JP2008174696A - タイヤ用ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ - Google Patents

タイヤ用ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】高温領域での優れたグリップ性能に加えて、低温領域でのウェットグリップ性を向上させることが可能なタイヤ用ゴム組成物を提供する。
【解決手段】天然ゴム及び合成ジエン系ゴムの内の少なくとも一種からなるゴム成分(A)100質量部に対し、分子内の不飽和結合が部分的に又は完全に水素添加された樹脂(B)を0.5〜100質量部配合してなることを特徴とするタイヤ用ゴム組成物である。ここで、前記樹脂(B)としては、芳香族系樹脂が好ましく、C9留分を重合して得られる芳香族系石油樹脂及びC5留分とC9留分を重合して得られる芳香族系石油樹脂が更に好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、タイヤ用ゴム組成物及び該タイヤ用ゴム組成物を用いた空気入りタイヤに関し、特にタイヤのトレッドゴムに用いた際に、優れたウェットグリップ性能を発揮できるタイヤ用ゴム組成物に関するものである。
高速走行で使用される空気入りタイヤのトレッドゴムには、高いグリップ性能が要求される。従来、タイヤに高いグリップ性能を付与するために、スチレン含有率の高いスチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)を含むゴム組成物をトレッドに用いて、ポリマー間のヒステリシスロスをグリップに活かす方法、樹脂を高充填したゴム組成物をトレッドに適用し、該樹脂のアドヒージョン効果をグリップに活かす方法、カーボンブラックを高充填したゴム組成物をトレッドに適用し、ゴム組成物のヒステリシスをグリップに活かす方法、粒子径の小さなカーボンブラックを配合したゴム組成物をトレッドに適用する方法等が採られてきた(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平8−59893号公報 特開平8−59894号公報 特開2001−348461号公報
しかしながら、例えば、C9系石油樹脂等の分子内に不飽和結合を有する樹脂を配合したゴム組成物をタイヤのトレッドゴムに用いると、高温(約50℃)でのtanδが上昇し、転がり抵抗が悪化する。また、これらの樹脂はゴム成分との相溶性が低く、ゴム組成物の弾性率を高くするため、低温(約0℃)でのtanδが低下し、濡れた路面上での操縦安定性(ウェットグリップ性)を悪化させることが分かった。
そこで、本発明の目的は、タイヤのトレッドゴムに用いた場合に、高温領域での優れたグリップ性能に加えて、低温領域でのウェットグリップ性を向上させることが可能なタイヤ用ゴム組成物を提供することにある。また、本発明の他の目的は、かかるタイヤ用ゴム組成物を用い、優れたウェットグリップ性能を有する空気入りタイヤを提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、タイヤのトレッドゴムに、分子内の不飽和結合が部分的に又は完全に水素添加された樹脂を配合したゴム組成物を用いることで、低温領域でのウェットグリップ性を改善できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明のタイヤ用ゴム組成物は、天然ゴム及び合成ジエン系ゴムの内の少なくとも一種からなるゴム成分(A)100質量部に対し、分子内の不飽和結合が部分的に又は完全に水素添加された樹脂(B)を0.5〜100質量部配合してなることを特徴とする。
本発明のタイヤ用ゴム組成物の好適例においては、前記樹脂(B)が、芳香族系樹脂である。ここで、前記芳香族系樹脂は、C9留分を重合して得られる芳香族系石油樹脂及び/又はC5留分とC9留分を重合して得られる芳香族系石油樹脂であることが好ましい。また、前記芳香族系石油樹脂は、原料中のC9留分の割合が60質量%以上であることが更に好ましい。更に、前記芳香族系石油樹脂は、原料中のインデンの割合が40質量%以上であることが更に好ましい。
本発明のタイヤ用ゴム組成物においては、前記樹脂(B)における分子内の不飽和結合の水添率が60%以上であることが好ましい。
本発明のタイヤ用ゴム組成物においては、前記樹脂(B)の軟化点が80〜160℃であることが好ましい。
本発明のタイヤ用ゴム組成物の他の好適例において、前記ゴム成分(A)は、スチレン含有率が10〜60質量%であるスチレン−ブタジエン共重合体ゴムである。
また、本発明の空気入りタイヤは、上記のタイヤ用ゴム組成物をトレッドゴムに用いたことを特徴とする。
本発明によれば、分子内の不飽和結合が部分的に又は完全に水素添加された樹脂を配合することで、タイヤに優れたウェットグリップ性能を発現させることが可能なタイヤ用ゴム組成物を提供することができる。また、かかるタイヤ用ゴム組成物をトレッドゴムに用いることで、低温領域での優れたウェットグリップ性能を有する空気入りタイヤを提供することができる。
以下に、本発明を詳細に説明する。本発明のタイヤ用ゴム組成物は、天然ゴム及び合成ジエン系ゴムの内の少なくとも一種からなるゴム成分(A)100質量部に対し、分子内の不飽和結合が部分的に又は完全に水素添加された樹脂(B)を0.5〜100質量部配合してなることを特徴とする。
本発明のタイヤ用ゴム組成物に用いる樹脂(B)は、分子内の不飽和結合が部分的に又は完全に水素添加されており、例えば、主鎖又は側鎖にベンゼン環等の芳香族環を有する樹脂が水素化される場合においては、該芳香族環が飽和した環に還元されることになる(芳香族環がベンゼン環であれば、シクロへキサン環に還元される)。ここで、主鎖又は側鎖に含まれる不飽和結合の少なくとも一部が還元され飽和した樹脂をゴム組成物に用いると、ゴム組成物の粘弾性測定における低温での貯蔵弾性率(E)が低下し、且つゴム成分との相溶性の向上効果により低温でのtanδが上昇し、その結果、ウェットグリップ性能を改善することができる。従って、本発明のタイヤ用ゴム組成物をタイヤのトレッドゴムに用いると、高温領域での優れたグリップ性能に加えて、低温領域でのウェットグリップ性能が改善されるため、幅広い温度領域で優れたグリップ性能を発揮できる。
本発明のタイヤ用ゴム組成物に用いるゴム成分(A)は、天然ゴム(NR)及び合成ジエン系ゴムの内の少なくとも一種からなり、該ゴム成分(A)としては、未変性のゴム及び変性ゴムのいずれを用いてもよい。ここで、合成ジエン系ゴムとしては、乳化重合又は溶液重合で合成されたものが好ましい。また、上記合成ジエン系ゴムとして、具体的には、ポリイソプレンゴム(IR)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム(BR)、エチレン−プロピレンゴム(EPR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、イソブチレンイソプレンゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム、アクリロニリトル−ブタジエンゴム(NBR)等が挙げられる。上記ゴム成分(A)としては、天然ゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、ポリブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、ハロゲン化ブチルゴム及びエチレン−プロピレン−ジエンゴムが好ましい。なお、上記ゴム成分(A)は、一種単独で用いてもよいし、二種以上をブレンドして用いてもよい。また、上記ゴム成分(A)は、スチレン含有率が10〜60質量%であるスチレン−ブタジエン共重合体ゴムであることが特に好ましい。スチレン含有率が10質量%以上のSBRを用いることで、適度に高いtanδが得られ、トレッド配合物として適度なグリップ性能を発揮することができる。また、スチレン含有率が60質量%を超えると、ポリマー(SBR)のTgが高すぎるため、本配合を用いても良好なグリップを得ることができない。
本発明のタイヤ用ゴム組成物に用いる樹脂(B)は、分子内の不飽和結合が部分的に又は完全に水素添加されていることを要する。上記樹脂(B)の分子内の不飽和結合が部分的に又は完全に水添されている場合、ゴム組成物の低温での貯蔵弾性率(E)が低下し、また、ゴム成分との相溶性が向上するため、低温でのtanδを上昇させる効果が大きくなる。また、上記樹脂(B)は、分子内の不飽和結合の60%以上が水素添加されていることが好ましい。上記樹脂(B)の分子内の不飽和結合の水添率が60%未満では、ゴム成分との相溶性が悪化するため、低温でのtanδを減少させてしまう。ここで、上記水素添加は、例えば、分子内に不飽和結合を有する樹脂を、有機カルボン酸ニッケル、有機カルボン酸コバルト、1〜3族の有機金属化合物からなる水素化触媒;カーボン、シリカ、珪藻土等に担持したニッケル、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウム金属触媒;コバルト、ニッケル、ロジウム、ルテニウム錯体等から選択される一種を触媒として、1〜100気圧の加圧水素下で水素化することで実施できる。
上記樹脂(B)は、一般に分子量が数百〜数千の熱可塑性樹脂を少なくとも部分的に水添した樹脂であって、天然ゴムや合成ゴムに配合することによって粘着性を付与する樹脂をいい、種々の天然樹脂及び合成樹脂を使用することができる。該天然樹脂として、具体的には、テルペン樹脂、芳香族変性テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂等が挙げられる。一方、上記合成樹脂としては、石油系樹脂、フェノール系樹脂、石炭系樹脂、キシレン系樹脂等が挙げられる。なお、上記天然樹脂及び合成樹脂は、一種単独で用いてもよいし、二種以上を混合して用いてもよい。
上記石油系樹脂は、例えば石油化学工業のナフサの熱分解により、エチレン、プロピレン等の石油化学基礎原料と共に副生するオレフィンやジオレフィン等の不飽和炭化水素を含む分解油留分を混合物のままフリーデルクラフツ型触媒により重合して得られる。該石油系樹脂としては、ナフサの熱分解(スチームクラッキング等)によって得られるC5留分を重合して得られる脂肪族系石油樹脂、ナフサの熱分解(スチームクラッキング等)によって得られるC9留分を重合して得られる芳香族系石油樹脂、前記C5留分とC9留分を重合して得られる芳香族系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系等の脂環式化合物系石油樹脂、スチレン、置換スチレン、スチレンと他のモノマーとの共重合体等のスチレン系樹脂等が挙げられる。ここで、上記芳香族系石油樹脂は、原料中のC9留分の割合が60質量%以上であることが好ましい。該芳香族系石油樹脂の原料中のC9留分の割合が60質量%未満では、貯蔵弾性率(E)が低下してしまい、操縦安定性が悪化する場合がある。
上記ナフサの熱分解によって得られるC5留分には、通常、1-ペンテン、2-ペンテン、2-メチル-1-ブテン、2-メチル-2-ブテン、3-メチル-1-ブテン等のオレフィン系炭化水素、2-メチル-1,3-ブタジエン、1,2-ペンタジエン、1,3-ペンタジエン、3-メチル-1,2-ブタジエン等のジオレフィン系炭化水素等が含まれる。また、上記C9留分を重合して得られる芳香族系石油樹脂とは、ビニルトルエン、インデンを主要なモノマーとする炭素数9の芳香族を重合した樹脂であり、ナフサの熱分解によって得られるC9留分の具体例としては、α-メチルスチレン、β-メチルスチレン、γ-メチルスチレン等のスチレン同族体やインデン、クマロン等のインデン同族体等が挙げられる。ここで、上記芳香族系石油樹脂は、原料中のインデンの割合が40質量%以上であることが好ましい。該芳香族系石油樹脂の原料中のインデンの割合が40質量%未満では、貯蔵弾性率(E)が低下してしまい、操縦安定性が悪化する場合がある。
更に、上記石油系樹脂としては、上記C9留分からなる石油樹脂を変性した変性石油樹脂を、グリップ性及び工場作業性の両立を可能にする樹脂として好適に使用することができる。該変性石油樹脂としては、不飽和脂環式化合物で変性したC9系石油樹脂、水酸基を有する化合物で変性したC9系石油樹脂等の水酸基含有C9系石油樹脂、不飽和カルボン酸化合物で変性したC9系石油樹脂等が挙げられる。
上記不飽和脂環式化合物で変性したC9系石油樹脂において、不飽和脂環式化合物としては、シクロペンタジエン、メチルシクロペンタジエン等のアルキルシクロペンタジエンの他、ジシクロペンタジエン、シクロペンタジエン/メチルシクロペンタジエン共二量化物、トリシクロペンタジエン等のアルキルシクロペンタジエンのディールスアルダー反応生成物が好ましい。これら不飽和脂環式化合物の中でも、ジシクロペンタジエンが特に好ましい。該ジシクロペンタジエンで変性したC9系石油樹脂は、ジシクロペンタジエン及びC9留分の共存下、熱重合等で得ることができる。
また、上記水酸基を有する化合物で変性したC9系石油樹脂において、水酸基を有する化合物としては、アルコール化合物やフェノール化合物が挙げられる。アルコール化合物の具体例としては、アリルアルコール、2-ブテン-1,4-ジオール等の二重結合を有するアルコール化合物が挙げられる。フェノール化合物としては、フェノール、クレゾール、キシレノール、p-t-ブチルフェノール、p-オクチルフェノール、p-ノニルフェノール等のアルキルフェノール類が挙げられる。これらの水酸基含有化合物は、単独で用いてもよく、二種以上を併用してもよい。上記水酸基含有C9系石油樹脂は、石油留分と共に(メタ)アクリル酸アルキルエステル等を熱重合して石油樹脂中にエステル基を導入した後、該エステル基を還元する方法、石油樹脂中に二重結合を残存又は導入した後、当該二重結合を水和する方法等によっても製造できる。これら水酸基含有C9系石油樹脂の中でも、性能面、製造面から、フェノール変性石油樹脂が好ましい。該フェノール変性石油樹脂は、C9留分をフェノールの存在下でカチオン重合して得られ、変性が容易であり、低価格である。
上記不飽和カルボン酸化合物で変性したC9系石油樹脂は、C9系石油樹脂をエチレン性不飽和カルボン酸で変性することで得られる。かかるエチレン性不飽和カルボン酸としては、(無水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、テトラヒドロ(無水)フタル酸、(メタ)アクリル酸及びシトラコン酸等が挙げられる。不飽和カルボン酸変性C9系石油樹脂は、C9系石油樹脂及びエチレン系不飽和カルボン酸を熱重合することで得られる。これら不飽和カルボン酸化合物変性C9系石油樹脂の中でも、マレイン酸変性C9系石油樹脂が好ましい。
また、上記石油系樹脂としては、ナフサの熱分解によって得られるC5留分とC9留分の共重合樹脂を好適に使用することができる。ここで、C9留分としては、特に制限はないが、ナフサの熱分解によって得られたC9留分であることが好ましい。
上記石油系樹脂の分子内の不飽和結合を部分的に又は完全に水素添加した樹脂(B)としては、市販品を好適に使用することができ、具体的には、出光興産(株)製アイマーブS100(軟化点:100℃)、出光興産(株)製アイマーブS110(軟化点:110℃)、出光興産(株)製アイマーブY100(軟化点:100℃)、出光興産(株)製アイマーブY135(軟化点:135℃)、出光興産(株)製アイマーブP90(軟化点:90℃)、出光興産(株)製アイマーブP100(軟化点:100℃)、出光興産(株)製アイマーブP125(軟化点:125℃)、出光興産(株)製アイマーブP140(軟化点:140℃)、荒川化学工業(株)製アルコンP70(軟化点:70℃)、荒川化学工業(株)製アルコンP90(軟化点:90℃)、荒川化学工業(株)製アルコンP100(軟化点:100℃)、荒川化学工業(株)製アルコンP115(軟化点:115℃)、荒川化学工業(株)製アルコンP125(軟化点:125℃)、荒川化学工業(株)製アルコンP140(軟化点:140℃)、荒川化学工業(株)製アルコンSP10(軟化点:100℃)、荒川化学工業(株)製アルコンM90(軟化点:90℃)、荒川化学工業(株)製アルコンM100(軟化点:100℃)、荒川化学工業(株)製アルコンM115(軟化点:115℃)、荒川化学工業(株)製アルコンM135(軟化点:135℃)、荒川化学工業(株)製アルコンSM10(軟化点:100℃)、荒川化学工業(株)製KR1840(軟化点:100℃)、荒川化学工業(株)製KR1842(軟化点:120℃)、丸善石油化学(株)製マルカレッツH505(軟化点:105℃)、丸善石油化学(株)製マルカレッツH90(軟化点:90℃)、丸善石油化学(株)製マルカレッツ700F(軟化点:95℃)、丸善石油化学(株)製マルカレッツH925(軟化点:123℃)、丸善石油化学(株)製マルカレッツH970(軟化点:175℃)等が挙げられる。
上記フェノール系樹脂としては、アルキルフェノールホルムアルデヒド系樹脂及びそのロジン変性体、アルキルフェノールアセチレン系樹脂、変性アルキルフェノール樹脂、テルペンフェノール樹脂等が挙げられ、具体的には、ノボラック型アルキルフェノール樹脂である商品名ヒタノール1133(日立化成工業社製)、p-t-ブチルフェノールアセチレン樹脂である商品名コレシン(BASF社製)等が挙げられる。
上記石炭系樹脂としては、クマロンインデン樹脂等が挙げられる。また、上記キシレン系樹脂としては、キシレンホルムアルデヒド樹脂等が挙げられる。
本発明のタイヤ用ゴム組成物に用いる樹脂(B)は、配合されたゴム組成物のウェットグリップ性能の観点から、C5留分とC9留分を重合して得られる芳香族系石油樹脂、C9留分を重合して得られる芳香族系石油樹脂、フェノール系樹脂、クマロンインデン樹脂、キシレン系樹脂等の芳香族系樹脂が好ましく、C5留分とC9留分を重合して得られる芳香族系石油樹脂及びC9留分を重合して得られる芳香族系石油樹脂が更に好ましい。
本発明のタイヤ用ゴム組成物に用いる樹脂(B)は、軟化点(測定法:ASTM E28-58-T)が80〜160℃であることが好ましい。上記樹脂(B)の軟化点が80℃未満では、ブロッキングしやすくなり作業性に困難が生じることに加えて、操縦安定性が悪化する場合がある。一方、160℃を超えると、混練時において樹脂がゴム成分中に均一に分散されず、ゴム組成物の耐摩耗性が悪化すると同時に、転がり抵抗も悪化するおそれがある。
本発明のタイヤ用ゴム組成物に用いる樹脂(B)の配合量は、上記ゴム成分(A)100質量部に対して0.5〜100質量部であることを要し、1〜50質量部であることが好ましい。上記樹脂(B)の配合量が0.5質量部未満では、ウェットグリップ性能の向上効果が得られず、一方、100質量部を超えると、ゴム組成物が極端に硬くなってしまい、その性能を発揮できない。
本発明のタイヤ用ゴム組成物には、一般的なゴム組成物に用いられる補強性充填剤を配合することができる。該充填剤としては、カーボンブラック、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、酸化チタン等が挙げられ、これらの中でも、カーボンブラック及びシリカが好ましい。これら充填剤は、一種単独で用いても、二種以上を混合して用いてもよい。上記充填剤は、補強性とそれによる諸物性の改良効果の観点から、上記ゴム成分(A)100質量部に対して50〜150質量部配合されるのが好ましい。充填剤の配合量が50質量部未満では、タイヤのグリップ性能を十分に確保することができず、150質量部を超えると、ゴム組成物の加工性が低下する傾向がある。
上記カーボンブラックとしては、特に制限はなく、SRF、GPF、FEF、HAF、ISAF、SAF等のグレードのものを用いることができ、窒素吸着法による比表面積(N2SA)が90〜180の範囲のカーボンブラックが好ましい。カーボンブラックを用いることにより、タイヤのグリップ性能及び耐破壊特性の改良効果を向上させることができる。なお、更に優れた耐摩耗性をタイヤに発現させるためには、HAF、ISAF、SAF級のものを用いるのが特に好ましい。
上記シリカとしては、特に制限はなく、湿式シリカ(含水ケイ酸)、乾式シリカ(無水ケイ酸)、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム等が挙げられ、これらの中でも、耐破壊特性の改良効果、ウェットグリップ性及び低転がり抵抗性の両立効果が最も顕著な点で、湿式シリカが好ましい。また、該シリカは、窒素吸着法による比表面積が80〜300m2/gの範囲にあるのが好ましく、100〜220m2/gの範囲にあるのが更に好ましい。シリカの比表面積が80m2/g以上の場合、十分な補強性が発揮され、300m2/g以下の場合、作業性の低下を防止することができる。なお、通常は、ゴムの白色補強性充填剤として用いられる微粉の無水ケイ酸や含水ケイ酸を用いる。上記シリカとして、具体的には、比表面積が約200m2/gの「Nipsil AQ」[東ソー・シリカ(株)製]、比表面積が約117m2/gの「Zeosil 1115MP」[ローディア社製]等の市販品を使用することができる。
本発明のタイヤ用ゴム組成物には、上記ゴム成分(A)、樹脂(B)、補強性充填剤の他に、ゴム工業界で通常使用される配合剤、例えば、軟化剤、老化防止剤、シランカップリング剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、加硫剤等を、本発明の目的を害しない範囲内で適宜選択して配合することができる。これら配合剤は、市販品を好適に使用することができる。なお、上記ゴム組成物は、ゴム成分(A)に、樹脂(B)と、必要に応じて適宜選択した各種配合剤とを配合して、混練り、熱入れ、押出等することにより製造することができる。
本発明の空気入りタイヤは、上述のタイヤ用ゴム組成物をトレッドゴムとして用いたことを特徴とする。本発明の空気入りタイヤは、上記ゴム組成物をトレッドゴムとして用いているため、広い温度範囲においてグリップ性能が特に優れている。なお、本発明の空気入りタイヤは、上述のゴム組成物をトレッドに用いる以外特に制限は無く、常法に従って製造することができる。また、該空気入りタイヤに充填する気体としては、通常の或いは酸素分圧を調整した空気の他、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスを用いることができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。
表1に示す配合処方に従って、バンバリーミキサーを用いて混練し、タイヤ用ゴム組成物を調製した。得られたタイヤ用ゴム組成物を温度145℃で45分間加硫して得た加硫ゴムに対して、下記の方法でウェットグリップ性、貯蔵弾性率(E)及びtanδを評価した。結果を表1に示す。
(1)ウェットグリップ性
スタンレイロンドンタイプのポータブルスキッドテスターにて湿潤路面を加硫ゴム試験片で擦って抵抗値を測定し、比較例1のゴム組成物の抵抗値を100として指数表示した。指数値が大きい程、ウェットグリップ性が良好であることを示す。
(2)貯蔵弾性率(E
JIS K 6394に準拠して30℃での貯蔵弾性率(E)を測定し、比較例1のゴム組成物の貯蔵弾性率(E)を100として指数表示した。30℃で測定した貯蔵弾性率(E)は、操縦安定性を示す指標であり、指数値が大きい程、操縦安定性が良好であることを示す。
(3)tanδ
JIS K 6394に準拠して0℃及び50℃のtanδを測定し、比較例1のゴム組成物の各測定温度でのtanδを100として指数表示した。0℃で測定したtanδは、指数値が大きい程、ウェットグリップ性が良好であることを示す。一方、50℃で測定したtanδは、転がり抵抗を示す指標であり、指数値が小さい程、転がり抵抗が小さく良好であることを示す。
Figure 2008174696
*1 JSR(株)製, 商品名:JSR0120 [スチレン含有率:35%, ゴム成分100質量部に対して37.5質量部のアロマチックオイルで油展].
*2 SAF [窒素吸着法による比表面積(N2SA):150m2/g].
*3 新日本石油化学(株)製, 商品名:日石ネオポリマー120 [軟化点:120℃].
*4 三井化学(株)製, 商品名:ハイレッツT100X [軟化点:100℃].
*5 荒川化学工業(株)製, 商品名:アルコンP70 [水添C9系石油樹脂, 軟化点:70℃].
*6 丸善石油化学(株)製, 商品名:マルカレッツH970 [水添C5系石油樹脂, 軟化点:175℃]
*7 荒川化学工業(株)製, 商品名:アルコンM100 [水添C9系石油樹脂, 軟化点:100℃].
*8 荒川化学工業(株)製, 商品名:アルコンM135 [水添C9系石油樹脂, 軟化点:135℃].
*9 荒川化学工業(株)製, 商品名:アルコンP125 [水添C9系石油樹脂, 水添率:100%, 軟化点:125℃].
*10 出光興産(株)製, 商品名:アイマーブP125 [水添C9系石油樹脂, 水添率:100%, 軟化点:125℃].
*11 N-(1,3-ジメチルブチル)-N'-フェニル-p-フェニレンジアミン.
*12 N-t-ブチル-2-ベンゾチアジルスルフェンアミド.
*13 テトラキス-2-エチルヘキシルチウラムジスルフィド.
分子内の不飽和結合を部分的に又は完全に水素添加された樹脂(B)を用いた実施例1〜6のタイヤ用ゴム組成物は、比較例1〜2のタイヤ用ゴム組成物に比べて、0℃でのtanδ及び湿潤路面における抵抗値の両方で良好な結果を示し、ウェットグリップ性に優れることが分かる。また、実施例1のタイヤ用ゴム組成物は使用した樹脂(B)の軟化点が80℃未満であり、実施例2のタイヤ用ゴム組成物は使用した樹脂(B)の軟化点が160℃を超えているため、実施例1〜2のゴム組成物は、実施例3〜6のタイヤ用ゴム組成物に比べて、30℃での貯蔵弾性率(E)が低く、操縦安定性が低いことが分かる。

Claims (9)

  1. 天然ゴム及び合成ジエン系ゴムの内の少なくとも一種からなるゴム成分(A)100質量部に対し、分子内の不飽和結合が部分的に又は完全に水素添加された樹脂(B)を0.5〜100質量部配合してなることを特徴とするタイヤ用ゴム組成物。
  2. 前記樹脂(B)が、芳香族系樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  3. 前記芳香族系樹脂が、C9留分を重合して得られる芳香族系石油樹脂及び/又はC5留分とC9留分を重合して得られる芳香族系石油樹脂であることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  4. 前記芳香族系石油樹脂は、原料中のC9留分の割合が60質量%以上であることを特徴とする請求項3に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  5. 前記芳香族系石油樹脂は、原料中のインデンの割合が40質量%以上であることを特徴とする請求項3に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  6. 前記樹脂(B)における分子内の不飽和結合の水添率が60%以上であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  7. 前記樹脂(B)の軟化点が80〜160℃であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物。
  8. 前記ゴム成分(A)は、スチレン含有率が10〜60質量%であるスチレン−ブタジエン共重合体ゴムであることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物をトレッドゴムに用いたことを特徴とする空気入りタイヤ。
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