JP2008166650A - 走査型露光装置、デバイスの製造方法及びマスク - Google Patents

走査型露光装置、デバイスの製造方法及びマスク Download PDF

Info

Publication number
JP2008166650A
JP2008166650A JP2007000326A JP2007000326A JP2008166650A JP 2008166650 A JP2008166650 A JP 2008166650A JP 2007000326 A JP2007000326 A JP 2007000326A JP 2007000326 A JP2007000326 A JP 2007000326A JP 2008166650 A JP2008166650 A JP 2008166650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
projection optical
optical system
detection
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007000326A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Fukui
達雄 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2007000326A priority Critical patent/JP2008166650A/ja
Publication of JP2008166650A publication Critical patent/JP2008166650A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

【課題】投影光学系の焦点ずれを高精度に検出することにより高精度な露光を行うことができる走査型露光装置を提供する。
【解決手段】第1照明領域I1、I3、I5の第1パターンの像を形成する第1投影光学系PL1、PL3、PL5と、第2照明領域I2、I4の第2パターンの像を形成する第2投影光学系とを備える走査型露光装置において、重複露光領域の形成に寄与する前記第1投影光学系の像視野内の重複領域に対応する前記第1照明領域内の部分領域またはその近傍の第1検出位置における前記第1パターンに対する前記第1投影光学系の焦点ずれ、および前記重複露光領域を形成に寄与する前記第2投影光学系の像視野内の重複領域に対応する前記第2照明領域内の部分領域またはその近傍の第2検出位置における前記第2パターンに対する前記第2投影光学系の焦点ずれ検出する検出装置を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、液晶表示素子等のフラットパネル表示素子等のマイクロデバイスをリソグラフィ工程で製造するための走査型露光装置、該走査型露光装置を用いたデバイスの製造方法及び該走査型露光装置で用いられるマスクに関するものである。
例えば半導体素子又は液晶表示素子等を製造する際に、マスク(レチクル、フォトマスク等)のパターンを投影光学系を介してレジストが塗布された基板(ガラスプレート又は半導体ウエハ等)上に投影する投影露光装置が使用されている。従来はステップ・アンド・リピート方式で基板上の各ショット領域にそれぞれマスクのパターンを一括露光する投影露光装置(ステッパ)が多用されていた。近年、1つの大きな投影光学系を使用する代わりに、投影光学系を走査方向と直交する方向に複数並べ、さらに走査方向に沿って所定間隔で複数列に配置し、マスク及び基板を走査させつつ各投影光学系でそれぞれマスクのパターンを基板上に露光するステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。複数の投影光学系としては、マスク上のパターンを基板上に正立正像等倍にて露光する光学系が用いられている。
特願2001−337462号公報
ところで、近年、基板がますます大型化し、2m角を越える基板が使用されるようになってきている。ここで、上述のステップ・アンド・スキャン方式の露光装置を用いて大型の基板上に露光を行う場合、投影倍率が等倍の投影光学系を用いているため、マスクも大型化する。マスクのコストは、マスク基板の平面性を維持する必要もあり、大型化すればするほど高くなる。そこで、拡大倍率を有する投影光学系を用いることによりマスクの小型化を図ることができる。しかしながら、投影光学系の投影倍率をβとしたとき、マスク側の焦点深度は基板側の焦点深度の1/βとなるため、拡大倍率を有する投影光学系のマスク側の焦点深度は等倍率を有する投影光学系のそれと比較して小さくなる。したがって、拡大倍率を有する投影光学系を用いる場合、高精度な露光を行うためにマスク側の合焦管理を高精度に行う必要がある。
この発明の課題は、投影光学系の焦点ずれを高精度に検出することにより高精度な露光を行うことができる走査型露光装置、該走査型露光装置を用いたデバイスの製造方法及び該走査型露光装置で用いられるマスクを提供することである。
この発明の走査型露光装置は、第1照明領域(I1、I3、I5)の第1パターン(M1、M3、M5)の像を形成する第1投影光学系(PL1、PL3、PL5)と、第2照明領域(I2、I4)の第2パターン(M2、M4)の像を形成する第2投影光学系(PL2、PL4)とを備え、第1投影光学系(PL1、PL3、PL5)及び第2投影光学系(PL2、PL4)に対して基板を相対的に走査方向に沿って移動させて、前記第1パターンの像と前記第2パターンの像とを基板にて重複露光して重複露光領域(P11〜P14)を形成する走査型露光装置において、前記重複露光領域(P11〜P14)の形成に寄与する前記第1投影光学系(PL1、PL3、PL5)の像視野(R1、R3、R5)内の重複領域(Ra、Rd、Re、Rh)に対応する前記第1照明領域(I1、I3、I5)内の部分領域(A1、A4、A5、A8)またはその近傍の第1検出位置(D1、D4、D5、D8)における前記第1パターン(M1、M3、M5)に対する前記第1投影光学系(PL1、PL3、PL5)の焦点ずれ、および前記重複露光領域(P11〜P14)を形成に寄与する前記第2投影光学系(PL2、PL4)の像視野(R2、R4)内の重複領域(Rb、Rc、Rf、Rg)に対応する前記第2照明領域(I2、I4)内の部分領域(A2、A3、A6、A7)またはその近傍の第2検出位置(D2、D3、D6、D7)における前記第2パターン(M2、M4)に対する前記第2投影光学系(PL2、PL4)の焦点ずれ検出する検出装置を備えることを特徴とする。
また、この発明のデバイスの製造方法は、この発明の走査型露光装置を用いてパターンを感光性基板(P)上に露光する露光工程(S303)と、前記露光工程(S303)により露光された前記感光性基板(P)を現像する現像工程(S304)とを含むことを特徴とする。
また、この発明のマスク(M)は、第1投影光学系(PL1,PL3,PL5)を介して基板(P)上に転写される第1パターン(M1,M3,M5)及び第2投影光学系を介して前記基板(P)上に転写される第2パターン(M2,M4)が形成されたマスク(M)において、前記第1投影光学系(PL1,PL3,PL5)により形成される前記第1パターン(M1,M3,M5)の像と前記第2投影光学系により形成される前記第2パターン(M2,M4)の像とが前記基板(P)において重なる部分(P11〜PL14)に対応する前記第1パターン(M1,M3,M5)の重複領域(A1,A4,A5,A8)またはその近傍に、前記第1投影光学系(PL1,PL3,PL5)の焦点ずれを検出する第1検出用パターン(m1,m4,m5,m8)が形成されると共に、前記第1投影光学系(PL1,PL3,PL5)により形成される前記第1パターン(M1,M3,M5)の像と前記第2投影光学系により形成される前記第2パターン(M2,M4)の像とが前記基板(P)において重なる部分に対応する前記第2パターン(M2,M4)の重複領域(A2,A3,A6,A7)またはその近傍に、前記第2投影光学系の焦点ずれを検出する第2検出用パターン(m2,m3,m6,m7)が形成されることを特徴とする。なお、本発明をわかりやすく説明するために一実施形態を表す図面の符号に対応つけて説明したが、本発明が実施形態に限定されるものでないことは言うまでもない。
この発明の走査型露光装置によれば、重複露光領域の形成に寄与する第1投影光学系の像視野内の重複領域に対応する第1照明領域内の部分領域またはその近傍の第1検出位置における、第1パターンに対する第1投影光学系の焦点ずれ、および重複露光領域を形成に寄与する前記第2投影光学系の像視野内の重複領域に対応する第2照明領域内の部分領域またはその近傍の第2検出位置における、第2パターンに対する第2投影光学系の焦点ずれ検出する検出装置を備えているため、第1投影光学系及び第2投影光学系の焦点ずれを高精度に検出することができ、検出結果を用いてそれぞれの投影光学系について適切な調整を行うことにより高精度な露光を行うことができる。
また、この発明のデバイスの製造方法によれば、この発明の走査型露光装置を用いて露光を行うため、高精度な重ね合わせ露光を行うことができ、良好なデバイスを製造することができる。
また、この発明のマスクによれば、第1投影光学系により形成される第1パターンの像と第2投影光学系により形成される第2パターンの像とが基板において重なる部分に対応する第1パターン及び第2パターンの重複領域またはその近傍に、第1投影光学系及び第2投影光学系の焦点ずれを検出する第1検出用パターン及び第2検出用パターンが形成されているため、この発明のマスクを走査型露光装置に設置した際に、第1投影光学系及び第2投影光学系の焦点ずれを高精度に検出することができ、検出結果を用いてそれぞれの投影光学系について適切な調整を行うことにより高精度な露光を行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る走査型露光装置について説明する。図1は、この実施の形態に係る走査型露光装置の概略構成を示す斜視図である。この実施の形態においては、複数の投影光学ユニットPL1,PL3,PL5及び図示しない2つの投影光学ユニット(以下、投影光学ユニットPL2,PL4という。)からなる投影光学系PLに対してマスクMと外径が500mmよりも大きいプレート(基板、感光性基板)Pとを相対的に移動させつつマスクMに形成されたパターンの像をプレートP上に転写するステップ・アンド・スキャン方式の露光装置を例に挙げて説明する。ここで外径が500mmよりも大きいとは、一辺若しくは対角線が500mmよりも大きいことをいう。
なお、以下の説明においては、各図中に示したXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。XYZ直交座標系は、X軸及びY軸がプレートPに対して平行となるよう設定され、Z軸がプレートPに対して直交する方向に設定されている。図中のXYZ座標系は、実際にはXY平面が水平面に平行な面に設定され、Z軸が鉛直上方向に設定される。また、本実施の形態ではマスクM及びプレートPを移動させる方向(走査方向)をX軸方向に設定している。
図1に示す走査型露光装置は、図示しないマスクステージ上に載置されたマスクMを均一に照明するための照明光学系を備えている。照明光学系は、例えば水銀ランプ又は超高圧水銀ランプからなる図示しない光源を備えている。光源より射出した光束は楕円鏡2及びダイクロイックミラー3により反射され、コリメートレンズ4に平行光となり、所定の露光波長域の光束のみを透過させる波長選択フィルタ5を透過する。
波長選択フィルタ5を通過した光束は、減光フィルタ6を通過し、集光レンズ7によりライトガイドファイバ8の入射口8aに集光される。ライトガイドファイバ8は、例えば多数のファイバ素線をランダムに束ねて構成されたランダムライトガイドファイバであって、入射口8aと5つの射出口(以下、射出口8b,8c,8d,8e,8fという。)を備えている。ライトガイドファイバ8の入射口8aに入射した光束は、ライトガイドファイバ8の内部を伝播した後、5つの射出口8b〜8fより分割されて射出し、マスクMを部分的に照明する5つの照明光学ユニットIL1,IL2,IL3,IL4,IL5にそれぞれ入射する。
照明光学ユニットIL1〜IL5のそれぞれは、図示しないコリメートレンズ、オプティカルインテグレータであるフライアイレンズ、コンデンサレンズを備えている。即ち、ライトガイドファイバ8の射出口8b〜8fから射出した光束は、コリメートレンズにより平行光にされ、フライアイレンズに入射する。フライアイレンズの後側焦点面に形成された多数の二次光源からの光束は、コンデンサレンズによりマスクMをほぼ均一に照明する。即ち、照明光学系は、マスクM上においてY軸方向に並んだ複数(この実施の形態においては5つ)の台形状の領域を照明する。なお、照明光学系が備える光源としては、紫外半導体レーザ(h線)や、固体レーザ(355nm)や、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレーザ等であってもよい。
マスクMが載置されているマスクステージ(図示せず)には、マスクステージを走査方向であるX軸方向に沿って移動させるための長いストロークを有する走査駆動系(図示せず)が設けられている。また、マスクステージを走査直交方向であるY軸方向に沿って所定量だけ移動させるとともにZ軸廻りに微小量回転させるためのアライメント駆動系(図示せず)が設けられている。そして、マスクステージの位置座標が移動鏡(図示せず)を用いたレーザ干渉計(図示せず)によって計測され且つ位置制御されるように構成されている。更に、マスクステージは、Z方向の位置が可変に構成されている。
図2は、マスクMの構成を示す図である。図2に示すように、マスクM上には、投影光学ユニット(第1投影光学系)PL1,PL3,PL5を介してプレートP上に転写される第1パターンM1,M3,M5、及び投影光学ユニット(第2投影光学系)PL2,PL4を介してプレートP上に転写される第2パターンM2,M4が形成されている。各投影光学ユニットPL1〜PL5は、1回結像システムの光学系により構成されているため、第1パターンM1,M3,M5は、プレートP上に形成される第1パターンM1,M3,M5の像に対して倒立し、第2パターンM2,M4は、プレートP上に形成される第2パターンM2,M4の像に対して倒立している。また、第1パターンM1,M3,M5及び第2パターンM2,M4は、所定方向(走査方向、X方向)に延びる形状(帯状領域)を有しており、投影光学ユニットPL1〜PL5を介してプレートP上に拡大転写され、プレートP上に露光された際には一部が重複する領域を備えているため、プレートP上で非走査方向(Y方向)に連続したパターンとなる。
また、マスクM上には、後述する検出装置40により投影光学ユニットPL1,PL3,PL5の焦点ずれを検出する第1検出用パターンm1,m4,m5,m8及び検出装置40により投影光学ユニットPL2,PL4の焦点ずれを検出する第2検出用パターンm2,m3,m6,m7が形成されている。第1検出用パターンm1,m4,m5,m8は、投影光学ユニットPL1,PL3,PL5によりプレートP上に形成される第1パターンM1,M3,M5の像と投影光学ユニットPL2,PL4によりプレートP上に形成される第2パターンM2,M4の像とがプレートP上で重なる部分に対応する第1パターンM1,M3,M5の近傍に形成されている。第2検出用パターンm2,m3,m6,m7は、投影光学ユニットPL1,PL3,PL5によりプレートP上に形成される第1パターンM1,M3,M5の像と投影光学ユニットPL2,PL4によりプレートP上に形成される第2パターンM2,M4の像とがプレートP上で重なる部分に対応する第2パターンM2,M4の近傍に形成されている。即ち、第1検出用パターンm1,m4,m5,m8及び第2検出用パターンm2,m3,m6,m7は、図2に示すように、第1パターンM1,M3,M5及び第2パターンM2,M4の長手方向の縁部に、連続的に例えばクロム等を塗布して高反射率を有するように形成されている。
なお、マスク上のパターン(M1〜M5)には、不図示ではあるが、重複パターンと非重複パターンが形成されている。ここでは、端部の2つのパターン(M1、M5)には、検出用パターン(m1、m8)に隣接してX方向に沿って延びた帯状の重複パターンが形成され、また、その帯状の重複パターンに隣接してX方向に沿って延びた帯状の非重複パターンが形成されている。また、中間部の3つのパターン(M2〜M4)には、両端の2つの検出用パターン(m2〜m7)に隣接してX方向に沿って延びた帯状の重複パターンがそれぞれ形成され、また、その2つの帯状の重複パターンに隣接して各パターン(M2〜M4)の中央部にはX方向に沿って延びた帯状の非重複パターンが形成されている。
各部分照明光学系IL1〜IL5に対応してマスクMの上部近傍には、投影光学ユニットPL1〜PL5のマスクM側の焦点ずれを検出する検出装置(検出手段)40が設けられている。図3及び図4は、検出装置40の構成を示す上面図及び側面図である。図3及び図4に示すように、検出装置40は、第1検出用パターンm1を用いて投影光学ユニットPL1の物体面に対するマスクMの焦点ずれを検出する斜入射オートフォーカス系(以下、AF系という。)40a、第2検出用パターンm2を用いて投影光学ユニットPL2の物体面に対するマスクMの焦点ずれを検出するAF系40b、第2検出用パターンm3を用いて投影光学ユニットPL2の物体面に対するマスクMの焦点ずれを検出するAF系40c、第1検出用パターンm4を用いて投影光学ユニットPL3の物体面に対するマスクMの焦点ずれを検出するAF系40d、第1検出用パターンm5を用いて投影光学ユニットPL3の物体面に対するマスクMの焦点ずれを検出するAF系40e、第2検出用パターンm6を用いて投影光学ユニットPL4の物体面に対するマスクMの焦点ずれを検出するAF系40f、第2検出用パターンm7を用いて投影光学ユニットPL4の物体面に対するマスクMの焦点ずれを検出するAF系40g、第1検出用パターンm8を用いて投影光学ユニットPL5の物体面に対するマスクMの焦点ずれを検出するAF系40hを備えている。
図5及び図6は、AF系40aの構成を示す図である。図5及び図6に示すように、AF系40aは、図示しない光源から射出される光を導く照明用ファイバ41を備えている。照明用ファイバ41から射出した光束は、−Z方向に進行し、コリメートレンズ42を通過することにより集光され、矩形状の開口部を有するスリット板43に入射する。スリット板43の開口部を通過した光束は、ミラー44により反射され、X軸及びY軸に対して45度傾斜した方向でマスクMに対して斜め方向に進行し、送光側対物レンズ45を通過する。送光側対物レンズ45を通過した光束は、マスクM上の第1検出用パターンm1が形成されている領域内に65度の入射角で入射する。マスクM上には、X軸に対して45度傾斜したスリットの像が形成される。マスクMの上面により反射された光束(図5及び図6において実線で示す)及びマスクMの下面により反射された光束(図5及び図6において破線で示す)は、検出側対物レンズ46を通過し、ミラー47により反射されて、+Z方向に進行し、リニアセンサ48に入射する。
リニアセンサ48からの出力信号強度から投影光学ユニットPL1の物体面に対するマスクMの焦点ずれを検出することができる。露光時においては、マスクMの下面に転写パターンが形成されているため、マスクMの下面の位置と投影光学ユニットPL1の焦点位置とを合わせる必要がある。したがって、マスクMの上面及び下面により反射された光束の出力信号強度を計測し、マスクMの上面及び下面により反射された光束の出力信号強度からマスクMの位置と投影光学ユニットPL1の焦点位置とのずれを高精度に検出することができる。なお、AF系40b〜40jは、AF系40aと同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。また、検出装置40を用いた投影光学系PLのマスク側の焦点ずれの検出及び調整の詳細な説明については後述する。
マスクM上の各照明領域(I1〜I5)からの光は、各照明領域(I1〜I5)に対応するようにY軸方向に沿って千鳥状に配列された複数(この実施の形態においては5つ)の投影光学ユニットPL1〜PL5からなる投影光学系PLに入射する。即ち、投影光学ユニット(第1投影光学系)PL1、PL3、PL5は、走査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)に所定間隔をもって第1列として配置され、投影光学ユニット(第2投影光学系)PL2、PL4も同様に走査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)に所定間隔をもって第2列として配置されている。なお、投影光学ユニットPL1〜PL5は、1回結像システムの光学系により構成されている。
投影光学系PLを介した光は、図示しないプレートステージ上において、図示しないプレートホルダを介してXY平面に平行に支持されたプレートP上にマスクMのパターンの像を形成する。各投影光学ユニットPL1〜PL5は、拡大倍率(この実施の形態のおいては2.5倍)を有している。したがって、プレートP上において各照明領域に対応するようにY方向に並んだ台形状の露光領域(又は台形状のパターン像)R1〜R5(図7参照)には、マスクMの第1パターンM1,M3,M5及び第2パターンM2,M4の拡大像が形成される。また、各投影光学ユニット系PL1〜PL5によりプレートP上に形成される像は、倒立像である。また、各投影光学ユニットPL1〜PL5は、プレートP上に形成される像の位置、倍率、回転、フォーカス、像面傾斜等を調整するための調整機構(調整手段)を備えている。例えば、フォーカスや像面傾斜を調整するためのクサビ状のペアガラス、像の位置を調整するための平行平面板、像の倍率を調整するための平凹レンズ、両凸レンズ、平凹レンズにより構成される倍率調整レンズ、像の回転を調整するためのプリズムミラー等を備えている。なお、各投影光学ユニットPL1〜PL5のプレートP側は、プレートP表面の平面度によるが、テレセントリックであることが望ましい。
図7は、プレートP上にマスクMのパターン像が形成された状態を示す図である。図7に示すように、露光領域R1によりマスクM上の第1パターンM1の倒立像がプレートP上の領域P1上に、露光領域R2によりマスクM上の第2パターンM2の倒立像がプレートP上の領域P2上に、露光領域R3によりマスクM上の第1パターンM3の倒立像がプレートP上の領域P3上に、露光領域R4によりマスクM上の第2パターンM4の倒立像がプレートP上の領域P4上に、露光領域R5によりマスクM上の第1パターンM5の倒立像がプレートP上の領域P5上に、それぞれ拡大されて露光される。
また、第1パターンM1の倒立像と第2パターンM2の倒立像とが重なる部分がプレートP上の領域P11上に、第2パターンM2の倒立像と第1パターンM3の倒立像とが重なる部分がプレートP上の領域P12上に、第1パターンM3の倒立像と第2パターンM4の倒立像とが重なる部分がプレートP上の領域P13上に、第2パターンM4の倒立像と第1パターンM5の倒立像とが重なる部分がプレートP上の領域P14上に、それぞれ露光される。なお、投影光学ユニットPL1〜PL5により形成される露光領域R1〜R5の重なる領域P11〜P14のパターンが連続的となるように、マスクMの第1パターン(M1,M3,M5)と第2パターン(M2,M4)との重なる領域には互いに反転した同一パターンのパターンニングを行う。また、露光領域としては、台形状に限らず、装置を構成する光学系により決定され、長方形、六角形、円弧、円弧と三角形を組み合わせたもの等であってもよい。
なお、露光領域R1〜R5は、対応する各投影光学ユニットの像視野(像、または露光視野等)を意味し、各像視野内の三角形状の重複領域(Ra〜Rh)によって、プレート上には各重複露光領域(P11〜P14)が形成される。
プレートPが載置されているプレートステージ(図示せず)には、プレートステージを走査方向であるX軸方向に沿って移動させるための長いストロークを有する走査駆動系(図示せず)、プレートステージを走査直交方向であるY軸方向に沿って所定量だけ移動させるとともにZ軸廻りに微小量回転させるためのアライメント駆動系(図示せず)が設けられている。そして、プレートステージの位置座標が移動鏡50を用いたレーザ干渉計(図示せず)によって計測され且つ位置制御されるように構成されている。この実施の形態では、マスクMのパターンは投影光学系PLにより2.5倍に拡大されてプレートP上に投影される。したがって、マスクステージとプレートステージとを1:2.5の走査比で、それぞれ投影光学系PLに対して走査させる。つまり、投影光学系PLの倍率に応じ、マスクステージに対してプレートステージを倍率倍の速度比で走査させることになる。これにより走査方向に関しては、マスクMのパターン領域の長さに対して、倍率倍の長さに拡大されてプレートP側に露光されることになる。更に、プレートステージは、Z方向の位置が可変に構成されている。第1列の投影光学ユニット群と第2列の投影光学ユニット群との間には、プレートPの位置合わせを行うためのオフアクシスのアライメント系52、及びプレートPのフォーカス位置を調整するためのオートフォーカス系54が配置されている。
次に、検出装置40を用いた投影光学系PLのマスク側の焦点ずれの検出及び調整方法について説明する。この走査型露光装置においては、上述したように、パターンM1〜M5がプレートP上に形成される像に対して倒立しており、投影光学ユニットPL1〜PL5を介してプレートP上に拡大転写される。したがって、図8に示すように、照明光学ユニットIL1が照明する視野領域(照明領域)I1の重複領域(部分領域)A1の像と、照明光学ユニットIL2が照明する視野領域I2の重複領域A3の像が、プレートP上において重なる。同様に、照明光学ユニットIL2が照明する視野領域I2の重複領域A2の像と照明光学ユニットIL3が照明する視野領域I3の重複領域A5の像、照明光学ユニットIL3が照明する視野領域I3の重複領域A4の像と照明光学ユニットIL4が照明する視野領域I4の重複領域A7の像、照明光学ユニットIL4が照明する視野領域I4の重複領域A6の像と照明光学ユニットIL5が照明する視野領域I5の重複領域A8の像が、プレートP上において重なる。なお、視野領域(I1〜I5)は、投影光学ユニット(PL1〜PL5)の視野(物体視野)または照明光学ユニット(IL1〜IL5))の照明視野を意味する。
そこで、この実施の形態においては、AF系(第1検出手段)40aにより投影光学ユニットPL1のマスクM側の視野領域I1の端部近傍D1に位置する第1検出用パターンm1を用いて、投影光学ユニットPL1の物体面に対するマスクM(パターンM1)の焦点ずれを検出し、AF系(第2検出手段)40cにより投影光学ユニットPL2のマスクM側の視野領域I2の端部近傍D3に位置する第2検出用パターンm3を用いて、投影光学ユニットPL2の物体面に対するマスクM(パターンM2)の焦点ずれを検出する。即ち、AF系40aにより視野領域I1の端部に位置する重複領域A1の近傍のAF検出点D1に位置する第1検出用パターンm1を用いて投影光学ユニットPL1の焦点ずれを検出し、AF系40cにより視野領域I2の端部に位置する重複領域A3の近傍のAF検出点D3に位置する第2検出用パターンm3を用いて投影光学ユニットPL2の焦点ずれを検出する。これにより、図7に示すように、四辺形状の露光領域(像視野または露光視野)R1内の三角形状の重複領域Raおよび台形状の露光領域(像視野または露光視野)R2内の三角形状の重複領域Rbにより形成されるプレートP上の重複露光領域P11に対応する各投影光学ユニット(PL1、PL2)それぞれのマスク側での焦点位置ずれが高精度に検出される。
同様に、AF系40bにより重複領域A2の近傍のAF検出点D2に位置する第2検出用パターンm2を用いて投影光学ユニットPL2の焦点ずれ、AF系40eにより重複領域A5の近傍のAF検出点D5に位置する第1検出用パターンm5を用いて投影光学ユニットPL3の焦点ずれ、AF系40dにより重複領域A4の近傍のAF検出点D4に位置する第1検出用パターンm4を用いて投影光学ユニットPL3の焦点ずれ、AF系40gにより重複領域A7の近傍のAF検出点D7に位置する第2検出用パターンm7を用いて投影光学ユニットPL4の焦点ずれ、AF系40fにより重複領域A6の近傍のAF検出点D6に位置する第2検出用パターンm6を用いて投影光学ユニットPL4の焦点ずれ、AF系40hにより重複領域A8の近傍のAF検出点D8に位置する第1検出用パターンm8を用いて投影光学ユニットPL5の焦点ずれをそれぞれ検出する。
この結果、2つの露光視野または像視野(R2〜R5)内の三角形状の重複領域により形成されるプレートP上の重複露光領域(P12〜P14)に対応する各投影光学ユニット(PL2〜PL5)それぞれのマスク側での焦点位置ずれが高精度に検出される。なお、プレート上で重複露光領域(P11、P13)を形成するためのマスク上の2つのパターンの重複領域のAF検出点の間(D1とD3、D4とD7)における走査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)での距離は、走査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)での第1パターン(M1、M3)の長さ(幅)と、走査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)での第2パターン(M2、M4)の長さ(幅)との和よりも長くなっている。
換言すれば、プレート上で重複露光領域P11を形成するためのマスク上の2つのパターンの重複領域のAF検出点の間(D1とD3、D4とD7)における走査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)での距離は、走査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)での第1照明領域の長さ(I1、I3)と、走査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)での第2照明領域(I2、I4)の長さとの和よりも長くなっている。これにより、プレート上で重複露光領域(P11、P13)を形成する2つの投影光学ユニット(PL1とPL2、PL3とPL4)による像が倒立拡大像となっても、マスク上の2つのパターンの重複領域での焦点ずれを高精度で検出することができる。
また、プレート上で重複露光領域(P12、P14)を形成するためのマスク上の2つのパターンの重複領域のAF検出点の間(D2とD5、D6とD8)における走査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)での距離は、走査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)での第1パターン(M2、M4)の長さ(幅)と、走査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)での第2パターン(M3、M5)の長さ(幅)との和よりも長くなっている。換言すれば、プレート上で重複露光領域P12を形成するためのマスク上の2つのパターンの重複領域のAF検出点の間(D2とD5、D6とD8)における走査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)での距離は、走査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)での第1照明領域の長さ(I2、I4)と、走査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)での第2照明領域(I3、I5)の長さとの和よりも長くなっている。これにより、プレート上で重複露光領域(P12、P14)を形成する2つの投影光学ユニット(PL2、PL3)による像が倒立拡大像となっても、マスク上の2つのパターンの重複領域での焦点ずれを高精度で検出することができる。
次に、AF系40a及びAF系40cの検出結果から投影光学ユニットPL2の焦点位置を投影光学ユニットPL1の焦点位置に合わせるための補正量(第1補正量という。)を算出する。そして、第1補正量とAF系40b及びAF系40eの検出結果から投影光学ユニットPL3の焦点位置を投影光学ユニットPL2の補正後の焦点位置に合わせるための補正量(第2補正量という。)を算出し、第2補正量とAF系40d及びAF系40gの検出結果から投影光学ユニットPL4の焦点位置を投影光学ユニットPL3の補正後の焦点位置に合わせるための補正量(第3補正量という。)を算出し、第3補正量とAF系40f及びAF系40hの検出結果から投影光学ユニットPL5の焦点位置を投影光学ユニットPL4の補正後の焦点位置に合わせるための補正量(第4補正量という。)を算出する。
次に、算出した第1補正量〜第4補正量に基づいて、各投影光学ユニットPL1〜PL5の焦点位置の調整を行う。具体的には、各投影光学ユニットPL1〜PL5が備える調整機構としてのクサビ状のペアガラスを用いて焦点位置の調整を行う。なお、検出装置40による焦点位置の計測は、走査露光時に先読み的に行う。
この実施の形態にかかる走査型露光装置によれば、投影光学ユニットPL1,PL3,PL5により形成されるパターンの像と第2投影光学系PL2,PL4により形成されるパターンの像とがプレートP上において重なる部分に対応するマスクM上の重複領域の近傍における、投影光学ユニットPL1〜PL5の物体面に対するマスクMの焦点ずれを検出する検出装置40を備えているため、投影光学ユニットPL1〜PL5の焦点ずれを高精度に検出することができ、検出結果を用いて各投影光学ユニットの焦点位置の調整を行うことにより高精度な露光を行うことができる。この実施の形態にかかる走査型露光装置においては、投影光学ユニットPL1〜PL5が拡大倍率を有しており、投影光学ユニットPL1〜PL5により形成される像が倒立像であるため、マスクM上の離れた領域(部分領域A1とA3、A2とA5、A4とA7、A6とA8)に形成されているパターンの像が投影光学ユニットPL1〜PL5を介することによりプレートP上で重なることとなるが、この発明の検出装置40による検出結果を用いて適切な補正を行うことにより高精度な重ね合わせ露光を行うことができる。
また、この実施の形態にかかるマスクによれば、第1投影光学ユニット群PL1,PL3,PL5により形成される第1パターンの像と第2投影光学ユニット群PL2,PL4により形成される第2パターンの像とがプレートP上において重なる部分に対応するマスクM上の重複領域の近傍に、投影光学ユニットPL1〜PL5の焦点ずれを検出する第1検出用パターンm1,m4,m5,m8及び第2検出用パターンm2,m3,m6,m7が形成されているため、投影光学ユニットPL1〜PL5の焦点ずれを高精度に検出することができる。
図2に示すように、プレート上で重複露光領域P11を形成するためのマスク上の第1パターンM1及び第2パターンM2は、所定方向(走査方向、X方向)に延びる形状(帯状領域)を有し、第1及び第2パターン(M1、M2)の幅方向(Y方向)における第1検出用パターンm1と第2検出用パターンm3との距離は、第1パターンM1の幅と前記第2検出パターンM2の幅との和よりも長くなっている。また、プレート上で重複露光領域P12を形成するためのマスク上の第1パターンM2及び第2パターンM3は、所定方向(走査方向、X方向)に延びる形状(帯状領域)を有し、第1及び第2パターン(M2、M3)の幅方向(Y方向)における第1検出用パターンm2と第2検出用パターンm5との距離は、第1パターンM2の幅と前記第2検出パターンM3の幅との和よりも長くなっている。
また、プレート上で重複露光領域P13を形成するためのマスク上の第1パターンM3及び第2パターンM4は、所定方向(走査方向、X方向)に延びる形状(帯状領域)を有し、第1及び第2パターン(M3、M4)の幅方向(Y方向)における第1検出用パターンm4と第2検出用パターンm7との距離は、第1パターンM3の幅と前記第2検出パターンM4の幅との和よりも長くなっている。また、プレート上で重複露光領域P14を形成するためのマスク上の第1パターンM4及び第2パターンM5は、所定方向(走査方向、X方向)に延びる形状(帯状領域)を有し、第1及び第2パターン(M4、M5)の幅方向(Y方向)における第1検出用パターンm6と第2検出用パターンm8との距離は、第1パターンM4の幅と前記第2検出パターンM5の幅との和よりも長くなっている。
以上のマスクの構成により、プレート上で重複露光領域(P11〜P14)を形成する5つの投影光学ユニット(PL1〜PL5)による像が倒立拡大像となっても、マスク上の各パターンの重複領域での焦点ずれを高精度で検出することができる。以上のように、投影光学ユニットPL1〜PL5が拡大倍率を有する構成にすると、マスク側での焦点深度が小さくなるが、検出装置40や検出用パターンを有するマスクを用いて、投影光学ユニットPL1〜PL5の焦点位置を適切に補正することにより、高精度な重ね合わせ露光が実現できる。
また、投影光学ユニットPL1〜PL5が倒立像を形成する1回結像システムの光学系とした場合、マスク上の離れた領域に形成されるパターンの像が基板上で重なることになるが、検出装置40や検出用パターンを有するマスクを用いて、投影光学ユニットPL1〜PL5の焦点位置を適切に補正することにより、高精度な重ね合わせ露光が実現できる。
なお、この実施の形態においては、拡大倍率を有する投影光学ユニットPL1〜PL5を備えているが、等倍率を有する投影光学ユニットを備えるようにしてもよい。また、プレートP上に倒立像が形成される投影光学ユニットPL1〜PL5を備えているが、プレートP上に正立像が形成される2回結像システムの光学系により構成される投影光学ユニットを備えるようにしてもよい。
また、この実施の形態においては、第1検出用パターンm1,m4,m5,m8及び第2検出用パターンm2,m3,m6,m7が各投影光学ユニットPL1〜PL5により形成される像が重なる領域の近傍に形成されているが、各投影光学ユニットPL1〜PL5により形成される像が重なる領域に第1検出用パターン及び第2検出用パターンを形成するようにしてもよい。
また、この実施の形態においては、マスクM上にクロム等が塗布された高い反射率を有する連続的な第1検出用パターンm1,m4,m5,m8及び第2検出用パターンm2,m3,m6,m7が形成されているが、図9に示す検出用パターンm11〜m17のように、マスクM上に所定の間隔で形成するようにしてもよい。
また、この実施の形態においては、検出装置40が8つのAF系40a〜40hを備えているが、2つ検出点を1つのAF系を用いて検出するようにしても良い。例えば、6つのAF系を備えている場合、第2検出用パターンm3及び第1検出用パターンm4における投影光学系PLの焦点ずれを同一のAF系で計測し、第1検出用パターンm5及び第2検出用パターンm6における投影光学系PLの焦点ずれを同一のAF系で計測するようにすればよい。
また、この実施の形態においては、マスクMの上に検出装置40を備えているが、マスクMの下、即ち、マスクMと投影光学系PLとの間に検出装置を備えるようにしてもよい。この場合には、マスクMの下面により反射される光束を計測する。
また、この実施の形態にかかる走査型露光装置においては、投影光学ユニットPL1、PL3、PL5がY方向に所定間隔をもって第1列として配置され、投影光学ユニットPL2、PL4がY方向に所定間隔をもって第2列として配置されているが、複数の等倍の倍率又は複数の拡大の倍率を有する投影光学ユニットをY方向に所定間隔をもって1列のみ配置するようにしてもよい。この場合には、まず第1パターンの露光をマスクステージ及びプレートステージを+X方向または−X方向に走査することにより行い、次に、プレートステージ及びマスクステージをY方向にステップ移動させて、第2パターンの露光をマスクステージ及びプレートステージを−X方向または+X方向に走査することにより行う。
また、複数の拡大の倍率を有する投影光学ユニットをY方向に所定間隔をもって1列のみ配置するようにしてもよい。この場合には、マスクステージ及びプレートステージを+X方向に走査することにより拡大されたマスクのパターンがプレート上において非走査方向に連続した状態で転写される。
以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上述の実施の形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
上述の実施の形態にかかる走査型露光装置では、投影光学系を用いてマスクにより形成された転写用のパターンを感光性基板(プレート)に露光する(露光工程)ことにより、マイクロデバイス(半導体素子、撮像素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッド等)を製造することができる。以下、上述の実施の形態にかかる走査型露光装置を用いて感光性基板としてのプレート等に所定の回路パターンを形成することによって、マイクロデバイスとしての半導体デバイスを得る際の手法の一例につき図10のフローチャートを参照して説明する。
先ず、図10のステップS301において、1ロットのプレート上に金属膜が蒸着される。次のステップS302において、その1ロットのプレート上の金属膜上にフォトレジストが塗布される。その後、ステップS303において、上述の実施の形態にかかる走査型露光装置を用いて、リアルタイムに投影光学系のマスク側の焦点ずれを検出装置により検出し、検出結果を用いて投影光学系の焦点位置の調整を行いながら、マスクにより形成されたパターンの像が投影光学系を介して、その1ロットのプレート上の各ショット領域に順次露光転写される。その後、ステップS304において、その1ロットのプレート上のフォトレジストの現像が行われた後、ステップS305において、その1ロットのプレート上でレジストパターンをマスクとしてエッチングを行うことによって、マスクにより形成されたパターンに対応する回路パターンが、各プレート上の各ショット領域に形成される。その後、更に上のレイヤの回路パターンの形成等を行うことによって、マイクロデバイスが製造される。上述のマイクロデバイスの製造方法によれば、投影光学系のマスク側の焦点ずれを高精度に検出し、検出結果から投影光学系のマスク側の焦点ずれを良好に調整することができるため、高精度な露光を行うことができ、良好なマイクロデバイスを得ることができる。
また、この実施の形態にかかる露光装置では、プレート(ガラス基板)上に所定のパターン(回路パターン、電極パターン等)を形成することによって、マイクロデバイスとしての液晶表示素子を得ることもできる。以下、図11のフローチャートを参照して、このときの手法の一例につき説明する。図11において、パターン形成工程401では、この実施の形態にかかる走査型露光装置を用いてマスクのパターンをプレートに転写露光する、所謂光リソグラフィ工程が実行される。この光リソグラフィ工程によって、プレート上には多数の電極等を含む所定パターンが形成される。その後、露光されたプレートは、現像工程、エッチング工程、レジスト剥離工程等の各工程を経ることによって、プレート上に所定のパターンが形成され、次のカラーフィルタ形成工程402へ移行する。
次に、カラーフィルタ形成工程402では、R(Red)、G(Green)、B(Blue)に対応した3つのドットの組がマトリックス状に多数配列されたり、またはR、G、Bの3本のストライプのフィルタの組を複数水平走査線方向に配列されたりしたカラーフィルタを形成する。そして、カラーフィルタ形成工程402の後に、セル組み立て工程403が実行される。セル組み立て工程403では、パターン形成工程401にて得られた所定パターンを有するプレート、およびカラーフィルタ形成工程402にて得られたカラーフィルタ等を用いて液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。セル組み立て工程403では、例えば、パターン形成工程401にて得られた所定パターンを有するプレートとカラーフィルタ形成工程402にて得られたカラーフィルタとの間に液晶を注入して、液晶パネル(液晶セル)を製造する。その後、モジュール組み立て工程404にて、組み立てられた液晶パネル(液晶セル)の表示動作を行わせる電気回路、バックライト等の各部品を取り付けて液晶表示素子として完成させる。上述の液晶表示素子の製造方法によれば、投影光学系のマスク側の焦点ずれを高精度に検出し、検出結果から投影光学系のマスク側の焦点ずれを良好に調整することができるため、高精度な露光を行うことができ、良好な液晶表示素子を得ることができる。
実施の形態にかかる走査型露光装置の概略構成を示す斜視図である。 実施の形態にかかるマスクの構成を示す図である。 実施の形態にかかる検出装置の構成を示す上面図である。 実施の形態にかかる検出装置の構成を示す側面図である。 実施の形態にかかるオートフォーカス系の構成を示す図である。 実施の形態にかかるオートフォーカス系の構成を示す図である。 プレート上を照明する露光領域及びプレート上にパターンが重ね合わせ露光された状態を示す図である。 照明領域について説明するための図である。 実施の形態にかかる他のマスクの構成を示す図である。 この発明の実施の形態にかかるマイクロデバイスとしての半導体デバイスの製造方法を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかるマイクロデバイスとしての液晶表示素子の製造方法を示すフローチャートである。
符号の説明
2…楕円鏡、3…ダイクロイックミラー、4…コリメートレンズ、5…波長選択フィルタ、6…減光フィルタ、7…集光レンズ、8…ライトガイドファイバ、40…検出装置、40a〜40j…AF系、50…移動鏡、52…オフアクシスのアライメント系、54…オートフォーカス系、IL1〜IL5…照明光学系、M…マスク、PL…投影光学系、PL1〜PL5…投影光学ユニット、M1,M3,M5…第1パターン、M2,M4…第2パターン、P…プレート、m1,m4,m5,m8…第1検出用パターン、m2,m3,m6,m7…第2検出用パターン、I1〜I5…視野領域、R1〜R5…露光領域、A1〜A8…重複領域。

Claims (15)

  1. 第1照明領域の第1パターンの像を形成する第1投影光学系と、第2照明領域の第2パターンの像を形成する第2投影光学系とを備え、第1投影光学系及び第2投影光学系に対して基板を相対的に走査方向に沿って移動させて、前記第1パターンの像と前記第2パターンの像とを基板にて重複露光して重複露光領域を形成する走査型露光装置において、
    前記重複露光領域の形成に寄与する前記第1投影光学系の像視野内の重複領域に対応する前記第1照明領域内の部分領域またはその近傍の第1検出位置における前記第1パターンに対する前記第1投影光学系の焦点ずれ、および前記重複露光領域を形成に寄与する前記第2投影光学系の像視野内の重複領域に対応する前記第2照明領域内の部分領域またはその近傍の第2検出位置における前記第2パターンに対する前記第2投影光学系の焦点ずれ検出する検出装置を備えることを特徴とする走査型露光装置。
  2. 前記走査方向と直交する方向での前記第1検出位置と前記第2検出位置との間の距離は、前記走査方向と直交する方向での前記第1パターンの長さと前記走査方向と直交する方向での前記第2パターンの長さとの和よりも長いことを特徴とする請求項1記載の走査型露光装置。
  3. 前記走査方向と直交する方向での前記第1検出位置と前記第2検出位置との間に距離は、前記走査方向と直交する方向での前記第1照明領域の長さと前記走査方向と直交する方向での前記第2照明領域の長さとの和よりも長いことを特徴とする請求項1記載の走査型露光装置。
  4. 前記検出手段は、
    前記第1投影光学系の前記第1パターン側の視野領域またはその近傍の第1検出位置に関して、前記第1投影光学系の物体面に対する前記第1パターンの焦点ずれを検出する第1検出手段と、
    前記第2投影光学系の前記第2パターン側の視野領域またはその近傍の第2検出位置に関して、前記第2投影光学系の物体面に対する前記第2パターンの焦点ずれを検出する第2検出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の走査型露光装置。
  5. 前記第1検出手段は、前記第1投影光学系により形成される前記第1パターンの像と前記第2投影光学系により形成される前記第2パターンの像とが前記基板において重なる部分に対応する前記第1投影光学系の前記第1パターン側の視野領域の端部またはその近傍の第1検出位置に関して、前記第1投影光学系の物体面に対する前記第1パターンの焦点ずれを検出し、
    前記第2検出手段は、前記第1投影光学系により形成される前記第1パターンの像と前記第2投影光学系により形成される前記第2パターンの像とが前記基板において重なる部分に対応する前記第2投影光学系の前記第2パターン側の視野領域の端部またはその近傍の第2検出位置に関して、前記第2投影光学系の物体面に対する前記第2パターンの焦点ずれを検出することを特徴とする請求項4記載の走査型露光装置。
  6. 前記検出手段による検出結果を用いて、前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系の焦点位置を調整する調整手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の走査型露光装置。
  7. 前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系は、拡大倍率を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の走査型露光装置。
  8. 前記第1投影光学系及び前記第2投影光学系により形成される像は、倒立像であることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の走査型露光装置。
  9. 前記基板は、外径が500mmよりも大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の走査型露光装置。
  10. 請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載の走査型露光装置を用いてパターンを感光性基板上に露光する露光工程と、
    前記露光工程により露光された前記感光性基板を現像する現像工程と、
    を含むことを特徴とするデバイスの製造方法。
  11. 第1投影光学系を介して基板上に転写される第1パターン及び第2投影光学系を介して前記基板上に転写される第2パターンが形成されたマスクにおいて、
    前記第1投影光学系により形成される前記第1パターンの像と前記第2投影光学系により形成される前記第2パターンの像とが前記基板において重なる部分に対応する前記第1パターンの重複領域またはその近傍に、前記第1投影光学系の焦点ずれを検出する第1検出用パターンが形成されると共に、
    前記第1投影光学系により形成される前記第1パターンの像と前記第2投影光学系により形成される前記第2パターンの像とが前記基板において重なる部分に対応する前記第2パターンの重複領域またはその近傍に、前記第2投影光学系の焦点ずれを検出する第2検出用パターンが形成されることを特徴とするマスク。
  12. 前記第1パターン及び前記第2パターンは、所定方向に延びる形状を有し、
    前記検出用パターンは、前記第1パターン及び前記第2パターンの長手方向の縁部又はその近傍に、連続的又は所定の間隔で形成されていることを特徴とする請求項11記載のマスク。
  13. 前記第1パターン及び前記第2パターンは、前記基板に拡大転写されることを特徴とする請求項11または請求項12記載のマスク。
  14. 前記第1パターンは、前記基板に形成される前記第1パターンの像に対して倒立し、
    前記第2パターンは、前記基板に形成される前記第2パターンの像に対して倒立していることを特徴とする請求項11乃至請求項13の何れか一項に記載のマスク。
  15. 前記第1パターン及び第2パターンは、所定方向に延びる形状を有し、
    前記第1及び第2パターンの幅方向における前記第1検出用パターンと前記第2検出用パターンとの距離は、前記第1パターンの幅と前記第2検出パターンの幅との和よりも長いことを特徴とする請求項11乃至請求項14の何れか一項に記載のマスク。
JP2007000326A 2007-01-05 2007-01-05 走査型露光装置、デバイスの製造方法及びマスク Pending JP2008166650A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000326A JP2008166650A (ja) 2007-01-05 2007-01-05 走査型露光装置、デバイスの製造方法及びマスク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000326A JP2008166650A (ja) 2007-01-05 2007-01-05 走査型露光装置、デバイスの製造方法及びマスク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008166650A true JP2008166650A (ja) 2008-07-17

Family

ID=39695702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007000326A Pending JP2008166650A (ja) 2007-01-05 2007-01-05 走査型露光装置、デバイスの製造方法及びマスク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008166650A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013219089A (ja) * 2012-04-04 2013-10-24 Canon Inc 光学系、露光装置、およびデバイス製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06216004A (ja) * 1993-01-13 1994-08-05 Nikon Corp ベストフォーカス位置の算出方法
JPH08339959A (ja) * 1995-06-13 1996-12-24 Nikon Corp 位置合わせ方法
JP2001337463A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Nikon Corp 露光装置、露光装置の製造方法、およびマイクロデバイスの製造方法
JP2002353103A (ja) * 2001-05-23 2002-12-06 Canon Inc 露光方法及び装置
JP2004170947A (ja) * 2002-11-06 2004-06-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 露光マスク、フォーカス測定方法、露光装置管理方法及び電子デバイスの製造方法
JP2004302043A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Nikon Corp 露光装置及び露光方法
JP2006261361A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Nikon Corp 露光装置及びマイクロデバイスの製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06216004A (ja) * 1993-01-13 1994-08-05 Nikon Corp ベストフォーカス位置の算出方法
JPH08339959A (ja) * 1995-06-13 1996-12-24 Nikon Corp 位置合わせ方法
JP2001337463A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Nikon Corp 露光装置、露光装置の製造方法、およびマイクロデバイスの製造方法
JP2002353103A (ja) * 2001-05-23 2002-12-06 Canon Inc 露光方法及び装置
JP2004170947A (ja) * 2002-11-06 2004-06-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 露光マスク、フォーカス測定方法、露光装置管理方法及び電子デバイスの製造方法
JP2004302043A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Nikon Corp 露光装置及び露光方法
JP2006261361A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Nikon Corp 露光装置及びマイクロデバイスの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013219089A (ja) * 2012-04-04 2013-10-24 Canon Inc 光学系、露光装置、およびデバイス製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI431430B (zh) 曝光方法、曝光裝置、光罩以及光罩的製造方法
JP5071382B2 (ja) 走査露光装置及びマイクロデバイスの製造方法
JP2007101592A (ja) 走査型露光装置及びマイクロデバイスの製造方法
JP2007286580A (ja) 走査型露光装置、マイクロデバイスの製造方法、マスク、投影光学装置、及びマスクの製造方法
JP2006195353A (ja) 露光装置及び表示デバイスの製造方法
JP2007059510A (ja) 照明光学装置、露光装置及びマイクロデバイスの製造方法
JP5234402B2 (ja) 投影光学装置、露光方法及び装置、フォトマスク、並びにデバイス及びフォトマスクの製造方法
TWI432914B (zh) 投影光學裝置、投影曝光裝置、曝光方法、以及元件製造方法
JP5110076B2 (ja) 反射屈折投影光学系、投影光学装置、及び走査型露光装置
JP2007279113A (ja) 走査型露光装置及びデバイスの製造方法
JP2013021265A (ja) 照明装置、露光装置、露光方法、およびデバイス製造方法
JP2008166650A (ja) 走査型露光装置、デバイスの製造方法及びマスク
JP5360529B2 (ja) 投影光学系、露光装置、およびデバイス製造方法
JP2001337462A (ja) 露光装置、露光装置の製造方法、およびマイクロデバイスの製造方法
JP4505666B2 (ja) 露光装置、照明装置及びマイクロデバイスの製造方法
JP4807100B2 (ja) 露光装置、露光方法及びデバイス製造方法
JP5007538B2 (ja) 露光装置、デバイスの製造方法及び露光方法
JP4543913B2 (ja) 露光装置及びマイクロデバイスの製造方法
JP4729899B2 (ja) 走査型投影露光装置、マスクステージの走り補正方法及びマイクロデバイスの製造方法
TWI430045B (zh) 投影光學裝置、曝光方法與裝置、光罩、以及元件與光罩的製造方法
JP5055649B2 (ja) 投影光学装置、露光装置、デバイス製造方法、像面情報検出装置、および投影光学系の調整方法
JP2006100568A (ja) 走査型投影露光装置及びマイクロデバイスの製造方法
JP2013195583A (ja) マスク、露光方法、露光装置およびデバイス製造方法
JP2013021264A (ja) 照明装置、照明方法、露光装置、および電子デバイスの製造方法
JP2005079363A (ja) 露光装置、光学部材及び露光方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120815