JP5372415B2 - 座部材付き中空成形品およびその製造方法 - Google Patents

座部材付き中空成形品およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、熱可塑性樹脂の中空成形体に座部材を一体に固着した座部材付き中空成形品、およびそのブロー成形による製造方法に関するものである。
ブロー成形中空体において金型にセットしたナットを中空体の壁面に一体にインサートして固着する手段としては、例えば、特開平4−59341号公報、実開平3−90932号公報に記載されているように、種々の態様が知られている。
特開平4−59341号公報 実開平3−90932号公報
前掲の特許文献1および2に記載されている従来のブロー成形手段によれば、金型にセットされた部材の表面がパリソンによって覆われて固着されるので、ナットのように固着されていればよい場合は問題がないが、例えば平ワッシャのような座部材のように、中空成形体に固着された座部材の面が露出していることを要求されるものにおいては、煩雑な後加工により平ワッシャの面を覆っている樹脂を除去しなけばならなかった。
そこで、本発明は、上述のような問題点の解消に対処するものであって、熱可塑性樹脂の中空成形体に平らな金属製座部材を一体に固着した座部材付き中空成形品であっても、中空成形体に一体に固着された座部材の表面が露出した座部材付き中空成形品およびそれを容易に得ることができる製造方法を提供するものである。
上記目的を達成する本発明の座部材付き中空成形品は、熱可塑性樹脂の中空成形体に座部材を一体に固着した座部材付き中空成形品であって、中空成形品に一体に固着された開孔を有する平らな金属製座部材は、その外周部分が中空成形品の中空部を貫通する周壁内埋め込まれた状態で固着されているとともに、前記座部材はその外周部を除いた開孔の周縁部分が、中空部を貫通する周壁内から露出していることを特徴とするものである。
また、本発明の座部材付き中空成形品の製造方法は、熱可塑性樹脂の中空成形体に座部材を一体に固着した座部材付き中空成形品をブロー成形する製造方法であって、熱可塑性樹脂の中空成形体をブロー成形する分割金型の一方の金型は開孔を有する平らな金属製座部材をセットする突起を有し、他方の金型は一方の金型にセットした座部材の外周部に対向してその内方を取り囲む隔壁部を有しており、座部材の開孔が一方の金型の突起に対して挿通され、かつ突起の外周に設けられた段部に座部材の外周がはみ出した状態で一方の金型と他方の金型の間にパリソンを配置して型締め後ブロー成形することによって、座部材が中空成形品に一体固着されるとともに、隔壁部によって外周部が圧縮薄肉化された薄肉環状部を形成し、ブロー成形後の後加工として、座部材の外周部に前記隔壁部によって形成された薄肉部を境にしてその内方部分を覆う部分を除去し、座部材の外周部を除いた開孔の周縁部分を露出させることを特徴とするものである。
なお、本発明において、平らな金属製座部材としては金属製の平ワッシャを対象としている。
本発明によれば、熱可塑性樹脂の中空成形体に座部材を一体に固着した平らな金属製座部材付き中空成形品であっても、中空成形体に一体に固着された座部材の表面が露出した座部材付き中空成形品を容易に得ることができるものである。
図1は本発明に係るブロー成形態様を示す断面図、図2は図1の状態から型締めしてブロー成形を完了し態様を示す部分断面図、図3はブロー成形後の後加工の態様を示す部分断面図、図4は本発明に係るブロー成形品の要部断面図およびその拡大図、図5は中空成形品の座部材に対して他部材を固定した状態を示す断面図である。
図1および図2に示すように、ブロー成形のための分割型式の金型1,2においてその一方の金型1にはそのキャビティに、平らな金属製座部材3(金属製の平ワッシャを例示している。)の開孔14をセットする突起4を有しており、突起の外周に設けられた段部12に座部材3の外周がはみ出した状態で固定され、他方の金型2にはそのキャビティに、一方の金型1の突起4を中心として座部材3の外周部を除いた部分に対向してその内方を取り囲む隔壁部5を有している。6はパリソン、7は押出ヘッドである。座部材3は金属製である。8はブロー成形された中空成形体を示している。前記段部12は突起4に対して垂直な面をなしている。このため、座部材3は段部12に当接する状態でセットされるので、セットした座部材3が安定した状態を保持して高い精度でインサート成形することができ、インサートされる座部材3の傾き等によって強度が損なわれることがない。
図1の態様において、一方の金型1と他方の金型2の間にパリソン6を配置して型締め後ブロー成形すると、図3(A)に示すように、ブロー成形された中空成形体8には座部材3が一体に固着され、その座部材3の隔壁部5で囲まれた部分で後加工で捨て部分となる捨て部9は、隔壁部5によって外周部が圧縮薄肉化された薄肉環状部10が形成された状態となる。
そこで、ブロー成形後の後加工として、図3(A)に示すように、座部材3の中心孔に挿入したプレス棒11により押し出すことにより、図3(B)に示すように、捨て部9はその外周部の薄肉環状部10から切り離されて除去され、平ワッシャ3はその外周部を除いて露出する。
図3に示すように、中空成形体8に固着された座部材3の面が露出するので、座部材3に他部材を固定する取付部材(ボルト・クリップ・リベットなど)の固定状態が安定して強固確実に保持される。
上記方法により成形された中空成形品を図4および図5に示す。中空成形体8は中空部15を有し、座部材3の外周13が中空部15を貫通する周壁内に埋め込まれた状態で固定されている。また、座部材3には開孔14が設けられており、開孔14の周縁部分が露出された状態となっている。これにより、中空成形品に対して化粧板等の他部材16を固定する際には、他部材16に設けたクリップ17を座部材3の開孔14に嵌合させるのみで強固で安定な固定状態を得ることができる。
本発明に係るブロー成形態様を示す断面図である。 図1の状態から型締めしてブロー成形を完了して態様を示す部分断面図である。 ブロー成形後の後加工の態様を示す部分断面図である。 本発明に係るブロー成形品の要部断面図およびその拡大図である。 中空成形品の座部材に対して他部材を固定した状態を示す断面図である。
1 一方の金型
2 他方の金型
平らな金属製座部材
4 突起
5 隔壁部
6 パリソン
7 押出ヘッド
8 中空成形体
9 捨て部
10 薄肉環状部
11 プレス棒
12 段部
13 座部材の外周
14 開孔
15 中空部
16 他部材
17 クリップ

Claims (2)

  1. 熱可塑性樹脂の中空成形体に座部材を一体に固着した座部材付き中空成形品であって、
    中空成形品に一体に固着された開孔を有する平らな金属製座部材は、その外周部分が中空成形品の中空部を貫通する周壁内埋め込まれた状態で固着されているとともに、前記座部材はその外周部を除いた開孔の周縁部分が、中空部を貫通する周壁内から露出していることを特徴とする座部材付き中空成形品。
  2. 熱可塑性樹脂の中空成形体に座部材を一体に固着した座部材付き中空成形品をブロー成形する製造方法であって、
    熱可塑性樹脂の中空成形体をブロー成形する分割金型の一方の金型は開孔を有する平らな金属製座部材をセットする突起を有し、他方の金型は一方の金型にセットした座部材の外周部に対向してその内方を取り囲む隔壁部を有しており、座部材の開孔が一方の金型の突起に対して挿通され、かつ突起の外周に設けられた段部に座部材の外周がはみ出した状態で一方の金型と他方の金型の間にパリソンを配置して型締め後ブロー成形することによって、座部材が中空成形品に一体固着されるとともに、隔壁部によって外周部が圧縮薄肉化された薄肉環状部を形成し、ブロー成形後の後加工として、座部材の外周部に前記隔壁部によって形成された薄肉部を境にしてその内方部分を覆う部分を除去し、座部材の外周部を除いた開孔の周縁部分を露出させることを特徴とする座部材付き中空成形品の製造方法。
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