JP2008164760A - 電子鍵盤楽器の鍵盤構造におけるハンマ部材の加工方法及びそのハンマ部材を備えた電子鍵盤楽器の鍵盤構造 - Google Patents

電子鍵盤楽器の鍵盤構造におけるハンマ部材の加工方法及びそのハンマ部材を備えた電子鍵盤楽器の鍵盤構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ハンマ部材の加工及びその部品管理、更には、ハンマ部材の組み付けに対する手数の削減。
【解決手段】鍵盤配列と同配列に配列された隣り合うハンマ部材2が低音側から高音側へ向かって軽量となるように、同種の鍵1に対応して配列された各ハンマ部材2において隣り合う各ハンマ部材2、又は全ての鍵1に対応して配列された各ハンマ部材2において隣り合う各ハンマ部材2の周端部を段差なく連続する傾斜形状に成形する。
【選択図】図3

Description

本発明は、アコースティックピアノと同等の鍵タッチ感を得るのに好適な、電子鍵盤楽器における鍵盤構造におけるハンマ部材の加工方法及びそのハンマ部材を備えた電子鍵盤楽器における鍵盤構造に関する。
本発明に係るアコースティックピアノと同等の鍵タッチ感を得るための構成に関連する先行技術文献情報として、例えば、次の特許文献1及び特許文献2がある。
特開平11−212571号公報 特開2002−99280号公報
例示した特許文献1の発明には、電子鍵盤楽器における押鍵動作に適当な抵抗を与えてアコースティックピアノのような押鍵感触を得るためのハンマ部材を有する構成が開示されている。
具体的には、前記ハンマ部材は、ハンマ回動軸で回動可能に軸支されるハンマ支点部を備えた回動支点構成部と、該回動支点構成部に連設された質量部材とから構成されている。
前記構成のハンマ部材は、各鍵の直下に、前記ハンマ支点部にて上下方向に回動自在に支持されていて、前記質量部材の重量により回動支点構成部側を常に上方に位置させる方向に付勢している。
したがって、前記ハンマ部材における付勢力は、前記回動支点構成部に設けられた下側延設部を介して鍵を上方に付勢するように作用し、この付勢力を押鍵時における抵抗として作用させることにより、アコースティックピアノのような鍵タッチ感を得ることができる。
又、例示した特許文献2の発明には、各鍵に対応して設けられたハンマ部材が、その長さを低音側から高音側に行くに従って短くしたり、その重さを低音側から高音側に行くに従って軽くしたりすることで、押鍵時における鍵タッチ感を低音側から高音側に行くに従って変化させるようにした構成が開示されている。
したがって、前記のようにハンマ部材の長さや重さを換えて鍵毎の鍵タッチ感に差異を生じさせることによって、アコースティックピアノの鍵タッチ感により近づけることができる。
すなわち、例示した特許文献1におけるハンマ部材を、特許文献2のようにハンマ部材の長さを換えたり重さを換えたりすることにより、特許文献1に記載の鍵盤構造に対して、特許文献2の発明と同等の作用効果を与えることができる。
ところで、アコースティックピアノのような鍵タッチ感を得るため、ハンマ部材の長さや重さを調整する場合、特許文献2の発明では、各ハンマ部材のハンマシャンクの長さや重さ、材質や形状を変えたり、重さ調整用の錘を付加させたりする等の手段が採用されている。
しかしながら、このような手段の場合、様々な長さ、重さ、材質、形状のハンマシャンクや錘の製作及びその部品管理を要し、更には、このようなハンマシャンクや錘を鍵毎に対して、低音側から高音側に行くに従って短くなる順や軽くなる順で組み付ける作業を要するため、各部品管理やハンマ部材の組み付け作業に手数が掛かるものであった。
本発明は、アコースティックピアノのような鍵タッチ感を得るためのハンマ部材の加工及びその部品管理、更には、ハンマ部材の組み付けに対する手数の削減を課題とし、この課題を解決した電子鍵盤楽器の鍵盤構造におけるハンマ部材の加工方法と、該加工方法からなるハンマ部材を備えた電子鍵盤楽器の鍵盤構造の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、本発明が採用したハンマ部材の加工方法は、電子鍵盤楽器における鍵毎に備えられ、該鍵の押鍵と連動して回動することにより該押鍵に対して抵抗を与えるハンマ部材の加工方法であって、前記ハンマ部材を鍵の配列と同配列に配列する工程、配列された隣り合うハンマ部材が低音側から高音側へ向かって軽量となるように、同種の鍵に対応して配列された各ハンマ部材において隣り合う各ハンマ部材、又は全ての鍵に対応して配列された各ハンマ部材において隣り合う各ハンマ部材の周端部を段差なく連続する傾斜形状に成形する工程、を含むことを特徴とする電子鍵盤楽器の鍵盤構造におけるハンマ部材の加工方法にしたことである。
又、前記目的を達成するため、本発明が採用した電子鍵盤楽器の鍵盤構造は、電子鍵盤楽器における鍵毎に備えられ、該鍵の押鍵と連動して回動することにより該押鍵に対して抵抗を与えるハンマ部材を備えた電子鍵盤楽器の鍵盤構造であって、前記ハンマ部材は、鍵盤の低音側から高音側へ向かって軽量となるように、同種の鍵に対応して配列された各ハンマ部材において隣り合う各ハンマ部材、又は全ての鍵に対応して配列された各ハンマ部材において隣り合う各ハンマ部材の周端部が段差なく連続する傾斜形状に成形されていることを特徴とする電子鍵盤楽器の鍵盤構造にしたことである。
本発明でいう「同種の鍵に対応して配列された各ハンマ部材において隣り合う各ハンマ部材」とは、白鍵に対応して配列された各ハンマ部材において隣り合う各ハンマ部材、黒鍵に対応して配列された各ハンマ部材において隣り合う各ハンマ部材を意味し、「全ての鍵に対応して配列された各ハンマ部材において隣り合う各ハンマ部材」とは、白鍵及び黒鍵の双方の全ての鍵に対応して配列された各ハンマ部材において隣り合う各ハンマ部材を意味する。
又、本発明でいう「傾斜形状に成形する」とは、例えば、切断又は切削等の手段により、各ハンマ部材の周面を段差なく連続する傾斜形状に成形することを意味する。
ここで、「切断」とは、カットソーやカッター等の周知の切断機や切断器具により、各ハンマ部材の周面を切り取ることを意味し、「切削」とは、グラインダー等の周知の切削機や切削器具により、各ハンマ部材の周面を削り取ることを意味する。
又、本発明でいう「ハンマ部材の周端部」とは、ハンマ部材の長手方向側(鍵の長手方向側)の周端部、ハンマ部材の幅方向側(鍵の配列方向側)の周端部、ハンマ部材の厚さ方向側(鍵の厚さ方向側(上下方向側))の周端部等、ハンマ部材の全ての周端部を意味する。
又、前記ハンマ部材が、該ハンマ部材の重量を決定する質量部材と、該質量部材と別部材とする回動支点構成部とを連結してなるものである場合、該ハンマ部材の傾斜形状に成形される周面が、前記質量部材における回動支点構成部側又は回動支点構成部側の反対側の周面とすることが好ましい。
本発明によれば、アコースティックピアノのような鍵タッチ感を得るためのハンマ部材の製作及びその部品管理、更には、ハンマ部材の組み付けに対する手数を削減できる。
以下、本発明に係る電子鍵盤楽器の鍵盤構造におけるハンマ部材の加工方法及びそのハンマ部材を備えた電子鍵盤楽器の鍵盤構造を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
尚、本形態では、電子鍵盤楽器の鍵盤構造を説明し、この説明中においてハンマ部材の加工方法を説明する。
本形態の電子鍵盤楽器の鍵盤構造は、図1乃至図3に示すように、配列された鍵1の下側に、押鍵に対して抵抗を与えるハンマ部材2を、鍵盤Aにおける鍵1と同数、且つ同配列として配し、押鍵される鍵1で押下げられることにより回動するように軸支して構成されている。
尚、鍵盤構造の具体的な構造については、前記特許文献2で公知であるので詳細な説明は省略するが、基本的には、回動支点構成部20と、該回動支点構成部20における連結凹部21対して挿し込み連結した質量部材22とから構成されたハンマ部材2を、回動支点構成部20のハンマ支点部23を中心に上下動可能に支持してある。
又、ハンマ部材2は、押鍵前において、質量部材22の重量が、前記回動支点構成部20側を上方に位置させるとともに、回動支点構成部20における下側延設部24を介して、鍵1の定位置(押鍵前の位置)を保持する方向(上方)に付勢するように作用している。
すなわち、前記質量部材22の重量による付勢力により、押鍵動作に対して抵抗を与えてアコースティックピアノのような鍵タッチ感が得られるようにしたものである。
図中符号3は押鍵動作を検出するスイッチ部 符号4は質量部材22の上下動時の接触によるショックを緩衝する緩衝材である。
本形態におけるハンマ部材2は、図3に示す概略平面図のように、各鍵1の低音側から高音側に行くに従って、軽量となるように、前記質量部材22の重さが調整されている。
本形態の質量部材22は、金属棒状体を上下方向に折り返した略フック状に形成されたものであり、該質量部材22の回動支点構成部20側(以下、「後端側」という)とは反対側(以下「前端側」)の端部(周端部)22Aを切断又は切削等の加工方法で切欠することにより重さが調整されている。
又、ハンマ部材2毎にその質量部材22の切欠量を変えることで、各鍵1の低音側から高音側に行くに従って軽量となるようにしている。
具体的には、前記端部22Aは、質量部材22の長さが各鍵1の低音側から高音側に行くに従って短くなるように、且つハンマ部材2の配列時においてその端部22Aが段差なく連続する傾斜形状となるように切欠された切欠面として成形されている。
この構成により、鍵1毎の押鍵動作に対して異なる抵抗を与えて、よりアコースティックピアノに近い鍵タッチ感が得られるようになっている。
すなわち、前記で例示した特許文献2に記載の発明では、低音側と高音側との鍵タッチ感を変化させる手段として、ハンマ部材のその長さを低音側から高音側に行くに従って段差をもって短くする手段を採用しているが、このように各ハンマ部材の長さを変えた場合、図4(b)に示すように、各ハンマ部材の重量が段階的に軽くなるため、本形態のような低音側と高音側との鍵タッチ感の滑らかな変化が期待できないものと思われる。
しかしながら、本形態におけるハンマ部材2の配列時において、その端部22Aが段差なく連続する傾斜形状となるように切欠して成形されているため、図4(a)に示すように、各ハンマ部材2の低音側と高音側との鍵タッチ感を滑らかに変化させることが期待できる。
以下、本形態のハンマ部材2における質量部材22の加工方法を、図5(a)〜図5(b)で示す工程図の工程順に基づいて説明する。
尚、本形態では、図1及び図3で示したハンマ部材2における質量部材22の加工方法を例示するものであり、該ハンマ部材2のみを概略的に図示している。
第1工程:同素材を用いて同形状に形成された質量部材22を有するハンマ部材2を、組み付け対象の電子鍵盤楽器における鍵盤の鍵数と同数用意し、これを、鍵盤配列と同配列として配列する(図5(a))。
このとき、ハンマ部材2の配列は平面方向(左右方向又は前後方向)に配列してもよいし、鉛直方向(上下方向)に配列してもよいものであり、作業者が切断又は切削を行う際において任意に決定することができる。
又、後述する質量部材22を切欠する際に、その配列状態がずれないように保持することが好ましい。
又、ハンマ部材2の配列作業を迅速、且つ正確に配列し、しかも、配列状態を保持して切断作業又は切削作業を迅速に、且つ正確に行えるようにするために、ハンマ部材2を支持する治具を用いてもよい(図示せず)。
又、ハンマ部材2の配列状態を保持する他の手段として、粘着テープや固定ベルト等で配列されたハンマ部材2を巻付け固定する手段が挙げられる。
又、ハンマ部材2の配列状態を保持する他の手段として、ハンマ部材2を電子鍵盤楽器に対して組み付けることで、配列状態を保持する手段も挙げられ、この場合、質量部材22の切断作業及び切削作業は、ハンマ部材2が電子鍵盤楽器に組み付けられた状態で行われる。
第2工程:前記図5(a)のように配列したハンマ部材2における質量部材22の前方側の端部22Aを、最低音側に相当するハンマ部材2の質量部材22から最高音側に相当するハンマ部材2の質量部材22に亘って、隣り合う質量部材22の長さが短くなるように、且つ段差なく傾斜するように、連続して切断又は切削により切欠して成形する(図5(b))。
このとき、質量部材22を正確に切欠するために、前記ハンマ部材2の配列状態を保持する治具に、切欠方向に沿う形状とした切欠案内部(図示せず)を備えてもよい。
又、質量部材2の切断又は切削には、カットソーやカッター等、あるいはグラインダー等の周知の切断機又は切断器具や切削機又は切削器具が使用できる。
本形態の加工方法によれば、各ハンマ部材2を鍵盤配列と同配列にした各ハンマ部材2の質量部材22の前方側の端部22Aを、前記したように切欠して成形することにより、各鍵1の低音側から高音側に行くに従って軽量となるように配列可能なハンマ部材2を、迅速、且つ容易に構成することができる。
そして、前記加工方法で加工されたハンマ部材2によれば、質量部材22を、隣り合う質量部材22の端部22Aの長さが短くなるように、且つ段差なく傾斜するように切欠して成形しているので、部品管理をする際に、加工されたハンマ部材2を各鍵1の低音側から高音側に行くに従って軽量となるように配列した状態で、これを一つのセットとして管理しておけば、そのハンマ部材2の管理が容易である。
しかも、電子鍵盤楽器に組み付ける際にも、該電子鍵盤楽器に対応するセットが各鍵1の低音側から高音側に配列されているので、そのハンマ部材の組み付けが容易である。
仮に、セット内の各ハンマ部材2がばらばらになった場合でも、その段差なく傾斜する配列状態が視覚的に確認しやすいものであるため、ハンマ部材2を正しく配列し直すことが容易である。
すなわち、アコースティックピアノのような鍵タッチ感を得るためのハンマ部材の加工及びその部品管理、更には、ハンマ部材の組み付けに対する手数を削減できる。
尚、本形態の加工方法では、質量部材22の切欠する部位が前方側の端部22Aを切欠する形態を例示したが、本発明では、後方側の端部を切欠する形態も含まれる(図示せず)。
この形態では、質量部材22の後方側の端部を、回動支点構成部20における前記連結凹部21に挿し込み連結する前に、質量部材22を前記の形態と同様に配列した状態でその端部を切欠し、該質量部材22を前記連結凹部21に挿し込むことでハンマ部材2を構成する(図示せず)。
この場合、各ハンマ部材2を電子鍵盤楽器に組み付けた際に、該各ハンマ部材2における質量部材22の先端が各鍵1の低音側から高音側に行くに従って段差なく傾斜するように、連結凹部21に対して質量部材22の後方側の端部を挿し込み連結することが好ましい(図示せず)。
又、質量部材22を切欠する部位は、同一面であれば質量部材22の前方部側又は後方部側に限らず、中央部側でもよく、更には、前端部側や後端部側に限らず、上端部側、下端部側、側端部側等いずれでもよい(図示せず)。
又、本形態の加工方法は、前記で例示した特許文献2に記載の発明のように、ハンマ部材の長さを低音側から高音側に行くに従って段差をもって短くする配列形態においても実施が可能である。
すなわち、ハンマ部材を鍵盤配列と同配列として配列して該ハンマ部材の質量部材を切欠する際に、質量部材の長さを低音側から高音側に行くに従って段差をもって短くなるように切欠することにより、アコースティックピアノのような鍵タッチ感を得るためのハンマ部材の加工及びその部品管理、更には、ハンマ部材の組み付けに対する手数を削減できるという作用効果を得ることができる。
図6は、ハンマ部材2の他の形態を示している。
本形態のハンマ部材2は、図1乃至図3で例示した形態の質量部材22に換えて、前方側が上方へ突出する段部22Bとされた略L形に形成された質量部材22を用いたものである。
又、本形態の質量部材22は、前記段部22Bの前方側の端部22Cを切欠することにより、各ハンマ部材2の重量を換えている。
図6に示すハンマ部材2は、各ハンマ部材2を、その段部22Bの上方側を同方向へ向けて配列した際に、隣り合う段部22Bにおける前方側の端部22Cが、前方側から後方側に段差なく傾斜するように切欠して成形されてなる形態のものであり、この形態により各鍵1の低音側から高音側に行くに従って軽量となるように、前記質量部材22の重さを調整している。
すなわち、本形態のハンマ部材2によれば、前方側から後方側に段差なく傾斜するように切欠して成形されてなる形態のものであり、この形態により各鍵1の低音側から高音側に行くに従って軽量となるので、前記形態と同様の作用効果を得ることができる。
本形態のハンマ部材2の加工方法としては、前記形態で例示した方法と同様に、各ハンマ部材2を、その段部22Bの上方側を同方向へ向けて配列し配列して、段部22Bの端部22Cを切断又は切削により切欠する方法が採用できる(図示せず)。
又、側面視において略L型を呈する板を用いて、図6に示すように成形された質量部材22を切断する場合、質量部材22を鍵盤配列と同配列となるように切断すると同時に、配列された隣り合う質量部材22が低音側から高音側へ向かって軽量となるように、各質量部材の段部22Bの端部22Cを切欠する方法も採用できる(図示せず)。
又、本形態のようなハンマ部材2においても、質量部材を切欠する部位は、同一面であれば質量部材22の前方部側又は後方部側に限らず、あるいは、中央側いずれでもよく、更には、前端部側や後端部側に限らず、上端部側、下端部側、側端部側、角部側等いずれでもよい(図示せず)。
尚、本発明は、例示した実施の形態に限定するものでは無く、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。
本発明に係る鍵盤構造の一形態を示す平面図。 図1の(2)−(2)線断面図。 ハンマ部材の配列形態の一部を示す概略平面図。 ハンマ部材の重量変化の比較図であり、(a)は本発明のハンマ部材の重量変化を示し(b)従来のハンマ部材の重量変化を示す。 本発明に係るハンマ部材の加工方法の一例を示す工程図。 ハンマ部材の他の形態を示す。
符号の説明
A:鍵盤
1:鍵
2:ハンマ部材
20:回動支点構成部
22:質量部材
22A:端部(切欠面)
22B:段部
22C:端部(切欠面)

Claims (2)

  1. 電子鍵盤楽器における鍵毎に備えられ、該鍵の押鍵と連動して回動することにより該押鍵に対して抵抗を与えるハンマ部材の加工方法であって、
    前記ハンマ部材を鍵の配列と同配列に配列する工程、
    配列された隣り合うハンマ部材が低音側から高音側へ向かって軽量となるように、同種の鍵に対応して配列された各ハンマ部材において隣り合う各ハンマ部材、又は全ての鍵に対応して配列された各ハンマ部材において隣り合う各ハンマ部材の周端部を段差なく連続する傾斜形状に成形する工程、
    を含むことを特徴とする電子鍵盤楽器の鍵盤構造におけるハンマ部材の加工方法。
  2. 電子鍵盤楽器における鍵毎に備えられ、該鍵の押鍵と連動して回動することにより該押鍵に対して抵抗を与えるハンマ部材を備えた電子鍵盤楽器の鍵盤構造であって、
    前記ハンマ部材は、鍵盤の低音側から高音側へ向かって軽量となるように、同種の鍵に対応して配列された各ハンマ部材において隣り合う各ハンマ部材、又は全ての鍵に対応して配列された各ハンマ部材において隣り合う各ハンマ部材の周端部が段差なく連続する傾斜形状に成形されていることを特徴とする電子鍵盤楽器の鍵盤構造。
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