JP2008161209A - 食品の油揚げ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】油揚げ加工中に、油槽の底に沈下した油滓や食品破片などの揚げかすを底に滞留することなく排出できるようにするとともに、揚げ油の量や加熱のための熱量を効率よく利用できるようにする。
【解決手段】食品搬送装置3の多数のフライイング容器4の内部に揚げ加工対象の食品2を収容し、フライイング容器4を搬送軌道に沿って移動させることによって、食品2を1または2以上の油槽5内の加熱状態の揚げ油6中を通過させ、食品2を揚げ加工する食品の油揚げ装置1において、油槽5の内底面7を油排出口8に向けて低く傾斜させ、揚げ油6中の揚げかす9を内底面7の上部から下部の油排出口8まで滑り行く勾配を内底面7に持たせ、さらに傾斜状態の内底面7に低い方向に向けて油ノズル10を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、即席麺などの食品を油揚げ加工するための装置に関する。
特許文献1や特許文献2は、食品の油揚げ加工の過程で、揚げかすを油槽内のコンベアにより強制的にかき集め、油槽外に排出することを開示している。それらの技術によると、コンベアなどのかき集め手段が必要となるため、油揚げ装置が複雑になる。
また、特許文献3は、食品の油揚げ加工中に、油槽中の食品から発生する気泡を食品収容用フライイング容器から離れる位置に誘導することを開示している。その技術によると、気泡が食品の位置を通過しないため、揚げ油の熱が食品に効率良く作用するが、油槽が深い構造となっているため、油量が多く必要となり、油量やその加熱の観点からの加工効率は低いものとなっている。
実公昭47−3750公報 実公昭54−42783公報 特開平8−140865公報(特許第3504749号公報)
本発明の課題は、油揚げ加工中に、油槽の底に沈下した油滓や食品破片などの揚げかすを底に滞留することなく排出できるようにするとともに、揚げ油の量や加熱のための熱量を効率よく利用できるようにすることである。
上記課題のもとに、請求項1に係る発明は、食品搬送装置(3)に保持されている多数のフライイング容器(4)の内部に揚げ加工対象の食品(2)を収容し、フライイング容器(4)を搬送軌道に沿って移動させることによって、食品(2)を油槽(5)の内部の加熱状態の揚げ油(6)中を通過させて、食品(2)を揚げ加工する食品の油揚げ装置(1)において、油槽(5)の内底面(7)を油槽(5)の油排出口(8)に向けて低く傾斜させ、揚げ油(6)中の揚げかす(9)を内底面(7)の上部から下部の油排出口(8)まで滑り行く勾配を内底面(7)に持たせると共に、傾斜状態の内底面(7)に低い方向に向けて油ノズル(10)を設けている。
請求項2に係る発明は、請求項1の食品の油揚げ装置(1)において、油槽(5)を搬送軌道に沿って2以上設け、各油槽(5)ごとに油排出口(8)を設けており、各油槽(5)の内底面(7)を低い位置の油排出口(8)に向けて傾斜させている。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2の食品の油揚げ装置(1)において、
油ノズル(10)を、油槽(5)の内底面(7)の開口部(15)に取付けられたノズル本体(16)と、開口部(15)に対してヒンジ(17)により開閉自在に取付けらたノズル区画体(18)と、ノズル区画体(18)の低い位置の端部に位置調整可能に取付けられ、ノズル本体(16)とともにノズル吹き出し口(19)を形成するノズル吹き出し口調整体(20)とにより構成している。
請求項4に係る発明は、請求項1または請求項2の食品の油揚げ装置(1)において、油槽(5)の内部に1または2以上の洗浄ノズル(11)を具備させており、洗浄ノズル(11)を内底面(7)の低い方向に向けて油槽(5)内の揚げ油(6)の油面よりも高い位置の内底面(7)に設けている。
請求項5に係る発明は、請求項1または請求項2の食品の油揚げ装置(1)において、油槽(5)の内部に1または2以上の箱状の油量制限体(12)を具備させており、油量制限体(12)をフライイング容器(4)の搬送軌道以外の位置で、油槽(5)の内部に配置している。
請求項に係る発明は、請求項の食品の油揚げ装置(1)において、2以上の箱状の油量制限体(12)の間、および油量制限体(12)と油槽(5)の内面との間に、気泡抜き用の一定の隙間を形成して、油量制限体(12)を油槽(5)の中で浮上した状態としてフレーム(13)に固定することにより、揚げ油(6)の量を必要最小限に制限し、さらに油量制限体(12)の上面に空気抜き部(14)を設けている。
請求項7に係る発明は、請求項2の食品の油揚げ装置(1)において、各油槽(5)内の揚げ油(6)の温度制御を各油槽(5)ごとに個別に行うようにしている。
請求項1に係る発明によると、食品の油揚げ装置(1)において、油槽(5)の内底面(7)が油槽(5)の油排出口(8)に向けて低く必要な勾配で傾斜しており、しかも、油ノズル(10)が傾斜状態の内底面(7)に低い方向に向けて設けられているから、揚げ油(6)中の揚げかす(9)を内底面(7)の上部から下部の油排出口(8)まで滑りながら移行させ、能率よく回収できるので、油中での揚げかす(9)が浮遊することを防止し、揚げかす(9)の清掃時間が短縮でき、揚げ油(6)の劣化が少なくなること、揚げ油(6)の対流状の流れによって、揚げかす(9)の移行を助長させ、さらに揚げ油(6)の熱を均一とし、かつ均一な熱を効率よく食品(2)に伝達できるから、油揚げ加工の生産を高められること、などの効果が得られる。
請求項2に係る発明によると、食品の油揚げ装置(1)において、油槽(5)を搬送軌道に沿って2以上連接する状態で設け、各油槽(5)の内底面(7)を低い位置の油排出口(8)に向けて傾斜させているから、食品(2)の揚げ時間が長くなり、油槽(5)の搬送方向の長さが大きくなっても、各油槽(5)の内底面(7)に、揚げかす(9)の滑り排出に必要な勾配が確保でき、揚げかす(9)の油排出口(8)までの滑り移行が確実となる。
請求項3に係る発明によると、ノズル区画体(18)の開放によって、油ノズル(10)の内部の清掃が容易となり、また、ノズル吹き出し口調整体(20)の位置調整によってノズル吹き出し口(19)の大きさが加減できるから、揚げ油(6)について適切な吹き出し速度に設定できる。
請求項4に係る発明によると、洗浄ノズル(11)が内底面(7)の低い方向に向けて油槽(5)内の揚げ油(6)の油面よりも高い位置の内底面(7)に設けているから、洗浄ノズル(11)は揚げ油(6)によって汚染されず、また清掃時に、揚げかす(9)などを油排出口(8)の方向に移動させるから、その回収も容易となる。
請求項5に係る発明によると、油槽(5)の内部に1または2以上の箱状の油量制限体(12)があるため、少ない揚げ油(6)の油量で必要な油面が確保でき、揚げ油(6)の濾過処理や、揚げ油(6)の加熱の効率が向上する。
請求項6に係る発明によると、2以上の箱状の油量制限体(12)の間、油量制限体(12)と油槽(5)の内面との間に、気泡抜き用の一定の隙間を形成しているから、揚げ加工中の食品(2)からの気泡が速やかに排出でき、これにより気泡の存在による加熱効率の低下がなくなる。
請求項7に係る発明によると、複数の油槽(5)について、各油槽(5)内の揚げ油(6)ごとに温度制御が個別に行えるから、揚げ時間の経過にともなって食品(2)の揚げ加工に適切な温度設定が可能となり、食品(2)の油の吸収率、水と油との比率(うまさ、保存性)などの観点から揚げ加工品質の調整ができる。
図1は、本発明に係る食品の油揚げ装置1の全体的な構成を示し、図2および図3は、食品の油揚げ装置1の一部の構成を拡大して示している。図1に示すように、食品の油揚げ装置1は、揚げ加工対象の即席麺やカップ麺などの食品2の食品搬送装置3としての食品搬送コンベア21および蓋搬送コンベア22、食品搬送コンベア21に保持され、内部に食品2を収容する上面開口型の多数のフライイング容器4、蓋搬送コンベア22に保持され、フライイング容器4と向き合ったときにフライイング容器4の上面開口部を閉じてフライイング容器4内の食品2を拘束する多数の蓋23、食品搬送コンベア21の搬送軌道中で揚げ加工用の加熱状態の揚げ油6を収容する油槽5などによって構成されている。なお、フライイング容器4および蓋23の一部は、金網、パンチングメタルなどの油液通過可能な板状体により構成されている。
食品搬送コンベア21は、エンドレス状のコンベアチエーン24により構成されており、矢印表示の搬送方向において、前後のチエーンホイール25に上下として巻き掛けられ、上側のコンベアチエーン24を多数のフライイング容器4とともに油槽5の内部に位置させている。食品搬送コンベア21の上側のコンベアチエーン24は、油槽5の上方位置で油槽5の内部を搬送軌道としており、その搬送軌道に沿って一定ピッチのフライイング容器4を揚げ油6の油液中を順次に移動させる。なお、チエーンホイール25は、図示しないが、速度調節可能な駆動装置によって搬送方向に駆動されるようになっている。
また、蓋搬送コンベア22は、食品搬送コンベア21と同様に、エンドレス状のコンベアチエーン26により構成されており、搬送方向の前後のチエーンホイール27に上下として巻き掛けられ、下側のコンベアチエーン26を油槽5の内部に位置させ、フライイング容器4のピッチと同じピッチで保持している蓋23を対応のフライイング容器4の上面開口部にあてがう。チエーンホイール27も、チエーンホイール25と同様に、図示しない速度調節可能な駆動装置によって搬送方向に、チエーンホイール25と同期する状態で駆動されるようになっている。
図2に示すように、食品搬送コンベア21(コンベアチエーン24および搬送方向の前後のチエーンホイール25)、蓋搬送コンベア22(コンベアチエーン26および搬送方向の前後のチエーンホイール27)は、油槽5の内で上下動自在の左右のフレーム13に支持されている。左右のフレーム13は、搬送方向に長く左右で連結されている枠体29によって一体となっており、左右の枠体29の部分で油槽5の上方に形成されている受け部30の上面に置かれている。このため、揚げ加工時に、コンベアチエーン24の上側およびコンベアチエーン26の下側は、油槽5の内部に収容されている揚げ油6の油液中を通過し、フライイング容器4の内部の食品2を蓋23で抑えながら揚げ油6に入れるようになっている。
なお、フライイング容器4は、実際には、搬送方向に対して直角の方向つまり左右の幅方向で複数例えば5列として配置され、コンベアチエーン24のアタッチメント31により支持されている。これに対して蓋23は、一例として5列のフライイング容器5に共通な1つのものとして構成され、コンベアチエーン26のアタッチメント32により支持されている。もちろん、蓋23は、5列のフライイング容器5毎に独立させ、5列のものとして構成することもできる。
図2および図3に示すように、コンベアチエーン24のローラ33は、左右のフレーム13の内側に取付けられている搬送方向のガイドレール35に沿って搬送方向に移動する。ガイドレール35は、ガイドレール36によって左右のフレーム13の内側に取付けられている。また、コンベアチエーン26のローラ34は、下側のガイドレール36とこれの上側で左右のフレーム13の内側に取付けられている搬送方向のガイドレール37とに案内され、搬送方向に移動する。蓋23がフライイング容器4の上面に乗って、その面を塞いでいるとき、ローラ34は、下側のガイドレール18から浮き上がっており、ガイドレール37によって必要以上に浮き上がらないようになっている。
本発明に係る食品の油揚げ装置1において、油槽5の内底面7は、搬送方向の上流側の端部から下流方向の油排出口8までの区間で油排出口8に向けて低く傾斜し、油排出口8から下流側の端部までの区間でやや急に高く傾斜している。それらの勾配は、揚げ油6中の揚げかす9を内底面7の上部から下部の油排出口8まで滑り移動させ得る程度に設定するものとする。
図1および図2に示すように、油槽5は、傾斜状態の内底面7において、油揚げ加工の時に、揚げ油6を油槽5の内部に供給するために、揚げ油6の油面よりも低い位置で、傾斜の低い方向に向けて1または2以上の油ノズル10を備えており、また、定期的な保守清掃時期に、油槽5の内部を洗浄液38により洗浄するために、1または2以上の洗浄ノズル11を備えている。洗浄ノズル11は、定期的な保守清掃時期に利用されるほか、必要に応じて、食品2の揚げ加工時に、揚げ油6を送り出し、油面近くの揚げかす9、特に油滓の滞留防止、付着除去にも利用される。図示の例で、油ノズル10は、搬送方向で下り傾斜の部分で3個、上り傾斜の部分で2個設けられている。これに対して、洗浄ノズル11は、異なる傾きの内底面7毎に1個、合計2個設けられている。
図4および図5は、油ノズル10の構成を示している。これらの図において、油ノズル10は、それぞれ油槽5の内底面7の開口部15に下方からあてがわれ、溶接または固定ねじなどにより油漏れのない状態で固定された上面開口逆台形型のノズル本体16と、開口部15の高い位置で内底面7の下面に固定されたヒンジ17により開口部15に対して上方向に開閉自在に取付けられた板状のノズル区画体18と、このノズル区画体18の低い位置の端部に取付けられ、ノズル本体16とともにノズル吹き出し口19を形成するノズル吹き出し口調整体20とにより構成されている。
ノズル吹き出し口調整体20は、ノズル区画体18の傾斜部分に対して、例えばノズル吹き出し口調整体20の搬送方向に長い長孔39と、ノズル区画体18側の締め付け用ねじ40とで位置調整状態として固定される。この位置調整によって、ノズル吹き出し口19は、揚げ油6の噴射に適切な開口面積に設定される。なお、油ノズル10の内部に必要に応じて、1または2以上の整流板41が揚げ油6の噴射方向に対して平行に配置され、その下縁部分でノズル本体16に溶接などの手段により固定されるか、または図示しないがその上縁部分でノズル区画体18に溶接などの手段により固定される。
それぞれの洗浄ノズル11は、揚げ油6の油面より若干上の位置で内底面7に設置されており、その構成は、部品数を少なくするために、好ましくは油ノズル10と同一の構造として、または類似構造で寸法を異なるものとして構成する。これらの洗浄ノズル11は、図示しないが、洗浄液38の加圧供給装置に接続されているほか、揚げ油6の送り出しに備えて、揚げ油6の油循環経路にも切り換え接続できるようになっている。
さらに、油槽5は、図1や図2のほか、図6に示すように、油槽5に付属する部分として油槽5内に1または2以上の箱状の油量制限体12を有している。油量制限体12は、搬送方向で左右一対のスペーサ42を介してフレーム13に取付けられ、フレーム13の下降位置で油槽5の揚げ油6を押し退ける状態として浮上することによって、揚げ油6の油量を必要最小限に制限しながら、その油面を所定の高さに維持している。油量制限体12内の空気の膨張を考慮し、油量制限体12の上面には、孔などの空気抜部14を穿設するか、または油量制限体12を上面開放の形状とする。なお、油量制限体12を2以上設けるとき、それらは、隣合うものどうしの間で気泡を抜くために、搬送方向に隙間を形成する状態として取付けられる。
食品2の揚げ加工に際し、フレーム13および枠29は、食品搬送装置3(食品搬送コンベア21、蓋搬送コンベア22)および油量制限体12とともに、油槽5の内部に納められ、所定の高さに設定される。
この状態で、揚げ油6は、図示しないポンプ、熱交換器により食品2の揚げ加工に適切な温度に加熱された後、油ノズル10から油槽5に供給され、そのノズル吹き出し口19から傾斜状態の内底面7に下向きに噴射され、油槽5の内部に所定深さの油面を形成し、食品2の揚げ加工に備える。油槽5の内部の揚げ油6は、傾斜状態の内底面7を低い方向に移動して、油排出口8から回収され、図示しない濾過器で濾過されてから、再び上記のポンプ、熱交換器に供給され、揚げ油6の油循環経路を通って、再度、油ノズル10に供給され、繰り返し使用される。
油揚げ稼働時に、食品の油揚げ装置1は、次のようにして、食品2の揚げ加工を行う。揚げ加工時に、前記のように、食品搬送コンベア21のコンベアチエーン24および蓋搬送コンベア22のコンベアチエーン26は、ともに同じ速度で搬送方向に駆動されている。揚げ加工対象の食品2は、例えばコンベア形式の食品投入装置43によって食品の油揚げ装置1に順次送り込まれ、シュート44を経てフライイング容器4の内部に投入される。フライイング容器4の内部の食品2は、蓋23により飛び出ないように塞がれてから、油槽5の内部の揚げ油6の油液中に順次に入り、揚げ加工に必要な時間をかけて、適切な温度の揚げ油6の油液中を通過する。
この揚げ加工中に、食品2は、多数の気泡を発生するが、この気泡の上昇や、揚げ油6による浮力を受けて、フライイング容器4の内部で浮き上がり傾向となって動くが、蓋23によってフライイング容器6の内部に拘束されている。なお、多数の気泡は、フライイング容器4や蓋23を通過し、直に揚げ油6の油面に、または油量制限体12の隙間を経由して油面に到達し、大気中に分散する。このため、食品2に対する気泡の付着や、油液中での気泡の滞留は殆どなくなり、食品2に対する揚げ油6の熱伝達は低下することもなくなる。
揚げ加工中にも、揚げ油6は、常に油ノズル10に供給され、そのノズル吹き出し口19から傾斜状態の内底面7に下向きに噴射され、油排出口8に向かい、揚げ油6の流れを維持している。このため、油滓や食品2の沈下破片などの揚げかす9は、油槽5の内底面7に滞留することなく、揚げ油6の流れにより傾斜状態の内底面7を滑りながら移動し、油排出口8まで滑り行き、そこからポンプ作用によって油循環経路に入り、濾過され、加熱されて、使用可能な期間にわたって繰り返し使用される。
しかも、油槽5の内部で、揚げ油6は、油ノズル10のノズル吹き出し口19からの噴射に加勢され、油排出口8よりも上流側で内底面7で搬送方向、油面側で反搬送方向の還流を形成し、さらに油排出口8よりも下流側で内底面7で反搬送方向、油面側で搬送方向の還流を形成しているため、揚げ加工のための揚げ油6の熱は、油槽9の内部でほぼ均一に維持され、食品2に対する熱伝達も効率よく行える。
揚げ加工後の食品2は、揚げ油6から出て、フライイング容器4の反転によりその内部から落下し、案内体45に案内され、一旦、可動案内体46に乗り、その傾斜によってバーコンベア28に移載され、次の加工工程に移送される。
なお、揚げ加工中に、油槽5の内部で油面近くの揚げかす9、特に油滓は、内底面7の近くで滞留し、そこに付着し易くなる。このため、必要に応じて、作業員は、洗浄ノズル11を洗浄液38の加圧供給装置から揚げ油6の油循環経路に切り換え、洗浄ノズル11から揚げ油6を噴射状態として送り出させる。このときの噴射状態の揚げ油6は、油面近くの揚げかす9、特に油滓の滞留を防止し、その付着を除去し、揚げかす9を油排出口8まで滑り行かせることによって、揚げかす9の回収効率を高める。
上記のように、揚げかす9の排除が積極的に行われても、油槽5の内面には、油滓や食品2の破片などの揚げかす9が付着する。このため、油槽5の内面について、定期的な保守清掃が必要となる。保守清掃の時は、油槽5の内部の揚げ油6を排除し、また、フレーム13および枠体29を食品搬送装置3(食品搬送コンベア21、蓋搬送コンベア22)および油量制限体12とともに、油槽5より引き上げた後、洗浄ノズル11より洗浄液38を送出し、洗浄液38によって油槽5の内部での揚げ油6の満たし域、特にその内底面7や内側面を洗浄する。また、ノズル区画体18を開くことによって、油ノズル10の内部の清掃も容易にできる状態となる。
次に、図7ないし9図は、揚げ油6を複数の油槽5に収容する例を示している。なお、これらの図7ないし9図のそれぞれの油槽5についても、図1と同様に、食品搬送装置3(食品搬送コンベア21、蓋搬送コンベア22)、油ノズル10、洗浄ノズル11、油量制限体12などが設けられるが、それらは、各図上で省略されている。
先ず、図7の例は、油槽5を矢印表示の搬送方向に複数、例えば3つ連接する状態で設けるとともに、各油槽5ごとに油排出口8を設け、各油槽5の内底面7を低い位置の油排出口8に向けて傾斜させている。この例において、油排出口8の上流側の内底面7および油排出口8の下流側の内底面7は、一例としてほぼ同じ勾配としてあるが、図1のように、油排出口8の上流側と下流側とで異なる勾配とすることもできる。
前述の図1のような1つの油槽5によると、食品2の揚げ時間が長くなり、油槽5の搬送方向の長さが大きくなれば、いずれかの内底面7の勾配は水平に近くなり、これに伴い油排出口8への揚げかす9の滑り移動は、難しくなる。しかし、図7のように、3つの油槽5が連接状態で設けられ、各油槽5ごと油排出口8があれば、食品2の揚げ時間が長くなり、油槽5の搬送方向の長さが大きくなっても、各油槽5の内底面7に、揚げかす9の滑り排出に必要な勾配が確保でき、揚げかす9の油排出口8までの滑り移行が確実となる。しかも油排出口8が複数となるため、揚げかす9が各油槽5に分散され、個々の油槽5ごとの清掃も1つの油槽5の例よりも楽になる。
図7のような複数構成の油槽5によると、各油槽5内の揚げ油6の温度管理は、各油槽5ごとに個別に行える。前述のように、揚げ油6は、図示しないポンプ、熱交換器により食品2の揚げ加工に適切な温度に加熱された後、油ノズル10から各油槽5に供給され、油槽5の内部に所定深さの油面を形成する。また、油槽5の内部の揚げ油6は、傾斜状態の内底面7を低い方向に移動し、揚げかす9とともに油排出口8から回収され、図示しない濾過器で濾過されてから、再び上記のポンプ、熱交換器に供給され、揚げ油6の油循環経路を通って、繰り返し使用される。この揚げ油6の油循環経路中で、各油槽5ごとに、加熱状態の揚げ油6の流量を図示しない手動流量調節弁または自動制御可能な電動流量調節弁により加減することによって、各油槽5内の揚げ油6の温度は、図7の例示のように、目標温度130℃、150℃、170℃というように次第に高くなるように設定できる。もちろん、食品2の性質によって、目標温度は、搬送方向にそって次第に低く、または搬送方向の中間位置で高くもしくは低く設定することもできる。このような、揚げ油6の温度管理によれば、食品2の種類に応じて食品2の油の吸収率、食品2の水と油との比率(うまさ、保存性)などの揚げ加工品質の調整ができる。
なお、図7において、油槽5の内部の油面の深さは、3つの油槽5について同じになっている。このため、揚げ油6に対する食品2の浸漬時間は、各油槽5について等しくなっているが、各油槽5について油循環量の設定の仕方により異なるものとして設定することもできる。
図8は、3つの油槽5に揚げ油6を収容し、各油槽5について油面の深さを油循環量の設定の仕方により異なるものとして設定する例である。この例によると、油面の深さの変化により、揚げ油6に対する食品2の浸漬時間を調整できる。また、各油槽5ごとに揚げ油6が独立しているため、必要に応じて各油槽5ごとに異なる種類の揚げ油6を収容することもできる。
図9は、2つの油槽5を連接させ、各油槽5の油面の深さを連接部の高さ以上に設定することにより、揚げ油6の油面を2つの油槽5について共通とする例である。この例の構成によると、食品2は、図1の例と同様に、2つの油槽5を移動する過程で、揚げ油6から引き上げられず、空気に触れないまま揚げ加工される。このため、この例は、揚げ加工中に、空気接触を嫌う食品2に有効である。なお、この例でも、各油槽5ごとの揚げ油6の温度管理は、底の部分の揚げ油6についてある程度可能である。
本発明に係る食品の油揚げ装置1は、即席麺やカップ麺を揚げ加工対象としているが、油揚げ加工の必要なその他の食品にも適用できる。
本発明の食品の油揚げ装置1の概略的な側面図である。 図1のA−A矢視方向の断面図である。 ローラ33、34およびガイドレール35、36、37の部分の拡大断面図である。 油ノズル10の拡大平面図である。 油ノズル10の拡大断面図である。 油量制限体12の拡大平面図である。 複数の油槽5の構成例の概略的な側面図である。 複数の油槽5の構成例の概略的な側面図である。 複数の油槽5の構成例の概略的な側面図である。
符号の説明
1 食品の油揚げ装置
2 食品
3 食品搬送装置
4 フライイング容器
5 油糟
6 揚げ油
7 内底面
8 油排出口
9 揚げかす
10 油ノズル
11 洗浄ノズル
12 油量制限体
13 フレーム
14 空気抜き部
15 開口部
16 ノズル本体
17 ヒンジ
18 ノズル区画体
19 ノズル吹き出し口
20 ノズル吹き出し口調整体
21 食品搬送コンベア
22 蓋搬送コンベア
23 蓋
24 コンベアチエーン
25 チエーンホイール
26 コンベアチエーン
27 チエーンホイール
28 バーコンベア
29 枠体
30 受け部
31 アタッチメント
32 アタッチメント
33 ローラ
34 ローラ
35 ガイドレール
36 ガイドレール
37 ガイドレール
38 洗浄液
39 長孔
40 締め付け用ねじ
41 整流板
42 スペーサ
43 食品投入装置
44 シュート
45 案内体
46 可動案内体

Claims (7)

  1. 食品搬送装置(3)に保持されている多数のフライイング容器(4)の内部に揚げ加工対象の食品(2)を収容し、フライイング容器(4)を搬送軌道に沿って移動させることによって、食品(2)を油槽(5)の内部の加熱状態の揚げ油(6)中を通過させて、食品(2)を揚げ加工する食品の油揚げ装置(1)において、
    油槽(5)の内底面(7)を油槽(5)の油排出口(8)に向けて低く傾斜させ、揚げ油(6)中の揚げかす(9)を内底面(7)の上部から下部の油排出口(8)まで滑り行く勾配を内底面(7)に持たせると共に、傾斜状態の内底面(7)に低い方向に向けて油ノズル(10)を設ける、ことを特徴とする食品の油揚げ装置(1)。
  2. 油槽(5)は、搬送軌道に沿って2以上設けられ、各油槽(5)ごとに油排出口(8)が設けられており、各油槽(5)の内底面(7)を低い位置の油排出口(8)に向けて傾斜させる、ことを特徴とする請求項1記載の食品の油揚げ装置(1)。
  3. 油ノズル(10)を、油槽(5)の内底面(7)の開口部(15)に取付けられたノズル本体(16)と、開口部(15)に対してヒンジ(17)により開閉自在に取付けらたノズル区画体(18)と、ノズル区画体(18)の低い位置の端部に位置調整可能に取付けられ、ノズル本体(16)とともにノズル吹き出し口(19)を形成するノズル吹き出し口調整体(20)とにより構成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の食品の油揚げ装置(1)。
  4. 油槽(5)は、1または2以上の洗浄ノズル(11)を有しており、洗浄ノズル(11)を内底面(7)の低い方向に向けて油槽(5)内の揚げ油(6)の油面よりも高い位置の内底面(7)に設ける、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の食品の油揚げ装置(1)。
  5. 油槽(5)は、内部に1または2以上の箱状の油量制限体(12)を有しており、油量制限体(12)をフライイング容器(4)の搬送軌道以外の位置で、油槽(5)の内部に配置する、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の食品の油揚げ装置(1)。
  6. 2以上の箱状の油量制限体(12)の間、および油量制限体(12)と油槽(5)の内面との間に、気泡抜き用の一定の隙間を形成して、油量制限体(12)を油槽(5)の中で浮上した状態としてフレーム(13)に固定することにより、揚げ油(6)の量を必要最小限に制限し、さらに油量制限体(12)の上面に空気抜き部(14)を設ける、ことを特徴とする請求項記載の食品の油揚げ装置(1)。
  7. 各油槽(5)内の揚げ油(6)の温度制御を各油槽(5)ごとに個別に行う、ことを特徴とする請求項2記載の食品の油揚げ装置(1)。
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