JP2001196443A - 半導体チップのピックアップ装置およびピックアップ方法 - Google Patents

半導体チップのピックアップ装置およびピックアップ方法

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JP2001196443A
JP2001196443A JP2000007138A JP2000007138A JP2001196443A JP 2001196443 A JP2001196443 A JP 2001196443A JP 2000007138 A JP2000007138 A JP 2000007138A JP 2000007138 A JP2000007138 A JP 2000007138A JP 2001196443 A JP2001196443 A JP 2001196443A
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JP2000007138A
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Koji Yasumura
浩至 安村
Tadayuki Indo
忠之 印藤
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Sharp Corp
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    • H01L2221/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof covered by H01L21/00
    • H01L2221/67Apparatus for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L2221/683Apparatus for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping
    • H01L2221/68304Apparatus for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using temporarily an auxiliary support
    • H01L2221/68318Auxiliary support including means facilitating the separation of a device or wafer from the auxiliary support
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体チップのピックアップ工程において、
目標の半導体チップの粘着力のみを低下させて、薄い半
導体チップでも損傷することなくピックアップする。 【解決手段】 粘着性シート2に貼り付けられている半
導体チップ1をホルダー4の上に配置し、バキューム孔
3aを通して真空を引き、粘着性シート2を凹凸状吸着
面3bの多数の角錐状の凹凸にならって変形させて粘着
面積を小さくし、コレット7によって真空吸着してピッ
クアップする。ここで、コレット7が半導体チップ1の
表面に当接する時、コレット7の当接による力を、ホル
ダー4の上面において、多数の点(凹凸状吸着面3bの
凸部の頂点)とその外周の平面(ガイド面4b)とで支
えるため、特定箇所に力が集中せず、半導体チップ1を
損傷することなくピックアップできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着性シートに貼
り付けられた個々の半導体チップをピックアップする半
導体チップのピックアップ装置およびピックアップ方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】〔従来例1〕従来、ウエハから個々に分
割された半導体チップを粘着性シートから取り上げるピ
ックアップ装置が使用されている。
【0003】例えば、図6に示すピックアップ装置があ
る。このピックアップ装置は、半導体チップ51が粘着
した粘着性シート52の裏面に突き上げユニット53を
接触させて、真空吸引により粘着性シート52を吸着し
ながら、突き上げユニット53の内部から突き上げピン
54を上昇させ、半導体チップ51を裏面を突き上げる
ようにして粘着性シート52から剥離し、コレット55
で半導体チップ51をピックアップする。
【0004】〔従来例2〕また、図7に示すテープチッ
プの剥離装置が、公開特許公報「特開平4−19234
8号公報(公開日:平成4年(1992)7月10
日)」に開示されている。この剥離装置は、半導体チッ
プ61が粘着した粘着性シート62全体を、剣山のよう
に突起が並ぶ凹凸状吸着面63を備えた吸着テーブル6
4の上に被せ、真空ポンプ65により真空吸引すること
によって、粘着性シート62を凹凸状吸着面63に密着
するように変形させる。これにより、半導体チップ61
と粘着性シート62との接触面積を少なくして、粘着力
を下げることにより、半導体チップ61を粘着性シート
62から剥離する。
【0005】〔従来例3〕また、図8および図9に示す
半導体チップのピックアップ装置が、公開特許公報「特
開平7−335720号公報(公開日:平成7年(19
95)12月22日)」に開示されている。このピック
アップ装置は、まず、ウェーハ粘着シート72上に貼り
付けられている半導体チップ71の1つに、略円筒形状
のバックアップホルダ73を対応させる。つづいて、そ
の半導体チップ71の貼付位置のウェーハ粘着シート7
2をヒータ73dにより加熱するとともに、経路73e
を介して真空吸引する。そして、支持ピン73cになら
って変形したウェーハ粘着シート72上から、半導体チ
ップ71をコレットにより取り上げる。
【0006】すなわち、半導体チップ71の貼付位置の
ウェーハ粘着シート72を真空源により経路73eを通
して真空吸引すると、ウェーハ粘着シート72が多孔質
材73bに吸着される。この時、半導体チップ71の貼
付位置のウェーハ粘着シート72はヒータ73dによっ
て温められて変形しやすくなるため、ウェーハ粘着シー
ト72は半導体チップ71から部分的に剥離して、支持
ピン73cにならって変形する。そして、貼付位置に移
動し降下したコレットが所定の真空圧で真空吸引し、半
導体チップ71を吸着して上昇することにより、ウェー
ハ粘着シート72から半導体チップ71を取り上げる。
【0007】ここで、ウェーハ粘着シート72が加熱お
よび真空吸引によって支持ピン73cにならって変形さ
れた状態では、バックアップホルダ73上の半導体チッ
プ71は、ウェーハ粘着シート72を介して支持ピン7
3c…により点で支持されることになる。そして、ウェ
ーハ粘着シート72と半導体チップ71との接触面積、
すなわち半導体チップ71を粘着している面積は、支持
ピン73c…の先端部の総面積と等しくなる。このよう
に、半導体チップ71とウェーハ粘着シート72との粘
着力が低下するため、半導体チップ71をウェーハ粘着
シート72上から容易に剥離できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1(図6)の構造では、粘着性シート52を突き破
ることができる鋭利な突き上げピン54が必要である。
すなわち、鋭利な突き上げピン54が半導体チップ51
を突き上げるため、半導体チップ51の裏面を傷つけや
すい。特に、半導体チップ51が薄い場合には、突き上
げピン54の突き上げによって、チップ割れが発生しや
すいという問題がある。
【0009】また、上記従来例2(図7)の構造では、
凹凸状吸着面63を備えた吸着テーブル64を用いる
と、半導体チップ61と粘着性シート62との粘着力が
全ての半導体チップ61において低下する。そのため、
真空吸引した時や吸着テーブル64を移動させた時に、
ピックアップしようとする半導体チップ61とは別の半
導体チップ61が動くことがあり、ピックアップに支障
をきたすという問題がある。
【0010】また、一般的に、不良半導体チップはピッ
クアップされずに粘着性シート上に残される。この点、
上記従来例2の構造では、粘着性シート62との粘着力
が低下しているため、ウエハ交換時に不良半導体チップ
が飛散する可能性があり、装置の自動化に不都合が生じ
るという問題がある。
【0011】また、上記従来例3(図8,9)の構造で
は、支持台73aが略円筒形状であるため、ピックアッ
プしようとする半導体チップ71部分のウェーハ粘着シ
ート72を多孔質材73bに吸着するためには、隣接す
る半導体チップ71部分のウェーハ粘着シート72も吸
着してしまう。さらに、支持台73aが隣接する半導体
チップ71部分のウェーハ粘着シート72に接すること
になり、ヒータ73dの加熱によって、隣接する半導体
チップ71とウェーハ粘着シート72との粘着力が低下
する。それゆえ、ウエハ交換時に不良半導体チップが飛
散する可能性があり、装置の自動化に不都合が生じると
いう問題がある。
【0012】さらに、上記の各従来例は何れも半導体チ
ップの裏面を点で支える構造である。それゆえ、半導体
チップを粘着性シートから剥離した状態で、コレットを
下降させて半導体チップをピックアップする時、半導体
チップの裏面の特定の箇所に力が集中するため、半導体
チップの裏面にキズを付け易く、最悪の場合はチップ割
れを生じるという問題がある。
【0013】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、半導体チップのピックア
ップ工程において、目標の半導体チップの粘着力のみを
低下させて、薄い半導体チップでも損傷することなくピ
ックアップする半導体チップのピックアップ装置および
ピックアップ方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体チップの
ピックアップ装置は、上記の課題を解決するために、粘
着性シート上に貼り付けられている半導体チップを該粘
着性シート上より取り上げる半導体チップのピックアッ
プ装置において、上記粘着性シートを介して上記半導体
チップの1つを平面で支持する第一支持手段と、上記第
一支持手段で支持された上記半導体チップが貼り付けら
れている領域のうち、該第一支持手段で支持されていな
い領域の上記粘着性シートを該半導体チップから剥離す
る剥離手段と、を具備したことを特徴としている。
【0015】本発明の半導体チップのピックアップ方法
は、上記の課題を解決するために、粘着性シート上に貼
り付けられている半導体チップを該粘着性シート上より
取り上げる半導体チップのピックアップ方法において、
上記粘着性シートを介して上記半導体チップの1つを平
面状の第一支持手段で支持する工程と、上記第一支持手
段で支持された上記半導体チップが貼り付けられている
領域のうち、該第一支持手段で支持されていない領域の
上記粘着性シートを該半導体チップから剥離する工程
と、を含むことを特徴としている。
【0016】上記の構成および方法により、上記のピッ
クアップ装置およびピックアップ方法は、粘着性シート
上より半導体チップを取り上げる際、粘着性シートを介
して半導体チップの1つを平面状の第一支持手段で支持
し、この第一支持手段で支持する半導体チップが貼り付
けられている領域のうち、第一支持手段で支持されてい
ない領域の粘着性シートを半導体チップから剥離する。
これにより、半導体チップと粘着性シートとの粘着面積
を低減させ、粘着力を低下させた状態で、半導体チップ
をピックアップすることができる。
【0017】ここで、従来のように半導体チップを突き
上げピン等により少数の点で支持すると、ピックアップ
時に力が特定の部分に集中するため、半導体チップが損
傷する。この点、上記のピックアップ装置およびピック
アップ方法は、半導体チップを平面で支持するため、半
導体チップを損傷することなくピックアップすることが
できる。この効果は薄い半導体チップのピックアップに
おいて特に顕著であり、薄型パッケージの組み立てを効
率良く行うことを可能とする。
【0018】また、上記剥離手段が剥離するのは、第一
支持手段で支持された半導体チップが貼り付けられてい
る領域のうち、第一支持手段で支持されていない領域で
ある。また、後述するように、例えば加熱手段によって
第一支持手段を介して粘着性シートを加熱する場合で
も、第一支持手段が接触するのは、ピックアップしよう
とする半導体チップが貼り付けられている領域内である
ため、周囲の半導体チップに対する粘着力の加熱による
低下を避けることができる。よって、上記のピックアッ
プ装置およびピックアップ方法は、ピックアップしよう
とする半導体チップに隣接する半導体チップと粘着性シ
ートとの粘着力を下げることもなければ、ウエハ単位で
半導体チップと粘着性シートとの粘着力を下げることも
ない。すなわち、ピックアップしようとする半導体チッ
プの粘着力のみを下げることができる。これにより、例
えばX−Yテーブルによってウエハリングを移動させる
時、他の半導体チップが予期せず動くことがなく、ま
た、ウエハ交換時にウエハ上に残された不良チップが飛
散する可能性もないため、製造装置および製造工程の自
動化が容易となる。
【0019】以上より、本発明に係る半導体チップのピ
ックアップ装置およびピックアップ方法によれば、鋭利
な突き上げピンで突き上げることなく半導体チップをピ
ックアップできるため、半導体チップの損傷を避けるこ
とが可能となる。また、チップ単位で半導体チップと粘
着性シートの粘着力を下げることができるため、ピック
アップしようとする半導体チップのみを容易にピックア
ップでき、製造装置および製造工程の自動化にも適して
いる。
【0020】本発明の半導体チップのピックアップ装置
は、上記の課題を解決するために、さらに、上記の第一
支持手段で支持された半導体チップを、該第一支持手段
で支持されていない領域の上記粘着性シートを介して、
点で支持する第二支持手段を具備したことを特徴として
いる。
【0021】本発明の半導体チップのピックアップ方法
は、上記の課題を解決するために、さらに、上記の第一
支持手段で支持された半導体チップを、該第一支持手段
で支持されていない領域の上記粘着性シートを介して、
点で支持する工程を含むことを特徴としている。
【0022】上記の構成および方法により、さらに、上
記のピックアップ装置およびピックアップ方法は、半導
体チップを平面状の第一支持手段に加えて、第二支持手
段により点で支持する。これにより、粘着力を低下させ
るために、半導体チップと粘着性シートとの粘着面積を
低減させた状態でも、第一支持手段で支持されない領域
を第二支持手段で支持できるため、半導体チップをより
安定して支持することができる。よって、より正確なピ
ックアップが可能となる。
【0023】また、上記の構成および方法によれば、第
一支持手段で支持されない領域の粘着性シートは、第二
支持手段の点の周囲に入り込むように変形して剥離す
る。よって、粘着性シートが必要以上に変形しないよう
に、変形量を第二支持手段により制御することができ
る。
【0024】そして、上記第二支持手段は、ピックアッ
プ時に力が特定の部分に集中して半導体チップが破損す
ることを防止するために、第一支持手段で支持されない
領域を多数の点で支持するように設けることができる。
【0025】本発明の半導体チップのピックアップ装置
は、上記の課題を解決するために、さらに、上記第一支
持手段が上記半導体チップの周縁部を支持するように配
設されたことを特徴としている。
【0026】上記の構成により、さらに、上記ピックア
ップ装置は、半導体チップの周縁部を第一支持手段で支
持して、第一支持手段で支持されない半導体チップの中
央の領域の粘着性シートを剥離する。これにより、粘着
性シートの剥離および半導体チップの取り上げの際、半
導体チップの姿勢が安定し、より正確なピックアップが
可能となる。加えて、半導体チップの中央の領域に第二
支持手段を、ピックアップ時に力が特定の部分に集中し
ないように設けることにより、半導体チップをさらに正
確にピックアップすることが可能となる。
【0027】本発明の半導体チップのピックアップ装置
は、上記の課題を解決するために、さらに、上記剥離手
段は、上記粘着性シートを吸引する吸引手段を備えると
ともに、該吸引手段の吸引によって、上記半導体チップ
が貼り付けられている領域の該粘着性シートを上記の第
一支持手段および第二支持手段にならって変形させるも
のであることを特徴としている。
【0028】上記の構成により、さらに、第一支持手段
および第二支持手段で支持する半導体チップが貼り付け
られている領域のうち、第二支持手段で支持されている
領域の粘着性シートを、第一支持手段および第二支持手
段にならって変形させて半導体チップから剥離する。こ
れにより、半導体チップと粘着性シートとの粘着面積を
低減させ、粘着力を低下させた状態で、半導体チップを
ピックアップすることができる。
【0029】本発明の半導体チップのピックアップ装置
は、上記の課題を解決するために、さらに、上記剥離手
段が上記粘着性シートを加熱する加熱手段を備えること
を特徴としている。
【0030】上記の構成により、さらに、上記ピックア
ップ装置は、加熱手段により粘着性シートを加熱するこ
とによって、半導体チップと粘着性シートとの粘着力を
下げるとともに、粘着性シートを伸び易くして、半導体
チップを粘着性シートからより容易にピックアップする
ことができる。
【0031】ここで、上記のように第一支持手段および
第二支持手段は半導体チップが貼り付けられている領域
のみに配設されているので、加熱手段の熱が第一支持手
段の平面および第二支持手段の点を通じて粘着性シート
に伝えられる場合、ピックアップしようとする半導体チ
ップの隣接する半導体チップの粘着力が弱くなることは
ない。
【0032】本発明の半導体チップのピックアップ装置
は、上記の課題を解決するために、さらに、上記半導体
チップを、上記粘着性シートを介して上記第一支持手段
で支持した状態で、上記粘着性シート上より取り上げる
方向へ移動させる押上手段を具備したことを特徴として
いる。
【0033】本発明の半導体チップのピックアップ方法
は、上記の課題を解決するために、さらに、上記半導体
チップを、上記粘着性シートを介して上記第一支持手段
で支持した状態で、上記粘着性シート上より取り上げる
方向へ移動させる工程を含むことを特徴としている。
【0034】上記の構成および方法により、さらに、上
記のピックアップ装置およびピックアップ方法は、ピッ
クアップ時に、ピックアップしようとする半導体チップ
を粘着性シート上より取り上げる方向へ移動させて、隣
接する半導体チップよりも高く押し上げる。これによ
り、コレットが隣接する半導体チップに干渉することな
く、目的の半導体チップをピックアップすることができ
る。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1から図5に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0036】図3は、本実施の形態に係る半導体チップ
のピックアップ装置(以下、「ピックアップ装置」と記
す。)の概略構成を示す斜視図である。
【0037】図3に示すように、本実施の形態に係るピ
ックアップ装置は、ホルダー4、コレット7、ウエハリ
ング固定台11、ウエハリング支持棒12、上下機構ユ
ニット(押上手段)13、X−Yテーブル14等を備え
て構成されている。
【0038】なお、以下の説明では、半導体チップ1は
粘着性シート2に貼り付けられた後、ダイシングによっ
て個々に分割されているものとする。また、粘着性シー
ト2は展延性に優れたものであり、望ましくは紫外線照
射等によって粘着力が低下する特性を有するものである
とする。
【0039】上記ホルダー4は、半導体チップ1の下側
に、上下機構ユニット13に固定されて配設されてい
る。これにより、ホルダー4は、半導体チップ1の下側
で離接するように、上下に移動できる。また、ホルダー
4は、半導体チップ1をピックアップする際に、粘着性
シート2と半導体チップ1との粘着力を下げる機能を備
えている。
【0040】上記コレット7は、半導体チップ1を真空
吸着してピックアップする機能を備え、半導体チップ1
の上方にホルダー4と対向して配設されている。具体的
には、コレット7は、ホルダー4が粘着性シート2を吸
着して変形させ半導体チップ1と粘着性シート2との粘
着力を低下させた後、半導体チップ1を真空吸着してピ
ックアップするものである。
【0041】上記ウエハリング固定台11は、半導体チ
ップ1が貼り付けられた粘着性シート2を保持するウエ
ハリング(図示せず)を、粘着性シート2を引き伸ばし
た状態で固定するものであり、ウエハリング支持棒12
に固定されている。
【0042】上記ウエハリング支持棒12は、ウエハリ
ング固定台11をX−Yテーブル14に固定するもので
あり、X−Yテーブル14を動かすことにより、ウエハ
リング支持棒12に固定されたウエハリング固定台11
をX−Y方向に自由に水平移動させることができる。
【0043】上記上下機構ユニット13は、ホルダー4
を粘着性シート2に接触した位置と退避した位置との間
で自由に上下動させるものである。そのために、上下機
構ユニット13は、Z軸アーム13a、Z軸テーブル1
3b、Z軸モータ13c等を備えて構成されている。
【0044】上記X−Yテーブル14は、ウエハリング
固定台11をX−Y方向に水平移動させるものである。
すなわち、X−Yテーブル14は、任意の半導体チップ
1をホルダー4の真上に移動させることができる。その
ために、X−Yテーブル14は、X軸テーブル14a、
X軸モータ14b、Y軸テーブル14c、Y軸モータ1
4d等を備えて構成されている。
【0045】つぎに、図1および図2を用いて、上記ピ
ックアップ装置のホルダー4について詳細に説明する。
【0046】図2は、上記ホルダー4の拡大斜視図であ
る。また、図1は、上記ホルダー4の上面(凹凸ブロッ
ク3)に粘着性シート2を吸着させた状態の断面図であ
る。
【0047】図1および図2に示すように、上記ホルダ
ー4は、例えば凹部を有するほぼ角柱状の支持部4d
と、この支持部4dの凹部内に埋め込まれた凹凸ブロッ
ク3とを備えて構成されている。
【0048】上記ホルダー4は、粘着性シート2と接触
する支持部4dの上面に、粘着性シート2を介して半導
体チップ1の周縁部を支持するように、外周に沿って所
定幅を有する枠状の水平面であるガイド面(第一支持手
段)4bが形成されている。なお、図2では、ガイド面
4bは1枚の平面で形成されているが、半導体チップ1
の全周縁部をバランスを保って支持できる形状であれば
複数の平面に分割されていてもよい。また、周縁部以外
の部位に平面状の支持面を追加して配設することもでき
る。
【0049】そして、ホルダー4の上面の中央、すなわ
ちガイド面4bの内側には、凹凸ブロック3を埋め込ん
だ凹部の開口が矩形状に形成されている。よって、ホル
ダー4の上面には、外周に沿って帯状に形成されたガイ
ド面4bと、このガイド面4bの内側に配設された凹凸
ブロック3の凹凸状吸着面(第二支持手段)3bとが露
出している。なお、本実施の形態に係るホルダー4に
は、ガイド面4bの外延部に、粘着性シート2から離れ
る方向に傾斜した傾斜部4cが形成されている。また、
支持部4d(ガイド面4b)の素材にはステンレスが好
適である。
【0050】また、上記ホルダー4は、粘着性シート2
と接触する上面が半導体チップ1の平面形状とほぼ同一
の形状となっている。すなわち、ホルダー4の上面は半
導体チップ1のチップサイズとほぼ同じ大きさである。
具体的には、粘着性シート2と接触するガイド面4bの
外周が、半導体チップ1の外周とほぼ一致するように形
成されている。
【0051】さらに、上記ホルダー4には、凹凸ブロッ
ク3のバキューム孔(剥離手段)3a(後述)と外部の
真空配管8との間を連通して接続するバキューム孔(剥
離手段)4aが配設されている。
【0052】また、上記ホルダー4には、ガイド面4b
および凹凸状吸着面3bを介して、粘着性シート2を加
熱するためのヒーター(加熱手段)5が設けられてい
る。このヒーター5は、ホルダー4の内部に設けてもよ
いし、外部に設けてもよい。さらに、ヒーター5による
加熱を制御するための熱電対6を設けることも可能であ
る。
【0053】つぎに、上記凹凸ブロック3は、ホルダー
4の凹部に上面より埋め込まれて装着され、ホルダー4
によって保持される。そして、凹凸ブロック3には、凹
凸状吸着面3bおよびバキューム孔(剥離手段)3aが
形成されている。なお、凹凸ブロック3の素材にはアル
ミニウムが好適である。
【0054】上記凹凸状吸着面3bは、ホルダー4の上
面に露出して粘着性シート2と接触する面であり、例え
ば角錐形の凹凸が形成されている。そして、凹凸状吸着
面3bの凹凸は、半導体チップ1を多点で支持するよう
に、凸部が狭いピッチで形成されている。このように、
凹凸状吸着面3bの凹凸で半導体チップ1を多点で支持
することにより、半導体チップ1と粘着性シート2との
接着面が分割され、粘着性シート2が剥離しやすくな
る。
【0055】なお、凹凸状吸着面3bの表面形状は角錐
形凹凸に限らず、真空を引いた時に半導体チップ1を多
点かつ小面積で支持できる形状であればよい。ただし、
半導体チップ1の損傷を避けるため、凹凸の先端の形状
は鋭利でないものが望ましい。特に、半導体チップ1が
薄い場合には、凹凸のピッチを狭くし多点で支持するこ
とが望ましい。
【0056】上記バキューム孔3aは、ホルダー4のバ
キューム孔4aに接続された真空配管8を通して、凹凸
状吸着面3bの上方空間を真空吸引するものである。な
お、バキューム孔3aは、ホルダー4のバキューム孔4
aよりも細く穿設されている。
【0057】ここで、ガイド面4bと凹凸状吸着面3b
の凸部の頂点とが同じ高さになるように設定されてい
る。よって、粘着性シート2にガイド面4bおよび凹凸
状吸着面3bの凸部の頂点を接触させた状態で、真空配
管8、バキューム孔4a、バキューム孔3aを介して真
空吸引することにより、粘着性シート2を凹凸ブロック
3の凹凸形状にそわせて吸着変形することができる。
【0058】例えば、半導体チップ1のサイズが7mm
角であれば、ガイド面4bの幅を0.5〜1.0mm、
凹凸状吸着面3bの凸部の間隔を1.0〜1.5mm、
凹部の深さを0.5〜1.0mmに設定すれば、半導体
チップ1を損傷することなく吸着できる。
【0059】つづいて、半導体チップ1をピックアップ
する二つの動作例を説明する。
【0060】〔1〕動作手順A まず、動作手順Aとして、ホルダー4が固定されている
ピックアップ装置によるピックアップ動作を説明する。
すなわち、ホルダー4が、上下機構ユニット13によっ
て、半導体チップ1に対して所定位置に固定される場合
である。
【0061】図4(a)〜(d)は、上記動作手順Aに
おける、ピックアップ時の各部材の動きを動作順に図示
した概要図であり、所定の半導体チップをピックアップ
する一連の流れを図示している。
【0062】第一に、図4(a)に示すように、粘着性
シート2に貼り付けられているピックアップしようとす
る半導体チップ1を、ホルダー4の上に配置する。具体
的には、粘着性シート2を貼り付けたウエハリング(図
示せず)を、ウエハリング固定台11、ウエハリング支
持棒12、X−Yテーブル14および位置決め用のカメ
ラ(図示せず)によって、ホルダー4の上に移動させ
る。この時、粘着性シート2とホルダー4のガイド面4
bとは接触しているが、真空はまだ引かれていない。
【0063】ここで、ホルダー4の内部もしくは外部の
ヒーター5によってホルダー4および凹凸ブロック3を
加熱すれば、粘着性シート2が熱によって伸びやすくな
り、かつ粘着力を低下させることができるので、ピック
アップがより容易になる。なお、ガイド面4bの大きさ
が半導体チップ1のチップサイズとほぼ同じ大きさであ
るため、ピックアップする半導体チップ1が貼り付いて
いる粘着性シート2の部分のみが加熱されるので、隣接
する半導体チップ1…の粘着力が弱くなることはない。
【0064】第二に、図4(b)に示すように、バキュ
ーム孔4aおよびバキューム孔3aを通して真空を引
き、粘着性シート2を凹凸ブロック3の凹凸状吸着面3
bにならって変形させる。その結果、半導体チップ1
は、粘着性シート2から一部剥離し、凹凸状吸着面3b
の凸部およびガイド面4bの上方の部位でのみ粘着性シ
ート2と粘着した状態になって、粘着面積が小さくな
り、粘着力が低下する。また、ガイド面4bは水平であ
るため粘着面積は小さくならないが、加熱により粘着力
は低下する。
【0065】第三に、図4(c)に示すように、粘着力
の低下した半導体チップ1をコレット7によって真空吸
着してピックアップする。ここで、下降したコレット7
が半導体チップ1の表面に当接する時、半導体チップ1
の裏面は、凹凸状吸着面3bの凸部およびガイド面4b
の上方の部位でのみ粘着性シート2と接触している。す
なわち、コレット7の当接によって半導体チップ1に力
が加わる時、半導体チップ1は凹凸状吸着面3bの凸部
のみならずガイド面4bでも支持されている。これによ
り、コレット7の当接による力を、多数の点(凹凸状吸
着面3bの凸部の頂点)と面(ガイド面4b)とで支え
るため、特定箇所に力が集中せず、半導体チップ1を損
傷することなくピックアップできる。
【0066】第四に、図4(d)に示すように、半導体
チップ1のピックアップ後は、粘着性シート2と凹凸状
吸着面3bとの離れを良くするために真空を切る。な
お、真空配管8の元の弁(図示せず)を切り換えて、バ
キューム孔3aを陽圧にすることがより望ましい。
【0067】以降、X−Yテーブル14によって、粘着
性シート2を貼り付けたウエハリングを移動させ、粘着
性シート2をガイド面4bの上を滑らせながら、ピック
アップしようとする半導体チップ1がホルダー4の上に
来るように制御して、上記の工程(図4(a)〜
(d))を順次繰り返し行う。
【0068】なお、上記の工程(図4(a)〜(d))
中は、ヒーター5および熱電対6は温度調節器(図示せ
ず)に接続し、ガイド面4bおよび凹凸状吸着面3bが
常に所定の温度範囲に保たれるように制御する。
【0069】〔2〕動作手順B まず、動作手順Bとして、ホルダー4が上下動するピッ
クアップ装置によるピックアップ動作を説明する。すな
わち、ホルダー4が、上下機構ユニット13によって、
半導体チップ1に対して上下動する場合である。
【0070】図5(a)〜(f)は、上記動作手順Bに
おける、ピックアップ時の各部材の動きを動作順に図示
した概要図であり、所定の半導体チップをピックアップ
する一連の流れを図示している。
【0071】第一に、図5(a)に示すように、粘着性
シート2に貼り付けられているピックアップしようとす
る半導体チップ1を、ホルダー4の上に配置する。具体
的には、粘着性シート2を貼り付けたウエハリング(図
示せず)を、ウエハリング固定台11、ウエハリング支
持棒12、X−Yテーブル14および位置決め用のカメ
ラ(図示せず)によって、ホルダー4の上に移動させ
る。この時、粘着性シート2とホルダー4のガイド面4
bは接触しておらず、下方に退避している。
【0072】第二に、図5(b)に示すように、ホルダ
ー4を上昇させ、粘着性シート2とホルダー4のガイド
面4bを接触させる。このとき、ホルダー4はピックア
ップする半導体チップ1を隣接する半導体チップ1より
も高く押し上げる。なお、真空はまだ引かれていない。
【0073】ここで、ホルダー4の内部もしくは外部の
ヒーター5によってホルダー4および凹凸ブロック3を
加熱すれば、粘着性シート2が熱によって伸びやすくな
り、かつ粘着力を低下させることができるので、ピック
アップがより容易になる。なお、ガイド面4bの大きさ
が半導体チップ1のチップサイズとほぼ同じ大きさであ
るため、ピックアップする半導体チップ1が貼り付いて
いる粘着性シート2の部分のみが加熱されるので、隣接
する半導体チップ1…の粘着力が弱くなることはない。
【0074】第三に、図5(c)に示すように、バキュ
ーム孔4aおよびバキューム孔3aを通して真空を引
き、粘着性シート2を凹凸ブロック3の凹凸状吸着面3
bにならって変形させる。その結果、半導体チップ1
は、粘着性シート2から一部剥離し、凹凸状吸着面3b
の凸部およびガイド面4bの上方の部位でのみ粘着性シ
ート2と粘着した状態になって、粘着面積が小さくな
り、粘着力が低下する。また、ガイド面4bは水平であ
るため粘着面積は小さくならないが、加熱により粘着力
は低下する。
【0075】第四に、図5(d)に示すように、粘着力
の低下した半導体チップ1をコレット7によって真空吸
着しピックアップする。ここで、ピックアップしようと
する半導体チップ1はホルダー4によって押し上げられ
ており、コレット7が吸着する表面の位置が隣接する半
導体チップよりも高くなっている。これにより、コレッ
ト7が隣接する半導体チップに干渉することなく、目的
の半導体チップ1をピックアップできる。
【0076】また、下降したコレット7が半導体チップ
1の表面に当接する時、半導体チップ1の裏面は、凹凸
状吸着面3bの凸部およびガイド面4bの上方の部位で
のみ粘着性シート2と接触している。すなわち、コレッ
ト7の当接によって半導体チップ1に力が加わる時、半
導体チップ1は凹凸状吸着面3bの凸部のみならずガイ
ド面4bでも支持されている。これにより、コレット7
の当接による力を、多数の点(凹凸状吸着面3bの凸部
の頂点)と面(ガイド面4b)とで支えるため、特定箇
所に力が集中せず、半導体チップ1を損傷することなく
ピックアップできる。
【0077】第五に、図5(e)に示すように、半導体
チップ1のピックアップ後は、粘着性シート2と凹凸状
吸着面3bとの離れを良くするために真空を切る。な
お、真空配管8の元の弁(図示せず)を切り換えて、バ
キューム孔3aを陽圧にすることがより望ましい。
【0078】第六に、図5(f)に示すように、ホルダ
ー4を粘着性シート2から離して、退避位置まで下降さ
せる。
【0079】以降、X−Yテーブル14によって、粘着
性シート2を貼り付けたウエハリングを移動させ、ピッ
クアップしようとする半導体チップ1がホルダー4の上
に来るように制御して、上記の工程(図5(a)〜
(f))を順次繰り返し行う。
【0080】なお、上記の工程(図5(a)〜(f))
中は、ヒーター5および熱電対6は温度調節器(図示せ
ず)に接続し、ガイド面4bおよび凹凸状吸着面3bが
常に所定の温度範囲に保たれるように制御する。
【0081】以上のように、上記ピックアップ装置は、
半導体チップを損傷し易い突き上げピンの代わりに、凹
凸ブロックおよび凹凸ブロックを支えるホルダーを使用
する。これにより、半導体チップと粘着性シートとの粘
着面積を低減させ、粘着力を低下させた状態で、半導体
チップをピックアップすることができる。
【0082】また、上記ピックアップ装置は、ホルダー
上面において多数の鋭利でない凸部とガイド面とによっ
て半導体チップを支持するため、ピックアップ時に力が
特定の部分に集中せず、半導体チップが損傷することな
く、半導体チップをピックアップすることができる。こ
の点、特に、薄い半導体チップのピックアップにおいて
効果が大きい。
【0083】また、上記ピックアップ装置は、ピックア
ップしようとする半導体チップの粘着力のみを下げるこ
とができる。すなわち、上記ピックアップ装置によれ
ば、ピックアップしようとする半導体チップに隣接する
半導体チップと粘着性シートとの粘着力を下げることも
なければ、ウエハ単位で半導体チップと粘着性シートと
の粘着力を下げることもない。これにより、X−Yテー
ブルによってウエハリングを移動させる時、他の半導体
チップが予期せず動くことがなく、また、ウエハ交換時
にウエハ上に残された不良チップが飛散する可能性もな
いため、装置の自動化が容易となる。
【0084】また、上記ピックアップ装置は、ピックア
ップ時に、ホルダーによってピックアップしようとする
半導体チップを隣接する半導体チップよりも高く押し上
げる。これにより、コレットが隣接する半導体チップに
干渉することなく、目的の半導体チップをピックアップ
することができる。
【0085】なお、上記実施の形態は本発明の範囲を限
定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可
能であり、例えば、以下のように構成することができ
る。
【0086】本発明に係る半導体チップのピックアップ
装置は、粘着性シートに貼り付けられた半導体チップを
粘着性シートからピックアップする装置において、半導
体チップを吸着する真空吸着コレットおよび半導体チッ
プと粘着性シートとの粘着力を低下させるホルダーを用
いて半導体チップを個々にピックアップする装置であっ
て、前記ホルダーは、前記半導体チップの1つのみを支
持する構造であり、凹凸状吸着面を備えた凹凸ブロック
を保持しており、前記粘着性シートと該ホルダーの上面
(ガイド面)とが接触した状態で真空吸引することによ
り、前記粘着性シートを前記凹凸状吸着面にならわせ、
前記半導体チップと前記粘着性シートとの接触面積を少
なくし、前記半導体チップと前記粘着性シートとの粘着
力を下げた状態で、前記半導体チップを前記真空吸着コ
レットによってピックアップするものであってもよい。
【0087】すなわち、上記ピックアップ装置は、半導
体チップが粘着した粘着性シートと、粘着性シートに摺
接するホルダーと、粘着力の低下した半導体チップを吸
着するコレットとを備え、ホルダーの上面(ガイド面)
がほぼ半導体チップと等しい大きさであり、凹凸状吸着
面およびバキューム孔を持つ凹凸ブロック、さらに、凹
凸ブロックを支えるホルダーからなり、ホルダーの上面
を半導体チップが粘着した粘着性シートと同じ高さもし
くは若干高い位置に配置し、ピックアップしようとする
半導体チップをホルダーの上に配置した状態でバキュー
ム孔から真空吸引して、粘着性シートを凹凸ブロックに
ならわせ、半導体チップと粘着性シートとの接触面積を
減らし、粘着力を下げた状態で半導体チップを前記粘着
性シートからピックアップするものであってもよい。
【0088】さらに、本発明に係る半導体チップのピッ
クアップ装置は、前記ホルダーが上下動して前記半導体
チップを押し上げる機構を有し、ピックアップ時におい
て隣接する半導体チップと干渉せずにピックアップする
機構を備えていてもよい。
【0089】すなわち、上記ピックアップ装置は、ホル
ダーの上下動作の機構を追加したものであり、ピックア
ップしようとする半導体チップへX−Yテーブルが移動
する時は、ホルダーの上面(ガイド面)を半導体チップ
が粘着した粘着性シートから低い位置に配置し、移動完
了後にホルダーを上昇させて粘着性シートおよび粘着し
た半導体チップを押し上げ、ホルダーおよびバキューム
孔から真空吸引し、ピックアップ時に隣接する半導体チ
ップと干渉せずに半導体チップを粘着性シートからピッ
クアップするものであってもよい。
【0090】さらに、本発明に係る半導体チップのピッ
クアップ装置は、前記ホルダーの内部もしくは外部にヒ
ーターを有し、前記粘着性シートを加熱することによ
り、前記半導体チップと前記粘着性シートとの粘着力を
さらに下げる機構を備えていてもよい。
【0091】すなわち、上記ピックアップ装置は、ホル
ダーの内部もしくは外部にヒーターを追加したものであ
り、粘着性シートを加熱することができ、半導体チップ
と粘着性シートとの粘着力をさらに下げた状態で、半導
体チップを粘着性シートからピックアップするものであ
ってもよい。
【0092】さらに、本発明に係る半導体チップのピッ
クアップ装置は、前記押し上げ機構および前記加熱機構
の両方を備えていてもよい。
【0093】すなわち、上記ピックアップ装置は、ホル
ダーに上下動作の機構を追加するとともに、ホルダーの
内部もしくは外部にヒーターを追加したものである。こ
れにより、ピックアップ時に隣接する半導体チップと干
渉せずに半導体チップを粘着性シートからピックアップ
することができるとともに、半導体チップと粘着性シー
トとの粘着力をさらに下げた状態で半導体チップを粘着
性シートからピックアップすることができる。
【0094】したがって、本発明に係る半導体チップの
ピックアップ装置は、鋭利な突き上げピンで半導体チッ
プを突き上げることなく半導体チップをピックアップで
きるため、半導体チップの損傷を避けることが可能とな
る。また、上記ピックアップ装置は、チップ単位で半導
体チップと粘着性シートの粘着力を下げることができる
ため、ピックアップしようとする半導体チップのみを容
易にピックアップすることができる。
【0095】最後に、前述した従来例3(図8,9)の
構造は、支持台73aが略円筒形状であるため、次のよ
うな問題を生ずる。第一に、ピックアップしようとする
半導体チップ71部分のウェーハ粘着シート72を多孔
質材73bに吸着する際、隣接する半導体チップ71部
分のウェーハ粘着シート72も吸着してしまう。第二
に、支持台73aが隣接する半導体チップ71部分のウ
ェーハ粘着シート72に接するため、ヒータ73dの加
熱によって、隣接する半導体チップ71とウェーハ粘着
シート72との粘着力が低下してしまう。ゆえに、本発
明に係る半導体チップのピックアップ装置の上記機能
を、従来例3の構造によって実現することは不可能であ
る。
【0096】
【発明の効果】本発明の半導体チップのピックアップ装
置は、以上のように、粘着性シート上に貼り付けられて
いる半導体チップを該粘着性シート上より取り上げる半
導体チップのピックアップ装置において、上記粘着性シ
ートを介して上記半導体チップの1つを平面で支持する
第一支持手段と、上記第一支持手段で支持された上記半
導体チップが貼り付けられている領域のうち、該第一支
持手段で支持されていない領域の上記粘着性シートを該
半導体チップから剥離する剥離手段と、を具備した構成
である。
【0097】また、本発明の半導体チップのピックアッ
プ方法は、以上のように、粘着性シート上に貼り付けら
れている半導体チップを該粘着性シート上より取り上げ
る半導体チップのピックアップ方法において、上記粘着
性シートを介して上記半導体チップの1つを平面状の第
一支持手段で支持する工程と、上記第一支持手段で支持
された上記半導体チップが貼り付けられている領域のう
ち、該第一支持手段で支持されていない領域の上記粘着
性シートを該半導体チップから剥離する工程と、を含む
方法である。
【0098】それゆえ、以上のように、上記のピックア
ップ装置およびピックアップ方法は、粘着性シート上よ
り半導体チップを取り上げる際、粘着性シートを介して
半導体チップの1つを平面状の第一支持手段で支持し、
この第一支持手段で支持する半導体チップが貼り付けら
れている領域のうち、第一支持手段で支持されていない
領域の粘着性シートを半導体チップから剥離する。これ
により、半導体チップと粘着性シートとの粘着面積を低
減させ、粘着力を低下させた状態で、半導体チップをピ
ックアップすることができる。
【0099】ここで、従来のように半導体チップを突き
上げピン等により少数の点で支持すると、ピックアップ
時に力が特定の部分に集中するため、半導体チップが損
傷する。この点、上記のピックアップ装置およびピック
アップ方法は、半導体チップを平面で支持するため、半
導体チップを損傷することなくピックアップすることが
できるという効果を奏する。この効果は薄い半導体チッ
プのピックアップにおいて特に顕著であり、薄型パッケ
ージの組み立てを効率良く行うことを可能とする。
【0100】また、上記剥離手段が剥離するのは、第一
支持手段で支持された半導体チップが貼り付けられてい
る領域のうち、第一支持手段で支持されていない領域で
ある。また、例えば加熱手段によって第一支持手段を介
して粘着性シートを加熱する場合でも、第一支持手段が
接触するのは、ピックアップしようとする半導体チップ
が貼り付けられている領域内であるため、周囲の半導体
チップに対する粘着力の加熱による低下を避けることが
できる。よって、上記のピックアップ装置およびピック
アップ方法は、ピックアップしようとする半導体チップ
に隣接する半導体チップと粘着性シートとの粘着力を下
げることもなければ、ウエハ単位で半導体チップと粘着
性シートとの粘着力を下げることもない。すなわち、ピ
ックアップしようとする半導体チップの粘着力のみを下
げることができるという効果を奏する。これにより、例
えばX−Yテーブルによってウエハリングを移動させる
時、他の半導体チップが予期せず動くことがなく、ま
た、ウエハ交換時にウエハ上に残された不良チップが飛
散する可能性もないため、製造装置および製造工程の自
動化が容易となるという効果を奏する。
【0101】以上より、本発明に係る半導体チップのピ
ックアップ装置およびピックアップ方法によれば、鋭利
な突き上げピンで突き上げることなく半導体チップをピ
ックアップできるため、半導体チップの損傷を避けるこ
とが可能となるという効果を奏する。また、チップ単位
で半導体チップと粘着性シートの粘着力を下げることが
できるため、ピックアップしようとする半導体チップの
みを容易にピックアップでき、製造装置および製造工程
の自動化にも適しているという効果を奏する。
【0102】本発明の半導体チップのピックアップ装置
は、以上のように、さらに、上記の第一支持手段で支持
された半導体チップを、該第一支持手段で支持されてい
ない領域の上記粘着性シートを介して、点で支持する第
二支持手段を具備した構成である。
【0103】また、本発明の半導体チップのピックアッ
プ方法は、以上のように、さらに、上記の第一支持手段
で支持された半導体チップを、該第一支持手段で支持さ
れていない領域の上記粘着性シートを介して、点で支持
する工程を含む方法である。
【0104】それゆえ、さらに、上記のピックアップ装
置およびピックアップ方法は、半導体チップを平面状の
第一支持手段に加えて、第二支持手段により点で支持す
る。これにより、粘着力を低下させるために、半導体チ
ップと粘着性シートとの粘着面積を低減させた状態で
も、第一支持手段で支持されない領域を第二支持手段で
支持できるため、半導体チップをより安定して支持する
ことができる。よって、より正確なピックアップが可能
となるという効果を奏する。
【0105】また、上記の構成および方法によれば、第
一支持手段で支持されない領域の粘着性シートは、第二
支持手段の点の周囲に入り込むように変形して剥離す
る。よって、粘着性シートが必要以上に変形しないよう
に、変形量を第二支持手段により制御することができる
という効果を奏する。
【0106】本発明の半導体チップのピックアップ装置
は、以上のように、さらに、上記半導体チップを、上記
粘着性シートを介して上記第一支持手段で支持した状態
で、上記粘着性シート上より取り上げる方向へ移動させ
る押上手段を具備した構成である。
【0107】また、本発明の半導体チップのピックアッ
プ方法は、以上のように、さらに、上記半導体チップ
を、上記粘着性シートを介して上記第一支持手段で支持
した状態で、上記粘着性シート上より取り上げる方向へ
移動させる工程を含む方法である。
【0108】それゆえ、さらに、上記のピックアップ装
置およびピックアップ方法は、ピックアップ時に、ピッ
クアップしようとする半導体チップを粘着性シート上よ
り取り上げる方向へ移動させて、隣接する半導体チップ
よりも高く押し上げる。これにより、コレットが隣接す
る半導体チップに干渉することなく、目的の半導体チッ
プをピックアップできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る半導体チップのピ
ックアップ装置に設けられるホルダーを示す断面構成図
である。
【図2】図1に示したホルダーを示す斜視図である。
【図3】図1に示したホルダーを備えたピックアップ装
置の要部を示す斜視図である。
【図4】同図(a)から同図(d)は、図1に示したホ
ルダーを備えたピックアップ装置の一動作例を説明する
各工程の構成図である。
【図5】同図(a)から同図(f)は、図1に示したホ
ルダーを備えたピックアップ装置の他の動作例を説明す
る各工程の構成図である。
【図6】従来の技術に係る半導体チップのピックアップ
装置の要部を示す構成図である。
【図7】従来の技術に係るテープチップの剥離装置の概
略を示す構成図である。
【図8】従来の技術に係る半導体チップのピックアップ
装置の構成の要部を示す断面図である。
【図9】図8に示したピックアップ装置のバックアップ
ホルダの斜視図である。
【符号の説明】
1 半導体チップ 2 粘着性シート 3a バキューム孔(剥離手段) 3b 凹凸状吸着面(第二支持手段) 4a バキューム孔(剥離手段) 4b ガイド面(第一支持手段) 5 ヒーター(加熱手段) 13 上下機構ユニット(押上手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粘着性シート上に貼り付けられている半導
    体チップを該粘着性シート上より取り上げる半導体チッ
    プのピックアップ装置において、 上記粘着性シートを介して上記半導体チップの1つを平
    面で支持する第一支持手段と、 上記第一支持手段で支持された上記半導体チップが貼り
    付けられている領域のうち、該第一支持手段で支持され
    ていない領域の上記粘着性シートを該半導体チップから
    剥離する剥離手段と、を具備したことを特徴とする半導
    体チップのピックアップ装置。
  2. 【請求項2】上記の第一支持手段で支持された半導体チ
    ップを、該第一支持手段で支持されていない領域の上記
    粘着性シートを介して、点で支持する第二支持手段を具
    備したことを特徴とする請求項1に記載の半導体チップ
    のピックアップ装置。
  3. 【請求項3】上記第一支持手段が上記半導体チップの周
    縁部を支持するように配設されたことを特徴とする請求
    項1または2に記載の半導体チップのピックアップ装
    置。
  4. 【請求項4】上記剥離手段は、上記粘着性シートを吸引
    する吸引手段を備えるとともに、 該吸引手段の吸引によって、上記半導体チップが貼り付
    けられている領域の該粘着性シートを上記の第一支持手
    段および第二支持手段にならって変形させるものである
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の半導体チッ
    プのピックアップ装置。
  5. 【請求項5】上記剥離手段が上記粘着性シートを加熱す
    る加熱手段を備えることを特徴とする請求項1から4の
    何れかに記載の半導体チップのピックアップ装置。
  6. 【請求項6】上記半導体チップを、上記粘着性シートを
    介して上記第一支持手段で支持した状態で、上記粘着性
    シート上より取り上げる方向へ移動させる押上手段を具
    備したことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載
    の半導体チップのピックアップ装置。
  7. 【請求項7】粘着性シート上に貼り付けられている半導
    体チップを該粘着性シート上より取り上げる半導体チッ
    プのピックアップ方法において、 上記粘着性シートを介して上記半導体チップの1つを平
    面状の第一支持手段で支持する工程と、 上記第一支持手段で支持された上記半導体チップが貼り
    付けられている領域のうち、該第一支持手段で支持され
    ていない領域の上記粘着性シートを該半導体チップから
    剥離する工程と、を含むことを特徴とする半導体チップ
    のピックアップ方法。
  8. 【請求項8】上記の第一支持手段で支持された半導体チ
    ップを、該第一支持手段で支持されていない領域の上記
    粘着性シートを介して、点で支持する工程を含むことを
    特徴とする請求項7に記載の半導体チップのピックアッ
    プ方法。
  9. 【請求項9】上記半導体チップを、上記粘着性シートを
    介して上記第一支持手段で支持した状態で、上記粘着性
    シート上より取り上げる方向へ移動させる工程を含むこ
    とを特徴とする請求項7または8に記載の半導体チップ
    のピックアップ方法。
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