JP2008200969A - 射出成形体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半割りされたレンズ体2とハウジング体4とを一次の射出工程で成形し、これらレンズ体2とハウジング体4同士を突き合わせ、該突き合わせ部に樹脂材5を二次射出して一体化して、中空状の射出成形体を製造するにあたり、一方の半割り成形体であるハウジング体4のガラス転移点を、他方の半割り成形体であるレンズ体2のガラス転移点以上に設定して形成する。
【選択図】図1
Description
ところで、このような手法で形成される射出成形体において、レンズ体とハウジング体との突き合わせ部にコーナー状の射出スペースを形成し、ここに樹脂材を二次射出する場合、二次射出における射出圧が一次射出したレンズ体とハウジング体との突合わせ部に作用するため、該突き合わせ部に変形が生じたり、突き合わせ部の間に隙間が形成されて、該隙間に二次射出の樹脂材が浸入してしまう惧れがある。
請求項2の発明は、一方の半割り成形体の突き合わせ部には、他方の半割り成形体に向けて突出する突部が形成され、他方の半割り成形体の突き合わせ部には、前記突部を内嵌する凹部が形成されている請求項1に記載の射出成形体である。
請求項3の発明は、二次射出は、他方の半割り成形体と同様の樹脂材を用いて成形されている請求項1または2に記載の射出成形体である。
請求項2の発明とすることにより、突き合わせ部に迷路構造が形成されて、樹脂材の中空部側への浸入防止が一層図れる。
請求項3の発明とすることにより、サイドウインカーの意匠を一層向上させることができる。
図面において、1はサイドウインカー(ランプ)であって、該サイドウインカー1は、レンズ体2と、電球3(光源であればよく、例えば発光ダイオードでも実施できる。)が組み込まれるハウジング体4とを備えて構成されている。そして、レンズ体2とハウジング体4とは、固定型、可動型を用いてそれぞれ一次射出において成形された半割り成形体として成形された後、可動型をスライド移動させてこれら一次射出による半割り成形体同士を突き合わせ、その後、後述するように、前記突き合わせ部に樹脂材5を二次射出することにより一体化される従来から知られた手法により成形されるものであり、その成形工程についての詳細は省略する。尚、一次射出した後、ハウジング体内面に反射膜を形成し、次いで二次射出して一体化するようにしても本発明を実施することができる。
一方、前記レンズ体2の第一端面部2aの内周縁からは、外周面側に退避する状態で嵌合凹部2fが形成されており、該嵌合凹部2fを構成する内側溝側片の開口端縁が前記レンズ体2の内周面2cに連続するように形成されている。
尚、2gは内周面2cから嵌合凹部2fに至る間に形成された傾斜面であって、該傾斜面2fを形成することにより突き合わせ面における肉厚が厚くなり、後述するように、二次射出により樹脂材5が射出される際に、射出圧を肉厚部により受けることにより、レンズ体2外周部が変形するような不具合がないように設定されている。
そして、レンズ体2の材料は、本実施の形態では、光を透過するポリメチルメタアクリレート(PMMA)樹脂が用いられており、その溶融温度(ガラス転移点)は110〜120度(℃)となっている。
そして、ハウジング体4の材料は、本実施の形態では、ポリカルボネート(PC)樹脂が用いられており、その溶融温度(ガラス転移点)は145〜147度(℃)となっており、レンズ体2の溶融温度よりも高く(レンズ体2のガラス転移点以上に)設定されてされている。これによって、一次射出により成形された射出成形体が二次射出するまでの間に冷却されるにあたり、ハウジング体4の方がレンズ体2よりも早く硬化が進むように設定されている。
これによって、レンズ体2が収容された上金型6とハウジング体4が収用された下金型7とを突き合わせた状態とすると、下金型7の内周面7a、金型底面7c、ハウジング体4の外端面4e、レンズ体2の第一、第二端面部2c、2eにより囲繞された射出スペースSが形成され、該射出スペースSの内径側に隣接する部位に位置して嵌合凹部2fと嵌合突部4fとによる嵌合部が形成されるように設定されている。
2 レンズ体
2a 内周面
2c 第一端面部
2f 嵌合凹部
3 電球
4 ハウジング体
4a ソケット部
4e 外端面
4f 嵌合凸部
5 樹脂材
Claims (3)
- 半割りされた半割り成形体の一対を一次の射出工程で成形し、これら半割り成形体同士を突き合わせ、該突き合わせ部に樹脂材を二次射出して一体化して、中空状の射出成形体を製造するにあたり、一方の半割り成形体のガラス転移点は、他方の半割り成形体のガラス転移点以上であることを特徴とする射出成形体。
- 一方の半割り成形体の突き合わせ部には、他方の半割り成形体に向けて突出する突部が形成され、他方の半割り成形体の突き合わせ部には、前記突部を内嵌する凹部が形成されている請求項1に記載の射出成形体。
- 二次射出は、他方の半割り成形体と同様の樹脂材を用いて成形されている請求項1または2に記載の射出成形体。
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2007
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