JP5356061B2 - 剥離装置及び剥離方法 - Google Patents

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Description

本発明は、粘着シートから半導体チップ等を剥離する剥離装置及び剥離方法に関するものである。
半導体装置の製造工程において、ダイシングされた半導体チップ(以下、単にチップという。)を粘着シートからピックアップする必要がある。従来のチップ剥離装置として、粘着シートを保持するステージと、このステージに対して進退する突き上げ台と、この突き上げ台によって突き上げられるニードルとを備えたものがある(特許文献1)。すなわち、突き上げ台によって突き上げられたニードルによりステージの粘着シートを裏面側から突いて、チップを粘着シートから離脱させるように構成されている。
前記特許文献1のものは、図5及び図6に示すように、チップの中央部を突き上げる1本の第1突き上げピン101と、第1突き上げピン101の周囲に配設される4本の第2突き上げピン102とで突き上げ部材を構成している。図5に示すように、第1突き上げピン101は、第1突き上げピン駆動機構103に連結されており、第2突き上げピン102は、第2突き上げピン駆動機構104に連結されている。これにより、第1突き上げピン101と第2突き上げピン102とは独立した駆動機構により駆動される。
そして、チップ105を粘着シート106から剥離する際には、まず、図7(a)に示すように、第1突き上げピン101及び第2突き上げピン102から構成される剥離装置の突き上げ機構を、チップ105の下方に位置させる。そして、図7(a)の矢印Dに示すように、第1突き上げピン101と第2突き上げピン102とを一体的に上昇させる。これにより、チップ105のコーナー部は4本の第2突き上げピン102で突上げられ、粘着シート106からチップ周縁部を初期剥離させる。その後、図7(b)の矢印Eに示すように、第2突き上げピン102を下降させて、最終的には図7(c)に示すように、第1突き上げピン101の1本のピンがチップ105に接触してチップ105を保持することになる。これにより、チップ105はさらに外周側から剥離し、チップ105を粘着シート106から完全に剥離することができる。
特開2007−115934号公報
しかしながら、特許文献1に記載の剥離装置では、初期剥離を行う場合及びその後の剥離を行う場合、チップを保持している箇所がピンの接触している点のみとなる。特に、チップ周縁部の初期剥離を行った後では1本のピンのみがチップに当接するため、1点に応力が集中する。このため、ピンの当接箇所であるチップに過大な負荷が集中し、特に極薄チップを剥離させる場合、チップ割れが発生するおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みて、粘着シートから剥離する際に、電子部品にかかる負荷を分散させることができて、チップの一部分に過大な負荷が集中するのを防止することができ、電子部品の割れを防止することができる剥離装置及び剥離方法を提供する。
本発明の剥離装置は、粘着シート上に貼付けられて配置された薄肉平板状の電子部品を剥離する剥離装置であって、前記電子部品よりも、その外形が小さい突上面部を有する第1突上手段と、複数のピン部材を有する第2突上手段と、前記第1突上手段の突上面部を上下動させる第1駆動機構と、前記第2突上手段のピン部材を上下動させる第2駆動機構と、前記突上面部とピン部材、又は突上面部のみが、電子部品を、粘着シートを介して下方から突き上げて電子部品の周縁部を剥離させる初期剥離を行った後、前記ピン部材の先端を突上面部よりも上位に位置させて電子部品の剥離を促進させるように、前記第1駆動機構と第2駆動機構とを制御する制御手段とを備え、前記第1突上手段の突上面部の上面に真空吸引用の通路となる凹溝を格子状に配列して、この突上面部の上面に正方形の複数の小区画部を形成し、かつ各小区画部の略中心部に前記第2突き上げ手段のピン部材を配置したものである。
本発明の剥離装置によれば、第1突上手段の突上面部を上昇させて、電子部品に面状に当接することにより、電子部品にかかる負荷を分散させることができる。この場合、突上面部の外形は、電子部品の外形よりも小であるため、第1突上手段にて電子部品の周縁部を剥離させる初期剥離を行うことができる。これにより、電子部品の初期剥離を行う際に、電子部品の一部分に過大な負荷が集中するのを防止することができる。その後、第2突上手段の複数のピン部材が電子部品に点状で当接することになる。この場合、複数のピン部材が電子部品に当接することになって、ピン部材1本当たりにかかる負荷が緩和され、電子部品全体として応力が分散されることになる。これにより、電子部品にかかる負荷を分散させつつ電子部品の剥離を促進させることができ、電子部品の一部分に過大な負荷が集中するのを防止することができる。このようにして、初期剥離は突上面部が電子部品に面状に当接し、その後はピン部材が電子部品に複数の点状で当接することにより、電子部品にかかる負荷を分散させつつ段階的に剥離を行うことができる。
前記第1突上手段の突上面部の上面に凹溝が形成され、この凹溝を真空吸引用の通路とすることができる。これにより、凹溝を介して粘着シートを吸引することができ、初期剥離の際に電子部品を面状に受けつつ、電子部品の周縁部以外の部位(凹溝に対応する部位)においても剥離を促進させることができる。
凹溝を格子状に配列することができる。これにより、電子部品の全面にわたって均等に負荷を分散させることができる。
本発明の剥離方法は、粘着シート上に貼付けられて配置された薄肉平板状の電子部品を、前記粘着シートの下面から突き上げて剥離する剥離方法において、上面に真空吸引用の通路となる凹溝を格子状に配列して正方形の複数の小区画部を形成した突上面部を、電子部品に粘着シートを介して下方から突き上げて、電子部品の周縁部を剥離する初期剥離を行った後、各小区画部の略中央部において、ピン部材の先端を前記突上面部よりも上位に位置させて、電子部品の剥離を促進させるものである。
本発明の剥離方法によれば、初期剥離を行う場合、突上面部が電子部品に面状に当接することになって、電子部品にかかる負荷を分散させることができる。これにより、電子部品の一部分に過大な負荷が集中するのを防止することができる。その後、複数のピン部材が電子部品に点状で当接することになって、ピン1本当たりにかかる負荷が緩和され、電子部品全体として応力が分散されることになる。これにより、電子部品にかかる負荷を分散させつつ電子部品の剥離を促進させることができ、電子部品の一部分に過大な負荷が集中するのを防止することができる。
本発明の他の剥離方法は、粘着シート上に貼付けられて配置された薄肉平板状の電子部品を、前記粘着シートの下面から突き上げて剥離する剥離方法において、上面に真空吸引用の通路となる凹溝を格子状に配列して正方形の複数の小区画部を形成した突上面部を、電子部品に粘着シートを介して下方から突き上げて、電子部品の周縁部を剥離する初期剥離を行った後、各小区画部の略中央部において、ピン部材の先端を前記突上面部よりも上位に位置させ、その後、電子部品の中央部に対応するピン部材の先端が、電子部品の外周側に対応するピン部材の先端よりも上位となるようにするものである。
本発明の他の剥離方法によれば、複数のピン部材を突上面部よりも上位に位置させた後、電子部品の中央部に対応するピン部材の先端が、電子部品の外周側に対応するピン部材の先端よりも上位となるようにしているため、電子部品の周縁部より内側の剥離を段階的に行うことができ、より大きな剥離力を付与することができる。
本発明の剥離装置では、電子部品にかかる負荷を分散させつつ段階的に剥離を行うことができるので、電子部品の一部分に過大な負荷が集中するのを防止することができ、電子部品の割れを防止することができる。
凹溝を介して粘着シートを吸引すると、初期剥離の際に電子部品を面状に受けつつ、電子部品の周縁部以外の部位においても剥離を促進させることができるため、容易かつ確実に剥離することができる。
前記凹溝を格子状に配列すると、より一層電子部品にかかる荷重を分散させて、一部分に過大な負荷が集中するのを防止することができ、電子部品の割れを一層防止することができる。
本発明の剥離方法では、粘着シートからチップを剥離させる際に、電子部品の割れを防止することができる。
本発明の他の剥離方法では、電子部品の周縁部より内側の剥離を段階的に行うことができ、より大きな剥離力を付与することができるため、初期剥離後の剥離を一層確実なものとすることができる。この場合、最終的には、前記剥離方法よりも少数のピン部材が電子部品に当接することになるため、例えば、剛性が大である電子部品の剥離を行う場合や、粘着力が大である粘着シートから剥離を行う場合に特に最適となる。
本発明の実施形態を示す剥離装置の簡略断面図である。 前記図1の剥離装置の簡略平面図である。 本発明の実施形態を示す剥離方法の説明図であり、(a)はチップの下方に突き上げ機構を位置させた図、(b)は第1突上手段及び第2突上手段を上昇させた図、(c)は第2突上手段をさらに上昇させた図である。 本発明の他の実施形態を示す剥離方法の説明図であり、(a)はチップの下方に突き上げ機構を位置させた図、(b)は第1突上手段及び第2突上手段を上昇させた図、(c)は第2突上手段をさらに上昇させた図、(d)は電子部品の周縁部に対応するピン部材を下降させた図である。 従来の剥離装置の簡略断面図である。 前記図5の剥離装置の簡略平面図である。 従来の剥離装置の使用状況を示す要部拡大簡略側面図であり、(a)は使用前、(b)は使用途中、(c)は使用後である。
以下本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
この剥離装置は、半導体チップ21(以下、チップという)等の電子部品を回路基板に実装する実装動作を行う装置の一部であり、チップ21を回路基板に実装する前に、粘着シート20に固着されたチップ21を突き上げて、粘着シート20からチップ21を剥離させるものである。
この剥離装置は、図1に示すように、粘着シート20上に貼付けられて配置されたチップ21を、粘着シート20の下面から突き上げる突き上げ機構1をステージ2内に備えている。この突き上げ機構1は、図1に示すように、第1突上手段3と、第2突上手段4と、第1駆動機構5と、第2駆動機構6と、制御手段50とを備えている。
第1突上手段3は、チップ21よりも外形が小さい正方形の突上面部10を有している。この突上面部10の上面には、図2に示すように、凹溝8が格子状に配列されている。すなわち、突上面部10の一対の辺に平行に延びる3本の凹溝8が形成され、これと直交する方向に3本の凹溝8が形成されている。これにより、平面視において正方形の小区画部7が16個(4行4列)配列される。
第2突上手段4は、複数のピン部材9から構成されている。ピン部材9は、先端部に先細テーパ部を有し、先端縁はチップ21を傷付けない程度に鋭くなっている。ピン部材9は、図2に示すように小区画部7の略中央部に位置するように、夫々の小区画部7に形成された孔(図示省略)に嵌まっている。これにより、16本のピン部材9が4行4列に配置される。第1駆動機構5は、突上面部10を上下動させるものであり、第2駆動機構6は、ピン部材9を上下動させるものである。これら第1駆動機構5及び第2駆動機構6は、制御手段50に連結されている。
制御手段50は、例えばマイクロコンピュータ等から構成されている。制御手段50は、突上面部10がチップ21を下方から突き上げて、チップ21の周縁部を剥離させる初期剥離を行った後、ピン部材9の先端を突上面部10よりも上位に位置させてチップ21の剥離を促進させるように、第1駆動機構5と第2駆動機構6とを制御する。
第1駆動機構5及び第2駆動機構6は、従来の方法を用いて構成することができる。例えば、カムとカムフォロアを用いた機構、シリンダを用いた機構、さらにボールねじ軸を用いた機構など様々な機構を適用することができる。
また、本発明の剥離装置は、粘着シート20を下方に吸着するための吸着機構(図示省略)を備えている。これにより、ステージ2の内面と第1突上手段4の外面との空間11、及び第1突上手段4の内部空間12を介して真空吸引される。そして、内部空間12は、図示省略の連通路により凹溝8に連通しており、この凹溝8を介して粘着シート20を真空吸引することができる。
次に、本発明の剥離装置を使用して粘着シート20からチップ21を剥離する方法について説明する。まず、図3(a)に示すように、剥離装置の突き上げ機構1を剥離すべきチップ21の下方に位置させる。この場合、チップ21の中央部に第1突上手段3の中央部が対応するように突き上げ機構1を位置させ、平面視において、チップ21の外周縁よりも内側に突上面部10の外周縁が収まるようにする。
その後、制御手段50が第1駆動機構5及び第2駆動機構6を制御して、突上面部10及びピン部材9を、図3(a)の矢印Aに示す向きに上昇させる。そして、図示省略の吸着機構にて粘着シート20を下方に吸着する。突上面部10の外形は、チップ21の外形よりも小であるため、図3(b)に示すように、チップの周縁部を剥離させることができる(初期剥離)。この場合、突上面部10にてチップ21と面状に当接することができるため、チップ21にかかる負荷を分散させることができる。これにより、チップ21の初期剥離を行う際に、チップ21の一部分に過大な負荷が集中するのを防止することができる。しかも、凹溝8を介して粘着シート20を吸引しているため、初期剥離の際にチップ21の全面を面状に受けつつ、チップ21の周縁部以外の部位においても剥離を促進することができる。
その後、制御手段50は第2駆動機構6を制御して、ピン部材9を図3(b)の矢印Bに示す向きにさらに上昇させ、ピン部材9の先端を面状部材10よりも上位に位置させる。これにより、チップ21は図3(c)に示すように、16本のピン部材9で保持されることになって剥離が促進される。このとき、16本のピン部材がチップ21に16個の点で当接することになって、ピン部材9の1本当たりにかかる負荷が緩和される。従って、チップ21全体にかかる負荷が分散され、チップ21全体として応力が分散されることになり、チップ21の一部分に過大な負荷が集中するのを防止することができる。この場合、図3(c)に示すように、凹溝8を介した吸引により粘着シート20が下方に吸着されて、隣り合うピン部材間に存在する粘着シート20は、チップ21から既に剥離した状態となっている。このようにして、チップ21の外側から内側へチップ21を粘着シート20から剥離する。そして、チップ21の粘着シート20からの剥離とほぼ同時に、チップ21の上方にあるコレット16にチップ21を吸着させている。
前記工程では、チップ21の粘着シート20からの剥離とほぼ同時に、チップ21の上方にあるコレット16にチップ21を吸着させているが、粘着シート20からチップ21を剥離した後に、コレット16を下降させてチップ21を吸着することも可能である。
本発明では、チップ21にかかる負荷を分散させつつ段階的に剥離を行うことができるので、チップ21の一部分に過大な負荷が集中するのを防止することができ、チップ21の割れを防止することができる。
凹溝8を介して粘着シート20を吸引すると、初期剥離の際にチップ21を面状に受けつつ、チップ21の周縁部以外の部位においても剥離を促進させることができるため、容易かつ確実に剥離することができる。
凹溝8を格子状に配列すると、より一層チップ21にかかる荷重を分散させて、一部分に過大な負荷が集中するのを防止することができ、チップ21の割れを一層防止することができる。
次に、本発明の剥離装置を使用して粘着シート20からチップ21を剥離する他の剥離方法について説明する。この場合、少なくとも第2駆動機構6は、チップの中央に対応する4本のピン部材9の上下動と、チップの外周側に対応する12本のピン部材9の上下動とを独立して行うことができる機構となっている。まず、前記実施形態と同様の方法で、剥離装置の突き上げ機構1をチップ21の下方に位置させ(図4(a))、面状部材10及びピン部材9を上昇させて、チップ21の周縁部を剥離させる(図4(b))。そして、ピン部材9を、図4(b)の矢印Bに示す向きにさらに上昇させ、ピン部材9の先端を面状部材10よりも上位に位置させる(図4(c))。
その後、チップの中央に対応する4本のピン部材9が高くなるように、チップの外周側に対応する12本のピン部材9を、図4(c)の矢印Cに示す向きに下降させている。すなわち、少なくとも最も外周側に位置するピン部材9を下降させて、図4(d)に示すように、中央に対応するピン部材9との間に段差を設ければよい。このようにして、中央部が高くなるようにピン部材9に段差を設けると、チップ21の周縁部より内側の剥離を段階的に行うことができ、より大きな剥離力を付与することができる。このため、初期剥離後の剥離を一層確実なものとすることができる。
このように、他の剥離方法についても同様に、粘着シート20からチップ21を剥離することができる。この場合、最終的には、前記剥離方法よりも少数のピン部材9がチップ21に当接することになるため、特に剛性が大であるチップ21の剥離を行う場合や、粘着力が大である粘着シート20から剥離を行う場合に最適となる。なお、図4に示す剥離方法において、図3に示す剥離方法と同様の構成については、図3と同一符号を付してその説明を省略する。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、突上面部10は平面視矩形に限らず、円形、長方形、楕円形、多角形等種々の形状とすることができる。また、ピン部材9や小区画部7は4行4列に限られず、さらに多数の行列であっても少数の行列であってもよい。行と列とでピン部材9や小区画部7の数を相違させてもよく、等ピッチであっても不等ピッチであってもよい。また、凹溝8を格子状とすることなく、小区画部7をランダムに配置してもよい。小区画部7は矩形状に限られず、円形、長方形、楕円形、多角形等種々の形状とすることができる。小区画部7は、突上面部10の全体にわたって設けることなく、少なくともチップ21のコーナー部に対応する部位に設ければ良い。突上面部10は凹溝8を有しないものであってもよい。ピン部材9の先端面をアール状としてもよい。これにより、チップ裏面を傷付けるのを一層防止することができる。また、実施形態ではピン部材9を先端に先細テーパ部を有するものとしたが、先端部がチップ裏面と点状接触するものであれば、テーパ部を有さないものであってもよい。すなわち、上端面から下端面にわたって一定の断面を有する極細の部材(例えば円柱や角材)にて構成することができる。
剥離方法としては、実施形態では最初に突上面部10とピン部材9との両方を上昇させたが、突上面部10のみを上昇させてもよい。また、最初に突上面部10とピン部材9とを上昇させた場合、実施形態ではピン部材9をさらに上昇させたが、突上面部10を下降させることにより、ピン部材9のみがチップ21に当接するようにしてもよい。また、他の剥離方法として、実施形態では図4(c)の矢印Cに示すように、チップ21の周縁部に対応する12本のピン部材9を下降させたが、チップ21の中央に対応する4本のピン部材9をさらに上昇させることにより、中央に対応するピン部材9と、周縁部に対応するピン部材9との間に段差を設けることもできる。
3 第1突上手段
4 第2突上手段
5 第1駆動機構
6 第2駆動機構
8 凹溝
9 ピン部材
10 突上面部
20 粘着シート
21 チップ
50 制御手段

Claims (3)

  1. 粘着シート上に貼付けられて配置された薄肉平板状の電子部品を剥離する剥離装置であって、
    前記電子部品よりも、その外形が小さい突上面部を有する第1突上手段と、
    複数のピン部材を有する第2突上手段と、
    前記第1突上手段の突上面部を上下動させる第1駆動機構と、
    前記第2突上手段のピン部材を上下動させる第2駆動機構と、
    前記突上面部とピン部材、又は突上面部のみが、電子部品を、粘着シートを介して下方から突き上げて電子部品の周縁部を剥離させる初期剥離を行った後、前記ピン部材の先端を突上面部よりも上位に位置させて電子部品の剥離を促進させるように、前記第1駆動機構と第2駆動機構とを制御する制御手段とを備え、前記第1突上手段の突上面部の上面に真空吸引用の通路となる凹溝を格子状に配列して、この突上面部の上面に正方形の複数の小区画部を形成し、かつ各小区画部の略中心部に前記第2突き上げ手段のピン部材を配置したことを特徴とする剥離装置。
  2. 粘着シート上に貼付けられて配置された薄肉平板状の電子部品を、前記粘着シートの下面から突き上げて剥離する剥離方法において、
    上面に真空吸引用の通路となる凹溝を格子状に配列して正方形の複数の小区画部を形成した突上面部を、電子部品に粘着シートを介して下方から突き上げて、電子部品の周縁部を剥離する初期剥離を行った後、
    各小区画部の略中央部において、ピン部材の先端を前記突上面部よりも上位に位置させて、電子部品の剥離を促進させることを特徴とする剥離方法
  3. 粘着シート上に貼付けられて配置された薄肉平板状の電子部品を、前記粘着シートの下面から突き上げて剥離する剥離方法において、
    上面に真空吸引用の通路となる凹溝を格子状に配列して正方形の複数の小区画部を形成した突上面部を、電子部品に粘着シートを介して下方から突き上げて、電子部品の周縁部を剥離する初期剥離を行った後、
    各小区画部の略中央部において、ピン部材の先端を前記突上面部よりも上位に位置させ、
    その後、電子部品の中央部に対応するピン部材の先端が、電子部品の外周側に対応するピン部材の先端よりも上位となるようにすることを特徴とする剥離方法
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