JP2008177524A - 熱処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】減圧時に蓋体と炉口又は炉口部材との間で気密部材が押し潰されることにより蓋体と炉口又は炉口部材とが直接接触することに起因する炉口のクラック等の損傷又は蓋体と炉口部材の擦れの発生を防止する。
【解決手段】下部に炉口2aを有し、被処理体wを収容して減圧下で所定の熱処理が可能な石英製の処理容器3と、多数の被処理体wを搭載した保持具16を載置して処理容器3への搬入・搬出を行うと共に炉口2aの閉塞・開放を行う金属製の蓋体15と、該蓋体15上の周縁部に設けられ処理容器3の炉口2aとの間を封止する環状の気密部材32と、を備えた熱処理装置1において、前記蓋体15上の前記気密部材32よりも外側の周縁部に、処理容器3内の減圧時に蓋体15と炉口2aとの間で前記気密部材32が押し潰されることにより蓋体15と炉口2aが接触するのを規制する接触規制部材33を設けている。
【選択図】図2

Description

本発明は、熱処理装置に関する。
半導体装置の製造においては、被処理体例えば半導体ウエハ(以下、ウエハともいう。)に、酸化、拡散、CVD(Chemical Vapor Deposition)などの処理を施すために、各種の処理装置(半導体製造装置)が用いられている。そして、処理装置の一つとして、一度に多数枚の被処理体の熱処理が可能なバッチ式の熱処理装置例えば縦型熱処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この熱処理装置としては、図13に部分的に示すように、下部に炉口2aを有し、ウエハを収容して減圧下で所定の熱処理が可能な石英製の処理容器(プロセスチューブ)3と、多数のウエハを搭載した図示しない保持具(ボート)を載置して処理容器3への搬入・搬出を行うと共に炉口2aの閉塞・開放を行う金属製の蓋体15と、該蓋体15上の周縁部に設けられ蓋体15と処理容器3の炉口2aとの間(詳しくは炉口フランジ部3aとの間)を封止するOリング(環状の気密部材)32と、を備えたもの(例えば減圧拡散装置、以下前者の熱処理装置という。)がある。
また、熱処理装置としては、図14に部分的に示すように、下部が開口し、ウエハを収容して減圧下で所定の熱処理が可能な石英製の処理容器(図示省略)と、該処理容器の下部に接続されて炉口2aを形成する金属製のマニホールド(炉口部材)50と、多数のウエハを搭載した図示しない保持具(ボート)を載置して処理容器への搬入・搬出を行うと共に炉口2aの閉塞・開放を行う金属製の蓋体15と、該蓋体15上の周縁部に設けられ蓋体15とマニホールド50との間を封止するOリング32と、を備えたもの(例えば減圧CVD装置、以下後者の熱処理装置という。)がある。
特開2001−237238号公報
しかしながら、前者の熱処理装置においては、処理容器3内の減圧時に蓋体15と炉口2aとの間(詳しくは炉口フランジ部3aとの間)で前記Oリング32が押し潰されることにより蓋体15と炉口2a(詳しくは炉口フランジ部3a)とが直接接触して炉口2a(詳しくは炉口フランジ部3a)に力がかかり、処理容器の炉口2aにクラック等の損傷が発生する問題及び微少クラックによるパーティクルの発生の問題を起こしている。
一方、後者の熱処理装置においては、処理容器3の減圧時に蓋体15とマニホールド50との間で前記Oリング32が押し潰されることにより蓋体15とマニホールド50が直接接触し、両者の熱膨張の違いにより擦れが発生し、この擦れがウエハの金属汚染の原因になっている。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、減圧時に蓋体と炉口又は炉口部材との間で気密部材が押し潰されることにより蓋体と炉口又は炉口部材とが直接接触することに起因する炉口のクラック等の損傷又は蓋体と炉口部材の擦れの発生を防止することができる熱処理装置を提供することを目的とする。
本発明のうち、第1の発明は、下部に炉口を有し、被処理体を収容して減圧下で所定の熱処理が可能な石英製の処理容器と、多数の被処理体を搭載した保持具を載置して処理容器への搬入・搬出を行うと共に炉口の閉塞・開放を行う金属製の蓋体と、該蓋体上の周縁部に設けられ処理容器の炉口との間を封止する環状の気密部材と、を備えた熱処理装置において、前記蓋体上の前記気密部材よりも外側の周縁部に、処理容器内の減圧時に蓋体と炉口との間で前記気密部材が押し潰されることにより蓋体と炉口が接触するのを規制する接触規制部材を設けたことを特徴とする。
第2の発明は、下部に炉口を有し、被処理体を収容して減圧下で所定の熱処理が可能な石英製の処理容器と、多数の被処理体を搭載した保持具を載置して処理容器への搬入・搬出を行うと共に炉口の閉塞・開放を行う金属製の蓋体と、該蓋体上の周縁部に設けられ処理容器の炉口との間を封止する環状の気密部材と、を備えた熱処理装置において、前記蓋体上の前記気密部材よりも内側に、処理容器内の減圧時に蓋体と炉口との間で前記気密部材が押し潰されることにより蓋体と炉口が接触するのを規制する接触規制部材を設けたことを特徴とする熱処理装置。
第3の発明は、下部が開口し、被処理体を収容して減圧下で所定の熱処理が可能な石英製の処理容器と、該処理容器の下部に接続されて炉口を形成する金属製の炉口部材と、多数の被処理体を搭載した保持具を載置して処理容器への搬入・搬出を行うと共に炉口の閉塞・開放を行う金属製の蓋体と、該蓋体上の周縁部に設けられ炉口部材との間を封止する環状の気密部材と、を備えた熱処理装置において、前記蓋体上の前記気密部材よりも外側の周縁部に、処理容器内の減圧時に蓋体と炉口部材との間で前記気密部材が押し潰されることにより蓋体と炉口部材が接触するのを規制する接触規制部材を設けたことを特徴とする熱処理装置。
第4の発明は、下部が開口し、被処理体を収容して減圧下で所定の熱処理が可能な石英製の処理容器と、該処理容器の下部に接続されて炉口を形成する金属製の炉口部材と、多数の被処理体を搭載した保持具を載置して処理容器への搬入・搬出を行うと共に炉口の閉塞・開放を行う金属製の蓋体と、該蓋体上の周縁部に設けられ炉口部材との間を封止する環状の気密部材と、を備えた熱処理装置において、前記蓋体上の前記気密部材よりも内側に、処理容器内の減圧時に蓋体と炉口部材との間で前記気密部材が押し潰されることにより蓋体と炉口部材が接触するのを規制する接触規制部材を設けたことを特徴とする熱処理装置。
前記接触規制部材は、環状に形成されていると共に、その一部に周方向の熱膨張を吸収するための切欠部を有していることが好ましい。
前記接触規制部材の下部には下方に突出し更に半径方向外方に突出した引き抜け防止用の係止突条部が周方向に沿って形成され、前記蓋体の上部には前記係止突条部が着脱自在に係合する環状の係合溝部が形成されていることが好ましい。
前記蓋体の外側部には、接触規制部材の外側部に形成した係止溝に係合して接触規制部材の離脱を阻止するための離脱阻止部材が取付けられていることが好ましい。
前記接触規制部材は、環状に形成されていると共に、その一部に周方向の熱膨張を吸収するための切欠部を有し、前記蓋体上の前記気密部材よりも外側の周縁部には前記接触規制部材が嵌合する段部が形成され、該段部の外周面と前記接触規制部材の内周面には互いに係合して接触規制部材の上方への移動を抑制する上方移動抑制部が形成され、前記蓋体の外周面には接触規制部材の開きを抑制する開き抑制部材が適宜間隔で複数設けられていることが好ましい。前記接触規制部材は、耐熱樹脂製であることが好ましい。
本発明のうち、第1又は第2の発明によれば、減圧時に蓋体と炉口との間で気密部材が押し潰されることにより蓋体と炉口とが直接接触することに起因する炉口のクラック等の損傷の発生を防止することができ、処理容器の耐久性の向上が図れる。
第3又は第4の発明によれば、減圧時に蓋体と炉口部材との間で気密部材が押し潰されることにより蓋体と炉口部材とが直接接触することに起因する蓋体と炉口部材の擦れの発生を防止することができ、この擦れに起因する被処理体の金属汚染を防止することができる。
前記接触規制部材が、環状に形成されていると共に、その一部に周方向の熱膨張を吸収するための切欠部を有していることにより、処理容器の減圧時に加わる圧縮荷重を分散させ、該荷重に充分に耐えることができると共に、熱膨張を容易に吸収することができ、これにより接触規制部材及び処理容器の耐久性の向上が図れる。
前記接触規制部材の下部には下方に突出し更に半径方向外方に突出した引き抜け防止用の係止突条部が周方向に沿って形成され、前記蓋体の上部には前記係止突条部が着脱自在に係合する環状の係合溝部が形成されていることにより、接触規制部材を蓋体の上部に容易に取付けることができると共に、蓋体上部からの接触規制部材の外れ(離脱)を防止することができ、しかも、接触規制部材を両手で縮径させて持ち上げることにより容易に取外すことができ、接触規制部材の交換が容易にでき、メンテナンス性の向上が図れる。
前記蓋体の外側部には、接触規制部材の外側部に形成した係止溝に係合して接触規制部材の離脱を阻止するための離脱阻止部材が取付けられていることにより、接触規制部材が何らかの外力により蓋体上部から外れ(離脱する)のを更に確実に防止することができる。
前記接触規制部材は、環状に形成されていると共に、その一部に周方向の熱膨張を吸収するための切欠部を有し、前記蓋体上の前記気密部材よりも外側の周縁部には前記接触規制部材が嵌合する段部が形成され、該段部の外周面と前記接触規制部材の内周面には互いに係合して接触規制部材の上方への移動を抑制する上方移動抑制部が形成され、前記蓋体の外周面には接触規制部材の開きを抑制する開き抑制部材が適宜間隔で複数設けられていることにより、接触規制部材が応力の集中しない単純な形状となり、広い受圧面積を確保することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を基に詳述する。図1は本発明の第1実施形態である熱処理装置を概略的に示す縦断面図、図2は同熱処理装置の要部拡大断面図、図3は蓋体への接触規制部材の取付構造を説明する説明図、図4は接触規制部材の平面図である。
図1において、1は半導体製造装置の一つである縦型の熱処理装置であり、この熱処理装置1は、被処理体である例えば半導体ウエハwを一度に多数枚収容して減圧拡散等の熱処理を施すことができる縦型の熱処理炉2を備えている。この熱処理炉2は、ウエハwを多段に収容して所定の熱処理を行うための処理容器3と、該処理容器3を囲繞する筒状の断熱材4と、該断熱材4の内周面に沿って螺旋状又は蛇行状に配置された発熱抵抗体(ヒータ線ともいう)5とを主に備えている。筒状の断熱材4の上端部は閉塞されている。断熱材4と発熱抵抗体5によりヒータ(加熱装置)6が構成されている。
前記熱処理装置1は、ヒータ6を設置するためのベースプレート7を備えている。このベースプレート7には処理容器3を下方から上方に挿入するための開口部8が形成されており、この開口部8にはベースプレート7と処理容器3との間の隙間を覆うように断熱材20が設けられている。
前記処理容器3は、プロセスチューブ(反応管)とも称し、石英製で、上端が閉塞され、下端が開口された縦長の円筒状に形成されている。処理容器3の開口端には外向きのフランジ部3fが形成され、該フランジ部3fがフランジ支持部材9を介して前記ベースプレート7に支持されている。このフランジ支持部材9は、図2にも示すように、フランジ部3fの下部周縁部を支持する環状の支持枠10と、該支持枠10の上部にネジ止め等により取付けられフランジ部3fの上部を押えるフランジ押え11と、前記支持枠10の外周縁部を前記ベースプレート7から支持する複数の支持ロッド12とを含んでいる。
図示例の処理容器3は、下側部に処理ガスや不活性ガス等を処理容器3内に導入する導入ポート(導入口)13及び処理容器3内のガスを排気するための排気ポート(排気口)23が設けられている。導入ポート13にはガス供給源が接続され、排気ポート23には例えば10〜10−8Torr程度に減圧制御が可能な真空ポンプを備えた排気系が接続されている。
処理容器3の下方には、処理容器3の下端開口部からなる炉口2aを閉塞・開放する上下方向に開閉可能な蓋体15が図示しない昇降機構により昇降移動可能に設けられている。この蓋体15の上部には、例えば直径が300mmのウエハwを多数枚例えば100〜150枚程度上下方向に所定の間隔で搭載する保持具である石英製のボート16が炉口の保温手段である例えば保温筒17を介して載置されている。蓋体15には、ボート16をその軸心回りに回転する回転機構18が設けられている。ボート16は、蓋体15の下降移動により処理容器3内から下方のローディングエリア内に搬出(アンロード)され、ウエハwの移替え後、蓋体15の上昇移動により処理容器3内に搬入(ロード)される。
断熱材4の形状を保持すると共に断熱材4を補強するために、図1に示すように、断熱材4の外周は金属製例えばステンレス製の外皮(アウターシェル)30で覆われている。また、ヒータ外部への熱影響を抑制するために、外皮30の外周は水冷ジャケット31で覆われている。
前記蓋体15上の周縁部には、図2に示すように、処理容器3の炉口2aとの間(詳しくは炉口フランジ部3fとの間)を封止する環状の気密部材であるOリング32が取付けられ、蓋体15上のOリング32よりも外側の周縁部には、処理容器3内の減圧時に蓋体15と炉口フランジ部3fとの間で前記Oリング32が押し潰されることにより蓋体15と炉口フランジ部3fが接触するのを規制する耐熱樹脂製の接触規制部材33が設けられている。前記蓋体15は、金属製例えばステンレス鋼(SUS)製であり、前記Oリング32は、耐熱樹脂製例えばフッ素系樹脂製である。蓋体15の上面周縁部には、Oリング32を取付けるための平面環状で隆起した取付台34が形成され、この取付台34に上部に形成された環状の取付溝35にOリング32が嵌合装着されている。平面環状のOリング32の直径は例えば400mmであり、Oリング32の断面の直径は例えば5.7mmである。Oリング32は取付台34の上面から所定高さa=1.1mm突出している。
前記接触規制部材33は、図4に示すように、平面環状に形成されていると共に、その一部に周方向の熱膨張を吸収するための切欠部36を有している。接触規制部材33の断面形状としては四角形であることが好ましい。蓋体15の上面周縁部には取付台34よりも外側に接触規制部材33を載置するための載置面37が形成されている。
前記接触規制部材33を蓋体15上に容易に取付け、且つ外れにくくなるよう着脱可能に取付けるために、前記接触規制部33材の下部には下方に突出し更に半径方向外方に屈曲して突出した断面略L字状の引き抜け防止用の係止突条部38が周方向に沿って形成され、前記蓋体15の上部には前記係止突条部38が着脱自在に係合する断面略L字状で平面環状の係合溝部39が形成されている。この場合、係止突条部38の先端側の幅寸法waと係合溝部39の入口側の幅寸法wbとが略等しくされ、係止突条部38を係合溝39に容易に挿入できるようになっている。また、係止突条部38は、やや縮径した状態で係合溝に挿入されて解放されると、自らの弾性復元力で拡径して先端の外側方突起部38aが外側方溝部39aに嵌合し、引き抜けにくくなる。
処理容器3内の常圧時には、蓋体15を処理容器3の炉口フランジ部3fに当接させて閉塞した場合、Oリング32の潰し代が0.4mmであり、取付台34上面と炉口フランジ部3f下面との間に0.7mmの隙間が生じ、接触規制部材33の上面と炉口フランジ部3f下面との間に0.4mmの隙間が生じるように設定されている。また、処理容器内の減圧時には、図2に示すように、接触規制部材33の上面が炉口フランジ部3fの下面に突当り、Oリングの潰し代bが0.8mmであり、取付台34上面と炉口フランジ部3f下面との間に0.3mmの隙間cが生じるように設定されている。
上記処理容器3内の減圧時に蓋体15のOリング32よりも内側の面に作用する大気圧は例えば1.3トン程度であるから、接触規制部材としては10〜20kg/cm好ましくは16kg/cm程度の圧縮荷重に耐え、且つ250℃程度の温度に耐え得る必要がある。また、接触規制部材33としては、石英製の炉口フランジ部3f下面に凹凸があってもこれを吸収し得る弾性を有することが必要である。これらの要件を満足する接触規制部材33の樹脂としては、弾性、耐熱性及び耐荷重性に優れたポリイミドが好適である。
なお、図2に示すように、Oリング32の過熱を防止するために、支持枠10には冷却水を流通させて処理容器3のフランジ部3fを間接的に冷却するための冷却水通路40が設けられ、蓋体15にもOリング32を冷却するための冷却水通路41が設けられている。
以上の構成からなる熱処理装置1によれば、下部に炉口フランジ部3fを有し、ウエハwを収容して減圧下で所定の熱処理が可能な石英製の処理容器3と、多数のウエハwを搭載したボート16を載置して処理容器3への搬入・搬出を行うと共に炉口フランジ部3fの閉塞・開放を行う金属製の蓋体15と、該蓋体15上の周縁部に設けられ処理容器3の炉口フランジ部3fとの間を封止する環状のOリング32と、を備え、前記蓋体15上の前記Oリング32よりも外側の周縁部に、処理容器3内の減圧時に蓋体15と炉口フランジ部3fとの間で前記Oリング32が押し潰されることにより蓋体15と炉口フランジ部3fが接触するのを規制する耐熱樹脂製の接触規制部材33を設けているため、減圧時に蓋体15と炉口フランジ部3fとの間でOリング32が押し潰されることにより蓋体15と炉口フランジ部3fとが直接接触することに起因する炉口フランジ部3fのクラック等の損傷(ひび割れ、割れ、欠けなど)の発生を防止することができ、処理容器3の耐久性の向上が図れる。また、微少クラックによるパーティクルの発生を防止することができる。
前記接触規制部材33は、環状に形成されているため、処理容器3の減圧時に加わる圧縮荷重を分散させ、該荷重に充分に耐えることができると共に、その一部に周方向の熱膨張を吸収するための切欠部36を有しているため、熱膨張を容易に吸収することができ、これにより接触規制部材33及び処理容器3の耐久性の向上が図れる。また、前記接触規制部材33の下部には下方に突出し更に半径方向外方に突出した引き抜け防止用の係止突条部38が周方向に沿って形成され、前記蓋体15の上部には前記係止突条部38が着脱自在に係合する環状の係合溝部39が形成されているため、接触規制部材33を蓋体15の上部に容易に取付けることができると共に、蓋体15上部からの接触規制部材33の外れ(離脱)を防止することができ、しかも、接触規制部材33を両手で縮径させて持ち上げることにより容易に取外すことができ、接触規制部材33の交換が容易にでき、メンテナンス性の向上が図れる。
図5は接触規制部材の取付構造の変形例を示す概略的断面図である。図5の実施の形態において、図2ないし図3の実施の形態と同一部分は同一参照符号を付して説明を省略する。図5の実施の形態では、接触規制部外33が何らかの外力により蓋体15上部から外れ(離脱する)のを更に確実に防止するために、蓋体15の外側部には、接触規制部材33の外側部に形成した係止溝42に係合して接触規制部材33の外れないし離脱を阻止するための離脱阻止部材43がネジ44等により着脱可能に取付けられている。
前記係止溝42は、接触規制部材33の外側部(外周面)に周方向に連続して1つ又は周方向に適宜間隔で複数形成されている。前記離脱阻止部材33は、断面L字状に形成されており、先端の係止部43aを係止溝42に挿入した状態で基部側が蓋体15の側面(外周面)にネジ44で固定されている。離脱阻止部材43は、蓋体15の側面に周方向に適宜間隔で複数取付けられる。図5の実施の形態によれば、蓋体15の外側部には、接触規制部材33の外側部に形成した係止溝42に係合して接触規制部材33の離脱を阻止するための離脱阻止部材43が取付けられているため、接触規制部材33の外れ、離脱を確実に防止することができる。
図6は接触規制部材の取付構造の他の変形例を示す断面図、図7は蓋体上面を概略的に示す平面図である。本実施形態では、蓋体15上のOリング32よりも外側の周縁部には接触規制部材33が嵌合する段部60が形成され、該段部60の外周面60bと前記接触規制部材33の内周面には互いに係合して接触規制部材33の上方向への離脱を抑制する離脱抑制部61が形成され、前記蓋体15の外周面には接触規制部材33の開きを抑制する開き抑制部材62が周方向に適宜間隔ないし等間隔で複数例えば2〜4個設けられている。
前記段部60は、水平の上面(段部上面)60aと垂直の外周面(段部外周面)60bとからなっている。前記接触規制部材33は、図4に示すように、平面環状に形成されていると共に、その一部に周方向の熱膨張を吸収するための切欠部36を有している。接触規制部材33は、図6に示すように横断面四角形に形成されている。接触規制部材33の下面は段部上面60aに載置され、接触規制部材33の内周面と段部外周面60bとが対向し、接触規制部材33の上端面は取付台34の上面より所定高さ例えば0.3mmだけ突出している。
前記離脱抑制部61は、例えば接触規制部材33の内周面の下側にその周方向に沿って形成された突条部61aと、取付台34の外周面である段部外周面60bの下側にその周方向に沿って形成された凹溝部61bとからなっていることが好ましい。なお、これらの関係は逆であってもよく、段部外周面に突条部を形成し、接触規制部材の内周面に凹溝部を形成してもよい。凹溝部61bの溝幅を突条部61aの幅よりも若干大きくすることにより接触規制部材33の若干の上下移動が許容されていてもよい。前記開き抑制部材62は、金属製の板材からなり、蓋体15の外周面に沿って所定の長さ例えば20mmで曲面状に形成されている。開き抑制部材62は、少なくとも左右一対の取付ネジ63により蓋体15の外周面に取付固定されている。特に、図7に示すように1つの開き抑制部材62は、接触規制部材33の切欠部36を挟んで対向する両端部33a,33bに跨るように配置されていることが接触規制部材33の両端部(自由端)33a,33bの径方向外方への開きを抑制する上で好ましい。また、当該開き抑制部材62の内側面には、接触規制部材33の両端部33a,33b間の切欠部36に挿入されて接触規制部材33の周方向の移動(回転ないし位置ずれ)を抑制する(周方向の位置決めを行う)ための周方向位置決め突起部62aが突設されていることが好ましい。これにより、接触規制部材33が熱膨張を考慮した隙間を保ちつつその隙間分、回転したとしても、開き抑制部材62から接触規制部材33が外れないようになっている。
本実施形態によれば、前記蓋体15上の前記Oリング32よりも外側の周縁部には前記接触規制部材33が嵌合する段部60が形成され、該段部60の外周面60bと前記接触規制部材33の内周面には互いに係合して接触規制部材33の上方向への離脱を抑制する離脱抑制部61が形成され、前記蓋体15の外周面には接触規制部材33の開きを抑制する開き抑制部材62が適宜間隔で複数設けられていることにより、接触規制部材33が応力の集中しない単純な形状となり、広い受圧面積を確保することができ、耐久性の向上が図れる。
図8は接触規制部材の取付構造の他の変形例を示す断面図である。本実施の形態において、図6の実施の形態と同一ないし同程度の部分は同一符号を付して説明を省略する。図6の実施形態では、前記蓋体15上の前記Oリング32よりも内側の周縁部に、接触規制部材33が設けられている。前記蓋体15上の前記Oリング32よりも内側には前記接触規制部材33が嵌合する段部60が形成され、該段部60の内周面60cと前記接触規制部材33の外周面には互いに係合して接触規制部材33の上方向への離脱を抑制する離脱抑制部61が形成されている。該離脱抑制部61は、例えば接触規制部材33の外周面の下側にその周方向に沿って形成された突条部61aと、段部内周面60cの下側にその周方向に沿って形成された凹溝部61bとからなっていることが好ましいが、これらの凹凸の関係は逆であってもよい。本実施の形態によっても、図6の実施形態と略同様の効果が得られる。なお、段部内周面60cにより接触規制部材33の開きを抑制できるので、開き抑制部材は不要である。
図9は本発明の第2実施形態である熱処理装置を概略的に示す縦断面図、図10は同熱処理装置の要部拡大断面図である。図9において、1は半導体製造装置の一つである縦型の熱処理装置であり、この熱処理装置1は、被処理体である例えば半導体ウエハwを一度に多数枚収容して減圧CVD等の熱処理を施すことができる縦型の熱処理炉2を備えている。この熱処理炉2は、ウエハwを多段に収容して所定の熱処理を行うための処理容器3と、該処理容器3を囲繞するように設置されウエハwを加熱するヒータとを主に備えている。
前記熱処理装置1は、ヒータ6を設置するためのベースプレート7を備えている。このベースプレート7には処理容器3を下方から上方に挿入するための開口部8が形成されている。
前記処理容器3は、プロセスチューブ(反応管)とも称し、石英製で、上端が閉塞され、下端が開口された縦長の円筒状に形成された外管3aと、該外管3aの内部に配置された縦長の円筒状の内管3bとから二重管構造とされている。外管3aの開口端には外向きのフランジ部3afが形成され、該フランジ部3afが金属製の炉口部材であるステンレス鋼製の短円筒状のマニホールド50の上端フランジ部50aに気密に接合されている。マニホールド50は、前記ベースプレート7の下部に取付けられている。
前記内管3bの下端部は、マニホールド50の内部に当接されて支持されている。マニホールド50の側面部には処理ガスや不活性ガス等を処理容器3内の内管3bの内側に導入する導入ポート13と、処理容器2内のガスを内管3bと外管3aの間から排気するための排気ポート14とが設けられている。導入ポート13にはガス供給源が接続され、排気ポート14には例えば10〜10−8Torr程度に減圧制御が可能な真空ポンプを備えた排気系が接続されている。
マニホールド50の下方には、マニホールド50の下端開口部(炉口2a)を閉塞・開放する上下方向に開閉可能な蓋体15が図示しない昇降機構52により昇降移動可能に設けられている。この蓋体15の上部には、例えば直径が300mmのウエハwを多数枚例えば100〜150枚程度上下方向に所定の間隔で搭載する保持具である石英製のボート16が炉口2aの保温手段である例えば保温筒17を介して載置されている。蓋体15には、ボート16をその軸心回りに回転する図示しない回転機構が設けられている。ボート16は、蓋体15の下降移動により処理容器3内から下方のローディングエリア内に搬出(アンロード)され、ウエハwの移替え後、蓋体15の上昇移動により処理容器3内に搬入(ロード)される。
前記蓋体15上の周縁部には、図10に示すように、マニホールド50との間を封止する環状の気密部材であるOリング32が取付けられ、蓋体15上のOリング32よりも外側の周縁部には、処理容器3内の減圧時に蓋体15とマニホールド50との間で前記Oリング32が押し潰されることにより蓋体15とマニホールド50が接触するのを規制する耐熱樹脂製の接触規制部材33が設けられている。マニホールド50の下部開口端には外向きのフランジ部50bが形成され、このフランジ部50bに蓋体15の上部周縁部がOリング32を介して当接され、密閉されるようになっている。フランジ部50bにはOリング32の過熱を抑制すべくフランジ部50bを冷却するための冷却水通路53が設けられている。
前記蓋体15は、金属製例えばステンレス鋼(SUS)製であり、前記Oリング32は、耐熱樹脂製例えばフッ素系樹脂製である。蓋体15の上面周縁部には、Oリング32を取付けるための平面環状で隆起した取付台34が形成され、この取付台34に上部に形成された環状の取付溝35にOリング32が嵌合装着されている。平面環状のOリング32の直径は例えば430mmであり、Oリング32の断面の直径は例えば5.7mmである。Oリング32は取付台34の上面から所定高さa=1.1mm突出している。
前記接触規制部材33は、図4に示すように、平面環状に形成されていると共に、その一部に周方向の熱膨張を吸収するための切欠部36を有している。接触規制部材33の断面形状としては四角形であることが好ましい。蓋体15の上面周縁部には取付台34よりも外側に接触規制部材33を載置するための載置面37が形成されている。
前記接触規制部材33を蓋体15上に容易に取付け、且つ外れにくくなるよう着脱可能に取付けるために、前記接触規制部材33の下部には下方に突出し更に半径方向外方に屈曲して突出した断面略L字状の引き抜け防止用の係止突条部38が周方向に沿って形成され、前記蓋体15の上部には前記係止突条部38が着脱自在に係合する断面略L字状で平面環状の係合溝部39が形成されている。この場合、係止突条部38の先端側の幅寸法waと係合溝部39の入口側の幅寸法wbとが略等しくされ、係止突条部38を係合溝部39に容易に挿入できるようになっている。また、係止突条部38は、やや縮径した状態で係合溝部39に挿入されて解放されると、自らの弾性復元力で拡径して先端の外側方突起部38aが外側方溝部39aに嵌合し、引き抜けにくくなる。
処理容器3内の常圧時には、蓋体15を処理容器3のマニホールド50に当接させて閉塞した場合、Oリング32の潰れ代が0.4mmであり、取付台34上面とマニホールド50の下面(下部フランジ部50b下面)との間に0.7mmの隙間が生じ、接触規制部材33の上面とマニホールド50下面との間に0.4mmの隙間が生じるように設定されている。また、処理容器3内の減圧時には、図7に示すように、接触規制部材33の上面がマニホールド50下面に突当り、Oリング32の潰し代bは0.8mmであり、取付台34上面とマニホールド50下面との間に0.3mmの隙間cが生じるように設定されている。
上記処理容器3内の減圧時に蓋体15のOリング32よりも内側の面に作用する大気圧は例えば1.5トン程度であるから、接触規制部材33としては10〜20kg/cm好ましくは16kg/cm程度の圧縮荷重に耐え、且つ250℃程度の温度に耐え得る必要がある。また、接触規制部材33としては、マニホールド50の下面を傷つけないために、金属例えばステンレス鋼よりも硬度が低いことが必要である。これらの要件を満足する接触規制部材33の樹脂としては、弾性、耐熱性及び耐荷重性に優れたポリイミドが好適である。
以上の構成からなる熱処理装置1によれば、下部が開口し、ウエハwを収容して減圧下で所定の熱処理(CVD)が可能な石英製の処理容器3と、該処理容器3の下部に接続されて炉口2aを形成する金属製のマニホールド50と、多数のウエハwを搭載したボート16を載置して処理容器3への搬入・搬出を行うと共に炉口2aの閉塞・開放を行う金属製の蓋体15と、該蓋体15上の周縁部に設けられマニホールド50との間を封止する環状のOリング32と、を備え、前記蓋体15上の前記Oリング32よりも外側の周縁部に、処理容器3内の減圧時に蓋体15とマニホールド50との間で前記Oリング32が押し潰されることにより蓋体15とマニホールド50が接触するのを規制する耐熱樹脂製の接触規制部材33を設けているため、減圧時に蓋体15とマニホールド50との間でOリング32が押し潰されることにより蓋体15とマニホールド50とが直接接触することに起因する蓋体15とマニホールド50の擦れの発生を防止することができ、この擦れに起因するウエハwの金属汚染を防止することができる。
前記接触規制部材33は、環状に形成されているため、処理容器3の減圧時に加わる圧縮荷重を分散させ、該荷重に充分に耐えることができると共に、その一部に周方向の熱膨張を吸収するための切欠部36を有しているため、熱膨張を容易に吸収することができ、これにより接触規制部材33及び処理容器3の耐久性の向上が図れる。また、前記接触規制部材33の下部には下方に突出し更に半径方向外方に突出した引き抜け防止用の係止突条部38が周方向に沿って形成され、前記蓋体15の上部には前記係止突条部38が着脱自在に係合する環状の係合溝部39が形成されているため、接触規制部材33を蓋体15の上部に容易に取付けることができると共に、蓋体15上部からの接触規制部材33の外れ(離脱)を防止することができ、しかも、接触規制部材33を両手で縮径させて持ち上げることにより容易に取外すことができ、接触規制部材33の交換が容易にでき、メンテナンス性の向上が図れる。
接触規制部材33が何らかの外力により蓋体15上部から外れる(離脱する)のを更に確実に防止するために、図5に示すように、蓋体15の外側部には、接触規制部材33の外側部に形成した係止溝部39に係合して接触規制部材33の外れ(離脱)を阻止するための離脱阻止部材43がネジ44等により着脱可能に取付けられていることが好ましい。
図11は接触規制部材の取付構造の他の変形例を示す断面図である。本実施形態では、蓋体15上のOリング32よりも外側の周縁部には接触規制部材33が嵌合する段部60が形成され、該段部60の外周面と前記接触規制部材33の内周面には互いに係合して接触規制部材33の上方向への離脱を抑制する離脱抑制部61が形成され、前記蓋体15の外周面には接触規制部材33の開きを抑制する開き抑制部材62が周方向に適宜間隔ないし等間隔で複数例えば2〜4個設けられている。
前記段部60は、水平の上面(段部上面)60aと垂直の外周面(段部外周面)60bとからなっている。前記接触規制部材33は、図4に示すように、平面環状に形成されていると共に、その一部に周方向の熱膨張を吸収するための切欠部36を有している。接触規制部材33は、図11に示すように横断面四角形に形成されている。接触規制部材33の下面は段部上面60aに載置され、接触規制部材33の内周面と段部外周面60bとが対向し、接触規制部材33の上端面は取付台34の上面より所定高さ例えば0.3mmだけ突出している。
前記離脱抑制部61は、例えば接触規制部材33の内周面の下側にその周方向に沿って形成された突条部61aと、取付台34の外周面である段部外周面60bの下側にその周方向に沿って形成された凹溝部61bとからなっていることが好ましい。なお、これらの関係は逆であってもよく、段部外周面に突条部を形成し、接触規制部材の内周面に凹溝部を形成してもよい。凹溝部61bの溝幅を突条部61aの幅よりも若干大きくすることにより接触規制部材33の若干の上下移動が許容されていてもよい。前記開き抑制部材62は、金属製の板材からなり、蓋体15の外周面に沿って所定の長さ例えば20mmで曲面状に形成されている。開き抑制部材62は、少なくとも左右一対の取付ネジ63により蓋体15の外周面に取付固定されている。特に、図7に示すように1つの開き抑制部材62は、接触規制部材33の切欠部36を挟んで対向する両端部33a,33bに跨るように配置されていることが接触規制部材33の両端部(自由端)33a,33bの径方向外方への開きを抑制する上で好ましい。また、当該開き抑制部材62の内側面には、接触規制部材33の両端部33a,33b間の切欠部36に挿入されて接触規制部材33の周方向の移動(回転ないし位置ずれ)を抑制する(周方向の位置決めを行う)ための周方向位置決め突起部62aが突設されていることが好ましい。これにより、接触規制部材33が熱膨張を考慮した隙間を保ちつつその隙間分、回転したとしても、開き抑制部材62から接触規制部材33が外れないようになっている。
本実施形態によれば、前記蓋体15上の前記Oリング32よりも外側の周縁部には前記接触規制部材33が嵌合する段部60が形成され、該段部60の外周面60bと前記接触規制部材33の内周面には互いに係合して接触規制部材33の上方向への離脱を抑制する離脱抑制部61が形成され、前記蓋体15の外周面には接触規制部材33の開きを抑制する開き抑制部材62が適宜間隔で複数設けられていることにより、接触規制部材33が応力の集中しない単純な形状となり、広い受圧面積を確保することができ、耐久性の向上が図れる。
図12は接触規制部材の取付構造の他の変形例を示す断面図である。本実施の形態において、図11の実施の形態と同一ないし同程度の部分は同一符号を付して説明を省略する。図12の実施形態では、前記蓋体15上の前記Oリング32よりも内側の周縁部に、接触規制部材33が設けられている。前記蓋体15上の前記Oリング32よりも内側には前記接触規制部材33が嵌合する段部ないし環状溝60が形成され、該環状溝60の内周面60cと前記接触規制部材33の外周面には互いに係合して接触規制部材33の上方向への離脱を抑制する離脱抑制部61が形成されている。該離脱抑制部61は、例えば接触規制部材33の外周面の下側にその周方向に沿って形成された突条部61aと、段部内周面60cの下側にその周方向に沿って形成された凹溝部61bとからなっていることが好ましいが、これら凹凸の関係は逆であってもよい。本実施の形態によっても、図11の実施形態と略同様の効果が得られる。なお、段部内周面60cにより接触規制部材33の開きを抑制できるので、開き抑制部材は不要である。
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、被処理体としては、ガラス基板、LCD基板等であってもよい。
本発明の第1実施形態である熱処理装置を概略的に示す縦断面図である。 同熱処理装置の要部拡大断面図である。 蓋体への接触規制部材の取付構造を説明する説明図である。 接触規制部材の平面図である。 接触規制部材の取付構造の変形例を示す概略的断面図である。 接触規制部材の取付構造の他の変形例を示す断面図である。 蓋体上面を概略的に示す平面図である。 接触規制部材の取付構造の他の変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態である熱処理装置を概略的に示す縦断面図である。 同熱処理装置の要部拡大断面図である。 接触規制部材の取付構造の他の変形例を示す断面図である。 接触規制部材の取付構造の他の変形例を示す断面図である。 従来の熱処理装置の要部を示す断面図である。 従来の熱処理装置の要部を示す断面図である。
符号の説明
1 熱処理装置
w 半導体ウエハ(被処理体)
2a 炉口
3 処理容器
15 蓋体
32 気密部材
33 接触規制部材
36 切欠部
38 係止突条部
39 係合溝
42 係止溝
43 離脱阻止部材
50 マニホールド(炉口部材)
60 段部
61 離脱抑制部
62 開き抑制部材

Claims (14)

  1. 下部に炉口を有し、被処理体を収容して減圧下で所定の熱処理が可能な石英製の処理容器と、多数の被処理体を搭載した保持具を載置して処理容器への搬入・搬出を行うと共に炉口の閉塞・開放を行う金属製の蓋体と、該蓋体上の周縁部に設けられ処理容器の炉口との間を封止する環状の気密部材と、を備えた熱処理装置において、前記蓋体上の前記気密部材よりも外側の周縁部に、処理容器内の減圧時に蓋体と炉口との間で前記気密部材が押し潰されることにより蓋体と炉口が接触するのを規制する接触規制部材を設けたことを特徴とする熱処理装置。
  2. 下部に炉口を有し、被処理体を収容して減圧下で所定の熱処理が可能な石英製の処理容器と、多数の被処理体を搭載した保持具を載置して処理容器への搬入・搬出を行うと共に炉口の閉塞・開放を行う金属製の蓋体と、該蓋体上の周縁部に設けられ処理容器の炉口との間を封止する環状の気密部材と、を備えた熱処理装置において、前記蓋体上の前記気密部材よりも内側に、処理容器内の減圧時に蓋体と炉口との間で前記気密部材が押し潰されることにより蓋体と炉口が接触するのを規制する接触規制部材を設けたことを特徴とする熱処理装置。
  3. 前記接触規制部材は、環状に形成されていると共に、その一部に周方向の熱膨張を吸収するための切欠部を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の熱処理装置。
  4. 前記接触規制部材の下部には下方に突出し更に半径方向外方に突出した引き抜け防止用の係止突条部が周方向に沿って形成され、前記蓋体の上部には前記係止突条部が着脱自在に係合する環状の係合溝部が形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の熱処理装置。
  5. 前記蓋体の外側部には、接触規制部材の外側部に形成した係止溝に係合して接触規制部材の離脱を阻止するための離脱阻止部材が取付けられていることを特徴とする請求項1、3又は4記載の熱処理装置。
  6. 前記接触規制部材は、環状に形成されていると共に、その一部に周方向の熱膨張を吸収するための切欠部を有し、前記蓋体上の前記気密部材よりも外側の周縁部には前記接触規制部材が嵌合する段部が形成され、該段部の外周面と前記接触規制部材の内周面には互いに係合して接触規制部材の上方への離脱を抑制する離脱抑制部が形成され、前記蓋体の外周面には接触規制部材の開きを抑制する開き抑制部材が適宜間隔で複数設けられていることを特徴とする請求項1記載の熱処理装置。
  7. 前記接触規制部材は、耐熱樹脂製であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の熱処理装置。
  8. 下部が開口し、被処理体を収容して減圧下で所定の熱処理が可能な石英製の処理容器と、該処理容器の下部に接続されて炉口を形成する金属製の炉口部材と、多数の被処理体を搭載した保持具を載置して処理容器への搬入・搬出を行うと共に炉口の閉塞・開放を行う金属製の蓋体と、該蓋体上の周縁部に設けられ炉口部材との間を封止する環状の気密部材と、を備えた熱処理装置において、前記蓋体上の前記気密部材よりも外側の周縁部に、処理容器内の減圧時に蓋体と炉口部材との間で前記気密部材が押し潰されることにより蓋体と炉口部材が接触するのを規制する接触規制部材を設けたことを特徴とする熱処理装置。
  9. 下部が開口し、被処理体を収容して減圧下で所定の熱処理が可能な石英製の処理容器と、該処理容器の下部に接続されて炉口を形成する金属製の炉口部材と、多数の被処理体を搭載した保持具を載置して処理容器への搬入・搬出を行うと共に炉口の閉塞・開放を行う金属製の蓋体と、該蓋体上の周縁部に設けられ炉口部材との間を封止する環状の気密部材と、を備えた熱処理装置において、前記蓋体上の前記気密部材よりも内側に、処理容器内の減圧時に蓋体と炉口部材との間で前記気密部材が押し潰されることにより蓋体と炉口部材が接触するのを規制する接触規制部材を設けたことを特徴とする熱処理装置。
  10. 前記接触規制部材は、環状に形成されていると共に、その一部に周方向の熱膨張を吸収するための切欠部を有していることを特徴とする請求項7又は8記載の熱処理装置。
  11. 前記接触規制部材の下部には下方に突出し更に半径方向外方に突出した引き抜け防止用の係止突条部が周方向に沿って形成され、前記蓋体の上部には前記係止突条部が着脱自在に係合する環状の係合溝部が形成されていることを特徴とする請求項7,8又は9記載の熱処理装置。
  12. 前記蓋体の外側部には、接触規制部材の外側部に形成した係止溝に係合して接触規制部材の離脱を阻止するための離脱阻止部材が取付けられていることを特徴とする請求項7、9又は10記載の熱処理装置。
  13. 前記接触規制部材は、環状に形成されていると共に、その一部に周方向の熱膨張を吸収するための切欠部を有し、前記蓋体上の前記気密部材よりも外側の周縁部には前記接触規制部材が嵌合する段部が形成され、該段部の外周面と前記接触規制部材の内周面には互いに係合して接触規制部材の上方への離脱を抑制する離脱抑制部が形成され、前記蓋体の外周面には接触規制部材の開きを抑制する開き抑制部材が適宜間隔で複数設けられていることを特徴とする請求項7記載の熱処理装置。
  14. 前記接触規制部材は、耐熱樹脂製であることを特徴とする請求項8乃至13のいずれかに記載の熱処理装置。
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