JP2008184080A - 車両用シートのシートバック構造 - Google Patents

車両用シートのシートバック構造 Download PDF

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Abstract

【課題】シートバックの頂部において操作用部材とトリムの間に隙間が発生するのを防止して該頂部の形状性を確保し得るシートバック構造を提案する。
【解決手段】パッド3の外側をトリム4で被包して形成されるとともに、頂部1aには操作用部材6がトリム4の表面側から挿入状態で取付けられたシートバックにおいて、頂部1aにおけるトリム4の裏面側に、操作用部材6の外面形状に対応する外面形状をもつ硬質材でなる補助部材5を配置するとともに、該補助部材5に操作用部材6を取付けてトリム4を挟着する。係る構成によれば、操作用部材6によってトリム4に押付力がかかっても、該操作用部材6との間でトリム4を挟持する操作用部材6が硬質材で構成され変形性が低いことから、トリム4は操作用部材6側からの押付力を受けて操作用部材6の表面形状に沿って的確に変形し、操作用部材6の周縁とトリム4の間に隙間が生じることが可及的に防止され、シートバック1の頂部1aの近傍に於ける形状性が向上する。
【選択図】図2

Description

本願発明は、シートバックの頂部にスライド機構等の操作用部材を備えた構成のシートバックにおいて、上記シートバックの表面を形成するトリムと上記操作用部材との間におけるシート製作過程での不都合を解消するためのシートバック構造に関するものである。
一般に車両用シートにおいては、スライド機構とかウォークイン機構等のシートの挙動に係る各種機構が備えられるが、その場合、操作性の確保という観点から、上記各機構の操作用部材をシートバックの頂部近傍に配置することが多い。また、この場合、シートバックは、フレームの外側に配置されたパッドの外表面をトリムで被包して構成されているため、上記操作用部材の取付けに際しては、該操作用部材の一部を、上記トリムを貫通させてシートバック内部側へ挿入し、これを上記フレーム側へ連結するのが通例である(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3を参照)。
特開2006−69330号公報 特開2005−80740号公報 特開平9−188174号公報。
ところで、上述のように、パッドの外表面をトリムで被包して構成されたシートバックの頂部に上記操作用部材を、上記トリムの外側からこれを貫通して挿入し、上記フレーム側に取付ける場合、該操作用部材の周縁部において該操作用部材と上記トリムとの間に隙間が生じて商品価値を損ねるという問題があった。
即ち、特許文献1〜3に示されるものは、全て、外周縁を枠状の鍔部とした略矩形箱状形体をもつ操作用部材を、シートバックの頂部にトリムの外面側から埋め込み状態で配置し、上記鍔部を上記トリムの表面側に押し付けた状態でシートバックフレームに固定するようにしている。そして、上記操作用部材に対応するトリムの裏面側にはパッドが配置され、該パッドによって上記頂部の形状出しが行なわれている。
しかし、このような構成においては、上記パッドが弾性材であって加圧力を受けて弾性変形する性状をもつことから、上述のように上記操作用部材の鍔部によって上記トリムをその表面側から押し付けると上記トリムが弾性変形し、その結果、上記トリムの表面と上記操作用部材の鍔部の周縁部分との間に隙間が不可避的に生じ、延いては該頂部の形状出しが損なわれることになるものである。
そして、このような隙間は、上記操作用部材の取付部が狭いスペースで且つその周囲が凸状の隅部となっている部分、即ち、周囲に対して局部的に隆起した狭い部位である場合には縫製されたトリムの隅部分の内側にパッドを十分に沿わせることが難しく該パッドとトリムの間に空隙が生じ易いことから、また上記トリムが比較的厚い素材であるとか、硬くて変形しにくい素材である場合には、該トリムは上記操作用部材で押し付けられたときそれ自身が変形して上記パッドの表面形状に沿うよりも該パッドを変形させるように働くことから、特に上記隙間が発生し易い。
従って、シートバックの頂部における形状性を確保するためには、該頂部における上記隙間の発生を可及的に防止することが必要であるが、従来のシートバックにおいては係る観点からの考察はなされておらず、この点において改善の余地がある。
そこで本願発明では、シートバックの頂部に操作用部材が配置されたものにおいて、該操作用部材とシートバックの表面を形成するトリムとの間の隙間の発生を可及的に防止して該頂部の形状性を高め、延いてはシートバックの商品価値の向上を図り得るようにしたシートバック構造を提案することを目的としてなされたものである。
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
本願の第1の発明では、パッド3の外側をトリム4で被包して形成されるとともに、頂部1aの上面側には操作用部材6が上記トリム4の表面側から上記頂部1a内に挿入状態で取付けられた車輌用シートのシートバックにおいて、上記頂部1aにおける上記トリム4の裏面側に、上記操作用部材6の外面形状に対応する外面形状をもつ硬質材でなる補助部材5を配置するとともに、上記補助部材5には、該補助部材5との間で上記トリム4を挟着するようにして上記操作用部材6を取付けたことを特徴としている。
本願の第2の発明では、上記第1の発明に係る車輌用シートのシートバック構造において、上記頂部1aを、シートバック1の肩部とし、且つ周辺部位1cに対して局部的に隆起した形状としてことを特徴としている。
本願の第3の発明では、上記第2の発明に係る車輌用シートのシートバック構造において、上記補助部材5を、上記操作用部材6の取付部分よりも面方向外側部分においては上記頂部1aの外面形状に略合致した面形状とし、上記トリム4をその裏面から直接的に支持するようにしたことを特徴としている。
本願の第4の発明では、上記第1、第2又は第3の発明に係る車輌用シートのシートバック構造において、上記補助部材5と上記操作用部材6を、上記シートバック1のフレーム2に固定されたブラケット10に対して、固定ボルト9により共締め固定したことを特徴としている。
本願発明では次のような効果が得られる。
(a)本願の第1の発明に係る車輌用シートのシートバック構造によれば、パッド3の外側をトリム4で被包して形成されるとともに、頂部1aの上面側には操作用部材6が上記トリム4の表面側から上記頂部1a内に挿入状態で取付けられた車輌用シートのシートバックにおいて、上記頂部1aにおける上記トリム4の裏面側に、上記操作用部材6の外面形状に対応する外面形状をもつ硬質材でなる補助部材5を配置するとともに、上記補助部材5には、該補助部材5との間で上記トリム4を挟着するようにして上記操作用部材6を取付けているので、上記操作用部材6によって上記トリム4に押付力がかかっても、該操作用部材6との間で上記トリム4を挟持する上記操作用部材6が硬質材で構成され変形性が低いことから、上記トリム4は上記操作用部材6側からの押付力を受けることで上記操作用部材6の表面形状に沿って的確に変形し、上記操作用部材6の周縁とこれに対応する上記トリム4の間に隙間が生じることが可及的に防止され、その結果、上記シートバック1の頂部1aの近傍に於ける形状性が向上し、延いてはシートバック1の商品価値の向上が期待できるものである。
(b)本願の第2の発明に係る車輌用シートのシートバック構造によれば、上記頂部1aが、シートバック1の肩部であって、且つ周辺部位1cに対して局部的に隆起した形状とされているため、係る形体は、例えば、従来のように上記トリムの裏面側にパッドが存在し該パッドによってトリムの形状出しが行なわれる構成であるとすれば、操作用部材の取付けによって上記パッドが変形して上記操作用部材の周縁部分とこれに対応するトリムとの間に隙間が最も生じ易い形体であるといえるが、この発明では上記補助部材5の存在によって上記隙間の発生が可及的に防止されることから、上記の如き特異な形体であったとしても、これに影響されることなく、上記(a)に記載の効果が得られるものである。
(c)本願の第3の発明に係る車輌用シートのシートバック構造によれば、上記(b)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記補助部材5を、上記操作用部材6の取付部分よりも面方向外側部分においては上記頂部1aの外面形状に略合致した面形状とし、上記トリム4をその裏面から直接的に支持するようにしているので、上記補助部材5によって上記操作用部材6の取付けにも拘らず、該操作用部材6の取付部分のみならずその周辺部分における上記トリム4の形状出しが良好に行なわれ、その結果、上記シートバック1の頂部1a全体の形状性が確保され、延いてはシートバック1の商品価値の更なる向上が図れるものである。
(d)本願の第4の発明に係る車輌用シートのシートバック構造によれば、上記(a)、(b)又は(c)に記載の効果に加えて以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記補助部材5と上記操作用部材6を、上記シートバック1のフレーム2に固定されたブラケット10に対して、固定ボルト9により共締め固定しているので、例えば、これら各部材を個別に固定する場合に比して、部材点数が低減されるとともに作業性が向上し、その結果、シートバック1全体としての低コスト化が図れるものである。
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
図1には、本願発明に係るシートバック構造が適用された車輌用シートのシートバック1の頂部寄り部分を示している。
このシートバック1は、フレーム2の周囲に配置されたパッド3の外表面をトリム4によって被包して構成されるものであって、その頂部は、比較的小さい幅寸法をもつ左右一対の頂部1a、1bと、該一対の頂部1a、2b間に位置して該一対の頂部1a、2bより低位に位置する中央頂部1cとからなる凹凸形状とされている。
そして、上記中央頂部1cにはヘッドレスト(図示省略)が装着される一方、上記一対の頂部1a、1bのうち、上記シートバック1の左側に位置する左側頂部1aには、次述する操作用部材6が配置されるとともに、該操作用部材6は図2及び図3に示すように、後述の補助部材5及びブラケット10を介して上記フレーム2側に固定される。
「操作用部材6の構成」
上記操作用部材6は、例えば、シートに備えられたウォークイン機構とかプルダウン機構等をシートバック1の頂部側において操作するためのものであって、上記左側頂部1aの上面側から上記トリム4を貫通して埋没配置されている。
上記操作用部材6は、図2〜図4に示すように、取付ベース7と該取付ベース7内に収納配置されるレバー8を備えて構成される。
上記取付ベース7は、全体として略矩形の平面形状をもつとともに、上記シートバック1の左側頂部1aの表面形状に沿うような曲面状の側面視形状をもつ略箱型部材とされる。そして、この取付ベース7は、その内部空間を次述するレバー8が収容されるレバー収納部70とするとともに、該レバー収納部70の周囲を取り囲む側壁部72と、該レバー収納部70の底部を構成する底壁部76と、上記側壁部72の上端を取り囲むようにその全域に亘って設けられたフランジ部71を備えている。尚、このフランジ部71は、上記シートバック1の左側頂部1aの表面形状に沿うような曲面状の側面視形状を有している。
また、上記取付ベース7の上記底壁部76は後述するブラケット10への取付部となるものであって、ここには左右一対のボルト座部73が設けられている。さらに、上記取付ベース7の上記側壁部72の外面側には、該側壁部72から下方へ延出した状態でケーブル固定部75が設けられている。
上記レバー8は、上記取付ベース7の上記フランジ部71と略同様の曲面状の側面視形状をもち、上記取付ベース7の上記レバー収納部70内に収納されるとともに、曲面方向の一端側が、上記取付ベース7の側壁部72の対向部位間に跨って配置された支持軸74によって上記取付ベース7側に枢支され、該支持軸74を中心として上下方向へ回動可能とされている。また、上記レバー8は、上記支持軸74部分に設けられたバネ(図示省略)によって常時下方(即ち、上記取付ベース7のレバー収納部70内に没入する方向)へ回動付勢される一方、上記取付ベース7の上記ケーブル固定部75に取付けられるケーブル(図示省略)の一端が連結されており、上記レバー8を上記バネの付勢力に抗して引上げ操作することで上記ケーブルを介して所要の機構が操作されるようになっている。
「ブラケット10の構成」
上記ブラケット10は、図2、図3及び図6に示すように、板材を略コ形に折曲させて構成されるものであって、その折曲方向の中央に位置する座面部10aと該座面部10aの左右両側に設けられて該座面部10aを挟んで対向する一対の脚部10b、10cを備えている。また、上記座面部10aには、位置決め孔21と、矩形の各頂点にそれぞれ位置する四本のボルト孔22が設けられている。尚、これら四本のボルト孔22は、上記ブラケット10をシートバック1に左側に配置するものと、右側に配置するものとの共用化を図る意味で設けたものであり、実際の使用に際しては、上記座面部10aの長軸を挟んでその各側に位置する二本が使用される。
そして、上記ブラケット10は、図2及び図3に示すように、その一対の脚部10b,10c間に上記フレーム2の左肩部を嵌入させた状態でこれら同士を溶接固定することで該フレーム2と一体化されている。尚、このブラケット10は、その固定状態において上記座面部10aの面方向がシート幅方向に略合致するように、該フレーム2に対する取付位置が設定されている。
「補助部材5の構成」
上記補助部材5は、本願発明の要旨を成すものであて、図1〜図3及び図5に示すように、上記シートバック1の左側頂部1aの上記操作用部材6の取付部を含む上端部分の外面形状に略合致する外面形状をもつ樹脂成形体で構成され、その上面中央部分には上記操作用部材6の上記取付ベース7が所定隙間(具体的には、上記トリム4の介在を許容し得るような隙間)をもって嵌入可能な凹部50が設けられている。
また、上記凹部50を取り囲む内側壁52のうち、上記凹部50をその幅方向に挟んで対向する部位は、該凹部50の前後方向略中央寄り位置では該凹部50の幅方向へ延びる座面53によって連続されるが、それ以外の部分ではその下端が切り落とし端とされ、後述のように上記トリム4の開口縁に設けられたフック11を掛止させるための掛止部56とされる。
上記補助部材5は、上記座面53に一対のボルト孔55を設けるとともに、該座面53の下面側には下方へ突出状態で位置決め突起54を設けている。ここで、上記ボルト孔22と上記位置決め突起54の形成位置は、上記ブラケット10側の上記ボルト孔22と上記位置決め孔21にそれぞれ対応するように設定されている。さらに、上記座面53の側部寄り位置には、図2に示すように、該座面53から下方へ延出し、上記ブラケット10の座面部10aに掛止可能な掛止爪58が設けられている。
また、上記内側壁52の上端全周には、該上端に連続して略直交方向外側へ延出する上面壁57が設けられるとともに、さらにこの上面壁57の外端に連続して下方へ延出する外周壁51が設けられている。この上面壁57は、後述のように上記操作用部材6の上記取付ベース7のフランジ部71との間で上記トリム4を挟着するものである。さらに、上記外周壁51は、後述のように、直接上記トリム4にその裏面側から当接して上記シートバック1の左側頂部1aにおいて上記操作用部材6の周辺部分の形状を規定するものである。
「各部材の組付」
図2及び図3に示すように、上記フレーム2に固定された上記ブラケット10の上記座面部10aに対して、その上方側から上記補助部材5を載置し、該補助部材5側の上記位置決め突起54を上記ブラケット10側の上記位置決め孔21に嵌挿するとともに、上記補助部材5側の各ボルト孔55を上記ブラケット10側の上記ボルト孔22に重合させる。この時、上記操作用部材6の座面53側に設けた上記掛止部58が上記ブラケット10の座面部10aの端縁に掛止されることで、上記操作用部材6の上記ブラケット10に対する仮止めがなされる。このように、上記ブラケット10に上記補助部材5を取付けることによって、上記シートバック1の上記左側頂部1a部分においては、上記トリム4を配置することなく、その形状出しが行なわれる。
このように上記補助部材5を上記ブラケット10に取付けた状態で、上記フレーム2及び上記トリム4を上記操作用部材6と共に、予め縫製されたトリム4によって被包する。そして、図2に示すように、上記トリム4の端縁4aに取付けたフック11を上記操作用部材6の上記掛止部56に掛止する。
しかる後、上記補助部材5に対して上記操作用部材6を組付け、固定ボルト9によって上記操作用部材6と補助部材5を上記ブラケット10に対して共締め固定する。以上で、上記操作用部材6のシートバック1の左側頂部1aへの取付け作業が完了する。
「作用及び効果の説明」
図2は、上記操作用部材6の取付完了状態を示している。この状態では、上記トリム4は、その周縁部が上記補助部材5の内側壁52の下端の掛止部56に掛止された状態で、該内側壁52に沿って上方へ引き出され、更に該内側壁52の上端側から上記上面壁57及び上記外周壁51の外面に沿って下方へ引き出される。
ここで、上記操作用部材6を上記固定ボルト9によって上記補助部材5側に締め付けると、上記トリム4は上記操作用部材6の上記取付ベース7のフランジ部71と上記補助部材5の上記上面壁57の間で挟着されるが、この場合、この実施形態では上記操作用部材6が硬質の樹脂材で構成されているので、該操作用部材6の変形は極めて小さな範囲に規制される。この結果、上記トリム4は上記補助部材5の上記上面壁57の外面形状に沿って的確に変形され、該トリム4と上記フランジ部71との間に隙間が生じるのが可及的に防止される。また、上記トリム4の上記補助部材5の外周壁51に対向する部分では、該外周壁51の外面が直接上記トリム4に対してその裏面側から当接することで、その形状出しが行なわれる。
尚、このような作用効果は、例え上記トリム4が硬質で変形性が低いものであっても、上記トリム4は上記操作用部材6側のフランジ部71と上記補助部材5側の上記上面壁57との間での挟着によって強制的に変形されることから、上記場合と同様に得られるものである。
これらの相乗効果として、上記操作用部材6が配置される部分が局部的に隆起した形体をもつにも拘らず、また上記トリム4が比較的変形性が低いものであっても、これらに影響されること無く、上記操作用部材6の取付部分及びその周辺部分の形状出しが適正に且つ確実に行なわれ、その結果、上記シートバック1の美観性が向上し、延いてはその商品価値の向上が期待できるものである。
本願発明の実施の形態に係るシートバック構造が適用された車両用シートのシートバックの要部斜視図である。 図1のII−II拡大断面図である。 図2に示した各部材の分解斜視図である。 図3に示した操作用部材の構造を示す拡大斜視図である。 図3に示した補助部材の構造を示す拡大斜視図である。 図3に示したブラケットの構造を示す拡大斜視図である。
符号の説明
1 ・・シートバック
2 ・・フレーム
3 ・・パッド
4 ・・トリム
5 ・・補助部材
6 ・・操作用部材
7 ・・取付ベース
8 ・・レバー
9 ・・固定ボルト
10 ・・ブラケット
11 ・・フック
21 ・・位置決め孔
22 ・・ボルト孔
50 ・・凹部
51 ・・外周壁
52 ・・内側壁
53 ・・座面
54 ・・位置決め突起
55 ・・ボルト孔
56 ・・掛止部
57 ・・上面壁
70 ・・レバー収納部
71 ・・フランジ部
72 ・・側壁部
73 ・・ボルト座部
74 ・・支持軸
75 ・・ケーブル固定部
76 ・・底壁部

Claims (4)

  1. パッド(3)の外側をトリム(4)で被包して形成されるとともに、頂部(1a)の上面側には操作用部材(6)が上記トリム(4)の表面側から上記頂部(1a)内に挿入状態で取付けられた車輌用シートのシートバックにおいて、
    上記頂部(1a)における上記トリム(4)の裏面側に、上記操作用部材(6)の外面形状に対応する外面形状をもつ硬質材でなる補助部材(5)が配置されるとともに、
    上記補助部材(5)には、該補助部材(5)との間で上記トリム(4)を挟着するようにして上記操作用部材(6)が取付けられていることを特徴とする車輌用シートのシートバック構造。
  2. 請求項1において、
    上記頂部(1a)が、シートバック(1)の肩部であって、周辺部位(1c)に対して局部的に隆起した形状とされていることを特徴とする車輌用シートのシートバック構造。
  3. 請求項2において、
    上記補助部材(5)は、上記操作用部材(6)の取付部分よりも面方向外側部分においては、上記頂部(1a)の外面形状に略合致した面形状を備え、上記トリム(4)をその裏面側から直接的に支持する構成であることを特徴とする車輌用シートのシートバック構造。
  4. 請求項1、2又は3において、
    上記補助部材(5)と上記操作用部材(6)が、上記シートバック(1)のフレーム(2)に固定されたブラケット(10)に対して、固定ボルト(9)により共締め固定されていることを特徴とする車輌用シートのシートバック構造。
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