JP2008126538A - 燈体およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】中空状で、光源収容部とカプラ部とが直交状に形成された燈体を、可動型と固定型とを用い、作業性よく成形できるようにする。
【解決手段】ランプ1を構成するハウジング4を、バルブ2が収用される筒状の光源収容部4aと外部コネクタが嵌着する筒状のカプラ部4bとが筒軸方向に直交するよう形成し、かつ、L字形に形成された接続端子3が光源収容部4aからカプラ部4bに連通した状態でインサートモールドされたものに形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両に設けられるサイドウインカー等の光源を備えた燈体およびその製造方法の技術分野に属するものである。
一般に、燈体としては、車両のボディに設けられるサイドウインカーが知られているが、このようなサイドウインカーは、従来、一次射出成形品であるレンズと、光源が組み込まれるハウジングとを突き合せ状態で一体的に固定することにより形成されている。このものにおいて、ハウジングは、光源が組み込まれる筒状の光源収容部と、該光源収容部の一方の筒端縁から外径方向に延出するフランジ部と、光源収容部の他方の筒端縁に形成され、外部コネクタが接続するカプラ部とを備えて形成されるが、ハウジングの形状は、従来、光源収容部の光源組み込み方向と、カプラ部の外部コネクタの接続方向(組み込み方向)とが、光源収容部の筒軸方向に一直線状となるように形成されている。ところが、このように形成された燈体を車両に取り付けた場合では、前記筒軸方向に大きなスペースが必要となるという問題がある。
この改善策として、光源収容部の一方の筒端部からL字形に折曲する形状としてカプラ部を形成し、光源収容部に組み込まれる光源組み込み方向と、カプラ部の外部コネクタ挿し込み方向とが直交状態となるようにしたものが提唱されている(特許文献1)。
ところで、燈体を形成するにあたり、レンズとハウジングとを、可動架台に設けられる金型(可動型)と固定架台に設けられる金型(固定型)とを筒軸方向に突き合せて一次射出することで同時に形成し、その後、可動架台を移動させて、一次成形体であるレンズとハウジングとを互いに突き合わせ、これらの外周縁に二次射出を行うことで一体化された燈体を形成するようにしたものがある(特許文献2)。そして、このようにすることにより、燈体を生産性よく形成することができるうえ、レンズとハウジングとの一体化部位を意匠性よく形成することができる。
実開昭63−187290号公報 特開2002−113741
しかるに、前記特許文献1のもののように、光源収容部とカプラ部とがL字形に折曲するような形状のハウジングを形成した場合、光源の組み込み方向と外部コネクタの挿し込み方向とが直交状となるため、光源と外部コネクタとのあいだに配される端子部材はL字形とするか、二部材構成とすることになるが、端子部材をL字形に形成すると、射出成形されたハウジングに端子部材を挿入組み込みすることは困難で、インサートモールドすることが要求され、前記特許文献1のものも、L字形の端子部材がインサートモールドされている。
一方、特許文献2のものにおいて、光源収容部とカプラ部とは同方向となっているので、端子部材をハウジングの射出成形後、二次射出の前の段階で挿入組み込みすることができるが、特許文献1のようなハウジングの形状のものを特許文献2のように可動型と固定型とを用いて射出成形しようとする場合では、端子部材をインサートモールドする手法についての提唱は未だ何らなされておらず、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、可動型と固定型とを用い、半割り状のレンズ、ハウジングの各成形品を一次射出により射出成形し、前記可動型を移動して、固定型側に保持される一方の成形品と可動型側に保持される他方の成形品とを突き当てて、二次射出により成形品同士を一体化して中空状の燈体を製造するにあたり、ハウジングは、光源が収用される筒状の光源収容部と外部コネクタが嵌着する筒状のカプラ部とが筒軸方向に直交状に形成されるものとし、光源収容部と外部コネクタとにL字形に形成された端子部材がインサートモールドされている燈体である。
請求項2の発明は、可動型と固定型とを用い、半割り状のレンズ、ハウジングの各成形品を一次射出により射出成形し、前記可動型を移動して、固定型側に保持される一方の成形品と可動型側に保持される他方の成形品とを突き当てて、二次射出により成形品同士を一体化して中空状の燈体を製造するにあたり、ハウジングは、光源が収用される筒状の光源収容部と外部コネクタが嵌着する筒状のカプラ部とが、筒軸方向に直交する状態で形成されるものとし、固定型に端子部材を保持した後、可動型を突き当てて一次射出し、端子部材がインサートモールドされたハウジングを可動型に、レンズを固定型に保持するようにした燈体の製造方法である。
請求項3の発明は、端子部材は、端子部材の変形防止用に固定型に形成される突き当て片に保持されるようにした請求項1に記載の燈体の製造方法である。
請求項1、2の発明とすることにより、構成の簡略化を図れるうえ、ランプの成形工程を短縮することが可能となって、作業性の向上、コスト低下に寄与できる。
請求項3の発明とすることにより、部材の兼用化を図れるうえ、信頼性の高いランプを提供することができる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1はサイドウインカーランプ(本発明の燈体に相当し、以下、単に「ランプ」という)であって、該ランプ1は、車両のボディBの側部に穿設した取り付け孔B1に着脱自在に取り付けられるように設定されている。前記ランプ1は、バルブ2および該バルブ2と外部電源とのあいだを接続する一対の接続端子(本発明の端子部材に相当する)3とにより構成される光源部材Tが組み込まれるハウジング4と、該ハウジング4を覆うように設けられるレンズ5とにより構成されている。前記ハウジング4は、前記光源部材Tが収容される筒状の光源収容部4aと、該光源収容部4aの一方の筒端縁部から筒軸に直交する方向にL字状に折曲し、光源部材Tの接続端子3が収容されて外部コネクタに接続される筒状のカプラ部4bと、光源組み込み部4aの他方の筒端縁部から外径側に延出し、カプラ部4b突出方向を長手方向とする長円形状の外形を有し、ボディBの表面に沿うよう形成されるフランジ部4cとを備えて構成されている。そして、ハウジング4のフランジ部4cの外周縁と、レンズ5の外周縁とを樹脂材6により一体化することにより、ランプ1が形成されている。
さて、ハウジング4は、フランジ部4cのボディBに対向する側の面となるボディ対向面部4dに、光源収容部4aを挟んで長手方向一方側であって、カプラ部4bが延出する側に位置して弾性係止片4eが一体形成される一方、他端側位置して固定係止片4fが一体的に突出形成されている。そして、ランプ1は、カプラ部4bおよび光源収容部4aを取り付け孔B1に嵌入した状態とし、弾性係止片4eを取り付け孔B1の一端側に、固定係止片4fを取り付け孔B1の他端側に位置させた状態とし、弾性係止片4eを弾性変形させることにより取り付け孔B1に止着されるように設定されている。このため、フランジ部4cのボディ対向面部4dには、弾性係止片4e弾性変形を許容するべく反ボディB側に向けて凹設された凹状部4gが形成されている。そして、本実施の形態の凹状部4gは、フランジ部4cの長手方向に直交する幅方向内側において形成され、かつ、その溝底面の形状は、内側ほど溝深となる傾斜面で、かつ、幅方向中央部において最も溝深となるV溝形状に形成されている。
また、ランプ1を構成する一対の接続端子3は、一端がハウジング4の光源収容部4aにおいて露出して、光源収容部4aに収容されるバルブ2に接続し、他端がカプラ部4bにおいて露出して、カプラ部4bに嵌合する外部コネクタに接続されるようL字形に一体形成されており、光源収容部4aからカプラ部4bに連通状に収容されるように構成されている。そして、接続端子3は、後述するように、ハウジング4を射出成形する際にインサートモールドされるように設定されており、光源収容部4aとカプラ部4bとのあいだに形成される中実状のコーナー部4hにインサートされて、ハウジング4に一体的に設けられるように設定されている。
前記一対の接続端子3は、導電性金属製板材を折曲形成することにより、左右勝手違いに形成されており、図1(B)に示すように、フランジ部4cの幅方向に隣接する状態で設けられている。ここで、前記図1(B)において左側に位置する接続端子3について、図2(A)の図面に基づいて説明する。
前記接続端子3の上端部には、弾性変形自在となるよう互いに近接する湾曲部を備えた一対のバルブ支持片3aが形成されており、これらバルブ支持片3aのあいだにバルブ2の基端部が弾圧挟持され、これによって、バルブ2の支持、および、接続端子3とバルブ2との電気的な接続を行うように設定されている。このため、接続端子3のバルブ支持片3aの下方部位にはバルブ2の基端部を収容するべく樹脂材が射出されない空隙部を形成する必要があり、バルブ支持片3aの下方には、三方(左側および前後側)を囲繞する左側片3b、前側片3c、後側片3d、これら各側片3b、3c、3dの下端縁同士を閉塞する底片3eがそれぞれ折曲形成されている。さらに、接続端子3は、底片3eの右端縁から下方に延出する状態で下側片3fが形成され、該下側片3fの下端縁から左側に向けて折曲する状態で前方に長く延出するコネクタ接続片3gが形成されており、下側片3fがコーナー部4hにインサートモールドされ、コネクタ接続片3gがカプラ部4bの筒内に収容されるように設定されている。
尚、下側片3fは、板面を貫通する複数の貫通孔3hが形成されており、該貫通孔3hに樹脂材が浸入することにより、樹脂材のカプラ部4b側への流れを円滑にするとともに、コーナー部4hにおける接続端子3の一体化が促進されるように設定されている。
そして、ランプ1は型移動を伴う射出成形装置Dを用い、一次射出でハウジング4とレンズ5とを射出成形し、その後、型移動をしてハウジング4とレンズ5とを突き合せて、二次射出により樹脂材6を射出することにより、ハウジング4とレンズ5とを固着して製造されている。
つぎに、前記射出成形装置Dを構成し、ランプ1(ハウジング4、レンズ5)を射出成形するための各金型について説明するが、説明を容易にするため、ハウジング4についてはフランジ部4cを基準としてボディ対向面部4d側を下側、光源部材Tのバルブ2が臨める側(レンズ4が組込まれる側)を上側、長尺方向一方側である弾性係止片4eが形成される側を紙面の前方、固定係止片4fが形成される側を紙面の後方、フランジ部4cの短尺方向を左右方向とし、レンズ5については膨出する側を上方、長尺方向を前後方向として便宜上の方向付けをして説明するが、本発明はこれに限定されるものでないことは言うまでもない。
前記ハウジング4を射出成形する場合、図2(B)、図3に示すように、レンズ5が組み込まれる側の面であって、フランジ部4cの上側面(反ボディB側の面)を成形する長円形状の第一上金型7、光源収容部4aを形成するべく第一上金型7の中央部から下方に突出して設けられる第二上金型8、カプラ部4bの下側の半部(コーナー部4hよりも下側)を形成する下金型9、カプラ部4bの上側の半部(コーナー部4h)からフランジ部4cのボディ対向面部4dを形成する左右一対の左、右側金型10、11、そしてカプラ部4bの内側面を形成する前金型12とを用いて型成形するように設定されている。そして、これら金型のうち、第一、第二上金型7、8および下金型9は、上下鉛直方向、即ち、フランジ部4cに直交する方向の移動、前金型12は左右水平方向の移動に基づいてそれぞれ型合わせ、脱型するように構成され、左、右側金型10、11については、フランジ部4cを基準とする基準線Pに対して所定の傾斜角度を存した移動に基づいてて型合わせ、脱型するように構成されている。
そして、ハウジング4のボディ対向面部4dを形成する左、右側金型10、11には、図2(B)に示すように、第一上金型7との突き合せ面に位置し、前記弾性係止片4eの弾性変形を許容する凹状部4fを形成するための傾斜状の突部10a、11aが第一上金型7側(上方)に向けて突出形成されている。この場合に、前記突部10a、11aを、左、右側金型10、11の型合わせ、脱型における傾斜角度と同様の傾斜面とすることにより、凹状部4fを、中央側ほど深く左右端側ほど浅くなるよう傾斜面を備えたV溝状に形成することができ、しかも、前記突部10a、11aが逆テーパとなって射出成形体(ハウジング4)から左、右側金型10、11を脱型できなくなるようなことがないように設定されている。
一方、ハウジング4の上側面を形成する第一、第二上金型7、8のうち、光源収容部4aを形成する第二上金型8には、光源収容部4aを成形するのに必要な形状に形成されるが、さらには、インサートモールドされる一対の接続端子3の各一対のバルブ支持片3aのうち、前側のバルブ支持片3aと前側片3cとのあいだの第一空隙部S1に嵌入する第一突き当て片8aと、後側のバルブ支持片3aと後側辺3dとのあいだの第二空隙部S2に嵌入する第二突き当て片8bと、前後のバルブ支持片3a同士のあいだに形成される第三空隙部S3に嵌入する第三突き当て片8cとが、それぞれ一対づつ、下方に向けて突出形成される形状となっている。これによって、樹脂材を射出するときの射出圧が作用する接続端子3の各側片3b、3c、3dや底片3eに対し、第一、第二、第三突き当て片8a、8b、8cがそれぞれあてがわれて、前記各片3b、3c、3d、3eが射出圧によって変形したり、接続端子3が位置ズレするのを防止することができるように設定されている。
そして、このものにおいて、前記第二金型8に形成される第一、第二、第三突き当て片8a、8b、8cは、予め接続端子3を保持する部材に兼用されている。即ち、前記第一、第二突き当て片8a、8b、8cは、接続端子3に形成される一対のバルブ支持片3aと側片3c、3dとのあいだにそれぞれ入り込むことにより、バルブ支持片3aを僅かに弾性変形させる状態で接続端子3を保持することができるように構成されている。これによって、一次射出による樹脂材の射出の前の段階で、図3に示すように、接続端子3を第一、第二、第三突き当て片8a、8b、8cを用いて第二上金型8に保持させることができ、この状態で、前記第二上金型8と第一金型7に対し下金型9、左、右金型10、11、前金型12を突き当て状に組み込んで樹脂材を射出することにより、接続端子3がインサートモールドされたハウジング4を形成できるように設定されている。この結果、接続端子3は、第一、第二、第三突き当て片8a、8b、8cにより射出圧に基づく変形を受けることなくモールドされるように設定されている。
また、カプラ部4bの筒孔を形成するための前金型12は、接続端子3のコネクタ接続片3gの先端部であって、カプラ部4bに露出する部位が嵌入するための孔12aが形成されている。
そして、本実施の形態の射出成形装置Dは、ハウジング4の上面を形成する第一、第二上金型7、8が固定架台13に設けられ、ハウジング4の下面を形成する下金型9、左、右側金型10、11、前金型12とが可動架台14に設けられる構成となっている。さらに、固定架台13にはレンズ5を射出成形するためのレンズ用上金型15が設けられ、可動架台14にはレンズ5を射出成形するためのレンズ用下金型16がそれぞれ設けられている。
尚、17はレンズ5を射出成形するべく樹脂材が充填されるゲート、18はハウジング4を射出成形するべく樹脂材が充填されるゲートである。
さらに、可動架台14側に配される下金型9、左、右側金型10、11、そして、前金型12のうち、左、右側金型10、11、前金型12は、図4〜図9に示すように、上下方向に突出する傾斜ガイド面19aを備えた作動アーム19にそれぞれ移動自在に(変位自在)設けられている。これによって、これら左、右金型10、11は、作動アーム19の傾斜ガイド面19aを上下方向に移動することに伴い、基準線Pに対して前記所定の角度を存して型合わせ、脱型の移動をするように構成され、また、前金型12は、作動アーム19の傾斜ガイド面19aを上下方向に移動することに伴い、前後方向の型合わせ、脱型の移動をするように構成されている。
つぎに、ランプ1の射出成形の手順について説明する。
まず、図4に示すように、固定架台13に対し、所定の間隙を存して可動架台14を位置させた状態において、固定架台13側の第二上金型8に接続端子3の変形防止用として形成された各一対の第一、第二、第三突き当て片8a、8b、8cを用いて接続端子3をセットするが、接続端子3は、第一空隙部S1に第一突き当て片8aを、第二空隙部S2に第二突き当て片8bを、第三空隙部S3に第三突き当て片8cを、それぞれ先端面が接続端子3の底片3eに当接する状態となるよう挿し込んで内嵌状にセットする。このとき、接続端子3は、前述したように、一対のバルブ支持片3aにより第一、第二、第三突き当て片8a、8b8cのうち、第三突き当て片8cを弾圧状に挟持する状態となっており、これによって、接続端子3が第二上金型8に保持される。
続いて、可動架台14を固定架台13側(上方)に移動(変位)させ、図5、6に示すように、レンズ用上金型15とレンズ用下金型16とを突き当て状として型合わせするとともに、第一、第二上金型7、8に対して下金型9、左、右側金型10、11、前金型12とをそれぞれ前述したように所定の姿勢で突き当て状として型合わせする。そして、前記型合せ状態において、第一、第二ゲート17、18からそれぞれ樹脂材を射出することにより、一次射出成形品として、接続端子3がインサートモールドされた状態のハウジング4とともにレンズ5が同時に形成される。
このように、成形品であるハウジング4とレンズ5とが互いに突き当てられた各金型7、8、9、10、11、12、15、16同士のあいだに位置する状態から、図7に示すように、可動架台13を下動させて、固定架台13側の第一、第二金型7、8と可動架台14側の各金型9、10、11、12とを離間させるが、このとき、成形品であるハウジング4は可動架台13側に、レンズ5は固定架台14側にそれぞれ残すように設定されている。
前記状態から、光源収容部4aに露出する一対の接続端子3のバルブ支持片3aにバルブ2を組み込み、可動架台13を左方に移動せしめて、可動架台13に残るハウジング4が、固定架台に残るレンズ5に対向する位置関係となるようにする。そして、図8に示すように、再度、可動架台13を上方移動せしめ、ハウジング4をレンズ5に突き当てて、図示しないゲートから前記突き当て部の外周に樹脂材6を射出(二次射出)することにより、ハウジング4とレンズ5とが一体化されてランプ1が形成されるように設定されている。この状態となると、可動架台13を下動させてランプ1を取り出すが、このとき、ランプ1は、図9に示すように、可動架台13側に保持され、その後、脱ガタされるように設定されている。
叙述の如く構成された本形態において、カプラ部4bが、光源収容部4aに対して直交状(L字状)に形成されたハウジング4に、カプラ部4bと光源収容部4aとに連通する形状であるL字形の接続端子3がインサートモールドされた状態で一次射出による成形品として形成され、ハウジング4にバルブ2を組み込むとともに、可動架台14を移動させることにより、ハウジング4を、前記一次射出で形成されたレンズ5に突き当てて、二次射出することにより樹脂材6によりハウジング4とレンズ5とが一体化された中空状のランプ1を成形することができる。この結果、カプラ部4bと光源収容部4aとが直交状に配設されるランプ1であっても、L字形に形成された接続端子3が、光源収容部4aからカプラ部4bに連通する状態でインサートモールドされたものとし、しかも、型移動を伴う手法を用いて自動的に形成することができることになり、接続端子3の構成を二部材構成にしたりする必要がなく構成の簡略化を図れるうえ、ランプ1の成形工程を短縮することが可能となって、作業性の向上、コスト低下に大きく寄与できる。
そのうえ、このものでは、接続端子3をハウジング4にインサートモールドする場合に、接続端子3を保持する必要があるが、本実施の形態では、接続端子3が射出圧で変形するのを防止するために固定架台13側の第二上金型8に設けた第一、第二、第三突き当て片8a、8b、8cを用いて保持させる構成としたので、保持部材を別途設ける必要がなく部材の兼用化を図ることができる。これによって、型移動を伴うランプ1を成形する工程で、接続端子3を変形させることなくハウジング4にインサートモールドすることが可能となり、信頼性の高いランプ1を提供することができる。
図1(A)、(B)はそれぞれランプの車両取り付け状態を説明する断面図、ハウジングの平面図である。 図2(A)、(B)はそれぞれ接続端子の斜視図、金型の型合せ状態を説明する断面図である。 ハウジングの射出成形時における端子部材の保持状態を説明する要部拡大断面図である。 ランプの射出成形の手順を説明する断面図である。 ランプの射出成形の手順を説明する断面図である。 ランプの射出成形の手順を説明する断面図である。 ランプの射出成形の手順を説明する断面図である。 ランプの射出成形の手順を説明する断面図である。 ランプの射出成形の手順を説明する断面図である。
符号の説明
1 ランプ
2 バルブ
3 接続端子
3a バルブ支持片
4 ハウジング
4a 光源収容部
4b カプラ部
4c フランジ部
5 レンズ
8 第二上金型
8a 第一突き当て片
8c 第三突き当て片
9 下金型
10 左側金型
12 前金型
13 固定架台

Claims (3)

  1. 可動型と固定型とを用い、半割り状のレンズ、ハウジングの各成形品を一次射出により射出成形し、前記可動型を移動して、固定型側に保持される一方の成形品と可動型側に保持される他方の成形品とを突き当てて、二次射出により成形品同士を一体化して中空状の燈体を製造するにあたり、ハウジングは、光源が収用される筒状の光源収容部と外部コネクタが嵌着する筒状のカプラ部とが筒軸方向に直交状に形成されるものとし、光源収容部と外部コネクタとにL字形に形成された端子部材がインサートモールドされている燈体。
  2. 可動型と固定型とを用い、半割り状のレンズ、ハウジングの各成形品を一次射出により射出成形し、前記可動型を移動して、固定型側に保持される一方の成形品と可動型側に保持される他方の成形品とを突き当てて、二次射出により成形品同士を一体化して中空状の燈体を製造するにあたり、ハウジングは、光源が収用される筒状の光源収容部と外部コネクタが嵌着する筒状のカプラ部とが、筒軸方向に直交する状態で形成されるものとし、固定型に端子部材を保持した後、可動型を突き当てて一次射出し、端子部材がインサートモールドされたハウジングを可動型に、レンズを固定型に保持するようにした燈体の製造方法。
  3. 端子部材は、端子部材の変形防止用に固定型に形成される突き当て片に保持されるようにした請求項1に記載の燈体の製造方法。
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