JP2008162516A - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造によってシートがポップアップする鞍乗型車両を提供する。
【解決手段】自動二輪車10は、シート連結部71によって前端部100aが係止され、ライダー及び同乗者が着座するダブルシート組立体100を備える。ダブルシート組立体100は、自動二輪車10の上下方向に向かって弾性変形可能である。ダブルシート組立体100は、係止状態において上下方向に撓んだ状態でシートロック150によって係止される
【選択図】図2
【解決手段】自動二輪車10は、シート連結部71によって前端部100aが係止され、ライダー及び同乗者が着座するダブルシート組立体100を備える。ダブルシート組立体100は、自動二輪車10の上下方向に向かって弾性変形可能である。ダブルシート組立体100は、係止状態において上下方向に撓んだ状態でシートロック150によって係止される
【選択図】図2
Description
本発明は、ライダーが着座するシートのロック機構を解除することによって、当該シートの一端部がポップアップする鞍乗型車両に関する。
自動二輪車などの鞍乗型車両、特に、スクータ型の自動二輪車やアンダーボーン型の自動二輪車では、ライダーや同乗者が着座するシートの下方に物品収納部を設ける方法が広く用いられている。このような鞍乗型車両では、一般的に、一端部が回動可能に支持されるシートを回動させることによって、シート下方に設けられた物品収納部にアクセスすることができる。
このようなシートの回動操作を容易にすることや、シートの係止機構(ロック機構)が解除されたことを操作者に認識させることを目的として、当該ロック機構の解除とともに、シートのロック機構側の端部をポップアップさせる構造が知られている。例えば、ロック機構に設けられた舌状の部材の反発力を利用して、シートのロック機構側の端部をポップアップさせる方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2001−130465号公報(第2−3頁、第2図)
しかしながら、上述したシートのポップアップ方法には、次のような問題があった。すなわち、シートをポップアップさせる機能をロック機構に組み込まなければならないため、ロック機構の構造が複雑になるといった問題があった。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、簡易な構造によってシートがポップアップする鞍乗型車両を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、車体側に形成された被係止部(シート連結部71)によって一端部(前端部100a)が係止され、少なくもライダーが着座するシート(ダブルシート組立体100)と、前記シートの他端部(後端部100b)を係止する係止状態に保持するとともに、所定の操作によって前記係止状態を解除可能な係止機構(シートロック150)とを備える鞍乗型車両(自動二輪車10)であって、前記シートは、前記鞍乗型車両の上下方向に向かって弾性変形可能であり、前記係止状態において前記上下方向に撓んだ状態で前記係止機構によって係止されることを要旨とする。
このような鞍乗型車両によれば、シートは、係止機構によって係止されている場合、上下方向に撓んだ状態となる。ここで、所定の操作によって係止機構によるシートの係止状態が解除されると、弾性変形させられていたシートは、反発力によって変形前の形状に復帰する。このため、係止機構によるシートの係止状態が解除された際に、シートの他端部をポップアップさせることができる。
すなわち、このような鞍乗型車両によれば、簡易な構造によってシートをポップアップさせることができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記シートと当接し、前記シートからの荷重を受ける荷重受け部(シート支持部73,リヤステー41)を備え、前記荷重受け部は、前記一端部と前記他端部との間に配設され、前記シートは、前記荷重受け部と前記他端部との間において撓んだ状態で前記係止機構によって係止されることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記一端部を回動可能に支持する回動支持部(シート連結部71,シャフト72)を備えることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記シートは、前記ライダーが着座するライダー着座部(ライダー着座部S1)と、前記ライダー着座部よりも後方に設けられ、同乗者が着座する同乗者着座部(同乗者着座部S2)とを有し、前記荷重受け部は、前記ライダー着座部と前記同乗者着座部との間に配設されることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記シートの下方に配設され、物品を収納する物品収納部(物品収納ボックス70)を備え、前記物品収納部は、前記回動支持部側に配設され、前記物品収納部は、前記荷重受け部を有し、前記荷重受け部は、前記物品収納部のうち、前記係止機構側の端部(シート支持部73)に設けられることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第5の特徴に係り、前記回動支持部は、前記物品収納部に設けられることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、簡易な構造によってシートがポップアップする鞍乗型車両を提供することができる。
次に、本発明に係る鞍乗型車両の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(鞍乗型車両の全体概略構成)
図1は、本実施形態に係る鞍乗型車両である自動二輪車10の左側面図である。図2は、車体カバー30が取り外された自動二輪車10の左側面図である。
図1は、本実施形態に係る鞍乗型車両である自動二輪車10の左側面図である。図2は、車体カバー30が取り外された自動二輪車10の左側面図である。
図1及び図2に示すように、自動二輪車10は、一般的な鞍乗り型の自動二輪車と比較して車体フレーム40が下方に配設される、いわゆるアンダーボーン型の自動二輪車である。自動二輪車10は、前輪20と後輪90とを備え、エンジン50が発生する駆動力によって後輪90を駆動する。
自動二輪車10は、ライダー(操縦者)及びタンデムライダー(同乗者)が着座するダブルシート組立体100を備える。ダブルシート組立体100の下方には、ライダーの手荷物など、物品を収納する物品収納ボックス70が配設される。
ダブルシート組立体100は、車体側、具体的には、物品収納ボックス70に形成されたシート連結部71によって、前端部100a(一端部)が回動可能に係止される。本実施形態において、シート連結部71は、被係止部を構成する。
また、ダブルシート組立体100の後端部100b(他端部)は、車体フレーム40に形成されたリヤステー41によって支持される。また、後端部100bは、リヤフェンダー92の上部に配設されたシートロック150によって係止される。
シートロック150は、後端部100bを係止する係止状態に保持する。また、シートロック150は、ライダーなどによる所定の操作によって係止状態を解除することができる。本実施形態において、シートロック150は、係止機構を構成する。シートロック150による係止状態が解除されると、ダブルシート組立体100は、前端部100aを回動中心として、つまり、後端部100bを自由端として回動させることができる。ダブルシート組立体100を回動させると、燃料タンク60の上部に設けられたフューエルキャップ61、及び物品収納ボックス70にアクセスすることができる。
また、ダブルシート組立体100は、シートロック150が操作されることによって係止状態が解除された際、後端部100bが10mm程度、上方にポップアップするように構成される。具体的には、ダブルシート組立体100は、上下方向に向かって弾性変形可能であり、シートロック150による係止状態が解除されると、ダブルシート組立体100自体の反発力によってポップアップする。なお、ダブルシート組立体100のポップアップに係る構造については、後述する。
物品収納ボックス70の後方であって、ダブルシート組立体100の下方には、燃料タンク60が配設される。燃料タンク60は、エンジン50に供給される燃料を蓄える。
(シートの構造)
次に、本実施形態においてシートを構成するダブルシート組立体100の構造について説明する。
次に、本実施形態においてシートを構成するダブルシート組立体100の構造について説明する。
(1)外観
図3は、ダブルシート組立体100の斜視図である。図3に示すように、ダブルシート組立体100は、ライダー(操縦者)が着座するライダー着座部S1と、ライダー着座部S1よりも後方に設けられ、同乗者が着座する同乗者着座部S2とを有する。
図3は、ダブルシート組立体100の斜視図である。図3に示すように、ダブルシート組立体100は、ライダー(操縦者)が着座するライダー着座部S1と、ライダー着座部S1よりも後方に設けられ、同乗者が着座する同乗者着座部S2とを有する。
また、ダブルシート組立体100は、シートパッド121L,121Rを有する。シートパッド121L,121Rは、ライダー着座部S1の下方に配設される。シートパッド121L,121Rは、物品収納ボックス70、具体的には、シート支持部73(図3において不図示、図5参照)と当接する。
さらに、ダブルシート組立体100は、シートパッド122L,122Rを有する。シートパッド122L,122Rは、同乗者着座部S2の下方に配設される。シートパッド122L,122Rは、車体フレーム40、具体的には、リヤステー41(図3において不図示、図5参照)と当接する。
すなわち、ダブルシート組立体100は、前端部100aがシート連結部71に連結される他、4点(シートパッド121L,121R,122L,122R)によって、車体側、具体的には、物品収納ボックス70及び車体フレーム40によって支持される。
(2)詳細構造
図4は、ダブルシート組立体100の前部側面図である。なお、図4には、ダブルシート組立体100が連結される物品収納ボックス70も示されている。図5は、ダブルシート組立体100の後部側面図である。なお、図5には、ダブルシート組立体100の下方に配設される燃料タンク60も示されている。
図4は、ダブルシート組立体100の前部側面図である。なお、図4には、ダブルシート組立体100が連結される物品収納ボックス70も示されている。図5は、ダブルシート組立体100の後部側面図である。なお、図5には、ダブルシート組立体100の下方に配設される燃料タンク60も示されている。
図4及び図5に示すように、ダブルシート組立体100は、シートクッション110、ボトムプレート120及びシートロックバー130によって構成される。
ボトムプレート120は、ライダー及び同乗者が着座するシートクッション110の底面に設けられるポリプロピレン製の部材である。
また、図4に示すように、ボトムプレート120は、取付ステー123を有する。取付ステー123は、物品収納ボックス70の前端に形成されたシート連結部71に回動可能に連結される。シート連結部71及び取付ステー123には、シャフト72が挿通される挿通孔(不図示)が形成されている。
シャフト72は、シート連結部71及び取付ステー123に形成された当該挿通孔に挿通される。つまり、シャフト72は、シート連結部71及び取付ステー123に車幅方向に沿って挿通される。本実施形態では、シート連結部71とシャフト72とによって、ダブルシート組立体100の前端部100aを回動可能に支持する回動支持部が構成される。また、本実施形態では、シート連結部71(及びシャフト72)は、物品収納ボックス70に設けられる。
シャフト72が挿通された取付ステー123が回動すると、シャフト72を中心として、ダブルシート組立体100の後端部100bが円弧状の軌跡を描き、自動二輪車10の前方に移動する。
また、本実施形態では、物品収納ボックス70は、ダブルシート組立体100の前端部100a側、つまり、シート連結部71とシャフト72とによって構成される回動支持部側に配設される。
図5に示すように、物品収納ボックス70の後端には、ダブルシート組立体100と当接し、ダブルシート組立体100からの荷重を受けるシート支持部73が備えられる。また、シートロックバー130と対向する位置には、ダブルシート組立体100と当接し、ダブルシート組立体100からの荷重を受けるリヤステー41が備えられる。本実施形態において、シート支持部73及びリヤステー41は、荷重受け部を構成する。
シート支持部73及びリヤステー41は、前端部100aと後端部100bとの間に配設される。また、シート支持部73は、ライダー着座部S1と同乗者着座部S2との間に配設される。シート支持部73は、物品収納ボックス70の後端、つまり、物品収納ボックス70のうち、シートロック150側の端部に設けられる。
ダブルシート組立体100は、自動二輪車10の上下方向に向かって弾性変形可能に構成される。具体的には、ボトムプレート120は、ダブルシート組立体100の側面視において弓型の形状を有する弓状部124を有する。シート支持部73によって支持されたボトムプレート120は、主に弓状部124が撓んだ状態でリヤステー41と当接するとともに、シートロックバー130は、シートロック150に係止される。なお、ダブルシート組立体100のポップアップ機能については、後述する。
図6は、図4に示したF6−F6線に沿ったダブルシート組立体100の断面図である。図7は、図5に示したF7−F7線に沿ったダブルシート組立体100の断面図である。
図4及び図6に示すように、ダブルシート組立体100には、シート支持部73に対向する位置に、シートパッド121L,121Rが設けられる。つまり、シート支持部73は、物品収納ボックス70の左側部から右側部まで延在する。
図5及び図7に示すように、ダブルシート組立体100には、リヤステー41に対向する位置に、シートパッド122L,122Rが設けられる。つまり、リヤステー41は、車幅方向に沿って延在する。
なお、シートパッド121L,121R,122L,122Rは、図3、図6及び図7に示すように円柱状の形状を有する。
(3)ポップアップ機能
図8は、ダブルシート組立体100の全体左側面図である。ダブルシート組立体100は、シートパッド122Lがリヤステー41に当接している状態、つまり、シートロック150によってダブルシート組立体100が係止されている係止状態において、上下方向に撓んだ状態でシートロック150によって係止される。
図8は、ダブルシート組立体100の全体左側面図である。ダブルシート組立体100は、シートパッド122Lがリヤステー41に当接している状態、つまり、シートロック150によってダブルシート組立体100が係止されている係止状態において、上下方向に撓んだ状態でシートロック150によって係止される。
具体的には、ダブルシート組立体100は、シート支持部73と後端部100bとの間において撓んだ状態でシートロック150によって係止される。より具体的には、シート支持部73と後端部100bとの間に形成される弓状部124が主に弾性変形することによって、ダブルシート組立体100が撓むことができる。
弓状部124には、図8に示すように、複数のリブが形成されており、ダブルシート組立体100(ボトムプレート120)の剛性を確保しつつ、ダブルシート組立体100が弾性変形できるように構成される。
ダブルシート組立体100、具体的には、ダブルシート組立体100の後端部100bは、シートロック150による係止状態が解除されると、下方向に弾性変形させられていた弓状部124の反発力によって方向D1に沿ってポップアップする。本実施形態では、ダブルシート組立体100の後端部100bのポップアップによるリフト量は、約10mmである。
(作用・効果)
自動二輪車10によれば、ダブルシート組立体100は、シートロック150によって係止されている場合、上下方向に撓んだ状態となる。ここで、所定の操作によってシートロック150によるダブルシート組立体100の係止状態が解除されると、弾性変形させられていたダブルシート組立体100は、反発力によって変形前の形状に復帰する。このため、シートロック150によるダブルシート組立体100の係止状態が解除された際に、ダブルシート組立体100の後端部100bをポップアップさせることができる。
自動二輪車10によれば、ダブルシート組立体100は、シートロック150によって係止されている場合、上下方向に撓んだ状態となる。ここで、所定の操作によってシートロック150によるダブルシート組立体100の係止状態が解除されると、弾性変形させられていたダブルシート組立体100は、反発力によって変形前の形状に復帰する。このため、シートロック150によるダブルシート組立体100の係止状態が解除された際に、ダブルシート組立体100の後端部100bをポップアップさせることができる。
すなわち、自動二輪車10によれば、シートロック150の内部にダブルシート組立体100をポップアップさせる機能を組み込む必要がなく、簡易な構造によってダブルシート組立体100をポップアップさせることができる。
また、シートロック150の内部にダブルシート組立体100をポップアップさせる機能を組み込む必要がないため、シートロックの種類や形状に関係なくシートをポップアップさせることができる。
本実施形態では、シート支持部73は、ダブルシート組立体100の前端部100aと後端部100bとの間に配設される。つまり、ダブルシート組立体100は、シート支持部73と、後端部100bとの間で撓んだ状態でシートロック150に係止される。また、シート支持部73は、物品収納ボックス70のうち、物品収納ボックス70の後端、つまり、物品収納ボックス70のうち、シートロック150側の端部に設けられる。
このため、ポップアップによるリフト量などに応じて、ダブルシート組立体100のうち、弾性変形する部分の長さを適切に設定することができる。
本実施形態では、ダブルシート組立体100の前端部100aを回動可能に支持する回動支持部、具体的には、シート連結部71とシャフト72とが備えられる。このため、ダブルシート組立体100をポップアップさせた後、ダブルシート組立体100を容易に回動させて、物品収納ボックス70や、燃料タンク60のフューエルキャップ61にアクセスすることができる。
さらに、シート連結部71とシャフト72とは、物品収納ボックス70に設けられる。つまり、物品収納ボックス70の端部にダブルシート組立体100を回動可能に支持する回動支持部が設けられるため、ダブルシート組立体100と物品収納ボックス70との間に生じる空隙が抑えられ、物品収納ボックス70をより確実に覆うことができる。
本実施形態では、シート支持部73は、ライダー着座部S1と同乗者着座部S2との間に配設される。このため、シート支持部73を用いて、ライダー(操縦者)及びタンデムライダー(同乗者)の荷重を受け止めることができる。
(その他の実施形態)
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述の実施形態では、物品収納ボックス70の端部にダブルシート組立体100を回動可能に支持する回動支持部が設けられていたが、回動支持部は、物品収納ボックス70に設けられていなくても構わない。例えば、回動支持部は、リヤステー41に設けてもよい。さらに、回動支持部を設けずに、ダブルシート組立体100の前端部100aを車体側に嵌め込む構造としてもよい。
上述した実施形態では、物品収納ボックス70が回動支持部に配設されていたが、物品収納ボックス70は、必ずしも回動支持部に配設されなくてもよい。例えば、物品収納ボックス70と燃料タンク60との配設位置を入れ替えてもよい。
また、シート支持部73の位置は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、シート支持部73は、ライダー着座部S1と同乗者着座部S2との間に配設されていなくても構わない。さらに、シート支持部を燃料タンク60に設けてもよい。
上述した実施形態では、ボトムプレート120は、ポリプロピレン製の部材によって形成されていたが、ボトムプレート120は、金属製の部材によって形成してもよい。或いは、ボトムプレート120は、樹脂製の部材と金属製の部材とを併用して形成してもよい。
また、ダブルシート組立体100の一部、例えば、同乗者着座部S2部分のみを撓ませてダブルシート組立体100をポップアップさせてもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
10…自動二輪車、20…前輪、30…車体カバー、40…車体フレーム、41…リヤステー、50…エンジン、60…燃料タンク、61…フューエルキャップ、70…物品収納ボックス、71…シート連結部、72…シャフト、73…シート支持部、90…後輪、92…リヤフェンダー、100…ダブルシート組立体、100a…前端部、100b…後端部、110…シートクッション、120…ボトムプレート、121L,121R,122L,122R…シートパッド、123…取付ステー、124…弓状部、130…シートロックバー、150…シートロック、S1…ライダー着座部、S2…同乗者着座部
Claims (6)
- 車体側に形成された被係止部によって一端部が係止され、少なくもライダーが着座するシートと、
前記シートの他端部を係止する係止状態に保持するとともに、所定の操作によって前記係止状態を解除可能な係止機構と
を備える鞍乗型車両であって、
前記シートは、
前記鞍乗型車両の上下方向に向かって弾性変形可能であり、
前記係止状態において前記上下方向に撓んだ状態で前記係止機構によって係止される鞍乗型車両。 - 前記シートと当接し、前記シートからの荷重を受ける荷重受け部を備え、
前記荷重受け部は、前記一端部と前記他端部との間に配設され、
前記シートは、前記荷重受け部と前記他端部との間において撓んだ状態で前記係止機構によって係止される請求項1に記載の鞍乗型車両。 - 前記一端部を回動可能に支持する回動支持部を備える請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 前記シートは、
前記ライダーが着座するライダー着座部と、
前記ライダー着座部よりも後方に設けられ、同乗者が着座する同乗者着座部と
を有し、
前記荷重受け部は、前記ライダー着座部と前記同乗者着座部との間に配設される請求項2に記載の鞍乗型車両。 - 前記シートの下方に配設され、物品を収納する物品収納部を備え、
前記物品収納部は、前記回動支持部側に配設され、
前記物品収納部は、前記荷重受け部を有し、
前記荷重受け部は、前記物品収納部のうち、前記係止機構側の端部に設けられる請求項3に記載の鞍乗型車両。 - 前記回動支持部は、前記物品収納部に設けられる請求項5に記載の鞍乗型車両。
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