JP2000323437A - 半導体チップ剥離装置 - Google Patents

半導体チップ剥離装置

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JP2000323437A
JP2000323437A JP13166499A JP13166499A JP2000323437A JP 2000323437 A JP2000323437 A JP 2000323437A JP 13166499 A JP13166499 A JP 13166499A JP 13166499 A JP13166499 A JP 13166499A JP 2000323437 A JP2000323437 A JP 2000323437A
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JP
Japan
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adhesive sheet
chip
semiconductor chip
needle
needles
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JP13166499A
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English (en)
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Manabu Yamaguchi
山口  学
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップを粘着シートから剥離する時、チップ
が折れたり倒れたりすることのないチップ剥離装置を提
供する。 【解決手段】 ニードル支持台8上に1列に配列した複
数のニードル7を有し、このニードル7は順次高さが高
く又は低くなるようにその先端を直線的に揃えて配列さ
れ、粘着シート2に貼付された長尺細幅形状の半導体チ
ップ9を前記ニードル7により前記粘着シート2の下面
側から該粘着シート2を突き通して前記半導体チップ9
を押し上げて該粘着シート2から剥離させる半導体チッ
プ剥離装置において、前記ニードル支持台8は上下に移
動可能であると共に、前記ニードル7の高さの低いほう
の端部廻りに回転可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体チップ剥離装
置に関する。より詳しくは、リニアセンサー等の長尺細
幅のICチップを粘着シートから剥離するための半導体
チップ剥離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造プロセスにおいて、素子形成
など、通常のウェーハ工程を終了した後のダイシング工
程において、製造したウェーハをチップごとに分割して
裁断用の傷をつけ、ウェーハを角形の複数のチップにカ
ットして切り離す。このダイシングはウェーハを粘着シ
ート上に貼り付けて行う。
【0003】図2は、リニアセンサーを示す概略図であ
る。このリニアセンサーは長尺細幅形状であり、チップ
の寸法は、およそA=20〜60mm、B=0.585
mm、C=0.4〜1.3mmである。このようなリニ
アセンサーの組立て工程において、ダイシング済みの粘
着シート上のウェーハからチップが単体ごとに撮まれて
専用トレーに移載される。このようなチップの移載作業
はLCS(リニアセンサーチップ移載機)により行われ
る。
【0004】図3は、このLCSの説明図である。粘着
シート32上でダイシングによってチップごとに切り込
まれたウェーハ31は粘着シート32に貼り付けられた
状態でLCSにセットされる。このウェーハ31の上部
からサイドチャック33が下降する。サイドチャック3
3には2本のチャック部33aが備わり、このチャック
部33aでチップごとにその両側面を挟み込み保持す
る。ウェーハ31の下部からは突き上げブロック34が
上昇し、粘着シート32を吸着して固定保持する。この
粘着シート32を吸着した状態で突き上げブロック34
内に設けられたニードルユニットのニードルがチップを
突き上げ、突き上げられたチップをサイドチャック33
が粘着シート32から剥離し、専用トレー35に移載す
る。
【0005】図4は、上記図3のLCSに組み込まれた
従来のチップ剥離装置の説明図である。図示したように
突き上げブロック34内部にはニードルユニット36が
備えてあり、このニードルユニット36は、突き上げブ
ロック34が粘着シート32を吸着した後、ニードル上
昇モータ(図示しない)によって突き上げブロック34
内を上昇する。ニードルユニット36のニードル37
は、ニードル支持台38上に長尺細幅のチップ39に対
応して長手方向に沿って1列に複数本(図では4本)配
列され、そのニードル37の高さはチップ39の長手方
向端部から中央に向けて低くなるように先端を直線的に
揃えて配列されている。
【0006】この突き上げブロック34の上方にはサイ
ドチャック33が備わる。このサイドチャック33の2
本のチャック部33aでチップ39を両側面外側から挟
み込んで保持する。突き上げブロック34が粘着シート
32を吸着して固定保持した状態でニードルユニット3
6が上昇すると、ニードル37が粘着シート32を貫
き、一番高いニードル37aが最初にチップ39に接触
する。さらにニードルユニット36が上昇し、チップ3
9はニードル37aに突き上げられ、次に高いニードル
37bもチップ39に接触する。
【0007】このようにしてニードルユニット36を上
昇させるとチップ39は(A)に示すように傾斜して突
き上げられ、サイドチャック33も同時にチャック上昇
モータ(図示しない)により上昇し、(B)に示すよう
にチップ39を粘着シート32から剥離する。チップ3
9を粘着シート32から剥離すると、ニードルユニット
36は突き上げブロック34内に下降する。チャック部
33aによってチップ39を掴んで保持したサイドチャ
ック33は専用トレー35側へ移動する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
チップ剥離装置ではチップが剥離するときチップ中央に
亀裂が生じたり、チップ折れ等が起こっていた。これを
さらに説明する。図5は、従来のチップ剥離装置を用い
たときのチップの状態を示す図である。図示したよう
に、ニードルユニット36が垂直に上昇するためチップ
39が粘着シート32から剥離しはじめる時は、最初に
チップ39に接触するニードル37a1本のみでチップ
39を支える。したがって、粘着状態の中央部に対する
モーメントが大きくなり大きな曲げ応力がチップ中央部
に作用する。このためチップ中央部に亀裂40が生じ
る。またこの時チップ39の上昇姿勢が不安定であり、
前後方向(図面に垂直方向)へのチップ31の倒れの原
因となっていた。
【0009】本発明は、上記従来技術を考慮したもので
あって、チップを粘着シートから剥離する時、チップが
折れたり倒れたりすることのないチップ剥離装置の提供
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、ニードル支持台上に1列に配列した複
数のニードルを有し、このニードルは順次高さが高く又
は低くなるようにその先端を直線的に揃えて配列され、
粘着シートに貼付された長尺細幅形状の半導体チップを
前記ニードルにより前記粘着シートの下面側から該粘着
シートを突き通して前記半導体チップを押し上げて該粘
着シートから剥離させる半導体チップ剥離装置におい
て、前記ニードル支持台は上下に移動可能であるととも
に、前記ニードルの高さの低いほうの端部廻りに回転可
能であることを特徴とする半導体チップ剥離装置を提供
する。
【0011】この構成によれば、ニードル支持台を回転
させて、傾いた状態で全てのニードルを半導体チップに
当接させることにより、高さの異なる全てのニードルを
同時に半導体チップに接触させ突き上げることが可能と
なるため、粘着シートから剥離する際常に全てのニード
ルで半導体チップを支えることとなり、粘着状態でのチ
ップ中央部への曲げ応力が減少する。また上昇姿勢も安
定するため半導体チップが折れたり倒れたりすることが
なくなる。また、全てのニードルに均一に負荷がかかる
ので、ニードルの磨耗を抑制することができる。
【0012】好ましい構成例においては、前記ニードル
支持台の上方に前記半導体チップを掴んで上下に移動可
能なチップ保持手段が備わり、このチップ保持手段の上
昇動作と同期して前記ニードル支持台を上昇可能に構成
したことを特徴としている。この構成によれば、ニード
ルによって半導体チップを突き上げて上昇させるのと同
期してチップ保持手段も上昇するため、半導体チップの
粘着シートからの剥離工程をスムーズに行うことができ
る。
【0013】好ましい構成例においては、前記ニードル
支持台は突き上げブロック内に収容され、この突き上げ
ブロックは前記粘着シートの固定手段を有することを特
徴としている。
【0014】この構成によれば、突き上げブロックによ
り粘着シートの固定が可能となるため、半導体チップを
粘着シートから剥離する際粘着シートを押えて半導体チ
ップのみをスムーズに剥離できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形
態にかかる半導体チップ剥離装置の説明図である。粘着
シート2上でダイシングによってチップ9ごとに切り込
まれたウェーハは粘着シート2に貼り付けられた状態で
LCS20にセットされる。このウェーハの上部からサ
イドチャック3が下降する。サイドチャック3には2本
のチャック部3aが備わり、このチャック部3aでチッ
プ9ごとにその両側面を挟み保持する。ウェーハの下部
からは突き上げブロック4が上昇し、その上面で粘着シ
ート2を吸着する。この粘着シート2を吸着した状態で
突き上げブロック4内に設けられたニードルユニット6
がチップ9を突き上げ、突き上げられたチップ9をサイ
ドチャック3が粘着シート2から剥離し、専用トレー
(図示しない)に移載する。
【0016】突き上げブロック4内部に設けられたニー
ドルユニット6は、突き上げブロック4が粘着シート2
を吸着した後、ニードル上昇モータ(図示しない)によ
って突き上げブロック4内を上昇する。ニードルユニッ
ト6のニードル7は、ニードル支持台8上に長尺細幅の
チップ9に対応して長手方向に沿って1列に複数本(図
では4本)配列され、そのニードル7の高さはチップ9
の長手方向端部から中央に向けて低くなるように先端を
直線的に揃えて配列されている。
【0017】このニードルが低いほうのニードル支持台
8の端部には回転軸1が備えてあり、ニードル支持台8
はこの回転軸1を支点として回転可能である。また、ニ
ードル支持台8の下部にはニードル突き上げモータ10
が備えてある。
【0018】突き上げブロック4が粘着シート2を吸着
して固定保持した状態でニードルユニット6が上昇す
る。ニードル支持台8は一番高いニードル7aと一番低
いニードル7dの水平高さが等しくなるように傾斜し、
ニードルユニット6が所定の位置まで上昇すると(A)
に示すように全てのニードル37が同時に粘着シート3
2を貫き、チップ9に接触する。
【0019】この後、(B)に示すようにニードル突き
上げモータ10が上昇し、ニードル支持台8が回転軸1
を中心に回転し全てのニードル7が均等にチップ9を突
き上げる。このようにしてニードルユニット6によりチ
ップ9は傾斜して突き上げられ、このチップ9をサイド
チャック3のチャック部3aが両側から挟んで掴む。こ
の状態でサイドチャック3とニードルユニット6が同期
して上昇しチップ9を粘着シート2から引き離す。チッ
プ9を粘着シート2から剥離すると、ニードルユニット
6は突き上げブロック4内に下降する。チャック部3a
によってチップ9を掴んで保持したサイドチャック3は
専用トレー側へ移動してチップ9をトレー内に移載す
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、高さの異なる全てのニードルを同時に半導体チップ
に接触させ突き上げることが可能となるため、粘着シー
トから剥離する際常に全てのニードルで半導体チップを
支えることとなり、粘着状態でのチップ中央部への曲げ
応力が減少し、また上昇姿勢も安定するため半導体チッ
プが折れたり倒れたりすることがなくなる。全てのニー
ドルに均一に負荷がかかるので、ニードルの磨耗を抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる半導体チップ剥
離装置の説明図。
【図2】 リニアセンサーを示す概略図。
【図3】 LCSの説明図。
【図4】 図3のLCSに組み込まれた従来のチップ剥
離装置の説明図。
【図5】 従来のチップ剥離装置を用いたときのチップ
の状態を示す図。
【符号の説明】
1:回転軸、2:粘着シート、3:サイドチャック、3
a:チャック部、4:突き上げブロック、6:ニードル
ユニット、7:ニードル、8:ニードル支持台、9:チ
ップ、10ニードル突き上げモータ、20:LCS。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ニードル支持台上に1列に配列した複数の
    ニードルを有し、 このニードルは順次高さが高く又は低くなるようにその
    先端を直線的に揃えて配列され、 粘着シートに貼付された長尺細幅形状の半導体チップを
    前記ニードルにより前記粘着シートの下面側から該粘着
    シートを突き通して前記半導体チップを押し上げて該粘
    着シートから剥離させる半導体チップ剥離装置におい
    て、 前記ニードル支持台は上下に移動可能であるとともに、
    前記ニードルの高さの低いほうの端部廻りに回転可能で
    あることを特徴とする半導体チップ剥離装置。
  2. 【請求項2】前記ニードル支持台の上方に、前記半導体
    チップを掴んで上下に移動可能なチップ保持手段が備わ
    り、このチップ保持手段の上昇動作と同期して前記ニー
    ドル支持台を上昇可能に構成したことを特徴とする請求
    項1に記載の半導体チップ剥離装置。
  3. 【請求項3】前記ニードル支持台は突き上げブロック内
    に収容され、この突き上げブロックは前記粘着シートの
    固定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の半
    導体チップ剥離装置。
JP13166499A 1999-05-12 1999-05-12 半導体チップ剥離装置 Pending JP2000323437A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100865766B1 (ko) 2007-07-24 2008-10-29 (주) 에스에스피 반도체 다이 이젝팅 장치
KR100889040B1 (ko) 2007-07-24 2009-03-17 (주) 에스에스피 반도체 다이본딩 장비의 플리퍼
KR101046381B1 (ko) * 2007-11-22 2011-07-05 주식회사 하이닉스반도체 다이 픽업 장치 및 이를 이용한 반도체 칩 분리 방법
CN111640702A (zh) * 2019-03-01 2020-09-08 捷进科技有限公司 半导体制造装置及半导体器件的制造方法

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