JP2008173939A - 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置 - Google Patents
液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008173939A JP2008173939A JP2007011916A JP2007011916A JP2008173939A JP 2008173939 A JP2008173939 A JP 2008173939A JP 2007011916 A JP2007011916 A JP 2007011916A JP 2007011916 A JP2007011916 A JP 2007011916A JP 2008173939 A JP2008173939 A JP 2008173939A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- liquid discharge
- discharge head
- liquid
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】アクチュエータ基板1と、流路形成部材2と、ノズル板3とを積層し、液滴を吐出するノズル4が連通する流路5を形成し、ノズル4に対向してアクチュエータ基板1には熱電気熱変換素子6を設け、更に一方がノズル板3のノズル面3aのノズル列4A間で大気に開口し、他方がノズル面以外の面、すなわちノズル面3aと反対側のアクチュエータ基板1の底面1aで大気に開口して、ノズル面3a側とノズル面以外の面1a側とをヘッド内部を通じて連通する大気連通路8を形成している。
【選択図】図1
Description
この液体吐出ヘッドユニットHUは、複数個(ここでは3個で図示)の液体吐出ヘッドHを一体に形成したものである。つまり、この液体吐出ヘッドユニットHUは、3個の液体吐出ヘッドHに共通のアクチュエータ基板1と、流路形成部材2と、ノズル板3とを積層し、液滴を吐出するノズル(ノズル穴)4が連通する流路(液室)5を形成し、ノズル4に対向してアクチュエータ基板1には流路5の一部を仕切られた個別流路5A内に膜沸騰による気泡を発生させて吐出エネルギーを発生させる圧力発生手段としての熱電気熱変換素子(発熱抵抗体:ヒータ)6をそれぞれ設け、また流路5に記録液(インク)を供給するインク供給穴7を形成している。
ここでは、ノズル板3のノズル4及び大気連通路8を構成する大気連通孔8aはレーザを用いて形成している。レーザ加工方法には、大別して次の2つの方式があるが、本発明ではいずれの方法を用いてもよい。1つは、レーザを光学系で絞り込みノズル板3上に焦点を当てて1孔1孔穿孔する方法である。もう1つは、マスクを使用して多くのノズル穴を一度に穿孔する方法である。前者は、1点ずつ穿孔箇所を移動する際に時間がかかるため、後者の方が加工効率、即ち生産コストの点で優れている。
先ず、図7(a)及び図8(a)に示すように、Si基板31上にヒーターの熱を効率よく記録液(インク)に伝えるための蓄熱層として熱酸化膜32を膜厚1〜3μm程度で形成し、次に電子ビーム蒸着やスパッタ法などによりヒーターとなる発熱抵抗層33を膜厚0.3〜1μm程度で成膜する。発熱抵抗層材料としては、HfB2、ZrB2等の金属ホウ化物は特性がよく一般的に使用されるが、その他の材料でも通電されることによって所望の熱が発生するものであればよい。この発熱抵抗層の上にAlやCu等の低抵抗配線材料層34を膜厚0.3〜1μm程度で発熱抵抗層と同様に電子ビーム蒸着やスパッタ法などにより成膜する。
大気連通路8を設けた液体吐出ヘッドにおいては、図9(a)に示すように、画像データの端部領域でのノズルから液滴が吐出されることにより、吐出インク滴周囲のある粘性を持つ空気がインク滴とほぼ同じ方向へ動くことになる。すると、ノズル列全体の空気がインク滴と同じ方向に動くようになり、その部分は減圧状態になる。そのために、吐出インク滴周囲以外の空気は、減圧されている方向へ移動するようになり、白抜き矢印で示されるような気流(大気圧の流れ)が発生し、ノズル列の端部領域にあるノズルから吐出されるインク滴の吐出方向がこの気流によってノズル列中央部方向に曲げられて狙いの位置からずれた位置41に着弾することになる。その結果、図9(b)に示すように、着弾領域43,44がノズル列の中央部分にずれることになり、スジ45(端ヨレ)が生じることになる。
この実施形態では液体吐出ヘッドユニットHUを構成する各液体吐出ヘッドHに対して供給する記録液(液体)を収容する記録液収容手段である液体タンク51〜53を一体に設けている。この場合、ここではヘッドの背面側に大気連通路8の他方が開口しているので、液体タンク51〜53は大気連通路8の他方開口を塞がない形状に形成している。また、液体タンク51〜53は、例えば異なる色の記録液が収容され、それぞれ供給穴7を介して液体吐出ヘッドHの流路5に記録液を供給する。
左右のメイン側板101A、101Bに横架した主ガイドロッド111と従ガイドロッド112とでキャリッジ113を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
H…液体吐出ヘッド
1…アクチュエータ基板
2…流路形成部材
3…ノズル板
4…ノズル
5…流路(液室)
6…発熱抵抗体(ヒーター)
7…インク供給口
8…大気連通路
8a、8b、8c…大気連通孔
51〜53…記録液収容手段(液体タンク)
113…キャリッジ
114…記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
Claims (9)
- 液滴を吐出する複数のノズルが並べて配列されたノズル列が、前記ノズルの並び方向と交差する方向に複数並べて配列されたノズル面を有する液体吐出ヘッドにおいて、
一方が前記ノズル面の前記複数のノズル列に挟まれた領域内で大気に開口し、他方が前記ノズル面以外の面で大気に開口して、前記ノズル面側と前記ノズル面以外の面側とをヘッド内部を通じて連通する大気連通路が設けられている
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。 - 請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記ノズルから液滴を吐出させる圧力を発生する圧力発生手段に前記ノズルが対向して設けられていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
- 請求項2に記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記圧力発生手段が電気熱変換素子であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記大気連通路の他方が開口する前記ノズル面以外の面は前記ノズル面と反対側の面であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の液体吐出ヘッドにおいて、この液体吐出ヘッドに液体を供給する液体収容手段が一体に設けられていることを特徴する液体吐出ヘッド。
- 液滴を吐出する複数のノズルが並べて配列されたノズル列が設けられたノズル面を有する液体吐出ヘッドを複数個一体に形成した液体吐出ヘッドユニットにおいて、
この液体吐出ヘッドユニットの複数のノズル列の配列方向で最も外側のノズル列よりも内側に、一方が前記ノズル面で大気に開口し、他方が前記ノズル面以外の面で大気に開口して、前記ノズル面側と前記ノズル面以外の面側とをヘッドユニット内部を通じて連通する大気連通路が設けられている
ことを特徴とする液体吐出ヘッドユニット。 - 請求項6に記載の液体吐出ヘッドユニットにおいて、隣り合う前記液体吐出ヘッドのヘッド間にも前記大気連通路が設けられていることを特徴とする液体吐出ヘッドユニット。
- 請求項6又は7に記載の液体吐出ヘッドユニットにおいて、各液体吐出ヘッドのノズル列に対応し、かつ各ノズル列の内側に前記大気連通路が設けられていることを特徴とする液体吐出ヘッドユニット。
- 液滴を吐出させて画像を形成する画像形成装置において、請求項1ないし5のいずれかに記載の液体吐出ヘッド又は請求項6ないし8のいずれかに記載の液体吐出ヘッドユニットを備えていることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007011916A JP5168912B2 (ja) | 2007-01-22 | 2007-01-22 | 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007011916A JP5168912B2 (ja) | 2007-01-22 | 2007-01-22 | 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008173939A true JP2008173939A (ja) | 2008-07-31 |
JP5168912B2 JP5168912B2 (ja) | 2013-03-27 |
Family
ID=39701319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007011916A Expired - Fee Related JP5168912B2 (ja) | 2007-01-22 | 2007-01-22 | 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5168912B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011104777A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Adachi Construction Industry Co Ltd | 螺旋巻き製管装置 |
JP2014166628A (ja) * | 2013-02-01 | 2014-09-11 | Ricoh Co Ltd | 粒子の製造方法、粒子の製造装置、及び粒子 |
JP2017193166A (ja) * | 2016-04-18 | 2017-10-26 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッドの製造方法 |
JP2019214155A (ja) * | 2018-06-12 | 2019-12-19 | 株式会社リコー | 液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02261651A (ja) * | 1989-04-03 | 1990-10-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | インクジェットプリンタ |
JPH07227966A (ja) * | 1993-12-24 | 1995-08-29 | Seiko Epson Corp | 積層型インクジェット式記録ヘツド |
JP2004050579A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Canon Inc | 液体吐出ヘッドおよびカートリッジならびに画像形成装置 |
JP2006347010A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-12-28 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット式記録ヘッド |
-
2007
- 2007-01-22 JP JP2007011916A patent/JP5168912B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02261651A (ja) * | 1989-04-03 | 1990-10-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | インクジェットプリンタ |
JPH07227966A (ja) * | 1993-12-24 | 1995-08-29 | Seiko Epson Corp | 積層型インクジェット式記録ヘツド |
JP2004050579A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Canon Inc | 液体吐出ヘッドおよびカートリッジならびに画像形成装置 |
JP2006347010A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-12-28 | Konica Minolta Holdings Inc | インクジェット式記録ヘッド |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011104777A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Adachi Construction Industry Co Ltd | 螺旋巻き製管装置 |
JP2014166628A (ja) * | 2013-02-01 | 2014-09-11 | Ricoh Co Ltd | 粒子の製造方法、粒子の製造装置、及び粒子 |
JP2017193166A (ja) * | 2016-04-18 | 2017-10-26 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッドの製造方法 |
JP2019214155A (ja) * | 2018-06-12 | 2019-12-19 | 株式会社リコー | 液体吐出ヘッド及び液体を吐出する装置 |
JP7102961B2 (ja) | 2018-06-12 | 2022-07-20 | 株式会社リコー | 液体を吐出する装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5168912B2 (ja) | 2013-03-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5102551B2 (ja) | 液滴吐出ヘッド、液体カートリッジ、液滴吐出装置、及び画像形成装置 | |
JP2010274620A (ja) | 液体吐出ヘッドおよび画像形成装置 | |
JP2010099880A (ja) | 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP4986546B2 (ja) | 液体吐出ヘッド、液体吐出装置、画像形成装置、液体吐出ヘッドの製造方法 | |
JP5168912B2 (ja) | 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置 | |
JP5004497B2 (ja) | 液体吐出ヘッド、液体吐出装置、画像形成装置 | |
JP2011018836A (ja) | 圧電型アクチュエータの製造方法、及び該製造方法によって製造された圧電型アクチュエータ | |
JP2005104144A (ja) | インクジェットヘッド及びそのクリーニング方法 | |
JP2014058095A (ja) | 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP5929264B2 (ja) | 液滴吐出ヘッド、インクカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP2009051081A (ja) | 液滴吐出ヘッド、一体型液滴吐出ヘッドユニット及び画像形成装置 | |
JP2012061689A (ja) | 液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドの製造方法、液体カートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2011189641A (ja) | 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP5047750B2 (ja) | 維持回復方法、維持回復装置及び画像形成装置 | |
JP4307938B2 (ja) | 静電型アクチュエータ、液滴吐出ヘッド、液体カートリッジ及び画像形成装置 | |
JP4527466B2 (ja) | 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP2009066890A (ja) | 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP2013193394A (ja) | 液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドの製造方法及び画像形成装置 | |
JP2003094641A (ja) | 液滴吐出ヘッド及びその製造方法 | |
JP2006076170A (ja) | 液滴吐出ヘッド | |
JP2008068503A (ja) | 液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP2007237689A (ja) | 液体吐出装置、画像形成装置、及び液体吐出装置のメンテナンス方法 | |
JP6024139B2 (ja) | 液滴吐出ヘッド、インクカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6331759B2 (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP2004114315A (ja) | 液滴吐出ヘッド、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091002 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110906 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111102 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121217 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |