JP2008168576A - 射出成形体、射出成形体の製造方法および射出成形体製造用金型 - Google Patents

射出成形体、射出成形体の製造方法および射出成形体製造用金型 Download PDF

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【課題】 一次成形されたレンズ部2とハウジング4同士を突き合わせた後、二次射出により一体化してサイドウインカー1を製造するにあたり、二次射出される樹脂材5を延長スペースSにまで射出することで、レンズ外周面2cの段差をなくし、風切り音が発生しないようにする。
【解決手段】 レンズ部2とハウジング4を嵌合する際に、レンズ部2を内方に偏倚させることで、金型Yの型面Yaとレンズ外周面2cとのあいだに延長スペースSを形成し、二次射出領域だけでなく、該延長スペースSにまで樹脂材5を二次射出することで、レンズ外周面2cと樹脂材5の外端面5aとが面一状となったものとして成形される。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車のボディに取り付けられるサイドウインカー等の中空状のランプに代表される射出成形体、射出成形体の製造方法および射出成形体製造用金型の技術分野に属するものである。
一般に、この種中空状の射出成形体を製造する場合、これがサイドウインカーである場合に、透光性素材で形成されるレンズ部と、バルブ(光源)が組込まれるハウジングとを一次射出した後、金型移動によってレンズ部とハウジングとを突合せ、その突合せ部に二次射出をして一体化して中空状のサイドウインカーを製造することが知られている。
ところでこのものにおいてレンズ部とハウジングとを突合せ部にコーナー状の射出スペースを形成し、ここに樹脂材を二次射出する場合、二次射出した樹脂材が一次射出したレンズ部外面と金型内面とのあいだに浸入する惧れがあり、そこで二次射出する際に、レンズ部外端縁(コーナー部)よりも内側に金型端縁(コーナー部)が位置するように位置ずれさせ、これによって二次射出された樹脂材がレンズ部外面に流れ込まないようにしたものが知られている(例えば特許文献1)。
特開2002−113743号公報
ところが前記手法で製造したものは、二次射出した部位の外周面とレンズ部外周面とのあいだに、僅かではあるが前記位置ずれさせた分、凹嵌状の段差が生じることになって意匠性が損なわれるる。しかもこの段差は、サイドウインカーのように車両の左右側面に取付けられていて空気が段差に沿って流れる場合にはあまり問題にならないが、フロントランプやテールランプのように車両の前後面に取付けられていて空気が段差を横切るものである場合、この段差がたとえ0.2mm程度と僅かなものであったとしても風切り音が発生し、これが騒音となってしまうといった問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題がある。
さらには、中空状成形体がフロントランプやテールランプのように大型になると、一次射出した成形体の外周縁部が熱収縮により収縮して成形体外周面が金型内面から離間して隙間を生じるが、この隙間に二次射出して前記段差をなくすことが提唱されるが、前記隙間は、成形環境や中空状成形体の形状によって均一ではなくバラツキがあり、この隙間に二次射出をしたときに製品間にバラツキが生じ、精度の低下を招くという問題もあり、ここにも本発明が解決しようとする課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、半割りされた半割り成形体の一対を一次の射出工程で成形した後、これら半割り成形体同士を突き合わせ、該突き合わせ面に樹脂材を二次射出して一体化して中空状の射出成形体を製造するにあたり、前記一方の半割り成形体と他方の半割り成形体とのあいだには、両半割り成形体同士を突き合わせた場合に、一方の半割り成形体の外周縁部を内方に引き寄せ偏倚させて、一方の半割り成形体の外周面と金型内面とのあいだに、二次射出スペースと繋がる延長スペースを形成し、該延長スペースにまで二次射出をするようにしたことを特徴とする射出成形体の製造方法である。
請求項2の発明は、両半割り成形体同士を突き合わせた場合の一方の半割り成形体の外周縁部の内方への引き寄せ偏倚は、突き合わせ面に形成される凹凸嵌合部を相互に位置ズレして形成することでなされることを特徴とする請求項1記載の射出成形体の製造方法である。
請求項3の発明は、内方に引き寄せ偏倚される一方の半割り成形体のガラス転移点は、内方に引き寄せる他方の半割り成形体のガラス転移点以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の射出成形体の製造方法である。
請求項4の発明は、一次の射出工程で成形した半割り成形体同士を突き合わせ、該突き合わせ面に樹脂材を二次射出して一体化して製造される中空状の射出成形体であって、前記一方の半割り成形体と他方の半割り成形体とのあいだには、両半割り成形体同士を突き合わせた場合に、一方の半割り成形体の外周縁部を内方に引き寄せ偏倚させる偏倚手段が設けられていて、一方の半割り成形体の外周面と金型内面とのあいだに、二次射出スペースと繋がる延長スペースが形成され、該延長スペースにまで二次射出されていることを特徴とする射出成形体である。
請求項5の発明は、半割りされた半割り成形体の一対を一次の射出工程で成形した後、これら半割り成形体同士を突き合わせ、該突き合わせ面に樹脂材を二次射出して一体化して中空状の射出成形体を製造するための金型であって、該金型には、一次射出で成形された両半割り成形体同士を突き合わせた場合に、一方の半割り成形体の外周縁部を内方に引き寄せ偏倚させて、一方の半割り成形体の外周面と金型内面とのあいだに、二次射出スペースと繋がって二次射出される延長スペースを形成するための型面が形成されていることを特徴とする射出成形体製造用金型である。
請求項1の発明とすることにより、一次射出で成形された半割り成形体の一方を内方に偏倚させることで、該成形体の外周面と金型面とのあいだに形成された延長スペースに二次射出をすることができる。
請求項2の発明とすることにより、前記一次射出において、成形体の凹凸嵌合部を相互に位置ズレさせて成形体を形成することで、嵌合する際に一方の成形体を他方の成形体によって内方に偏倚させることができる。
請求項3の発明とすることにより、一次射出で成形された内方に偏倚する一方の成形体のガラス転移点は、他方の成形体のガラス転移点以下であるため、容易に偏倚させることができる。
請求項4の発明とすることにより、偏倚手段を設けることで内方への偏倚を保証することができる。
請求項5の発明とすることにより、偏倚を考慮した金型としているため、延長スペースの大きさを一定なものとすることができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1はサイドウインカー(ランプ)であって、該サイドウインカー1は、レンズ部2と、電球(光源であればよく、例えば発光ダイオードでも実施することができる。)3が組み込まれるハウジング4とで構成されるが、レンズ部2、ハウジング4は半割り製品である一次製品として固定型、可動型でそれぞれ成形された後、可動型をスライド移動させて両一次製品同士を突き合わせた後、後述するように該突き合わせた面部の樹脂材5を二次射出して一体成形される従来から知られた手法により成形されるもので、その詳細については省略する。尚、一次射出した後、ハウジング内面に反射膜を形成し、次いで二次射出して一体化するようにしても本発明を実施することができる。
前記一次の射出成形で形成されるレンズ部2は椀形状になっており、前後方向を向いた開口端縁部には、水平状となった第一端面部2aが形成され、該第一端面部2aの外周縁からハウジング4側に向けて段差状に突出する段差面部2b、該段差面部2bの先端縁から水平状になってレンズ部2の外周面2cに続く第二端面部2dが順次形成されている。また前記第一端面部2aの内側には、椀状となったレンズ部内周面2eに続く状態でレンズ部底側ほど中央よりに傾斜するテーパ面部(第一のテーパ部)2fがさらに形成されている。加えて、前記第一端面部2aの内径側(テーパ面部2f側)には、ハウジング4側に形成の後述する嵌合凸部4eを嵌合するため嵌合凹部2hが凹溝状に形成されている。因みに、レンズ部2を構成する材料は、光を透過するポリメチルメタアクリレート樹脂である。
一方、一次射出成形で形成されるハウジング4は、電球(バルブ)3および端子板3aが取付けられるソケット部4aと、該ソケット部4aの基端外周縁から水平方向(左右方向)フランジ状に突出するフランジ部4bとで一体形成されるが、該フランジ部4bの端縁部は、前記レンズ部嵌合凹部2hと嵌合する嵌合凸部4eと、前記レンズ部段差面部2bから離間する状態で前記嵌合凸部4eの外周端面となる外端面部4dとが形成されている。さらに、該フランジ部4bの外周縁には、前記テーパ面部2fと対向するよう傾斜状になったテーパ面部(第二のテーパ部)4fが嵌合凸部4eよりも内径側に形成されている。因みに、ハウジング4の材料はポリカルボネート(PC)樹脂であり、その溶融温度(ガラス転移点)(145〜147℃)はレンズ部2を構成する前記ポリメチルメタアクリレート(PMMA)樹脂の溶融温度(110〜120℃)よりも高温になっている。
そしてサイドウインカー1は、前記一次製品として射出成形されたレンズ部2とハウジング4とを公知の金型移動の手法によって突き合わせ対向せしめることになるが、このとき、ハウジング嵌合凸部4eがレンズ部嵌合凹部2hに嵌合し、テーパー面部2f、4f同士が接触対向する状態となる。この場合に、ハウジング嵌合凸部4eは、レンズ部嵌合凹部2hに対して内径側に偏倚し、かつハウジングテーパー面部4fは、レンズ部テーパー面部2fに対して内径側に偏倚する状態になるよう一次射出で成形されている。尚、ハウジング嵌合凸部4eの偏倚は、レンズ部嵌合凹部2h、レンズ部外周面2cの開口端縁部2gにおいて熱収縮が発生した場合の偏倚よりも大きいものとする。そしてレンズ部2とハウジング4とを突合せた場合、ハウジング嵌合凸部4eがレンズ部嵌合凹部2hを内径側に強制的に偏倚させ、これによって前記レンズ部開口端縁部2gの外周面2iは金型Yの型面Yaから離間する状態に変形して金型Yと開口端縁部2gの外周面とのあいだにスペースSが形成され、このスペースSに二次射出される樹脂材5が充填されることになり、これによって二次射出された樹脂材5とレンズ部外周面2cとのあいだに段差が生じないように設定されている。なお、二次射出される樹脂材5は、レンズ部2と色、材質とも同じポリメチルメタアクリレート樹脂を採用することとする。
さらにこのものでは、サイドウインカー1は楕円形状をしており、そして、車両ボディBに穿設された取付け孔6にハウジング4を嵌合組み込みすることになるが、フランジ部裏面4gの長径方向一側には、取り付け孔6に係止するための係止凹部4hを備えた係止突片4nが形成され、他側には弾性を有する係止脚4iが形成されている。そしてサイドウインカー1は、係止脚4iを中心側に弾性変形させるようにして取付け孔6に無理嵌合し、係止溝4hが取付け孔6の孔縁に達した段階で係止脚4iを一部弾性復帰させることで係止溝4hに取付け孔6の内周縁が嵌合することになって簡単な弾性取付けができるようになっている。
次に、図3を用いて一次射出、二次射出する際の公知の金型移動の手法に基づく金型の型合わせ状態について詳細に説明する。Xを固定側である第一金型、Yを可動側である第二金型と仮定した場合に、まず、一次射出する際の型合わせ状態であるが、図3(A)に示すように、レンズ部2側において、第一金型Xには、レンズ部内周面2e、テーパ面部2f、嵌合凹部2h、第一端面部(接触水平面部)2a、段差面部(突出面部)2b、第二端面部2d等の各面に対応する型面、さらに、レンズ部外周面2cに連なり、後述する第二金型Yの型面Ybに対応する型面Xb等が形成されている。一方、第二金型Yには、レンズ外周面2cに対応する金型面である型面Ya、さらに、該型面Yaに連なって、二次射出領域の外端面を形成する型面Yb等の型面が形成されている。これに対し、図3(B)に示すように、ハウジング4側において、第一金型Xには、フランジ部4bの裏面4g、二次射出する樹脂材5の射出領域の一面、つまりフランジ部裏面4gとフラットになる型面Xaが形成されている。一方、第二金型Yには、フランジ部4bの外端面部4d、嵌合凸部4eの表面、テーパ面部4f等に対応する型面が形成されている。そしてこの型合わせ状態で一次の射出が実行され、レンズ部2、ハウジング4が一次製品として型成形される。
この場合において、レンズ部2のテーパ面部2f、嵌合凹部2hを形成するための第一金型Xの型面Xc、Xdと、ハウジング4の嵌合凸部4e、テーパ面部4fを形成するための第二金型Yの型面Yc、Ydとは、後述するように二次射出して一体化するためレンズ部2とハウジング4とを突き合わせた場合に、レンズ部2側のテーパ面部2f、嵌合凹部2hが、ハウジング4側の嵌合凸部4e、テーパ面部4fに対して外側に位置ズレ(偏倚)するように設定しており、これによって前記突き合わせた場合に、レンズ部嵌合凹部2hがハウジング側嵌合凸部4eによって内方に向けて強制的に引き寄せられて偏倚してテーパ面部2f、4f同士が当接し、これによってレンズ部外周面2cと金型Yの内面YaとのあいだにスペースSが形成されるようになっている。
この一次の射出成形が実行されると、レンズ部2側では第一金型Xが脱型され、ハウジング4側では二次金型Yが脱型される。次いで、図3(C)に示すように、レンズ部2、ハウジング4とが突き合うように型移動がなされ、レンズ部嵌合凹部2hとハウジング嵌合凸部4eとを嵌合させることで型合わせされる。このとき、レンズ部嵌合凹部2hは、前記内側に位置ズレ形成されているハウジング嵌合凸部4eにより強制的に内方に偏倚させ、これによって前述したスペースSが金型Yと開口端縁部2gの外周面とのあいだに形成される。因みに、この強制的な偏倚は、レンズ部2を形成する樹脂材よりもハウジング4を形成する樹脂材の方が溶融温度(ガラス転移点)が高いため、型温度を例えば80℃に設定した場合に、ハウジング4の方が早期に硬化することになり、この結果、前記突き合わせた場合に、レンズ部2がハウジング4側に引き寄せられる状態になって前記偏倚の確実化が保証される。
そして、この型合わせ状態で樹脂材5が二次射出されることになるが、この二次射出の領域は、外面が第二金型Yの型面Ybと、裏面が該型面Ybと略L字状となる第一金型Xの型面Xaとに形成されたコーナー部位の帯状の空間、および、レンズ部2とハウジング4との嵌合によって生じたスペースSに射出されることになる。これにより、二次射出された樹脂材5は、レンズ部2の第二端面部2d、段差面部2b、第一端面部2a、そしてハウジング4の外端面部4dに接着するようにして肉盛りされる設定になっており、このようにして一次製品であるレンズ部2とハウジング4とは、二次製品であるサイドウインカー1となったときの略L字形となったコーナー部位に面接触状に付き合わされる設定になっている。そして、二次射出される樹脂材5は、第一金型Xとハウジング4との隙間に浸入したとしても、嵌合凹部2hと嵌合凸部4eとの嵌合部位までで食い止められることになって、この嵌合部位を越えてレンズ部テーパ面部2fや、レンズ部内周面2eにまで達してしまうことを回避できるようになっている。さらに、このとき、レンズ部2の開口端縁部2gは第二金型Yの型面Yaから僅かに離間してスペースSが形成されており、このスペースSにも同時に樹脂材5が射出されることで、レンズ外周面2cと樹脂材5の外端面5aとが面一状となったものとして成形される。
叙述の如く構成された本形態において、樹脂材5を二次射出する際に、スペースSにまで射出することで、レンズ外周面2cと樹脂材5の射出領域の外面とが面一状のものとしたサイドウインカー1が生成される。これにより、レンズ部の表面と樹脂材5の外周面とのあいだに段差が発生することがなくなるため、風切り音の発生を防ぐことができ、さらに、外観性の優れた高品質のサイドウインカー1を製造することができる。また、レンズ部2では一次成形後に熱収縮が発生することがあるが、レンズ部2とハウジング4とを突き合わせる際に、ハウジング嵌合凸部4eによってレンズ部2を内径側に強制的に偏倚させることになるので、発生する熱収縮の大小に関わらず、スペースSを一定の大きさのものとすることができ、例えば、レンズ部2において熱収縮をさせないようにする工程を設ける必要がないため、効率が良く、外観性がより優れたものを製造することができる。
このとき、一次射出において、レンズ部嵌合凹部2hとハウジング嵌合凸部4eとは、相互に位置ズレさせて形成されているため、レンズ部2とハウジング4とを突き合わせた時に、レンズ部嵌合凹部2hを強制的に内方に偏倚させることができ、また、レンズ部2のガラス転移点は、ハウジング4のガラス転移点以下であるため、容易に偏倚させることができる。一次成形体にこのような偏倚手段を設けることで内方への偏倚を保証することができる。さらに、該一次成形体を形成する金型は、偏倚を考慮した金型としているため、延長スペースの大きさを一定なものとすることができる。
サイドウインカーの側面図である。 サイドウインカーの横断面図である。 (A)(B)は一次射出する状態を示した部分断面図、(C)は二次射出をする状態を示した部分断面図である。 二次射出後の射出成形品の部分拡大断面図である。
符号の説明
2 レンズ部
2c レンズ外周面
2g 開口端縁部
2h 嵌合凹部
4 ハウジング
4e 嵌合凸部
5 二次射出された樹脂材
S スペース

Claims (5)

  1. 半割りされた半割り成形体の一対を一次の射出工程で成形した後、これら半割り成形体同士を突き合わせ、該突き合わせ面に樹脂材を二次射出して一体化して中空状の射出成形体を製造するにあたり、前記一方の半割り成形体と他方の半割り成形体とのあいだには、両半割り成形体同士を突き合わせた場合に、一方の半割り成形体の外周縁部を内方に引き寄せ偏倚させて、一方の半割り成形体の外周面と金型内面とのあいだに、二次射出スペースと繋がる延長スペースを形成し、該延長スペースにまで二次射出をするようにしたことを特徴とする射出成形体の製造方法。
  2. 両半割り成形体同士を突き合わせた場合の一方の半割り成形体の外周縁部の内方への引き寄せ偏倚は、突き合わせ面に形成される凹凸嵌合部を相互に位置ズレして形成することでなされることを特徴とする請求項1記載の射出成形体の製造方法。
  3. 内方に引き寄せ偏倚される一方の半割り成形体のガラス転移点は、内方に引き寄せる他方の半割り成形体のガラス転移点以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の射出成形体の製造方法。
  4. 一次の射出工程で成形した半割り成形体同士を突き合わせ、該突き合わせ面に樹脂材を二次射出して一体化して製造される中空状の射出成形体であって、前記一方の半割り成形体と他方の半割り成形体とのあいだには、両半割り成形体同士を突き合わせた場合に、一方の半割り成形体の外周縁部を内方に引き寄せ偏倚させる偏倚手段が設けられていて、一方の半割り成形体の外周面と金型内面とのあいだに、二次射出スペースと繋がる延長スペースが形成され、該延長スペースにまで二次射出されていることを特徴とする射出成形体。
  5. 半割りされた半割り成形体の一対を一次の射出工程で成形した後、これら半割り成形体同士を突き合わせ、該突き合わせ面に樹脂材を二次射出して一体化して中空状の射出成形体を製造するための金型であって、該金型には、一次射出で成形された両半割り成形体同士を突き合わせた場合に、一方の半割り成形体の外周縁部を内方に引き寄せ偏倚させて、一方の半割り成形体の外周面と金型内面とのあいだに、二次射出スペースと繋がって二次射出される延長スペースを形成するための型面が形成されていることを特徴とする射出成形体製造用金型。
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