JP2008176163A - トナー回収装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

トナー回収装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Hideaki Yasunaga
英明 安永
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博秋 加藤
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一興 不破
Masatake Inoue
雅偉 井上
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Abstract

【課題】クリーニング手段で回収された廃トナーを上部の廃トナー回収部へ搬送するトナー回収装置において、トナー搬送管内でトナーのこぼれ落ちを抑制し、効率よくトナーを回収部へと搬送するトナー回収装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】下部に転写残トナーが搬入される搬入部64aを有し、上部に転写残トナーをトナー回収部7へ搬出する搬出部64aを有したトナー搬送管64と、外周面に複数の凸状部を有し、該トナー搬送管64内で回転自在に張架した無端状のトナー搬送ベルト61とを備え、該トナー搬送ベルト61をループ状に回転させ、凸状部と凸状部の間で形成される空間と該トナー搬送管64の底面とで保持して該搬出部64bへ搬送するものであり、さらに、該トナーが円錐ロータを用いたトルク測定法によって測定される空間率50〜60%におけるトルクT(mNm)が、1.0〜2.5の範囲にある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、静電複写機、レーザープリンタ等で用いられる電子写真方式の画像形成に用いられるトナー回収装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関するものである。
近年の静電複写機やレーザービームプリンタの小型化、高速化、低コスト化の要求に対し、特にスモールオフィスや、ホームオフィス、パーソナルユース向けに小型で安価かつ高速なフルカラーレーザープリンタの開発が盛んである。
このようなトレンドに対して、フルカラーレーザープリンタはタンデム現像・中間転写方式が主流となりつつあるが、各社一体型プロセスカートリッジの小型化や、マシン内でのカートリッジの配置・レイアウトの工夫によりマシン本体の小型を試みようとしている。
プロセスカートリッジの小型化の方法としては、トナーホッパー、現像部、クリーニング機構、転写残トナー(以降、「廃トナー」と呼ぶ)の回収部を全て一体化する構成例が挙げられ、本体の小型化の構成の一例としては、各社中間転写ベルトを水平に配置し、その上部に一体型プロセスカートリッジを配置するマシンが上市されている。
特に、このような本体構成の場合、転写ベルトがプロセスカートリッジの下部に位置するため、必然的にプロセスカートリッジ内の各工程の位置関係としては現像・転写部が最下部、その上にトナーホッパー部(トナー補給・攪拌機構なども含む)と廃トナー回収部が位置することになるが、このようなレイアウト構成でマシン本体の小型化を追求すると、一体型カートリッジは上記現像部・ホッパー部・廃トナー回収部を縦に配列してカートリッジの配置面積が最小となるように設計することになる。
一方、クリーニング部で除去された廃トナーを回収部へ搬送・回収する機構は従来から種々提案されており、特に小型化、低コスト化を考慮したプロセスカートリッジ用の廃トナー回収機構としてはトナー搬送ベルトによるトナー移送方式が提案されている。
例えば、特許文献1では、以下のようなトナー回収装置が記載されている。すなわち、プロセスカートリッジのサイドフレームに無端状の溝を設け、このサイドフレームの溝が形成された面に側板を固定して、この側板によって溝に蓋をすることでトナー搬送管が形成されている。このトナー搬送管の下部にはクリーニング手段から廃トナーが搬入される搬入部が設定されており、この搬入部はクリーニング手段と連通する連通穴が設けられている。また、トナー搬送管の上部にはトナー回収部と連通する連通穴が設けられた搬出部が配設されている。また、外周面に複数の凸状部を備えた無端状のトナー搬送ベルトを上記溝に沿って移動可能に収容している。このトナー搬送ベルトの移動によってクリーニング手段から搬入部に搬入された廃トナーをトナー搬送ベルトの突起で汲み上げて、搬入部よりも上方に位置する搬出部へ搬送する。トナー搬送ベルトによって搬出された廃トナーは搬出部からトナー回収部へ落下することでトナー回収部に回収される。
また、特許文献2では、プロセスカートリッジの側面に廃トナー搬送部材によって上記と同様のトナー搬送管が30°程度の緩い傾斜を持った状態で形成されている。このトナー搬送管の下部にはクリーニング手段から廃トナーが搬入される搬入部が設定されており、この搬入部はクリーニング手段と連通する連通穴が設けられている。また、トナー搬送管の上部にはトナー回収部と連通する連通穴が設けられた搬出部が配設されている。このトナー搬送管に沿って外周面に複数の凸状部を備えた無端状の廃トナー搬送ベルトが回動自在に設けられており、クリーニング手段から搬入部に搬入された廃トナーをトナー搬送ベルトの突起によってトナー搬送管の底面に沿って掻き取りながら搬出部へと搬送し、トナー回収部に回収される。
しかしながら、上記の先行技術ではより小型化を目的とした縦型構成のプロセスカートリッジにおいて、廃トナー回収機構としてまだ十分といえる性能に至っていないのが実情である。
すなわち、特許文献1では廃トナーはトナー搬送ベルト上に担持されて搬出部へ搬送されるが、トナー搬送ベルトが駆動部から伝播される振動により振動し、ベルト上に担持された廃トナーが振動によってベルトの突起部とトナー搬送管の内壁との隙間から自重でこぼれおちてしまう。よって、搬送途中でトナー搬送ベルト上に担持されるトナー量が減少し、トナーの搬送効率が低下し、更には、こぼれ落ちたトナーが搬送管内で停滞することによりトナーが詰まり、ベルトが回動出来なくなってしまうという問題が生じる。
また、特許文献2では、廃トナーは搬送ベルトの突起によりトナー搬送管の底面に沿って掻き取られながら搬出部へと搬送されるが、このような搬送形態は、比較的搬送管の傾斜が緩い横型のプロセスカートリッジには適しているが、縦型のプロセスカートリッジのような搬送管の傾斜が急な構成とならざるを得ない場合、特許文献2で開示された廃トナーの搬送効率は不十分であり、特許文献1と同様、搬送経路中の廃トナーが搬送管底面と搬送ベルトの突起の隙間からトナーがこぼれ落ちてしまうという問題が生じる。
特許第3281595号 特開平8−15971号
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、クリーニング手段で回収された廃トナーを上部の廃トナー回収部へ搬送するトナー回収装置において、トナー搬送管内でトナーのこぼれ落ちを抑制し、効率よくトナーを回収部へと搬送するトナー回収装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供するものである。
上記課題を解決する手段である本発明の特徴を以下に挙げる。
トナーの搬送経路の搬入部に搬入された、クリーニング部での回収された転写残トナーを、トナー搬送ベルトの凸状部とトナー搬送経路の底面とに保持して、搬出部へ搬送する。これにより、搬出部へ搬送中の転写残トナーにかかる振動を最低限に抑制することができる。また、上記のような搬送方法に対する適切な転写残トナーの粉体特性とその構成要件を規定する。
具体的には、本発明のトナー回収装置は、少なくともトナー補給手段、現像手段、像担持体から転写材への転写手段、転写後の像担持体のクリーニング手段を有し、クリーニング手段で除去した転写残トナーをトナー回収部へ搬送するトナー回収装置で、上方に延び、下部にクリーニング手段で除去した転写残トナーが搬入される搬入部を有し、上部に転写残トナーをトナー回収部へ搬出する搬出部を有したトナー搬送管と、外周面に複数の凸状部を有し、該トナー搬送管内で回転自在に張架した無端状のトナー搬送ベルトとを備え、該トナー搬送ベルトの外周面が該トナー搬送管の天井面と対向する領域で該トナー搬送ベルトが下降し、該トナー搬送ベルトの外周面が該トナー搬送管の底面と対向する領域で該トナー搬送ベルトが上昇するように該トナー搬送ベルトをループ状に回転させ、該搬入部に搬送された転写残トナーを、該搬送ベルト凸状部と凸状部の間で形成される空間と該トナー搬送管の底面とで保持して該搬出部へ搬送することを特徴とするものであり、該トナーが少なくとも結着樹脂、離型剤、着色材、外添剤からなり、円錐ロータを用いたトルク測定法によって測定される空間率50〜60%におけるトルクT(mNm)が、1.0〜2.5の範囲にあることを特徴とする。
また、本発明のトナー回収装置は、さらに、該トナー搬送管の底面は水平面に対して傾斜を有しており、水平面に対する角度が45〜85°であることを特徴とする。
また、本発明のトナー回収装置は、さらに、該トナー搬送管内に駆動ローラと従動ローラを設け、該トナー搬送ベルトは該駆動ローラと従動ローラとで張架したことを特徴とする。
また、本発明のトナー回収装置は、さらに、該駆動ローラに凸部を設け、該凸部を上記トナー搬送ベルトと係合させることで、該トナー搬送ベルトを回転駆動させることを特徴とする。
また、本発明のトナー回収装置は、さらに、該トナー搬送ベルトに孔部または切り欠き部を設け、該駆動ローラの凸部は、該孔部または該切り欠き部と係合することを特徴とする。
また、本発明のトナー回収装置は、さらに、該搬出部において、該搬送ベルトから搬送されてきた転写残トナーをかきとるためのスクレーパー部材を設置することを特徴とする。
また、本発明のトナー回収装置は、さらに、該トナーは平均粒径が5〜10μmの範囲にあり、円形度が0.89〜0.97の範囲にあって、融点が65〜90℃の範囲にある離型剤を3〜10重量部の範囲で含有し、外添剤として少なくとも2種類の無機微粒子が添加されてなることを特徴とする。
また、本発明のトナー回収装置は、さらに、該トナーの外添剤として、BET比表面積が100m/g以上の疎水性シリカ粒子Aと、BET比表面積が30〜100m/gの範囲にある疎水性シリカ粒子Bを少なくとも含有することを特徴とする。
また、本発明のトナー回収装置は、さらに、該シリカ粒子Aとシリカ粒子Bの添加総量がトナー母粒子100重量部に対して2.5部以上であり、シリカ粒子Aの添加量よりもシリカ粒子Bの添加量が多いことを特徴とする。
本発明のプロセスカートリッジは、静電潜像担持体上に担持された静電潜像を非磁性一成分トナーにより可視化して画像を形成する画像形成装置に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジであって、静電潜像を担持する静電潜像担持体と、前記静電潜像を非磁性一成分トナーによって可視化してトナー像を形成する現像装置と、クリーニング手段で除去された転写残余の非磁性1成分トナーを回収部へ搬送するトナー回収手段から選ばれ、且つ前記現像装置と一体に支持され、かつ、請求項1〜9いずれかのトナー回収装置を備えたことを特徴とする。
また、本発明のプロセスカートリッジは、さらに、該プロセスカートリッジにおいて、該トナー搬送管をプロセスカートリッジの側面に設けたことを特徴とする。
また、本発明のプロセスカートリッジは、さらに、該プロセスカートリッジは、縦型の構成を有しており、トナー回収部が現像装置よりも高い位置で構成されてなることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、静電潜像を担持する静電潜像担持体と、前記静電潜像を非磁性一成分トナーによって可視化してトナー像を形成する現像装置と、前記静電潜像担持体を帯電させる帯電手段、前記帯電された静電潜像担持体上に静電潜像を形成する露光手段、
前記現像装置によって形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段、および前記静電潜像担持体の転写残余の非磁性一成分トナーを除去するクリーニング手段、クリーニング手段で除去された転写残余の非磁性1成分トナーを回収部へ搬送するトナー回収手段とを備える画像形成装置において、上述したトナー回収装置又は上述したプロセスカートリッジを備えることを特徴とする画像形成装置とする。
この解決手段により、本発明のトナー回収装置は、トナー搬送ベルト上に廃トナーを担持して搬送する場合に比べ、トナー搬送ベルトの振動の影響を軽減することができるため、トナーのこぼれ落ちの発生を防止することができる。
また、本発明のプロセスカートリッジ又は画像形成装置では、廃トナーの搬送時にトナーのこぼれ落ちを防止することができる。また、特に、縦型のプロセスカートリッジのような搬送管の傾斜が急な構成とならざるを得ない場合、回収したトナーの搬送管の傾斜が急にしてもこぼれ落ちを防止することで、機械設計に余裕ができ、小型化することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものであり、以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)の一実施形態について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本プリンタを示す概略構成図である。同図において、このプリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を形成するための4つのプロセスカートリッジ1Y,M,C,Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。以下の説明では、各プロセスカートリッジ1Y,C,M,Kの構成はすべて同じであるため、色分け用の符号Y,C,M,Kについては省略する。
図1に示すように、像担持体たるドラム状の感光体2、クリーニング手段たるドラムクリーニング装置3、除電装置(不図示)、帯電装置4、現像装置5、トナー回収装置6等を備えている。画像形成ユニットたるプロセスカートリッジ1は、プリンタ本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
上記帯電装置4は、図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転せしめられる感光体2の表面を一様帯電せしめる。一様帯電せしめられた感光体2の表面は、レーザ光Lによって露光走査されて静電潜像を担持する。この静電潜像は、図示しないトナーを用いる現像装置5によってトナー像に現像される。そして、後述する中間転写ベルト16上に中間転写される。ドラムクリーニング装置3は、中間転写工程を経た後の感光体2表面に付着している転写残トナーを除去する。トナー回収装置6は、転写残トナーを現像装置5の上部に形成されたトナー回収部7へ搬送する。また、上記除電装置は、クリーニング後の感光体2の残留電荷を除電する。この除電により、感光体2の表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。
上記現像装置5は、図示しないトナーを収容する縦長のホッパ部5aと、現像部5bとを有している。ホッパ部5a内には、図示しない駆動手段によって回転駆動されるアジテータ5c、これの鉛直方向下方で図示しない駆動手段によって回転駆動される撹拌パドル5d、これの鉛直方向で図示しない駆動手段によって回転駆動されるトナー供給ローラ5eなどが配設されている。ホッパ部5a内のトナーは、アジテータ5cや撹拌パドル5dの回転駆動によって撹拌されながら、自重によってトナー供給ローラ5eに向けて移動する。トナー供給ローラ5eは、金属製の芯金と、これの表面に被覆された発泡樹脂等からなるローラ部とを有しており、ホッパ部5a内のトナーをローラ部の表面に付着させながら回転する。このホッパ部5aの上部には、トナー回収部7が設けられており、転写残トナーが収容されている。
現像装置5の現像部5b内には、感光体2やトナー供給ローラ5eに当接しながら回転する現像ローラ5fや、これの表面に先端を当接させる薄層化ブレード5gなどが配設されている。ホッパ部5a内のトナー供給ローラ5eに付着したトナーは、現像ローラ5fとトナー供給ローラ5eとの当接部で現像ローラ5fの表面に供給される。供給されたトナーは、現像ローラ5fの回転に伴ってローラと薄層化ブレード5gとの当接位置を通過する際に、ローラ表面上での層厚が規制される。そして、層厚規制後のトナーは、現像ローラ5eと感光体2との当接部である現像領域において、感光体2表面の静電潜像に付着する。この付着により、静電潜像がトナー像に現像される。
先に示した図1において、プロセスユニット1Y,M,C,Kの鉛直方向上方には、光書込ユニット70が配設されている。潜像書込装置たる光書込ユニット70は、画像情報に基づいてレーザーダイオードから発したレーザ光Lにより、プロセスユニット1Y,M,C,Kにおける感光体2Y,M,C,Kを光走査する。この光走査により、感光体2Y,M,C,K上にY,M,C,K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット70は、光源から発したレーザ光(L)を、図示しないポリゴンモータによって回転駆動したポリゴンミラーで主走査方向に偏光せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。
プロセスユニット1Y,M,C,Kの鉛直方向下方には、無端状の中間転写ベルト16を張架しながら図中反時計回り方向に無端移動せしめる転写ユニット15が配設されている。転写手段たる転写ユニット15は、中間転写ベルト16の他に、駆動ローラ17、従動ローラ18、4つの1次転写ローラ19Y,M,C,K、2次転写ローラ20、ベルトクリーニング装置21、クリーニングバックアップローラ22などを備えている。
中間転写ベルト16は、そのループ内側に配設された駆動ローラ17、従動ローラ18、クリーニングバックアップローラ22及び4つの1次転写ローラ19Y,M,C,Kによって張架されている。そして、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ17の回転力により、同方向に無端移動せしめられる。
4つの1次転写ローラ19Y,M,C,Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト16を感光体2Y,M,C,Kとの間に挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト16のおもて面と、感光体2Y,M,C,Kとが当接するY,M,C,K用の1次転写ニップが形成されている。
1次転写ローラ19Y,M,C,Kには、図示しない転写バイアス電源によってそれぞれ1次転写バイアスが印加されており、これにより、感光体2Y,M,C,Kの静電潜像と、1次転写ローラ19Y,M,C,Kとの間に転写電界が形成される。なお、1次転写ローラ19Y,M,C,Kに代えて、転写チャージャーや転写ブラシなどを採用してもよい。
Y用のプロセスユニット1Yの感光体2Y表面に形成されたYトナーは、感光体2Yの回転に伴って上述のY用の1次転写ニップに進入すると、転写電界やニップ圧の作用により、感光体2Y上から中間転写ベルト16上に1次転写される。このようにしてYトナー像が1次転写せしめられた中間転写ベルト16は、その無端移動に伴ってM,C,K用の1次転写ニップを通過する際に、感光体2M,C,K上のM,C,Kトナー像が、Yトナー像上に順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト16上には4色トナー像が形成される。
転写ユニット15の2次転写ローラ20は、中間転写ベルト16のループ外側に配設されながら、ループ内側の従動ローラ18との間に中間転写ベルト16を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト16のおもて面と、2次転写ローラ20とが当接する2次転写ニップが形成されている。2次転写ローラ20には、図示しない転写バイアス電源によって2次転写バイアスが印加される。この印加により、2次転写ローラ20と、アース接続されている従動ローラとの間には、2次転写電界が形成される。
転写ユニット15の鉛直方向下方には、記録紙Pを複数枚重ねた紙束の状態で収容している給紙カセット30がプリンタの筐体に対してスライド着脱可能に配設されている。この給紙カセット30は、紙束の一番上の記録紙Pに給紙ローラ30aを当接させており、これを所定のタイミングで図中反時計回り方向に回転させることで、その記録紙Pを給紙路31に向けて送り出す。
給紙路31の末端付近には、レジストローラ対32が配設されている。このレジストローラ対32は、給紙カセット30から送り出された記録紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに両ローラの回転を停止させる。そして、挟み込んだ記録紙Pを上述の2次転写ニップ内で中間転写ベルト16上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで回転駆動を再開して、記録紙Pを2次転写ニップに向けて送り出す。
2次転写ニップで記録紙Pに密着せしめられた中間転写ベルト16上の4色トナー像は、2次転写電界やニップ圧の影響を受けて記録紙P上に一括2次転写され、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。このようにして表面にフルカラートナー像が形成された記録紙Pは、2次転写ニップを通過すると、2次転写ローラ20や中間転写ベルト16から曲率分離する。そして、転写後搬送路33を経由して、後述する定着装置34に送り込まれる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト16には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、中間転写ベルト16のおもて面に当接しているベルトクリーニング装置21によってベルト表面からクリーニングされる。中間転写ベルト16のループ内側に配設されたクリーニングバックアップローラ22は、ベルトクリーニング装置21によるベルトのクリーニングをループ内側からバックアップする。
定着装置34は、図示しないハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ34aと、これに所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ34bとによって定着ニップを形成している。定着装置34内に送り込まれた記録紙Pは、その未定着トナー像担持面を定着ローラ34aに密着させるようにして、定着ニップに挟まれる。そして、加熱や加圧の影響によってトナー像中のトナーが軟化さしめられて、フルカラー画像が定着せしめられる。
定着装置34内から排出された記録紙Pは、定着後搬送路35を経由した後、排紙路36と反転前搬送路41との分岐点にさしかかる。定着後搬送路35の側方には、回動軸42aを中心にして回動駆動される切替爪42が配設されており、その回動によって定着後搬送路35の末端付近を閉鎖したり開放したりする。定着装置34から記録紙Pが送り出されるタイミングでは、切替爪42が図中実線で示す回動位置で停止して、定着後搬送路35の末端付近を開放している。よって、記録紙Pが定着後搬送路35から排紙路36内に進入して、排紙ローラ対37のローラ間に挟み込まれる。
図示しないテンキー等からなる操作部に対する入力操作や、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる制御信号などにより、片面プリントモードが設定されている場合には、排紙ローラ対37に挟み込まれた記録紙Pがそのまま機外へと排出される。そして、筐体の上カバー50の上面であるスタック部にスタックされる。
一方、両面プリントモードに設定されている場合には、先端側を排紙ローラ対37に挟み込まれながら排紙路36内を搬送される記録紙Pの後端側が定着後搬送路35を通り抜けると、切替爪42が回動して、定着後搬送路35の末端付近が閉鎖される。これとほぼ同時に、排紙ローラ対37が逆回転を開始する。すると、記録紙Pは、今度は後端側を先頭に向けながら搬送されて、反転前搬送路41内に進入する。
本プリンタの右端部は、回動軸40aを中心に回動することで筐体本体に対して開閉可能な反転ユニット40になっている。排紙ローラ対37が逆回転すると記録紙Pがこの反転ユニット40の反転前搬送路41内に進入して、鉛直方向上側から下側に向けて搬送される。そして、反転搬送ローラ対43のローラ間を経由した後、半円状に湾曲している反転搬送路44内に進入する。更に、その湾曲形状に沿って搬送されるのに伴って上下面が反転せしめられながら、鉛直方向上側から下側に向けての進行方向も反転して、鉛直方向下側から上側に向けて搬送される。その後、上述した給紙路31内を経て、2次転写ニップに再進入する。そして、もう一方の面にもフルカラー画像が一括2次転写された後、転写後搬送路33、定着装置34、定着後搬送路35、排紙路36、排紙ローラ対37を順次経由して、機外へと排出される。
上述の反転ユニット40は、外部カバー45と揺動体46とを有している。具体的には、反転ユニット40の外部カバー45は、プリンタ本体の筺体に設けられた回動軸40aを中心にして回動するように支持されている。この回動により、外部カバー45は、その内部に保持している揺動体46とともに筺体に対して開閉する。外部カバー45がその内部の揺動体46とともに開かれると、反転ユニット40とプリンタ本体側との間に形成されていた給紙路31、2次転写ニップ、転写後搬送路33、定着ニップ、定着後搬送路35、排紙路36が縦に2分されて、外部に露出する。これにより、給紙路31、2次転写ニップ、転写後搬送路33、定着ニップ、定着後搬送路35、排紙路36内のジャム紙を容易に取り除くことができる。
また、揺動体46は、外部カバー45が開かれた状態で、外部カバー45に設けられた図示しない揺動軸を中心にして回動するように外部カバー45に支持されている。この回動により、揺動体46が外部カバー45に対して開かれると、反転前搬送路41や反転搬送路44が縦に2分されて外部に露出する。これにより、反転前搬送路41内や反転搬送路44内のジャム紙を容易に取り除くことができる。
プリンタの筺体の上カバー50は、図中矢印で示すように、回動軸51を中心にして回動自在に支持されており、図中反時計回り方向に回転することで、筺体に対して開いた状態になる。そして、筺体の上部開口を外部に向けて大きく露出させる。これにより、光書込ユニット71が露出する。
次に、本プリンタの特徴点であるトナー回収装置6について詳細に説明する。
図2は、同プリンタのプロセスユニットを示す概略構成図である。さらに、図3は、トナー回収装置の概略構成図である。プロセスカートリッジ側面1aには、無端状の溝部1bが形成されており、この溝部1bに図示しないカバー部材で蓋をすることで、断面四角状のトナー搬送管64が形成される。このトナー搬送管64は、下方から上方に向かって傾斜して延びている。トナー搬送管64の手前側側面の下部には、開口した搬入部64aが設けられており、この搬入部64aにドラムクリーニング装置3のトナー搬送スクリュー3aが接続している。また、トナー搬送管64の手前側側面の上部および下側のベルト対向面に開口した搬出部64bが設けられており、この搬出部64bは、内部にトナー回収スクリュ8aを備えたトナー回収経路8と接続している。トナー搬送管64内には、無端状のトナー搬送ベルト61が設けられており、トナー搬送ベルト61は、従動ローラ63と駆動ローラ62とに張架されている。従動ローラ63および駆動ローラ62は、プロセスカートリッジの側面のトナー搬送管に回動自在に支持されている。駆動ローラ62は、図示しない駆動手段に接続されており、回転駆動する。また、駆動ローラには、駆動ローラ62から延びる突部たるピン62aが設けられている。
図4は、トナー搬送ベルトの別の構造を示す図である。トナー搬送ベルト61の外周面には、突状部61aが形成されている。また、突状部間には、ベルト移動方向に延びる長孔61bが形成されており、この長孔61bは、駆動ローラ62のピン62aの回転ピッチに合うように設けられている。そして、駆動ローラ62から延びる突部たるピン62aが、駆動ローラ62に巻き付いている部分の長孔61bに貫通して係合している。トナー搬送ベルト61の駆動ローラ62が回転すると、ピン62aが長孔と係合し、ピン62aを介してトナー搬送ベルト61に回転駆動力が伝達されて、トナー搬送ベルト61が図中A方向に回転駆動する。
また、トナー搬送ベルト61が、ゴムの場合は、ピン62aと長孔61bの寸法関係がラフでも、長孔61bが変形してピン62aが長孔61bに貫通して係合することができる。しかし、トナー搬送ベルト61を熱可塑性エラストマーとした場合、ピン62aと長孔61bとの寸法関係がラフだとピン62aが長孔61bに貫通することができない不具合を生じる。このため、トナー搬送ベルト61が熱可塑性エラストマーなど、ゴムに比べて変形し難い材質の場合は、突状部間のベルト幅方向両端に切り欠き部61cを設ける。そして、駆動ローラ62のピン62aをこの両端の切り欠き部61cに交互に立てる。これにより、ベルト61と駆動ローラ62とが噛み合い、駆動ローラ62の回転駆動力がトナー搬送ベルト61に伝達されて、トナー搬送ベルト61が回転駆動する。
トナー搬送ベルト61の突状部61aは、ベルト幅と同一の幅を有しており、その頂面が、トナー搬送管64のベルト対向面と隙間なく接触するような高さを有している。また、突状部61aは、トナー搬送管64との摩擦力や、転写残トナーの自重で撓まない程度の厚みを有している。本実施形態においては、トナー搬送ベルト61を回転させて、転写残トナーをトナー搬送管64の底面と突状部61aとに保持して、搬出部64bへ搬送する。このため、突状部61aがトナー搬送管64との摩擦力や、転写残トナーの自重で撓んでしまうと、突状部61aの頂部により転写残トナーが集まり、突状部61aの頂部に転写残トナーの自重が集中する。その結果、突状部の撓みが進行して、突状部61aの頂部とトナー搬送管64の底面との間に隙間が生じて、転写残トナーが落下してしまい、転写残トナーの搬送量が低下してしまうおそれがある。このため、本実施形態においては、突状部61aを転写残トナーの自重やトナー搬送管64との摩擦によって撓まない程度の厚みとし、突状部61aの頂部とトナー搬送管64の内壁との間に隙間が生じるのを抑制している。
図5は、転写残トナーの搬送の様子を示す図である。ドラムクリーニング装置3によって除去された転写残トナーは、トナー搬送スクリュー3aによって、トナー搬送管64の下部の搬入部64へ搬送される。トナー搬送管64の下部に搬送された転写残トナーは、トナー搬送ベルト61の突状部61aによって掻き取られる。突状部61aによって掻き取られた転写残トナーは、図5に示すように、突状部61aとトナー搬送管64の低面とによって保持されて、上方へ搬送される。トナー搬送ベルト61によって、トナー搬送管64の上部に設けられた搬出部64bまで転写残トナーが搬送されると、転写残トナーが排出部64bから、トナー回収経路8へ落下する。トナー回収経路8へ落下した転写残トナーは、トナー回収スクリュ8aによってトナー回収部7へ搬送されて回収される。
本発明のトナー回収装置に用いられるトナーとしては、トナー母粒子は少なくとも結着樹脂および着色剤からなっている。
トナー母粒子を構成する結着樹脂としては電子写真および静電印刷等の分野で公知の樹脂が使用でき、例えば、スチレン系樹脂;アルキルアクリレート及びアルキルメタクリレート等のアクリル系樹脂;スチレンアクリル系共重合樹脂;ポリエステル系樹脂;シリコン系樹脂;オレフィン系樹脂;アミド系樹脂;あるいはエポキシ系樹脂などが好適に用いられる。
特に、オイルレス定着用フルカラートナーに用いる場合には、定着分離性と好ましい画像光沢性の観点から高分子弾性体樹脂成分(第1バインダー樹脂)とシャープメルト低分子樹脂成分(第2バインダー樹脂)を併用して用いるのが好ましい。第1バインダー樹脂および第2バインダー樹脂の種類は特に制限されず、フルカラートナーの分野で公知のバインダー樹脂、例えば、ポリエステル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン−(メタ)アクリル系共重合体樹脂、エポキシ系樹脂、COC(環状オレフィン樹脂(例えば、TOPAS−COC(Ticona社製)))等であってよいが、オイルレス定着の観点から、第1バインダー樹脂および第2バインダー樹脂はいずれもポリエステル系樹脂を使用することが好ましい。
本発明において好ましく使用されるポリエステル系樹脂としては、多価アルコール成分と多価カルボン酸成分を重縮合させることにより得られたポリエステル樹脂が使用可能である。多価アルコール成分のうち2価アルコール成分としては、例えば、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(3,3)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等のビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA等が挙げられる。3価以上のアルコール成分としては、例えば、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン等が挙げられる。
また、多価カルボン酸成分のうち2価のカルボン酸成分としては、例えば、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、マロン酸、n−ドデセニルコハク酸、イソドデセニルコハク酸、n−ドデシルコハク酸、イソドデシルコハク酸、n−オクテニルコハク酸、イソオクテニルコハク酸、n−オクチルコハク酸、イソオクチルコハク酸、これらの酸の無水物あるいは低級アルキルエステルが挙げられる。
3価以上のカルボン酸成分としては、例えば、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸(トリメリット酸)、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸,1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、テトラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、ピロメリット酸、エンポール三量体酸、これらの酸の無水物、低級アルキルエステル等が挙げられる。
また、本発明においてはポリエステル系樹脂として、ポリエステル樹脂の原料モノマーと、ビニル系樹脂の原料モノマーと、両方の樹脂の原料モノマーと反応するモノマーとの混合物を用い、同一容器中でポリエステル樹脂を得る縮重合反応およびビニル系樹脂を得るラジカル重合反応を並行して行わせて得られた樹脂(以下、単に「ビニル系ポリエステル樹脂」という)も好適に使用可能である。なお、両方の樹脂の原料モノマーと反応するモノマーとは、換言すれば縮重合反応およびラジカル重合反応の両反応に使用し得るモノマーである。即ち縮重合反応し得るカルボキシ基とラジカル重合反応し得るビニル基を有するモノマーであり、例えばフマル酸、マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸等が挙げられる。
ポリエステル樹脂の原料モノマーとしては上述した多価アルコール成分および多価カルボン酸成分が挙げられる。またビニル系樹脂の原料モノマーとしては、例えば、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−クロルスチレン等のスチレンまたはスチレン誘導体;エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン等のエチレン系不飽和モノオレフィン類;メタクリル酸メチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−ペンチル、メタクリル酸イソペンチル、メタクリル酸ネオペンチル、メタクリル酸3−(メチル)ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ノニル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ウンデシル、メタクリル酸ドデシル等のメタクリル酸アルキルエステル類;アクリル酸メチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸n−ペンチル、アクリル酸イソペンチル、アクリル酸ネオペンチル、アクリル酸3−(メチル)ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デシル、アクリル酸ウンデシル、アクリル酸ドデシル等のアクリル酸アルキルエステル類;アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸;アクリロニトリル、マレイン酸エステル、イタコン酸エステル、塩化ビニル、酢酸ビニル、安息香酸ビニル、ビニルメチルエチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテルおよびビニルイソブチルエーテル等が挙げられる。ビニル系樹脂の原料モノマーを重合させる際の重合開始剤としては、例えば、2,2'−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル、1,1'−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2'−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル等のアゾ系またはジアゾ系重合開始剤、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、イソプロピルパーオキシカーボネート、ラウロイルパーオキサイド等の過酸化物系重合開始剤等が挙げられる。
第1バインダー樹脂および第2バインダー樹脂としては上記のような各種ポリエステル系樹脂が好ましく使用されるが、中でも、オイルレス定着用トナーとしての分離性および耐オフセット性をさらに向上させる観点から、以下に示す第1バインダー樹脂および第2バインダー樹脂を使用することがより好ましい。
より好ましい第1バインダー樹脂は、上述した多価アルコール成分と多価カルボン酸成分を重縮合させて得られたポリエステル樹脂、特に多価アルコール成分としてビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物を用い、多価カルボン酸成分としてテレフタル酸およびフマル酸を用いて得られたポリエステル樹脂である。
より好ましい第2バインダー樹脂はビニル系ポリエステル樹脂、特にポリエステル樹脂の原料モノマーとしてビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物、テレフタル酸、トリメリット酸およびコハク酸を用い、ビニル系樹脂の原料モノマーとしてスチレンおよびブチルアクリレートを用い、両反応性モノマーとしてフマル酸を用いて得られたビニル系ポリエステル樹脂である。
本発明においてはオイルレスカラー定着に必要なワックスをより増量させる為に、上記バインダー樹脂に予めワックスを内添することが好ましい。この場合、第1バインダー、第2バインダーのいずれに内添してもよいが、粉砕法トナーでは混練時のシェアがかかりやすいという観点から第1バインダーに内添することが好ましい。第1バインダー樹脂にワックスを予め内添するには、第1バインダー樹脂を合成する際に、第1バインダー樹脂を合成するためのモノマー中にワックスを添加した状態で第1バインダー樹脂の合成を行えば良い。例えば、第1バインダー樹脂としてのポリエステル系樹脂を構成する酸モノマーおよびアルコールモノマーに炭化水素系ワックスを添加した状態で縮重合反応を行えば良い。第1バインダー樹脂がビニル系ポリエステル樹脂の場合には、ポリエステル樹脂の原料モノマーに炭化水素系ワックスを添加した状態で、当該モノマーを撹拌および加熱しながら、これにビニル系樹脂の原料モノマーを滴下して重縮合反応およびラジカル重合反応を行えばよい。
トナー粒子中における第1バインダー樹脂(内添ワックス重量を含む)と第2バインダー樹脂の含有割合は重量比で20/80〜45/55、好ましくは30/70〜40/60である。第1バインダー樹脂が少なすぎると分離性、耐高温オフセット性が低下して問題となる。第1バインダー樹脂が多すぎると光沢性、耐熱保管性が低下する。
より好ましくは上記のような重量比で使用された第1バインダー樹脂と第2バインダー樹脂からなるバインダー樹脂の軟化点は100〜125℃、特に105〜125℃である
本発明において使用可能な離型剤(ワックス)としては、例えば、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、カルナバワックス、ライスワックス、サゾールワックス、モンタン系エステルワックス、フィッシャートロプシュワックス、パラフィンワックス等を挙げることができる。オイルレス定着用フルカラートナーに用いる場合、融点が60〜100℃、好ましくは65〜90℃のものが好適に使用することができ、例えば脂肪酸エステル、低分子量ポリエチレン、カルナバワックス、低融点パラフィン等を挙げることができる。特に好ましいワックスは極性が低く、離型効果が高い低融点パラフィンである。特にオイルレス定着用カラートナーでは離型剤を必須成分として用いる必要がある。ワックスの軟化点が60℃より低い場合は高温オフセット性向上の効果が低下し、100℃より高い場合にはバインダー樹脂中への分散が不十分となり感光体に対するフィルミングが発生しやすくなる。また、トナーへの添加量としては粉砕法トナーにおいては3.0〜10wt%、好ましくは3.5〜8wt%の範囲で含有させることが好ましい。この範囲を下回ると離型効果が発揮されず、この範囲を上回ると溶融混練時のワックス分散不良により遊離ワックスが発生しやすく、フィルミングの問題が発生しやすくなり好ましくない。
一方、湿式造粒法によるトナーにおいてはカプセル化など、ワックスのトナー中への配置制御が比較的容易であり、粉砕法トナーに対してワックスの分散不良や遊離ワックス発生に対する余裕度があるためワックス添加量を5〜12wt%まで増量させることが可能である。
本発明に用いる着色剤としては、公知の顔料及び染料を使用することができ、特に限定されるものではない。例えば、カーボンブラック、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、銅フタロシアニン、マラカイトグリーンオキサレート、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.ピグメント・レッド184、C.I.ピグメント・レッド269、C.I.ピグメント・レッド150、C.I.ピグメント・レッド146、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメント・イエロー12、C.I.ピグメント・イエロー17、C.I.ソルベント・イエロー162、C.I.ピグメント・イエロー180、C.I.ピグメント・イエロー93、C.I.ピグメント・イエロー185、C.I.ピグメント・イエロー74、C.I.ピグメント・イエロー155、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3等を挙げることができる。着色剤をカラートナーに用いる場合、当該着色剤をマスターバッチ処理、あるいはフラッシング処理により予め結着樹脂中に着色剤を高分散させたものを使用することが好ましい。着色剤の含有量は結着樹脂100重量部に対して2〜15重量部が好ましい。
またトナー母粒子には必要に応じて荷電制御剤等の添加剤を配合することも可能である。負帯電トナー用荷電制御剤としては、例えば、クロム錯塩型アゾ染料S−32、33、34、35、37、38、40(オリエント化学工業社製)、アイゼンスピロンブラックTRH、BHH(保土谷化学社製)、カヤセットブラックT−22、004(日本化薬社製)、銅フタロシアニン系染料S−39(オリエント化学工業社製)、クロム錯塩E−81、82(オリエント化学工業社製)、亜鉛錯塩E−84(オリエント化学工業社製)、アルミニウム錯塩E−86(オリエント化学工業社製)、ベンジル酸誘導体からなるホウ素錯塩LR−147(日本カーリット社製)さらに、カリックスアレン系化合物等が使用できる。更にフルカラートナーに用いる負荷電制御剤としては、カラートナーの色調、透光性に悪影響を及ぼさない無色、白色あるいは淡色の荷電制御剤が使用可能であり、例えばサリチル酸誘導体の亜鉛やクロムの金属錯体、カリックスアレーン系化合物、ベンジル酸誘導体からなる有機ホウ素化合物、含フッ素4級アンモニウム塩系化合物等が好適に用いられる。上記サリチル酸金属錯体としては例えば特開昭53−127726号公報、特開昭62−145255号公報等に記載のものが、カリックスアレーン系化合物としては例えば特開平2−201378号公報等に記載のものが、有機ホウ素化合物としては例えば特開平2−221967号公報に記載のものが、有機ホウ素化合物としては例えば特開平3−1162号公報に記載のものが使用可能である。
トナー母粒子の製法としては、公知の製法を用いることができ、例えば、乾式での粉砕法、湿式での乳化重合、懸濁重合、溶解懸濁(乳化造粒)法などが挙げられる。一般的に粉砕法の場合は不定形粒子、湿式法の場合は球形粒子を得ることができ、画像形成プロセスに適したトナー製法を用いれば良い。トナー母粒子の粒径は画質の観点から小粒径のものが好ましく、体積平均粒径4〜10μm程度のものを好適に用いることができる。特に本発明においては、体積平均粒径5〜10μmのトナー母粒子を用いることが好ましい。
外添剤としては、例えば、市販のトナー用シリカ、アルミナ、チタニア等、公知の材料を単独或いは2種以上混合して使用することができ、このような外添剤においては、環境安定性を高めるために疎水化処理を行なったものを使用することが好ましく、疎水化剤としては、シラン系、チタネート系、アルミニウム系、ジルコアルミネート系等の各種のカップリング剤及びシリコーンオイル等を用いることができる。特に、上記の外添剤としては、トナーの流動性や転写性、帯電に対する環境安定性等の観点から、種々の比表面積や疎水化表面処理剤のグレードを選定し、適宜組み合わせて使用することが可能である。
疎水化剤としてはシランカップリング剤、チタネートカップリング剤、シリコンオイル、シリコンワニス等が使用可能である。シランカップリング剤としては、例えばヘキサメチルジシラザン、トリメチルシラン、トリメチルクロルシラン、ジメチルジクロルシラン、メチルトリクロルシラン、アリルジメチルクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、トリメチルメトキシシラン、ヒドロキシプロピルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、n−ブチルトリメトキシシラン、n−ヘキサデシルトリメトキシシラン、n−オクタデシルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン等が使用可能であり、シリコ−ンオイルとしては、例えばジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等が使用可能である。
上記疎水化剤によってシリカやチタニアの母材を表面処理するには、例えば疎水化剤を溶剤で希釈し、母材に上記希釈液を加えて混合し、この混合物を加熱・乾燥した後解砕する乾式法、母材を水系中に分散してスラリー状にした上で疎水化剤を添加混合し、これを加熱・乾燥した後解砕する湿式法等により行うことができる。
粉砕法によってトナーを製造する場合は、従来公知の手段に従い、樹脂及びワックス(樹脂中に内添される場合も含む)、着色材のトナー成分を機械的に混合する工程と、溶融混練する工程と、粉砕する工程と、分級する工程とを有するトナーの製造方法が適用できる。また、機械的に混合する工程や溶融混練する工程において、粉砕または分級する工程で得られる製品となる粒子以外の粉末を戻して再利用する製造方法も含まれる。
乳化重合会合法によってトナーを製造する場合は、少なくともワックスをビニル系モノマーに溶解あるいは分散し、ミニエマルジョン重合などの方法により、ビニル系樹脂分散体中にワックスを内添し、ワックスを内添したビニル系樹脂分散体、顔料分散体などとともに会合、融着しトナースラリーを得たのち、公知の方法に従い洗浄・濾過により回収し、乾燥することにより単離できる。
ポリマーを含むトナー組成物を溶解した有機溶媒の油滴を水系媒体中に分散させ、造粒させて得られるトナー製造方法であるが、近年、更にトナーの分子量制御、構造制御性を高めた溶解懸濁伸張法がある。この製法はプレポリマーを含むトナー組成物を溶解した有機溶媒の油滴を水系媒体中に分散させ、伸長反応および/または架橋反応により形成された粒子を得る方法である。
この製法によれば、乳化重合法や懸濁重合法では使用することが不可能であったポリエステル樹脂を用いることが出来、特に定着特性に優れたフルカラートナーを製造することが可能である。また、ウレタン/ウレア結合によるプレポリマーの伸張反応により、高分子側の分子量制御が容易であり、オイルレス定着用フルカラートナーの製造に適している。
以上によって得られたトナー母粒子に本発明の無機粒子を外添処理する方法としては、ヘンシェルミキサーなどの混合機により乾式混合するする方法が好ましい。更に処理後、異物除去の観点から目開き100μm以下の篩いを通すことが好ましい。
図6は、本発明に用いられる評価装置の例を示すものである。本評価装置は、圧密ゾーンと測定ゾーンからなるものである。
圧密ゾーンは、粉体を入れる容器216、その容器を上下させる昇降ステージ218、圧密させるピストン215、そのピストンに荷重を加えるおもり214等から構成される。
この構成例では、粉体を入れた試料容器216を上昇させ、圧密用のピストン215に接触させ、さらに上昇させてピストン215におもり214の荷重が全てかかるようなおもり214が支持板219より浮いた状態になるようにし、一定時間放置する。その後、粉体を入れた容器216が載せてある昇降ステージ218を下げて、ピストン215を粉体表面から離す。
ピストン215は、どんな材質でも良いが、粉体を押付ける表面の表面性がスムーズである必要がある。そのため、加工しやすくて、表面が固く、変質しない材質が良い。また、帯電による粉体付着がないようにする必要があり、導電性の材質が適している。この材質の一例としては、SUS、Al、Cu、Au、Ag、黄銅等がある。
本発明では、粉体を入れる容器216は、内径φ60mmで、圧密を完了した粉体の高さが、25〜28mmとなるようにした。
測定ゾーンは、図6に示されるように、粉体を入れる容器216、その容器を上下させる昇降ステージ218、ステージには荷重を測定するロードセル213、粉体のトルクを測定するトルクメータ211等から構成される。なお、本構成は一例であり、本発明を限定するものではない。
円錐ロータ212をシャフトの先端に取り付け、そのシャフト自体を上下方向に移動しないように固定する。
粉体を入れた試料容器ステージは、昇降機によって上下できるようにして、ステージの中央部に粉体を入れた容器216を置くようにし、容器を上げることによって、容器の中央に円錐ロータ212が回転しながら侵入してくるようにする。
円錐ロータ212にかかるトルクを上部にあるトルクメータ211によって検出し、また粉体の入った容器216にかかる荷重を容器の下にあるロードセル213によって検出し、さらに円錐ロータ212の移動量は、位置検出器で行なう。
この構成は一例であり、シャフト自体を昇降機により上下させたりするなどできるような他の構成でも適用できる。
図7は、表面に溝を形成した円錐ロータの図である。円錐ロータ212の形状は、円錐の頂角が60°で、図7のように溝がきってある。円錐の頂点からまっすぐ底辺方向に溝を切ったもので、その溝の断面が三角形の凹凸からなるのこぎり歯形状をしている。円錐ロータの辺の長さは30mmであり、頂点の溝の深さは0mmで、底面部分の溝の深さは1mmで、徐々に溝が深くなっている。溝の数は48本である。
円錐ロータ212の材質面とトナー粒子との摩擦成分を測定するのではなく、トナー粒子とトナー粒子との摩擦成分を測定している。
円錐ロータ212材質面とトナー粒子との接触は、三角溝の山の先端部分のみとなる。ほとんどが溝に入り込んだトナー粒子とその周辺のトナー粒子との接触となる。
円錐ロータ212の材質としては、特に限定的でなく、加工しやすくて、表面が固く、変質しないものが好ましく、さらに帯電性を帯びない材質が適している。具体例として、SUS、Al、Cu、Au、Ag、黄銅等を挙げることができる。
トナーのトナー粉体の流動性を、粉体相中に円錐ロータを回転させながら侵入させ、円錐ロータが粉体相中を移動するときに発生するトルクまたは荷重を測定することにより評価する。詳細には、トナー粉体相中に円錐ロータを回転させながら、侵入(下降)させたり、引抜(アップ)いたりさせ、そのときに円錐ロータやトナー粉体相が入っている容器にかかるトルクや荷重を測定し、そのトルクや荷重の値により流動性を評価するものである。トナー粉体のトルクおよび荷重は、円錐ロータの回転速度、即ち毎分当たりの回転数(以下、回転数と略記。単位はrpm)や円錐ロータの侵入速度により変化する。そこで、測定の精度を上げるために、トナー粒子同士の微妙な接触状態が測定出来るように、円錐ロータ10の回転数や侵入速度を下げて測定するようにした。そのため、測定条件は以下のようになった。
円錐ロータの回転数 :0.1〜100rpm。
円錐ロータの侵入速度:0.5〜150mm/min。
本発明では以下の条件で測定を行った。
・円錐ロータの回転数 1.0rpm。
・円錐ロータの侵入速度 1.0mm/min。
・トナー層の加圧 0.1kg/cm2以上で60秒以上加圧。
・円錐ロータ形状 円錐の回転軸(中心軸)からの円錐の角度が30°で、周方向に、N=48の溝(半径の1/4深さ)が刻まれている形状。なお、溝の数んは、Nが20以上にあっては、同様の値をとる。
また、トナーの粉体層の空間率も重要である。空間率は以下の式より求める。
ε=(V−M/ρ)/V
(ここで、εは空間率、Mは測定容器に充填したトナー粉体の質量、ρはトナー粉体の真比重、そしてVはトナー層の容積である。)
通常、トナーはトナー粒子だけでなく、シリカや酸化チタン等の無機有機添加剤を適宜混合して使用される。前述の母体トナーの特性だけでなく、添加剤混合後の特性を調整するとクリーニング特性がより安定する。通常、シリカなどの添加剤はトナーの流動性向上のために使用される。流動性の向上はすなわち、トナー間の摩擦係数を低減することであり、本発明で使用する円錐ロータによるトルクの低減となる。
空間率は高い方が良い。検討結果では、空間率が50%以上であれば良好なクリーニング性が得られやすい。空間率とクリーニング性の関係は明らかではないが、空間率が低くなるほどクリーニングブレード先端に蓄積するトナーの密度も高くなり、クリーニングブレードを押し上げてすり抜けやすくなると思われる。空間率が60%を越えると、浮遊し易くなり、トナー飛散等により画像形成装置内を汚すことがある。
本発明では、トナー回収装置に空間率が50〜60%のトナーであって、その時の上記トルク測定法で、円錐ロータが20mm進入した時点で、回転トルクが1.0〜2.5mNmの範囲内であれば、良好なクリーニング性を示す。この理由は明らかではないが、クリーニングブレードの動作状態ではブレードと感光体の接触部付近にトナーが滞留しており、感光体に乗って新たに運ばれてきたトナーと接触したときにトナーどうしの摩擦力が強いとトナーが感光体から引き剥がされやすいと考えられる。回転トルクが1.0mNm未満では、トナーの凝集力が小さいために浮遊しやすくなって、画像形成装置内を汚すことがある。回転トルクが2.5mNmを越えると、トナーの凝集力が大きくなり、クリーニングしにくくなり、前の画像が残る等の異常画像が発生することがある。
本発明のトナー回収装置に用いるトナーのT1/2および流出終了温度は、島津製作所製フローテスタCFT−500Dによって測定される値であり、押出し口の直径は,0.5mm、深さ1mm、昇温は3℃/minで行った。また、試料にかかる荷重は30kgfに設定した。
また、示差走査型熱量計(DSC)は、セイコーインスツル社製のDSC6200を用い、200℃まで昇温し、その温度から降温速度10℃/分で0℃まで冷却したサンプルを昇温速度10℃/分で測定した。本解析により樹脂およびトナーのガラス転移点、ワックスの融点を算出する。
また、トナーの粒径は、測定としてはコールターカウンター法により行われる。コールターカウンター法によるトナー粒子の粒度分布の測定装置としては、コールターカウンターTA−II、コールターマルチサイザーIIやコールターマルチサイザーIII(いずれもコールター社製)があげられる。以下に測定方法について述べる。
まず、電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩)を0.1〜5ml加える。ここで、電解液とは1級塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製したもので、例えばISOTON−II(コールター社製)が使用できる。ここで、更に測定試料を固形分として2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない、前記測定装置により、アパーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、トナー粒子又はトナーの体積、個数を測定して、体積分布と個数分布を算出する。得られた分布から、トナーの重量平均粒径(Dv)、個数平均粒径(Dn)を求めることができる。
トナーの形状の計測方法としては、粒子を含む懸濁液を平板上の撮像部検知帯に通過させ、CCDカメラで光学的に粒子画像を検知し、解析する光学的検知帯の手法が適当である。この手法で得られる投影面積の等しい相当円の周囲長を実在粒子の周囲長で除した値である平均円形度が0.89以上のトナーが適正な濃度の再現性のある高精細な画像を形成するのに有効である事が判明した。より好ましくは、平均円形度が0.89〜0.97である。この値はフロー式粒子像分析装置FPIA−2000により平均円形度として計測した値である。具体的な測定方法としては、容器中の予め不純固形物を除去した水100〜150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスフォン酸塩を0.1〜0.5ml加え、更に測定試料を0.1〜0.5g程度加える。試料を分散した懸濁液は超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない、分散液濃度を3000〜1万個/μlとして前記装置によりトナーの形状及び分布を測定することによって得られる。
次に、本発明を実施例によってさらに具体的に詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施例によって限定されるものではない。なお、実施例中、部はすべて重量部を表わす。
(粉砕法トナー粒子の調製)
<樹脂H1の作成>
ビニル系モノマーとして、
スチレン 600g
アクリル酸ブチル 110g
アクリル酸 30g
重合開始剤としてジクミルパーオキサイド 30g
を滴下ロートに入れた。
ポリエステルの単量体のうち、ポリオールとして、
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン 1230g
ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン 290g
イソドデセニル無水コハク酸 250g
テレフタル酸 310g
無水1,2,4−ベンゼントリカルボン酸 180g
エステル化触媒としてジブチル錫オキシド 7g
を、温度計、ステンレス製攪拌機、流下式コンデンサー及び窒素導入管を装備した5リットル四つ口フラスコに入れ、マントルヒーター中で窒素雰囲気下に、160℃の温度で撹拌しつつ、滴下ロートよりビニル系モノマー樹脂と重合開始剤の混合液を一時間かけて滴下した。160℃に保持したまま2時間付加重合反応を熟成させた後、230℃に昇温して縮重合反応を行わせた。重合度は、定荷重押出し形細管式レオメータを用いて測定した軟化点により追跡を行い、所望の軟化点に達したときに反応を終了させ、樹脂H1を得た。得られた樹脂H1の軟化点(T1/2)は130℃であった。
<樹脂L1の作成>
樹脂L1に関しても、ビニル系モノマー、ワックスを添加しないこと以外は樹脂H1と同様の方法で、以下の単量体を仕込みポリエステル樹脂を合成した。
ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン 1650g
ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン 660g
イソドデセニル無水コハク酸 190g
テレフタル酸 750g
無水1,2,4−ベンゼントリカルボン酸 190g
エステル化触媒としてジブチル錫オキシド 0.3g
このようにして得られた樹脂L1は軟化点(T1/2)が113℃であった。
<トナー母粒子(粉砕法)の作成>
樹脂H1 30部
樹脂L1 70部
パラフィンワックス、融点73.3℃ 5部
着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料) 2.5部
上記材料をブレンダーで充分混合したのち加圧ニーダーにて混練し、冷却後、フェザーミルにて粗砕する。更に粗砕物をオープンロールミルにて混練後、冷却後粉砕、分級し体積平均粒径約8.0μmのシアン色の母体トナー(イ)を得た。トナー(イ)の軟化点T1/2は120℃、円形度は0.922であった。また、上記トナー(イ)の製造例において、パラフィンワックスの添加量を12部に増量させ、それ以外の条件を(イ)と全く同じにして、シアン色のトナー母体(ロ)を得た。トナー(ロ)の平均粒径は8.5μm、軟化点はT1/2は121℃、円形度は0.918であった。
(乳化重合法トナー粒子の調製)
<シアン着色剤分散液>
顔料C.I.ピグメントブルー15 350重量部
ドデシル硫酸ナトリウム 10重量部
イオン交換水 200重量部
上記をサンドグラインダーミルで分散させ、体積平均粒子径(D50)が170nmのシアン着色剤分散液を得た。
<ラテックスの調製>
ラテックス1Lの調製
(分散媒)
ドデシル硫酸ナトリウム 4.05g
イオン交換水 2500g
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた5000m1のセパラブルフラスコに、上記分散媒を仕込み、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、フラスコ内の温度を80℃に昇温させた。
スチレン 612g
n−ブチルアクリレート 156g
メタクリル酸 32g
n−オクチルメルカプタン 13g
この活性剤溶液に、重合開始剤(過硫酸カリウム)9.62gをイオン交換水200gに溶解させた開始剤溶液を添加し、上記の単量体溶液を90分かけて滴下し、この系を80℃にて2時間にわたり加熱、撹拌することにより重合(第一段重合)を行い、ラテックスを調製した。これを「ラテックス(1L)」とする。乾燥したラテックス(1L)のT1/2は124℃であった。
ラテックス1HMLの調製
(1)核粒子の調製(第一段重合)
(分散媒1)
ドデシル硫酸ナトリウム 4.05g
イオン交換水 2500.00g
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り付けた5000m1のセパラブルフラスコに、上記分散媒1を仕込み、窒素気流下230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、フラスコ内の温度を80℃に昇温させた。
スチレン 568.00g
n−ブチルアクリレート 164.00g
メタクリル酸 68.00g
n−オクチルメルカプタン 16.51g
この活性剤溶液に、重合開始剤(過硫酸カリウム)9.62gをイオン交換水200gに溶解させた開始剤溶液を添加し、上記の単量体溶液を90分かけて滴下し、この系を80℃にて2時間にわたり加熱、撹拌することにより重合(第一段重合)を行い、ラテックスを調製した。これを「ラテックス(1H)」とする。ラテックス(1H)の重量平均粒径は68nmであった。
(2)中間層の形成(第二段重合)
(単量体溶液2)
スチレン 123.81g
n−ブチルアクリレート 39.51g
メタクリル酸 12.29g
n−オクチルメルカプタン 0.72g
パラフィンワックス 75.0g
撹拌装置を取り付けたフラスコ内において、上記の単量体溶液2を仕込み、80℃に加熱し溶解させて単量体溶液を調製した。
(分散媒2)
1021(OCHCHOSONa 0.60g
イオン交換水 2700.00g
一方、上記分散媒2を98℃に加熱し、この分散媒に、核粒子の分散媒である前記ラテックス(1H)を固形分換算で32g添加した後、循環経路を有する機械式分散機「クレアミツクス(CLEARMIX)」(エム・テクニック(株)製)により、単量体溶液2を8時間混合分散させ、乳化粒子(油滴)を含む分散液(乳化液)を調製した。
次いで、この分散液(乳化液)に、重合開始剤(過硫酸カリウム)6.12gをイオン交換水250m1に溶解させた開始剤溶液を添加し、この系を82℃にて12時間にわたり加熱撹拌することにより重合(第二段重合)を行い、ラテックス(ラテックス(1H)粒子の表面が被膜された構造の複合樹脂粒子の分散液)を得た。これを「ラテックス(1HM)」とする。
(3)外層の形成(第三段重合)
(単量体溶液3)
スチレン 350g
n―ブチルアクリレート 95g
メタクリル酸 5g
n−オクチルメルカプタン 6.1g
上記の様にして得られたラテックス(1HM)に、重合開始剤(KPS)8.8gをイオン交換水350mlに溶解させた開始剤溶液を添加し、82℃の温度条件下に、単量体溶液3を一時間かけて滴下した。滴下終了後、2時間にわたり加熱撹拌することにより重合(第三段重合)を行った後、28℃まで冷却しラテックス(ラテックス(1H)からなる中心部と、第二段重合樹脂からなる中間層と、第三段重合樹脂からなる外層とを有し、前記第二段重合樹脂層にワックスが含有されている複合樹脂の分散液)を得た。このラテックスを「ラテックス(1HML)」とする。ラテックス(1HML)に仕込んだワックスW1の量は、単量体に対して12.5質量%であり、また乾燥したラテックス(1L)のT1/2を測定したところ131℃であった。
<乳化重合法トナー粒子の調製>
ラテックス(1L)を240.0g(固形分換算)と、ラテックス(1HML)を180.0g(固形分換算)と、イオン交換水900gと、上記シアン着色剤分散液150gとを、温度センサー、冷却管、窒素導入装置、撹拌装置を取り付けた反応容器(四つ口フラスコ)に入れ撹拌した。容器内の温度を30℃に調整した後、この溶液に5Nの水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを8〜10.0に調整した。
次いで、塩化マグネシウム・6水和物65.0gをイオン交換水1000mlに溶解した水溶液を、撹拌下、30℃にて10分間かけて添加した。3分間放置した後に92℃まで昇温し、凝集粒子の生成を行った。その状態で、「コールターカウンターTA−II」にて凝集粒子の粒径を測定し、個数平均粒径が6.6μmになった時点で、塩化ナトリウム80.4gをイオン交換水1000mlに溶解した水溶液を添加して粒子成長を停止させ、更に熟成処理として液温度94℃にて加熱撹拌することにより、粒子の融着及び結晶性物質の相分離を継続させた(熟成工程)。その状態で、「FPIA−2000」にて融着粒子の形状を測定し、形状係数が0.952になった時点で30℃まで冷却し、撹拌を停止した。生成した融着粒子を濾過し、45℃のイオン交換水で繰り返し洗浄を行い、その後、40℃の温風で乾燥することにより、トナー(ハ)を得た。トナー(ハ)の平均粒径と形状係数を再度測定したところ、それぞれ6.5μm、0.954であった。
また、定荷重押出し形細管式レオメータによるT1/2は127℃であった。
更に、トナー(ハ)の製造工程において、粒子の熟成工程の時間を延長し、平均粒径6.6μm、円形度0.990のトナー母体(ニ)を得た。
(溶解懸濁伸張法トナー粒子の調製)
(有機微粒子エマルションの合成)
撹拌棒および温度計をセットした反応容器に、水683部、メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルのナトリウム塩(エレミノールRS−30、三洋化成工業製)11部、スチレン83部、メタクリル酸83部、アクリル酸ブチル110部、過硫酸アンモニウム1部を仕込み、3800回転/分で30分間撹拌したところ、白色の乳濁液が得られた。加熱して、系内温度75℃まで昇温し4時間反応させた。さらに、1%過硫酸アンモニウム水溶液30部加え、75℃で6時間熟成してビニル系樹脂(スチレン−メタクリル酸−アクリル酸ブチル−メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルのナトリウム塩の共重合体)の水性分散液[微粒子分散液1]を得た。[微粒子分散液1]をLA−920で測定した体積平均粒径は、110nmであった。[微粒子分散液1]の一部を乾燥して樹脂分を単離した。該樹脂分のTgは58℃であり、重量平均分子量は13万であった。
(水相の調整)
水990部、[微粒子分散液1]83部、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムの48.3%水溶液(エレミノールMON−7):三洋化成工業製)37部、酢酸エチル90部を混合撹拌し、乳白色の液体を得た。これを[水相1]とする。
(低分子ポリエステルの合成)
冷却管、撹拌機および窒素導入管の付いた反応容器中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物229部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加物529部、テレフタル酸208部、アジピン酸46部およびジブチルチンオキサイド2部を入れ、常圧で230℃で7時間反応させ、さらに10〜15mmHgの減圧で5時聞反応させた後、反応容器に無水トリメリット酸44部を入れ、180℃、常圧で3時間反応させ、[低分子ポリエステル1]を得た。[低分子ポリエステル1]は、数平均分子量230
0、重量平均分子量6700、Tg43℃、酸価25であった。
(中間体ポリエステルの合成)
冷却管、撹拌機および窒索導入管の付いた反応容器中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物682部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物81部、テレフタル酸283部、無水トリメリット酸22部およびジブチルチンオキサイド2部を入れ、常圧で230℃で7時間反応させ、さらに10〜15mmHgの減圧で5時間反応させて[中間体ポリエステル1]を得た。[中間体ポリエステル1]は、数平均分子量2200、重量平均分子量9700、Tg54℃、酸価0.5、水酸基価52であった。
次に、冷却管、撹拌機および窒素導入管の付いた反応容器中に、[中間体ポリエステル1]410部、イソホロンジイソシアネート89部、酢酸エチル500部を入れ100℃で5時間反応させ、[プレポリマー1]を得た。[プレポリマー1]の遊離イソシアネート重量%は、1.53%であった。
(ケチミンの合成)
撹拌棒および温度計をセットした反応容器に、イソホロンジアミン170部とメチルエチルケトン75部を仕込み、50℃で4時間半反応を行い、[ケチミン化合物1]を得た。[ケチミン化合物1]のアミン価は417であった。
(マスターバッチ(MB)の合成)
水1200部、カーボンブラック(Printex35 デクサ製)540部〔DBP吸油量=42ml/100mg、pH=9.5〕、ポリエステル樹脂1200部を加え、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)で混合し、混合物を2本ロールを用いて130℃で1時間混練後、圧延冷却しパルペライザーで粉砕、[マスターバッチ1]を得た。
(油相の作製)
撹拌棒および温度計をセットした容器に、[低分子ポリエステル1]378部、カルナバワックス100部、酢酸エチル947部を仕込み、撹拌下80℃に昇温し、80℃のまま5時間保持した後、1時間で30℃に冷却した。次いで容器に[マスターバッチ1]500部、酢酸エチル500部を仕込み、1時間混合し[原料溶解液1]を得た。
[原料溶解液1]1324部を容器に移し、ビーズミル(ウルトラビスコミル、アイメックス社製)を用いて、送液速度1kg/hr、ディスク周速度6m/秒、0.5mmジルコニアビーズを80体積%充填、3パスの条件で、カーボンブラック、WAXの分散を行った。次いで、[低分子ポリエステル1]の65%酢酸エチル溶液1324部加え、上記条件のビーズミルで2パスし、[顔料・WAX分散液1]を得た。[顔料・WAX分散液1]の固形分濃度(130℃、30分)は50%であった。
(乳化→脱溶剤)
[顔料・WAX分散液1]749部、[プレポリマー1]を115部、[ケチミン化合物1]2.9部を容器に入れ、TKホモミキサー(特殊機化製)で5,000rpmで2分間混合した後、容器に[水相1]1200部を加え、TKホモミキサーで、回転数13,000rpmで25分間混合し[乳化スラリー1]を得た。
撹拌機および温度計をセットした容器に、[乳化スラリー1]を投入し、30℃で8時間脱溶剤した後、45℃で7時間熟成を行い、[分散スラリー1]を得た。
(洗浄→乾燥)
[分散スラリー1]100部を減圧濾過した後、
(1):濾過ケーキにイオン交換水100部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数1
2,000rpmで10分間)した後濾過した。
(2):(1)の濾過ケーキに10%水酸化ナトリウム水溶液1OO部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数12,000rpmで30分間)した後、減圧濾過した。
(3):(2)の濾過ケーキに10%塩酸100部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数12,000rpmで10分間)した後濾過した。
(4):(3)の濾過ケーキにイオン交換水300部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数12,000rpmで10分間)した後濾過する操作を2回行い[濾過ケーキ1]を得た。
[濾過ケーキ1]を循風乾燥機にて45℃で48時間乾燥し、目開き75μmメッシュで篩いトナー母体粒子(ホ)を得た。トナー(ホ)の平均粒径は5.8μm、円形度は0.960、軟化点T1/2は108℃であった。
表1に示される外添剤を用いた。
Figure 2008176163
また、表2に示すように、各外添剤と無機粒子を上記トナー母粒子に添加し、ヘンシェルミキサーにより混合し、振動フルイ機にてふるいをかけ各トナーを得たトナーの特性を示している。
Figure 2008176163
本発明実施形態のトナー搬送ベルト61は図中A方向に回転して下方の廃トナーを上方に搬送する2つの搬送経路のうち、下側の搬送経路(トナー搬送ベルト61の外周面がトナー搬送管64の底面と対向する領域)で廃トナーを搬送している。
Figure 2008176163
表3はトナー搬送ベルト61を図中A方向に回転させて、下側の搬送経路で廃トナーを搬送したとき(下搬送)と、トナー搬送ベルト61を図中A方向と反対方向に回転させて上側の搬送経路で廃トナーを搬送したとき(上搬送)との搬送量を調べた結果である。トナー搬送ベルト61の幅が8(mm)、凸状部高さ2(mm)、凸状部の数Z=24、凸状部のピッチ15.7(mm)、内周長276(mm)、駆動ローラの直径5(mm)のトナー回収装置を用いた。装置の傾きを自在に変えられるよう外部駆動機を用い、トナー搬送管64の傾斜角を表3に示す角度でそれぞれトナー搬送量を調べた。
この結果から示されるように、トナー搬送管64の傾斜角が同じ場合、下側の搬送経路で廃トナーを搬送したときの方が、上側の搬送経路で廃トナーを搬送したときよりもトナー搬送量が多いことがわかる。これは上側の搬送経路で廃トナーを搬送するときは、廃トナーはトナー搬送ベルト61上に担持され、トナー搬送ベルト61の外周面と凸状部61bとに保持されて搬送される。このため、トナー搬送ベルト61の長孔61bにピン62aが貫通するときなどに発生するベルトの振動が担持された廃トナーに伝達され、トナー搬送管64の内壁と凸状部61bとの隙間から廃トナーがこぼれ落ちてしまう。一方、下側の搬送経路で廃トナーを搬送した場合は、廃トナーはトナー搬送管64の内壁と凸状部とに保持されて搬送される。このため廃トナーに伝達されるベルトの振動は凸状部のみからとなり、上搬送の場合に比べて廃トナーに振動が伝わりにくい。その結果、下搬送の場合は経路内でのトナーのこぼれ落ちが発生しにくく、下搬送の方がトナーの搬送量が多いと考えれる。
更に上搬送でトナーを搬送する場合は廃トナーが長孔からこぼれ落ちやすいのに対して、下搬送の場合は長孔からトナーがこぼれ落ちることはないので、この点も下搬送の方がトナー搬送量が多くなる要因と考えられる。
一方、トナー搬送管64の傾斜角を大きくした場合は、トナーの種類により、トナー搬送量が大きく変わる結果となっており、トナー搬送管64の傾斜角が90°で、85°より大きい場合では、どのトナーにおいても、搬送量が著しく低下しており、トナー搬送管64の傾斜角として90°を設定することは好ましくないことが判明した。
以上説明したように、本発明の実施形態のトナー回収装置では、トナー搬送ベルト61上に廃トナーを担持して搬送する場合に比べ、トナー搬送ベルト61の振動の影響を軽減することができるため、トナーのこぼれ落ちの発生を防止することができる。また、これによって、このトナー回収層とを備えるプロセスカートリッジ又は画像形成装置では、廃トナーの搬送時にトナーのこぼれ落ちを防止することができる。また、特に、縦型のプロセスカートリッジのようなトナー搬送管64の傾斜が急な構成とならざるを得ない場合、回収したトナーのトナー搬送管64の傾斜が急にしてもこぼれ落ちを防止することで、機械設計に余裕ができ、小型化することができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。 同プリンタのプロセスユニットを示す概略構成図である。 同プリンタのトナー回収装置を示す概略構成図である。 トナー搬送ベルトの別の構造を示す図である。 転写残トナーの搬送の様子を示す図である。 本発明に用いられる評価装置の例を示すものである。 表面に溝を形成した円錐ロータの図である。
符号の説明
1Y,M,C,K:プロセスカートリッジ
2Y,M,C,K:感光体(像担持体)
3:クリーニング装置(クリーニング手段)
4:帯電装置
5:現像装置
6:トナー回収装置
7:トナー回収部
8:トナー回収経路
16:中間転写ベルト
30:給紙カセット
34:定着装置
61:トナー搬送ベルト
62:駆動ローラ
63:従動ローラ
64:トナー搬送管
64a:搬入部
64b:搬出部
70:光書込ユニット
210 評価装置
211 トルクメーター
212 円錐ロータ
213 ロードセル
214 おもり
215 ピストン
216 容器
217 加振器
218 昇降ステージ
219 支持板

Claims (14)

  1. クリーニング手段で除去した転写残トナーをトナー回収部へ搬送するトナー回収装置において、
    下部にクリーニング手段で除去した転写残トナーが搬入される搬入部と、
    上部に転写残トナーをトナー回収部へ搬出する搬出部を有したトナー搬送管と、
    外周面に複数の凸状部を有し、該トナー搬送管内で回転自在に張架した無端状のトナー搬送ベルトとを備え、
    該トナー搬送ベルトの外周面が該トナー搬送管の天井面と対向する領域で該トナー搬送ベルトが下降し、
    該トナー搬送ベルトの外周面が該トナー搬送管の底面と対向する領域で該トナー搬送ベルトが上昇するように該トナー搬送ベルトをループ状に回転させ、
    該搬入部に搬送された転写残トナーを、該搬送ベルト凸状部と凸状部の間で形成される空間と該トナー搬送管の底面とで保持して該搬出部へ搬送するトナー回収装置であって、
    該トナーが少なくとも結着樹脂、離型剤、着色材、外添剤からなり、円錐ロータを用いたトルク測定法によって測定される空間率50〜60%におけるトルクT(mNm)が、1.0〜2.5の範囲にある
    ことを特徴とするトナー回収装置。
  2. 該トナー搬送管の底面は水平面に対して傾斜を有しており、水平面に対する角度が45〜85°である
    ことを特徴とする請求項1に記載のトナー回収装置。
  3. 該トナー搬送管内に駆動ローラと従動ローラを設け、該トナー搬送ベルトは該駆動ローラと従動ローラとで張架した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー回収装置。
  4. 該駆動ローラに凸部を設け、該凸部を上記トナー搬送ベルトと係合させることで、該トナー搬送ベルトを回転駆動させる
    ことを特徴とする請求項3に記載のトナー回収装置。
  5. 該トナー搬送ベルトに孔部または切り欠き部を設け、該駆動ローラの凸部は、該孔部または該切り欠き部と係合する
    ことを特徴とする請求項4に記載のトナー回収装置。
  6. 該搬出部において、該搬送ベルトから搬送されてきた転写残トナーをかきとるためのスクレーパー部材を設置する
    ことを特徴とする請求項5に記載のトナー回収装置。
  7. 該トナーは、平均粒径が5〜10μmの範囲にあり、円形度が0.89〜0.97の範囲にあって、
    融点が65〜90℃の範囲にある離型剤を3〜10重量部の範囲で含有し、
    外添剤として少なくとも2種類の無機微粒子が添加されている
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のトナー回収装置。
  8. 該トナーの外添剤は、少なくとも、
    BET比表面積が100m/gを越える疎水性シリカ粒子Aと、
    BET比表面積が30〜100m/gの範囲にある疎水性シリカ粒子Bとを含有する
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のトナー回収装置。
  9. 該シリカ粒子Aとシリカ粒子Bとの添加総量が、
    トナー母粒子100重量部に対して2.5部以上であり、
    シリカ粒子Aの添加量よりもシリカ粒子Bの添加量が多い
    ことを特徴とする請求項8に記載のトナー回収装置。
  10. 静電潜像担持体上に担持された静電潜像を非磁性一成分トナーにより可視化して画像を形成する画像形成装置に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジであって、
    少なくとも、静電潜像を担持する静電潜像担持体と、
    クリーニング手段で除去された転写残余の非磁性1成分トナーを回収部へ搬送するトナー回収手段と、現像装置と一体に支持される少なくとも1つの手段とを有し、
    請求項1〜9いずれかのトナー回収装置を備えた
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 該プロセスカートリッジは、該トナー搬送管を側面に設けた
    ことを特徴とする請求項10に記載のプロセスカートリッジ。
  12. 該プロセスカートリッジは、トナー回収部が現像装置よりも高い位置で構成されいる
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載のプロセスカートリッジ。
  13. 静電潜像を担持する静電潜像担持体と、
    前記静電潜像を非磁性一成分トナーによって可視化してトナー像を形成する現像装置と、
    前記静電潜像担持体を帯電させる帯電手段、
    前記帯電された静電潜像担持体上に静電潜像を形成する露光手段、
    前記現像装置によって形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段、
    および前記静電潜像担持体の転写残余の非磁性一成分トナーを除去するクリーニング手段、
    クリーニング手段で除去された転写残余の非磁性1成分トナーを回収部へ搬送するトナー回収手段とを備える画像形成装置において、
    請求項1ないし9のいずれかに記載のトナー回収装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項10ないし12のいずれかに記載のプロセスカートリッジを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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