JP2010210868A - レンズ鏡筒及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の移動レンズ枠(ズームレンズとフォーカスレンズ)の基準位置を一つの基準位置検出手段で検出する際、駆動源の損傷を効果的に防止することができるレンズ鏡筒を得ること。
【解決手段】 少なくとも2個の移動レンズ枠と、一方の移動レンズ枠を駆動する駆動源Aと、他方の移動レンズ枠を駆動する際に、該他方の移動レンズ枠が駆動端に突き当たって駆動しても損傷を生じない駆動源Bと、各移動レンズ枠の光軸上の基準位置を検出する1つの基準位置検出手段と、各移動レンズ枠の基準位置の検出は、いずれかの移動レンズ枠が基準位置検出手段で検出される位置にあるとき、該他方の移動レンズ枠を該基準位置検出手段で検出される位置から退避する方向に移動させ、次いで一方の移動レンズ枠を該基準位置検出手段で検出される位置から退避する方向へ移動させ、このとき該基準位置検出手段で検出される信号を用いて行われていること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レンズ鏡筒及びそれを有する撮像装置に関する。例えば、レンズ群を保持するレンズ移動枠の光軸上の基準位置を検出し、該移動レンズ枠を基準位置より移動させる際に好適なビデオカメラやデジタルスチルカメラ等に関するものである。
デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置(光学機器)は光軸方向にレンズを保持する移動レンズ枠を駆動源からの駆動力で移動させることで、変倍(ズーミング)及び焦点調節(フォーカシング)を行っている。このとき、移動レンズ枠を移動させるための駆動手段(駆動源)として、ステッピングモータやマグネットとコイルで構成されたボイスコイルモータ(VCM)等が知られている。
一般に、移動レンズ枠をステッピングモータ等の駆動源からの駆動力で駆動する場合は、該移動レンズ枠の光軸上の駆動原点となる基準位置を設定し、この位置より駆動させている。このときの移動レンズ枠の光軸上の基準位置を決定し、それより駆動させる位置決定駆動制御方式としていわゆるオープンループ制御方式が多く採用されている。オープンループ制御方式の場合は移動レンズ枠の時々刻々の光軸上の位置を検出するための検出装置が不要である。また、オープンループ制御方式は制御系の構成がクローズドループ制御方式の制御系に較べて簡単且つ小型になるという利点がある。しかしながら、ステッピングモータ等の駆動源を用いたオープンループ制御方式において移動レンズ群の位置決め制御を行う場合には、ステッピングモータの駆動開始位置と該移動レンズ枠の駆動開始位置とを一致させておく必要がある。このために位置決め駆動制御開始前に該移動レンズ群を光軸上の特定の基準位置に戻すことが必要となってくる。このため、該移動レンズ枠が該基準位置(リセット位置)に位置決めされたか否かを検出するための基準位置(リセット位置)検出手段が必要となる。
一方、移動レンズ枠をボイスコイルモータで駆動する場合には、磁気式や光式のエンコーダによって移動量を検知しながら位置制御が行われる。この場合においても、基準位置から駆動させるためのステッピングモータを用いたときと同様に該移動レンズ枠が該基準位置(リセット位置)に位置決めされたか否かを検出するための基準位置(リセット位置)検出手段が必要となってくる。従来より、ズームレンズ枠とフォーカスレンズ枠のそれぞれの基準位置の検出を一つの基準位置検出手段(共用フォトインタラプタ)で検出して、双方のレンズ枠を駆動制御するレンズ制御装置が知られている(特許文献1)。
特開2002-341226号公報
複数の移動レンズ枠の各々の光軸上の基準位置(原点)を一つの基準位置検出手段を用いて検出する場合には、時系列で検出する。このときに、いずれか一方の移動レンズ枠の移動原点を検出するために、その一方の移動レンズ枠を基準位置検出手段の(検出可能な方向)方へ移動させる前に、他方の移動レンズ枠を基準位置検出手段の位置(検出可能な領域)から退避させる必要がある。他方の移動レンズ枠を退避させた場合、他方の移動レンズ枠の元の位置によっては、他方の移動レンズ枠は、レンズ鏡筒の固定部で形成される駆動端に衝突する場合がある。駆動端に衝突すると、駆動源がステッピングモータである場合ラックの損傷や、ラックネジとスクリューネジの食付きが生じ駆動不能になる恐れがある。このため複数の移動レンズ枠の光軸上の基準位置を1つの基準位置検出手段を用いて時系列に検出するとき、最初に基準位置検出手段から退避させる移動レンズ枠を駆動する駆動源を適切に設定することが重要になってくる。
本発明はこれらの事項を適切に設定することにより、次に移動させる移動レンズ枠が駆動端に突き当たるのを効果的に回避することができるレンズ鏡筒及びそれを有する光学機器の提供を目的とする。
本発明のレンズ鏡筒は、少なくとも2個の移動レンズ枠と、一方の移動レンズ枠を駆動する駆動源Aと、他方の移動レンズ枠を駆動する際に、該他方の移動レンズ枠が駆動端に突き当たって駆動しても損傷を生じない駆動源Bと、各移動レンズ枠の光軸上の基準位置を検出する1つの基準位置検出手段と、各移動レンズ枠の基準位置の検出は、いずれかの移動レンズ枠が基準位置検出手段で検出される位置にあるとき、該他方の移動レンズ枠を該基準位置検出手段で検出される位置から退避する方向に移動させ、次いで一方の移動レンズ枠を該基準位置検出手段で検出される位置から退避する方向へ移動させ、このとき該基準位置検出手段で検出される信号を用いて行われていることを特徴としている。
本発明の移動レンズ枠の基準位置検出方法は、少なくとも2個の移動レンズ枠の光軸上の基準位置を1つの基準位置検出手段で時系列に検出する移動レンズ枠の基準位置検出方法であって、一方の移動レンズ枠は、該一方の移動レンズ枠が駆動端に突き当たって駆動したとき損傷をする駆動源Aで駆動されており、他方の移動レンズ枠は該他方の移動レンズ枠が駆動端に突き当たって駆動しても損傷を生じない駆動源Bで駆動されており、各移動レンズ枠の基準位置の検出を時系列に検出するとき、いずれかの移動レンズ枠が基準位置検出手段で検出される位置にあるときは、該他方の移動レンズ枠を該基準位置検出手段で検出される位置から退避する方向に移動させ、次いで一方の移動レンズ枠を該基準位置検出手段で検出される位置から退避する方向へ移動させ、このとき該基準位置検出手段で検出される信号を用いていることを特徴としている。
本発明によれば、複数の移動レンズ枠(ズームレンズとフォーカスレンズ)の基準位置を一つの基準位置検出手段で検出する際、駆動源の損傷を効果的に防止することができるレンズ鏡筒が得られる。
本発明の実施例1のレンズ鏡筒を示す分解斜視図 本発明の実施例1の移動鏡筒を撮像素子側から見た説明図 本発明の実施例1の移動鏡筒のフォトインタラプタ遮光状態図 本発明の実施例1の基準位置検出動作フローチャート 本発明の光学機器の要部ブロック図 本発明の実施例2の移動鏡筒部の要部概略図
以下に、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のレンズ鏡筒を参考のため、後述する各部材に付けた符番を用いて説明すると次のとおりである。少なくとも2個の移動レンズ枠(2群鏡筒3、4群鏡筒4)を有している。一方の移動レンズ枠3をステッピングモータ(STM)11又は振動型アクチュエータ(超音波モータ)等の駆動源Aで駆動している。他方の移動レンズ枠4をそれが駆動端に突き当たって駆動させても損傷が生じないようなボイスコイルモータ(VCM)やDCモータ等の駆動源Bで駆動している。2個の移動枠の光軸上の基準位置(ズーミング又はフォーカシングするときの基準となる位置)を時系列に検出する1つの基準位置(原点)検出手段(フォトインタラプタ)11を有している。
いずれかの移動レンズ枠が基準位置検出手段で検出される位置にあるとする(図3(B)、(C)、(D))。このとき双方の移動レンズ枠のそれぞれの原点を検出するに際し、最初に駆動源Bで他方の移動レンズ枠を基準位置検出手段で検出される位置から退避する方向(検出されない方向)に移動させる。そして、基準位置検出手段11で得られる信号を用いる。次に駆動源Aで一方の移動レンズ枠を基準位置検出手段で検出される位置から退避する方向に移動させたときに、基準位置検出手段11で得られる信号を用いる。又、本発明の移動レンズ枠の基準位置検出方法では、少なくとも2個の移動レンズ枠3、4の光軸上の基準位置を1つのフォトインタラプタ等の基準位置検出手段11で時系列に検出する。一方の移動レンズ枠3は、一方の移動レンズ枠3が駆動端に突き当たって駆動したとき損傷をするステッピングモータ等の駆動源Aで駆動されている。他方の移動レンズ枠4は他方の移動レンズ枠が駆動端に突き当たって駆動しても損傷を生じないボイスコイルモータ(VCM)等の駆動源Bで駆動されている。各移動レンズ枠3、4の基準位置の検出を時系列に検出するとき、いずれかの移動レンズ枠が基準位置検出手段11で検出される位置にあるときは、次のようにする。
まず最初に他方の移動レンズ枠4を基準位置検出手段11で検出される位置から退避する方向に移動させる。次いで一方の移動レンズ枠3を基準位置検出手段11で検出される位置から退避する方向へ移動させる。このとき基準位置検出手段11で検出される信号を用いて双方の移動レンズ枠3、4の光軸上の基準位置を検出している。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例1のレンズ鏡筒を示す要部斜視図である。図2は図1の一部分を像側から見たときの要部概略図である。図1、図2において1は固定鏡筒であり、カメラ本体(不図示)に着脱可能に装着されている。固定鏡筒1は内部に複数のレンズ保持部(レンズ保持枠)を備えておりそれぞれのレンズ保持枠は(不図示)を接着または熱カシメにより固定保持している。1群鏡筒2は第1レンズ群L1を保持し、第1のビス18により固定鏡筒1にビス止めされ固定されている。撮像素子保持枠5は、CCD等の撮像素子を取り付け可能な構造をしており第4のビス21により固定鏡筒1にビス止めされている。2群鏡筒3は第2レンズ群L2を保持している。2群鏡筒3にはズームラック10がラック取り付け部3aによって取り付けられている。2群鏡筒3に設けたU溝部3cが1群鏡筒2と撮像素子保持枠5により支持されたガイドバー16aによりガイドされている。又2群鏡筒3に設けたスリーブ部3bは1群鏡筒2と固定鏡筒1に支持されたガイドバー16bによりガイドされている。該ガイドバー16a、16bにより2群鏡筒3は光軸に平行な方向以外への移動が規制されている。また2群鏡筒3には遮光部3dが形成されている。11は2群鏡筒3と4群鏡筒4の光軸方向の基準位置を検出するフォトインタラプタ(基準位置検出手段)である。該フォトインタラプタ11は断面がコの字形状となっており、一方の片部11aと他方の片部11bとは光軸方向に互いに平行又は略平行に配置されている。
フォトインタラプタ11は固定鏡筒1にビス止めで固定される。フォトインタラプタ11は片部11aと片部11bとで形成された開口部11cを有するコの字形状を成しており、片部11a(片部11bでもよい)の内側面には受光素子が、片部11b(片部11aでもよい)の内側面には投光素子が取り付けられている。また、投光素子と受光素子は電気配線を通して電気回路基盤上の制御装置(不図示)に電気的に接続されている。該受光素子は、該投光素子からの出射した光束以外の光線が入射して受光すると誤作動(光束の誤認識)を起こす懸念がある。
そのため、本実施例ではフォトインタラプタ11は光量調節装置8の固定絞り部8aより像面位置に配置し、物体側より入射する光線が入射しないようにしている。9は第2レンズ群L2を光軸方向に移動し変倍動作を行わせるためのステッピングモータ(第一の駆動手段)である。ステッピングモータ9は第3のビス20により固定鏡筒1に固定されている。ステッピングモータ9は回転するロータ(駆動モータ)9bと同軸のリードスクリュウ(送りねじ)9aを有する。リードスクリュウ9aはステッピングモータ9を固定鏡筒1に組み込まれた状態において、光軸と平行又は略平行となるように配置されている。また、リードスクリュウ9aの一端は駆動モータ9bに連結され、駆動モータ9bは所定方向へ回転する。ラック10は2群鏡筒3の連結部3aと直交方向または略直交方向へ揺動自在に取り付けられている。また該ラック10は、その先端が二股状に形成されていて、メイン歯、対向歯、加圧歯(いずれも不図示)とを備えている。
該メイン歯は、リードスクリュウ9aの送りねじに螺合している。対向歯は、メイン歯の歯とびや喰い付きを防止する。ラック10は、メイン歯、加圧歯、コイルばねによりリードスクリュウ9aのねじ外径にガタ無く付勢する。該ラック10は、該メイン歯の歯先と該対向歯間の寸法をリードスクリュウ9aのねじ外径より大となるように設定している。このため、該メイン歯がリードスクリュウ9aに螺合する片歯態様の螺合状態となる。よって、リードスクリュウ9aの回転により、2群鏡筒3がラック10を介して光軸方向に駆動される。
4群鏡筒4は第4レンズ群L4を保持している。4群鏡筒4に設けたスリーブ部4b及びU溝部4cは、各々固定鏡筒1と撮像素子保持枠5に支持されたガイドバー17a・17bによりガイドされている。これにより4群鏡筒4は光軸以外の方向への移動を規制されている。また 4群鏡筒4には遮光部4dが形成されている。2群鏡筒3に設けた遮光部3dと4群鏡筒4に設けた遮光部4dは光軸方向に平行で互いに干渉しないように形成されている。4e、4fはメカストッパーであり、撮像素子保持枠5に設けられた、突き当て部5a及び、固定鏡筒1に設けられた、不図示の突き当て部により、4群鏡筒4の可動範囲を制限している。12はコイルであり、4群鏡筒3に接着剤にて固定されている。13はマグネットであり、光軸方向に2極に着磁され、鉄板でできたヨーク14に磁力で吸着された状態で固定鏡筒1の内壁に固定保持されている。したがって、マグネット13によって発生した磁界中にコイル12を配置し電流を流すことでコイル12が直進移動する。即ち4群鏡筒3を駆動する。これらの各部材12、13、14は第2の駆動手段である電磁力を駆動力とする非接触型電磁アクチュエータ(以下、ボイスコイルモータVCMと呼ぶ)を構成している。
コイルの配線はフレキシブルプリント基板(不図示)によって、4群鏡筒3の移動を妨げないように固定鏡筒1外に引き出され、制御回路に接続されている。フォーカスセンサ15は固定鏡筒1にビスにより固定され、位置検出のためのスケール(不図示)は4群鏡筒3に接着剤にて固定されている。4群鏡筒3は前記ボイスコイルモータVCMにより駆動され光軸方向へ移動する。フォーカスセンサ15で得られる信号により4群鏡筒4の光軸方向の移動量を決定し、4群鏡筒4の移動によりフォーカシングを行う。アイリスユニット8は固定鏡筒1に第2のビス19により固定されている。
次に、上述の構成を有する本実施例のレンズ鏡筒をカメラ本体(不図示)に装着し、該カメラによって移動レンズ群(2群鏡筒3と4群鏡筒4)の基準位置を検出した後、移動レンズ枠を移動させて撮影を行う場合について説明する。2群鏡筒3に設けた遮光部3dと4群鏡筒4に設けた遮光部4dがいずれもフォトインタラプタ11の開口部11cから出ている場合(図3(A))は次のとおりである。不図示のカメラ電源スイッチがONになると、まず、ステッピングモータ(STM)9が回転を始め、送りねじ9aが回転されて第2レンズ群L2(2群鏡筒3)は送りねじ9aに沿って像面方向へ移動する。そして、2群鏡筒3に設けた遮光部3dがフォトインタラプタ11の片部11aと片部11bにより形成された開口部11c内に侵入すると、フォトインタラプタ11に取り付けられている該投光素子を出射した光束が遮光部3dによって遮られる。よって、フォトインタラプタ11からの出力信号が変化し、これに応じてカメラ本体内の制御装置(CPU)(制御手段)はステップ数をカウントしながらステッピングモータ9を駆動し、2群鏡筒3を初期ズーム位置(基準位置)まで移動させる。
次に、前述のボイスコイルモータVCMにより4群鏡筒4が前玉方向(物体側)へ向かって移動される。そして4群鏡筒4に設けた遮光部4dがフォトインタラプタ11の片部11aと片部11bの間に侵入して投光素子を出射した光束を遮るとフォトインタラプタ11からの出力信号が変化する。これに応じてカメラ本体内の制御装置はフォーカスセンサ15により移動量を検知しながらボイスコイルモータVCMを駆動し、4群鏡筒4を初期フォーカス位置(基準位置)まで移動させる(後述する図3(A)参照)。
以下、カメラ電源スイッチがONしてから2個の移動枠(2群鏡筒3と4群鏡筒4)が初期位置(基準位置)にセットされるまでの時間を『レンズ初期位置セット時間』という。そして、この一連の動作を『レンズ初期位置セット動作』と言う。図3(A)〜図3(D)は、『レンズ初期位置セット動作』に入る前の「フォトインタラプタ11」と「2群鏡筒3に設けた遮光部3d」と「4群鏡筒4に設けた遮光部4d」との相互位置関係を示した説明図である。図3(A)〜図3(D)は、固定鏡筒1に固定したフォトインタラプタ11の片部11aと片部11bに対して、2群鏡筒3の遮光部3dと、4群鏡筒4の遮光部4dとの関係を示している。即ち、遮光部3dと遮光部4dが片部11aと片部11bとの間に、イン状態(入っている遮光状態)なのか、アウト状態(出ている非遮光状態)なのかを全ての場合(ここでは4パターン)について示している。
(ア)図3(A)は前述したように、2群鏡筒3の遮光部3d=「アウト状態」、4群鏡筒4の遮光部4d=「アウト状態」を示している。(イ)図3(B)は、2群鏡筒3の遮光部3d=「イン状態」、4群鏡筒4の遮光部4d=「アウト状態」を示している。(ウ)図3(C)は、2群鏡筒3の遮光部3d=「アウト状態」、4群鏡筒4の遮光部4d=「イン状態」を示している。(エ)図3(D)は、2群鏡筒3の遮光部3d=「イン状態」、4群鏡筒4の遮光部4d=「イン状態」を示している。ここで図3(B)、(C)、(D)は移動レンズ枠3、4のいずれかが基準位置検出手段11で検出される位置「イン状態」に相当している。
次に、上記、図3(A)〜図3(D)の各場合において、『レンズ初期位置セット時間』が最短となる『レンズ初期位置セット動作』について説明する。図3(A)の場合、先に説明した場合と同様である。図3(B)、図3(D)の場合は次のとおりである。不図示のカメラ電源スイッチがONになると、カメラ本体内の制御装置(制御手段)は、フォトインタラプタ11からの出力信号から、2群鏡筒3に設けた遮光部3dか4群鏡筒4に設けた遮光部4dのどちらかが「イン状態」であることを検知する。(ここでフォトインタラプタ11が1個なので、どちらがイン状態なのか又は両方なのかは、不確定である。
まず、ボイスコイルモータVCMによって「4群鏡筒4」を、像面方向に駆動する。所定量(=Fa)移動しても、フォトインタラプタ11からの出力が変化しないので、図3(B)又は図3(D)の遮光部3dが「イン状態」と確定する(判断する)。この時4群鏡筒4の初期位置によっては、4群鏡筒4のメカストッパー部4eが撮像素子保持枠5に設けられた、突き当て部(メカ端)5aに突き当たる。突き当て部5aに突き当たってもボスイコイルモータVCMは非接触型のアクチュエータであるため、ボイスコイルモータVCM(マグネット・コイル・ヨーク)に衝撃力が加わらない。よって、メカ端5aとの衝突によってもアクチュエータ(VCM)の損傷がない。次にステッピングモータ9によって「2群鏡筒3」を、前玉方向(前方)に駆動する。この時、図3(B)、図3(D)はいずれも、遮光部3dが「イン状態」で遮光部4dが「アウト状態」で、2群鏡筒3は同一の状態である。
次にステッピングモータ9が回転を始め、送りねじ9aが回転されて2群鏡筒3(第2レンズ群L2)は送りねじ9aに沿って前玉方向(前方)へ移動する。そして、遮光部3dがフォトインタラプタ11の片部11aと片部11bにより形成された開口部11cから外れて、アウト状態となる。これに応じてカメラ本体内の制御装置CPUはステップ数をカウントしながらステッピングモータ9を同方向に所定量Cだけ駆動して、「2群鏡筒3」を停止する。そしてすぐに「2群鏡筒3」を像面方向に反転駆動させると、フォトインタラプタ11に取り付けられている該投光素子から出射した光束が遮光部3dによって遮られる(イン状態)。よって、フォトインタラプタ11からの出力信号が再度変化(A時点)とする。そして、これに応じて制御装置はステップ数をカウントしながらステッピングモータ9を駆動し、2群鏡筒3を初期ズーム位置(基準位置)まで移動させる(このとき遮光部3dが「イン状態」であったことが確定。)。
次に、ボイスコイルモータVCMにより4群鏡筒4が前玉方向(物体側)へ向かって移動され、遮光部4dがフォトインタラプタ11の片部11aと片部11bの間に侵入して投光素子から出射した光束を遮るとフォトインタラプタ11からの出力信号が変化する。これに応じてカメラ本体内の制御装置はフォーカスセンサ15で移動量を検知しながらボイスコイルモータVCMを駆動し、4群鏡筒4を初期フォーカス位置(基準位置)まで移動させる。これで、2群鏡筒3と4群鏡筒4の『レンズ初期位置セット動作』が完了する。ここで、前述の所定量Cとは、遮光部3dがフォトインタラプタ11から外れたアウト状態を安定的に維持できる最小移動量とする。また、2つの駆動手段(ステッピングモータ9、ボイスコイルモータVCM)の同時駆動が可能なシステムであれば、A時点は、2群鏡筒3の遮光部3dがフォトインタラプタ11から外れた瞬間となる。このため、この時点から、4群鏡筒4を前玉方向へ駆動開始することも可能であり、さらに、『レンズ初期位置セット時間』を短縮することができる。
図3(C)の場合は次のとおりである。不図示のカメラ電源スイッチがONになると、カメラ本体内の制御装置は、フォトインタラプタ11からの出力信号から、2群鏡筒3に設けた遮光部3dか4群鏡筒4に設けた遮光部4dのどちらかが「イン状態」であることを検知する。ここで、フォトインタラプタ11が1個なので、どちらがイン状態なのか又は両方なのかは、不確定である。
まず、ボイスコイルモータVCM側によって4群鏡筒4を、像面方向に駆動する。所定量(=Fa)移動するまえに、フォトインタラプタ11からの出力信号が変化する。このため、これに応じて該制御装置はフォーカスセンサ15により移動量を検知しながらボイスコイルモータVCMを同方向に所定量Dだけ駆動して、「4群鏡筒4」を停止する。そしてすぐに、「4群鏡筒4」を、物体側方向に反転駆動する。そうするとフォトインタラプタ11に取り付けられている該投光素子から出射した光束が遮光部4dによって遮られる。よって、フォトインタラプタ11からの出力信号が再度変化(B時点)し、これに応じて制御装置はフォーカスセンサ15により移動量を検知しながら、4群鏡筒4を初期フォーカス位置(基準位置)まで移動させる。このとき遮光部4dが「イン状態」であったことが確定できる。又遮光部3dが「アウト状態」であったことも同時に確定される。
次に、「2群鏡筒3」を、像面方向に駆動させる。即ち、ステッピングモータ9が回転を始め、送りねじ9aが回転されて第2レンズ群L2は送りねじ9aに沿って像面方向へ移動する。そして、遮光部3dがフォトインタラプタ11の片部11aと片部11bにより形成された開口部11cに入り、「イン状態」となる。これに応じて制御装置はステップ数をカウントしながらステッピングモータ9を前玉方向(物体側)に所定量駆動して、2群鏡筒3を初期ズーム位置(基準位置)まで移動させる。これで、2群鏡筒3と4群鏡筒4のレンズ初期位置セット動作が完了する。ここで前述の所定量Dとは、遮光部4dがフォトインタラプタ11から外れたアウト状態を安定的に維持できる最小移動量とする。また、2つの駆動手段(ステッピングモータ9とボイスコイルモータVCM)の同時駆動が可能なシステムであれば、B時点は、4群鏡筒4の遮光部4dがフォトインタラプタ11から外れた瞬間となる。このため、この時点から、2群鏡筒3を像面方向へ駆動開始することも可能であり、さらに、『レンズ初期位置セット時間』を短縮することができる。
図4は本実施例の基準位置検出動作のフローチャートである。ステップS1でフォトインタラプタ11の遮光又は非遮光を判別する。フォトインタラプタ11が遮光してないなら、ステップS7に進み、その後は図3(A)の場合で説明した通りとなる。ステップS1でフォトインタラプタ11が遮光状態(イン状態)ならステップS2に進み、4群鏡筒4をフォトインタラプタ11から退避する方向(アウト状態)に移動する。
次にステップS3でフォトインタラプタ11の退避(アウト状態)を検知した場合は、ステップS4に進む。これは図3(C)の場合である。ステップS5、S6の動作は図3(C)の場合について説明したとおりである。ステップ3でフォトインタラプタ11の退避(アウト状態)を検知できなかった場合は、ステップS8に進む。これは図3(B)、図3(D)の状態となる。ステップS9〜S11の動作は図3(B)、図3(D)の場合について説明したものである。
上記の構成で移動レンズ群(移動レンズ群)3、4の基準位置の検出を行えば、いずれの場合も、ステッピングモータ9で駆動される2群鏡筒3がレンズ固定部と衝突することがない。よって、ズームラック10やステッピングモータ9に衝撃力が加わることがないので、損傷が起こることがない。またズームラック10の歯とスクリューネジ9aの食付きも起こらない。
以上のように本実施例によれば、複数の移動レンズ枠3、4の光軸上の基準位置を1つの基準位置検出手段11を用いて時系列に検出するとき、移動レンズ枠4を最初に基準位置検出手段11から退避させる移動レンズ枠としている。この移動レンズ枠4を駆動する駆動源を移動レンズ枠4が駆動端に突き当たっても損傷が生じないボイスコイルモータ(VCM)より構成している。そして次に移動させる移動レンズ枠3が駆動端に突き当たるのを効果的に回避している。これにより移動レンズ枠3が駆動端に当たったときに損傷を起こすステッピングモータ等の駆動源を用いることができるようにしている。
図5は、本実施例のレンズ鏡筒を有する光学機器の要部ブロック図である。図5において図1で示した部材と同一部材には同符番を付している。6はCCD等の固体撮像素子である。222は第2レンズ群L2(2群鏡筒3)の駆動源であり、図3のステッピングモータ9と、ステッピングモータ9と連動するロータ9b、リードスクリュウ9a等を含む。223は第4レンズ群L4の駆動源であり、図1のコイル12、マグネット13、ヨーク15で構成されるボイスコイルモータVCM等を含む。224は絞り駆動源である。225はバリエータである第2レンズ群L2の光軸方向位置を検出するためのズームエンコーダである。226は第4レンズ群L4の光軸方向位置を検出するフォーカスエンコーダである。
これらのエンコーダ225、226はそれぞれ変倍レンズL2、合焦レンズ(第4レンズ群)L4の光軸方向の絶対位置を検出するものである。また、本実施例の基準位置検出手段では、共通の一個のフォトインタラプタ11と、フォーカスセンサー15により構成されている。227は絞りエンコーダであり、固定鏡筒1外に配置された絞り駆動源であるメータ内部にホール素子を配置し、ロータとステータの回転位置関係を検出する方式のものなどが適用できる。絞り駆動源224により2枚の絞り羽根が駆動され、開口径を変えて通過光の光量調節を行う。また該絞り羽根には、小絞り回折による画質劣化を防止する為、NDフィルターが貼り付けられている。或いは、このNDフィルターを別駆動源により駆動するものが適用できる。228はカメラ信号処理回路であり、CCD6からの出力信号に対して所定の増幅やガンマ補正などを施す。これらの所定の処理を受けた映像信号のコントラスト信号はAEゲート229、AFゲート230を通過する。即ち、露出決定及びピント合わせのために最適な信号取り出し範囲が全画面内のうちこのゲート229、230で設定される。このゲート229、230の大きさは可変であったり、複数設けられる場合もあるが、ここでは簡単のためにその詳細は記述しない。
231はAF(オートフォーカス)のためのAF信号処理回路であり、映像信号の高周波成分に関する一つもしくは複数の出力を生成する。233はズームスイッチ、234はズームトラッキングメモリであり、変倍に際して被写体距離と変倍レンズL2の光軸上の位置に応じてとるべきフォーカシングレンズ群L4の光軸方向の位置の情報を記憶する。尚、ズームトラッキングメモリ234としてはCPU232内のメモリを使用してもよい。CPU232は各種の動作を制御する。
例えば撮影者によりズームスイッチ233が操作されると、CPU232はズームトラッキングメモリ234の情報をもとに算出した第2レンズ群L2と第4レンズ群L4の所定の位置関係が保たれるように、駆動制御する。すなわち、ズームエンコーダ225の検出結果より得られる第2レンズ群L2の光軸方向の絶対位置と、算出された位置が一致するように、ズーム駆動源222とフォーカシング駆動源223を駆動制御する。同様に、フォーカスエンコーダ225の検出結果より得られる第4レンズ群L4の光軸方向の絶対位置と算出された位置、が一致するように、ズーム駆動源222とフォーカシング駆動源223を駆動制御するものである。
また、オートフォーカス動作ではAF信号処理回路231からの出力信号がピークを示すように、CPU232はフォーカシング駆動源223を駆動制御する。さらに、適正露出を得る為にCPU232はAEゲート229を通過したY信号の出力の平均値の所定値及び絞りエンコーダ227の出力所定値となるように、絞り駆動源224を駆動制御して絞り開口径をコントロールする。
[実施例2]
図6は本発明の実施例2のレンズ鏡筒の要部概略図である。図6は実施例1で説明したレンズ鏡筒の移動する2群鏡筒の周りのみを取り出して示している。本実施例は実施例1において2群鏡筒3の駆動源として用いたステッピングモータ(STM)の代わりに振動型リニアアクチューエータ(超音波モータ)を用いた点が異なっている。本実施例において、実施例1と共通部分は説明を省略する。
103は2群鏡筒で第2レンズ群L2を保持している。103aは2群鏡筒103に設けた遮光部である。104は4群鏡筒で第4レンズ群L4を保持している。104bは4群鏡筒104に設けた遮光部である。112はコイル、113はマグネット、114はヨークでありこれらで、実施例1でも説明したボイスコイルモータVCMを構成している。111はフォトインタラプタである。124はズームセンサである。123はセンサスケールである。ズームセンサ124は投光部と受光部を備えておりセンサスケール123に転写されたパターンを読み取ることで、2群鏡筒103の光軸方向への移動量を検出している。
120は磁石と摩擦材とを接合して構成されたスライダ(接触部材)でる。122は電気−機械エネルギー変換素子と該電気−機械エネルギー変換素子により振動が励起される板状の弾性部材とにより構成される振動子である。ここで、該振動子122の弾性部材は強磁性体であり、該強磁性体がスライダ120の磁石と引き合うことにより、スライダ120の摩擦材の圧接面120aと振動子122の弾性部材において光軸方向2箇所に形成された圧接面(不図示)とが圧接される。これらスライダ120および振動子122によって振動型リニアアクチュエータ(超音波モータ)が構成される。振動型リニアアクチュエータには、フレキシブル配線板(不図示)を介して2つの位相が異なる周波信号(パルス信号又は交番信号)が入力される。これにより、振動子122の圧接面に略楕円運動が発生し、スライダ120の圧接面120aに光軸方向の駆動力が発生する。
121は板バネであり、溝部121aと振動子122は接着等で固着され振動子ユニットを形成している。また121bはビス穴であり、固定鏡筒1にビス止めされる、該板バネ121は、その板面の面内方向には変形しにくく、板面に垂直な方向には変形しやすい形状を有する。これにより、振動子ユニットの取り付け位置が製造誤差で接触面方向にずれたとしても、板バネ121のたわみにより、振動子122とスライダ圧接面120aの接触が安定して保たれる。これら、スライダ120、板バネ121、振動子122で形成される駆動源を振動型リニアアクチュエータと呼ぶ。この振動型リニアアクチュエータは、2群鏡筒103が駆動端に当たり、それ以上動けない状態で駆動を続けると、振動子122とスライダ120の接触部が局所的に磨耗し、駆動性能の劣化に繋がる。
本実施例において、基準位置検出を行う際の動作について図4のフローチャートを用いて説明する。図4のフローチャートにおいて2群鏡筒(STM)を2群鏡筒(振動型リニアアクチュエータ)に置き換えてみる。即ちステップS2で4群鏡筒(VCM)を先にフォトインタラプタ退避方向に駆動すれば、実施例1で説明したのと同様に、2群鏡筒の固定端の衝突を回避することができる。これにより、第1の振動型リニアアクチュエータの損傷を防ぐことができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例にて説明した構成に限定されず、特許請求の範囲の請求項の範囲内で上記各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。また、上記実施例では、ボイスコイルモータVCMを駆動端に突き当たって駆動した際に損傷を生じない駆動源として取りあげられたが、この条件を満たすその他アクチュエータ(DCモータ)等にも適用することができる。さらに、上記実施例では、振動型リニアアクチュエータが端に突き当たって駆動させた場合の磨耗に耐えうる十分な耐久性があるなら駆動端に突き当たって駆動した際に損傷を生じない駆動源として扱う事ができる。
L1 第1レンズ群、L2 第2レンズ群、L3 第3レンズ群、L4 第4レンズ群、1 固定鏡筒、2 1群鏡筒、3 2群鏡筒、4 4群鏡筒、5 撮像素子保持枠、8 アイリスユニット、9 ステッピングモータ、10 ズームラック、11 フォトインタラプタ、12 コイル、13 マグネット、14 ヨーク、15 フォーカスセンサ、16a・16b 2群ガイドバー、17a・17b 4群ガイドバー、18 第1のビス、19 第2のビス、20 第3のビス、21 第4のビス、103 2群移動鏡筒、104 4群移動鏡筒、111 フォトインタラプタ、112 コイル、113 マグネット、114 ヨーク、120 スライダ、121 板バネ、122 振動子、123 スケール、124 ズームセンサ

Claims (7)

  1. 少なくとも2個の移動レンズ枠と、一方の移動レンズ枠を駆動する駆動源Aと、他方の移動レンズ枠を駆動する際に、該他方の移動レンズ枠が駆動端に突き当たって駆動しても損傷を生じない駆動源Bと、各移動レンズ枠の光軸上の基準位置を検出する1つの基準位置検出手段と、各移動レンズ枠の基準位置の検出は、いずれかの移動レンズ枠が基準位置検出手段で検出される位置にあるとき、該他方の移動レンズ枠を該基準位置検出手段で検出される位置から退避する方向に移動させ、次いで一方の移動レンズ枠を該基準位置検出手段で検出される位置から退避する方向へ移動させ、このとき該基準位置検出手段で検出される信号を用いて行われていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 該駆動源Bはコイルとマグネットを有し、電磁力により駆動力を得る非接触型電磁アクチュエータであることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 該駆動源Aはステッピングモータであることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 該駆動源Aは振動型リニアアクチュエータであることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ鏡筒。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載のレンズ鏡筒と、該レンズ鏡筒を装着する又は着脱可能に装着するカメラ本体とを有することを特徴とする光学機器。
  6. 前記カメラ本体は、前記各移動レンズ枠の基準位置の検出をいずれかの移動レンズ枠が基準位置検出手段で検出される位置にあるとき、該他方の移動レンズ枠を該基準位置検出手段で検出される位置から退避する方向に移動させ、次いで一方の移動レンズ枠を該基準位置検出手段で検出される位置から退避する方向へ移動させ、このとき該基準位置検出手段で検出される信号を用いて行なう制御装置を有することを特徴とする請求項5の光学機器。
  7. 少なくとも2個の移動レンズ枠の光軸上の基準位置を1つの基準位置検出手段で時系列に検出する移動レンズ枠の基準位置検出方法であって、一方の移動レンズ枠は、該一方の移動レンズ枠が駆動端に突き当たって駆動したとき損傷をする駆動源Aで駆動されており、他方の移動レンズ枠は該他方の移動レンズ枠が駆動端に突き当たって駆動しても損傷を生じない駆動源Bで駆動されており、各移動レンズ枠の基準位置の検出を時系列に検出するとき、いずれかの移動レンズ枠が基準位置検出手段で検出される位置にあるときは、該他方の移動レンズ枠を該基準位置検出手段で検出される位置から退避する方向に移動させ、次いで一方の移動レンズ枠を該基準位置検出手段で検出される位置から退避する方向へ移動させ、このとき該基準位置検出手段で検出される信号を用いていることを特徴とする移動レンズ枠の基準位置検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102798958A (zh) * 2011-05-27 2012-11-28 亚洲光学股份有限公司 镜头的对焦检知机构
JP2016170393A (ja) * 2015-03-09 2016-09-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置及びレンズ鏡筒

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