JP2008201153A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライ路面上を走行した時の操縦安定性や静粛性を低下させることなく、雪道での旋回性能を向上させる。
【解決手段】トレッド踏面部10aに、タイヤ周方向に延びる複数の周方向主溝11が形成され、これらの周方向主溝11により複数の陸部列14が区画された空気入りタイヤ10であって、複数の陸部列14のうちの少なくとも一つにおいてタイヤ赤道部CLを回避した位置に、タイヤ周方向に延在するとともに、周方向主溝11よりも幅が狭く、かつ深さが浅い周方向副溝15が形成され、この周方向副溝15を画成する両側面15a、15bのうち、タイヤ赤道部CL側の一方の側面15aは、トレッド踏面部10aの法線方向に沿って延在、若しくは前記法線方向に対してタイヤ赤道部CL側に5°以下傾き、反タイヤ赤道部側の他方の側面15bは、前記法線方向に対して反タイヤ赤道部側に10°以上30°以下傾いている。
【選択図】図2

Description

本発明は空気入りタイヤに関するものである。
従来から、雪道での走行性能を向上させるために、例えば下記特許文献1に示されるように種々の手段が提案されている。近年では、雪道における種々の走行性能のうち、旋回時に空気入りタイヤが横滑りするのを抑える、つまり旋回性能を向上させるために、例えばトレッド踏面部に形成する周方向主溝の幅寸法や深さ寸法、あるいは本数を増やすことにより、トレッド踏面部の接地面積を低減させたり、トレッド踏面部に形成された陸部列の剛性を低下させたりすることが検討されている。
特開2001−191740号公報
しかしながら、この空気入りタイヤでは、ドライ路面上を走行した時の操縦安定性や静粛性が低下するおそれがあった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、ドライ路面上を走行した時の操縦安定性や静粛性を低下させることなく、雪道での旋回性能を向上することができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の空気入りタイヤは、トレッド踏面部に、タイヤ周方向に延びる複数の周方向主溝が形成され、これらの周方向主溝により複数の陸部列が区画された空気入りタイヤであって、前記複数の陸部列のうちの少なくとも一つにおいてタイヤ赤道部を回避した位置に、タイヤ周方向に延在するとともに、前記周方向主溝よりも幅が狭く、かつ深さが浅い周方向副溝が形成され、この周方向副溝を画成する両側面のうち、タイヤ赤道部側の一方の側面は、トレッド踏面部の法線方向に沿って延在、若しくは前記法線方向に対してタイヤ赤道部側に5°以下傾き、反タイヤ赤道部側の他方の側面は、前記法線方向に対して反タイヤ赤道部側に10°以上30°以下傾いていることを特徴とする。
この発明では、雪道での旋回走行時に、周方向副溝内に前記他方の側面側から雪を進入させ、この雪を、前記一方の側面から外側に通過させないで、この一方の側面に押し付け易くすることが可能になり、周方向副溝内に雪を満たして固め易くすることができる。したがって、雪道での旋回走行中に、トレッド踏面部が接地した雪面に、周方向副溝内に食い込む雪柱を形成することが可能になり、トレッド踏面部の雪道に対するグリップ力を高めることができる。
しかも、この周方向副溝が前記両側面を備えて、この周方向副溝の幅がトレッド踏面部からその底面に向かうに従い漸次狭くなっているので、前述のように進入した雪が底面に向けて入り込む過程で圧縮させられて固められ、前記雪柱を硬くすることが可能になり、前記グリップ力を確実に高めることができる。
さらに、このように周方向副溝が前記両側面を備えて、この周方向副溝の幅が底面からトレッド踏面部に向かうに従い漸次、大きくなっているので、この周方向副溝に食い込んだ前記雪柱を、トレッド踏面部が雪道から離れたときに例えば遠心力等を作用させることにより、周方向副溝から抜き出し易くすることが可能になる。したがって、この周方向副溝が目詰まりし易くなるのを抑えることが可能になり、雪道を長時間走行しても、前述の作用効果がこの走行中に継続して奏されることになる。
さらにまた、周方向副溝が前記他方の側面を備えているので、トレッド踏面部の陸部列に周方向副溝を形成したことによって、この陸部列の剛性が低下するのを抑えることが可能になるとともに、前記雪柱の雪面との連結部分におけるせん断強度が、周方向副溝の体積を過度に大きくすることなく効率的に高められるため、周方向副溝の本数を抑え、かつその幅寸法や深さ寸法を周方向主溝よりも小さくして、トレッド踏面部のドライ路面との接地面積の低下を抑えても、前述の作用効果を奏功させることが可能になる。
以上より、ドライ路面上を走行した時の操縦安定性や静粛性を低下させることなく、雪道での旋回性能を向上することができる。
なお、周方向副溝の前記一方の側面が反タイヤ赤道部側に傾くと、陸部列において当該一方の側面に連なる部分の剛性が小さくなり、ドライ路面上を走行した時の操縦安定性や静粛性が低下するおそれがあり、また、当該一方の側面が前記法線方向に対してタイヤ赤道部側に5°より大きく傾くと、周方向副溝内に前記他方の側面側から進入した雪が、当該一方の側面から外側に通過し易くなり、周方向副溝に前記雪柱を食い込ませることが困難になるおそれがある。
さらに、周方向副溝の前記他方の側面が前記法線方向に対して反タイヤ赤道部側に10°より小さく傾くと、雪を周方向副溝内に進入させ難くなり、また、当該他方の側面が前記法線方向に対して反タイヤ赤道部側に30°より大きく傾くと、トレッド踏面部のドライ路面との接地面積が小さくなり、ドライ路面上を走行した時の操縦安定性や静粛性が低下するおそれがある。
ここで、車両への装着方向が明示されるとともに、前記トレッド踏面部において前記周方向主溝および横溝がなすトレッドパターンが、タイヤ赤道部を基準に非対称をなし、前記複数の陸部列のうち、少なくともタイヤ赤道部よりも車両外側に配置された外側陸部列に、前記周方向副溝が形成されてもよい。
この場合、雪道での旋回走行時に、トレッド踏面部において最も横滑りし易い外側陸部列に周方向副溝が形成されているので、前述の作用効果が顕著に奏されることになる。
なお、以上の空気入りタイヤは、雪道での走行時にチェーンを装着しない従動輪に取り付けると、前述の作用効果が一層顕著に奏されることになる。
この発明によれば、ドライ路面上を走行した時の操縦安定性や静粛性を低下させることなく、雪道での旋回性能を向上することができる。
以下、本発明に係る空気入りタイヤの一実施形態を図1から図3を参照しながら説明する。この空気入りタイヤ10のトレッド踏面部10aには、タイヤ周方向Rに延びる周方向主溝11がタイヤ幅方向Hに互いに間隔をあけて複数形成され、これらの周方向主溝11により複数の陸部列14が区画されている。
図示の例では、周方向主溝11は3つ形成され、そのうちの一つは幅方向中央部がタイヤ赤道部CL上に位置させられて配置され、他の2つは、タイヤ赤道部CLから車両外側Xおよび車両内側Yにそれぞれ同等の距離をあけて各別に配置されている。これにより、複数の陸部列14は、トレッド踏面部10aにおいてタイヤ赤道部CLから離れた位置に4つ配置されている。具体的には、これら4つの陸部列14のうち、2つがタイヤ赤道部CLよりも車両外側Xに配置され、残りの2つがタイヤ赤道部CLよりも車両内側Yに配置されている。なお、複数の周方向主溝11のうち、幅方向中央部がタイヤ赤道部CL上に位置させられたセンター周方向主溝11の幅は、他の周方向主溝11よりも狭くなっている。
さらに図示の例では、複数の陸部列14にそれぞれ、タイヤ幅方向Hに延びる横溝12がタイヤ周方向Rに互いに間隔をあけて複数形成されている。
以上の周方向主溝11および横溝12によりトレッド踏面部10aにトレッドパターンが形成されている。そして、本実施形態では、このトレッドパターンは、タイヤ赤道部CLを基準に非対称となっている。また、この空気入りタイヤ10の外表面には、車両への装着方向を示す図示されない明示部が設けられている。
なお、この空気入りタイヤ10には、左右一対のビード部と、このビード部のタイヤ径方向外方に配置されてトレッド踏面部10aを有するトレッド部と、このトレッド部のタイヤ幅方向両端部とビード部のタイヤ径方向外方端とを連結する左右一対のサイドウォール部と、が備えられている。そして、前記ビード部、サイドウォール部およびトレッド部の各内部に、これらの各部にわたって連続して延びるカーカス層が設けられている。
そして、本実施形態では、複数の陸部列14のうちの少なくとも一つに、タイヤ周方向Rに延在するとともに、周方向主溝11よりも幅が狭く、かつ深さが浅い周方向副溝15が形成されている。図示の例では、トレッド踏面部10aに設けられた複数の陸部列14のうち、タイヤ赤道部CLよりも車両外側Xに配置された2つの外側陸部列14a、およびタイヤ赤道部CLよりも車両内側Yに配置された2つの内側陸部列14bの別を問わず、4つ全ての陸部列14に一つずつ、つまりトレッド踏面部10aに合計4つの周方向副溝15(15d〜15g)が形成されている。
また、タイヤ赤道部CLよりも車両外側Xに形成された2つの周方向副溝15d、15eのうち、タイヤ赤道部CL側の第1周方向副溝15eと、タイヤ赤道部CLとの距離は、タイヤ赤道部CLよりも車両内側Yに形成された2つの周方向副溝15f、15gのうち、タイヤ赤道部CL側の第2周方向副溝15fと、タイヤ赤道部CLとの距離と同等になっている。さらに、タイヤ赤道部CLよりも車両外側Xに形成された2つの周方向副溝15d、15eのうち、車両外側Xの第3周方向副溝15dとタイヤ赤道部CLとの距離は、タイヤ赤道部CLよりも車両内側Yに形成された2つの周方向副溝15f、15gのうち、車両内側Yの第4周方向副溝15gとタイヤ赤道部CLとの距離と同等になっている。
また、本実施形態では、それぞれの周方向副溝15を画成する両側面15a、15bのうち、タイヤ赤道部CL側に位置する一方の側面15aは、トレッド踏面部10aの法線方向に沿って延在、若しくは前記法線方向に対してタイヤ赤道部CL側に5°以下傾き、反タイヤ赤道部側に位置する他方の側面15bは、前記法線方向に対して反タイヤ赤道部側に10°以上30°以下傾いている。なお、周方向副溝15は、図2および図3に示されるように、前述の両側面15a、15bと、これらの両側面15a、15bをつなぐ底面15cと、により画成されている。そして、この周方向副溝15の幅は、底面15cからトレッド踏面部10aに向かうに従い、漸次大きくなっている。
さらに、トレッド踏面部10aにおいて、第3周方向副溝15dの幅寸法は、第1周方向副溝15e、第2周方向副溝15fおよび第4周方向副溝15gの各幅寸法よりも大きくなっている。また、トレッド踏面部10aにおいて、第4周方向副溝15gの幅寸法は、第1周方向副溝15eおよび第2周方向副溝15fの各幅寸法以上で、かつ第3周方向副溝15dの幅寸法よりも小さくなっている。
ここで、周方向主溝11も周方向副溝15と同様に、両側面11a、11bとこれらの両側面11a、11bをつなぐ底面11cとにより画成され、その断面視形状は、周方向主溝11の幅方向中央部を通り、かつ前記法線方向に沿って延びる中心線に対して線対称となるとともに、その幅が底面11cからトレッド踏面部10aに向かうに従い漸次、大きくなるように、両側面11a、11bの前記法線方向に対する各傾斜角度は同等となっている。
そして、第3周方向副溝15dのトレッド踏面部10aにおける幅寸法は、前記センター周方向主溝11のトレッド踏面部10aにおける幅寸法より小さくなっている。
以上説明したように、本実施形態による空気入りタイヤ10によれば、雪道での旋回走行時に、周方向副溝15内に前記他方の側面15b側から雪を進入させ、この雪を、前記一方の側面15aから外側に通過させないで、この一方の側面15aに押し付け易くすることが可能になり、周方向副溝15内に雪を満たして固め易くすることができる。したがって、雪道での旋回走行中に、トレッド踏面部10aが接地した雪面に、周方向副溝15内に食い込む雪柱を形成することが可能になり、トレッド踏面部10aの雪道に対するグリップ力を高めることができる。
しかも、この周方向副溝15が前記両側面15a、15bを備えて、この周方向副溝15の幅がトレッド踏面部10aからその底面15cに向かうに従い漸次狭くなっているので、前述のように進入した雪が底面15cに向けて入り込む過程で圧縮させられて固められ、前記雪柱を硬くすることが可能になり、前記グリップ力を確実に高めることができる。
さらに、このように周方向副溝15が前記両側面15a、15bを備えて、この周方向副溝15の幅が底面15cからトレッド踏面部10aに向かうに従い漸次、大きくなっているので、この周方向副溝15に食い込んだ前記雪柱を、トレッド踏面部10aが雪道から離れたときに例えば遠心力等を作用させることにより、周方向副溝15から抜き出し易くすることが可能になる。したがって、この周方向副溝15が目詰まりし易くなるのを抑えることが可能になり、雪道を長時間走行しても、前述の作用効果がこの走行中に継続して奏されることになる。
さらにまた、周方向副溝15が前記他方の側面15bを備えているので、陸部列14に周方向副溝15を形成したことによって、この陸部列14の剛性が低下するのを抑えることが可能になるとともに、前記雪柱の雪面との連結部分におけるせん断強度が、周方向副溝15の体積を過度に大きくすることなく効率的に高められるため、周方向副溝15の本数を抑え、かつその幅寸法や深さ寸法を周方向主溝11よりも小さくして、トレッド踏面部10aのドライ路面との接地面積の低下を抑えても、前述の作用効果を奏功させることが可能になる。
以上より、ドライ路面上を走行した時の操縦安定性や静粛性を低下させることなく、雪道での旋回性能を向上することができる。
さらに、本実施形態では、周方向副溝15が、雪道での旋回走行時に、トレッド踏面部10aにおいて最も横滑りし易い外側陸部列14aにも形成されているので、前述の作用効果が顕著に奏されることになる。
なお、以上の空気入りタイヤ10は、雪道での走行時にチェーンを装着しない従動輪に取り付けると、前述の作用効果が一層顕著に奏されることになる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、トレッド踏面部10aに設けられた複数の陸部列14の全てに周方向副溝15を形成したが、これらの陸部列14のうち少なくとも一つに形成すればよい。
また、トレッド踏面部10aに形成するトレッドパターンは図示の例に限らず、適宜変更してもよい。例えば、トレッド踏面部10aに形成した複数の陸部列14のうちの一つをタイヤ赤道部CL上に配置し、このセンター陸部列14に周方向副溝15を形成してもよい。この場合、周方向副溝15は、センター陸部列14においてタイヤ赤道部CLを回避した位置に形成する。すなわち、周方向副溝15は、トレッド踏面部10aにおける周方向副溝15のタイヤ幅方向Hの両端のうち、いずれか一方の端をタイヤ赤道部CL上に位置させた状態でセンター陸部列14に形成してもよいし、あるいは周方向副溝15を、センター陸部列14においてタイヤ赤道部CLから離れた位置に形成してもよい。つまり、センター陸部列14には、タイヤ赤道部CLをタイヤ幅方向Hで跨がせないように周方向副溝15を形成してもよい。
さらに、周方向主溝11は全て同幅にしてもよい。
次に、以上説明した作用効果についての検証試験を実施した。
まず、この試験に供する空気入りタイヤについて説明する。空気入りタイヤ10において、トレッド踏面部10aにおける周方向副溝15の幅寸法A、周方向副溝15の深さ寸法B、および前記他方の側面15bが前記法線方向と反タイヤ赤道部側でなす角度θのみを表1に示されるように異ならせ、他の部分は共通にした8種類の空気入りタイヤを採用した。
なお、これら8種類全ての空気入りタイヤにおける各周方向副溝の前記一方の側面15aは、前記法線方向に沿って延在させた。また、トレッド踏面部10aに形成された複数の周方向主溝11のうち、前記センター周方向主溝11のトレッド踏面部10a上における幅を9.5mmとし、深さを7.6mmとした。さらに、前記他の2つの周方向主溝11のトレッド踏面部10a上における幅は9.6mmとし、深さは7.6mmとした。
Figure 2008201153
また、各空気入りタイヤのサイズは全て205/60R16とし、それぞれの空気入りタイヤを、サイズが6.5JJ×16のリムに組み付け、空気圧を約220kPaとして車両に装着した。そして、雪道での旋回性能と、ドライ路面上での直進安定性および静粛性と、をドライバーによるフィーリングに基づいて指数評価した。
結果を表2に示す。なお、この表において、各評価項目について数値の大きいものほど優れていることを示している。
Figure 2008201153
この結果、実施例の空気入りタイヤでは、ドライ路面上を走行した時の操縦安定性や静粛性を低下させることなく、雪道での旋回性能を向上することができることが確認された。
ドライ路面上を走行した時の操縦安定性や静粛性を低下させることなく、雪道での旋回性能を向上することができる。
本発明に係る一実施形態において、空気入りタイヤのトレッド踏面部の一部を示す平面図である。 図1に示す空気入りタイヤの一部断面図である。 図2に示す空気入りタイヤの一部拡大図である。
符号の説明
10 空気入りタイヤ
10a トレッド踏面部
11 周方向主溝
14 陸部列
14a 外側陸部列
14b 内側陸部列
15 周方向副溝
15a 一方の側面
15b 他方の側面
CL タイヤ赤道部
H タイヤ幅方向
R タイヤ周方向

Claims (2)

  1. トレッド踏面部に、タイヤ周方向に延びる複数の周方向主溝が形成され、これらの周方向主溝により複数の陸部列が区画された空気入りタイヤであって、
    前記複数の陸部列のうちの少なくとも一つにおいてタイヤ赤道部を回避した位置に、タイヤ周方向に延在するとともに、前記周方向主溝よりも幅が狭く、かつ深さが浅い周方向副溝が形成され、
    この周方向副溝を画成する両側面のうち、タイヤ赤道部側の一方の側面は、トレッド踏面部の法線方向に沿って延在、若しくは前記法線方向に対してタイヤ赤道部側に5°以下傾き、反タイヤ赤道部側の他方の側面は、前記法線方向に対して反タイヤ赤道部側に10°以上30°以下傾いていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 請求項1記載の空気入りタイヤであって、
    車両への装着方向が明示されるとともに、前記トレッド踏面部において前記周方向主溝および横溝がなすトレッドパターンが、タイヤ赤道部を基準に非対称をなし、
    前記複数の陸部列のうち、少なくともタイヤ赤道部よりも車両外側に配置された外側陸部列に、前記周方向副溝が形成されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
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