JP2008164681A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】ズームレンズ群とフォーカスレンズ群の基準位置を共通の基準位置検出手段で行う。
【解決手段】先ずズームモータが回転を始め(S1)、変倍移動枠2はガイドバー7、8に沿って像面方向に移動する(S2)。遮光部2cがフォトインタラプタ10の検出端部により形成された開口部10cに進入すると、投光素子の光束が遮光される(S3)。これに応じて、CPUはステップ数を計数しながらズームモータを駆動し、変倍移動枠2を初期リセット位置まで移動させる(S4)。次に、フォーカスモータが回転し合焦移動枠4が前玉鏡筒1の方向に向けて移動され(S5)、遮光部4cがフォトインタラプタ10の開口部10cに進入して投光素子の光束を遮ぎる(S6)。これに応じてCPUはステップ数を計数しながらフォーカス駆動源のフォーカスモータを駆動し、合焦移動枠4を初期リセット位置まで移動させる(S7)。
【選択図】図7

Description

本発明は、移動レンズ群の基準位置を検出し得るレンズ鏡筒に関するものである。
従来、スチルカメラ用レンズ鏡筒やビデオカメラ用レンズ鏡筒として、レンズ鏡筒内のズームレンズ群とフォーカスレンズ群をステッピングモータ等の駆動手段により駆動する型式のものが知られている。
一般に、移動レンズ群をステッピングモータ等により駆動する場合は、レンズ群の駆動及び位置決めのための制御方式としてオープンループ制御方式が採用されることが多い。このオープンループ制御方式の場合は、移動レンズ群の時々刻々の位置を検出するための検出装置が不要であり、また制御系の構成がクローズドループ制御方式の制御系に比べて、簡単かつ小型になる利点がある。
しかし、ステッピングモータを使用するオープンループ制御方式によって、移動レンズ群の位置決め制御を行う場合には、駆動開始位置と移動レンズ群の駆動開始位置とを一致させるために、位置決め制御開始前に移動レンズ群を基準位置に戻さなければならない。従って、移動レンズ群が基準位置であるリセット位置に位置決めされたか否かを検出するための基準位置検出手段が、各移動レンズ群に対して必要となる。更に、精度の良い基準位置の検出を行うためには、後述する基準位置検出手段の開口部内に挿入する遮光部を、がたの少ないレンズ鏡筒に設けたスリーブの周辺に配置することが理想的である。
また、特許文献1では、レンズ鏡筒の小型化を目的として、ズームレンズ群とフォーカスレンズ群のそれぞれの基準位置の検出を1つの基準位置検出手段で共有する構成が提案されている。
特開2002−341226号公報
特許文献1のような複数の移動レンズ群がガイドバーを共有する構成を成すレンズ鏡筒において、移動レンズ群の光軸方向の移動量が多い、つまり変倍率が高い場合がある。このときは各移動レンズ群が互いに干渉しない領域と、ガイドバーを挿通するための機構上必要なスリーブ長を確保する必要がある。
しかし、各移動レンズ群のスリーブの周辺に遮光部及び基準位置検出手段を配置すると、レンズ鏡筒の全長が長くなり、レンズ鏡筒全体の小型化が妨げられる。一方、レンズ鏡筒の大型化を避けるために、スリーブから離れた位置に基準位置検出手段及び遮光部を配置すると、スリーブのがたに対する遮光部の位置ずれが大きくなり、移動レンズ群の基準位置検出精度が悪くなる。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、ズームレンズ群とフォーカスレンズ群の基準位置検出手段を共有し、基準位置検出精度が高く大型化することのないレンズ鏡筒を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るレンズ鏡筒の技術的特徴は、第1の移動レンズ群と、該第1の移動レンズ群を光軸に対して平行方向に移動させるための第1の駆動手段と、第2の移動レンズ群と、該第2の移動レンズ群を光軸に対して平行方向に移動させるための第2の駆動手段と、前記第1、第2の移動レンズ群をそれぞれ保持し、前記第1、第2の移動レンズ群の移動を案内するための案内手段と、前記第1、第2の移動レンズ群の基準位置を検出する1個の基準位置検出手段とを有するレンズ鏡筒において、前記基準位置検出手段は投光素子と受光素子を有し、前記第1、第2の移動レンズ群はそれぞれ前記案内手段に係合するスリーブと、前記基準位置検出手段の前記投光素子と受光素子により前記基準位置を検出するための遮光部とを有し、前記第1、第2のレンズ群はそれぞれが有する前記遮光部を互いに干渉させることなく光軸方向に移動可能としたことにある。
また、本願発明に係るレンズ鏡筒の技術的特徴は、第1の移動レンズ群と、該第1の移動レンズ群を光軸に対して平行方向に移動させるための第1の駆動手段と、第2の移動レンズ群と、該第2の移動レンズ群を光軸に対して平行方向に移動させるための第2の駆動手段と、前記第1、第2の移動レンズ群をそれぞれ保持し、前記第1、第2の移動レンズ群の移動を案内するための案内手段と、前記第1、第2の移動レンズ群の基準位置を検出する1個の基準位置検出手段とを有するレンズ鏡筒において、前記基準位置検出手段は投光素子と受光素子を有し、前記第1、第2の移動レンズ群はそれぞれ前記案内手段に係合するスリーブと、前記基準位置検出手段が前記基準位置を検出するための遮光部とを有し、前記光軸と直交する平面内において、前記基準位置検出手段は、光軸方向の位置ずれに対する像面の位置ずれ量の比であるピント敏感度が小さい方の前記移動レンズ群のスリーブよりも前記ピント敏感度が大きい方の前記移動レンズ群のスリーブに近い位置に配置したことにある。
本発明に係るレンズ鏡筒によれば、ズームレンズ群とフォーカスレンズ群の基準位置検出手段を共有し、大型化することなく基準位置検出精度も高くすることができる。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は凸凹凸凸の4群構成レンズ群の変倍光学系を有するレンズ鏡筒の分解斜視図、図2は縦断面図、図3、図4はそれぞれレンズ鏡筒の内部構成を像面側から見た斜視図である。
レンズ鏡筒の光軸方向に、固定の第1レンズ群L1、光軸方向に移動することにより変倍動作を行う第2レンズ群L2、固定の第3レンズ群L3、光軸方向に移動することにより合焦動作を行う第4レンズ群L4が配列されている。また、これらの第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4は、それぞれ前玉鏡筒1、変倍移動枠2、3群鏡筒3、合焦移動枠4により保持されている。
ここで、第2レンズ群L2と変倍移動枠2は一体となって、一方の移動レンズ群が構成され、第4レンズ群L4と合焦移動枠4が一体となって、他方の移動レンズ群が構成されている。また、変倍移動枠2、3群鏡筒3、合焦移動枠4の周囲及び前玉鏡筒1の上部にCCDホルダ5が配置され、このCCDホルダ5にはCCD等から成る撮像素子6が固定されている。CCDホルダ5は前玉鏡筒1に対し、2本のビス5a、5bにより後方から結合されている。
前玉鏡筒1とCCDホルダ5により、案内手段であるガイドバー7、8の両端が保持され、変倍移動枠2及び合焦移動枠4はガイドバー7、8により光軸方向に摺動可能に係合されている。変倍移動枠2には、特定の長さを有するスリーブ2a、U溝部2b、板体状の遮光部2cが形成されており、合焦移動枠4には特定の長さを有するスリーブ4a、U溝部4b、遮光部4cが形成されている。変倍移動枠2及び合焦移動枠4は何れか一方のガイドバーに対して光軸方向にスリーブ2a、4aを介して嵌合している。そのため、光軸方向への倒れが防止され、他方のガイドバーがU溝部2b、4bに係合することにより回転が防止されている。なお、変倍移動枠2においては、遮光部2cはスリーブ2aに一体に形成されており、合焦移動枠4においては遮光部4cはU溝部4b側に設けられている。
CCDホルダ5の一部に設けた開口部5cに、2枚の羽根を逆方向に移動させて光学系の開口径を変化させるギロチン式の光量調節部9が組み込まれている。この光量調節部9は変倍移動枠2と3群鏡筒3の間に配置され、光量調節部9は2枚の羽根の他に、入射した光束を制限するための固定壁から成る固定絞り9aを有している。
光量調節部9には、基準位置検出手段であるフォトインタラプタ10が取り付けられる。このフォトインタラプタ10は検出端部10aと検出端部10bとの間に形成された開口部10cを有するコの字型形状とされ、検出端部10aの内側面には受光素子が、検出端部10bの内側面には投光素子が取り付けられている。フォトインタラプタ10はCCDホルダ5に設けられた開口部5cから圧入固定された後に、光量調節部9に設けられた押さえ部9bにより押さえられ、衝撃等により開口部5cから抜け出ることのないように固定されている。
また、投光素子と受光素子は電気配線を通して電気回路基盤上の制御部に電気的に接続されている。受光素子は投光素子からの入射される光束以外の光線を受光し、誤作動を起こす虞れがあるので、本実施例ではフォトインタラプタ10は光量調節部9の固定絞り部9aよりも像面側に配置され、物体側から入射する光線の影響を低減している。
フレキシブルプリント(FPC)11は組付前から光量調節部9に半田付けにより取り付けられており、光量調節部9と同時に組み込まれた後に、先に組み込まれているフォトインタラプタ10や後述するステッピングモータに半田付けされる。
第2レンズ群L2を備えた変倍移動枠2は、ステッピングモータから成るズームモータ12により光軸方向に駆動され変倍動作を行う。また、第4レンズ群L4を備えた合焦移動枠4は、ステッピングモータから成るフォーカスモータ13により光軸方向に駆動され合焦動作を行う。ズームモータ12及びフォーカスモータ13は、それぞれ2個ずつのビス12a及び13aにより前玉鏡筒1に固定されている。
ズームモータ12、フォーカスモータ13は回転軸としてリードスクリュ12b、13bを有し、リードスクリュ12b、13bはズームモータ12、フォーカスモータ13が前玉鏡筒1に組み込まれた状態において、光軸と平行方向に配置されている。リードスクリュ12b、13bにそれぞれ螺合するラック2d、4dは、それぞれ移動枠2、4の連結部2e、4eに、光軸と直交する直交方向に揺動自在に取り付けられている。また、ラック2d、4dはその先端が二股状に形成されていて、メイン歯、対向歯、加圧歯を備えており、メイン歯はリードスクリュ12b、13bの送りねじに螺合するようにされている。これらのリードスクリュ12b、13bの回転により、ラック2d、4dを介して変倍移動枠2及び合焦移動枠4が光軸方向に駆動される。
図5はフォトインタラプタ10と、変倍移動枠2の遮光部2c及び合焦移動枠4の遮光部4cの配置関係の説明図である。像面側から前玉鏡筒1、変倍移動枠2、合焦移動枠4、ガイドバー7、8、フォトインタラプタ10、ズームモータ12、フォーカスモータ13が配置されている。
この図5に示すように、変倍移動枠2及び合焦移動枠4のスリーブ2a、4aと光軸を結ぶ水平線分Xと、この水平線分Xに垂直な鉛直線分Yにより4分割に区分された第1〜第4象限の領域を(A)〜(D)とする。本実施例では、フォトインタラプタ10は象限(A)、変倍移動枠2のスリーブ2aは象限(A+D)、合焦移動枠4のスリーブ4aは象限(B+C)、遮光部2c及び遮光部4cは象限(A)に配置されている。
前述したように変倍移動枠2に設けられた遮光部2cはスリーブ2aと一体に形成されており、フォトインタラプタ10と同様に象限(A)に配置されている。一方、合焦移動枠4に設けられた遮光部4cは、遮光部2cと同様に象限(A)に配置されているが、スリーブ4aは光軸に対して反対側の象限(B+C)に配置されている。
このように、フォトインタラプタ10は変倍移動枠2及び合焦移動枠4に設けられた遮光部2c、4cの光軸方向への移動による遮光/透光状態の切換わりを電気的に検出することで、第2レンズ群L2及び第4レンズ群L4の基準位置を決定する。この原理によると、仮に変倍移動枠2や合焦移動枠4が持つがたにより、遮光部2c、4cの位置がずれると、設計値で定めた基準位置からのずれが生じ、検出精度の悪化が懸念される。
第2、第4レンズ群L2、L4の光軸方向の位置が、単位長さ、例えば距離1mm動いたときに対する結像面の変位量の割合をピント敏感度と定義すると、本実施例の光学系では第4レンズ群L4に対して第2レンズ群L2の方がピント敏感度が高い。つまり、移動レンズ群L2、4Lの光軸方向の位置ずれが及ぼす像面ずれへの影響は、ピント敏感度の高い第2レンズ群L2の方が大きい。
そこで本実施例では、遮光部2cを変倍移動枠2のスリーブ2aと一体に形成し、スリーブ2aとガイドバー7間のがたが遮光部2cの位置ずれに及ぼす影響を低減している。このように、光軸方向の位置ずれに対する像面の位置ずれ量の比であるピント敏感度の高い方の移動レンズ群の遮光部を、優先的に移動レンズ枠のスリーブの周辺に配置することにより、遮光部の位置ずれを低減できる。
つまり、光軸と直交する平面内において、基準位置検出手段であるフォトインタラプタ10は、ピント敏感度が小さい方の第4レンズ群L4のスリーブ4aよりもピント敏感度が大きい方の第2レンズ群L2(フォーカスレンズ群)のスリーブ2aに近い位置に配置されている。
このようにして、フォトインタラプタ10の投光素子の光束を遮ぎるときの遮光部の位置ずれの影響を最小限に抑えることができ、像面の位置ずれを少なくすることができる。
図5において、ズームモータ12は象限(D)に配置されており、光軸とスリーブ2aを結ぶ水平線分Xに対してフォトインタラプタ10と対向する象限範囲内に配置されている。ズームモータ12のリードスクリュ12bには変倍移動枠2のスリーブ2aに組み込まれたラック2dが螺合されている。従って、スリーブ2aの周辺にフォトインタラプタ10を配置するために、同じ象限(D)内に配置しようとすると、レンズ鏡筒の径の大型化を招く。
スリーブ2aの周辺又はスリーブ2aと一体的に遮光部2c及びフォトインタラプタ10を配置するためには、スリーブ2aと光軸を結ぶ水平線分Xに対して、フォトインタラプタ10を象限(D)の対向位置にある象限(A)の範囲内に配置することが好ましい。
従って、本実施例に示すような配置構成とすることで、遮光部2c、4cは相互に干渉することなく、インタラプタ10による基準位置検出精度を低下させることはない。また、ズームモータ12とスリーブ2a、またスリーブ2a、遮光部2cとフォトインタラプタ10の配置関係を最小限に抑えることができ、レンズ鏡筒の小径化に寄与できる。
図6は本実施例におけるカメラに代表される光学機器のブロック回路構成図を示している。レンズ群L1〜L4を通る入射光を受光する撮像素子6の出力は、カメラ信号処理回路31に接続されている。カメラ信号処理回路31の出力のY信号は、AEゲート32、AFゲート33に接続されている。AEゲート32の出力はCPU34に接続され、AFゲート33の出力はAF信号処理回路35を介してCPU34に接続されている。
CPU34には、第2レンズ群L2の光軸方向位置を検出するズームエンコーダ36、光量調節部9の開口径を検出する絞りエンコーダ37、第4レンズ群L4の光軸方向位置を検出するフォーカスエンコーダ38の出力が接続されている。更にCPU34には、フォトインタラプタ10、ズームスイッチ39、ズームトラッキングメモリ40の出力が接続されている。
CPU34の出力はズーム駆動源41、絞り駆動源42、フォーカス駆動源43に接続されている。ズーム駆動源41は第2レンズ群L2を駆動するズームモータ12、リードスクリュ12b等を含み、フォーカス駆動源43は第4レンズ群L4を駆動するフォーカスモータ13、リードスクリュ13b等を含んでいる。
カメラ信号処理回路31は撮像素子6の出力に対して特定の増幅やガンマ補正などを施す。これらの特定の処理を受けた映像信号のコントラスト信号はAEゲート32、AFゲート33を通過する。AF(オートフォーカス)のためのAF信号処理回路35は、映像信号の高周波成分に関する1つ又は複数の出力を生成する。ズームスイッチ39、ズームトラッキングメモリ40は変倍に際して被写体距離と第2レンズ群L2位置に応じてとるべきフォーカシングレンズ位置の情報を記憶する。なお、ズームトラッキングメモリ40としてはCPU34内のメモリを使用してもよい。
例えば、撮影者によりズームスイッチ39が操作されると、CPU34はズームトラッキングメモリ40の情報を基に算出した第2レンズ群L2と第4レンズ群L4の特定の位置関係が保たれるように駆動制御する。即ち、ズームエンコーダ36の検出結果から得られる第2レンズ群L2の光軸方向絶対位置と算出された位置とが一致するように、ズーム駆動源41とフォーカス駆動源43を駆動制御する。同様に、フォーカスエンコーダ38の検出結果より得られる第4レンズ群L4の光軸方向絶対位置と算出された位置が一致するように、ズーム駆動源41とフォーカス駆動源43を駆動制御する。
また、オートフォーカス動作ではAF信号処理回路35の出力がピークを示すように、CPU34はフォーカス駆動源43により第4レンズ群L4を駆動制御する。
更に、適正露出を得るために、CPU34はAEゲート32を通過したY信号の出力の平均値の特定値及び絞りエンコーダ37の出力特定値となるように、絞り駆動源42を駆動制御して光量調節部9の開口径を制御する。
なお、ズーム駆動源41及びフォーカス駆動源43としては、実施例のようにステッピングモータに限らず、DCモータや振動型モータを用いることもできる。また、第2、第4レンズ群L2、L4の位置を検出するためには、エンコーダ以外の検出方式を採用してもよい。
本実施例のように、駆動源としてステッピングモータを用いる場合には、或る基準位置にレンズ移動枠を配置してから、ステッピングモータに入力する動作パルス数を連続して計数する方法が一般的である。
絞りエンコーダ37はレンズ鏡筒外に配置された絞り駆動源であるメータ内部にホール素子を配置し、ロータとステータの回転位置関係を検出する方式のものなどが使用できる。絞り駆動源42により2枚の絞り羽根が駆動され光量調節を行う。また絞り羽根には、小絞り回折による画質劣化を防止するため、NDフィルタが貼り付けられている。或いは、このNDフィルタを別の駆動源により駆動するものが知られている。
また上記の実施例では、第2レンズ群L2を駆動するズーム駆動源41、第4レンズ群L4を駆動するフォーカス駆動源43の何れか一方又は双方は、例えばVCMなどの他の駆動手段により構成しても支障はない。
また、本実施例では光量調節部9の固定壁を固定絞り9aと説明したが、例えば3群鏡筒3が有するフランジなどの固定壁のように、物体側から入射する光線の光束を制限するものであればよい。
図7は上述の構成を有する本実施例のレンズ鏡筒をカメラに装着し、カメラによって移動レンズ群の基準位置を検出した後に、撮影を行う場合についての動作フローチャート図である。なお本実施例では、最初に第2レンズ群L2の基準位置を検出した後に、第4レンズ群L4の基準位置を検出する。
電源スイッチがONになると、先ずズームモータ12が回転を始め(ステップS1)、リードスクリュ12bの回転により変倍移動枠2はガイドバー7、8に沿って像面方向に移動する(ステップS2)。そして、遮光部2cがフォトインタラプタ10の検出端部10aと検出端部10bにより形成された開口部10cに進入すると、投光素子の光束が遮光部2cによって遮光される(ステップS3)。
ここで、スイッチがONとなり、これに応じてCPU34はステップ数を計数しながらズームモータ12を駆動し、変倍移動枠2を初期リセット位置まで移動させる(ステップS4)。次に、フォーカスモータ13が回転し、合焦移動枠4が前玉鏡筒1の方向に向けて移動され(ステップS5)、遮光部4cがフォトインタラプタ10の開口部10cに進入して、投光素子の光束を遮ぎるとスイッチがONになる(ステップS6)。これに応じてCPU34はステップ数を計数しながらフォーカスモータ13を駆動し、合焦移動枠4を初期リセット位置まで移動させる(ステップS7)。
上述のレンズ鏡筒は、例えば35mmフィルムカメラやデジタルスチルカメラ、またデジタルビデオカメラ等の光学機器に使用できる。
実施例のレンズ鏡筒の分解斜視図である。 縦断面図である。 レンズ鏡筒の内部構成を像面側から見た斜視図である。 レンズ鏡筒の内部構成を像面側から見た斜視図である。 レンズ鏡筒を像面側から見た配置関係の説明図である。 光学機器のブロック回路構成図である。 動作フローチャート図である。
符号の説明
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
1 前玉鏡筒
2 変倍移動枠
3 3群鏡筒
4 合焦移動枠
5 CCDホルダ
6 撮像素子
7、8 ガイドバー
9 光量調節部
10 フォトインタラプタ
12 ズームモータ
13 フォーカスモータ
34 CPU
36 ズームエンコーダ
37 絞りエンコーダ
38 フォーカスエンコーダ

Claims (6)

  1. 第1の移動レンズ群と、該第1の移動レンズ群を光軸に対して平行方向に移動させるための第1の駆動手段と、第2の移動レンズ群と、該第2の移動レンズ群を光軸に対して平行方向に移動させるための第2の駆動手段と、前記第1、第2の移動レンズ群をそれぞれ保持し、前記第1、第2の移動レンズ群の移動を案内するための案内手段と、前記第1、第2の移動レンズ群の基準位置を検出する1個の基準位置検出手段とを有するレンズ鏡筒において、前記基準位置検出手段は投光素子と受光素子を有し、前記第1、第2の移動レンズ群はそれぞれ前記案内手段に係合するスリーブと、前記基準位置検出手段の前記投光素子と受光素子により前記基準位置を検出するための遮光部とを有し、前記第1、第2のレンズ群はそれぞれが有する前記遮光部を互いに干渉させることなく光軸方向に移動可能としたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 第1の移動レンズ群と、該第1の移動レンズ群を光軸に対して平行方向に移動させるための第1の駆動手段と、第2の移動レンズ群と、該第2の移動レンズ群を光軸に対して平行方向に移動させるための第2の駆動手段と、前記第1、第2の移動レンズ群をそれぞれ保持し、前記第1、第2の移動レンズ群の移動を案内するための案内手段と、前記第1、第2の移動レンズ群の基準位置を検出する1個の基準位置検出手段とを有するレンズ鏡筒において、前記基準位置検出手段は投光素子と受光素子を有し、前記第1、第2の移動レンズ群はそれぞれ前記案内手段に係合するスリーブと、前記基準位置検出手段が前記基準位置を検出するための遮光部とを有し、前記光軸と直交する平面内において、前記基準位置検出手段は、光軸方向の位置ずれに対する像面の位置ずれ量の比であるピント敏感度が小さい方の前記移動レンズ群のスリーブよりも前記ピント敏感度が大きい方の前記移動レンズ群のスリーブに近い位置に配置したことを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 前記光軸と直交する平面内において、光軸を通る水平線分と鉛直線分とにより4つの象限に区分するとき、前記第1の移動レンズ群が有する前記スリーブと、前記第2の移動レンズ群が有する前記スリーブとは互いに異なる象限内に配置したことを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 物体側からの光量を調節する光量調節手段を有し、前記基準位置検出手段は前記光量調節手段よりも像面側に配置することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記第1の移動レンズ群が有する前記スリーブと光軸を結ぶ水平線分に対して、前記基準位置検出手段は前記第1の駆動手段を配置した象限と対向する象限に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載のレンズ鏡筒を備えた光学機器。
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