該基材層以外の層の耳部との間の段差を跨ぐ補強テープが貼着されている請求項1記載の中間転写ベルト。
  3. ベルト両耳部の内面に沿ってベルト蛇行防止のためのガイドを兼ねる補強部材が設けられている請求項1又は2記載の中間転写ベルト。
  4. 静電潜像担持体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を、張架ローラに巻き掛けられて回転駆動される無端の中間転写ベルトへ1次転写し、該中間転写ベルトから記録媒体へ2次転写できる画像形成装置であって、該中間転写ベルトとして請求項1、2又は3に記載の中間転写ベルトが採用されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記中間転写ベルトの基材層の幅は、前記張架ローラの中間転写ベルトを巻き掛けるローラ本体のベルト走行方向を横切る方向の幅より大きく、該中間転写ベルトの該基材層以外の層の幅は、該ローラ本体幅以下の大きさであり、該ローラ本体の幅方向両端は、ローラ本体幅方向において該基材層の両耳部より内側且つ該基材層以外の層の両耳部と同位置又は該両耳部より外側に位置している請求項4記載の画像形成装置。
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