JP2008160880A - 固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高速撮像のために、解像度を低下させてフレームレートを向上させる手法を採った場合、各画素における露光時間も短縮されるため画素の感度低下が起こる。
【解決手段】列並列ADC23−1〜23−mを搭載したCMOSイメージセンサ10において、当該列並列ADC23−1〜23−mを比較器31およびアップ/ダウンカウンタ32を用いて構成することにより、加算器、ラインメモリ装置などの追加回路なしに、複数行に亘って画素デジタル値の加算演算を実行可能にし、また感度を一定に保ちながら高フレームレート化の実現を可能にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置の駆動方法に関し、特に単位画素から列信号線を介して出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して読み出す構成の固体撮像装置の駆動方法に関する。
固体撮像装置として、近年、単位画素の行列状(マトリックス状)の配列に対して列毎にアナログ−デジタル変換装置(以下、ADC(Analog-Digital Converter)と略す)を配置してなる列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサが報告されている(例えば、非特許文献1参照)。
図15は、従来例に係る列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサ100の構成を示すブロック図である。
図15において、単位画素101は、フォトダイオードおよび画素内アンプを有し、行列状に2次元配置されることによって画素アレイ部102を構成している。この画素アレイ部102の行列状の画素配置に対して、行毎に行制御線103(103−1,103−2,…)が配線され、列毎に列信号線104(104−1,104−2,…)が配線されている。画素アレイ部102の行アドレスや行走査の制御は、行走査回路105により行制御線103−1,103−2,…を介して行われる。
列信号線104−1,104−2,…の一端側には、これら列信号線104−1,104−2,…毎にADC106が配置されてカラム処理部(列並列ADCブロック)107を構成している。また、ADC106の各々に対して、ランプ(RAMP)波形の参照電圧Vrefを生成するデジタル−アナログ変換装置(以下、DAC(Digital-Analog Converter)と略す)108と、所定周期のクロックCKに同期してカウント動作を行うことにより、後述する比較器110で比較動作が行われる時間を計測するカウンタ109とが設けられている。
ADC106は、行制御線103−1,103−2,…毎に、選択行の単位画素101から列信号線104−1,104−2,…を経由して得られるアナログ信号を、DAC108で生成される参照電圧Vrefと比較する比較器110と、この比較器110の比較出力に応答してカウンタ109のカウント値を保持するメモリ装置111とからなり、単位画素101から与えられるアナログ信号をNビットのデジタル信号に変換する機能を有している。
カラム処理部107のADC106の各々に対する列アドレスや列走査の制御は、列走査回路112によって行われる。すなわち、ADC106の各々でAD変換されたNビットのデジタル信号は、列走査回路112による列走査によって順に2Nビット幅の水平出力線113に読み出され、当該水平出力線113によって信号処理回路114まで伝送される。信号処理回路114は、2Nビット幅の水平出力線113に対応した2N個のセンス回路、減算回路および出力回路などによって構成されている。
タイミング制御回路115は、マスタークロックMCKに基づいて行走査回路105、ADC106、DAC108、カウンタ109および列走査回路112などの各動作に必要なクロック信号やタイミング信号を生成し、これらクロック信号やタイミング信号を該当する回路部分に供給する。
次に、上記構成の従来例に係るCMOSイメージセンサ100の動作を、図16のタイミングチャートを用いて説明する。
ある選択行の単位画素101からの列信号線104−1,104−2,…への1回目の読み出し動作が安定した後、DAC108からランプ波形の参照電圧Vrefを比較器110に与えることで、当該比較器110において列信号線104−1,104−2,…の信号電圧Vxと参照電圧Vrefとの比較動作が行われる。この比較動作において、参照電圧Vrefと信号電圧Vxとが等しくなったときに、比較器110の出力Vcoの極性が反転する。この比較器110の反転出力を受けて、メモリ装置111には比較器110での比較時間に応じたカウンタ109のカウント値N1が保持される。
この1回目の読み出し動作では、単位画素101のリセット成分ΔVの読み出しが行われる。このリセット成分ΔV内には、単位画素101毎にばらつく固定パターンノイズがオフセットとして含まれている。しかし、このリセット成分ΔVのばらつきは一般に小さく、またリセットレベルは全画素共通であるため、1回目の読み出し時の列信号線14の信号電圧Vxはおおよそ既知である。したがって、1回目のリセット成分ΔVの読み出し時には、ランプ波形の参照電圧Vrefを調整することにより、比較器110での比較期間を短くすることが可能である。本従来例では、7ビット分のカウント期間(128クロック)でリセット成分ΔVの比較を行っている。
2回目の読み出しでは、リセット成分ΔVに加え単位画素101毎の入射光量に応じた信号成分の読み出しが、1回目の読み出しと同様の動作によって行われる。すなわち、ある選択行の単位画素101から列信号線104−1,104−2,…への2回目の読み出し動作が安定した後、DAC108からランプ波形の参照電圧Vrefを比較器110に与えることで、当該比較器110において列信号線104−1,104−2,…の信号電圧Vxと参照電圧Vrefとの比較動作が行われる。
参照電圧Vrefが比較器110に与えられると同時に、カウンタ109で2回目のカウントがなされる。そして、2回目の比較動作において、参照電圧Vrefと信号電圧Vxとが等しくなったときに、比較器110の出力Vcoの極性が反転する。この比較器110の反転出力を受けて、メモリ装置111には比較器110での比較時間に応じたカウンタ109のカウント値N2が保持される。このとき、1回目のカウント値N1と2回目のカウント値N2とは、メモリ装置111内の異なった場所に保持される。
上述した一連のAD変換動作の終了後、列走査回路112による列走査により、メモリ装置111に保持された1回目と2回目のそれぞれNビットのデジタル信号が2N本の水平出力線113を経て信号処理回路114に供給され、当該信号処理回路114内の減算回路(図示せず)において(2回目の信号)−(1回目の信号)の減算処理がなされた後に外部へ出力される。その後、順次行毎に同様の動作が繰り返されることによって2次元画像が生成される。
上記従来例に係る列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサでは、メモリ装置111内に1回目と2回目のカウント値N1,N2を保持する必要があり、Nビットの信号に対してメモリ装置111が2N個必要となるため回路規模、回路面積が増大する。また、カウンタ109からN系統のクロックCK1〜CKNをメモリ装置111に入力する必要があるため、クロック雑音の増加や消費電力の増大も懸念される。更に、水平出力線113も1回目と2回目のカウント値N1,N2を出力するために2N本必要となり、またそれに伴う電流増加も生ずる。加えて、外部出力前には、1回目と2回目のカウント値N1,N2を減算するためにN個の減算回路が必要になり、回路規模、回路面積が増大する。
ところで、高速撮像のために、画素情報を間引き読み出し(飛ばし読み出し)することによってフレームレートを向上させる手法が採られる場合がある(例えば、非特許文献2参照)。この手法を採ることにより、図17に示すプログレッシブ走査方式では30フレーム/秒のフレームレートのところを、図18に示すインターレース走査方式(一行間引き)では60フレーム/秒のフレームレートを実現できる。すなわち、出力する画素情報を行単位で間引いて読み出し、読み出し行数を例えば1/2にすればフレームレートを2倍にすることができる。
W.Yang et.al,"An Integrated 800x600 CMOS Image System" ISSCC Digest of Technical Papers,pp.304-305,Feb.1999 M.Loose et.al,"2/3-inch CMOS Imaging Sensor for High Definition Television",2001 IEEE Workshop on CMOS and CCD Imaging Sensors
しかしながら、非特許文献2記載の従来技術、即ち画素情報の間引き読み出しによってフレームレートの向上を図る技術では、フレームレートが高くなるにつれて各単位画素における露光時間が短縮され、例えばフレームレートが2倍になれば、露光時間は半分になる。その結果、単位画素の実効的な感度も半分になる。したがって、列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサ100において、画素情報の間引き読み出しの技術を適用してフレームレートの向上を図った場合、高フレームレート化によって単位画素の感度が低下するため、撮像結果に感度低下が起こるという課題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、感度低下を招くことなく、高フレームレート化を実現可能な固体撮像装置の駆動方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、光電変換素子を含む単位画素が行列状に2次元配置されるとともに、当該単位画素の行列状配置に対して列毎に列信号線が配線され、前記単位画素を行毎に順次選択制御する固体撮像装置において、前記選択制御された行の単位画素から前記列信号線を介して出力されるアナログ信号をデジタル値に変換し、かつ得られたデジタル値を複数の単位画素間で加算して読み出す構成を採っている。
上記構成の固体撮像装置において、単位画素から出力されるアナログ信号をデジタル値に変換するとともに、当該デジタル値を複数の単位画素間で加算して読み出すことで、読み出した画素情報数の観点からすれば、画素情報の間引き読み出し(飛ばし読み出し)を行ったのと同じことになるが、1つの画素情報についての情報量の観点からすれば、加算する画素の画素数倍となる。したがって、フレームレートを例えば2倍に向上すべく、単位画素の露光時間を1/2にしたとしても、アナログ−デジタル変換の際にデジタル値を2行分の単位画素間で加算することで、1つの画素情報についての情報量が2倍になるため感度低下が起きない。
本発明によれば、単位画素から列信号線を介して出力されるアナログ信号をデジタル値に変換して読み出す構成の固体撮像装置において、デジタル値を複数の単位画素間で加算して読み出すことにより、単位画素の露光時間を短縮したとしても、結果として1つの画素情報の情報量が減ることはないため、感度低下を招くことなく、高フレームレート化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る固体撮像装置、例えば列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10は、光電変換素子を含む単位画素11が行列状(マトリックス状)に多数2次元配置されてなる画素アレイ部12に加えて、行走査回路13、カラム処理部14、参照電圧供給部15、列走査回路16、水平出力線17およびタイミング制御回路18を有する構成となっている。
このシステム構成において、タイミング制御回路18は、マスタークロックMCKに基づいて、行走査回路13、カラム処理部14、参照電圧供給部15および列走査回路16などの動作の基準となるクロック信号や制御信号などを生成し、行走査回路13、カラム処理部14、参照電圧供給部15および列走査回路16などに対して与える。
また、画素アレイ部12の各単位画素11を駆動制御する周辺の駆動系や信号処理系、即ち行走査回路13、カラム処理部14、参照電圧供給部15、列走査回路16、水平出力線17およびタイミング制御回路18などは、画素アレイ部12と同一のチップ(半導体基板)19上に集積される。
単位画素11としては、ここでは図示を省略するが、光電変換素子(例えば、フォトダイオード)に加えて、例えば、当該光電変換素子で光電変換して得られる電荷をFD(フローティングディフュージョン)部に転送する転送トランジスタと、当該FD部の電位を制御するリセットトランジスタと、FD部の電位に応じた信号を出力する増幅トランジスタとを有する3トランジスタ構成のものや、さらに画素選択を行うための選択トランジスタを別に有する4トランジスタ構成のものなどを用いることができる。
画素アレイ部12には、単位画素11がm列n行分だけ2次元配置されるとともに、このm行n列の画素配置に対して行毎に行制御線21(21−1〜21−n)が配線され、列毎に列信号線22(22−1〜22−m)が配線されている。行制御線21−1〜21−nの各一端は、行走査回路13の各行に対応した各出力端に接続されている。行走査回路13は、シフトレジスタなどによって構成され、行制御線21−1〜21−nを介して画素アレイ部12の行アドレスや行走査の制御を行う。
カラム処理部14は、例えば、画素アレイ部12の画素列毎、即ち列信号線22−1〜22−m毎に設けられたADC(アナログ−デジタル変換回路)23−1〜23−mを有し、画素アレイ部12の各単位画素11から列毎に出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。本発明ではこれらADC23−1〜23−mの構成を特徴としており、その詳細については後述する。
参照電圧供給部15は、時間が経過するにつれてレベルが傾斜状に変化する、いわゆるランプ(RAMP)波形の参照電圧Vrefを生成する手段として、例えばDAC(デジタル−アナログ変換回路)151を有している。なお、ランプ波形の参照電圧Vrefを生成する手段としては、DAC151に限られるものではない。
DAC151は、タイミング制御回路18から与えられる制御信号CS1による制御の下に、当該タイミング制御回路18から与えられるクロックCKに基づいてランプ波形の参照電圧Vrefを生成してカラム処理部15のADC23−1〜23−mに対して供給する。
ここで、本発明が特徴とするADC23−1〜23−mの構成の詳細について具体的に説明する。
なお、ADC23−1〜23−mの各々は、単位画素11全ての情報を読み出すプログレッシブ走査方式での通常フレームレートモードと、通常フレームレートモード時に比べて、単位画素11の露光時間を1/Nに設定してフレームレートをN倍、例えば2倍に上げる高速フレームレートモードとの各動作モードに対応したAD変換動作を選択的に行い得る構成となっている。この動作モードの切り替えは、タイミング制御回路18から与えられる制御信号CS2,CS3による制御によって実行される。また、タイミング制御回路18に対しては、外部のシステムコントローラ(図示せず)から、通常フレームレートモードと高速フレームレートモードの各動作モードとを切り替えるための指示情報が与えられる。
ADC23−1〜23−mは全て同じ構成となっており、ここでは、ADC23−mを例に挙げて説明するものとする。ADC23−mは、比較器31、計数手段である例えばアップ/ダウンカウンタ(図中、U/DCNTと記している)32、転送スイッチ33およびメモリ装置34を有する構成となっている。
比較器31は、画素アレイ部12のn列目の各単位画素11から出力される信号に応じた列信号線22−mの信号電圧Vxと、参照電圧供給部15から供給されるランプ波形の参照電圧Vrefとを比較し、例えば、参照電圧Vrefが信号電圧Vxよりも大なるときに出力Vcoが“H”レベルになり、参照電圧Vrefが信号電圧Vx以下のときに出力Vcoが“L”レベルになる。
アップ/ダウンカウンタ32は非同期カウンタであり、タイミング制御回路18から与えられる制御信号CS2による制御の下に、タイミング制御回路18からクロックCKがDAC151と同時に与えられ、当該クロックCKに同期してダウン(DOWN)カウントまたはアップ(UP)カウントを行うことにより、比較器31での比較動作の開始から比較動作の終了までの比較期間を計測する。
具体的には、通常フレームレートモードでは、1つの単位画素11からの信号の読み出し動作において、1回目の読み出し動作時にダウンカウントを行うことにより1回目の読み出し時の比較時間を計測し、2回目の読み出し動作時にアップカウントを行うことにより2回目の読み出し時の比較時間を計測する。
一方、高速フレームレートモードでは、ある行の単位画素11についてのカウント結果をそのまま保持しておき、引き続き、次の行の単位画素11について、前回のカウント結果から1回目の読み出し動作時にダウンカウントを行うことで1回目の読み出し時の比較時間を計測し、2回目の読み出し動作時にアップカウントを行うことで2回目の読み出し時の比較時間を計測する。
転送スイッチ33は、タイミング制御回路18から与えられる制御信号CS3による制御の下に、通常フレームレートモードでは、ある行の単位画素11についてのアップ/ダウンカウンタ32のカウント動作が完了した時点でオン(閉)状態となって当該アップ/ダウンカウンタ32のカウント結果をメモリ装置34に転送する。
一方、例えばN=2の高速フレームレートでは、ある行の単位画素11についてのアップ/ダウンカウンタ32のカウント動作が完了した時点でオフ(開)状態のままであり、引き続き、次の行の単位画素11についてのアップ/ダウンカウンタ32のカウント動作が完了した時点でオン状態となって当該アップ/ダウンカウンタ32の垂直2画素分についてのカウント結果をメモリ装置34に転送する。
このようにして、画素アレイ部12の各単位画素11から列信号線22−1〜22−mを経由して列毎に供給されるアナログ信号が、ADC23(23−1〜23−m)における比較器31およびアップ/ダウンカウンタ32の各動作により、Nビットのデジタル信号に変換されてメモリ装置34(34−1〜34−m)に格納される。
列走査回路16は、シフトレジスタなどによって構成され、カラム処理部14におけるADC23−1〜23−mの列アドレスや列走査の制御を行う。この列走査回路16による制御の下に、ADC23−1〜23−mの各々でAD変換されたNビットのデジタル信号は順に水平出力線17に読み出され、当該水平出力線17を経由して撮像データとして出力される。
なお、本発明には直接関連しないため特に図示しないが、水平出力線17を経由して出力される撮像データに対して各種の信号処理を施す回路等を、上記構成要素以外に設けることも可能である。
上記構成の本実施形態に係る列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサ10では、アップ/ダウンカウンタ32のカウント結果を、転送スイッチ33を介して選択的にメモリ装置34に転送することができるため、アップ/ダウンカウンタ32のカウント動作と、当該アップ/ダウンカウンタ32のカウント結果の水平出力線17への読み出し動作とを独立して制御することが可能である。
次に、上記構成の第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10の動作について、図2のタイミングチャートを用いて説明する。
ここでは、単位画素11の具体的な動作については説明を省略するが、周知のように、単位画素11ではリセット動作と転送動作とが行われ、リセット動作では所定の電位にリセットされたときのFD部の電位がリセット成分として単位画素11から列信号線22−1〜22−mに出力され、転送動作では光電変換素子から光電変換による電荷が転送されたときのFD部の電位が信号成分として単位画素11から列信号線22−1〜22−mに出力される。
行走査回路13による行走査によってある行iが選択され、その選択行iの単位画素11から列信号線22−1〜22−mへの1回目の読み出し動作が安定した後、DAC151からランプ波形の参照電圧VrefがADC23−1〜23−mの各比較器31に与えられることで、比較器31において列信号線22−1〜22−mの各信号電圧Vxと参照電圧Vrefとの比較動作が行われる。
参照電圧Vrefが比較器31に与えられると同時に、タイミング制御回路18からアップ/ダウンカウンタ32に対してクロックCKが与えられることで、当該アップ/ダウンカウンタ32では1回目の読み出し動作時の比較器31での比較時間がダウンカウント動作によって計測される。そして、参照電圧Vrefと列信号線22−1〜22−mの信号電圧Vxとが等しくなったときに比較器31の出力Vcoは“H”レベルから“L”レベルへ反転する。この比較器21の出力Vcoの極性反転を受けて、アップ/ダウンカウンタ32は、ダウンカウント動作を停止して比較器31での1回目の比較期間に応じたカウント値を保持する。
この1回目の読み出し動作では、先述したように、単位画素11のリセット成分ΔVが読み出される。このリセット成分ΔV内には、単位画素11毎にばらつく固定パターンノイズがオフセットとして含まれている。しかし、このリセット成分ΔVのばらつきは一般に小さく、またリセットレベルは全画素共通であるため、列信号線22−1〜22−mの信号電圧Vxはおおよそ既知である。したがって、1回目のリセット成分ΔVの読み出し時には、参照電圧Vrefを調整することにより比較期間を短くすることが可能である。本実施形態では、7ビット分のカウント期間(128クロック)でリセット成分ΔVの比較を行っている。
2回目の読み出し動作では、リセット成分ΔVに加えて、単位画素11毎の入射光量に応じた信号成分Vsig が、1回目のリセット成分ΔVの読み出し動作と同様の動作によって読み出される。すなわち、選択行iの単位画素11から列信号線22−1〜22−mへの2回目の読み出しが安定した後、DAC151から参照電圧VrefがADC23−1〜23−mの各比較器31に与えられることで、比較器31において列信号線22−1〜22−mの各信号電圧Vxと参照電圧Vrefとの比較動作が行われる同時に、この比較器31での2回目の比較時間が、アップ/ダウンカウンタ32において1回目とは逆にアップカウント動作によって計測される。
このように、アップ/ダウンカウンタ32のカウント動作を1回目にダウンカウント動作とし、2回目にアップカウント動作とすることにより、当該アップ/ダウンカウンタ32内で自動的に(2回目の比較期間)−(1回目の比較期間)の減算処理が行われる。そして、参照電圧Vrefと列信号線22−1〜22−mの信号電圧Vxとが等しくなったときに比較器31の出力Vcoが極性反転し、この極性反転を受けてアップ/ダウンカウンタ32のカウント動作が停止する。その結果、アップ/ダウンカウンタ32には、(2回目の比較期間)−(1回目の比較期間)の減算処理の結果に応じたカウント値が保持される。
(2回目の比較期間)−(1回目の比較期間)=(信号成分Vsig +リセット成分ΔV+ADC23のオフセット成分)−(リセット成分ΔV+ADC23のオフセット成分)=(信号成分Vsig )であり、以上2回の読み出し動作とアップ/ダウンカウンタ32での減算処理により、単位画素11毎のばらつきを含んだリセット成分ΔVに加えて、ADC23(23−1〜23−m)毎のオフセット成分も除去されるため、単位画素11毎の入射光量に応じた信号成分Vsig のみを取り出すことができる。ここで、単位画素11毎のばらつきを含んだリセット成分ΔVを除去する処理は、いわゆるCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)処理である。
2回目の読み出し時には、入射光量に応じた信号成分Vsig が読み出されるので、光量の大小を広い範囲で判定するために参照電圧Vrefを大きく変化させる必要がある。そこで、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ10では、信号成分Vsig の読み出しを10ビット分のカウント期間(1024クロック)で比較を行うようにしている。この場合、1回目と2回目との比較ビット数が異なるが、参照電圧Vrefのランプ波形の傾きを1回目と2回目とで同じにすることにより、AD変換の精度を等しくできるため、アップ/ダウンカウンタ32による(2回目の比較期間)−(1回目の比較期間)の減算処理の結果として正しい減算結果が得られる。
上述した一連のAD変換動作の終了後、アップ/ダウンカウンタ32にはNビットのデジタル値が保持される。そして、カラム処理部14の各ADC23−1〜23−mでAD変換されたNビットのデジタル値(デジタル信号)は、列走査回路16による列走査により、Nビット幅の水平出力線17を経て順次外部へ出力される。その後、同様の動作が順次行毎に繰り返されることによって2次元画像が生成される。
また、本実施形態に係る列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサ10では、ADC23−1〜23−mの各々がメモリ装置34を持っているため、i行目の単位画素11についてAD変換後のデジタル値をメモリ装置34に転送し、水平出力線17から外部へ出力しながら、i+1行目の単位画素11について読み出し動作とアップ/ダウンカウント動作を並行して実行することができる。
次に、AD変換期間の動作と読み出し期間の動作を並行して行う場合について、図3のタイミングチャートを用いて説明する。図3において、VSは1フレーム期間を示す垂直同期信号、HSは1水平走査期間を示す水平同期信号である。
図3に示す動作では、アップ/ダウンカウンタ32からメモリ装置34にカウント値を転送した後、アップ/ダウンカウンタ32でカウント動作を実行する前に、アップ/ダウンカウンタ32をリセットする必要がある。アップ/ダウンカウンタ32をリセットしないで、i+1行目のアップダウンカウント動作を実施すると、アップ/ダウンカウンタ32の初期値は、先のi行目のAD変換結果となり、同様の動作を繰り返すとアップ/ダウンカウンタ32にはi行目とi+1行目の加算結果が保持されることになる。
続いて、本実施形態に係る列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサ10におけるアップ/ダウンカウンタ32での加算処理の動作について、図4のタイミングチャートを用いて説明する。このアップ/ダウンカウンタ32での加算処理は、画素アレイ部12の単位画素11全てから画素情報を読み出す通常フレームレートモードに比べて、単位画素11の露光時間を1/2に設定することによって高フレームレート化を図る高速フレームレートモードの動作時に実行されることになる。
アップ/ダウンカウンタ32は、Nビットのデジタル値を読み出した後も、そのデジタル値をアップ/ダウンカウンタ32内部に保持することができる。本例では、アップ/ダウンカウンタ32のデータ保持特性を利用して、当該アップ/ダウンカウンタ32において複数の行(本例では、i行とi+1行)間で単位画素11のAD変換値を加算する処理を実現するようにしている。
先述したように、i行目の単位画素11の信号を読み出す場合は、i行目の信号成分をVsig 1、i行目のリセット成分をΔV1とすると、アップ/ダウンカウンタ32には、(2回目の比較時間)−(1回目の比較時間)=(Vsig 1+ΔV1)−ΔV1=Vsig 1のデジタル値が保持される。このi行目のAD変換期間が終了した後、アップ/ダウンカウンタ32をリセットしないで、引き続きi+1行目の単位画素11の信号の読み出し動作に移行し、i行目と同様の読み出し動作を繰り返す。
そして、i+1行目の信号成分をVsig2、2行目のリセット成分をΔV2とすると、i+1行目のAD変換終了時にアップ/ダウンカウンタ32に保持されるデジタル値は、Vsig 1+(Vsig 2+ΔV2)−ΔV2=Vsig 1+Vsig 2となる。このときのアップ/ダウンカウンタ32のデジタル値を、転送スイッチ33によってメモリ装置34に転送した後、水平出力線17を経由して外部へ出力することで、i行目とi+1行目の2行分の単位画素11の信号成分を加算した値Vsig 1+Vsig 2を出力することができる。
同様の動作を繰り返すことにより、垂直方向(センサ面縦(列)方向)において画素情報を1/2に間引いた画像を得ることができる。その結果、フレームレートを全ての画素情報を読み出す通常フレームレートモード時に比べて2倍に高速化できる。
上述したように、第1実施形態に係る列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサ10においては、単位画素11から列信号線22−1〜22−mを経由して出力されるアナログ信号を、例えば画素列毎に設けられたADC23−1〜23−mでデジタル値に変換するとともに、当該デジタル値を垂直方向(列方向)における複数の単位画素11間、例えば2つの単位画素11間で加算して読み出すことにより、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、読み出した画素情報数の観点からすれば、画素情報について垂直方向で1/2に間引き読み出し(飛ばし読み出し)を行ったのと同じことになるが、垂直方向における2画素間で画素情報を加算しているため、1つの画素情報についての情報量の観点からすれば2倍となる。したがって、フレームレートを例えば2倍に向上すべく、単位画素11の露光時間を1/2に設定したとしても、AD変換の際にデジタル値を2行分の単位画素間で加算することで、1つの画素情報についての情報量が2倍になるため、通常フレームレートモード時に比べて感度が低下することはない。
すなわち、単位画素11の露光時間を短縮したとしても、結果として1つの画素情報の情報量が減ることはないため、感度低下を招くことなく、高フレームレート化を実現できる。しかも、ADC23−1〜23−mにアップ/ダウンカウンタ32を内蔵し、当該アップ/ダウンカウンタ32によって加算処理を行うようにしているため、チップ19の外部のメモリ装置を使用したり、あるいは列並列ADCとして追加回路を使ったりしなくても、高精度の加算演算を実現できる。
なお、上記第1実施形態では、アップ/ダウンカウンタ32を用いて加算処理を行う構成としたが、単に加算処理を行うだけであれば、アップ/ダウンカウンタ32に代えて単なるカウンタを用いることによっても実現できる。ただし、アップ/ダウンカウンタ32を用いることで、単位画素11の信号成分Vsig からリセット成分ΔVを除去するデジタルCDS処理を行いながら、加算処理を行うことができるという利点がある。同様に処理は、デジタル演算処理を行う演算手段を用いることによっても実現できる。
また、上記第1実施形態では、2行間での画素加算を例に挙げて説明したが、2行加算のみならず、複数行に亘って画素加算を行うことも可能である。このとき、加算する行数をM行とすると、画像データ量を1/Mに圧縮することができる。
さらに、上記第1実施形態では、画像データ量を1/Mに圧縮するに際して、データ出力レートを変更することによってフレームレートをM倍にするとしたが、AD変換期間を1/Mに短縮することによってデータ出力レートを変更せずにフレームレートをM倍にすることも可能である。すなわち、第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10の場合と同様に、アップ/ダウンカウンタ32を使って行毎の画素加算を実現することによってデータ量を圧縮することができるが、図5のタイミングチャートに示すように、AD変換期間を1/M、例えば1/2に短縮するとデータ出力レートを変更せずにフレームレートを2倍にすることができる。
AD変換のビット精度を維持したままAD変換期間を短くできない場合は、図4のタイミングチャートにおいて、アップ/ダウンカウンタ32のアップカウントのデジタルカウント値をN−1ビットまでとする。例えば、10ビットカウントの場合、本来は1024クロック期間で比較を行うが、9ビットカウント、即ち512クロック期間に削減する。このとき、DAC151で生成される参照電圧(ランプ波形)Vrefの時間変化の割合は同一とする。これは、AD変換のビット精度は変化しないことを意味する。
フレームレートが2倍になると、単位画素当りの蓄積時間は1/2となり、信号振幅も1/2となるためS/Nが低下する。第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10における加算演算を実施すると、2行分の画素加算を実行した後のデジタル値はVsig 1+Vsig 2となり、フレームレートが2倍になった場合でも信号振幅は(Vsig 1+Vsig 2)/2≒Vsig 1となり、信号振幅の変化が少ないためS/Nも劣化しない。
同様に、M行加算を実行してAD変換期間を1/Mに削減した場合フレームレートがM倍となる。このとき、NビットのAD変換のビット精度をN−Mビットに低減することにより、S/Nを劣化させることなく、フレームレートを向上させることができる。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサの構成を示すブロック図である。図7に、本実施形態に係るCMOSイメージセンサの動作説明に供するタイミングチャートを示す。
本実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ50は、図1に示した第1実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ10と、基本的な構成については同じであるが、行走査回路13Aが任意の行制御線21−i(21−1〜21−n)を選択できるアドレスデコーダによって構成されている点で相違している。このアドレスデコーダからなる行走査回路13Aによれば、行制御線21−1〜21−nの選択を、例えば図7に示すように、1行目、3行目、2行目、4行目、…の順に行うことができる。
このような行走査を実現できることにより、第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10の場合と同様に、例えば2行単位で加算演算を行うものとすると、1行目の行制御線21−1上の画素11−11と3行目の行制御線21−3上の画素11−31、1行目の行制御線21−1上の画素11−12と3行目の行制御線21−3上の画素11−32、…というように、1行目の画素11−11,11−12,11−13,…と、3行目の画素11−31,11−32,11−33,…との画素加算が可能となる。
同様にして、2行目の行制御線21−2上の画素11−21と4行目の行制御線21−4上の画素11−41、2行目の行制御線21−2上の画素11−22と4行目の行制御線21−4上の画素11−42、…というように、2行目の画素11−21,11−22,11−23,…と、4行目の画素11−41,11−42,11−43,…との画素加算が可能になる。すなわち、奇数行同士および偶数行同士での画素加算を実現できる。
ここで、画素アレイ部12上には、図6に示すベイヤ配列のカラーフィルタが配されているものとする。このカラーフィルタの場合、同一行の画素には、G(Green)、R(Red)またはB(Blue)、Gのカラーフィルタが配置されることになる。
このベイヤ配列のカラーフィルタを有するCMOSイメージセンサでは、第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10の場合のように、行制御線21−1〜21−nを順番に選択していくと、異なるカラーフィルタ要素を持つ画素同士の加算となるため混色を起す。これに対して、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ50においては、奇数行同士および偶数行同士での画素加算を行うことができることにより、同色同士の加算演算を行うことができるため、画素加算に伴う混色が発生することはない。
[第3実施形態]
図8は、本発明の第3実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサの構成を示すブロック図であり、図中、図1と同等部分には同一符号を付して示している。
本実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ60は、図1に示した第1実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ10と、基本的な構成については同じであるが、以下の点で相違している。
すなわち、奇数列の列信号線22−1,22−3,…に接続されたADC23−1,23−3,…の各出力は、Nビット幅の水平出力線17−1を通して出力される。また、偶数列の列信号線22−2,22−4,…に接続されたADC23−2,23−4,…の各出力は、Nビット幅の水平出力線17−2を通して出力される。そして、水平出力線17−1を通して出力される奇数列のデジタル信号と、水平出力線17−2を通して出力される奇数列のデジタル信号は、Nビットのデジタル加算器61で加算処理される。
上記構成の本実施形態に係るCMOSイメージセンサ60では、アップ/ダウンカウンタ32のカウント結果を、メモリ装置34に転送して保持する構成を採っているため、アップ/ダウンカウンタ32のカウント動作と、メモリ装置34からのカウント結果の水平出力線17−1,17−2への読み出し動作とを独立して制御可能である。したがって、アップ/ダウンカウンタ32のカウント動作を行いながら、偶数列、奇数列のカウント値をメモリ装置34からから読み出してデジタル加算器61で加算することが可能となり、結果として、2列間における画素の加算演算を実現することができる。
さらに、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ60における列間の加算動作と、第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10における行間の加算動作とを組み合わせることにより、2行2列の加算演算を実現することが可能となる。
次に、上記構成の第3実施形態に係るCMOSイメージセンサ60の動作について、図9のタイミングチャートを用いて説明する。
画素アレイ部11の各単位画素11から行単位で信号を読み出し、ADC23−1,23−2,…のアップ/ダウンカウンタ32でカウント動作を行うまでの動作は、第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10の場合と同様であり、x行(x行は1行〜m−1行の任意の行数),x+1行の各デジタルカウント値をアップ/ダウンカウンタ32で加算する動作は、第2実施形態に係るCMOSイメージセンサ50の場合と同様である。
上記加算動作後、その加算結果を列ごとにメモリ装置34に転送し、水平出力線17−1,17−2を通して奇数列の加算結果と偶数列の加算結果とをデジタル加算器31に入力させる。このとき、列走査回路16から出力される制御信号M1,M2,M3,…は、M1とM2、M3とM4,…という組み合わせで同時に出力される。これにより、メモリ装置34に保持されているデジタル値(加算結果)が、2列毎に水平信号線17−1,17−2に同時に出力される。
図9のタイミングチャートにおいて、信号出力Aには奇数列の加算結果が、信号出力Bには偶数列の加算結果が出力されている。具体的には、信号出力Aの先頭の信号として画素11−11と画素11−12の加算結果が出力され、信号出力Bの先頭の信号として画素11−21と画素11−22の加算結果が出力される。その結果、デジタル加算器61の先頭出力として、画素11−11,11−12,11−21,11−22の4画素の加算結果が出力される。
上述したことから明らかなように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ60によれば、第2実施形態に係るCMOSイメージセンサ50の場合と同様に、AD変換のビット精度を低減し、AD変換期間を1/4に短縮することで、フレームレートを4倍にし、かつ感度を一定に保つことができる。
[第4実施形態]
図10は、本発明の第4実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサの構成を示すブロック図であり、図中、図1と同等部分には同一符号を付して示している。
先述した第1,第2,第3実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ10,50,60では、画素アレイ部12の上下方向(列方向)の一方側、例えば下側にのみカラム処理部14、参照電圧供給部15、列走査回路16および水平出力線17(17−1,17−2)を配する構成を採っていた。
これに対して、本実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ70では、画素アレイ部12の上下方向の両側に、即ち画素アレイ部12を挟んで各々一対ずつのカラム処理部14A,14B、参照電圧供給部15A,15B、列走査回路16A,16Bおよび水平出力線17A,17Bを配するとともに、画素アレイ部12とカラム処理部14A,14Bとの間に選択スイッチ71A,71Bを設けた構成を採っている。
各々一対ずつ設けられたカラム処理部14A,14B、参照電圧供給部15A,15Bおよび列走査回路16A,16Bは、第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10におけるカラム処理部14、参照電圧供給部15および列走査回路16Aと全く同じ構成を有している。
水平出力線17A,17Bは各々Nビットの信号線であり、カラム処理部14A,14Bから出力されるNビットのデジタル信号をNビットのデジタル加算器72に伝送する。デジタル加算器72は、水平出力線17A,17Bを通してカラム処理部14A,14Bから出力されるデジタル信号を加算処理する。
選択スイッチ71A,71Bは、相補的に動作することで、隣接する例えば2本の列信号線の一方をカラム処理部14Aに接続したとき他方をカラム処理部14Bに接続し、一方をカラム処理部14Bに接続したとき他方をカラム処理部14Aに接続する。
具体的には、選択スイッチ71A,71Vは、各一方の固定接点aが列信号線22−2の両端に、各他方の固定接点bが列信号線22−3の両端にそれぞれ接続され、各可動接点cがADC23A−2とADC23B−1にそれぞれ接続されている。そして、選択スイッチ71Aの可動接点cが一方の固定接点aに接続されるときは、選択スイッチ71Bの可動接点cが他方の固定接点bに接続され、選択スイッチ71Aの可動接点cが他方の固定接点bに接続されるときは、選択スイッチ71Bの可動接点cが一方の固定接点aに接続されることになる。
図10には、図面の簡略化のために、列信号線22−2と列信号線22−3との間に接続された選択スイッチ71A,71Bのみを図示したが、これら選択スイッチ71A,71Bは、2列目から隣り合う2本の列信号線を単位として2列おきに設けられることになる。
上記構成の本実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ70において、選択スイッチ71Aの可動接点cが固定接点aに接続され、選択スイッチ71Bの可動接点cが固定接点bに接続されたときは、1列目と2列目、5列目と6列目、…の画素のアナログ信号がカラム処理部14A側に、3列目と4列目、7列目と8列目、…の画素の信号がカラム処理部14B側にそれぞれ読み出され、それぞれの比較器31A,31Bおよびアップ/ダウンカウンタ32A,32Bでデジタル信号に変換され、かつメモリ装置34A,34Bに記憶される。このときの等価回路を図11に示す。
図12のタイミングチャートに示すように、列走査回路16Aからは制御信号Ma1,Ma2,…が、列走査回路16Bからは制御信号Mb1,Mb2,…がそれぞれ同じタイミングで順に出力される。そして、先ず、制御信号Ma1,Mb1によってADC23A−1,23B−1の各メモリ装置34に格納されている1列目と3列目の各画素のデジタル値が同時に水平出力線17A,17Bに読み出され、次いで制御信号Ma2,Mb2によってADC23A−2,23B−2の各メモリ装置34に格納されている2列目と4列目の各画素のデジタル値が同時に水平出力線17A,17Bに読み出され、以降、同様の動作が順次繰り返される。
その結果、デジタル加算器72においては、1列目と3列目の各画素のデジタル値が加算され、次いで2列目と4列目の各画素のデジタル値が加算され、…という具合に、奇数列同士および偶数列同士での2列間の画素加算が行われる。このように、奇数列同士および偶数列同士での画素加算を行うことで、図11に示すように、カラーフィルタがベイヤ配列の場合、同色同士の加算演算を行うことができるため、画素加算に伴う混色が発生することはない。
また、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ70における2列間の加算動作と、第2実施形態に係るCMOSイメージセンサ50における2行間の加算動作とを組み合わせることにより、列間および行間の双方において同色同士の加算演算を行うことができるため、画素加算に伴う混色を生ずることなく、2行2列の加算演算を実現することが可能となるととともに、フレームレートを4倍にし、かつ感度を一定に保つことができる。
一方、図10において、選択スイッチ71Aの可動接点cが固定接点bに接続され、選択スイッチ71Bの可動接点cが固定接点aに接続されたときは、1列目と3列目、5列目と7列目、…の画素のアナログ信号がカラム処理部14A側に、2列目と4列目、6列目と8列目、…の画素の信号がカラム処理部14B側にそれぞれ読み出され、それぞれの比較器31A,31Bおよびアップ/ダウンカウンタ32A,32Bでデジタル信号に変換され、かつメモリ装置34A,34Bに記憶される。このときの等価回路を図13に示す。
列走査回路16Aからは制御信号Ma1,Ma2,…が、列走査回路16Bからは制御信号Mb1,Mb2,…がそれぞれ同じタイミングで順に出力されることから、先ず、制御信号Ma1,Mb1によってADC23A−1,23B−1の各メモリ装置34に格納されている1列目と2列目の各画素のデジタル値が同時に水平出力線17A,17Bに読み出され、次いで制御信号Ma2,Mb2によってADC23A−2,23B−2の各メモリ装置34に格納されている3列目と4列目の各画素のデジタル値が同時に水平出力線17A,17Bに読み出され、以降、同様の動作が順次繰り返される。
その結果、デジタル加算器72においては、1列目と2列目の各画素のデジタル値が加算され、次いで3列目と4列目の各画素のデジタル値が加算され、…という具合に、隣り合う(連続する)2列間での画素加算が行われる。このような隣り合う2列間での画素加算は、同一センサ上に同一のカラーフィルタ(Rのみ/Gのみ/Bのみ)が形成されている三板式のイメージセンサでの画素加算に対応できる。
また、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ70における2列間の加算動作と、第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10における2行間の加算動作とを組み合わせることで、2行2列の加算演算を実現することが可能となるととともに、フレームレートを4倍にし、かつ感度を一定に保つことができる。
上述したように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ70によれば、画素アレイ部12を挟んでカラム処理部14A,14Bを配するとともに、画素アレイ部12とカラム処理部14A,14Bとの間に選択スイッチ71A,71Bを設けたことにより、当該選択スイッチ71A,71Bの作用によって画素加算する列の組み合わせを任意に選択することができるため、同一の回路構成により、ベイヤ配列のような単板式のイメージセンサでも、三板式のイメージセンサでも画素加算を実現することができる。
なお、本実施形態では、1対のカラム処理部14A,14Bに対応して1本ずつ水平出力線17A,17Bを設けるとしたが、第3実施形態の場合と同様にして、これら水平出力線17A,17Bを複数本、例えば2本ずつ設けるとともに、列走査回路16A,16Bからは2つの制御信号Mを単位として同時に出力するようにすることで、4列間で画素加算を実現することができる。
また、本実施形態では、カラム処理部、参照電圧供給部、列走査回路、水平出力線および選択スイッチを一対ずつ設けることによって2列間での画素加算を行うとしたが、カラム処理部、参照電圧供給部、列走査回路、水平出力線および選択スイッチを3つ以上ずつ設けることも可能であり、これによれば、3以上の列間での画素加算を行うことが可能になる。
[第5実施形態]
図14は、本発明の第5実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサの構成を示すブロック図であり、図中、図8と同等部分には同一符号を付して示している。
本実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ80は、図8に示した第3実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ60と、基本的な構成については同じであるが、以下の点で相違している。
すなわち、第3実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ60では、奇数列同士、偶数列同士での画素加算を実現可能にしているのに対して、本実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ80では、画素アレイ部12とカラム処理部14との間に選択スイッチ81を設け、この選択スイッチ81の作用により、画素加算する列の組み合わせを任意に切り替え可能としている。
選択スイッチ81は、互いに連動する2つのスイッチ81A,81Bによって構成されている。スイッチ81Aは、一方の固定接点a1が2列目の列信号線22−2に、他方の固定接点b1が3列目の列信号線22−3に、可動接点c1が2列目のADC23−2にそれぞれ接続されている。スイッチ81Bは、一方の固定接点a2が3列目の列信号線22−3に、他方の固定接点b2が2列目の列信号線22−2に、可動接点c2が3列目のADC23−3にそれぞれ接続されている。
図14には、図面の簡略化のために、列信号線22−2と列信号線22−3との間に接続された選択スイッチ81のみを図示したが、この選択スイッチ81は、2列目から隣り合う2本の列信号線を単位として2列おきに設けられることになる。
上記構成の本実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ80において、選択スイッチ81の可動接点c1,c2が固定接点a1,a2に接続されたときは、1列目、2列目、3列目、4列目…の画素のアナログ信号が、ADC23−1,23−2,23−3,23−4,…でデジタル信号に変換されかつ保持される。
その後、第3実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ60の場合と同様にして、列走査回路16から制御信号M1,M2,M3,M4,…が、M1とM2、M3とM4,…という組み合わせで同時に出力されることにより、メモリ装置34に保持されているデジタル値が、2列毎に水平信号線17−1,17−2に同時に出力される。そして、水平出力線17−1を通して出力されるデジタル値と、水平出力線17−2を通して出力されるデジタル値とが、Nビットのデジタル加算器61で加算処理される。
その結果、デジタル加算器72においては、1列目と2列目の各画素のデジタル値が加算され、次いで3列目と4列目の各画素のデジタル値が加算され、…という具合に、隣り合う(連続する)2列間での画素加算が行われる。このような隣り合う2列間での画素加算は、同一センサ上に同一のカラーフィルタ(Rのみ/Gのみ/Bのみ)が形成されている三板式のイメージセンサでの画素加算に対応できる。
また、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ80における2列間の加算動作と、第1実施形態に係るCMOSイメージセンサ10における2行間の加算動作とを組み合わせることで、2行2列の加算演算を実現することが可能となるととともに、フレームレートを4倍にし、かつ感度を一定に保つことができる。
一方、選択スイッチ81の可動接点c1,c2が固定接点b1,b2に接続されたときは、1列目、3列目、…の画素のアナログ信号が、奇数列のADC23−1,23−3,…でデジタル信号に変換されかつ保持される。また、2列目、4列目、…の画素のアナログ信号が、偶数列のADC23−2,23−4,…でデジタル信号に変換されかつ保持される。
その後、第3実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ60の場合と同様にして、奇数列のADC23−1,23−3,…の各出力がNビット幅の水平出力線17−1を通して出力され、偶数列のADC23−2,23−4,…の各出力がNビット幅の水平出力線17−2を通して出力される。そして、水平出力線17−1を通して出力される奇数列のデジタル信号と、水平出力線17−2を通して出力される奇数列のデジタル信号は、Nビットのデジタル加算器61で加算処理される。
すなわち、上記の動作は、第3実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ60の動作と同じであり、これにより、奇数列同士、偶数列同士での2画素加算が実現される。その結果、カラーフィルタがベイヤ配列の場合、同色同士の加算演算を行うことができるため、画素加算に伴う混色が発生することはない。
また、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ70における2列間の加算動作と、第2実施形態に係るCMOSイメージセンサ50における2行間の加算動作とを組み合わせることにより、列間および行間の双方において同色同士の加算演算を行うことができることになるため、画素加算に伴う混色を生ずることなく、2行2列の加算演算を実現することが可能となるととともに、フレームレートを4倍にし、かつ感度を一定に保つことができる。
上述したように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ80によれば、画素アレイ部12とカラム処理部14との間に選択スイッチ81を設けたことにより、当該選択スイッチ81の作用によって画素加算する列の組み合わせを任意に選択することができるため、同一の回路構成により、ベイヤ配列のような単板式のイメージセンサでも、三板式のイメージセンサでも画素加算を実現することができる。
なお、本実施形態では、水平出力線を2本設けるとともに、選択スイッチ81を2列間に配することで、列間での2画素加算を実現するとしたが、水平出力線を3本以上設けるとともに、選択スイッチ81を3列以上の列間に配することで、列間での3画素以上の画素加算を実現することも可能である。
本発明の第1実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサの構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るCMOSイメージセンサの動作説明に供するタイミングチャートである。 第1実施形態に係るCMOSイメージセンサにおけるAD変換期間と読み出し期間を並列に行う場合の動作説明に供するタイミングチャートである。 第2実施形態に係るCMOSイメージセンサの動作説明に供するタイミングチャートである。 第2実施形態に係るCMOSイメージセンサにおけるAD変換期間と読み出し期間を並列に行う場合の動作説明に供するタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサの構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係るCMOSイメージセンサの動作説明に供するタイミングチャートである。 本発明の第4実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサの構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係るCMOSイメージセンサの動作説明に供するタイミングチャートである。 本発明の第5実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサの構成を示すブロック図である。 第5実施形態に係るCMOSイメージセンサの動作説明に用いる等価回路図(その1)である。 第5実施形態に係るCMOSイメージセンサの動作説明に供するタイミングチャートである。 第5実施形態に係るCMOSイメージセンサの動作説明に用いる等価回路図(その2)である。 本発明の第6実施形態に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサの構成を示すブロック図である。 従来例に係る列並列ADC搭載CMOSイメージセンサの構成を示すブロック図である。 従来例に係るCMOSイメージセンサの動作説明に供するタイミングチャートである。 プログレッシブ走査方式の動作説明に供するタイミングチャートである。 インターレース走査方式の動作説明に供するタイミングチャートである。
符号の説明
10,50,60,70,80…列並列ADC搭載CMOSイメージセンサ、11…単位画素、12…画素アレイ部、13…行走査回路、14(14A,14B)…カラム処理部、15(15A,15B)…参照電圧供給部、16(16A,16B)…列走査回路、17(17−1,17−2,17A,17B)…水平出力線、18…タイミング制御回路、21−1〜21−n…行制御線、22−1〜22−m…列信号線、23−1〜23−m…ADC(アナログ−デジタル変換装置)、31(31A,31B)…比較器、32(32A,32B)…アップ/ダウンカウンタ、33…転送スイッチ、34(34A,34B)…メモリ装置、61,72…Nビットデジタル加算器、71A,71B,81…選択スイッチ

Claims (10)

  1. 光電変換素子を含む単位画素が行列状に2次元配置されるとともに、当該単位画素の行列状配置に対して列毎に列信号線が配線され、前記単位画素を行毎に選択制御する固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記選択制御によって選択した行の単位画素から前記列信号線を介して出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、かつ当該デジタル信号を複数の単位画素間で加算して読み出す
    ことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  2. 前記加算を複数の行の単位画素間で行う
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置の駆動方法。
  3. 前記加算を行う行数に応じてアナログ−デジタル変換のビット精度を低減し、アナログーデジタル変換時間を低減する
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置の駆動方法。
  4. 前記行数をM行とするとき、Nビットのアナログ−デジタル変換のビット精度を(N−M)ビットに低減し、アナログーデジタル変換時間を1/Mに低減する
    ことを特徴とする請求項3記載の固体撮像装置の駆動方法。
  5. 前記画素アレイ部の各単位画素を任意の行毎に選択制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置の駆動方法。
  6. 前記選択制御によって選択した複数の行の単位画素から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、同一列に配置されている単位画素についてのデジタル信号を前記複数の行間で加算する
    ことを特徴とする請求項5記載の固体撮像装置の駆動方法。
  7. 前記同一列に配置されている単位画素についてのデジタル信号を奇数行同士、偶数行同士で独立に加算する
    ことを特徴とする請求項6記載の固体撮像装置の駆動方法。
  8. 前記加算を複数の列の単位画素間で行う
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置の駆動方法。
  9. 前記選択制御によって選択した行の単位画素から前記列信号線を介して出力されるアナログ信号を列単位で複数系統に振り分けてデジタル信号に変換し、かつ当該デジタル信号を複数の列間で加算する
    ことを特徴とする請求項8記載の固体撮像装置の駆動方法。
  10. 前記選択制御によって選択した行の単位画素から前記列信号線を介して出力されるアナログ信号を列ごとにデジタル信号に変換し、かつ当該デジタル信号を任意の組み合わせの複数の列間で加算する
    ことを特徴とする請求項8記載の固体撮像装置の駆動方法。
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