JP2015055690A - レンズ鏡筒及びそれを用いた光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリュウとラック部材を確実に付勢し、かつ衝撃による噛合いズレを防止し、好適なレンズ駆動を実現する駆動機構を提供する。
【解決手段】モータが持つリードスクリュー14aにはリードがなす角度θ2のネジ山が形成されているおり、リードスクリュー14aと噛合うラック1019には、リードスクリュー14aと噛合うための噛合い歯1019aが設けられており、その角度関係を90度>θ1>θ2とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像面に銀塩フィルムを用いた写真カメラや撮像素子としてCCD、CMOSセンサを用いたスチルカメラやビデオカメラなどに好適な光学系駆動制御装置およびそれを用いた光学機器に関するものである。
従来からレンズ鏡筒においてレンズを保持した移動環を、変倍や合焦のために光軸方向に直進移動させるレンズ駆動装置が種々提案されている。
例えば、特許文献1ではレンズ群を光軸方向に進退させるレンズ群を有するレンズ駆動機構として、ステッピングモータとラックを持つ構成において、ラックとレンズ群の間のガタを取るために一つのバネを用いて光軸方向、光軸直交方向両方に付勢力を持たせる機構を提案している。
また、特許文献2ではレンズ群を光軸方向に進退させるレンズ群を有するレンズ駆動機構として、ステッピングモータとラックを持つ構成において、ラック部材の噛合い歯と対向する位置に突起部を設けることで衝撃を加えた際に発生する噛合いズレを防止する機構を提案している。
特開平05−027149号公報 特開平11−295578号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、例えば特許文献1の構成の場合には、図7,8に示すようにラック119に設けられた噛合い歯119aが光軸に対して直交に配置されており、光軸と噛合い歯119aの間には略90度となるθ2、モータ14に設けられたリードスクリュー14aが持つリード角と光軸の間にはθ1と言う異なる角度を持って噛合いを構成する機構が提案されている。本構成ではθ1とθ2の間にはθ1−θ2の角度差が生じるため、リードスクリュー14aに対してラック119の噛合い歯119aの間にθ1−θ2の回転力が発生し、ガタが生じない噛合いを実現している。
他方、図8で示すように、リードスクリュー14aに対してラック噛合い歯119aは噛合い深さが浅くなるため、衝撃を受けた際に噛合いズレが生じやすい問題を含有している。
また特許文献2の構成の場合には、ラックの噛合い歯とリードスクリューのリード角を一致させた、いわゆるリードラックの構成を用いて衝撃を受けた際の噛合いズレを対策する提案がなされている。噛合い歯に対向する位置に突起部を設けることで衝撃による歯飛びを対策する提案であるが、図6で示すようにリードスクリューの14aが持つリード角θ1とラックの噛合い歯19aが持つ角度θ2はθ2−θ1=0度の関係となることから噛合いのガタが生じやすい問題を含有している。
そこで、本発明の目的は、ラックの噛合い歯とリードスクリューのリード角度θ1とリードスクリューのリード角度θ2を 90度 > θ1 > θ2 とすることでリード角差によるガタ付勢力と、且つ噛合い量を増加させることによる衝撃噛合いズレの両方の機能を実現し、好適なレンズ駆動を実現するための駆動力伝達機構を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明はラックの噛合い歯の持つ角度θ1とリードスクリューのリード角度θ2を 90度 > θ1 > θ2 とすることでリード角差によるガタ付勢力と、且つ噛合い量を増加させることによる衝撃噛合いズレの両方の機能を実現し、好適なレンズ駆動を実現するための駆動力伝達機構を提供することである。
本発明によればラックとスクリューのガタが無く、且つ衝撃を受けた際の噛合いズレが発生せずにレンズ群の光軸方向の移動を好適に行うことが出来る駆動機構を提供することができる。
本発明におけるラックとスクリュー配置図(側面 透視図) 本発明におけるラックとスクリュー配置図(下面) 本発明におけるレンズユニットの分解斜視図 本発明における電気的構成図 従来例 リードラックの噛合いズレ防止形状図 従来例 リードラックにおけるラックとスクリュー配置図(下面) 従来例 ストレートラックにおけるラックとスクリュー配置図(側面透視図) 従来例 ストレートラックにおけるラックとスクリュー配置図(下面)
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
図3は本発明を凸凹凸凸の4群構成の変倍光学系を有するレンズ鏡筒に適用した場合の説明図であり、その分解斜視図である。なお、説明のために一部の形状は省略されている。尚、レンズ鏡筒が有する光学形はどのような光学系でも良い。
L1は光軸方向に固定(不動)の第1群レンズである。
L2は光軸方向に移動して変倍動作を行う第2群レンズ群である。L3は光軸と直交する方向つまり後述する縦方向及び横方向に移動して振れ補正(像ブレ補正)を行う可動の防振用光学素子を含む第3群レンズである。L4は光軸方向に移動し変倍に伴って変動する像面の補正作用及び合焦作用を行う第4群レンズである。
第1群レンズL1は固定鏡筒1により保持されている。第2群レンズL2は2群移動枠2により保持されている。第3群レンズL3はシフトユニット3により保持されている。第4群レンズL4は4群移動枠4により保持されている。
また、4群移動枠4の後方(像側)には、CCD等から成る撮像素子を固定する撮像素子ホルダ5が設けられている。固定鏡筒1は前部固定筒6にビス止めされ、撮像素子ホルダ5と前部固定筒6は後部固定筒7にビス止めされている。
2群移動枠2はガイドバー8、9により光軸方向に移動可能に支持されている。ガイドバー8,9は前部固定筒6と後部固定筒7により位置決めされて固定されている。また、4群移動枠4はガイドバー10、11により光軸方向に移動可能に支持されている。ガイドバー10,11は撮像素子ホルダ5と後部固定筒7により位置決めされて固定されている。
シフトユニット3は後部固定筒7に対して位置決めされ、ビスにより固定されている。第3群レンズL3内には、撮影光学系に入射した光量を変化させる光量調節ユニット12が配置されている。光量調節ユニット12は、2枚以上の複数枚の絞り羽根を有する。 絞り羽根に連結する駆動レバーをガルバノメータ12aにより駆動することで、絞り羽根を光軸直交方向に移動させて開口径を変化させる。また、光量調節ユニット12には、NDフィルタが絞り羽根とは独立して光路に対して進退できるように構成されている。NDフィルタも同様にガルバノメータ12bを用いて駆動している。
第4群レンズL4はボイスコイルモータ13により光軸方向に駆動されている。ボイスコイルモータ13はマグネット13a、ヨーク13b、ヨーク13c、コイル13dとを有している。ボイスコイルモータ13ではヨーク13bが後部固定筒7に圧入固定され、ヨーク13bにマグネット13aとヨーク13cが磁力によって固定されている。コイル13dに電流を流すことで、コイル13dにローレンツ力が発生し、コイル13dが光軸方向に駆動可能となる。コイル13dは4群移動枠4に固定されており、コイル13dの駆動により4群移動枠4が光軸方向に駆動される。
後部固定筒7に固定される光学式センサ16は発光部と受光部とから成る。光学式センサ16は4群移動枠4に接着固定された光学スケール17に発光部から射出する光を照射し、反射光を受光部で読み取ることで、第4群レンズL4の光軸方向の絶対位置を検出している。
後部固定筒7には、ズームモータ14がビスにより固定され、第2群レンズL2はズームモータ(ステッピングモータ)14により光軸方向に駆動され変倍動作を行う。ズームモータ14は回転するロータと同軸のリードスクリュー14aを有し、リードスクリュー14aには2群移動枠2に設けられたラック1019が噛合している。ロータの回転により第2群レンズL2が光軸方向に駆動される。また、ガイドバー8,9、ラック1019及びリードスクリュー14aは、ねじりコイルばねによりそれぞれ、ガタが寄せられている状態である。
次に、駆動装置について説明する。
図1は本実施例におけるラック1019とモータスクリュー14の噛合いを示している。モータ14が持つリードスクリュー14aはその送り量に応じたネジ山が形成されているおり、例えばリード0.8mm、外形2mmのネジ仕様の場合には約7.3度の進み角を持つネジが形成されている。従ってネジの進み角と光軸の間に形成されるリード角度θ2は82.7度となる。他方ラック1019にはスクリュー14aと噛合うための噛合い歯1019aが設けられている。噛合い歯1019aと光軸の間の角度θ1は90度>θ1>θ2の関係に設定しており、本実施例ではθ2は86.35度としている。
これによりθ1−θ2 = 82.7度−86.35度 = 3.65度の角度差が生じるためラック1019とスクリュー14aのガタは発生しない。また、図2で示すようにスクリュー14aの歯高14cに対する噛合い歯1019aの歯高1019cが大きく取れるため衝撃を受けた際の噛合いズレが大幅に改善される。
図4には、本実施例における光学機器の電気的構成を示しており、以下にその説明をする。20はCCD等の固体撮像素子、222は変倍レンズ群L2の駆動源である。223は合焦レンズ群L4の駆動源である。
224は絞り駆動源である。225はバリエータである変倍レンズ群L2の光軸方向位置を検出するためのズームエンコーダ、226は合焦レンズ群L4の光軸方向位置を検出するフォーカスエンコーダである。これらのエンコーダはそれぞれ変倍レンズL2、合焦レンズL4の光軸方向の絶対位置を検出するものである。また、本発明ではフォトインタラプタから成る前記ズームリセットスイッチ12及び光学式センサ16、光学スケール17より構成されている。
なお、ズーム駆動源222及びフォーカス駆動源223としては、ステッピングモータやボイスコイルモータに限らず、DCモータや振動型モータを用いることもでき、第2及び第4レンズ群L2、L4の位置を検出するためにエンコーダ以外の検出方式を採用してもよい。
226は絞りエンコーダであり、鏡筒外に配置された絞り駆動源であるメータ12a内部にホール素子を配置し、ロータとステータの回転位置関係を検出する方式のものなどが知られている。
絞り駆動源12aにより2枚の絞り羽根12c、12dが駆動され、光量調節を行う。228はカメラ信号処理回路であり、CCD20の出力に対して所定の増幅やガンマ補正などを施す。これらの所定の処理を受けた映像信号のコントラスト信号はAEゲート229、AFゲート230を通過する。即ち、露出決定及びピント合わせのために最適な信号取り出し範囲が全画面内のうちこのゲートで設定される。このゲートの大きさは可変であったり、複数設けられる場合もあるが、ここでは簡単のためにその詳細は記述しない。
231はAF(オートフォーカス)のためのAF信号処理回路であり、映像信号の高周波成分に関する一つもしくは複数の出力を生成する。233はズームスイッチ、234はズームトラッキングメモリであり、変倍に際して被写体距離と変倍レンズ位置に応じてとるべきフォーカシングレンズ位置の情報を記憶する。尚、ズームトラッキングメモリとしてはCPU内のメモリを使用してもよい。232はCPUである。
例えば撮影者によりズームスイッチ233が操作されると、CPU232はズームトラッキングメモリ234の情報をもとに算出した変倍レンズ群L2と合焦レンズ群L4の所定の位置関係が保たれるように、駆動制御する。すなわち、ズームエンコーダ225の検出結果より得られる第2レンズ群L2の光軸方向絶対位置と、算出された位置が一致するように、ズーム駆動源222とフォーカシング駆動源223を駆動制御するものである。同様に、フォーカスエンコーダ225の検出結果より得られる合焦レンズ群L4の光軸方向絶対位置と算出された位置、が一致するように、ズーム駆動源222とフォーカシング駆動源223を駆動制御するものである。
また、オートフォーカス動作ではAF信号処理回路231の出力がピークを示すように、CPU232はフォーカシング駆動源223を駆動制御する。
さらに、適正露出を得る為にCPU232はAEゲート229を通過したY信号の出力の平均値の所定値及び絞りエンコーダ226の出力所定値となるように、絞り駆動源224を駆動制御して開口径をコントロールするものである。
上記実施例では、第2レンズ群L2を駆動する駆動装置がステッピングモータ、第4レンズ群L4を駆動する駆動装置がボイスコイルモータの構成を成しているが、第4レンズ群の駆動装置がステッピングモータの構成をとっていても構わない。
2 :変倍移動レンズ枠
2c :回転基準穴
2d :回転基準穴
12 :絞り駆動機構
14 :ステッピングモータ
14a:モータスクリュー
18 :コイルバネ
18a:バネ支点
18b:バネ力点
19 :ラック
19a:ラック噛合い歯
20 :撮像素子
222:ズーム駆動源
223:フォーカス駆動源
119:ラック
119a:ラック噛合い歯
1019:ラック
1019a:ラック噛合い歯

Claims (2)

  1. A.光軸方向に移動するレンズ保持枠と
    B.レンズ保持枠を進退自在に駆動するモータと、
    C.前記モータと、前記レンズ保持枠とを回転自在に連結するラック部材と、
    D.前記ラック部材には前記モータのスクリュウに噛み合う複数の噛み合い歯を持ち、
    E.前記複数の噛合い歯と光軸で構成される角度θ1と
    F.前記モータのスクリュウのリードと光軸がなす角度θ2との関係は
    G.90度 > θ1 > θ2であることを特徴とする
    H.レンズ駆動装置。
  2. A.請求項1に記載のレンズ駆動装置を用いたことを特徴とする
    B.撮像装置。
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