JP2008182010A - 露光装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】露光装置の小型化を図る。
【解決手段】SLEDチップに配列されたLEDを駆動する信号生成回路100からSLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)に駆動信号を送信する信号線107,108,109は、基板の配線パターン層各々において、信号生成回路100の配置位置からSLEDチップが配置された方向に向かう所定範囲の領域にて、SLEDチップの配列方向に延びる所定の境界線により分割された領域のいずれか一方に配線される。
【選択図】図14

Description

本発明は、プリンタや複写機等の画像形成装置において光書き込みを行う露光装置等に関する。
電子写真方式を用いたプリンタや複写機等の画像形成装置では、感光体ドラム等の像保持体上を露光する露光装置として、LED等の発光素子がライン状に配列された発光素子アレイを用いたものが提案されている。
このような露光装置においては、例えば複数の発光素子アレイと発光素子アレイを駆動する駆動回路とが回路基板上に一体的に配置され、各発光素子アレイは、回路基板に形成された配線パターンやボンディングワイヤによって駆動回路からの駆動信号を受け、点灯制御されるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。かかる構成では、例えば解像度の高い発光素子アレイを搭載する場合等のように配設する配線の数が多くなるに従って、回路基板上において配線が占める面積が大きくなり、露光装置の小型化を図る上において障害となっている。
特開2000−183403号公報(第4−6頁、図1)
本発明は、露光装置の小型化を図ることを目的とする。
かかる目的のもと、本発明の露光装置は、複数の発光素子が列状に配置された複数の発光素子部材と、複数の発光素子を駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、駆動信号生成手段にて生成された駆動信号を複数の発光素子部材に送信する複数の信号線と、表面上に複数の発光素子部材と表面上の発光素子部材の配列方向延長位置に駆動信号生成手段とが配設されるとともに、信号線が配線された配線層が複数積層されて構成された基板とを備え、基板の配線層各々に配線された複数の信号線は、駆動信号生成手段の配置位置から発光素子部材が配置された方向に向かう所定範囲の領域にて、発光素子部材の配列方向に延びる所定の境界線により分割された領域のいずれか一方に配線されたことを特徴としている。
ここで、複数の発光素子部材は、発光素子部材の配列方向に対して交互に基板の異なる側部側にずれて配置される千鳥状配列されるとともに、基板の一方の側部側にずれて配置された発光素子部材に駆動信号を送信する信号線は、境界線に対してかかる一方の側部側に配線され、基板の他方の側部側にずれて配置された発光素子部材に駆動信号を送信する信号線は、境界線に対してかかる他方の側部側に配線されたことを特徴とすることができる。
また、境界線に対して一方の側部側に配線された信号線は、駆動信号生成手段における発光素子部材の配列方向に沿って分割されるかかる一方の側部側の領域にて駆動信号生成手段と接続され、境界線に対して他方の側部側に配線された信号線は、駆動信号生成手段における発光素子部材の配列方向に沿って分割されるかかる他方の側部側の領域にて駆動信号生成手段と接続されたことを特徴とすることができる。
さらに、駆動信号生成手段は、駆動信号として、複数の発光素子各々を発光素子の並びに沿って順次点灯可能状態に設定する転送信号を所定数の発光素子部材単位で生成するとともに、複数の発光素子各々を順次点灯する点灯信号を発光素子部材単位で生成し、同一の転送信号が送信される複数の発光素子部材に点灯信号を送信する信号線は、駆動信号生成手段と相互に隣接するように接続されたことを特徴とすることができる。
また、複数の発光素子部材は、発光素子部材の配列方向に対して交互に基板の異なる側部側にずれて配置される千鳥状配列されるとともに、信号線は、千鳥状配列での異なる側部側に配列された発光素子部材に駆動信号を送信する信号線が境界線に対して異なる領域に振り分けられることを特徴とすることができる。
さらには、信号線は、基板の配線層各々の相互間で信号線を接続する接続ホールの形成が可能となる配線数で配線される領域にて、境界線を交差するように配線されたことを特徴とすることができる。
また、本発明を画像形成装置として捉え、本発明の画像形成装置は、像保持体と、像保持体を露光する露光手段とを有し、露光手段は、複数の発光素子が列状に配置された複数の発光素子部材と、複数の発光素子を駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、駆動信号生成手段にて生成された駆動信号を複数の発光素子部材に送信する複数の信号線と、表面上に複数の発光素子部材と表面上の発光素子部材の配列方向延長位置に駆動信号生成手段とが配設されるとともに、信号線が配線された配線層が複数積層されて構成された基板とを備え、基板の配線層各々に配線された複数の信号線は、駆動信号生成手段の配置位置から発光素子部材が配置された方向に向かう所定範囲の領域にて、発光素子部材の配列方向に延びる所定の境界線により分割された領域のいずれか一方に配線されたことを特徴としている。
ここで、露光手段は、複数の発光素子部材が、発光素子部材の配列方向に対して交互に基板の異なる側部側にずれて配置される千鳥状配列されるとともに、基板の一方の側部側にずれて配置された発光素子部材に駆動信号を送信する信号線は、境界線に対してかかる一方の側部側に配線され、基板の他方の側部側にずれて配置された発光素子部材に駆動信号を送信する信号線は、境界線に対してかかる他方の側部側に配線されたことを特徴とすることができる。
また、露光手段は、複数の発光素子部材が、発光素子部材の配列方向に対して交互に基板の異なる側部側にずれて配置される千鳥状配列されるとともに、信号線は、千鳥状配列での異なる側部側に配列された発光素子部材に駆動信号を送信する信号線が境界線に対して異なる領域に振り分けられることを特徴とすることができる。
さらに、露光手段は、基板表面にて駆動信号生成手段の配置位置よりも発光素子部材が配置された方向とは反対の領域に配置されるとともに、駆動信号生成手段にて駆動信号を生成する際に使用するデータを記憶する記憶手段をさらに備えたことを特徴とすることができる。
また、露光手段は、露光手段と像保持体との相対位置を調整する位置調整部材をさらに備え、基板は、駆動信号生成手段の配置位置よりも発光素子部材が配置された方向とは反対の領域に位置調整部材を配置するための穴部が形成されたことを特徴とすることができる。
さらには、露光手段に電力を供給する電力供給手段をさらに有し、露光手段は、基板上の駆動信号生成手段の配置位置よりも発光素子部材が配置された方向とは反対の領域にて電力供給手段と接続されたことを特徴とすることができる。
本発明の請求項1によれば、本発明を適用しない場合に比べて、露光装置の小型化を図ることができる。
また、本発明の請求項2によれば、本発明を適用しない場合に比べて、発光素子部材を千鳥状に配列した構成において、信号線が配線される領域をスペース効率よく使用することができる。
また、本発明の請求項3によれば、本発明を適用しない場合に比べて、駆動信号生成手段と発光素子部材との間の配線をコンパクトに形成することができる。
また、本発明の請求項4によれば、本発明を適用しない場合に比べて、信号線が配線される領域をスペース効率よく使用することができるとともに、駆動信号生成手段の放熱効果を向上させることができる。
また、本発明の請求項5によれば、本発明を適用しない場合に比べて、発光素子部材を千鳥状に配列した構成において、信号線が配線される領域をスペース効率よく使用することができる。
また、本発明の請求項6によれば、本発明を適用しない場合に比べて、基板の配線可能な領域をスペース効率よく使用することができる。
本発明の請求項7によれば、本発明を適用しない場合に比べて、露光装置の小型化を図ることができる。
また、本発明の請求項8によれば、本発明を適用しない場合に比べて、発光素子部材を千鳥状に配列した構成において、信号線が配線される領域をスペース効率よく使用することができる。
また、本発明の請求項9によれば、本発明を適用しない場合に比べて、発光素子部材を千鳥状に配列した構成において、信号線が配線される領域をスペース効率よく使用することができる。
また、本発明の請求項10によれば、本発明を適用しない場合に比べて、基板の配線可能な領域をスペース効率よく使用することができる。
また、本発明の請求項11によれば、本発明を適用しない場合に比べて、基板の配線可能な領域をスペース効率よく使用することができる。
また、本発明の請求項12によれば、本発明を適用しない場合に比べて、基板の配線可能な領域をスペース効率よく使用することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態の露光装置の一例であるプリントヘッドが用いられた画像形成装置の全体構成を示した図である。図1に示す画像形成装置は、所謂タンデム型のデジタルカラープリンタであり、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成部としての画像形成プロセス部10、画像形成装置の動作を制御する制御部30、例えばパーソナルコンピュータ(PC)2や画像読取装置3等の外部装置に接続され、これらから受信された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理部40を備えている。
画像形成プロセス部10は、一定の間隔を置いて並列的に配置される4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K(以下、総称して単に「画像形成ユニット11」とも記す)を備えている。各画像形成ユニット11は、静電潜像を形成してトナー像を保持する像保持体としての感光体ドラム12、感光体ドラム12の表面を所定電位で一様に帯電する帯電器13、帯電器13によって帯電された感光体ドラム12を画像データに基づいて露光する露光装置(露光手段)の一例としてのLEDプリントヘッド(LPH)14、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像する現像器15、転写後の感光体ドラム12表面を清掃するクリーナ16を備えている。
ここで、各画像形成ユニット11は、現像器15に収納されたトナーを除いて、略同様に構成されている。そして、各画像形成ユニット11は、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
また、画像形成プロセス部10は、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12にて形成された各色のトナー像が多重転写される中間転写ベルト21、各画像形成ユニット11の各色トナー像を中間転写ベルト21に順次転写(一次転写)させる一次転写ロール22、中間転写ベルト21上に転写された重畳トナー像を記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写ロール23、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着器25を備えている。
本実施の形態の画像形成装置では、画像形成プロセス部10は、制御部30から供給される各種の制御信号に基づいて画像形成動作を行う。すなわち、制御部30による制御の下で、PC2や画像読取装置3から入力された画像データは、画像処理部40によって画像処理が施され、インターフェース(不図示)を介して各画像形成ユニット11に供給される。そして、例えばイエローの画像形成ユニット11Yでは、帯電器13により所定電位で一様に帯電された感光体ドラム12の表面が、画像処理部40から送られた画像データに基づいて発光するLPH14により露光されて、感光体ドラム12上に静電潜像が形成される。感光体ドラム12上に形成された静電潜像は現像器15により現像され、感光体ドラム12上にはイエロー(Y)のトナー像が形成される。同様に、画像形成ユニット11M,11C,11Kにおいても、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色トナー像が形成される。
各画像形成ユニット11で形成された各色トナー像は、図1の矢印方向に移動する中間転写ベルト21上に、一次転写ロール22により順次静電吸引されて、重畳されたトナー像が形成される。中間転写ベルト21上の重畳トナー像は、中間転写ベルト21の移動に伴って二次転写ロール23が配設された領域(二次転写部)に搬送される。重畳トナー像が二次転写部に搬送されると、トナー像が二次転写部に搬送されるタイミングに合わせて用紙Pが二次転写部に供給される。そして、二次転写部にて二次転写ロール23により形成される転写電界により、重畳トナー像は搬送されてきた用紙P上に一括して静電転写される。
その後、重畳トナー像が静電転写された用紙Pは、中間転写ベルト21から剥離され、搬送ベルト24により定着器25まで搬送される。定着器25に搬送された用紙P上の未定着トナー像は、定着器25によって熱および圧力による定着処理を受けることで用紙P上に定着される。そして、定着画像が形成された用紙Pは、画像形成装置の排出部に設けられた排紙載置部(不図示)に搬送される。
図2は、露光装置であるLEDプリントヘッド(LPH)14の構成を示した図である。図2において、LPH14は、支持体としてのハウジング61、発光部を構成する自己走査型LEDアレイ(SLED)63、SLED63やSLED63を駆動する信号生成回路100(後段の図3参照)等を搭載するLED回路基板62、SLED63からの光を感光体ドラム12表面に結像させる光学部材であるロッドレンズアレイ64、ロッドレンズアレイ64を支持するとともにSLED63を外部から遮蔽するホルダー65、ハウジング61をロッドレンズアレイ64方向に加圧する板バネ66を備えている。
ハウジング61は、アルミニウム、SUS等のブロックまたは板金で形成され、LED回路基板62を支持している。また、ホルダー65は、ハウジング61およびロッドレンズアレイ64を支持し、SLED63の発光点とロッドレンズアレイ64の焦点とが一致するように設定している。さらに、ホルダー65はSLED63を密閉するように構成され、SLED63に外部からゴミが付着することを防いでいる。一方、板バネ66は、SLED63とロッドレンズアレイ64との位置関係を保持するように、ハウジング61を介してLED回路基板62をロッドレンズアレイ64方向に加圧している。
このように構成されたLPH14は、調整ネジ(不図示)によってロッドレンズアレイ64の光軸方向に移動可能に構成され、ロッドレンズアレイ64の結像位置(焦点面)が感光体ドラム12表面上に位置するように調整されている。
LED回路基板62には、図3(LED回路基板62の平面図)に示したように、発光素子部材の一例であるSLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)からなるSLED63が、感光体ドラム12の軸線方向と平行になるように精度良くライン状に配置されている。この場合に、各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)に配置された発光素子(LED)の配列(LEDアレイ)が、各SLEDチップの端部境界の連結部において感光体ドラム12の軸線方向に連続的に配列されるように、SLEDチップは千鳥状配列されている。ここで、千鳥状配列とは、各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)の配列方向に対して、1チップ毎に交互にLED回路基板62の側部側の異なる方向にずれて(オフセットされて)配置することをいう。
LED回路基板62に配置された各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)は、長手方向中央部で左右対称に分割されて構成され、左側半分の左側ブロック(blk)と右側半分の右側ブロック(blk)とで構成されている。そして、各SLEDチップの左側ブロックと右側ブロックとは、それぞれ個別に設けられた入力端子から入力される駆動信号により駆動される。なお、以下の説明および図において、“blk”に添えられた数字が0または偶数であるブロック(blk0,blk2,…)は左側ブロックを示し、奇数が添えられたブロック(blk1,blk3,…)は右側ブロックを示している。
また、LED回路基板62には、SLED63を駆動する信号(駆動信号)を生成する駆動信号生成手段の一例としての信号生成回路100およびレベルシフト回路104、駆動電圧を出力する3端子レギュレータ101、SLED63の光量補正データ等を記憶するEEPROM102、制御部30および画像処理部40との間で信号の送受信を行うハーネス103、ロッドレンズアレイ64の結像位置(焦点)を調整する際に使用する調整ネジ(不図示)が配設される位置決め用穴105が備えられている。なお、レベルシフト回路104は信号生成回路100内に一体的に組み込まれて構成されている。
次に、LED回路基板62に設けられたSLED63について説明する。図4は、SLED63の回路構成の一例を説明する図である。図4に示したSLED63は、一例として、解像度1200dpi(dot per inch)用のSLED63であって、2組の入力端子にそれぞれ1個の点灯信号と2個の転送信号とが入力される所謂「デュアルターミナル(Dual Terminal:DT)構造」のSLED63の回路構成を説明する図である。本実施の形態のSLED63では、実際には60個のSLEDチップが直列に配列されているが、図4では、1つのSLEDチップとそれに接続される信号線や駆動信号だけを示している。また、ここでは説明の便宜上、SLEDチップをSLED63と称することとする。
図4に示したように、本実施の形態のSLED63は、レベルシフト回路104を介して信号生成回路100に接続されている。レベルシフト回路104は、抵抗R1BとコンデンサC1、および抵抗R2BとコンデンサC2がそれぞれ並列に配置された構成を有し、それぞれの一端がSLED63の入力端子に接続され、他端が信号生成回路100の出力端子に接続されている。レベルシフト回路104は、信号生成回路100において生成された転送信号tck1r,tck1cおよび転送信号tck2r,tck2cに基づいて、2個の転送信号CK1,転送信号CK2を生成する。そして、SLED63の左側ブロックblkn(n=0,偶数)および右側ブロックblkn+1それぞれに対して、2個の転送信号CK1,CK2を供給する。
また、信号生成回路100では、左側ブロックblknおよび右側ブロックblkn+1それぞれに対応する点灯信号ΦIn,ΦIn+1が生成される。そして、SLED63の左側ブロックblkn(n=0,偶数)および右側ブロックblkn+1に対して、対応する点灯信号ΦIn,ΦIn+1をそれぞれ供給する。
さらに、SLED63には、3端子レギュレータ101からの駆動電圧(例えば、3.3V)および接地電位(GND)が供給される。
本実施の形態のSLED63は、スイッチ素子としての256個のサイリスタS0〜S255、発光素子としての256個のLED L0〜L255、256個のダイオードD0〜D255、256個の抵抗R0〜R255、さらには信号線Φ1、Φ2に過剰な電流が流れるのを防止する転送電流制限抵抗R1A1,R2A1,R1A2,R2A2を含んで構成されている。
ここで、本実施の形態のSLED63は、上記したようにデュアルターミナル(DT)構造で構成され、長手方向中央部を境界として、左側半分の128個のLED L0〜L127と、それに対応して配置された128個のサイリスタS0〜S127と、128個のダイオードD0〜D127と、転送電流制限抵抗R1A1,R2A1とから構成される左側ブロックblkn、および右側半分の128個のLED L255〜L128と、それに対応して配置された128個のサイリスタS255〜S128と、128個のダイオードD255〜D128と、転送電流制限抵抗R1A2,R2A2とから構成される右側ブロックblkn+1とで左右対称に構成されている。
SLED63では、各サイリスタS0〜S255のアノード端子(入力端)A0〜A255は電源ライン(SUB)125に各々接続され、駆動電圧VDD(=+3.3V)が供給される。
各サイリスタS0〜S255のゲート端子(制御端)G0〜G255は、各サイリスタS0〜S255に対応して設けられた抵抗R0〜R255を介して、接地(GND)された電源ライン(VGA)126に各々接続されている。
また、各サイリスタS0〜S255のゲート端子G0〜G255と、各サイリスタS0〜S255に対応して設けられたLED L0〜L255のゲート端子とは各々接続される。
さらに、左側ブロックblknの各サイリスタS0〜S127のゲート端子G0〜G127には、ダイオードD0〜D127のカソード端子が接続されている。そして、サイリスタS0〜S126のゲート端子G0〜G126には、次段のダイオードD1〜D127のアノード端子が各々接続されている。すなわち、各ダイオードD0〜D127はゲート端子G0〜G126を挟んで直列接続されている。同様に、右側ブロックblkn+1の各サイリスタS255〜S128のゲート端子G255〜G128には、ダイオードD255〜D128のカソード端子が接続されている。そして、サイリスタS255〜S129のゲート端子G255〜G129には、次段のダイオードD254〜D128のアノード端子が各々接続されている。すなわち、各ダイオードD255〜D128はゲート端子G255〜G129を挟んで直列接続されている。
そして、SLED63の左側ブロックblknでは、ダイオードD0のアノード端子および奇数番目のサイリスタS1、S3、…、S127のカソード端子(出力端)K1、K3、…、K127は、転送電流制限抵抗R2A1およびレベルシフト回路104を介して信号生成回路100に接続され、転送信号CK2が供給される。また、0番目および偶数番目のサイリスタS0、S2、…、S126のカソード端子(出力端)K0、K2、…、K126は、転送電流制限抵抗R1A1およびレベルシフト回路104を介して信号生成回路100に接続され、転送信号CK1が供給される。さらに、LED L0〜L127のカソード端子は、信号生成回路100に接続されて、点灯信号ΦInが供給される。
同様に、SLED63の右側ブロックblkn+1では、ダイオードD255のアノード端子および偶数番目のサイリスタS254、S252、…、S128のカソード端子(出力端)K254、K252、…、K128は、転送電流制限抵抗R2A2およびレベルシフト回路104を介して信号生成回路100に接続され、転送信号CK2が供給される。また、奇数番目のサイリスタS255、S253、…、S129のカソード端子(出力端)K255、K253、…、K129は、転送電流制限抵抗R1A2およびレベルシフト回路104を介して信号生成回路100に接続され、転送信号CK1が供給される。さらに、LED L255〜L128のカソード端子は、信号生成回路100に接続されて、点灯信号ΦIn+1が供給される。
このように、本実施の形態のSLED63では、信号生成回路100およびレベルシフト回路104から供給される点灯信号ΦIn,ΦIn+1、および2個の転送信号CK1,CK2により、左側ブロックblkn(n=0,偶数)および右側ブロックblkn+1それぞれが個別に駆動される。
なお、本明細書では、以下においてSLED63が図4の構成を有するものとして説明するが、他の構成のSLED63についても同様である。
続いて、LED回路基板62に設けられた信号生成回路100について説明する。図5は、信号生成回路100の構成を示すブロック図である。信号生成回路100は、画像データ展開部110、濃度ムラ補正データ部112、タイミング信号発生部114、基準クロック発生部116、点灯時間制御・駆動部118(118−0〜118−119)により主要部が構成されている。
画像データ展開部110には、画像処理部40から画像データがシリアルに送信される。そして画像データ展開部110は、画像処理部40から受け取った画像データを例えば0〜127ドット目、128〜255ドット目、…、15104〜15231ドット目、15232〜15359ドット目といったように、各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)の左側ブロックおよび右側ブロックそれぞれに送信する画像データに分割する処理を行う。そして、画像データ展開部110は点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119と接続されており、分割した画像データを点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119に出力する。
濃度ムラ補正データ部112は、SLED63内の各LED毎の出射光量のバラツキ等を修正するための濃度ムラ補正データが記憶されている。そして、タイミング信号発生部114からのデータ読み出し信号に同期して、濃度ムラ補正データを点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119に出力する。この濃度ムラ補正データは、各LED毎に設定されたデータであり、例えば8ビット(0〜255)のデータとして形成される。
EEPROM102には、LPH14の製造時に予め算出された各LED毎の光量補正データや、必要に応じて、その他の濃度ムラ補正のためのデータが格納されている。そして、マシン電源投入時に、EEPROM102から濃度ムラ補正データ部112に対して、各LED毎の光量補正データ等がダウンロードされる。濃度ムラ補正データ部112は、取得した各LED毎の光量補正データに基づいて、さらには、必要に応じて光量補正データとその他のデータとに基づいて、濃度ムラ補正データを生成し、それを点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119に出力する。
基準クロック発生部116は、本体の制御部30、タイミング信号発生部114、および点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119と接続されている。そして、基準クロック発生部116は、基準クロック信号を生成して、タイミング信号発生部114と点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119とに出力する。
タイミング信号発生部114は、制御部30および基準クロック発生部116と接続されており、基準クロック発生部116から取得した基準クロック信号を基に、制御部30からの水平同期信号(LSYNC)と同期して、転送信号tck1r,tck1cおよび転送信号tck2r,tck2cを生成する。転送信号tck1r,tck1cおよび転送信号tck2r,tck2cは、レベルシフト回路104を介することにより転送信号CK1および転送信号CK2となってSLED63に出力される。なお、図5では、タイミング信号発生部114は、1組の転送信号tck1r,tck1cおよび転送信号tck2r,tck2cを出力するように記載しているが、実際には複数組(例えば、8組)の転送信号tck1r,tck1cおよび転送信号tck2r,tck2cを出力する。
また、タイミング信号発生部114は、濃度ムラ補正データ部112および画像データ展開部110と接続されており、基準クロック発生部116からの基準クロック信号を基に、制御部30からの水平同期信号(LSYNC)と同期して、画像データ展開部110から各画素に対応した画像データを読み出すためのデータ読み出し信号、および濃度ムラ補正データ部112から各画素(各LED)に対応した濃度ムラ補正データを読み出すためのデータ読み出し信号を各々に対して出力している。さらに、タイミング信号発生部114は、点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119とも接続されており、基準クロック発生部116からの基準クロック信号を基に、SLED63の点灯開始のトリガ信号TRGを出力している。
そして、点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119は、各画素(各LED)の点灯時間を濃度ムラ補正データに基づいて補正し、SLED63の各画素を点灯するための点灯信号ΦI(ΦI0〜ΦI119)を生成する。そして、点灯信号ΦI(ΦI0〜ΦI119)は、点灯信号ΦI(ΦI0〜ΦI119)毎に形成されたそれぞれの信号線から各SLED63の各ブロック(左側ブロックおよび右側ブロック)に送られる。
また、図5に示したように、SLED63には3端子レギュレータ101が接続され、SLED63に対して3端子レギュレータ101から安定した駆動電圧VDD=+3.3Vが供給されている。
次に、信号生成回路100およびレベルシフト回路104から出力されるSLED63を駆動する信号(駆動信号)について説明する。
図6は、信号生成回路100およびレベルシフト回路104から出力される駆動信号の動作タイミングを表すタイミングチャートである。なお、図6に示すタイミングチャートは、各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)の各ブロック毎に出力される駆動信号について示したものであって、SLED63に配置された15360個すべてのLED(L0〜L15359)が光書き込みを行う(点灯する)場合について表記している。
(1)まず、制御部30から信号生成回路100にリセット信号が入力されることによって、信号生成回路100のタイミング信号発生部114では、転送信号tck1cがハイレベル(以下、「H」と記す。)、転送信号tck1rが「H」に設定されて、転送信号CK1が「H」に設定される。また、転送信号tck2cがローレベル(以下、「L」と記す。)、転送信号tck2rが「L」に設定されて、転送信号CK2が「L」に設定される。それにより、SLED63のすべてのサイリスタS0〜S15359がオフの状態に設定される(図6(a))。
(2)リセット信号に続いて、制御部30から出力される水平同期信号(LSYNC)が「H」になり(図6(A))、SLED63の動作が開始される。そして、この水平同期信号(LSYNC)に同期して、図6(E)、(F)、(G)に示すように、転送信号tck2cおよび転送信号tck2rを「H」として、転送信号CK2を「H」とする(図6(b))。
(3)次に、図6(C)に示すように、転送信号tck1rを「L」にする(図6(c))。
(4)これに続いて、図6(B)に示すように、転送信号tck1cを「L」にする(図6(d))。
この状態において、例えばCHIP1の左側ブロックblk0では、サイリスタS0のゲート電流が流れ始める。その際に、信号生成回路100のトライステートバッファB1R(図4参照)をハイインピーダンス(Hiz)にすることで、電流の逆流防止を行う。
その後、サイリスタS0のゲート電流により、サイリスタS0がオンし始め、ゲート電流が徐々に上昇する。それとともに、レベルシフト回路104のコンデンサC1に電流が流れ込むことで、転送信号CK1の電位も徐々に上昇する。
(5)所定時間(転送信号CK1電位がGND近傍になる時間)の経過後、信号生成回路100のトライステートバッファB1Rを「L」にする(図6(e))。そうすると、ゲートG0電位が上昇することによって信号線Φ1電位の上昇および転送信号CK1電位の上昇が生じ、それに伴いレベルシフト回路104の抵抗R1B側に電流が流れ始める。その一方で、転送信号CK1電位が上昇するのに従い、レベルシフト回路104のコンデンサC1に流れ込む電流は徐々に減少する。
そして、サイリスタS0が完全にオンし、定常状態になると、サイリスタS0のオン状態を保持するための電流がレベルシフト回路104の抵抗R1Bに流れるが、コンデンサC1には流れない。
なお、このとき、図6(B)に示すように、信号生成回路100のトライステートバッファB1Cをハイインピーダンス(Hiz)に設定する(図6(e))。
(6)サイリスタS0が完全にオンした状態で、図6(H)に示すように、点灯信号ΦI(ΦI0)を「L」にする(図6(f))。このとき、ゲートG0電位>ゲートG1電位であるため、サイリスタ構造のLED L0のほうが早くオンし、点灯する。LED L0がオンするのに伴って、信号線Φ1の電位が上昇するため、LED L1以降のLEDはオンすることはない。すなわち、LED L0、L1、L2、L3、…は、最もゲート電圧の高いLED L0のみがオン(点灯)することになる。
(7)次に、図6(F)に示すように、転送信号tck2rを「L」にすると(図6(g))、図6(c)の場合と同様に電流が流れ、レベルシフト回路104のコンデンサC2の両端に電圧が発生する。
(8)図6(E)に示すように、この状態で転送信号tck2cを「L」にすると(図6(h))、サイリスタS1がターンオンする。
(9)そして、図6(B)、(C)に示すように、転送信号tck1c,tck1rを同時に「H」にすると(図6(i))、サイリスタS0はターンオフし、抵抗R0を通って放電することによってゲートG0電位は除々に下降する。その際、サイリスタS1は完全にオンする。そして、サイリスタS1のオンに同期させて点灯信号ΦI(ここでは、ΦI0)を「L」/「H」することで、LED L1を点灯/非点灯させることが可能となる。なお、この場合ゲートG0の電位はすでにゲートG1の電位より低くなっているため、LED L0がオンすることはない。
上記の動作は、各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)の各ブロックにおいても同様である。
このように、本実施の形態の信号生成回路100においては、タイミング信号発生部114は、転送信号tck1c,tck1rおよび転送信号tck2c,tck2rをそれぞれ所定のタイミングで「H」から「L」、「L」から「H」に設定する。それにより、レベルシフト回路104からの転送信号CK1の電位を「H」から「L」、「L」から「H」に繰り返し設定し、かつ、それに交互して、転送信号CK2の電位を「H」から「L」、「L」から「H」に繰り返し設定することで、例えば各SLEDチップの左側ブロックでは、0番目および偶数番目サイリスタS0、S1、…、S126を順次オフ→オン→オフの転送動作を行わせる。また、奇数番目のサイリスタS1、S2、…、S127を順次オフ→オン→オフの転送動作を行わせる。それにより、サイリスタS0〜S127をS0→S1→、…、→S126→S127の順番で順次オフ→オン→オフの転送動作を行わせ、それに同期させて、点灯時間制御・駆動部118から点灯信号ΦIを出力する。それによって、例えば左側ブロックに搭載されたLED L0〜L127では、L0→L1→、…、→L126→L127の順番で順次点灯される。各SLEDチップの右側ブロックにおいても同様に、LED L255〜L128が順次点灯される。
このような駆動信号は、ブロックblk1〜blk119それぞれに送信され、点灯信号ΦI0〜ΦI119によりブロックblk1〜blk119に搭載されたLEDを順次点灯させている。なお、右側ブロックでは、画像上の印字ラインの微小なうねりを目立たなくするため、左側ブロックと同様にSLEDチップの端部側からLEDを発光させるように制御される。そのため、サイリスタS255〜S128をS255→S254→、…、→S130→S128の順番で順次オフ→オン→オフの転送動作を行わせて、それに同期させて、点灯時間制御・駆動部118から点灯信号ΦIを出力する。それによって、左側ブロックである例えばブロックblk0に搭載されたLED L0〜L127は、L0→L1→、…、→L126→L127の順番で順次点灯されるのに対して、右側ブロックである例えばブロックblk1に搭載されたLED L255〜L128は、L255→L254→、…、→L129→L128の順番で順次点灯される。
続いて、本実施の形態のLPH14のLED回路基板62上での信号生成回路100と各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)との接続について説明する。図7は、上記した解像度1200dpi用のデュアルターミナル(DT)構造のSLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)をLED回路基板62上に60個配設し、SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)を信号生成回路100と接続した場合に、LED回路基板62上に形成される配線の全体構成を説明する図である。
図7に示したように、DT構造のSLEDチップにおいては、信号生成回路100の点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119(図5参照)は、信号線107(107_0〜107_119)を通して各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)の各ブロックと接続されている。そして、点灯時間制御・駆動部118−0〜118−119から120個の点灯信号ΦI0〜ΦI119がSLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)の各ブロックそれぞれに出力される。
また、信号生成回路100のタイミング信号発生部114(図5参照)からは、それぞれ8組の転送信号tck1c,tck1r(tck1c_0,tck1r_0、…、tck1c_7,tck1r_7)、および8組の転送信号tck2c,tck2r(tck2c_0,tck2r_0、…、tck2c_7,tck2r_7)が生成される。そして、レベルシフト回路104を介して8組の転送信号CK1,CK2(CK1_0,CK2_0、…、CK1_7,CK2_7)が生成される。生成された8つの転送信号CK1(CK1_0、…、CK1_7)は、それぞれ信号線108(108_0〜108_7)を通じて各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)の各ブロックと接続されている。また、生成された8つの転送信号CK2(CK2_0、…、CK2_7)は、それぞれ信号線109(109_0〜109_7)を通じて各SLEDチップ(CHIP1〜CHIP60)の各ブロックと接続されている。
そして、各組の転送信号CK1,CK2は、それぞれ6個または8個のSLEDチップの各ブロックに送られ、それぞれのSLEDチップの各ブロックを駆動する。
さらに、LED回路基板62上には、3端子レギュレータ101から各SLEDチップに電力を供給する+3.3Vの電源ライン(SUB)125および接地された電源ライン(VGA)126が配線されている。
ここで、図8は、8組の転送信号CK1,CK2(CK1_0,CK2_0、…、CK1_7,CK2_7)が送信される各ブロック(blk0〜blk119)の割り振りを示した図である。また、図9〜図12は、各ブロック(blk0〜blk119)に対して8組の転送信号CK1,CK2が送信される信号線の配線位置の一例を示した図である。
図8および図9に示したように、CK1_0,CK2_0を送信する信号線108_0, 109_0は、LED回路基板62上の信号生成回路100側の千鳥状配列の一方の側部側にオフセットして配置された8個のCHIP1、CHIP3、…、CHIP15の左側ブロックおよび右側ブロックblk0,blk1、blk4,blk5、…、blk28,blk29と、オフセットされた一方の側部側で接続されている。また、CK1_1,CK2_1を送信する信号線108_1, 109_1は、信号生成回路100側の千鳥状配列の他方の側部側にオフセットして配置された8個のCHIP2、CHIP4、…、CHIP16の左側ブロックおよび右側ブロックblk2,blk3、blk6,blk7、…、blk30,blk31と、オフセットされた他方の側部側で接続されている。
図8および図10に示したように、CK1_2,CK2_2を送信する信号線108_2,109_2は、CK1_0,CK2_0が送信される側と同じ側部側にオフセットして配置された8個のCHIP17、CHIP19、…、CHIP31の左側ブロックおよび右側ブロックblk32,blk33、blk36,blk37、…、blk60,blk61と、オフセットされた一方の側部側で接続されている。また、CK1_3,CK2_3を送信する信号線108_3,109_3は、CK1_1,CK2_1が送信される側と同じ側部側にオフセットして配置された8個のCHIP18、CHIP20、…、CHIP32の左側ブロックおよび右側ブロックblk34,blk35、blk38,blk39、…、blk62,blk63と、オフセットされた他方の側部側で接続されている。
図8および図11に示したように、CK1_4,CK2_4を送信する信号線108_4,109_4は、CK1_0,CK2_0が送信される側と同じ側部側にオフセットして配置された8個のCHIP33、CHIP35、…、CHIP47の左側ブロックおよび右側ブロックblk64,blk65、blk68,blk69、…、blk92,blk93と、オフセットされた一方の側部側で接続されている。また、CK1_5,CK2_5を送信する信号線108_5,109_5は、CK1_1,CK2_1が送信される側と同じ側部側にオフセットして配置された8個のCHIP34、CHIP36、…、CHIP48の左側ブロックおよび右側ブロックblk66,blk67、blk70,blk71、…、blk94,blk95と、オフセットされた他方の側部側で接続されている。
図8および図12に示したように、CK1_6,CK2_6を送信する信号線108_6, 109_6は、CK1_0,CK2_0が送信される側と同じ側部側にオフセットして配置された6個のCHIP49、CHIP51、…、CHIP59の左側ブロックおよび右側ブロックblk96,blk97、blk100,blk111、…、blk1162,blk117と、オフセットされた一方の側部側で接続されている。また、CK1_7,CK2_7を送信する信号線108_7,109_7は、CK1_1,CK2_1が送信される側と同じ側部側にオフセットして配置された6個のCHIP50、CHIP52、…、CHIP60の左側ブロックおよび右側ブロックblk98,blk99、blk102,blk103、…、blk118,blk119と、オフセットされた他方の側部側で接続されている。
このように、転送信号CK1_0,CK2_0を送信する信号線108_0, 109_0、転送信号CK1_2,CK2_2を送信する信号線108_2, 109_2、転送信号CK1_4,CK2_4を送信する信号線108_4, 109_4、および転送信号CK1_6,CK2_6を送信する信号線108_6, 109_6は、例えばSLED63の配列中心線を境界線として、LED回路基板62上において千鳥状配列によりオフセットされた一方の側部側に配線される。
また、転送信号CK1_1,CK2_1を送信する信号線108_1, 109_1、転送信号CK1_3,CK2_3を送信する信号線108_3,109_3、転送信号CK1_5,CK2_5を送信する信号線108_5,109_5、および転送信号CK1_7,CK2_7を送信する信号線108_7,109_7は、例えばSLED63の配列中心線を境界線として、LED回路基板62上において千鳥状配列によりオフセットされた他方の側部側に配線される。
このような転送信号の配線構成に対応させて、点灯信号ΦIの配線も、例えばSLED63の配列中心線を境界線として、点灯信号ΦIが供給されるSLEDチップに供給される転送信号の信号線と同じ側部側に振り分けて配線される。
また、図13は、信号生成回路100での各信号線の接続位置の一例を説明する図である。図13に示したように、信号生成回路100では、転送信号CK1_0,CK2_0を送信する信号線108_0,109_0、転送信号CK1_2,CK2_2を送信する信号線108_2,109_2、転送信号CK1_4,CK2_4を送信する信号線108_4,109_4、および転送信号CK1_6,CK2_6を送信する信号線108_6,109_6は、例えばSLED63の配列方向と同じ方向に向かう信号生成回路100の中心線を境界線として、一方の側部側(図面の上部側)で信号生成回路100と接続される。すなわち、転送信号CK1_0,CK2_0を送信する信号線108_0,109_0等は、転送信号CK1_0,CK2_0等が送信される奇数番目のSLEDチップ(CHIP1等)が千鳥状配列によりオフセットされた側部側と同じ側(図面の上部側)において、信号生成回路100と接続される。
それに対応して、転送信号CK1_0,CK2_0、転送信号CK1_2,CK2_2、転送信号CK1_4,CK2_4、および転送信号CK1_6,CK2_6が供給される奇数番目のSLEDチップの各ブロックに対して点灯信号ΦIを送信する信号線107は、例えば信号生成回路100の中心線を境界線として、転送信号CK1_0,CK2_0を送信する信号線108_0,109_0等と同じ一方の側部側(図面の上部側)において信号生成回路100と接続される。
また、転送信号CK1_1,CK2_1を送信する信号線108_1,109_1、転送信号CK1_3,CK2_3を送信する信号線108_3,109_3、転送信号CK1_5,CK2_5を送信する信号線108_5,109_5、および転送信号CK1_7,CK2_7を送信する信号線108_7,109_7は、例えば信号生成回路100の中心線を境界線として、他方の側部側(図面の下部側)で信号生成回路100と接続される。すなわち、転送信号CK1_1,CK2_1を送信する信号線108_1,109_1等は、転送信号CK1_1,CK2_1等が送信される偶数番目のSLEDチップ(CHIP2等)が千鳥状配列によりオフセットされた側部側と同じ側(図面の下部側)において、信号生成回路100と接続される。
それに対応して、転送信号CK1_1,CK2_1、転送信号CK1_3,CK2_3、転送信号CK1_5,CK2_5、および転送信号CK1_7,CK2_7が供給される偶数番目のSLEDチップの各ブロックに対して点灯信号ΦIを送信する信号線107は、例えば信号生成回路100の中心線を境界線として、転送信号CK1_1,CK2_1を送信する信号線108_1,109_1等と同じ他方の側部側(図面の下部側)において信号生成回路100と接続される。
このように、本実施の形態のLED回路基板62では、点灯信号ΦIや転送信号CK1,CK2が送信される信号線は、例えば信号生成回路100の中心線に対していずれかの側部側に振り分けられて信号生成回路100に接続されている。そして、図14(LED回路基板62上の配線の一例を示した図)に示したように、LED回路基板62上での信号線の配線は、例えばSLED63の配列中心線を境界線として、信号線がLED回路基板62に接続された側部側でのみ形成され、SLED63の配列に交差して他方の側部側に回り込んで配線されることがないように構成される。それにより、LED回路基板62での信号線の配線が整理・グループ化され、配線が複雑化することを抑制している。
ところで、本実施の形態のLED回路基板62では、点灯信号ΦIや転送信号CK1,CK2が送信される信号線は、例えば信号生成回路100の中心線に対していずれかの側部側に振り分けられて信号生成回路100に接続される。また、LED回路基板62上での信号線の配線は、例えばSLED63の配列中心線を境界線として、信号線がLED回路基板62に接続された側部側でのみ形成され、SLED63の配列に交差して他方の側部側に回り込んで配線されることがないように構成される。特に、千鳥状配列された隣接するSLEDチップに接続される信号線は、相互に異なる側部側でのみ配線される。
このような構成は信号線の割り振りの一例である。すなわち、点灯信号ΦIや転送信号CK1,CK2が送信される信号線は、信号生成回路100においてSLED63の配列方向に延びる所定の境界線に対していずれかの側部側に振り分けられて信号生成回路100に接続される。また、LED回路基板62上での信号線の配線は、SLED63の配列方向に延びる所定の境界線を境界として、信号線がLED回路基板62に接続された側部側でのみ形成され、かかる境界線に交差して他方の側部側に回り込んで配線されることがないように構成することができる。
さらに換言すれば、本実施の形態のLED回路基板62においては、LED回路基板62上にてSLED63の配列方向に延びる所定の境界線を設定し、点灯信号ΦIや転送信号CK1,CK2が送信される信号線は、かかる境界線に対していずれかの側部側でのみ配線され、この境界線に交差して他方の側部側に回り込んで配線されることがないように構成される。そして、信号線は、信号生成回路100にて設定されたSLED63の配列方向に延びる所定の境界線に対して、信号線が配線された側の側部側で信号生成回路100に接続される。
なお、信号生成回路100において信号生成回路100に接続される信号線をいずれかの側部側に振り分ける境界線と、LED回路基板62上で信号線の配線をいずれかの側部側に振り分ける境界線とは、一致する必要はない。すなわち、信号生成回路100において信号生成回路100に接続される信号線をいずれかの側部側に振り分ける境界線と、LED回路基板62上で信号線の配線をいずれかの側部側に振り分ける境界線とは、それぞれ別個に設定することができる。
また、ここでの境界線は、直線で形成される必要はなく、2つの領域に分離する線として折れ曲がって形成されたものでもよい。
ここで、図15は、LED回路基板62の断面構造の概略を示した図である。図15に示したように、LED回路基板62は多層(例えば、6層)構造を有しており、接地されたグランド(GND)パターン層62bと、グランドパターン層62bの上層に2層の絶縁層1,2と、グランドパターン層62bの下層に3層の絶縁層3,4,5とが積層されて構成されている。そして、絶縁層1,2,3,4,5の表面層や境界層には、配線層である配線パターン層62aが形成されている。また、各層の配線パターン層62aは、ビアホール62cにより相互に接続可能に構成されている。また、最下層の絶縁層5は、ハウジング61に密着されて支持されている。
このような構成のLED回路基板62では、点灯信号ΦIや転送信号CK1,CK2が送信される信号線は、各層の配線パターン層62aや、各層の信号線を相互に接続するビアホール62cにより形成される。その場合に、各層の配線パターン層62aに形成される信号線の配線は、例えばSLED63の配列中心線を境界線として、LED回路基板62に接続された側部側でのみ配線され、SLED63の配列中心線に交差して、他方の側部側に回り込んで配線されることがないように構成される。この場合には、境界線は、各層の配線パターン層62a毎に、配線パターン層62aを2つの領域に分割する異なる線形状を有するものであってもよい。
ところで、グラフィックや写真等のベタ領域が多い画像を形成する場合には、特定の画像領域でのLEDの発光が集中して行われることが多くなる。その場合には、特定の画像領域でのLEDに対する点灯信号ΦIが集中的にオンされるので、信号生成回路100内では、点灯されるLEDに対する点灯信号ΦIを生成する特定領域での発熱量が増加する傾向がある。しかし、本実施の形態のLED回路基板62においては、千鳥状配列されたSLEDチップに対して、信号生成回路100にて交互に異なる側部側に振り分けられて接続された信号線から点灯信号ΦIや転送信号CK1,CK2が送信される。そのため、発熱量が増加する領域が特定領域に集中した場合にも、信号生成回路100内の信号発生領域は信号生成回路100の両側部側に振り分けられることとなる。それにより、信号生成回路100での発熱が特定の領域に集中して生じることが抑えられる。
例えば、図14に示したCHIP2とCHIP3とにより画像形成される領域の画像比率が高く、CHIP2およびCHIP3の点灯比率が高い場合に、CHIP2およびCHIP3に点灯信号ΦI2,ΦI3,ΦI4,ΦI5を供給する信号生成回路100上の領域は、上記したように、信号生成回路100の中心線に対して両側部側に振り分けられている。そのため、発熱量が増加する領域も分散されて、発熱が特定の領域に集中して生じることが抑えられる。それにより、信号生成回路100の放熱効果が向上し、信号生成回路100全体の昇温を抑制する。
また、図13に示したように、本実施の形態の信号生成回路100では、同一の組の転送信号CK1,CK2が供給されるSLEDチップのグループに対して点灯信号ΦIを送信する信号線107は、信号生成回路100との接続点(接続パッド)が1つの領域に纏められて配置される。
例えば、転送信号CK1_0,CK2_0が出力されるSLEDチップのグループを転送グループ0、転送信号CK1_0,CK2_1が出力されるSLEDチップのグループを転送グループ1、…、転送信号CK1_7,CK2_7が出力されるSLEDチップのグループを転送グループ7とすると、転送グループ0に対して点灯信号ΦIを送信する信号線107(107_0,107_1,107_4,107_5,…,107_28,107_29)は、図13中の転送グループ0のブロックに纏められて信号生成回路100と接続される。同様に、転送グループ1に対して点灯信号ΦIを送信する信号線107(107_2,107_3,107_6,107_7,…,107_30,107_31)は、図13中の転送グループ1のブロック、…、転送グループ7に対して点灯信号ΦIを送信する信号線107(107_98,107_99,107_102,107_103,…,107_118,107_119)は、図13中の転送グループ7のブロックにそれぞれ纏められて信号生成回路100と接続される。
そして、転送グループ0のブロック、転送グループ2のブロック、転送グループ4のブロック、および転送グループ6のブロックは、信号生成回路100の中心線に対して一方の側部側(図面の上部側)に配設される。また、転送グループ1のブロック、転送グループ3のブロック、転送グループ5のブロック、および転送グループ7のブロックは、信号生成回路100の中心線に対して他方の側部側(図面の下部側)に配設される。それにより、隣接して配置されるSLEDチップへの配線をグループ化し、かつ異なる側部側に交互に振り分けることで、配線を単純化している。また、信号生成回路100内での配線効率を向上させることで、信号生成回路100の小型化を図っている。さらには、発熱が特定の領域に集中して生じることを抑制している。
加えて、図13に示したように、転送信号CK1_0,CK2_0、転送信号CK1_2,CK2_2、転送信号CK1_4,CK2_4、および転送信号CK1_6,CK2_6が供給されるSLEDチップ、すなわち奇数番目のSLEDチップに電力を供給する電源ライン(SUB)125および接地された電源ライン(VGA)126も同様に、信号生成回路100の中心線に対して一方の側部側(図面中上部側)において、信号生成回路100と接続される。
同様に、転送信号CK1_1,CK2_1、転送信号CK1_3,CK2_3、転送信号CK1_5,CK2_5、および転送信号CK1_7,CK2_7が供給されるSLEDチップ、すなわち偶数番目のSLEDチップに電力を供給する電源ライン(SUB)125および接地された電源ライン(VGA)126は、信号生成回路100の中心線に対して他方の側部側(図面中下部側)において、信号生成回路100と接続される。
なお、本実施の形態のLED回路基板62では、信号線の配線をSLED63の千鳥状配列に対応させて、例えばSLED63の配列中心線を境界線として両側部に割り振っている。このような配線の割り振り方法の他に、例えば隣接する複数のSLEDチップを単位グループとして、この単位グループに接続される信号線を交互にいずれかの側部側に割り振ること等もできる。すなわち、SLED63を様々な形態でグループ化して、このグループ化されたSLEDチップに接続される信号線をSLED63の配列を境界線としていずれかの側部側に割り振ることで、全体の配線を整理することができる。
ところで、LED回路基板62上では、信号生成回路100からSLED63が配置された方向に離れるに従って信号線の数は少なくなる。そのため、設計されるLED回路基板62の大きさや信号線の数によっては、信号線の数が少ないために、LED回路基板62にビアホール62c(図15参照)を形成できる面積を有する長手方向の領域が存在する場合もある。このような信号線が配置されないスペースがビアホール62cのビア径を上回る位置よりも信号生成回路100から離れた領域では、ビアホール62cより信号線をSLED63の配列に交差させて、他方の側部側に回り込んで配線することも可能である。
また、本実施の形態のLED回路基板62では、EEPROM102は、信号生成回路100に対してSLED63が配置された位置とは反対側に配置されている。それにより、EEPROM102と信号生成回路100との間を接続する信号線を、配線スペースに余裕がある領域に形成することができ、LED回路基板62上のスペースが有効利用できる。
同様に、位置決め用穴105も信号生成回路100に対してSLED63が配置された位置とは反対側に配置されている。それにより、位置決め用穴105を配線スペースに余裕がある領域に形成することができ、LED回路基板62上のスペースが有効利用できる。
さらに、ハーネス103も信号生成回路100に対してSLED63が配置された位置とは反対側にてLED回路基板62と接続されている。それにより、ハーネス103を配線スペースに余裕がある領域にて接続することができ、LED回路基板62上のスペースが有効利用できる。
以上説明したように、本実施の形態のLPH14では、LED回路基板62上にてSLED63の配列方向に延びる所定の境界線が設定され、点灯信号ΦIや転送信号CK1,CK2が送信される信号線は、かかる境界線に対していずれかの側部側でのみ形成され、この境界線に交差して他方の側部側に回り込んで配線されることがないように構成される。そして、信号線は、信号生成回路100にて設定されたSLED63の配列方向に延びる所定の境界線に対して、信号線が配線された側の側部側で信号生成回路100に接続される。それにより、LED回路基板62での信号線の配線が整理・グループ化され、配線が複雑化することが抑制される。
そのため、LED回路基板62上における配線効率(基板面積に対する配線密度)を向上できるので、LPH14の小型化を図ることが可能である。また、信号生成回路100の発熱領域を分散して、信号生成回路100全体の昇温を抑制できる。
本発明の露光装置の一例であるプリントヘッドが用いられた画像形成装置の全体構成を示した図である。 LEDプリントヘッド(LPH)の構成を示した図である。 LED回路基板の平面図である。 SLEDの回路構成の一例を説明する図である。 信号生成回路の構成を示すブロック図である。 信号生成回路およびレベルシフト回路から出力される駆動信号の動作タイミングを表すタイミングチャートである。 LED回路基板上に形成される配線の全体構成を説明する図である。 8組の転送信号CK1,CK2が送信される各ブロックの割り振りを示した図である。 各ブロックに対して転送信号CK1,CK2が送信される信号線の配線位置の一例を示した図である。 各ブロックに対して転送信号CK1,CK2が送信される信号線の配線位置の一例を示した図である。 各ブロックに対して転送信号CK1,CK2が送信される信号線の配線位置の一例を示した図である。 各ブロックに対して転送信号CK1,CK2が送信される信号線の配線位置の一例を示した図である。 信号生成回路での各信号線の接続位置の一例を説明する図である。 LED回路基板上の配線の一例を示した図である。 LED回路基板の断面構造の概略を示した図である。
符号の説明
10…画像形成プロセス部、11(11Y,11M,11C,11K)…画像形成ユニット、12…感光体ドラム、14…LEDプリントヘッド(LPH)、30…制御部、40…画像処理部、62…LED回路基板、63…自己走査型LEDアレイ(SLED)、100…信号生成回路、110…画像データ展開部、112…濃度ムラ補正データ部、114…タイミング信号発生部、116…基準クロック発生部、118(118−0〜118−119)…点灯時間制御・駆動部

Claims (12)

  1. 複数の発光素子が列状に配置された複数の発光素子部材と、
    前記複数の発光素子を駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、
    前記駆動信号生成手段にて生成された前記駆動信号を前記複数の発光素子部材に送信する複数の信号線と、
    表面上に前記複数の発光素子部材と当該表面上の当該発光素子部材の配列方向延長位置に前記駆動信号生成手段とが配設されるとともに、前記信号線が配線された配線層が複数積層されて構成された基板とを備え、
    前記基板の前記配線層各々に配線された前記複数の信号線は、前記駆動信号生成手段の配置位置から前記発光素子部材が配置された方向に向かう所定範囲の領域にて、前記発光素子部材の配列方向に延びる所定の境界線により分割された領域のいずれか一方に配線されたことを特徴とする露光装置。
  2. 前記複数の発光素子部材は、当該発光素子部材の配列方向に対して交互に前記基板の異なる側部側にずれて配置される千鳥状配列されるとともに、
    前記基板の一方の側部側にずれて配置された前記発光素子部材に前記駆動信号を送信する前記信号線は、前記境界線に対して当該一方の側部側に配線され、前記基板の他方の側部側にずれて配置された前記発光素子部材に当該駆動信号を送信する前記信号線は、当該境界線に対して当該他方の側部側に配線されたことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記境界線に対して一方の側部側に配線された前記信号線は、前記駆動信号生成手段における前記発光素子部材の配列方向に沿って分割される当該一方の側部側の領域にて当該駆動信号生成手段と接続され、当該境界線に対して他方の側部側に配線された前記信号線は、当該駆動信号生成手段における当該発光素子部材の配列方向に沿って分割される当該他方の側部側の領域にて当該駆動信号生成手段と接続されたことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  4. 前記駆動信号生成手段は、前記駆動信号として、前記複数の発光素子各々を当該発光素子の並びに沿って順次点灯可能状態に設定する転送信号を所定数の前記発光素子部材単位で生成するとともに、当該複数の発光素子各々を順次点灯する点灯信号を前記発光素子部材単位で生成し、
    同一の前記転送信号が送信される複数の前記発光素子部材に前記点灯信号を送信する前記信号線は、前記駆動信号生成手段と相互に隣接するように接続されたことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  5. 前記複数の発光素子部材は、当該発光素子部材の配列方向に対して交互に前記基板の異なる側部側にずれて配置される千鳥状配列されるとともに、
    前記信号線は、前記千鳥状配列での異なる側部側に配列された前記発光素子部材に前記駆動信号を送信する当該信号線が前記境界線に対して異なる前記領域に振り分けられることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  6. 前記信号線は、前記基板の前記配線層各々の相互間で当該信号線を接続する接続ホールの形成が可能となる配線数で配線される領域にて、前記境界線を交差するように配線されたことを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  7. 像保持体と、
    前記像保持体を露光する露光手段とを有し、
    前記露光手段は、
    複数の発光素子が列状に配置された複数の発光素子部材と、
    前記複数の発光素子を駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成手段と、
    前記駆動信号生成手段にて生成された前記駆動信号を前記複数の発光素子部材に送信する複数の信号線と、
    表面上に前記複数の発光素子部材と当該表面上の当該発光素子部材の配列方向延長位置に前記駆動信号生成手段とが配設されるとともに、前記信号線が配線された配線層が複数積層されて構成された基板とを備え、
    前記基板の前記配線層各々に配線された前記複数の信号線は、前記駆動信号生成手段の配置位置から前記発光素子部材が配置された方向に向かう所定範囲の領域にて、前記発光素子部材の配列方向に延びる所定の境界線により分割された領域のいずれか一方に配線されたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記露光手段は、前記複数の発光素子部材が、当該発光素子部材の配列方向に対して交互に前記基板の異なる側部側にずれて配置される千鳥状配列されるとともに、
    前記基板の一方の側部側にずれて配置された前記発光素子部材に前記駆動信号を送信する前記信号線は、前記境界線に対して当該一方の側部側に配線され、前記基板の他方の側部側にずれて配置された前記発光素子部材に当該駆動信号を送信する前記信号線は、当該境界線に対して当該他方の側部側に配線されたことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記露光手段は、前記複数の発光素子部材が、当該発光素子部材の配列方向に対して交互に前記基板の異なる側部側にずれて配置される千鳥状配列されるとともに、
    前記信号線は、前記千鳥状配列での異なる側部側に配列された前記発光素子部材に前記駆動信号を送信する当該信号線が前記境界線に対して異なる前記領域に振り分けられることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  10. 前記露光手段は、前記基板表面にて前記駆動信号生成手段の配置位置よりも前記発光素子部材が配置された方向とは反対の領域に配置されるとともに、当該駆動信号生成手段にて前記駆動信号を生成する際に使用するデータを記憶する記憶手段をさらに備えたことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  11. 前記露光手段は、当該露光手段と前記像保持体との相対位置を調整する位置調整部材をさらに備え、
    前記基板は、前記駆動信号生成手段の配置位置よりも前記発光素子部材が配置された方向とは反対の領域に前記位置調整部材を配置するための穴部が形成されたことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  12. 前記露光手段に電力を供給する電力供給手段をさらに有し、
    前記露光手段は、前記基板上の前記駆動信号生成手段の配置位置よりも前記発光素子部材が配置された方向とは反対の領域にて前記電力供給手段と接続されたことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
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