JP2008177487A - 半導体デバイスを形成する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マスク材からのコンタミネーションと、マスクのエッジに沿って成長される堆積物とを低減可能な、半導体デバイスを形成する方法を提供する。
【解決手段】膜15、17を含む積層19をIII族窒化物領域13上に形成する。膜15は、酸素および窒素の少なくともいずれか一方を構成元素として含みIII族窒化物と異なる無機化合物からなる。膜17はIII族窒化物からなる。積層19の膜15、17をエッチングしてマスク19aを形成する。マスク19aは最下層15aと最上層17aを含む。マスク19aは、第2の領域13bに位置する開口19bを有し、開口19bには第2の領域13bが露出され、最下層15aで第2の領域13bが覆われる。マスク19aを用いてIII族窒化物領域13の主面13c上にMOCVD炉でIII族窒化物が再成長されると共に、成膜ガスがマスク19a上でも消費されてマスク19a上にも堆積物25が生じる。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体デバイスを形成する方法に関する。
非特許文献1には、マスクに用いた選択成長または埋め込み成長について記載されている。このマスクは、単層からなるSiOまたはAlNのいずれかである。このSiOの成膜に電子ビーム法を用いている。
Jpn. J. Appl. Phys. Vol.42 (2003) pp.6276
有機金属気相成長法を用いてGaNエピタキシャル膜を成長する場合、成長炉において高温の水素およびアンモニアを用いる。しかし、これらは、マスク材のSiOおよびSiNをエッチングするので、シリコンが成長炉に脱離して、拡散する。該シリコンはGaNエピタキシャル膜に取り込まれ、この結果、GaNエピタキシャル膜の抵抗が低くなる。これ故に、このような材料のマスクを用いて、低ドープのエピタキシャル膜、高抵抗のエピタキシャル膜およびp型エピタキシャル膜を作製することが困難である。低ドープのエピタキシャル膜、高抵抗のエピタキシャル膜およびp型エピタキシャル膜は、例えばパワーデバイスに用いられる。また、上記マスク材からなるマスクを用いると、マスク上にはGaNが実質的に成長しない。このため、成長炉に供給された原料がマスク上において消費されず、マスクのエッジに沿って突状のGaNが成長する。
また、電子ビーム(EB)法で作製されたSiOのマスクに用いた場合、マスクのSiOから脱離したシリコンがエピタキシャル層に混入する。このSiの混入により、エピタキシャル層の抵抗が低くなる。故に、低いSi濃度のエピタキシャル層の成長が困難になる。
一方、シリコンを含まないIII族窒化物のマスク材、例えばスパッタリング法で作製されたAlNをマスクに用いた場合は、エピタキシャル層の抵抗の減少は、SiOのマスクに用いた成長に比べて小さい。しかしながら、バッファードフッ酸を用いてSiOマスクを除去できるけれども、AlNマスクの除去には、ホットアンモニア水を使用する。
発明者らの知見によれば、アンモニア水を用いてAlNを除去したとき、GaNといったIII族窒化物半導体の表面にダメージが残る。例えば、GaN領域の表面上のAlNマスクを除去した後、GaN表面上にショットキ電極を作成する。逆方向電流を測定すると、リーク電流が大幅に増加し、またオン抵抗も大幅に増加した。
本発明は、このような事情を鑑みて為されたのであり、マスク材からのコンタミネーションを低減可能であると共に、マスクのエッジに沿って成長される堆積物を低減可能で、かつ、マスク除去後のダメージの導入を防ぐことが可能な、半導体デバイスを形成する方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る発明は、III族窒化物半導体を用いる半導体デバイスを形成する方法である。この方法は、(a)第1及び第2の領域を有するIII族窒化物領域上にマスクを形成する工程と、(b)前記マスクを用いてIII族窒化物半導体を成長する工程と、(c)前記マスクを除去する工程とを備える。前記マスクは複数の層から構成され、前記マスクの前記複数の層のうち最上層は、III族窒化物から成り、前記マスクの前記複数の層のうち最下層は、酸素および窒素の少なくともいずれか一方を構成元素として含みIII族窒化物と異なる無機化合物からなり、前記最下層は前記第2の領域を覆っており、前記マスクは、前記第1の領域に位置する開口を有している。
この方法によれば、マスクの最上層がIII族窒化物から成るので、マスクの開口のエッジに沿って成長される突状堆積物を低減できると共に、上層のマスク材からのコンタミネーションを低減できる。また、マスクの最上層が、最下層上に設けられるので、最下層の材料からのコンタミネーションを低減可能である。
本発明に係る方法では、前記マスクの前記最上層はGaNから成ることが好ましい。マスクの最上層はGaNから成るので、成長中に生じる可能性があるマスクからのコンタミネーションが低減される。また、III族窒化物を成長するとき、GaN層上においても原料が消費されるので、マスクのエッジおける盛り上がりが低減される。
本発明に係る方法では、前記マスクの前記最上層はAlNから成ることが好ましい。マスクの最上層はAlNから成るので、成長中に生じる可能性があるマスクからのコンタミネーションが低減される。また、III族窒化物を成長するとき、AlN層上においても原料が消費されるので、マスクのエッジおける盛り上がりが低減される。
本発明に係る方法では、前記マスクの前記最上層はAlGaNから成ることが好ましい。マスクの最上層はAlGaNから成るので、成長中に生じる可能性があるマスクからのコンタミネーションが低減される。また、III族窒化物を成長するとき、AlGaN層上においても原料が消費されるので、マスクのエッジおける盛り上がりが低減される。
本発明に係る方法では、前記マスクの前記最上層は、構成元素としてAlおよびInを含むIII族窒化物から成ることが好ましい。マスクの最上層はAlInGaNまたはAlInNから成るので、成長中に生じる可能性があるマスクからのコンタミネーションが低減される。また、III族窒化物を成長するとき、AlおよびInを含むIII族窒化物層上においても原料が消費されるので、マスクのエッジおける盛り上がりが低減される。
本発明に係る方法では、前記マスクの前記最下層はアルミニウム酸化物から成ることが好ましい。このアルミニウム酸化物としては例えばアルミナ等を用いることができる。最下層の材料がアルミニウム酸化物から成るので、III族窒化物領域に対するダメージが非常に小さい処理が可能である。
本発明に係る方法では、前記マスクの前記最下層はシリコン無機化合物から成ることが好ましい。このシリコン無機化合物としては、例えばシリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸化窒化物等を用いることができる。最下層の材料がシリコン無機化合物から成るので、III族窒化物領域に対するダメージが非常に小さい処理が可能である。
本発明に係る方法では、前記III族窒化物半導体はp導電性を有することができる。この方法によれば、マスク材からのコンタミネーションの影響を小さくできるので、p導電性を有するIII族窒化物半導体における導電性の制御が容易になる。
本発明に係る方法では、前記III族窒化物半導体は1×1017cm−3以下のシリコン濃度を有することができる。この方法によれば、マスク材からのコンタミネーションの影響が小さくなるので、III族窒化物半導体におけるシリコン濃度の制御が容易になる。有機金属気相成長炉を用いるとき、マスク材等からのシリコンのコンタミネーションが生じ得る。しかしながら、最上層がIII族窒化物からなるので、シリコン化合物を下層に用いる場合でも、この下層からの影響を低減できる。
本発明に係る方法は、前記マスクを用いて前記III族窒化物領域をエッチングして、前記III族窒化物領域の前記第2の領域に凹部を形成する工程を更に備えることができる。前記III族窒化物半導体は、前記マスクを用いて前記III族窒化物領域の前記凹部に埋め込み成長される。この方法によれば、埋め込み成長において、マスク材からのコンタミネーションを低減可能であると共に、マスクのエッジに沿って成長される堆積物を低減可能である。或いは、本発明に係る方法は、前記マスクの形成に先立って、主面を有するIII族窒化物層を形成する工程を更に備える。前記III族窒化物領域は前記III族窒化物層を含み、前記マスクは、前記III族窒化物層の前記主面上に形成されており、前記III族窒化物半導体は、前記マスクを用いて前記III族窒化物層上に再成長される。この方法によれば、再成長において、マスク材からのコンタミネーションを低減可能であると共に、マスクのエッジに沿って成長される堆積物を低減可能である。
本発明に係る方法では、前記半導体デバイスは、ショットキバリアダイオードである。当該方法は、前記マスクを除去した後に、前記III族窒化物領域上にショットキ電極を形成する工程とを更に備えることができる。前記III族窒化物領域は前記ショットキバリアダイオードのためのn型ドリフト層を含み、前記III族窒化物半導体は、前記III族窒化物領域上に再成長されたp型ガードリング層を含む。
この方法によれば、再成長されたp型ガードリング層を含むショットキバリアダイオードを作製でき、このp型ガードリング層は、III族窒化物領域上に盛り上がっている。また、マスクの最上層がIII族窒化物から成るので、マスクの開口のエッジに沿って成長される突状堆積物を低減できると共に、上層のマスク材からのコンタミネーションを低減できる。また、マスクの最上層が、III族窒化物と異なり無機化合物からなる最下層上に設けられるので、無機化合物からのコンタミネーションを低減可能である。マスク材からのコンタミネーションの影響を小さくできるので、III族窒化物半導体のp導電性の制御が容易になる。
本発明に係る方法では、前記半導体デバイスは、ショットキバリアダイオードである。前記III族窒化物領域は、前記ショットキバリアダイオードのためのn型ドリフト層を含む。当該方法は、前記III族窒化物半導体を成長するに先立って、前記マスクを用いて前記III族窒化物領域をエッチングして前記III族窒化物領域の前記第2の領域に凹部を形成する工程と、前記マスクを除去した後に、前記III族窒化物領域上にショットキ電極を形成する工程を更に備えることができる。前記III族窒化物半導体は、前記III族窒化物領域の前記凹部に埋め込み成長されたp型ガードリング領域を含む。
この方法によれば、埋め込み成長されたp型ガードリング領域を含むショットキバリアダイオードを作製でき、このp型ガードリング領域は、III族窒化物領域に埋め込まれている。また、マスクの最上層がIII族窒化物から成るので、マスクの開口のエッジに沿って成長される突状堆積物を低減できると共に、上層のマスク材からのコンタミネーションを低減できる。また、マスクの最上層が、III族窒化物と異なり無機化合物からなる最下層上に設けられるので、無機化合物からのコンタミネーションを低減可能である。マスク材からのコンタミネーションを少なくできるので、III族窒化物半導体のp導電性の制御が容易になる。
本発明に係る方法では、前記半導体デバイスは縦型トランジスタである。前記III族窒化物領域は前記縦型トランジスタのためのn型ドリフト層を含む。前記III族窒化物半導体は、前記III族窒化物領域に埋め込み成長されたp型ウエル領域のために形成されている。当該方法は、前記III族窒化物半導体を成長するに先立って、前記マスクを用いて前記III族窒化物領域をエッチングして前記III族窒化物領域の前記第2の領域に凹部を形成する工程と、前記マスクを除去した後に、前記p型ウエル領域上にゲート絶縁膜を形成する工程を更に備えることができる。
この方法によれば、埋め込み成長されたp型ウエル領域を含むトランジスタを作製でき、このp型ウエル領域は、III族窒化物領域に埋め込まれている。また、マスクの最上層がIII族窒化物から成るので、マスクの開口のエッジに沿って成長される突状堆積物を低減できると共に、上層のマスク材からのコンタミネーションを低減できる。また、マスクの最上層が、III族窒化物と異なり無機化合物からなる最下層上に設けられるので、無機化合物からのコンタミネーションを低減可能である。マスク材からのコンタミネーションの影響を小さくできるので、III族窒化物半導体のp導電性の制御が容易になる。
本発明に係る方法では、前記半導体デバイスは縦型トランジスタである。当該方法は、前記マスクの形成に先立って、主面を有しており前記縦型トランジスタのp型ウエル領域のためのIII族窒化物層を形成する工程と、前記III族窒化物半導体を成長するに先立って、前記マスクを用いて前記III族窒化物領域をエッチングして前記III族窒化物領域の前記第2の領域に凹部を形成する工程と、前記マスクを除去した後に、前記p型ウエル領域上にゲート絶縁膜を形成する工程とを更に備えることができる。前記III族窒化物半導体は、前記III族窒化物層に埋め込み成長されたn型ドリフト領域のために形成されており、前記III族窒化物領域は前記III族窒化物層を含み、前記マスクは、前記III族窒化物層の前記主面上に形成されている。
この方法によれば、埋め込み成長されたn型ドリフト領域を含むトランジスタを作製でき、このn型ドリフト領域は、III族窒化物領域に埋め込まれている。また、マスクの最上層がIII族窒化物から成るので、マスクの開口のエッジに沿って成長される突状堆積物を低減できると共に、上層のマスク材からのコンタミネーションを低減できる。また、マスクの最上層が、III族窒化物と異なり無機化合物からなる最下層上に設けられるので、無機化合物からのコンタミネーションを低減可能である。マスク材からのコンタミネーションの影響を小さくできるので、III族窒化物半導体のキャリア濃度の制御が容易になる。
本発明に係る方法では、上記の構成に限定されることなく、様々な構成がある。前記最下層のマスク厚は前記最上層のマスク厚よりも厚いことが好ましい。また、本発明に係る方法では、前記マスクを用いて成長されるIII族窒化物半導体の膜厚は、前記マスクの厚さよりも薄いことが好ましい。
本発明の上記の目的および他の目的、特徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容易に明らかになる。
以上説明したように、本発明によれば、マスク材からのコンタミネーションを低減可能であると共に、マスクのエッジに沿って成長される堆積物を低減可能で、かつ、マスク除去後のダメージの導入を防ぐことが可能な、半導体デバイスを形成する方法が提供される。
本発明の知見は、例示として示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を参照しながら、本発明の半導体デバイスを形成する方法に係る実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
(第1の実施の形態)
図1〜図3は、本発明の実施の形態に係る半導体デバイスを形成する方法における製造工程を模式的に示す図面である。引き続く説明では、半導体デバイスの一例としてショットキバリアダイオードを製造する方法を説明する。図1(A)を参照すると、基板11上にIII族窒化物領域13が成長されている。基板11としては、GaN、AlGaN、AlNといったIII族窒化物基板を用いることができ、しかしながら、本実施の形態に係る半導体デバイスは、III族窒化物基板に限定されることなく、例えばサファイア基板、Si基板、SiC基板、ZrB基板等も用いることができる。III族窒化物領域13は、例えば、AlNおよび窒化ガリウム系半導体といったIII族窒化物であることができ、窒化ガリウム系半導体としてはGaN、AlGaN、InGaN、AlInGaN等が用いられる。
次いで、III族窒化物領域13上にマスクを形成する。引き続く説明から理解されるように、このマスクは複数の層から構成される。図1(B)に示される工程では、マスクを構成する複数の層のうち最下層のための膜15を形成する。この膜15は、酸素および窒素の少なくともいずれか一方を構成元素として含む無機化合物からなり、この無機化合物はIII族窒化物と異なる。膜15の無機化合物は、例えばアルミニウム酸化物であることができる。このアルミニウム酸化物としては例えばアルミナ等を用いることができる。例示のアルミナは、例えばEB蒸着法、スパッタ法などにより成膜することができる。最下層の材料がアルミニウム酸化物から成るので、III族窒化物領域に対するダメージが非常に小さい処理が可能である。或いは、膜15の無機化合物は、例えばシリコン無機化合物から成ることが好ましい。このシリコン無機化合物としては、例えばシリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸化窒化物等を用いることができる。これら例示のシリコン無機化合物は、例えば気相成長法や、EB蒸着法、プラズマCVD法、スパッタ法等により成長することができる。最下層の材料がシリコン無機化合物から成るので、III族窒化物領域に対するダメージを小さくできる。
続いて、図1(C)に示される工程では、マスクを構成する複数の層のうち最上層のための膜17を形成する。最上層のための膜17は、III族窒化物から成る。III族窒化物は、例えばAlNといったIII族窒化物および窒化ガリウム系半導体であることができ、窒化ガリウム系半導体としてはGaN、AlGaN、InAlN、InAlGaN等が用いられる。これらの工程により、マスクのための積層19が形成された。必要な場合には、最下層のための膜15と最上層のための膜17との間に他の膜を形成してもよい。
図2(A)に示されるように、積層19にパターン形成するために、マスク21を形成する。マスク21は例えばレジストからなり、フォトリソグラフィを用いてパターン形成される。レジストのマスク21は、III族窒化物領域13の第1の領域13aに設けられた開口21aを有する。
図2(B)に示されるように、レジストのマスク21を用いて積層19をエッチングして、マスク19aを形成する。マスク19aは、最下層15aと最上層17aを含む。マスク19aは、第2の領域13bに位置する開口19bを有している。開口19bには第2の領域13bが露出されており、最下層15aで第2の領域13bが覆われる。このエッチングは、例えばドライエッチングにより積層19の膜15、17を除去して、開口19bを有する最下層15aと最上層17aを形成できる。積層19のエッチングの後に、マスク21を除去する。
この後に、図2(C)に示されるように、マスク19aを用いてIII族窒化物半導体23を成長する。この成長は、例えば有機金属気相成長(MOCVD)炉を用いて行うことができる。この工程によれば、マスク19aの最上層17aがIII族窒化物から成るので、マスク19a上にも堆積物25が生じ、成膜ガスがマスク19a上においても消費される。このため、マスク19aの開口19bのエッジに沿って成長される突状堆積物を低減できる。また、上層17aのマスク材からのコンタミネーションを低減できる。さらに、マスク19aの最上層17aが、III族窒化物と異なり無機化合物からなる最下層15a上に設けられるので、この無機化合物からのコンタミネーションを低減可能である。開口19bにはIII族窒化物半導体23が成長されると共に、マスク19a上には堆積物25が成長される。この実施例では、III族窒化物領域13は、マスク19aを形成した主面13cを提供するIII族窒化物層を含み、この主面13cは、実質的に平坦である。故に、III族窒化物半導体23は、マスク19aを用いてIII族窒化物領域13の主面13c上に再成長される。III族窒化物半導体23の膜厚は、マスク19aの厚さよりも薄い。III族窒化物半導体23の膜厚が、最下層15aよりも薄い場合もある。
この成長が完了した後に、マスク19aを除去する。この除去の結果、堆積物25は、マスク19aの除去と共に消失する。より詳細には、図3(A)に示されるように、マスク19aの最上層17aはIII族窒化物からなり、この最上層17aのエッチング等により堆積物25が除かれる。また、この最上層17aの除去の際に、III族窒化物領域13の表面13dは、III族窒化物23および最下層15aで覆われている。故に、III族窒化物領域13の主面13cがマスク17aの除去中に保護される。
次いで、図3(B)に示されるように、マスク19aの最下層15aを除去する。この除去は、例えばウエットエッチング等により行われる。マスク19aの最下層15aは、酸素および窒素の少なくともいずれか一方を構成元素として含みIII族窒化物と異なる無機化合物からなるので、最下層15aの除去の際にも、III族窒化物領域13の表面13dへの損傷が低減される。なお、III族窒化物半導体23の膜厚が、最下層15aよりも薄い場合、最下層15aをウェットエッチングするだけで、その上の最上層17aや堆積物25を同時に除去することが可能である。
図3(C)に示されるように、マスク19aを除去した後に、III族窒化物領域13上にショットキ電極27を形成する。また、基板11の裏面11bにオーミック電極29を形成する。この製造工程によって、再成長されたp型ガードリング層を含むショットキバリアダイオード31が提供される。III族窒化物領域13は、ショットキバリアダイオードのためのn型ドリフト層を含み、III族窒化物半導体23は、III族窒化物領域13上に再成長されたp型ガードリング層を含む。このp型ガードリング層は、III族窒化物領域上に盛り上がっている。ショットキ電極27は、保護されていた正面13bにショットキ接合を成すと共に、p型ガードリング層にも接触する。また、最上層17aが、III族窒化物と異なり無機化合物からなる最下層15a上に設けられるので、無機化合物からのコンタミネーションの影響を小さくできる。したがって、III族窒化物半導体23のp導電性の制御が容易になる。
MOCVD炉を用いてIII族窒化物半導体を成長するとき、マスク材等からのシリコンのコンタミネーションが生じ得る。しかしながら、最上層17aがIII族窒化物からなるので、下層にシリコン化合物を用いる場合でも、この下層からの影響を低減できる。このため、III族窒化物半導体23のシリコン濃度は1×1017cm−3以下にできる。マスク材からのコンタミネーションの影響を小さくできるので、III族窒化物半導体におけるシリコン濃度の制御が容易になる。
マスク19aの最上層17aはGaN、AlN、AlGaN、AlInN、AlInGaN等から成ることが好ましい。成長中に生じる可能性があるマスクからのコンタミネーションが低減される。また、III族窒化物を成長するとき、マスク層17a上においても原料が消費されるので、マスク19aのエッジおける盛り上がりが低減される。
III族窒化物半導体23の構成元素は、最上層17aのIII族窒化物の構成元素と同じであることが好ましい。最上層17aと同種の材料を成長させるほうが、堆積物23の形成が容易に起こり、III族窒化物半導体23が平坦化するからである。また、最上層17aのIII族窒化物の構成元素は、III族窒化物領域13の構成元素と同じであることが好ましい。熱膨張係数が同じになるため、成長後に温度を下げたとき、応力などが小さくなるからである。
(実施例1)再成長を用いたガードリング構造の作成方法
MOCVD法を用いて、低転位GaN基板上に6μmのGaNエピタキシャル層を成長した。このGaNエピタキシャル層上に、プラズマCVD(pCVD)装置を用いて1μmのSiN層を成長した後、スパッタを用いて0.1μmのAlNを成長した。レジストマスクを形成して、アンモニア水を用いてAlNをエッチングした後、(110)バッファードフッ酸(以下、「BHF(110)」と記す)を用いてSiN膜のエッチングを行った。レジストを除去した後、p型GaNの選択成長を行った。選択成長したp型GaN膜の平均膜厚は0.3μmであった。その後、BHF(110)を用いて、選択成長用マスク(AlN/SiNマスク)の除去を行った後、Au電極(ショットキ電極)を蒸着した。これらの工程により、再成長を用いたガードリング構造を有するショットキバリアダイオードが完成した。
本実施の形態に係る半導体デバイスを形成する方法は、上記の実施の形態に限定されることなく、別の構造のショットキバリアダイオードを作製する方法にも適用される。図4〜図5は、別の構造のショットバリアダイオードを形成する方法における製造工程を模式的に示す図面である。
図4(A)に示されるように、積層19にパターン形成するために、マスク33を形成する。マスク33は先の例と異なり、積層19だけでなくIII族窒化物領域13へのパターン形成にも使用される。マスク33は、例えばレジストからなる。マスク33は、III族窒化物領域13の第2の領域13bに設けられた開口33aを有する。
図4(B)に示されるように、図2(B)に示された例と同様にして、マスク33を用いて積層19をエッチングして、マスク19aを形成する。マスク19aは、最下層15aと最上層17aを含む。マスク19aの作製後に、マスク33を除去すること無く、III族窒化物領域13の第2の領域13bをエッチングする。このエッチングにより、図4(C)に示されるように、第2の領域13aには、埋め込み成長のための開口13eが形成される。この後に、マスク33を除去する。開口13eは、エッチングにより形成された凹部である。
次いで、図5(A)に示されるように、マスク33aを用いてIII族窒化物半導体35を成長する。この成長は、例えばMOCVD炉を用いて行うことができる。この工程によれば、マスク19aの最上層17aがIII族窒化物から成るので、マスク19a上にも堆積物25が生じ、成膜ガスがマスク19a上においても消費される。このため、マスク19aの開口19bのエッジに沿って成長される突状堆積物を低減できる。また、上層17aのマスク材からのコンタミネーションを低減できる。さらに、マスク19aの最上層17aが最下層15a上に設けられるので、最下層の無機化合物からのコンタミネーションを低減可能である。開口19bにはIII族窒化物半導体35が成長されると共に、マスク19a上には堆積物25が成長される。この実施例では、マスク19aを用いた埋め込み成長により、III族窒化物領域13の第2の領域13bの凹部にIII族窒化物半導体35が形成される。
この成長が完了した後に、マスク19aを除去する。この除去の結果、先の例と同様に、堆積物25はマスク19aの除去と共に消失する。より詳細には、図5(A)に示されるように、マスク19aの最上層17aはIII族窒化物からなり、この最上層17aのエッチング等により堆積物25が除かれる。また、図5(B)に示されるように、マスク19aの最下層15aを除去する。この除去は、例えばウエットエッチング等により行われる。マスク19aの最下層15aが、酸素および窒素の少なくともいずれか一方を構成元素として含みIII族窒化物と異なる無機化合物からなるので、最下層15aの除去の際にも、III族窒化物領域13の表面13fへの損傷が低減される。
図5(C)に示されるように、マスク19aを除去した後に、III族窒化物領域13上にショットキ電極39を形成する。また、基板11の裏面11bにオーミック電極29を形成する。この製造工程によって、埋め込み成長されたp型ガードリング領域を含むショットキバリアダイオード41が提供される。III族窒化物領域13は、ショットキバリアダイオード41のためのn型ドリフト層を含み、III族窒化物半導体23は、III族窒化物領域13に埋め込み成長されたp型ガードリング領域を含む。このp型ガードリング領域は、III族窒化物領域の表面13fの位置に対応するように成長されている。ショットキ電極39は、保護されていた表面13fにショットキ接合を成すと共に、p型ガードリング領域にも接触する。また、この製造方法によれば、最下層15aの無機化合物からのコンタミネーションの影響を小さくできるので、III族窒化物半導体23のp導電性の制御が容易になる。
(実施例2)埋め込み成長を用いたガードリング構造の作製方法
MOCVD法を用いて、低転位GaN基板上に6μmのGaNエピタキシャル層を成長した。このGaNエピタキシャル層上に、pCVD装置を用いて1μmのSiN層を成長した後、スパッタ装置を用いて0.1μmのAlN層を成長した。フォトリソグラフィ法でレジストマスクを形成し、アンモニア水を用いてAlN層をエッチングした後、BHF(110)を用いてSiN膜のエッチングを行った。さらに、ドライエッチング(Clガス使用、出力100W)で0.3μmのn型GaN層をエッチングした。レジストマスクを除去した後、p型GaNの選択成長を行った。選択成長したp型GaNの平均膜厚は0.3μmであった。その後、BHF(110)を用いて、選択成長用マスク(AlN/SiNマスク)の除去を行った後、Au電極(ショットキ電極)を蒸着した。これらの工程により、埋め込み成長を用いたガードリング構造が完成した。
(第2の実施の形態)
本実施の形態に係る半導体デバイスを形成する方法は、ショットバリアダイオードを作製する方法に限定されることなく、引き続く説明される別の構造を有する縦型トランジスタを作製する方法にも適用される。図6〜図8は、本発明の実施の形態に係る縦型トランジスタを形成する方法における製造工程を模式的に示す図面である。
図1(A)〜図1(C)を再び参照すると、膜15および膜17を含みマスクのための積層19がIII族窒化物領域13上に形成されている。縦型トランジスタを作製する引き続く説明で、膜15、膜17および積層19は、それぞれ、膜45、膜47および積層49として参照される。図6(A)に示されるように、p型ウエル領域のためのマスク43を形成する。この形成は、例えば図4(A)に示されたマスク33と同様により行われる。マスク43は、III族窒化物領域13の第2の領域13bに設けられた開口43aを有する。
図4(B)に示された例と同様にして、マスク43を用いて積層49をエッチングして、図6(B)に示されるようにマスク49aを形成する。マスク49aは、最下層45aと最上層47aを含む。マスク49aの作製後に、マスク43を除去すること無く、III族窒化物領域13の第2の領域13bをエッチングする。このエッチングにより、図6(C)に示されるように、第2の領域13aには、p型ウエルの埋め込み成長のための開口13gが形成される。開口13gは、III族窒化物領域13の第2の領域13bに設けられた凹部である。この後に、マスク43を除去する。
次いで、図7(A)に示されるように、マスク49aを用いてIII族窒化物半導体51を成長する。この成長は、例えばMOCVD炉を用いて行うことができる。この工程によれば、マスク49aの最上層47aがIII族窒化物から成るので、マスク49a上にも堆積物25が生じ、成膜ガスがマスク49a上においても消費される。このため、p型ウエルのためのIII族窒化物半導体51のエッジに沿って成長される突状堆積物を低減できる。また、上層47aのマスク材からのコンタミネーションを低減できる。さらに、最上層47aが、III族窒化物と異なり無機化合物からなる最下層45a上に設けられるので、この無機化合物からのコンタミネーションを低減可能である。開口49bにはIII族窒化物半導体35が成長されると共に、マスク49a上には堆積物25が成長される。この実施例では、III族窒化物領域13の第2の領域13bに設けられた開口13gにマスク19aを用いて埋め込み成長される。
この成長が完了した後に、図7(B)に示されるように、マスク49aを除去する。マスク49aの最上層47aはIII族窒化物からなり、この最上層47aのエッチング等により堆積物25が除かれる。また、マスク49aの最下層15aを除去する。マスク49aの最下層45aが、酸素および窒素の少なくともいずれか一方を構成元素として含みIII族窒化物と異なる無機化合物からなるので、最下層45aの除去の際にも、III族窒化物領域13の表面13hへの損傷が低減される。
引き続く製造工程は、縦型トランジスタの作製に固有の工程を含む。図7(C)に示されるように、n型III族窒化物半導体からなるソース領域53をp型ウエルのためのIII族窒化物半導体51内に形成する。この形成は、例えばイオン注入法または埋め込み選択成長法により行われることができる。埋め込み選択成長法を採用するときには、p型ウエル形成のための成長を同様に用いることができ、同様の技術的な利点を得ることができる。
図8(A)に示されるように、マスクを除去した後に、ソース領域53、III族窒化物半導体(p型ウエル領域)51、およびIII族窒化物領域13の表面13hおよび上にゲート絶縁膜55を形成する。ゲート絶縁膜55は、例えばシリコン窒化物(例えばSiN)、シリコン酸化物(例えばSiO)、窒化アルミニウム(AlN)等からなる。次いで、図8(B)に示されるように、ゲート絶縁膜55およびIII族窒化物半導体(p型ウエル領域)51上にゲート電極57aを形成し、ソース領域53上にソース電極57bを形成し、基板11の裏面11bにドレイン電極57cを形成する。これらの工程により、埋め込み成長されたp型ウエル領域を含む縦型トランジスタ59が作製された。III族窒化物領域13は縦型トランジスタ59のためのn型ドリフト層を含み、III族窒化物半導体51は、III族窒化物領域13に埋め込み成長されたp型ウエル領域のために設けられる。
(実施例3)p型GaNウェル層の埋め込み成長を用いた縦型トランジスタ
MOCVD法を用いて、低転位GaN基板上に6μmのGaNエピタキシャル層を成長した。その上に、pCVD装置を用いて1μmのSiN層を成長した後、スパッタ装置を用いて1μmのAlN層を成長した。レジストマスクを形成し、アンモニア水を用いてAlN層をエッチングした後、BHF(110)を用いて、SiN膜をエッチングした。さらに、ドライエッチング(Clガス、出力100ワット)で、0.3μmのn型GaN層をエッチングした。レジストを除去した後、p型GaNウェル層の選択成長を行った。選択成長したp型GaN膜の平均膜厚は0.3μmであった。その後、BHF(110)を用いて、選択成長用マスク(AlN/SiNマスク)を除去した。その後、Siイオン注入および活性化アニールを行って、nGaNコンタクト層を形成した。p型ウエル層上にゲート絶縁膜を形成し、さらにドレイン電極、ソース電極、ゲート電極を形成した。これらの工程により、p型ウェル層の埋め込み成長を用いた縦型トランジスタ構造が完成した。
本実施の形態に係る半導体デバイスを形成する方法は、上記の実施の形態に限定されることなく、引き続く説明される別の構造を有する縦型トランジスタを作製する方法にも適用される。図9〜図10は、本発明の実施の形態に係る縦型トランジスタを形成する方法における製造工程を模式的に示す図面である。
図9(A)を参照すると、III族窒化物領域60は、p型ウエルのためのp型III族窒化物半導体層61と、ドリフト領域のためのn型III族窒化物半導体層63とを含む。III族窒化物半導体層61およびIII族窒化物半導体層63は、基板11上に設けられている。また、引き続いて行われる縦型トランジスタを作製する方法の説明では、膜15および膜17を含みマスクのための積層19は、膜65および膜67を含みマスクのための積層69として参照される。図9(A)に示されるように、p型ウエル領域のためのマスク71を形成する。この形成は、例えば図4(A)に示されたマスク33と同様により行われる。マスク71は、III族窒化物領域60の第1の領域60aに設けられた開口71aを有する。
図9(B)に示されるように、図4(B)に示された例と同様にして、マスク71を用いて積層69をエッチングして、マスク69aを形成する。マスク69aは、最下層65aと最上層67aを含む。マスク69aの作製後に、マスク71を除去すること無く、III族窒化物領域13の第2の領域13bをエッチングする。このエッチングにより、図9(C)に示されるように、第2の領域13bには、n型ドリフトの埋め込み成長のための開口13jが形成される。開口13jは、p型ウエルのためのp型III族窒化物半導体層61を貫通して、ドリフト領域のためのn型III族窒化物半導体層63に到達する凹部である。この結果、III族窒化物領域13には、p型ウエルのためにパターン形成されたp型III族窒化物半導体層61aおよびn型III族窒化物半導体層63aが形成される。このため、p型III族窒化物半導体層63aは互いに分離される。
図10(A)に示されるように、マスク71を除去する。この後に、マスク69aを用いて、図10(B)に示されるように、ドリフト領域のためのn型III族窒化物半導体73を成長する。この成長は、例えばMOCVD炉を用いて行う。この工程によれば、マスク69aの最上層67aがIII族窒化物から成るので、マスク67a上にも堆積物25が生じ、成膜ガスがマスク69a上においても消費される。このため、n型ドリフト領域のためのn型III族窒化物半導体73のエッジに沿って成長される突状堆積物を低減できる。また、最上層67aのマスク材からのコンタミネーションを低減できる。さらに、最上層67aが最下層65a上に設けられるので、最下層65aの無機化合物からのコンタミネーションを低減可能である。開口69bにはIII族窒化物半導体73が成長されると共に、マスク69a上には堆積物25が成長される。
この成長が完了した後に、図10(B)に示されるように、マスク69aを除去する。マスク69aの最上層67aはIII族窒化物からなり、この最上層67aのエッチング等により堆積物25が除かれる。また、マスク69aの最下層65aを除去する。マスク69aの最下層65aが、酸素および窒素の少なくともいずれか一方を構成元素として含みIII族窒化物と異なる無機化合物からなるので、最下層65aの除去の際にも、III族窒化物領域13の表面13kへの損傷が低減される。
引き続いて、図7(C)、図8(A)及び図8(B)に示される実施例と同様にして、p型ウエルのためのIII族窒化物半導体63a内にソース領域53を形成する。次いで、ゲート絶縁膜55、ゲート電極57a、ソース電極57b、ドレイン電極57cを形成する。これらの工程により、埋め込み成長されたn型ドリフト領域を含む縦型トランジスタが作製された。III族窒化物領域13は縦型トランジスタのためのp型ウエル層63aを含み、III族窒化物半導体73は、III族窒化物領域13に埋め込み成長されn型ドリフト層のために設けられる。
(実施例4)n型ドリフト層の埋め込み成長を用いた縦型トランジスタ構造
MOCVD炉を用いて、低転位GaN基板上に6μmのn型GaNエピタキシャル層、および0.3μmのp型GaNエピタキシャル層を成長した。この層上に、pCVD装置を用いて1μmのSiN層を成長した後、スパッタ装置を用いて0.1μmのAlN層を成長した。レジストマスクを形成し、アンモニア水を用いてAlN層をエッチングした後、BHF(110)を用いて、SiN膜のエッチングを行った。さらに、ドライエッチング(Clガス、出力100ワット)でp型GaN層およびn型GaN層をエッチングして深さ0.5μmの溝を形成した。レジストを除去した後、n型GaNドリフト層の選択成長を行った。選択成長したn型GaNの平均膜厚は0.5μmであった。その後、BHF(110)を用いて、選択成長用マスク(AlN/SiNマスク)を除去した。シリコンのイオン注入・活性化アニールを行って、n型GaNコンタクト層を形成した。ゲート絶縁膜を形成した後に、ドレイン電極、ソース電極、ゲート電極などを形成する。これらの工程により、n型GaNドリフト層の埋め込み成長を用いた縦型トランジスタが完成した。
実施例1−4に従って作製した半導体デバイスにおいて、選択成長および再成長に単層のSiNマスクを用いることなく、AlN/SiNマスクといった多層マスクを用いることによって、シリコンの混入量を大幅に抑制でき、耐圧等のデバイス特性が向上した。
(実施例5)
MOCVD法を用いて、サファイア基板(以下、「Sap基板」と記す)上に6μm厚のGaNエピタキシャル層を成長した。その際、エピタキシャル層のシリコン(Si)濃度が1×1016cm−3となるようにSiドーパント(例えばSiH)の流量を調整した。そのエピタキシャル層に対し、12種類の評価試料を以下のような準備した:
試料1:電子ビーム(EB)法を用いてSiO膜を1μm成膜した。SiO膜上にフォトリソグラフィを用いてレジストマスクを形成し、BHF(110)を用いてSiO膜の選択エッチングを行った。
試料2:EB法を用いてSiN膜を1μm成膜した。SiN膜上にレジストマスクを形成し、BHF(110)を用いてSiN膜の選択エッチングを行った。
試料3:EB法を用いてSiO膜を1μm成膜した後、スパッタを用いてAlNを0.1μm成膜した。AlN膜上にレジストマスクを形成し、アンモニア水を用いてAlNを選択エッチングを行った後、BHF(110)を用いてSiO膜の選択エッチングを行った。
試料4:pCVD装置を用いSiO膜を1μm成膜した。SiO膜上にレジストを形成し、BHF(110)を用いSiO膜の選択エッチングを行った。
試料5:pCVD装置を用いSiN膜を1μm成膜した。SiN膜上にレジストマスクを形成し、BHF(110)を用いSiN膜の選択エッチングを行った。
試料6:pCVD装置を用いてSiO膜を1μm成膜した後、スパッタを用いてAlNを0.1um成膜した。AlN膜上にレジストマスクを形成し、アンモニア水を用いてAlNを選択エッチングを行った後、BHF(110)を用いてSiO膜のエッチングを行った。
試料7:pCVD装置を用いてSiN膜を1μm成膜した後、スパッタを用いてAlNを0.1μm成膜した。AlN膜上にレジストマスクを形成した後に、アンモニア水を用いてAlNを選択エッチングを行い、この後にBHF(110)を用いてSiN膜のエッチングを行った。
試料8:スパッタを用いてAlNを1μm成膜した。AlN膜上にレジストマスクを形成し、アンモニア水を用いてAlNの選択エッチングを行った。
また、埋め込み成長に関しては
試料9:試料4に対し更に、レジストマスクを用いエッチングガスClによりGaNエピタキシャル層を0.5μmエッチングした。
試料10:試料6に対し更にレジストマスクを用いてエッチングガスClによりGaNエピタキシャル層を0.5μmエッチングした。
試料11:試料8に対して更にレジストマスクを用いてエッチングガスClによりGaNエピタキシャル層を0.5μmエッチングした。
参照のために
試料12:何も処理なし(マスク全くなし、as grown)
を準備した。フォトレジストマスクを除去した後、これらの試料上にMOCVD法でGaNエピタキシャル層を成長した。成膜条件は先ほどの成長条件と同じ条件であり、Si濃度が1×1016cm−3となるようにSiH流量を調整した。
これらの12種類の試料に対して選択成長(埋め込み成長または再成長)したエピタキシャル層のSi濃度の測定をSIMS分析を用いて行った。その結果、
試料番号 Si濃度(cm−3
試料1:5.2×1018 (SiO:EB)
試料2:7.5×1018(SiN:EB)
試料3:8.2×1016(AlN/SiO:EB)
試料4:4.2×1017(SiO:pCVD)
試料5:5.3×1017(SiN:pCVD)
試料6:1.6×1016(AlN/SiO:pCVD)
試料7:1.8×1016(AlN/SiN:pCVD)
試料8:1.4×1016(AlN)
試料9:5.1×1017(試料4の埋め込み成長)
試料10:1.9×1016(試料6の埋め込み成長)
試料11:1.7×1016(試料8の埋め込み成長)
試料12:1.0×1016(何もなし)
となった。選択成長マスク(SiOやSiN)上の最表面にAlN膜を用いることにより、さらに大幅なSi混入を抑制することが可能となった。さらに、SiOの成膜をEB法から、より緻密な膜が成膜できるpCVD法に変更することにより、エピタキシャル層中へのシリコン汚染を大幅に抑制することが可能となった。
次に、選択成長で作製したエピタキシャル層の形状の評価を行った。走査型電子顕微鏡を用いたSEM観察の結果、選択成長のマスクの最表面にAlNを用いた場合は、AlN上にGaN多結晶が成長していた。その結果として、(SiN、SiOのみをマスクに用いた場合に比較して)選択成長エピタキシャル層のエッジ部分(端部)の盛り上がりが小さくなっていた。SiN、SiOをマスクに用いた場合、マスク上で原料が消費されないので、その原料がマスクの開口(窓領域)のエッジ部分に集中して消費され、堆積物が盛り上がる。一方、マスク上で原料が消費されるマスク材(例えば、AlN)の場合、エッジ部分への原料の集中が起こらない。故に、平坦なエピタキシャル層の成長が可能となる。
次に、SiO、SiN、AlN、AlN/SiO、AlN/SiNマスクを選択成長後に除去し、それらのマスクを除去した部分にショットキー電極を形成し、I−V測定から表面のダメージの評価を行った。このとき、選択成長させた部分には、ショットキー電極を形成していない。上記のマスクを除去することで生じるエピ表面のダメージの評価を行うためである。具体的には、SiO、SiN、AlN/SiO、AlN/SiNマスクを除去するためにBHF(110)を用い、またAlNを除去するために加熱・沸騰させたアンモニア水を用いた。その後、フォトリソグラフィを行って希塩酸(例えば、10倍希釈)で前処理した後、Au電極を蒸着してショットキバリアダイオードを形成した。この試料の逆方向のI−V特性の評価を行った。その結果、SiO、SiN、AlN/SiO、AlN/SiNマスクを除去した後、n型GaNの表面に作製したショットキバリアダイオードは、何もしていない試料12のエピタキシャル層と比較して、リーク電流・耐圧ともにほぼ同じであり、特性の低下は見られない。これよれば、マスクで覆われていたGaN表面は、実質的なダメージを受けていないと考えられる。一方、AlNマスクを除去したn型GaN表面に作製したショットキバリアダイオードは、リーク電流が大幅に増加し、耐圧も大きく低下していた。すなわち、AlN除去後に成長されたGaNエピタキシャル層の表面になんらかのダメージを受けたと考えられる。この実験から、AlN/SiN、AlN/SiOマスク等を用いることにより以下のような利点があることを理解できる。
(1)選択成長されたエピタキシャル層にシリコンの混入の大幅に抑制することができる。
(2)選択成長されたエピタキシャル層のエッジ部分の段差を小さくできる。
(3)マスク除去後におけるエピタキシャル層表面へのダメージのない。
特に、選択成長中のシリコンを大幅に低減して(例えば1×1017cm−3未満)することができ、選択成長されたエピタキシャル層の電気特性の幅広い制御が可能になる。すなわち、残留シリコンを大幅に低減することにより、パワーデバイスに不可欠な低キャリア濃度のエピタキシャル層の成長、高抵抗のエピタキシャル層の成長を提供できる。また、p型のエピタキシャル層を容易に作製することが可能となる。また、本実施例では、AlN/SiO、AlN/SiNをマスクに用いたが、本実施の形態は、このような特定の実施例に限定されることなく、GaN/SiO、GaN/SiN、AlGaN/SiO、AlGaN/SiN等の組み合わせを用いることができ、同様の効果がある。また、2層からなるマスクだけでなく、AlN/GaN/SiO、AlN/GaN/SiN等も用いることができる。さらに、本実施の形態は、半導体デバイスには、ショットキバリアダイオード、縦型トランジスタに限定されることはなく、HEMTのコンタクト層等にも適用される。
好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
図1は、第1の実施の形態に係る半導体デバイスを形成する方法における製造工程を模式的に示す図面である。 図2は、第1の実施の形態に係る半導体デバイスを形成する方法における製造工程を模式的に示す図面である。 図3は、第1の実施の形態に係る半導体デバイスを形成する方法における製造工程を模式的に示す図面である。 図4は、第2の実施の形態に係るショットバリアダイオードを形成する方法における製造工程を模式的に示す図面である。 図5は、第2の実施の形態に係るショットバリアダイオードを形成する方法における製造工程を模式的に示す図面である。 図6は、第3の実施の形態に係る縦型トランジスタを形成する方法における製造工程を模式的に示す図面である。 図7は、第3の実施の形態に係る縦型トランジスタを形成する方法における製造工程を模式的に示す図面である。 図8は、第3の実施の形態に係る縦型トランジスタを形成する方法における製造工程を模式的に示す図面である。 図9は、第4の発明の実施の形態に係る縦型トランジスタを形成する方法における製造工程を模式的に示す図面である。 図10は、第4の発明の実施の形態に係る縦型トランジスタを形成する方法における製造工程を模式的に示す図面である。
符号の説明
11…基板、13…III族窒化物領域、13a、13b…III族窒化物領域の領域、13c…III族窒化物領域の主面、13d…III族窒化物領域の表面、13e…III族窒化物領域の開口、13g…III族窒化物領域の開口、13h…III族窒化物領域の表面、15、17、45、47、65、67…膜、15a、45a、65a…最下層、17a、47a、67a…最上層、19、49、69…積層、21…マスク、19a、49a、69a…マスク、19b…マスクの開口、23、35、51、73…III族窒化物半導体、25…堆積物、27…ショットキ電極、29…オーミック電極、31…ショットキバリアダイオード、33…マスク、39…ショットキ電極、41…ショットキバリアダイオード、43…マスク、43a…マスクの開口、51…p型ウエルのためのIII族窒化物半導体、53…ソース領域、55…ゲート絶縁膜、57a…ゲート電極、57b…ソース電極、57c…ドレイン電極、59…縦型トランジスタ、61、61a…p型ウエルのためのp型III族窒化物半導体層、63、63a…ドリフト領域のためのn型III族窒化物半導体層、71…マスク、71a…マスクの開口

Claims (17)

  1. III族窒化物半導体を用いる半導体デバイスを形成する方法であって、
    第1及び第2の領域を有するIII族窒化物領域上にマスクを形成する工程と、
    前記マスクを用いてIII族窒化物半導体を成長する工程と、
    前記マスクを除去する工程と
    を備え、
    前記マスクは複数の層から構成され、
    前記マスクの前記複数の層のうち最上層は、III族窒化物から成り、
    前記マスクの前記複数の層のうち最下層は、酸素および窒素の少なくともいずれか一方を構成元素として含みIII族窒化物と異なる無機化合物からなり、
    前記最下層は前記第1の領域を覆っており、
    前記マスクは、前記第2の領域に位置する開口を有している、ことを特徴とする方法。
  2. 前記マスクの前記最上層はGaNから成る、ことを特徴とする請求項1に記載された方法。
  3. 前記マスクの前記最上層はAlNから成る、ことを特徴とする請求項1に記載された方法。
  4. 前記マスクの前記最上層はAlGaNから成る、ことを特徴とする請求項1に記載された方法。
  5. 前記マスクの前記最上層は、構成元素として少なくともAlおよびInを含むIII族窒化物から成る、ことを特徴とする請求項1に記載された方法。
  6. 前記マスクの前記最下層はアルミニウム酸化物から成る、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載された方法。
  7. 前記マスクの前記最下層はシリコン無機化合物から成る、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載された方法。
  8. 前記III族窒化物半導体はp導電性を示す、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載された方法。
  9. 前記III族窒化物半導体は1×1017cm−3以下のシリコン濃度を示す、ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載された方法。
  10. 前記マスクを用いて前記III族窒化物領域をエッチングして、前記III族窒化物領域の前記第2の領域に凹部を形成する工程を更に備え、
    前記III族窒化物半導体は、前記マスクを用いて前記III族窒化物領域の前記凹部に埋め込み成長される、ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載された方法。
  11. 前記マスクの形成に先立って、主面を有するIII族窒化物層を形成する工程を更に備え、
    前記III族窒化物領域は前記III族窒化物層を含み、
    前記マスクは、前記III族窒化物層の前記主面上に形成されており、
    前記III族窒化物半導体は、前記マスクを用いて前記III族窒化物層上に再成長される、ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載された方法。
  12. 前記半導体デバイスは、ショットキバリアダイオードであり、
    当該方法は、前記マスクを除去した後に、前記III族窒化物領域上にショットキ電極を形成する工程とを更に備え、
    前記III族窒化物領域は、前記ショットキバリアダイオードのためのn型ドリフト層を含み、
    前記III族窒化物半導体は、前記III族窒化物領域上に再成長されたp型ガードリング層を含む、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載された方法。
  13. 前記半導体デバイスは、ショットキバリアダイオードであり、
    前記III族窒化物領域は、前記ショットキバリアダイオードのためのn型ドリフト層を含み、
    当該方法は、
    前記III族窒化物半導体を成長するに先立って、前記マスクを用いて前記III族窒化物領域をエッチングして前記III族窒化物領域の前記第2の領域に凹部を形成する工程と、
    前記マスクを除去した後に、前記III族窒化物領域上にショットキ電極を形成する工程と
    を更に備え、
    前記III族窒化物半導体は、前記III族窒化物領域の前記凹部に埋め込み成長されたp型ガードリング領域を含む、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載された方法。
  14. 前記半導体デバイスは縦型トランジスタであり、
    前記III族窒化物領域は前記縦型トランジスタのためのn型ドリフト層を含み、
    前記III族窒化物半導体は、前記III族窒化物領域に埋め込み成長されたp型ウエル領域のために形成されており、
    当該方法は、
    前記III族窒化物半導体を成長するに先立って、前記マスクを用いて前記III族窒化物領域をエッチングして前記III族窒化物領域の前記第2の領域に凹部を形成する工程と、
    前記マスクを除去した後に、前記p型ウエル領域上にゲート絶縁膜を形成する工程と
    を更に備える、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載された方法。
  15. 前記半導体デバイスは縦型トランジスタであり、
    当該方法は、
    前記マスクの形成に先立って、主面を有しており前記縦型トランジスタのp型ウエル領域のためのIII族窒化物層を形成する工程と、
    前記III族窒化物半導体を成長するに先立って、前記マスクを用いて前記III族窒化物領域をエッチングして前記III族窒化物領域の前記第2の領域に凹部を形成する工程と、
    前記マスクを除去した後に、前記p型ウエル領域上にゲート絶縁膜を形成する工程と
    を更に備え、
    前記III族窒化物半導体は、前記III族窒化物層に埋め込み成長されたn型ドリフト領域のために形成されており、
    前記III族窒化物領域は前記III族窒化物層を含み、
    前記マスクは、前記III族窒化物層の前記主面上に形成されている、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載された方法。
  16. 前記マスクは2層から成り、
    前記最下層のマスク厚は前記最上層のマスク厚よりも厚い、ことを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載された方法。
  17. 前記マスクを用いて成長されるIII族窒化物半導体の膜厚は、前記マスクの厚さよりも薄い、ことを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載された方法。
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