JP5345413B2 - フィラーキャップの拘束部構造 - Google Patents
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この種の燃料タンクのフィラーキャップ部分の構造として、フィラーキャップとフィラーチューブをコード部材によって連結することにより、燃料給油時等にフィラーキャプが燃料タンクに対して所定範囲から離れないようにしたものが案出されている(例えば、特許文献1参照)。
シートヒンジは、給油口と同様に燃料タンクの上面側に配置されているため、フィラーキャップを給油口に取り付けた状態でコード部材が燃料タンクの上面に沿うように配置され、大きなスペースを占有することなくコード部材の充分な長さが確保されるようになる。
また、フィラーキャップは、コード部材に拘束されてシート支持部上に置くことができなくなるとともに、シートを閉じた状態でのコード部材の弛みが抑制される。
コード部材の他端部をシートヒンジの燃料タンク側の固定部に取り付ける場合には、略S字状のステーの上方側に向く他端側からコード部材を係合させ、ステーの湾曲した中間領域にコード部材を係止させる。
コード部材の他端部はリング状の連結部をステーの他端側から係合し、ステーの略S字状の湾曲形状に沿わせて移動させることによってステーの中間領域に係止されるようになる。
シートを開いてフィラーキャップを給油口から外したときには、ヘルメットホルダーによってフィラーキャップが保持されるとともに、コード部材の変位がヘルメットホルダーによってガイドされるようになる。
また、この発明においては、コード部材の他端部がシートヒンジに取り付けられることから、密閉管理の厳しい燃料タンクにコード部材を取り付けるための構造を別途設ける必要がなく、製造コストを抑制することができる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、フィラーキャップがコード部材に拘束されてシート支持部上に置くことができなくなるため、フィラーキャップを外した状態でシートが閉じられてもフィラーキャップがシートとシート支持部に挟まれることがなくなり、また、シートを閉じた状態でのコード部材の弛みが抑制されることから、コード部材のシート下方の収納スペースを低減して、コンパクト化を図ることが可能になる。
図1は、この実施形態のフィラーキャップの拘束部構造が採用される自動二輪車の側面図である。
同図に示すように、自動二輪車10は、フロントフォーク13を旋回可能に支持するヘッドパイプ12に、車両の下部後方側に向かって延出するメインパイプ23が取り付けられ、メインパイプ23の下部側にエンジン17とトランスミッション18とから成るパワーユニット16が取り付けられている。フロントフォーク13の上端部にはハンドル14が取り付けられ、下端側には前輪15が回転自在に支持されている。
燃料タンク25の前部寄りの上面には、車幅方向に亙って上方に膨出する膨出部28が設けられ、その膨出部28の中央部に上方に突出する略円筒状の給油口29が設けられている。給油口29には、上面に把持突起30を備えたフィラーキャップ31が脱着可能に取り付けられている。フィラーキャップ31は左右の回転操作によって給油口29に対して係脱される。
図7に示すように、フィラーキャップ31は有底円筒状のキャップ本体35の内側に、給油口29内に挿入されるガイド凸部36が設けられ、キャップ本体35の頂部上面に上記の把持突起30が設けられている。
コード部材33は、キャップ係合部材32をフィラーキャップ31に装着する前の段階でキャップ係合部材32に対して取り付ける。
最初に、図8(a)に示すように、コード部材33の略T字状の係止ブロック42をキャップ係合部材32の周壁37の挿入孔44を通して周壁37の内側に挿入する。次に、この状態から図8(b)に示すように係止ブロック42の姿勢を変化させ、コード本体部41をガイドスリット45部分から引き出すとともに、コード本体部41をガイドスリット45に沿わせて移動させることにより、係止ブロック42を係止溝46内にスライドさせて挿入する。こうして、コード本体部41が所定量ガイドスリット45内を移動すると、コード本体部41が支持突起47,47を乗り越えてガイドスリット45の終端部に嵌合されるとともに、係止ブロック42が係止溝46の所定位置に固定される。なお、このとき係止ブロック42は完全に係止溝46内に嵌合され、周壁37の内周面方向には突出しなくなる。
こうしてコード部材33が取り付けられた後にキャップ係合部材32がフィラーキャップ31に装着されると、コード部材33の係止ブロック42が周壁37の内周方向に抜けようとしても、係止ブロック42の移動がフィラーキャップ31の外周面によって阻止されることになる。
そして、支持ステー56にはコード部材33の他端部のリング状の連結部43が係止されている。コード部材33の連結部43は、支持ステー56の他端側の上方に立ち上がった端部から係合され、上述の立ち上がり基部を潜らせて支持ステー33の湾曲した中間領域に係止されるようになっている。
こうして給油を完了した後には給油口29をフィラーキャップ31によって閉塞し、シート22を閉じて作業を完了する。
したがって、燃料タンク25の上方にシート22が開閉可能に配置される自動二輪車であるにも拘わらず、高さ方向に大きなスペースを占有することなくコード部材33の充分な長さを確保することができる。このため、車両の大型化を招くことなく、コード部材33の良好な取り回しを確保することができる。
25…燃料タンク
26…シートヒンジ
29…給油口
31…フィラーキャップ
33…コード部材
43…連結部
51…ヒンジ軸(ヒンジ回転中心)
56…支持ステー(ステー)
58…シート支持部
59…ヘルメットホルダー
Claims (4)
- 燃料タンクの給油口にフィラーキャップが脱着可能に取り付けられるとともに、
前記フィラーキャプが、前記給油口から一定範囲以上離れないように、コード部材によって拘束されている車両のフィラーキャップの拘束部構造であって、
前記燃料タンクの上方にシートが配置され、
このシートが前記燃料タンクの一端部にシートヒンジを介して開閉可能に取り付けられ、
前記コード部材の一端部に前記フィラーキャップが取り付けられるとともに、
前記コード部材の他端部が前記シートヒンジに取り付けられ、
前記燃料タンクの上部のうちの、前記給油口を挟むヒンジ回転中心と反対側位置に、前記シートの下面を支持するシート支持部が設けられ、
前記コード部材の長さは、前記フィラーキャップを前記シート支持部上に置くことのできない長さに設定されていることを特徴とするフィラーキャップの拘束部構造。 - 前記シートヒンジの燃料タンク側の固定部に線状部材から成る略S字状のステーの一端側が固定されて、このステーの他端側が上方に向けて延出し、
この他端側を通して前記ステーに前記コード部材の他端部が取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のフィラーキャップの拘束部構造。 - 前記ステーは、前記他端側が前記シートヒンジの回動中心側に位置されるように前記シートヒンジの固定部に取り付けられ、
前記コード部材の他端部には、前記ステーに他端側から係合されるリング状の連結部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のフィラーキャップの拘束部構造。 - 前記シートヒンジの燃料タンク側の固定部には、上方側に開口する略U字状のヘルメットホルダーが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のフィラーキャップの拘束部構造。
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