JP2008192736A - チップ実装装置、半導体ウエハ加工用粘着シート、およびチップ実装方法 - Google Patents

チップ実装装置、半導体ウエハ加工用粘着シート、およびチップ実装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】厚さの薄い半導体チップであっても、破損することなく半導体ウエハ加工用粘着シートから確実に剥離すること。
【解決手段】本発明のチップ実装装置は、基板に半導体チップ60を実装する。チップ実装装置は、予め切断され、個々の半導体チップ60に分離された半導体ウエハ65を粘着する半導体ウエハ加工用粘着シート10と、個々の半導体チップ60を吸着し、半導体ウエハ加工用粘着シート10上から基板上まで移動させるとともに、当該半導体チップ60を基板に実装する吸着移動機構20とを備えている。半導体ウエハ加工用粘着シート10は、基材フィルム12と、基材フィルム12上に設けられた粘着層11とを有している。基材フィルム12にディンプル加工が施され、当該基材フィルム12上に設けられた粘着層11の表面に多数の凹部15が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、厚さの薄い半導体チップであっても、半導体ウエハ加工用粘着シートから確実に剥離することができるチップ実装装置、半導体ウエハ加工用粘着シート、およびチップ実装方法に関する。
従来から、半導体チップは、半導体ウエハ加工用粘着シートに粘着された半導体ウエハを格子状に切断して、分離することによって生成される。そして、この半導体チップは、吸着移動機構によって吸着され、半導体ウエハ加工用粘着シート上から基板上まで移動された後、基板に実装される。
近年、半導体チップの厚さが50μm以下と非常に薄くなってきている。このため、このように厚さの薄い半導体チップを、吸着移動機構によって吸着して移動させようとしても、半導体ウエハ加工用粘着シートから上手く剥離することができないことがある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、厚さの薄い半導体チップであっても、破損することなく半導体ウエハ加工用粘着シートから確実に剥離することができるチップ実装装置、半導体ウエハ加工用粘着シート、およびチップ実装方法を提供することができる。
本発明は、基板に半導体チップを実装するチップ実装装置において、
予め切断され、個々の半導体チップに分離された半導体ウエハを粘着する半導体ウエハ加工用粘着シートと、
個々の半導体チップを吸着し、半導体ウエハ加工用粘着シート上から基板上まで移動させるとともに、当該半導体チップを基板に実装する吸着移動機構とを備え、
半導体ウエハ加工用粘着シートが、基材フィルムと、基材フィルム上に設けられた粘着層とを有し、基材フィルムにディンプル加工が施され、当該基材フィルム上に設けられた粘着層の表面に多数の凹部が形成されていることを特徴とするチップ実装装置である。
このような構成のチップ実装装置により、厚さの薄い半導体チップであっても、破損することなく、半導体ウエハ加工用粘着シートから確実に剥離することができる。
本発明は、所望の半導体チップに対応する半導体ウエハ加工用粘着シートの下方に、半導体ウエハ加工用粘着シートおよび所望の半導体チップを突き上げる突き上げ部材が配置されていることを特徴とするチップ実装装置である。
このような突き上げ部材を設けることにより、吸着移動機構によって半導体チップを容易に吸着することができ、当該半導体チップを半導体ウエハ加工用粘着シートから容易に剥離することができる。
本発明は、吸着移動機構が、突き上げ部材により突き上げられた半導体チップを上方から吸着する吸着ノズルを有することを特徴とするチップ実装装置である。
本発明は、所望の半導体チップに対応する半導体ウエハ加工用粘着シートの下方に、半導体ウエハ加工用粘着シートを吸着して保持するバックアップ体が設けられたことを特徴とするチップ実装装置である。
このようなバックアップ体を設けることにより、吸着移動機構によって、半導体チップとともに半導体ウエハ加工用粘着シートが上方に引き上げられることを防止することができる。
本発明は、半導体ウエハ加工用粘着シートの基材フィルムが、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂からなることを特徴とするチップ実装装置である。
このような基材フィルムを用いることにより、基材フィルム上に設けられた粘着層の表面に容易に多数の凹部を形成することができる。
本発明は、半導体ウエハ加工用粘着シートの基材フィルムが、厚さが10〜200μmであることを特徴とするチップ実装装置である。
本発明は、半導体ウエハ加工用粘着シートの基材フィルムが、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ塩化ビニール、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、またはポリカーボネート系樹脂からなることを特徴とするチップ実装装置である。
本発明は、所望の半導体チップに対応する半導体ウエハ加工用粘着シートの下方に、半導体ウエハ加工用粘着シートおよび所望の半導体チップを押し上げる押上ユニットが配置され、
当該押上ユニットが、複数の押上部材を有し、
一の押上部材が、他の押上部材の少なくとも一つと異なる高さ位置まで上昇可能であることを特徴とするチップ実装装置である。
このような押上ユニットを用いることにより、半導体チップを、半導体ウエハ加工用粘着シートからより安全かつ確実に剥離することができる。
本発明は、切断され、個々の半導体チップに分離された半導体ウエハを粘着するための半導体ウエハ加工用粘着シートにおいて、
基材フィルムと、
基材フィルム上に設けられた粘着層とを備え、
基材フィルムにディンプル加工が施され、当該基材フィルム上に設けられた粘着層の表面に多数の凹部が形成されていることを特徴とする半導体ウエハ加工用粘着シートである。
このような構成の半導体ウエハ加工用粘着シートを用いることにより、半導体ウエハ加工用粘着シート上で粘着された半導体チップの厚さが薄くても、当該半導体チップを破損することなく、半導体ウエハ加工用粘着シートから確実に剥離することができる。
本発明は、基板に半導体チップを実装するチップ実装方法において、
上述の半導体ウエハ加工用粘着シートと、当該半導体ウエハ加工用粘着シート上に載置されるとともに、予め切断され、個々の半導体チップに分離された半導体ウエハとを準備する準備工程と、
吸着移動機構によって、半導体チップを吸着し、半導体ウエハ加工用粘着シート上から基板上まで移動させるとともに、当該半導体チップを基板に実装する実装工程と、
を備えたことを特徴とするチップ実装方法である。
このようなチップ実装方法を用いることにより、厚さの薄い半導体チップであっても、破損することなく、半導体ウエハ加工用粘着シートから確実に剥離することができる。
本発明によれば、半導体ウエハ加工用粘着シートの粘着層の表面に、多数の凹部が形成されているので、厚さの薄い半導体チップであっても、破損することなく半導体ウエハ加工用粘着シートから確実に剥離することができる。
第1の実施の形態
以下、本発明に係るチップ実装装置、半導体ウエハ加工用粘着シート、およびチップ実装方法の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1(a)(b)乃至図6は本発明の第1の実施の形態を示す図である。
図1に示す、本実施の形態のチップ実装装置は、基板(図示せず)に半導体チップ60を実装するものである。
このチップ実装装置は、図1に示すように、予め切断され、個々の半導体チップ60に分離された半導体ウエハ65を粘着する半導体ウエハ加工用粘着シート10と、個々の半導体チップ60を吸着し、半導体ウエハ加工用粘着シート10上から基板上まで移動させるとともに、当該半導体チップ60を基板に実装する吸着移動機構20とを備えている。
また、図1(a)(b)に示すように、吸着移動機構20によって吸着される所望の半導体チップ60に対応する半導体ウエハ加工用粘着シート10の下方には、半導体ウエハ加工用粘着シート10および所望の半導体チップ60を突き上げる突き上げ部材32が配置されている。なお、この突き上げ部材32には、突き上げ部材32を上方へ駆動するZ駆動源(図示せず)が連結されている。
また、図1(a)(b)に示すように、吸着移動機構20は、突き上げ部材32により突き上げられた半導体チップ60を上方から吸着する吸着ノズル21を有している。
また、図1(a)(b)に示すように、所望の半導体チップ60に対応する半導体ウエハ加工用粘着シート10の下方には、半導体ウエハ加工用粘着シート10を吸着して保持するバックアップ体31が設けられている。このバックアップ体31は、半導体ウエハ加工用粘着シート10を吸引して吸着する吸着孔34を有している。
なお、図1(a)(b)に示すように、突き上げ部材32は、バックアップ体31の内部に配置されており、この突き上げ部材32とバックアップ体31とによって、バックアップユニット30が構成されている。また、バックアップ体31の上面には、突き上げ部材32が通過する通過孔36が設けられている。
また、図1(a)(b)乃至図3に示すように、半導体ウエハ加工用粘着シート10は、基材フィルム12と、基材フィルム12上に設けられた粘着層11とを有している。また、この基材フィルム12の表面にはディンプル加工が施されて多数の凹部15aが形成されている。このため、当該基材フィルム12上に設けられた粘着層11の表面に、当該凹部15aに対応した多数の凹部15が形成されている。なお、この半導体ウエハ加工用粘着シート10は、ウエハリング(図示せず)に張設されている。また、粘着層11の表面に形成された凹部15は、略半球体形状からなっている。また、その半球体の径は、0.1mm〜0.3mmであることが好ましく、その配置の間隔が半球体の径の1.5〜3倍であることが好ましい。
また、図1(a)(b)乃至図3に示す半導体ウエハ加工用粘着シート10の基材フィルム12は、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂からなることが好ましい。このように熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂からなる基材フィルム12を用いることによって、基材フィルム12に容易に多数の凹部15aを形成することができ、当該基材フィルム12上に設けられた粘着層11の表面に多数の凹部15を容易に形成することができるためである。
なお、半導体ウエハ加工用粘着シート10の基材フィルム12は、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ塩化ビニール、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、またはポリカーボネート系樹脂からなることが特に好ましい。
また、図1(a)(b)乃至図3に示す半導体ウエハ加工用粘着シート10の基材フィルム12は、厚さが10〜200μmであることが好ましい。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
まず、半導体ウエハ65を、ウエハリングに張設された半導体ウエハ加工用粘着シート10上に載置する(載置工程81)(図1(a)(b)乃至図4参照)。
次に、半導体ウエハ加工用粘着シート10上に載置された半導体ウエハ65を、切断して、個々の半導体チップ60に分離する(切断工程82)(図1(a)(b)、図3および図4参照)。なお、図4に示すように、載置工程81と切断工程82とから準備工程83が構成されている。
次に、個々の半導体チップ60を粘着して保持している半導体ウエハ加工用粘着シート10を、チップ実装装置内に設置する(設置工程84)(図1(a)および図4参照)。このとき、図1(a)において、バックアップユニット30のバックアップ体31の吸着孔34によって、半導体ウエハ加工用粘着シート10が吸引され保持されている。
次に、バックアップユニット30の突き上げ部材32によって、半導体ウエハ加工用粘着シート10および所望の半導体チップ60が突き上げられる(突き上げ工程85)(図1(b)および図4参照)。このとき、突き上げ部材32は、バックアップ体1の上面に設けられた通過孔36を通過する。なお、この突き上げ部材32は、Z駆動源(図示せず)によって上方へ駆動される。
次に、吸着移動機構20の吸着ノズル21によって、突き上げ部材32により突き上げられた半導体チップ60が上方から吸着されて、半導体ウエハ加工用粘着シート10上から剥離される(吸着工程87)(図1(b)および図4参照)。
ここで、図1(a)(b)乃至図3に示すように、半導体ウエハ加工用粘着シート10の粘着層11の表面には、多数の凹部15が形成されている。このため、粘着層11の半導体チップ60に対する粘着力を強くしすぎることがなく、適度な強さにすることができる。この結果、厚さの薄い半導体チップ60であっても、破損することなく、半導体ウエハ加工用粘着シート10から確実に剥離することができる。
また、図1(a)(b)乃至図3に示すように、粘着層11の表面に形成された凹部15は略半球体形状からなっている。このため、粘着層11上に配置された半導体チップ60を均一な強度でバランス良く粘着することができる。このため、半導体チップ60を、半導体ウエハ加工用粘着シート10からより確実かつ安全に剥離することができる。
また、図1(b)に示すように、突き上げ部材32によって、半導体ウエハ加工用粘着シート10および所望の半導体チップ60が突き上げられる。このため、吸着移動機構20によって半導体チップ60を容易に吸着することができ、当該半導体チップ60を半導体ウエハ加工用粘着シート10から容易に剥離することができる。
さらに、図1(b)において、バックアップユニット30のバックアップ体31の吸着孔34によって、半導体ウエハ加工用粘着シート10が吸引され保持されている。このため、半導体ウエハ加工用粘着シート10が、吸着移動機構20の吸着ノズル21によって、半導体チップ60とともに上方に引き上げられることを防止することができる。
上述のように、吸着移動機構20の吸着ノズル21によって、半導体ウエハ加工用粘着シート10上から剥離された半導体チップ60は、この吸着移動機構20によって、基板の上方まで移動され、基板に実装される(実装工程89)(図4参照)。
後は、別の半導体チップ60に対して、上述した突き上げ工程85から各工程が順次繰り返して行われる(図4参照)。
次に、図5および図6を用いて、上述した半導体ウエハ加工用粘着シート10の製造方法について説明する。
最初に、図5を用いて、熱可塑性樹脂からなる基材フィルム12を用いて半導体ウエハ加工用粘着シート10を製造する方法の実施例について説明する。
本実施例における半導体ウエハ加工用粘着シート10を製造する粘着シート製造装置40aは、図5に示すように、ディンプル加工が施さる前の半導体ウエハ加工用粘着シート10aを供給する供給部(図示せず)と、供給部から供給された半導体ウエハ加工用粘着シート10aの基材フィルム12が巻き架けられる加工ローラ41とを備えている。
この加工ローラ41の表面には、略半球形状からなる多数の凸部(図示せず)が形成されている。また、図5に示すように、加工ローラ41の内部には加工ローラ41の表面を加熱するヒータH1が設けられている。また、加工ローラ41の下流側には、加工ローラ41によって加工された半導体ウエハ加工用粘着シート10を巻き取る巻取部(図示せず)が設けられている。なお、図5に示すように、加工ローラ41と巻取部との間には、加工ローラ41を経た半導体ウエハ加工用粘着シート10の基材フィルム12に空気を噴射する冷却部42が設けられている。
図5において、まず、半導体ウエハ加工用粘着シート10aの基材フィルム12が加工ローラ41に巻き架けられる。このとき、加工ローラ41のヒータH1によって加工ローラ41の表面が加熱され、加工ローラ41の表面に設けられた多数の凸部に対応した形状の凹部15aが基材フィルム12の表面に形成される。その後、冷却部42から噴射される空気によって基材フィルム12が冷却されて、硬化する。このため、基材フィルム12上に配置された粘着層11に、基材フィルム12の凹部15aに対応した多数の凹部15を形成することができる(図2参照)。
次に、図6を用いて、熱硬化性樹脂からなる基材フィルム12を用いて半導体ウエハ加工用粘着シート10を製造する方法の実施例について説明する。
この実施例の粘着シート製造装置40bは、図6に示すように、ディンプル加工が施さる前の半導体ウエハ加工用粘着シート10aが配置される箱体43と、当該箱体43内に配置され、上面に略半球形状からなる多数の凸部47の形成された型部材45とを備えている。このうち、型部材45内には、型部材45の表面を加熱するヒータH2が設けられている。
図6において、まず、箱体43内にディンプル加工が施さる前の半導体ウエハ加工用粘着シート10aが、基材フィルム12が型部材45の表面と接触するように配置される(すなわち、基材フィルム12が下方に位置し、粘着層11が上方に位置するように配置される)。次に、型部材45のヒータH2によって型部材45の表面が加熱される。このことによって、熱硬化性樹脂からなる基材フィルム12が硬化し、基材フィルム12の表面に多数の凸部47に対応した凹部15aが形成される。このため、基材フィルム12上に配置された粘着層11に、基材フィルム12の凹部15aに対応した多数の凹部15を形成することができる(図2参照)。
第2の実施の形態
次に図7(a)―(d)により本発明の第2の実施の形態について説明する。図7(a)―(d)に示す第2の実施の形態は、バックアップ体31の内部に配置された突き上げ部材32を用いる代わりに、所定の高さ位置まで上昇可能な複数(本実施の形態では5つ)の押上部材51,52,53からなる押上ユニット50を用いたものである。その他の構成は、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。
図7(a)―(d)に示す第2の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態の押上ユニット50において、一の押上部材51,52,53は、他の押上部材51,52,53の少なくとも一つと異なる高さ位置まで上昇可能となっている。具体的には、中心に近い位置に配置された押上部材51,52,53ほど、高い高さ位置まで上昇することができる。すなわち、中心に配置された押上部材(中心押上部材)51が最も高い高さ位置まで上昇可能となり、最も外周に配置された押上部材(外周押上部材)53が最も低い高さ位置まで上昇可能となっている。そして、外周押上部材53と中心押上部材51との間に配置された押上部材(中間押上部材)52は、中程度の高さ位置まで上昇可能となっている。
次に、図7(a)−(d)を用いて、このような押上ユニット50によって、半導体ウエハ加工用粘着シート10上の半導体チップ60を押し上げる方法について説明する。
まず、図7(b)に示すように、所望の半導体チップ60の下方に配置された押上ユニット50の押上部材51,52,53の全てが上昇する。このとき、押上部材51,52,53によって、所望の半導体チップ60と当該半導体チップ60の下方に配置された半導体ウエハ加工用粘着シート10が上昇する。
次に、図7(c)に示すように、外周押上部材53は、上昇を止めて所定の位置で止まる。他方、中間押上部材52および中心押上部材51は、引き続き上昇する。そして、中間押上部材52および中心押上部材51上に配置された半導体ウエハ加工用粘着シート10と当該半導体ウエハ加工用粘着シート10上の所望の半導体チップ60が上昇する。
次に、図7(d)に示すように、中間押上部材52は、上昇を止めて所定の位置で止まる。他方、中心押上部材51は、引き続き上昇する。そして、中心押上部材51上に配置された半導体ウエハ加工用粘着シート10と当該半導体ウエハ加工用粘着シート10上の所望の半導体チップ60が上昇する。
次に、吸着移動機構20の吸着ノズル21によって、この半導体チップ60が、上方から吸着され、半導体ウエハ加工用粘着シート10上から剥離される(図7(d)参照)。
このように、半導体チップ60が、吸着移動機構20によって吸着されて半導体ウエハ加工用粘着シート10上から剥離されるとき、半導体ウエハ加工用粘着シート10の粘着層11は、中心押上部材51によって押し上げられている箇所に対応する位置でのみ、半導体チップ60と粘着している。このため、半導体チップ60を、半導体ウエハ加工用粘着シート10からより安全かつ確実に剥離することができる。
また、図7(a)乃至(d)に示すように、押上ユニット50において、中心に近い位置に配置された押上部材51,52,53ほど高い高さ位置まで上昇可能となっている。このため、半導体ウエハ加工用粘着シート10と当該半導体ウエハ加工用粘着シート10上に配置された半導体チップ60を、安定した状態で上昇させることができる。
本発明の第1の実施の形態によるチップ実装装置を示す断面図。 本発明の第1の実施の形態によるチップ実装装置の半導体ウエハ加工用粘着シートを示す斜視図。 本発明の第1の実施の形態によるチップ実装装置の半導体ウエハ加工用粘着シートを示す側方図。 本発明の第1の実施の形態によるチップ実装方法を示すフロー図。 本発明の第1の実施の形態によるチップ実装装置の半導体ウエハ加工用粘着シートを製造する製造装置の一例を示す側方図。 本発明の第1の実施の形態によるチップ実装装置の半導体ウエハ加工用粘着シートを製造する製造装置の別の例を示す断面図。 本発明の第2の実施の形態によるチップ実装装置を示す断面図。
符号の説明
10 半導体ウエハ加工用粘着シート
11 粘着層
12 基材フィルム
15 (粘着層の)凹部
15a (基材フィルムの)凹部
20 吸着移動機構
21 吸着ノズル
30 バックアップユニット
31 バックアップ体
32 突き上げ部材
34 吸着孔
36 通過孔
40a,40b 粘着シート製造装置
41 加工ローラ
42 冷却部
45 型部材
50 押上ユニット
51 中心押上部材
52 中間押上部材
53 外周押上部材
60 半導体チップ
65 半導体ウエハ
81 載置工程
82 切断工程
83 準備工程
84 設置工程
85 突き上げ工程
87 吸着工程
89 実装工程
H1,H2 ヒータ

Claims (10)

  1. 基板に半導体チップを実装するチップ実装装置において、
    予め切断され、個々の半導体チップに分離された半導体ウエハを粘着する半導体ウエハ加工用粘着シートと、
    個々の半導体チップを吸着し、半導体ウエハ加工用粘着シート上から基板上まで移動させるとともに、当該半導体チップを基板に実装する吸着移動機構とを備え、
    半導体ウエハ加工用粘着シートは、基材フィルムと、基材フィルム上に設けられた粘着層とを有し、基材フィルムにディンプル加工が施され、当該基材フィルム上に設けられた粘着層の表面に多数の凹部が形成されていることを特徴とするチップ実装装置。
  2. 所望の半導体チップに対応する半導体ウエハ加工用粘着シートの下方に、半導体ウエハ加工用粘着シートおよび所望の半導体チップを突き上げる突き上げ部材が配置されていることを特徴とする請求項1記載のチップ実装装置。
  3. 吸着移動機構は、突き上げ部材により突き上げられた半導体チップを上方から吸着する吸着ノズルを有することを特徴とする請求項2記載のチップ実装装置。
  4. 所望の半導体チップに対応する半導体ウエハ加工用粘着シートの下方に、半導体ウエハ加工用粘着シートを吸着して保持するバックアップ体が設けられたことを特徴とする請求項1記載のチップ実装装置。
  5. 半導体ウエハ加工用粘着シートの基材フィルムは、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂からなることを特徴とする請求項1記載のチップ実装装置。
  6. 半導体ウエハ加工用粘着シートの基材フィルムは、厚さが10〜200μmであることを特徴とする請求項1記載のチップ実装装置。
  7. 半導体ウエハ加工用粘着シートの基材フィルムは、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ塩化ビニール、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、またはポリカーボネート系樹脂からなることを特徴とする請求項1記載のチップ実装装置。
  8. 所望の半導体チップに対応する半導体ウエハ加工用粘着シートの下方に、半導体ウエハ加工用粘着シートおよび所望の半導体チップを押し上げる押上ユニットが配置され、
    当該押上ユニットは、複数の押上部材を有し、
    一の押上部材は、他の押上部材の少なくとも一つと異なる高さ位置まで上昇可能であることを特徴とする請求項1記載のチップ実装装置。
  9. 切断され、個々の半導体チップに分離された半導体ウエハを粘着するための半導体ウエハ加工用粘着シートにおいて、
    基材フィルムと、
    基材フィルム上に設けられた粘着層とを備え、
    基材フィルムにディンプル加工が施され、当該基材フィルム上に設けられた粘着層の表面に多数の凹部が形成されていることを特徴とする半導体ウエハ加工用粘着シート。
  10. 基板に半導体チップを実装するチップ実装方法において、
    請求項9記載の半導体ウエハ加工用粘着シートと、当該半導体ウエハ加工用粘着シート上に載置されるとともに、予め切断され、個々の半導体チップに分離された半導体ウエハとを準備する準備工程と、
    吸着移動機構によって、半導体チップを吸着し、半導体ウエハ加工用粘着シート上から基板上まで移動させるとともに、当該半導体チップを基板に実装する実装工程と、
    を備えたことを特徴とするチップ実装方法。
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