JP2002353103A - 露光方法及び装置 - Google Patents

露光方法及び装置

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JP2002353103A
JP2002353103A JP2001154595A JP2001154595A JP2002353103A JP 2002353103 A JP2002353103 A JP 2002353103A JP 2001154595 A JP2001154595 A JP 2001154595A JP 2001154595 A JP2001154595 A JP 2001154595A JP 2002353103 A JP2002353103 A JP 2002353103A
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Kenji Saito
謙治 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が単純で経済性に優れた投影光学系を利
用して露光領域を拡大することができる露光方法及び装
置を提供する。 【解決手段】 マスク上のパターンを投影露光装置によ
り被処理体に投影し、前記被処理体に所望のパターンを
形成する露光方法において、前記マスク上の露光パター
ン領域を複数に分割し、分割された領域毎に別々の投影
光学系を用い、倒立像として前記被処理体に露光するこ
とを特徴とする露光方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、露光装
置及び方法に関し、特に、倒立像を形成する投影光学系
を使用して微細な回路パターンを感光基板に転写する露
光装置及び方法に関する。本発明の露光装置及び方法
は、例えば、IC、LSI等の半導体チップ、液晶パネ
ル等の表示素子、磁気ヘッド等の検出素子、CCD等の
撮像素子といった各種デバイスの製造に用いられる。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の小型及び薄型化の要請
から、電子機器に搭載される半導体素子の微細化への要
求はますます高くなっている。半導体製造用の代表的な
露光装置として、マスク又はレチクル(本出願ではこれ
らの用語を交換可能に使用する)に描画された回路パタ
ーンを投影光学系によってウェハ等に投影して回路パタ
ーンを転写する投影露光装置が従来から使用されてい
る。従って、半導体素子に対する微細加工技術の中心を
成す投影露光装置においても、現在、0.5μm以下の
寸法(線幅)の像を広範囲に形成するための解像度と露
光面積の向上が必要不可欠となっている。
【0003】投影露光装置の解像度Rは、光源の波長λ
と露光装置の開口数(NA)を用いて次式で与えられ
る。
【0004】
【数1】
【0005】従って、波長を短くすればするほど、及
び、NAを上げれば上げるほど、解像度は良くなる。
【0006】一方、一定の結像性能を維持できる焦点範
囲を焦点深度といい、焦点深度DOFは次式で与えられ
る。
【0007】
【数2】
【0008】従って、波長を短くすればするほど、及
び、NAを上げれば上げるほど、焦点深度は小さくな
る。焦点深度は小さくなるとフォーカス合せが難しくな
り、基板のフラットネス(平坦度)やフォーカス精度を
上げることが要求されるため、基本的に大きい方が好ま
しい。
【0009】ところが、短波長化や高NA化に対応した
投影光学系は広い画角で性能を十分に出すのは大変難し
い。そこで、広い画角の露光を行うために複数の投影レ
ンズ系を並べて大画角の露光を行う手法が、例えば、公
開特許平成7年57986号公報において提案されてい
る。
【0010】図18は、上述の露光装置の主要部を示し
た斜視図である。照明光学系200による露光光は、図
中XY平面内のマスク210を均一に照明する。投影光
学系220a乃至220gは、視野絞りによって規定さ
れる視野領域210a乃至210gを有する。視野領域
210a乃至210gの像は、プレート230上の露光
領域230a乃至230gに等倍の正立像として形成さ
れる。ここで、投影光学系220a乃至220dは、視
野領域210a乃至210dが図中Y方向に沿って配列
されるように設けられている。また、投影光学系220
e乃至220gは、図中X方向において視野領域210
a乃至210dとは異なる位置に、視野視野領域210
e乃至210gが図中Y方向に沿って配列されるように
設けられている。その際、投影光学系220a乃至22
0dと投影光学系220e乃至220gとは、各々が有
する直角プリズム同士が極近傍に位置するように設けら
れる。プレート230上には、投影光学系220a乃至
220dにより図中Y方向に沿って配列された露光領域
230a乃至230dが形成され、投影光学系220e
乃至220gにより露光領域230a乃至230dとは
異なる位置に図中Y方向に沿って配列された露光領域2
30e乃至230gが形成される。露光領域230a乃
至230gは、視野領域210a乃至210gの等倍の
正立像である。マスク210は図示しないマスクステー
ジ上に載置されており、プレート230はプレートステ
ージ240上に載置されている。マスクステージとプレ
ートステージ240を図中X方向に同期移動させること
により、プレート230上には照明光学系200により
照明されたマスク210の像が逐次転写され、走査露光
が行われる。マスク210の移動によりマスク210全
面(即ち、視野領域210a乃至210g)の走査が完
了するとプレート230上の全面に渡ってマスク210
の像が転写される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、公開特許平成
7年57986号公報において提案されている露光方法
によれば、投影光学系は、マスクパターンを正立像とし
てプレートに転写するため光学系の複雑化とそれによる
装置の費用増加を招く。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、構成
が単純で経済性に優れた投影光学系を利用して露光領域
を拡大することができる露光方法及び装置を提供するこ
とを例示的目的とする。
【0013】上記目的を達成するために、本発明の一側
面としての露光方法は、マスク上のパターンを投影露光
装置により被処理体に投影し、前記被処理体に所望のパ
ターンを形成する露光方法において、前記マスク上の露
光パターン領域を複数に分割し、分割された領域毎に別
々の投影光学系を用い、倒立像として前記被処理体に露
光することを特徴とする。かかる露光方法は、分割され
た露光パターン領域毎に別々の投影光学系を使用して倒
立像として被処理体に露光するため、投影光学系の構成
を単純にすることができる。
【0014】本発明の別の側面としての露光方法は、所
望のパターンが形成されてm×nに分割された領域を備
える第1のパターン部と、当該第1のパターン部と共に
(2m−2)×(2n−2)の分割領域を形成するよう
に前記第1のパターン部の外側に配置されて前記第1の
パターン部を(m−2)又は(n−2)の領域だけ繰り
返して延長したパターンを備える第2のパターン部を含
むマスクの所定領域を一単位として被処理体に倒立像を
露光するステップと、前記露光ステップを複数回行って
各露光ステップによって前記被処理体に露光された前記
倒立像の一部を結合して前記第1のパターンが前記被処
理体の所定の位置に形成されるように前記マスク及び/
又は前記被処理体を移動させるステップとを有する。か
かる露光方法は、第1のパターン部を複数の領域に分割
して露光領域を拡大している。また、各露光によって形
成される倒立像の一部を結合することによって所望のパ
ターンである第1のパターンを被処理体に形成する。上
述の「マスクの所定領域」は、例えば、m×mの領域で
ある。例えば、m>2であれば、m×mの領域を一度に
露光する場合、マスク全体を露光するには(m−1×
(m−1)の露光回数が必要となる。本発明の露光方法
は、第2のパターン部を有するために各露光ステップに
おける露光面積を一定に維持することができ、スループ
ットの低下を防止することができる。本発明は、例え
ば、(m−1×(m−1)の露光後に第1のパターン部
が被処理体に初めて現れることを可能にする。
【0015】但し、上述の「マスクの所定領域」は、必
ずしもm×mに限定されないので、本発明の別の側面に
おける露光方法は必ずしも第2のパターン部を有するマ
スクを使用しない。
【0016】前記露光ステップは、前記マスクの隣接す
る分割領域を、kについて(km+m−1)又は(kn
+n−1)だけずらすことによって前記被処理体に前記
倒立像を形成することができる。これにより、マスク上
で隣接するパターンは被処理体では一定間隔で離間す
る。
【0017】本発明の更に別の側面としての露光装置
は、上述の第1及び第2のパターン部を含むマスクの所
定領域を一単位として被処理体に倒立像を露光する投影
光学系と、前記投影露光装置が複数回行った各露光によ
って前記被処理体に露光された前記倒立像の一部を結合
して前記第1のパターンが前記被処理体の所定の位置に
形成されるように前記マスク及び/又は前記被処理体の
移動を制御する制御装置とを有する。かかる露光装置
は、上述の露光方法と同様の作用を奏する。また、上述
したように、本発明の別の側面における露光装置は必ず
しも第2のパターン部を有するマスクを使用しない。
【0018】本発明の更に別の側面としてのマスクは、
被処理体に倒立像を露光する投影光学系に使用されるマ
スクであって、所望のパターンが形成されてm×nに分
割された領域を備える第1のパターン部と、当該第1の
パターン部と共に(2m−2)×(2n−2)の分割領
域を形成するように前記第1のパターン部の外側に配置
されて前記第1のパターン部を(m−2)又は(n−
2)の領域だけ繰り返して延長したパターンを備える第
2のパターン部とを有する。かかるマスクは、上述した
作用を可能にする。
【0019】本発明の更に別の側面としてのデバイス製
造方法は、上述の露光装置及び/又はマスクを用いて被
処理体を投影露光するステップと、前記投影露光された
前記被処理体に所定のプロセスを行うステップとを有す
る。上述の露光装置及び/又はマスクの作用と同様の作
用を奏するデバイス製造方法の請求項は、中間及び最終
結果物であるデバイス自体にもその効力が及ぶ。また、
かかるデバイスは、例えば、LSIやVLSIなどの半
導体チップ、CCD、LCD、磁気センサー、薄膜磁気
ヘッドなどを含む。
【0020】本発明の更なる目的又はその他の特徴は、
以下添付図面を説明される好ましい実施例によって明ら
かにされるであろう。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の例示的一態様である露光装置1について説明する。こ
こで、図1は、本発明の露光装置1の概略断面図であ
る。図1に示すように、露光装置1は、照明装置10
と、マスク20と、マスクステージ25と、投影光学系
30と、プレート40と、ステージ45と、移動機構2
5a及び45aと、制御装置60とを有する。露光装置
1は、ステップアンドリピート方式又はステップアンド
スキャン方式でマスク20に形成された回路パターンを
プレート40に露光する投影露光装置である。
【0022】照明装置10は転写用の回路パターンが形
成されたマスク20を照明し、光源部12と照明光学系
14とを有する。
【0023】光源部12は、例えば、光源としてレーザ
を使用する。レーザは、波長約193nmのArFエキ
シマレーザ、波長約248nmのKrFエキシマレー
ザ、波長約153nmのFエキシマレーザなどを使用
することができるが、レーザの種類はエキシマレーザに
限定されず、例えば、YAGレーザを使用してもよい
し、そのレーザの個数も限定されない。光源部12にレ
ーザが使用される場合、レーザ光源からの平行光束を所
望のビーム形状に整形する光束整形光学系、コヒーレン
トなレーザ光束をインコヒーレント化するインコヒーレ
ント化光学系を使用することが好ましい。また、光源部
12に使用可能な光源はレーザに限定されるものではな
く、一又は複数の水銀ランプやキセノンランプなどのラ
ンプも使用可能である。
【0024】照明光学系14はマスク20を照明する光
学系であり、レンズ、ミラー、ライトインテグレータ、
絞り等を含む。例えば、コンデンサーレンズ、ハエの目
レンズ、開口絞り、コンデンサーレンズ、スリット、結
像光学系の順で整列する等である。照明光学系14は、
軸上光、軸外光を問わず使用することができる。ライト
インテグレータは、ハエの目レンズや2組のシリンドリ
カルレンズアレイ(又はレンチキュラーレンズ)板を重
ねることによって構成されるインテグレータ等を含む
が、光学ロッドや回折素子に置換される場合もある。
【0025】マスク20は、例えば基板が石英製で、基
板の上には転写されるべき回路パターン(又は像)がク
ロムで形成され、マスクステージ25に支持及び駆動さ
れる。図2(b)を参照するに、本実施例では、マスク
20のパターンはプレート40に転写される所望のパタ
ーンが形成されてm×mに分割された第1のパターン部
22及び第1のパターン部22と共に(2m−2)×
(2m−2)の分割された領域を形成するように第1の
パターン部22の外側に配置された第2のパターン部2
4を含む。ここで、図2(b)はマスク20の外観を示す
平面図である。なお、第2のパターン部24には第1の
パターン部22を(m−2)の領域だけ繰り返したパタ
ーンが形成されている。(2m−2)×(2m−2)の
領域を有するマスク20は、例えば、m×mを一単位と
してプレート40に露光され、マスク全体を露光するた
めには(m−1)×(m−1)回の露光が必要となる。
本実施形態においては(m−1)×(m−1)回の露光
が終了するとプレート40に第1のパターン部22に形
成された所望のパターンがプレート40に現れる。
【0026】マスク20は、第1のパターン部22にお
いて所望のパターンを複数の領域に分割しているので露
光領域を拡大することができる。また、第2のパターン
部24が、ショット毎の露光面積を一定に維持すること
ができ、投影光学系30が使用されないことを防止して
スループットの低下を防止することができる。
【0027】マスク20から発せられた回折光は投影光
学系30を通りプレート40上に投影される。プレート
40はウエハや液晶基板などの被処理体でありレジスト
が塗布されている。マスク20とプレート40とは共役
の関係にある。走査型投影露光装置の場合は、マスク2
0とプレート40を走査することによりマスク20のパ
ターンをプレート40上に転写する。ステッパー(ステ
ップアンドリピート露光方式の露光装置)の場合はマス
ク20とプレート40を静止させた状態で露光が行われ
る。
【0028】マスクステージ25は、マスク20を支持
し移動機構25aに接続されている。マスクステージ2
5及び投影光学系30は、例えば、床等に載置されたベ
ースフレーム上にダンパ等を介して支持されるステージ
鏡筒定盤上に設けられる。マスクステージ25は、当業
界で周知のいかなる構成をも適応することができる。移
動機構25aはリニアモータなどで構成され、XY方向
にマスクステージ25を駆動することでマスク20を移
動することができる。マスク20とプレート40は、後
述する制御装置60によって同期走査される。
【0029】投影光学系30は、複数のレンズ素子のみ
からなる光学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の
凹面鏡とを有する光学系(カタディオプトリック光学
系)、複数のレンズ素子と少なくとも一枚のキノフォー
ムなどの回折光学素子とを有する光学系、全ミラー型の
光学系等を使用することができる。色収差の補正が必要
な場合には、互いに分散値(アッベ値)の異なるガラス
材からなる複数のレンズ素子を使用したり、回折光学素
子をレンズ素子と逆方向の分散が生じるように構成した
りする。本実施形態の投影光学系は、マスク20上の第
1のパターン部22の分割された領域毎に設けられる。
マスク20上の分割された領域に形成されたパターンは
分割された領域に対応した縮小投影光学系30により、
プレート40上の対応する露光位置に縮小された倒立像
として結像される。投影光学系30は、このように、倒
立像を形成するので光学系の構成が簡単になり、経済性
に優れる。また、本実施形態の投影光学系30は等倍像
を形成する投影光学系であってもよい。
【0030】即ち、本発明は等倍像を形成する投影光学
系と縮小像を形成する投影光学系の両方に適用すること
ができる。縮小投影露光を行うことにより高解像度な露
光を実現することができる。
【0031】図2(a)は上述した露光装置1の投影光
学系30の主要部を示した概略断面図である。マスク2
0は領域20a乃至nに露光パターン領域を分割され、
分割された領域20a乃至nに対応して各領域の中心に
縮小投影光学系30A乃至Nが配置される。露光におい
て、光源12から発せられた光束は、照明光学系14に
より露光パターン領域に分割されたマスク20を照射す
る。マスク20上の領域20a乃至nを通過してマスク
パターンを反映する光は、分割された領域20a乃至n
に対応した縮小投影光学系30A乃至Nにより、プレー
ト40上の対応する露光位置に倒立像として結像され
る。
【0032】プレート40にはフォトレジストが塗布さ
れている。フォトレジスト塗布工程は、前処理と、密着
性向上剤塗布処理と、フォトレジスト塗布処理と、プリ
ベーク処理とを含む。前処理は洗浄、乾燥などを含む。
密着性向上剤塗布処理は、フォトレジストと下地との密
着性を高めるための表面改質(即ち、界面活性剤塗布に
よる疎水性化)処理であり、HMDS(Hexamet
hyl−disilazane)などの有機膜をコート
又は蒸気処理する。プリベークはベーキング(焼成)工
程であるが現像後のそれよりもソフトであり、溶剤を除
去する。
【0033】ステージ45はプレート40を支持し、移
動機構45aに接続されている。ステージ45は、例え
ば、ダンパを介して床等の上に支持されるステージ定盤
上に設けられる。ステージ45は、当業界で周知のいか
なる構成をも適応することができる。移動機構45aは
リニアモータなどで構成され、XY方向にステージ45
を駆動することでプレート40を移動することができ
る。プレート40とマスク20は、後述する制御装置6
0によって同期走査される。
【0034】制御装置60は、移動機構25a及び45
aに接続され、移動機構25a及び45aを介してマス
ク20とプレート40の同期を制御する。これにより、
プレート40上には、照明光学系10により照明された
マスク20の像が逐次転写され走査露光が行われる。マ
スク20の移動により、マスク20上の分割された領域
全面の走査が完了すると、プレート40上の全面に亘っ
てマスク20の像が転写される。制御装置60は、レー
ザ干渉計などでマスクステージ25及びステージ45の
位置を監視し、両者を一定の速度比率で駆動する。ま
た、マスク20の各領域毎に配置された投影光学系30
の露光の制御も行い、プレート40上の全面にマスク2
0の像が形成されるようにする。
【0035】より特定的には、制御装置60は、(m−
1)×(m−1)の露光後に各ショットで形成された倒
立像の一部を結合して第1のパターン部22に形成され
た所望のパターンがプレート40の所定の位置に形成さ
れるように、移動機構25a及び45aを制御する。
【0036】
【実施例】以下、露光装置1を利用した露光方法につい
て説明する。図3a乃至図3fは第1のパターン部22
の分割例を示している。マトリックス表示m×mは、第
1のパターン部22を縦m、横mに分割していることを
表す。図3aは、分割数1(1×1)、図3bは分割数
4(2×2)、図3cは分割数9(3×3)、図3dは
分割数16(4×4)、図3eは分割数25(5×5)
及び図3fは分割数36(6×6)の例を示す。このよ
うに分割された各領域に対応して投影光学系30を一つ
づつ配置し、マルチ投影光学系を構成する。
【0037】図4aは、図3bに対応し、第1のパター
ン部22を分割数4(2×2)で分割した場合を示す平
面図である。図4bは、図4aのマスクパターンを露光
した場合に得られるプレート40上のパターン(ウエハ
パターン)を示す平面図である。図4cは本発明の露光
方法を説明するプレート40上に現れる平面図である。
【0038】マスク上の分割領域のパターンを区別する
ために、図4aに示すように、A、B、C及びDとす
る。各分割領域に対応して投影光学系30が各領域の中
心に配置されている。上述したように、投影光学系30
は倒立像としてマスクパターンをプレート40に形成す
るために、図4bに示すように、プレート40上にはマ
スクとは配置の異なった像が形成される。
【0039】そこで、図4cを参照するに、本実施例で
は、マスク20のパターンA乃至Dを複数回露光して図
4bに示すウエハパターンを複数個形成し、その一部を
結合して図4aに示すマスクパターンを形成する。プレ
ート40上の領域を縦1乃至n、横1乃至nとして一つ
の領域を(縦、横)でマトリックス表示すると、第1の
露光では、領域(1、1)、(2、1)、(1、2)、
(2、2)のように図4bに示すパターン(即ち、図4
aに示すマスクパターンの倒立像)が形成される。次の
露光では、隣の領域(3、1)、(4、1)、(3、
2)、(4、2)に第1の露光と同様なパターンが形成
される。このような露光を繰り返すことによって図4c
のような配列のパターンが露光され、領域(2、2)、
(3、2)、(2、3)、(3、3)(図中太線区域)
には、マスクパターンと同一のパターンが形成される。
【0040】図5は、分割数に応じた露光方法を一次元
的に説明する例である。図5aは分割数1乃至6のマス
ク構成(分割領域のパターンをアルファベットで表
示)、図5bは分割数1乃至4のマスクにより形成され
たウエハ上のパターンを示す。図5aを参照するに、分
割数mの増加に従ってマスクのパターン数は増加する。
分割数mに対し、m−2個分のマスクパターンを大きく
し、大きくした部分には分割されたマスクパターンと同
一のパターン(最初のm−2個)が形成されている。
【0041】マスク20上で隣接した(即ち、一つずれ
た)分割領域のパターンは、プレート40上では、投影
光学系30の図示しないレンズの径に依存する定数kと
分割数mに対して(km+m−1)だけずれる。
【0042】図5bの白丸は、k=0の場合を示し、図
5bの黒丸はk=1の場合を示している。kは本来露光
される領域が飛び越された数を示しており、例えば、図
5bの3×3の例の黒丸は左から4番目のBを一つ飛び
越されて次の(即ち、左から7番目の)Bが選択されて
いることを示している。
【0043】隣接する2つの投影光学系30の間隔は、
例えば、第1のパターン部22の面積を25mm、m
=5、プレート40上の露光位置を飛ばさない(k=
0)とすると、上述したように、マスク20上で隣接し
た分割領域のパターンは、プレート40上では(km+
m−1)=m−1だけずれるから、25×(5−1)/
5=20mmとなる。よって、隣接する投影光学系30
の投影レンズの径が最大20mmまでであればプレート
40上の露光位置をより離さなくても(即ち、飛ばさな
くても)投影光学系の投影レンズは隣接して配置するこ
とができる。1つ飛ばす(k=1)場合は投影レンズ径
の最大が45mmまで、2つ飛ばす(k=2)場合は投
影レンズ径の最大が70mmまでとなる。
【0044】図6は、第1のパターン部22を5×5分
割(m=5)した場合のマスク20の分割領域のパター
ン配列を示す平面図である。同図において、第1のパタ
ーン部22に形成された所望のパターンを5×5に分割
し、第2のパターン部24を追加して、各分割領域のパ
ターンを区別するアルファベットを示す。第2のパター
ン部24は、分割方向に対して3個分、第1のパターン
部22のパターンを繰り返して延長することによって第
1のパターン部22の縦横に追加されている。
【0045】投影光学系30は、第1のパターン部22
の25個の領域(即ち、(1、1)、(5、1)、
(1、5)、(5、5)によって画定された領域)に各
々設けられており、露光装置1はかかる25の領域を一
単位としてマスクパターンをプレート40に露光する。
次に、マスク20を一分割領域分だけ横に移動し、5×
5個の領域を同時に露光する。その際ウエハ側も対応す
る領域分だけ横にシフトさせる。このような露光を4回
(即ち、m−1回)繰り返すと、一方向のマスクパター
ンがプレート40に転写される。このような露光を縦横
方向に(m−1)×(m−1)回繰り返すことによって
図15に示すようなパターンがプレート40に転写され
る。
【0046】図15において、露光のスタート位置の各
投影光学系30に対応する露光領域を番号1乃至16と
すると、16回の露光によって繋がった領域が完成す
る。これら全体をシフトして逐次露光することによって
プレート40の全面を露光することができる。全面露光
されたプレート40から所望の領域のパターンをブロッ
ク分けすることにより、所望の露光パターンを得ること
ができる。同図において左上の16ショットの露光順は
ABCDIHGFKLMNSRQPとなる。また、ショ
ット数に対する有効な露光領域を見てみると、16ショ
ットで9露光領域、32ショットで21露光領域、48
ショットで33露光領域となり、露光数が多くなればな
るほど有効な露光領域の割合が増えていくことがわか
る。
【0047】m=3の場合について考えてみる。各分割
領域のマスクパターンをA乃至Iとし、マスクパターン
を図7aのようにする。投影光学系30は領域(1、
1)、(3、1)、(1、3)、(3、3)によって画
定される3×3=9の領域にそれぞれ設けられる。
【0048】最初のショットでは図7bに示す3×3個
の分割領域を同時に露光する。この場合、プレート40
には図8に示すパターンが形成される。次のショットで
は制御装置60はマスク20を横方向に一分割領域分だ
け移動し、図7cに示す3×3個の分割領域を同時に露
光する。その際、制御装置60は、プレート40も対応
する領域分横にシフトさせる。この場合、プレート40
には図9に示すパターンが形成される。次のショットで
は図7dに示す3×3個の分割領域を同時に露光する。
この場合、プレート40には図10に示すパターンが形
成される。次のショットでは図7eに示す3×3個の分
割領域を同時に露光する。この場合、プレート40には
図11に示すパターンが形成される。するとプレート4
0上で露光領域が繋がったパターンが形成され、図11
中太線枠である(3、3)、(5、3)、(5、5)、
(3、5)領域内に注目すると、第1のパターン部22
に形成された所望のパターンが形成されていることがわ
かる。制御装置60は、このパターンがプレート40の
所望の位置に配置されるようにマスク20及びプレート
40の移動を制御する。なお、露光順序は上述のものに
限定されない。
【0049】次に、図7aに示すマスク20上のパター
ンを1つ飛ばし(即ち、k=1)で露光する場合を考え
る。まず、最初のショットでは図7bに示す3×3個の
分割領域を同時に露光する。この場合、プレート40に
は図12に示すパターンが形成される。4ショット後に
プレート40には図13に示すパターンが形成される。
25ショット後にプレート40には図14に示すパター
ンが形成され、所望のパターンである第1のパターン部
22がプレート40上に複数形成されていることが理解
されるであろう。
【0050】このような露光は分割領域毎に一括露光す
るスッテッパータイプの露光でも、各分割領域をスキャ
ンしながら露光するスキャナータイプの露光方式でも露
光可能である。連続する分割領域はマスク上常に連続的
なパターンとなっているため、スキャナータイプの露光
も可能となっている。
【0051】次に、図16及び図17を参照して、上述
の露光装置1を利用したデバイスの製造方法の実施例を
説明する。図16は、デバイス(ICやLSIなどの半
導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するため
のフローチャートである。ここでは、半導体チップの製
造を例に説明する。ステップ1(回路設計)ではデバイ
スの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、
設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ス
テップ3(ウエハ製造)ではシリコンなどの材料を用い
てウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は
前工程と呼ばれ、マスクとウエハを用いて本発明のリソ
グラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成す
る。ステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステッ
プ4によって作成されたウエハを用いて半導体チップ化
する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボン
ディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工
程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
などの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0052】図17は、ステップ4のウエハプロセスの
詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)で
はウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)
では、ウエハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13
(電極形成)では、ウエハ上に電極を蒸着などによって
形成する。ステップ14(イオン打ち込み)ではウエハ
にイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)で
はウエハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)で
は、露光装置1によってマスクの回路パターンをウエハ
に露光する。ステップ17(現像)では、露光したウエ
ハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像
したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19
(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となっ
たレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行
うことによってウエハ上に多重に回路パターンが形成さ
れる。
【0053】本発明によれば、倒立像を形成する投影光
学系を複数有する投影露光装置を利用して大きな露光領
域を高解像度で露光することができる。投影露光系30
の投影レンズのマルチ化により、各々のレンズ径を小さ
くすることが可能であり、レンズ製造が容易となる。更
に、露光装置の軽量化、フットプリントの縮小が可能で
あるため、コストも削減することができる。
【0054】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はこれらに限定されずにその要旨の範囲内で
様々な変形や変更が可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明の露光方法及び装置によれば、簡
易な投影光学系で構成され、ウエハのチップ領域に転写
するパターンの1チップ領域の大面積化を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一側面としての露光装置の概略断面
図である。
【図2】 図2aは本発明の実施例における投影光学系
の概略断面図であるり、図2bは図1に示すマスクの概
略平面図である。
【図3】 図3a乃至図3fは図2に示すマスクの第1
のパターン部の分割例を示す平面図である。
【図4】 図4aは図3bに示すマスクのパターン、図
4bは図4aから得られる転写パターン、図4cは本発
明の露光方法を説明する平面図である。
【図5】 図5aは、図3a乃至図3fに示す第1のパ
ターン部及びそれに付加された第2のパターン部を有す
るマスクのパターンの部分配置及び本発明の露光方法を
説明する平面図、図5bは、図5aに示すマスクパター
ンと露光方法によって得られる転写パターン配置を示す
平面図である。
【図6】 図3eに示す第1のパターン部及びそれに付
加された第2のパターン部を有するマスクのパターンは
位置を示す平面図である。
【図7】 図7a乃至図7eは、本発明の実施例におけ
る所望のパターン領域を3×3分割にした場合の各分割
領域のパターン配置と各露光で使用されるパターン配置
を示す平面図である。
【図8】 図1に示す投影光学系のレンズの計に依存す
る定数k=0の場合に図7bに示すパターンから得られ
る転写パターンを示す平面図である。
【図9】 k=0の場合に図7cに示すパターンから得
られる転写パターンを示す平面図である。
【図10】 k=0の場合に図7dに示すパターンから
得られる転写パターンを示す平面図である。
【図11】 k=0の場合に図7eに示すパターンから
得られる転写パターンを示す平面図である。
【図12】 k=1の場合に図7bに示すパターンから
得られる転写パターンを示す平面図である。
【図13】 k=1の場合に図7cに示すパターンから
得られる転写パターンを示す平面図である。
【図14】 k=1の場合に図7dに示すパターンから
得られる転写パターンを示す平面図である。
【図15】 本発明の実施例のショット配置を示す平面
図である。
【図16】 本発明の露光工程を有するデバイス製造方
法を説明するためのフローチャートである。
【図17】 図16に示すステップ4の詳細なフローチ
ャートである。
【図18】 従来の複数の投影レンズ系を搭載した投影
露光装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 露光装置 20 マスク 22 第1のパターン部 24 第2のパターン部 25a 移動機構 30 投影光学系 40 プレート 45 ステージ 45b 移動機構 60 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 1/08 G03F 7/22 H 7/22 H01L 21/30 514B 515D

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスク上のパターンを投影露光装置によ
    り被処理体に投影し、前記被処理体に所望のパターンを
    形成する露光方法において、前記マスク上の露光パター
    ン領域を複数に分割し、分割された領域毎に別々の投影
    光学系を用い、倒立像として前記被処理体に露光するこ
    とを特徴とする露光方法。
  2. 【請求項2】 所望のパターンが形成されてm×nに分
    割された領域を備える第1のパターン部と、当該第1の
    パターン部と共に(2m−2)×(2n−2)の分割領
    域を形成するように前記第1のパターン部の外側に配置
    されて前記第1のパターン部を(m−2)又は(n−
    2)の領域だけ繰り返して延長したパターンを備える第
    2のパターン部とを含むマスクの所定領域を一単位とし
    て被処理体に前記分割領域毎の倒立像を露光するステッ
    プと、 前記露光ステップを複数回行って各露光ステップによっ
    て前記被処理体に露光された前記倒立像の一部を結合し
    て前記第1のパターン部が前記被処理体の所定の位置に
    形成されるように前記マスク及び/又は前記被処理体を
    移動させるステップとを有する露光方法。
  3. 【請求項3】 前記露光ステップは、前記マスクの隣接
    する分割領域を、kについて(km+m−1)又は(k
    n+n−1)だけずらすことによって前記被処理体に前
    記倒立像を形成する請求項1記載の露光方法。
  4. 【請求項4】 所望のパターンが形成されてm×nに分
    割された領域を備えるマスクの所定領域を一単位として
    被処理体に前記分割領域毎の倒立像を露光するステップ
    と、 前記露光ステップを複数回行って各露光ステップによっ
    て前記被処理体に露光された前記倒立像の一部を結合し
    て前記所定のパターンが前記被処理体の所定の位置に形
    成されるように前記マスク及び/又は前記被処理体を移
    動させるステップとを有する露光方法。
  5. 【請求項5】 所望のパターンが形成されてm×nに分
    割された領域を備える第1のパターン部と、当該第1の
    パターン部と共に(2m−2)×(2n−2)の分割領
    域を形成するように前記第1のパターン部の外側に配置
    されて前記第1のパターン部を(m−2)又は(n−
    2)の領域だけ繰り返して延長したパターンを備える第
    2のパターン部を含むマスクの所定領域を一単位として
    被処理体に前記分割領域毎の倒立像を露光する投影光学
    系と、 前記投影露光装置が複数回行った各露光によって前記被
    処理体に露光された前記倒立像の一部を結合して前記第
    1のパターンが前記被処理体の所定の位置に形成される
    ように前記マスク及び/又は前記被処理体の移動を制御
    する制御装置とを有する露光装置。
  6. 【請求項6】 前記制御装置は、前記マスクの隣接する
    分割領域を、定数kについて(km+m−1)又は(k
    n+n−1)だけずらすことによって前記被処理体に前
    記倒立像を形成する請求項5記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 所望のパターンが形成されてm×nに分
    割された領域を備えるマスクの所定領域を一単位として
    被処理体に前記分割領域毎の倒立像を露光する投影光学
    系と、 前記投影露光装置が複数回行った各露光によって前記被
    処理体に露光された前記倒立像の一部を結合して前記所
    望のパターンが前記被処理体の所定の位置に形成される
    ように前記マスク及び/又は前記被処理体の移動を制御
    する制御装置とを有する露光装置。
  8. 【請求項8】 被処理体に倒立像を露光する複眼光学系
    に使用されるマスクであって、 所望のパターンが形成されてm×nに分割された領域を
    備える第1のパターン部と、 当該第1のパターン部と共に(2m−2)×(2n−
    2)の分割領域を形成するように前記第1のパターン部
    の外側に配置されて前記第1のパターン部を(m−2)
    又は(n−2)の領域だけ繰り返して延長したパターン
    を備える第2のパターン部とを有するマスク。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至7のうちいずれか一項記載
    の露光装置を用いて前記被処理体を投影露光するステッ
    プと、 前記投影露光された前記被処理体に所定のプロセスを行
    うステップとを有するデバイス製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7記載のマスクを用いて前記被
    処理体を投影露光するステップと、 前記投影露光された前記被処理体に所定のプロセスを行
    うステップとを有するデバイス製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至4記載のうちいずれか一
    項記載の露光方法を用いて投影露光された前記被処理体
    より製造されるデバイス。
  12. 【請求項12】 請求項5乃至7のうちいずれか一項記
    載の露光装置を用いて投影露光された前記被処理体より
    製造されるデバイス。
  13. 【請求項13】 請求項8記載のマスクを用いて投影露
    光された前記被処理体より製造されるデバイス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004319899A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Nikon Corp 露光装置及び露光方法
JP2008166650A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Nikon Corp 走査型露光装置、デバイスの製造方法及びマスク

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JP2004319899A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Nikon Corp 露光装置及び露光方法
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