JP2008194123A - 遊技台 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉演出を実行する際に、遮蔽される領域が大きくなってしまっても、画像演出が認識し辛くなることがない遊技台を提供する。
【解決手段】各種の情報を表示可能な液晶表示装置700の手前に開閉自在に配置された2つの扉610、620と、2つの扉610、620を開閉する駆動手段810、820を備えるとともに、扉610、620には、液晶表示装置からの光を透過する方向に、かつ二つの偏光フィルタの偏光方向が互いに直交するように611、613を貼付する。液晶表示装置700の前面に扉610、620が配置されても、二つの扉が重なり合わない限り、遊技者は液晶画像を視認できる。
【選択図】図6

Description

本発明は、スロットマシン、パチンコ機等に代表される遊技台に関する。
遊技台の一つとしてスロットマシンが知られている。スロットマシンの中でも、いわゆるパチスロと呼ばれるタイプのスロットマシンは、複数種類の図柄が施された複数の回転可能なリールと、リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるためのストップスイッチと、停止時のリールにより表示される図柄の組合せに基づいて、入賞役の入賞の当否を判定する判定手段とを備えて構成され、現在では、液晶表示装置を搭載したタイプや、演出専用のリールを搭載したタイプ等も登場している。
特に最近では、単純な画像演出だけではなく、液晶表示装置の画面の手前に開閉自在な扉部材を配置し、表示される演出の種別に応じて扉の開閉制御を行うタイプの遊技台も登場してきている。このような遊技台では、遊技の進行状態によって、本来遊技者が視認できる画像表示領域を扉部材で意図的に隠したり、扉部材の開閉動作と表示画像を関連させるような演出を行う等、より複雑な演出制御を実行することが可能となっている。更には、扉部材を半透明の部材で構成し、遊技者が、扉部材が遮蔽状態となった場合であっても、ぼんやりとした画像を認識可能な、曖昧さを伴った画像演出を実行するタイプの遊技台も登場してきている。
特開2006−187597号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の遊技台において扉部材を遮蔽制御した場合、扉背後にある液晶表示装置に表示される画像が遮断されて見えなくなってしまうため、扉部材によって遮蔽される領域が大きくなればなるほど、画像演出を行うことのできる表示領域が小さくなってしまうという問題点がある。
また、扉部材を半透明な部材で構成した場合においても、程度の差はあれ、扉部材が遮蔽している領域は液晶表示装置に表示されている元の画像より認識し辛くなってしまうので、扉部材による遮蔽演出を強調すると(遮蔽領域を大きくすると)、液晶表示装置における画像演出がし辛くなる問題点がある。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、液晶表装置などの表示装置の前面に演出用遮蔽部材(例えば扉部材)を備えた遊技台において、遮蔽される領域が大きくなっても画像演出が認識し辛くなることなく、2つの演出を効果的に行うことのできる遊技台を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る遊技台は、次のように構成される。
本発明の第1の態様は、表示装置と、該表示装置の前方に配置される少なくとも2つの偏光フィルタと、前記少なくとも2つの偏光フィルタのうち、少なくとも1つを移動させる移動手段と、該移動手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
上記態様の一例として、後述する実施形態においては、表示装置である液晶表示装置の前面に横方向にスライド移動可能な一対の扉部材を備え、この扉部材をモータによって移動制御可能に構成するとともに、扉部材には偏光フィルムを貼付している。
これらの偏光フィルムの偏光方向は、仮に液晶表示装置からの光が垂直方向(縦方向)に偏光されていた場合、例えば、斜め45°方向に設定することができる。この場合に遊技者は、液晶表示装置からの画像を、この偏光フィルムを介し視認することができるので、扉部材が閉まる方向に移動制御され、扉部材が液晶表示装置と重なり合った場合であっても、液晶表示装置を用いた多彩な演出が可能となる。
また、本発明の別の態様では、前記少なくとも2つの偏光フィルタとして、前記表示装置からの光を互いに異なる方向に偏光させる2つの偏光フィルタを備え、前記移動手段は、前記2つの偏光フィルタが互いに重なり会う領域が出現する遮蔽状態と、前記重なり合う領域が、重なり合わない領域となる開放状態とに前記2つの偏光フィルタを位置させ、前記重なり合う領域によって、前記表示装置の表示領域を遮蔽領域とすることを特徴とする。
上記態様の一例として、後述する実施形態においては、左右一対に設けられた扉部材に貼付される偏光フィルムの偏光方向を、例えば、一方を左上から右下に斜め45°の角度で、もう一方を右上から左下へ斜め45°の角度に設定している。よって、2つの扉が重なり合った場合、2枚の偏光フィルムも互いに直交する状態で重なり合うので、液晶表示装置からの画像を遮断することになる。
この場合、従来であれば、液晶表装置の中央部分を遮蔽領域としたいときに、表示領域の全体を遮蔽しなければならなかったが、上記構成であれば、重なり合っている領域以外の部分は1枚の偏光フィルムしか存在しないので、液晶表示装置からの画像を視認可能な状態とすることができ、演出表現の幅を広げることが可能となる。
また、本発明の別の態様では、前記2つの偏光フィルタのそれぞれを移動させて、遮蔽状態と開放状態とに位置させることを特徴とする。
上記態様の一例として、後述する実施形態においては、左右の扉部材それぞれについて、右扉用モータ及び左扉用モータを備え、それぞれ独立して制御する構成としている。よって、例えば左扉の閉動作を少なめに、右扉の閉動作を多めにとるようにして遮蔽領域を形成すると、左に偏った位置に遮蔽領域を形成することが可能となる。
このように、左右の扉部材の移動量を別々に設定できるようにすることで、遮蔽領域を任意の位置に形成することが可能となり、演出表現の幅を広げることができる。
また、本発明の別の態様では、前記偏光フィルタの全領域を重ねることで、前記遮蔽領域を出現させることを特徴とする。
上記態様の一例として、後述する実施態様においては、左右の扉の偏光フィルタ部分が完全に重なりあう位置まで、左右の扉を閉鎖方向に移動可能に構成している。よって、液晶表示領域の全体を遮蔽領域にすることが可能となるので、遮蔽領域を任意の位置に設定できるのに加えて、従来通り全領域を遮蔽領域とすることもでき、演出設計に制限をかけることがない。
また、本発明の別の態様では、前記偏光フィルタの偏光方向を45°とすることを特徴とする。
上記態様の一例として、後述する実施形態においては、左右の扉部材に貼付される偏光フィルムの偏光方向を斜め45°としている。この場合、液晶表示装置から射出される光が水平偏光または垂直偏光であった場合に、左右の偏光フィルムの透過率が等しくなるので、偏光フィルムを介して見える画像が、左右の扉部材において同一の明度とすることができ、バランスのとれた表示態様を創出できる。
以上説明したように本発明の遊技台によれば、液晶表装置などの画像表示装置の前面に演出用遮蔽部材(例えば扉部材)を備えた遊技台において、扉演出を実行する際に、遮蔽される領域が大きくなってしまっても、画像演出が認識し辛くなることがないので、従来にはない効果的な演出制御を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明の好適な実施の形態について添付図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るスロットマシン100の斜視図である。
図1に示すスロットマシン100の本体101の中央内部には、外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数(例えば21図柄)印刷され、この帯状部材が所定の円形枠材に貼り付けられて各リール110乃至112が構成されている。
リール110乃至112上の図柄は、遊技者から見ると、表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110乃至112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組合せが変動することとなる。なお、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
また、各々のリール110乃至112の背面には、表示窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。
なお、スロットマシン内部において各々のリールの近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサが設けられており、この光学式センサの投光部と受光部のあいだを、リールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄位置を判定し、目的とする図柄が入賞ライン114上に表示されるようにリール110乃至112を停止させる。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ラインを示すランプである。有効となる入賞ラインは、スロットマシン100に投入された遊技媒体(例えばコイン)の投入枚数によって予め定まっている。例えば、コインが1枚投入された場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、コインが2枚投入された場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、コインが3枚投入された場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5本が入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ラインの数については5本に限定されるものではない。
スタートランプ121は、リール110乃至112が回転することができる状態にあることを遊技者に知らせるランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(コインの投入が不要)を遊技者に知らせるランプである。告知ランプ123は、後述する内部抽選において、特定の入賞役(具体的には、ビッグボーナスやレギュラーボーナス等のボーナス)に内部当選していることを遊技者に知らせるランプである。コイン投入ランプ124は、コインの投入が可能であることを知らせるランプである。リールパネルランプ128は、演出用のランプである。コイン投入ボタン130、MAXBETボタン131は、スロットマシン100に電子的に貯留されているコインを所定の枚数分投入するためのボタンである。
本実施形態においては、コイン投入ボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、MAXBETボタン131が押下されると3枚投入されるようになっている。コイン投入口134は、遊技を開始するに当たって遊技者がコインを投入するための投入口である。すなわち、コインの投入は、コイン投入ボタン130又はMAXBETボタン131により電子的に投入することもできるし、コイン投入口134から実際のコインを投入することもできる。
払出枚数表示器125は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるコインの枚数を表示するための表示器である。遊技回数表示器126は、ビッグボーナスゲーム中(BBゲーム中)の遊技回数や所定の入賞役の入賞回数等を表示するための表示器である。貯留枚数表示器127は、スロットマシン100に電子的に貯留されているコインの枚数を表示するための表示器である。
スタートレバー135は、リール110乃至112の回転を開始させるためのレバーである。即ち、コイン投入口134に所望するコイン枚数を投入して、スタートレバー135を操作すると、リール110乃至112が回転を開始することとなる。
ストップボタンユニット136には、ストップボタン137乃至139が設けられている。ストップボタン137乃至139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110乃至112を個別に停止させるためのボタンである。なお、各ストップボタン137乃至139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137乃至139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
貯留/精算ボタン132は、スロットマシン100に電子的に貯留されたコインを精算し、コイン払出口155より受皿210に排出するための精算機能と、コイン投入口134に投入された4枚以降のコインや入賞により獲得したコインを最大50枚まで電子的に貯留する貯留機能と、を切換えるためのボタンである。
コイン返却ボタン133は、投入されたコインが詰まった場合に押下してコインを取り除くためのボタンである。
ドアキー140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。コイン払出口155は、コインを払出すための払出口である。コイン受皿210は、コイン払出口155から払出されたコインを溜めるための器である。
音孔160は、スロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。
上部ランプ150、サイドランプ151、中央ランプ152、腰部ランプ153、下部ランプ154は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。
灰皿部200は、煙草の吸殻を入れるための容器であり、受け皿210の内側にネジ止めされている。
リールパネル161は、表示窓113を有するパネルであり、タイトルパネル162は、そのスロットマシンの機種名や各種のデザインが描かれるパネルである。
スロットマシン100の上部には、本実施形態の特徴となる扉付液晶表示ユニット600が設けられている。この扉付液晶表示装置600の構成については後で詳述する。
次に、図2、図3、図4を用いて、スロットマシン100の制御部の回路構成について詳細に説明する。スロットマシン100は、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300より送信された信号に応じて各種機器を制御する副制御部A400と、副制御部A400より送信された信号に応じて扉付液晶表示装置700等を制御する副制御部B500と、から構成されている。
まず、図2を用いて、スロットマシン100の主制御部300について説明する。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御するための演算処理装置であるCPU310や、CPU310が各ICや各回路と信号の送受信を行うためのデータバス及びアドレスバスを備え、そのほか、以下に述べる構成を有する。
クロック補正回路314は、水晶発振器311から発振されたクロックを分周してCPU310に供給する回路である。例えば、水晶発振器311の周波数が12MHzの場合に、分周後のクロックは6MHzとなる。CPU310は、クロック回路314により分周されたクロックをシステムクロックとして受け入れて動作する。
また、CPU310には、後述するセンサやスイッチの状態を常時監視するための監視周期やモータの駆動パルスの送信周期を設定するためのタイマ回路315がバスを介して接続されている。CPU310は、電源が投入されると、データバスを介してROM312の所定エリアに格納された分周用のデータをタイマ回路315に送信する。タイマ回路315は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに、割り込み要求をCPU310に送信する。CPU310は、この割込み要求を契機に、各センサ等の監視や駆動パルスの送信を実行する。例えば、CPU310のシステムクロックを6MHz、タイマ回路315の分周値を1/256、ROM312の分周用のデータを44に設定した場合、この割り込みの基準時間は、256×44÷6MHz=1.877msとなる。
また、CPU310には、各ICを制御するためのプログラム、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等を記憶しているROM312や、一時的なデータを保存するためのRAM313が接続されている。
また、CPU310には、外部の信号を受信するための入力インターフェイス360が接続され、割込み時間ごとに入力インターフェイス360を介して、コイン受付センサ320、スタートレバーセンサ321、ストップボタンセンサ322、コイン投入ボタンセンサ323、MAXBETボタンセンサ324、精算/貯留スイッチ325の状態を検出し、各センサを監視している。
コイン受付センサ320は、コイン投入口134の内部の通路に2個設置されており、コインの通過有無を検出する。スタートレバーセンサ321は、スタートレバー135に設置されており、遊技者によるスタート操作を検出する。ストップボタンセンサ322は、各々のストップボタン137乃至139に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。
コイン投入ボタンセンサ323は、コイン投入ボタン130に設置されており、RAM313に電子的に貯留されているコインを遊技用のコインとして投入する場合の投入操作を検出する。たとえば、CPU310は、コイン投入ボタン130に対応するコイン投入センサ323がHレベルになった場合に、電子的に貯留コインを1枚投入する。MAXBETボタン131に対応するMAXBETボタンセンサ324がHレベルになった場合に、電子的に貯留コインを3枚投入する。なお、MAXBETボタン131が押された際、貯留されているコイン枚数が2枚の場合は2枚投入され、1枚の場合は1枚投入される。
精算/貯留スイッチ325は、精算/貯留ボタン132に設けられている。精算/貯留スイッチ132が一回押されると、貯留されているコインを精算し、もう一回押されると、払い出されるコインが電子的に貯留される貯留モードとなる。
なお、以上の各センサは、非接触式のセンサであっても接点式のセンサであってもよい。
CPU310には、さらに、入力インターフェイス(2)361、出力インターフェイス370、出力インターフェイス(2)371がアドレスデコード回路350を介してアドレスバスに接続されている。CPU310は、これらのインターフェイスを介して外部のデバイスと信号の送受信を行っている。
入力インターフェイス(2)361には、インデックスセンサ326が接続されている。インデックスセンサ326は、具体的には、リールの取付台の所定位置に設置されており、リールに設けた遮光片がこのインデックスセンサ326を通過するたびにHレベルになる。CPU310は、この信号を検出すると、リールが1回転したものと判定し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。
出力インターフェイス370には、リールを駆動させるためのリールモータ駆動部330と、ホッパー(バケットにたまっているコインをコイン払出口155から払出すための装置)のモータを駆動するためのホッパーモータ駆動部331と、遊技ランプ340(具体的には、入賞ライン表示ランプ120、スタートランプ121、再遊技ランプ122、告知ランプ123、コイン投入ランプ124等)と、7セグメント表示器341(払出枚数表示器125、遊技回数表示器126、貯留枚数表示器127等)が接続されている。
また、CPU310には、乱数発生回路317がデータバスを介して接続されている。乱数発生回路317は、水晶発振器311及び水晶発振器316から発振されるクロックに基いて、一定の範囲内で値をインクリメントし、そのカウント値をCPU310に出力することのできるインクリメントカウンタであり、後述する入賞役の内部抽選をはじめ各種抽選処理に使用される。本発実施形態における乱数発生回路317は、2つの乱数カウンタを備えている。例えば、水晶発振器311のクロック周波数を用いて0〜65535までの値をインクリメントするカウンタと、水晶発振器316のクロック周波数を用いて0〜16777215までの値をインクリメントするカウンタが備えている。
また、CPU310のデータバスには、副制御部400にコマンドを送信するための出力インターフェイス(2)371が接続されている。
次に図3及び図4を用いて、スロットマシン100の副制御部について説明する。本実施形態では処理負担の分散のために、副制御部を副制御部Aと副制御部Bに分けて構成している。
図3は副制御部Aを示す制御ブロック図である。副制御部A400は、主制御部300より送信された主制御コマンド等に基づいて副制御部A400の全体を制御する演算処理装置であるサブCPU(A)410や、サブCPU(A)410が各IC、各回路と信号の送受信を行うためのデータバス及びアドレスバスを備え、以下に述べる構成を有する。
クロック補正回路414は、水晶発振器411から発振されたクロックを補正し、補正後のクロックをシステムクロックとしてサブCPU(A)410に供給する回路である。
また、サブCPU(A)410にはタイマ回路415がバスを介して接続されている。サブCPU(A)410は、所定のタイミングでデータバスを介してROM412の所定エリアに格納された分周用のデータをタイマ回路415に送信する。タイマ回路415は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに、割り込み要求をサブCPU(A)410に送信する。サブCPU(A)410は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、サブCPU(A)410には、副制御部A400の全体を制御するための命令及びデータ、バックライトの点灯パターンや各種表示器を制御するためのデータが記憶されたROM412や、データ等を一時的に保存するためのRAM413が各バスを介して接続されている。
また、サブCPU(A)410には、外部の信号を送受信するための入出力インターフェイス460が接続されており、入出力インターフェイス460には、各リール110乃至112の図柄を背面より照明するためのバックライト420、前面扉102の開閉を検出するための扉センサ421、RAM413のデータをクリアにするためのリセットスイッチ422が接続されている。
サブCPU(A)410には、データバスを介して主制御部300から主制御コマンドを受信するための入力インターフェイス461が接続されており、入力インターフェイス461を介して受信したコマンドに基づいて、遊技全体を盛り上げる演出処理等が実行される。
また、サブCPU(A)410のデータバスとアドレスバスには、音源IC480が接続されている。音源IC480は、サブCPU(A)410からの命令に応じて音声の制御を行う。また、音源IC480には、音声データが記憶されたサウンドROM481が接続されており、音源IC480は、サウンドROM481から取得した音声データをアンプ482で増幅させてスピーカ483から出力する。
サブCPU(A)410には、主制御部300と同様に、外部ICを選択するためのアドレスデコード回路450が接続されており、アドレスデコード回路450には、主制御部300からのコマンドを受信するための入力インターフェイス461、副制御部B500からの信号を入力するための入力インターフェイス(2)471、時計IC423、7セグメント表示器440への信号を出力するための出力インターフェイス(2)472が接続されている。時計IC423が接続されていることで、サブCPU(A)410は、現在時刻を取得することが可能である。7セグメント表示器440は、遊技台の内部に設けられており、たとえば副制御部A400に設定された所定情報を店の係員が確認できるようになっている。
更に、出力インターフェイス470には、デマルチプレクサ419が接続されている。デマルチプレクサ419は、出力インターフェイス470から送信された信号を各表示部等に分配する。即ち、デマルチプレクサ419は、サブCPU(A)410から受信されたデータに応じて上部ランプ150、サイドランプ151、中央ランプ152、腰部ランプ153、下部ランプ154、リールパネルランプ128、タイトルパネルランプ170、払出口ストロボ171を制御する。タイトルパネルランプ170は、タイトルパネル162を照明するランプであり、払出口ストロボ171は、払い出し口の内側に設置されたストロボタイプのランプである。
なお、サブCPU(A)410は、副制御部B500への信号送信は、デマルチプレクサ419を介して実施する。逆に、サブCPU(A)410は、入力インターフェイス(2)471を介して副制御部B500からの信号を受信する。すなわち、サブCPU(A)410は、デマルチプレクサ419と入力インターフェイス(2)471を介して副制御部B500と双方向通信を行う。
次に、図4を用いて、スロットマシン100の副制御部B500について説明する。副制御部B500は、演算処理装置であるサブCPU(B)510や、各IC、各回路と信号の送受信を行うためのデータバス及びアドレスバスを備え、以下に述べる構成を有する。
クロック補正回路514は、水晶発振器511から発振されたクロックを補正して、補正後のクロックをシステムクロックとしてサブCPU(B)510に供給する回路である。
また、サブCPU(B)510にはタイマ回路515がバスを介して接続されている。サブCPU(B)510は、所定のタイミングでデータバスを介してROM512の所定エリアに格納された分周用のデータをタイマ回路515に送信する。タイマ回路515は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに、割り込み要求をサブCPU(B)510に送信する。サブCPU(B)510は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
サブCPU(B)510は、副制御部A400の出力インターフェイス470、デマルチプレクサ419を介して出力されたサブCPU(A)410からの信号を、入力インターフェイス520およびバスを介して受信し、副制御部B500全体を制御する。また、サブCPU(B)510は、必要に応じて、出力インターフェイス521を介して、副制御部A400に信号を送信する。
ROM512には、副制御部B500全体を制御するためのプログラムやデータが記憶されている。RAM513は、サブCPU(B)510で処理されるプログラムのワークエリア等を有する。ROM512やRAM513は、バスを介してサブCPU(B)510に接続されている。
また、サブCPU(B)510には、バスを介して、画像CPU530、モータ電源制御回路(左)540、モータ電源制御回路(右)550、モータドライバ(左)542、モータドライバ(右)552、センサ(左)543、センサ(右)553が接続されている。
画像CPU530には、バスを介して、画像ROM531、画像RAM532、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)534が接続されている。
画像ROM531には、画像CPU530で処理されるプログラムが格納されている。画像RAM532は、画像CPU530で処理されるプログラムのワークエリア等を有する。またVDP534には、図示はしないが画像データが格納されたROMと制御用のRAMが接続されている。VDP534で生成された画像データはD/Aコンバータ537を介して液晶表示装置700に送信され、実際の画像が表示される。
モータ(左)541は、左扉を移動させるためのモータであり、モータ(右)551は、右扉を移動させるためのモータである。各モータはパルスモータである。
モータ電源制御回路(左)540は、左扉用のモータ(左)541への駆動電圧を設定するための回路であり、本実施形態では、+5Vと+12Vの電圧を選択的に供給可能である。モータドライバ(左)542は、サブCPU(B)510からの信号をもとに、左扉用のモータ(左)541を駆動するICである。
また、モータ電源制御回路(右)550は、右扉用のモータ551への駆動電圧を設定するための回路であり、前述と同様、+5Vと+12Vの電圧を選択的に供給可能である。モータドライバ(右)552は、サブCPU(B)510からの信号をもとに、右扉用のモータ(右)551を駆動するICである。
センサ(左)543は、左扉用のセンサであり、センサ(右)553は右扉用のセンサである。
次に、図5を用いて扉付き液晶表示装置について説明する。
扉付液晶表示ユニット600は、本体フレーム630をベースとし、その背面側に液晶表示装置700が装着されている。液晶表示装置700の両側には、左右方向に駆動する左モータユニット750及び右モータユニット751が備えられている。本実施形態では、左扉610と右扉620は構造が全く同一であるので、右扉と説明が重複する部分はその説明を省略し、左扉610を中心に説明する。
左扉モータユニット750は、パルスモータで構成されるモータ(左)541と、モータの回転量を検知するセンサ(左)752(図示せず)で構成され、扉の移動位置を副制御部B500にて制御が行われる。
本体フレーム630の前面側左右には、左モータユニット750、右モータユニット751のねじ孔を隠すための装飾用シール670、671が貼付されている。
また、本体フレーム630の前面側上部、及び下部には、左扉610を案内する上下一対のガイドレール(左)640、650と、右扉620を案内するガイドレール(右)641、651が備えられている。本実施形態では、従来の扉機構とは異なって、二つの扉が互いに重なり合う位置まで移動可能に設けられており、それぞれの扉に設けられた偏光フィルタの重なり具合によって、液晶表示装置700に表示される画像が、表示または遮蔽される。
左扉610は上記ガイドレール(左)640、650に挟まれるように配置され、左モータユニット750のピニオンギヤと左扉610のラック歯が噛合して、駆動力が左扉610に伝達される。
左扉610には、本発明の特徴部分を構成する一例として偏光フィルム611が扉全面に渡って貼られている。偏光フィルム611は一般的に用いられているヨウ素系フィルムや染料系フィルムなどを用いて構成され、ヨウ素錯体あるいは二色性染料を吸着させたコア部材(偏光子)であるポリビニルアルコール(PVA)フィルムを、耐久性を持たせるためにトリアセチルセルロース(TAC)フィルムで挟んだ構造となっている。
また本実施形態において、液晶表示装置700に使用されている2枚の偏光フィルムは、光源側(筐体内部側)に水平方向に偏光する偏光フィルムを、遊技者側に垂直方向に偏光する偏光フィルムを配置する構成となっているので、液晶表示装置700から射出される光は、縦方向に偏光された光となっている。
左扉610の左偏光フィルム611は、左上から右下方向に斜め45度の角度をもって貼付されており、明度は下がるものの、液晶表示装置700から射出される光を透過するので、遊技者は液晶表示装置700に表示される画像を視認することができる。また右扉612に貼付されている右偏光フィルム613も、右上から左下方向に斜め45度の角度をもって貼付されているので、左扉610同様、遊技者は液晶表示装置700に表示される画像を認識することができる。
次に図6及び図7を用いて、左扉610及び右扉612が移動した場合の両扉の位置関係、また、液晶表示装置700と位置関係を説明する。
図6は、扉付液晶表示ユニット600において、特に扉部材610、612と液晶表示装置700との位置関係を示した正面図である。図6(a)の状態は、左扉610と右扉612が完全に遮蔽されておらず、両扉はBの間隔をもって離れた位置関係にある。よって、液晶表示装置700に表示される画像(点線で表示される領域)は、間隔Bの表示領域において、何ら画像を遮蔽されていないクリアな画像が表示される。一方、間隔A及びCの表示領域は、左偏光フィルム611及び右偏光フィルム613を介した画像が表示されるので、間隔Bの表示領域に比較すると若干明度が落ちた画像が表示される。しかし程度の差はあれ、遊技者は液晶表示装置700に表示される画像をほぼ全ての領域において視認することが可能な状態である。
図6(b)の状態は、左扉610及び右扉612が遮蔽された状態であり、図6(a)で存在した間隔Bの表示領域が消滅し、間隔A及びCの表示領域が増大した状態である。
図7(a)は、図6(b)の状態から更に両扉が移動し、一部重なり合った状態となっている。この状態では、間隔A及び間隔Cの表示領域においては、液晶表示装置700の画像を視認することが可能であるが、間隔Dの表示領域は、左偏光フィルム611と右偏光フィルム613が偏光方向を直交にして重なり合っているので、液晶表示装置700からの光(画像)は偏光フィルムを透過することができず、画像を視認することのできない遮蔽領域となっている。
図7(b)は、図7(a)の状態から更に両扉が移動して、完全に重なりあった状態である。この場合、全ての表示領域が間隔Dの表示領域(遮蔽領域)となっており、液晶表示装置700に表示される全ての画像を、遊技者は視認することが出来ない状態である。
このように、画像表示装置からの画像に対しては光を透過するように偏光方向が設定され、かつ互いに偏光方向が直交する2枚の偏光フィルムを、重ね合わせる/重ね合わせない制御を行うことで、液晶表示装置700に表示された画像を、クリアに視認できる領域、若干明度は落ちるが視認できる領域、視認できない領域に変更制御することが可能となり、従来に比較して多彩な演出表現が可能となっている。
つぎに、本実施形態のスロットマシンの制御に関する説明を行う。
図8は、本実施形態のスロットマシン100における遊技の基本的制御を示すフローチャートである。このメイン処理は、CPU310が中心になって行い、電源断等を検知しないかぎり実行を繰り返す。
主制御部300のリセットスイッチ(図示省略)が押下された状態で電源が投入された場合、先ずステップ101(S101)が実行される。なお、単に、電源を投入する場合は、以前の状態(電源を落とした時点の状態)から処理が開始される。
S101では、初期化コマンド(初期化指令を含むコマンド)を副制御部A400に送信する。
S102では、コイン投入に関する処理を行う。ここでは、コインの投入の有無をチェックし、投入されたコインの枚数に応じて入賞ライン表示ランプ120を点灯させる。なお、前回の遊技で再遊技に入賞した場合はコインの投入が不要である。
S103では、遊技のスタート操作に関する処理を行う。ここでは、スタートレバー135が操作されたか否かのチェックを行い、スタート操作されたと判定した場合は、S104において、投入されたコイン枚数に応じて、有効な入賞ライン114を確定する。
S105では、S106で実行される入賞役抽選処理において使用する乱数を、乱数発生器317から取得する。
S106では、S105で取得した乱数値と、ROM312に格納されている入賞役抽選データテーブルを用いて、入賞役の内部抽選を行う。
S107では、使用するリール停止制御テーブルを選択する。
S108では、全リール110乃至112の回転を開始させる。
S109では、ストップボタン137乃至139の受け付けが可能になり、いずれかのストップボタンが押されると、押されたストップボタンに対応するリールを、S107で選択されたリール停止制御テーブルに基づいて停止させる。
S110では、入賞判定を行う。ここでは、有効化された入賞ライン114上に、入賞役に対応する図柄組合せが表示された場合にその入賞役に入賞と判定する。例えば、有効化された入賞ライン114上に、「ベル−ベル−ベル」が揃っていたならばベル入賞と判定する。また、「7−7−7」が揃っていたならばBB入賞と判定する。入賞結果は、入賞結果コードとして格納される。
S111では、払い出しのある何らかの入賞役に入賞していれば、その入賞役に対応する枚数のコインを払い出す。
S112では、遊技状態制御処理を実行する。この遊技状態制御処理では、遊技の種類を移行するための制御が行われ、例えば、BB入賞の場合には、次回からBBゲームを開始できるよう準備し、BBゲームの最終遊技では、次回から通常遊技が開始できるよう準備する。
以上により1ゲームが終了し、以降、これを繰り返すことにより遊技が進行することとなる。
なお、主制御部300から副制御部A400には、必要に応じて、各種のコマンド(主制御コマンド)が送信される。すなわち、スタートレバー操作コマンド(スタートレバーの受け付けを示すコマンド:S103)、第1停止操作コマンド(第1停止操作が行われたリールを示す情報が格納され、第1停止操作が行われた時点で送信されるコマンド:S109)、第1リール停止コマンド(第1停止したリールを示す情報が格納され、第1リールの停止時に送信されるコマンド:S109)、同様に、第2停止操作コマンド、第2リール停止コマンド、第3停止操作コマンド、第3リール停止コマンド(S109)、入賞判定情報コマンド(入賞結果を格納したコマンド:S110)、遊技状態コマンド(現在の遊技状態を識別するための遊技状態コマンド:S112)などが送信される。
続いて、副制御部A400に関する処理について説明する。
まず、図9(a)を用いて、副制御部A400のサブCPU(A)410の割り込み処理について説明する。この割り込み処理は、コマンドの受信に関する処理で、所定の周期で繰り返し実行される。
S201では、主制御部からのコマンド(主制御コマンド)を受信したか否かを判定し、主制御コマンドを受信した場合は、S202に進む。S202では、受信した主制御コマンドをバッファに格納する。
図9(b)は、本実施形態のスロットマシン100における演出制御の中心的な処理を示すフローチャートである。演出に関する制御は、副制御部A400のサブCPU(A)410が中心になって行い、電源断等を検知しないかぎり、同図の処理を繰り返し実行する。
S301では、主制御コマンドが格納されているか否かを判定し、主制御コマンドが格納されている場合は、S302に進み、そうでなければ、S303に進む。
S302では、主制御コマンドの内容を解析し、S303で演出選択する際に参照できるように、解析データをRAM413の所定領域に格納する。主制御コマンドには、前述した通り、演出コマンド、第1停止操作コマンド、第1リール停止コマンド等、複数種類存在する。
S303では、演出選択処理を実行する。この処理では、設定された演出選択テーブルと、S302で格納された解析データを用いて、液晶表示装置700に表示される演出画像の内容や、左扉610、右扉612の制御態様、各種演出ランプの表示態様、スピーカ483から出音される効果音の種別などを決定する。副制御部A400のROM412には、BGM、効果音、システム音、バックライト、上部ランプ、サイドランプ等、リール照明ランプ、リールパネルランプ、タイトルパネルランプ、払出口ストロボなどについての演出詳細データテーブルが格納されている。
これらの詳細データは、例えばBGMであれば、遊技の最中にかける音楽を規定したデータを示し、効果音は、コインを投入したときの音、ストップボタンを押したときの音、演出の際に必要となるミサイルの爆発音や発射音などを規定したデータを示し、システム音は、扉が開いたときの音などを規定したデータを示す。バックライトは、バックライトの点滅パターンなどを規定したデータである。上部ランプ、サイドランプ等(具体的には、サイドランプ、中央ランプ、腰部ランプ、下部ランプ)、リール照明ランプ、リールパネルランプ、タイトルパネルランプ、受け皿ランプ、払出口ストロボは、各ランプの点滅パターンを規定したデータを示す。
演出選択処理にて演出詳細データを取得した後、次にそれらの演出詳細データがどのデバイスのものかを判定する処理を行う。本実施の形態では、副制御部A400にて、サウンド及びランプ、LEDの制御を実行し、その他の演出処理は副制御部500にて処理を実行するので、S304にて、演出詳細データの中にサウンド、ランプ、LEDに関しての出力処理が存在するか否かを判定し、存在する場合にはS305にて該当するデバイスにデータを出力する。
S306では、副制御部B500へ副制御コマンドを送信する必要があるか否かを判定し、必要があればS307に進んで、該当する演出詳細データを送信する。そうでなければS301に戻り、同様の処理を繰り返し行う。
続いて、副制御部B500に関する処理について説明する。
まず、図10(a)を用いて、副制御部B500のサブCPU(B)510の割り込み処理について説明する。この割り込み処理は、コマンドの受信に関する処理で、所定の周期で繰り返し実行される。
S401では、副制御部A400からのコマンド(副制御コマンド)を受信したか否か判定し、副制御コマンドを受信した場合は、S402に進む。S402では、受信した副制御コマンドをバッファに格納する。
次に、図10(b)を用いて、副制御部B500のサブCPU(B)510のメイン処理について説明する。
S501では、副制御コマンドがバッファに格納されているか否かを判定し、副制御コマンドがバッファに格納されていれば、S502に進み、そうでなければ、S503に進む。
S502では、バッファに格納されている副制御コマンドを解析する。なお、副制御コマンドに、制御データを指定する番号(「1」、「2」、「3」、…などの数値データ)が格納されている場合は、制御テーブル(図示せず)を参照して、この指定番号の制御データを取得する。
S503では、取得した制御データに扉移動データ(目標座標、移動時間)が含まれているか否かを判定し、扉移動データが含まれていれば、S504にて、この扉移動データを設定し、そうでなければ、S505に進む。S504で設定されるデータは、移動位置と及び移動時間であり、同じ移動距離においても、演出の種別によって早く移動させる制御を行ったり、遅く移動させる制御を行ったりする。
S505では、S504で設定した左扉の扉移動データ(目標座標、移動時間)をもとに、モータ(左)541の駆動パラメータを設定する。尚、左扉610、右扉612の実際の駆動制御は後述する副制御部B割り込み処理2にて実行される。
同様に、S506では、S504で読み出した右扉の扉移動データ(目標座標、移動時間)をもとに、モータ(右)551の駆動パラメータを設定する。
S507では、液晶表示に関する処理など、その他のコマンド制御処理を実行した後、S501に戻って同様の処理を繰り返し行う。
続いて、副制御部B500のサブCPU(B)510の別の割り込み処理2について図10(c)を用いて説明する。この割り込み処理は、設定された駆動パラメータをもとに実際にモータを制御する処理で、所定の周期で繰り返し実行される。
S601では、左扉に関するモータ制御処理を実行する。この処理は、S505にて設定された左扉610の移動量及び移動速度のパラメータを参照し、今回の割り込みタイミングで、モータ(左)541に駆動パルスを出力するか否かの判定を行い、処理結果に応じた駆動パルスの制御を行うことによって、演出種別に沿った左扉610の開閉制御を実行する。
同様の処理を、S602において右扉612についても実行する。
以上の実施形態においては、左扉610及び右扉612の開閉態様を同じように行ったが、もちろん2つの扉の駆動タイミング、移動量、移動速度などを異ならせてもよい。また遮蔽領域は中心部にある必要はなく、左右に偏るように構成してもよい。扉の大きさも左右で異なるように構成してもよい。
また、偏光フィルムの偏光方向も45度である必要はなく、任意に変更してもよい。また、左右の偏光フィルムの交差角度も必ずしも直交する必要はなく、多少光が透過するように構成してもよい。また1枚の扉に偏光方向が異なる複数の変更フィルムを貼付するように構成してもよい。
また、図11に示すように、扉部分を二重構造にしてもよい。この場合、上記実施形態のように扉を重ね合わせなくとも、前後の扉で遮蔽領域を構成することができる。例えば左後扉615に、左上から右下方向への偏光フィルムを貼付し、左前扉616に右上から左下方向への偏光フィルムを貼付すれば、両扉が重なる部分が遮蔽領域となる。またこの構成の場合、扉が閉まっていくに従って、遮蔽領域が左右から発生するので、上記実施形態とは異なった演出態様が表現可能となる。
また、上記実施形態をパチンコ機に代表される弾球遊技機に適用することも可能である。パチンコ遊技機は、例えば、複数の障害釘や入賞口、風車、特別図柄と呼ばれる可変表示装置(上記実施形態でいうリール)を備えた遊技領域にパチンコ球を発射し、始動入賞口と呼ばれる入賞口に入球することで、リールが回転始動し、ある特定の停止態様(例えば7−7−7)が停止することで、大入賞口と呼ばれる入賞装置が開放し、短期間に多くの特典を遊技者に付与するタイプの遊技台が代表的であるが、上記特別図柄の前面に、偏光フィルムを備えた演出用遮蔽部材(シャッター)を備えるように構成すればよい。
本発明の一実施形態に係るスロットマシンの外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態のスロットマシンの主制御部を示すブロック図である。 本発明の一実施形態のスロットマシンの副制御部Aのブロック図である。 本発明の一実施形態のスロットマシンの副制御部Bのブロック図である。 本発明の一実施形態のスロットマシンの扉付液晶表示装置の分解斜視図である。 (a)、(b)は本発明の一実施形態のスロットマシンの扉演出の一態様を示す図である。 (a)、(b)は本発明の一実施形態のスロットマシンの扉演出の一態様を示す図である。 本発明の一実施形態のスロットマシンの主制御部のメイン処理を示すフローチャートである。 (a)、(b)は本発明の一実施形態のスロットマシンの副制御部Aの割り込み処理とメイン処理のフローチャートである。 (a)、(b)、(c)は本発明の一実施形態のスロットマシンの副制御部Bの割り込み処理とメイン処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態のスロットマシンの扉構造の一態様を示す図である。
符号の説明
100 スロットマシン
300 主制御部
400 副制御部A
500 副制御部B
600 扉付液晶表示ユニット
610 左扉
611 左偏光フィルム
612 右扉
613 右偏光フィルム
700 液晶表示装置

Claims (7)

  1. 表示装置と、
    該表示装置の前方に配置される少なくとも2つの偏光フィルタと、
    前記少なくとも2つの偏光フィルタのうち、少なくとも1つを移動させる移動手段と、
    該移動手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1記載の遊技台であって、
    前記少なくとも2つの偏光フィルタとして、前記表示装置からの光を互いに異なる方向に偏光させる2つの偏光フィルタを備え、
    前記移動手段は、
    前記2つの偏光フィルタが互いに重なり会う領域が出現する遮蔽状態と、前記重なり合う領域が、重なり合わない領域となる開放状態とに前記2つの偏光フィルタを位置させ、
    前記重なり合う領域によって、前記表示装置の表示領域を遮蔽領域とすることを特徴する遊技台。
  3. 請求項1または2記載の遊技台であって、
    前記2つの偏光フィルタのそれぞれを移動させて、遮蔽状態と開放状態とに位置させることを特徴とする遊技台。
  4. 請求項3記載の遊技台であって、
    前記偏光フィルタの全領域を重ねることで、前記遮蔽領域を出現させることを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項記載の遊技台であって、
    前記偏光フィルタの偏光方向を45°とすることを特徴とする遊技台。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項記載の遊技台であって、
    複数種類の絵柄が施され、回転駆動される複数のリールと、
    複数種類の入賞役の内部当選の当否を抽選する抽選手段と、
    前記リールの回転を開始させるためのスタートレバーと、
    各々の前記リールに対応して設けられ、前記リールの回転を個別に停止させるための停止ボタンと、
    停止時の前記リールのより表示された前期絵柄の組合せが、予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて前記入賞役の入賞を判定する入賞判定手段と、
    を備えたことを特徴とするスロットマシン。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項記載の遊技台であって、
    遊技球が打ち出される遊技領域と、
    当該遊技領域に設けられた入賞口と、を備え、
    前記遊技球が前記入賞口に入球することにより、予め定めた特典を遊技者に与える弾球遊技機であることを特徴とする遊技台。
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