JP2016096551A - 撮像装置 - Google Patents

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雅人 武石
Masahito Takeishi
雅人 武石
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Abstract

【課題】演算処理が複雑にならずに光源の明滅周波数を算出することができる撮像装置を提供する。【解決手段】撮像素子12と、取得部21aと、平均値算出部21bと、周波数算出部21cとを備える。撮像素子は、複数の画素が2次元的に配列された撮像領域を有するXYアドレス走査型の撮像素子である。取得部は、撮像素子にライン単位の間引き読み出しを指示することにより、撮像領域の内から間引き読み出しされた部分領域の画像信号を順次取得する。平均値算出部は、フレーム毎に画像信号の明るさの平均値を算出する。周波数算出部は、フレーム毎に算出された平均値の時間的変化に基づいて、光源の明滅周波数を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
現在、一般的なXYアドレス走査型の撮像素子を備える撮像装置では、アドレス指定によりライン毎に電荷蓄積時間を制御するローリングシャッタ方式が採用されている。
このローリングシャッタ方式を用いて蛍光灯下で動画撮影が行われた場合、蛍光灯の光源の明滅周波数(例えば、50Hz又は60Hzの商用電源周波数)による周期的な輝度変化の影響により、画像に横縞状のむら(以下、「フリッカ」という。)が生じる場合がある。
そこで、光源の明滅周波数(50Hz又は60Hz)を算出し、その明滅周波数に基づいてフリッカを抑制する撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−189129号公報
しかし、特許文献1の撮像装置では、1フレームの画像を垂直走査方向に分割して複数のフリッカ検波枠を設定し、時間的に変動する各フリッカ検波枠内の輝度値のデータからフリッカ成分を抽出した後、光源の明滅周波数を算出する。そのため、特許文献1の撮像装置では、演算処理が一般的に複雑になるという問題点を有している。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、演算処理が複雑にならずに光源の明滅周波数を算出することができる撮像装置を提供することを目的とする。
第1の発明に係る撮像装置は、撮像素子と、取得部と、平均値算出部と、周波数算出部とを備える。撮像素子は、複数の画素が2次元的に配列された撮像領域を有するXYアドレス走査型の撮像素子である。取得部は、撮像素子にライン単位の間引き読み出しを指示することにより、撮像領域の内から間引き読み出しされた部分領域の画像信号を順次取得する。平均値算出部は、フレーム毎に画像信号の明るさの平均値を算出する。周波数算出部は、フレーム毎に算出された平均値の時間的変化に基づいて、光源の周波数を算出する。
第2の発明は、第1の発明において、撮像素子は、複数色のカラーフィルタのいずれかが各画素に配置されたカラー撮像素子である。また、撮像素子は、撮像領域の異なる行同士で同列の同色画素の出力値を加算する第1加算回路と撮像領域の異なる列同士で同行の同色画素の出力値を加算する第2加算回路との少なくとも一方を備える。取得部は、第1加算回路と第2加算回路との少なくとも一方で出力値が加算された後の画像信号をライン単位で取得する。
本発明の撮像装置によれば、演算処理が複雑にならずに光源の明滅周波数を算出するこ
とができる。
本発明の撮像装置の一実施形態である電子カメラ1の内部構成例を説明するブロック図 比較例として、従来行われているCMOS撮像素子のフリッカ検出の一例について説明する図 電子カメラ1のフリッカ検出の動作の一例を示すフローチャート 本実施形態におけるフリッカ検出の原理を説明する図 本実施形態におけるフリッカ検出の原理を説明する図 図4(d)に示すフレームの一部拡大図 第1実施形態の変形例を説明する図
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の撮像装置の一実施形態である電子カメラ1の内部構成例を説明するブロック図である。この電子カメラ1は、静止画撮影機能のみならず、動画撮影機能も有する。図1に示す通り電子カメラ1は、撮影レンズ11と、撮像素子12と、タイミングジェネレータ(以下、「TG」という。)13と、アナログフロントエンド部(以下、「AFE」という。)14と、画像処理部15と、RAM(Random Access Memory)16と、ROM(Read Only Memory)17と、表示モニタ18と、記録インターフェース部(以下、「記録I/F部」という。)19と、操作部20と、CPU(Central Processing Unit)21と、バス22とを備える。
このうち、AFE14、画像処理部15、RAM16、ROM17、表示モニタ18、記録I/F部19及びCPU21は、バス22を介して互いに接続されている。
撮影レンズ11は、フォーカスレンズやズームレンズを含む複数のレンズ群で構成されている。なお、簡単のため、図1では、撮影レンズ11を1枚のレンズとして図示する。この撮影レンズ11は、不図示のレンズ駆動装置によって制御される。
撮像素子12は、一例として複数の画素を2次元的(M行N列)に配列し、XYアドレス指定により任意のラインを読み出し可能なCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)型の撮像素子である。また、撮像素子12の撮像面には、被写体像をカラー検出するために、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3種類のカラーフィルタが、一例としてベイヤー配列で配置されている。また、撮像素子12は、XYアドレス指定により任意の画素同士の出力値を加算する画素加算回路12aを有する。なお、画素加算回路12aの詳細については、変形例で後述する。
TG13は、CPU21からの指示に従い撮像素子12及びAFE14の各々へ向けて駆動信号を送出し、それによって両者の駆動タイミングを制御する。
AFE14は、撮像素子12が生成する画像信号(RGB信号)に対して信号処理を施すアナログフロントエンド回路である。このAFE14は、画像信号のゲイン調整やA/D変換などを行う。このAFE14が出力する画像信号は、RAM16に一時的に記録される。
画像処理部15は、RAM16に記録されている画像信号を読み出し、各種の画像処理(階調変換処理、輪郭強調処理、ホワイトバランス処理、YC変換処理等)を施す。
ROM17は、電子カメラ1の制御を行うプログラム等を予め記憶している不揮発性のフラッシュメモリである。このROM17には、CPU21の制御により間引き読み出しする指定アドレスを示すアドレス情報等が予め記録されている。
表示モニタ18は、静止画像や電子カメラ1の操作メニュー等を表示する。表示モニタ18には、液晶モニタ等を適宜選択して用いることができる。
記録I/F部19には、着脱自在の記録媒体30を接続するためのコネクタが形成されている。そして、記録I/F部19は、CPU21からの指示により、そのコネクタに接続された記録媒体30にアクセスして静止画像や動画の記録処理等を行う。この記録媒体30は、例えば、不揮発性のメモリカードである。図1では、コネクタに接続された後の記録媒体30を示している。
操作部20は、例えば、コマンド選択用のコマンドダイヤル、電源ボタン、レリーズ釦等を有している。そして、操作部20は、電子カメラ1を操作するための指示入力を受け付ける。また、操作部20は、コマンドダイヤルを介して、例えば、動画の撮影モードの選択入力を受け付ける。ここで、動画の撮影モードの指示入力を受け付けると、フリッカ検出用のプログラムがCPU21の制御により開始する。
CPU21は、電子カメラ1の統括的な制御を行うプロセッサである。CPU21は、ROM17に予め格納されたプログラムを実行することにより電子カメラ1の各部を制御する。例えば、CPU21は、XYアドレス指定によりライン毎に電荷蓄積時間を制御するローリングシャッタ方式を用いて、撮像素子12からの画像信号の読み出し等の撮像を制御する。なお、本実施形態では、例えば、後述する図3に示すフローの処理で使用するフリッカ検出用のプログラムを記録媒体30に記録して、この記録媒体30に記録されたプログラムをROM17に記録してもよい。これにより、新たな機能を追加するファームウエアとして、フリッカ検出用のプログラムを適用することが可能となる。
また、CPU21は、取得部21aと、平均値算出部21bと、周波数算出部21cとしても機能する。なお、本実施形態では、図1において、取得部21aと、平均値算出部21bと、周波数算出部21cとを各ブロックに分けているが、例えば、ASIC(画像エンジン:Application Specific Integrated Circuit)のように各ブロックを1つの機能単位に集約して用いてもよい。
取得部21aは、TG13を介して撮像素子12にライン単位の間引き読み出しを指示することにより、撮像領域の内から間引き読み出しされた部分領域の画像信号を所定のフレームレートで順次取得する。この場合、ライン単位に間引き読み出しされた部分領域の画像信号に基づいて生成するフレームは、各々RAM16に一時的に記録される。なお、所定のフレームレートは、フリッカ検出可能なフレームレートであって、後述する通り、例えば600fpsである。
平均値算出部21bは、フレーム毎に画像信号の明るさの平均値を算出する。具体的には、平均値算出部21bは、A/D変換された後のRGB信号に対して、R、G、B毎に信号値をフレーム毎に加算した後、各々平均値を求める。なお、画像処理部15が、RGB信号をYC変換処理して輝度信号(Y)及び色差信号(C)に変換することにより、平均値算出部21bは、輝度信号に基づく輝度値の平均値をフレーム毎に算出してもよい。
周波数算出部21cは、フレーム毎に算出されたR、G、B毎の平均値の時間的変化に基づいて、明滅周波数を算出する。なお、詳細については、後述するフローチャート(図3)を参照して説明する。
次に、電子カメラ1のフリッカ検出の動作について説明する。ここでは、説明の便宜上、比較例として従来のフリッカ検出の一例について説明する。
図2は、比較例として、従来行われているCMOS撮像素子のフリッカ検出の一例について説明する図である。図2(a)は、蛍光灯の輝度変化の様子を模式的に示した図である。図2(b)は、1フレームの画像の読み出し開始を示す垂直同期信号のタイミングチャートを示す図である。図2(c)は、ローリングシャッタ制御を模式的に示す図である。図2(d)は、蛍光灯下で明滅周波数に起因して発生するフリッカを誇張して示した図である。
なお、蛍光灯は、明滅周波数(商用電源周波数)の各サイクルに輝度変化を2回起こす。つまり、この輝度変化は、明滅周波数の2倍の周波数に相当する周期で繰り返される。そのため、50Hzの場合は、1/100秒、60Hzの場合は、1/120秒の明滅周期になる。
ここで、50Hzの蛍光灯下で動画撮影をする場合を想定し、撮像素子12のライン毎の電荷蓄積時間が、明滅周期(1/100秒)のn倍(nは整数、但し、0を除く)に対応する周期でない場合(すなわち、フリッカが検出されることを意味する)について説明する。この場合、図2(c)に示すラインaの電荷蓄積時間に応じた蛍光灯の光量の積分量と、図2(c)に示すラインbの電荷蓄積時間に応じた蛍光灯の光量の積分量とは異なる。そのため、図2(d)に示すように1画面内での明るさはライン単位で一定とならず、フリッカが発生してしまう。なお、図2(d)では、フリッカの検出領域を細かく区切って、検出を行うことを模式的に表している。
従来、CMOS撮像素子のフリッカ検出では、1画面内に現れる横縞に基づいて蛍光灯の明滅周波数を算出することがなされているが、演算処理が複雑になりやすい。そこで、本実施形態では、演算処理が簡単で、精度良く蛍光灯の明滅周波数を算出する手段を提供する。なお、本実施形態では、ローリングシャッタ方式による電荷蓄積時間(ローリングシャッタ速度)を明滅周期のn倍に設定するため、明滅周波数から明滅周期(明滅周波数の逆数)を算出することとする。
図3は、電子カメラ1のフリッカ検出の動作の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、コマンドダイヤル等で動画撮影モードが選択されると、CPU21の制御により開始される。
ステップS101:CPU21は、撮像素子11を駆動する。具体的には、CPU21は、TG13を介して、撮像素子11及びAFE14へ向けて駆動信号を送出し、600fpsのフレームレートでフレームの画像信号を取得する指示を出す。ここで、CPU21は、ローリングシャッタ方式により、画像信号を撮像素子12に順次出力させる。
なお、説明の便宜上、この600fpsのフレームレートは、フリッカ検出用であって、実際の動画撮影時には、CPU21は、動画フォーマットに応じて、例えば、24fps、30fps、50fps若しくは60fps等のフレームレートに設定する。つまり、フリッカ検出時には、CPU21は、フレームレートを通常の動画撮影時よりも速くする。ここで、CPU21は、1ライン単位で電荷蓄積時間を設定してもよく、連続する複数ラインで1つの電荷蓄積時間を設定してもよい。
ステップS102:CPU21の取得部21aは、撮像素子12にライン単位の間引き読み出しを指示する。これにより、取得部21aは、撮像領域の内から間引き読み出しさ
れた部分領域の画像信号を順次取得する。なお、各々の間引き読み出しするラインでの電荷蓄積時間は一定であるが、その取得時期は時間軸方向に相違している。
図4、図5は、本実施形態におけるフリッカ検出の原理を説明する図である。図4(a)は、蛍光灯の輝度変化の様子を模式的に示した図である。図4(b)は、垂直同期信号のタイミングチャートを示す図である。図4(c)は、本実施形態におけるローリングシャッタ制御を模式的に示す図である。図4(d)は、本実施形態におけるフレームの読み出しを模式的に示す図である。なお、図4(d)では、撮像素子12のX方向が水平走査方向を表しており、撮像素子12のY方向が垂直走査方向を表している。
図4(d)において、取得部21aは、撮像素子12の撮像領域の内、例えば、予め指定したラインL1、L2、L3、L4の画像信号の読み出しを撮像素子12に指示する。すると、撮像素子12は、部分領域(ラインL1〜L4)に基づくフレームの画像信号を出力する。図5では、1フレームの読み出し時間毎に画像信号が画像として出力されて行く様子を模式的に示している。すなわち、本実施形態では、間引き読み出ししない場合と比較して、間引き読み出しを行うと、1画面(1フレーム)を高速に読み出せる。こうすると、蛍光灯の明滅の影響が、図2(d)に示すような1画面内での空間的な横縞状の濃淡変化ではなくなる。つまり、蛍光灯の明滅の影響は、図5に示す通り、1画面の濃淡変化が少なく画面内で一様に近くなり、フレームの画面全体における時間軸方向での明るさの変化に置き換わる。ここで、撮像素子12が出力する部分領域(ラインL1〜L4)に基づくフレームの画像信号は、AFE14でA/D変換され、順次RAM16に保存される。
ステップS103:CPU21の平均値算出部21bは、フレーム毎に画像信号の明るさの平均値を算出する。
図6は、図4(d)に示すフレームの一部拡大図である。図6では、簡単のため、ベイヤー配列状に並んだ4ライン分(L1〜L4)の部分領域に基づくフレームを示しており、図6に示す各R、G、Bに対応する画像信号の値がRAM16に記録される。
平均値算出部21bは、RAM16から順次部分領域の画像信号を読み出し、R、G、B毎に信号値を加算した後、各々平均値を求める。そして、CPU21は、フレーム毎の各々の平均値を一旦RAMに記録する。CPU21は、明滅周波数を算出するためのサンプリングデータとして、例えば、フレームの画像として20フレーム分の各々の平均値を記録する。なお、20フレームは一例であってフレーム数が多い程、CPU21の周波数算出部21cは、明滅周波数をより正確に算出することができるようになる。
ステップS104:CPU21の周波数算出部21cは、フレーム毎に算出されたR、G、B毎の平均値の時間的変化に基づいて、明滅周期を算出する。具体的には、周波数算出部21cは、先ず、RAM16から20フレーム分のR、G、B毎の平均値を読み出す。次に、周波数算出部21cは、平均値が相対的に低いフレーム(画面が暗いフレームを意味する)が出現する周期をフレームレートに基づいて算出する。そして、周波数算出部21cは、平均値が相対的に低いフレームが出現する周期に基づいて、明滅周波数(例えば、50Hz又は60Hz)の算出を行う。そして、周波数算出部21cは、明滅周波数に基づいて、明滅周期を算出する。なお、周波数算出部21cは、平均値が相対的に高いフレームが出現する周期に基づいて、明滅周波数の算出を行ってもよい。或いは、周波数算出部21cは、平均値が相対的に低いフレームと平均値が相対的に高いフレームとが出現する周期に基づいて、明滅周波数の算出を行ってもよい。
ステップS105:CPU21は、明滅周期が算出できたか否かを判定する。周波数算
出部21cは、例えば蛍光灯下での撮影でない場合には、明滅周期を算出することができない。そのため、周波数算出部21cが明滅周期を算出できなかった場合(ステップS105:No)、ステップS108に移行する。CPU21は、動画撮影時のローリングシャッタ速度を任意に設定することができる(ステップS108)。つまり、フリッカの影響がないためである。但し、フリッカの影響が新たに出現するローリングシャッタ速度の設定は、除く。
一方、周波数算出部21cが明滅周期を算出できた場合(ステップS105:Yes)、ステップS106に移行する。
ステップS106:CPU21は、明滅周期のn倍のローリングシャッタ速度に設定する。これにより、フリッカは、検出されなくなる。
ステップS107:CPU21は、動画撮影を開始させる。すなわち、CPU21は、TG13を介して、撮像素子11及びAFE14へ向けて駆動信号を送出し、蛍光灯下であれば、フリッカが検出されないローリングシャッタ速度で動画撮影を開始させる。また、蛍光灯下でなければ、任意のローリングシャッタ速度で動画撮影を開始させることが可能となる。そして、CPU21は、フローチャートの処理を終了させる。なお、CPU21は、動画撮影中においても、上記フローチャートのシーケンスを適宜行ってもよい。
以上より、本実施形態の電子カメラ1によれば、フリッカ検波枠を設定する必要がなくなる。これにより、電子カメラ1は、演算処理が複雑にならずに光源の明滅周波数を算出することができる。
すなわち、CPU21は、撮像素子12を間引き動作させることで、1フレームの読み出し時間を短縮でき、光源の明滅周期(明滅周波数の逆数)より短時間で画像信号を読み出すことができる。これにより、光源の明滅の影響が画面全体の明るさ変化になるので、周波数算出部21cは、簡単に明滅周波数を算出することができる。
したがって、本実施形態では、1画面内に複数本のフリッカを検出する従来の手法ではなく、複数フレーム間で発生する面フリッカとして明滅周波数を算出することができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。本実施形態において、取得部21aは、撮像素子12にライン単位の間引き読み出しを指示することにより、ライン単位に間引き読み出しされた部分領域の画像信号をフレームとして所定のフレームレート(例えば600fps)で順次取得する構成とした。
本実施形態の変形例では、図1に示す通り、以下に述べる第1加算回路と第2加算回路とからなる画素加算回路12aを用いる。第1加算回路は、撮像領域の異なる行同士で同列の同色画素の出力値を加算する。第2加算回路は、撮像領域の異なる列同士で同行の同色画素の出力値を加算する。取得部21aは、第1加算回路と第2加算回路との少なくとも一方で出力値が加算された後の画像信号を所定のフレームレートで順次取得する。
図7は、第1実施形態の変形例を説明する図である。図7(a)の左側に示す撮像領域の図ではR行(R、Gの組)とB行(B、Gの組)とは、交互に配列されているが、説明の便宜上、加算する行を色分けしている。また同様にして、図7(b)の上側に示す撮像領域の図では、加算するR列(R、Gの組)とB列(B、Gの組)とを色分けしている。
図7(a)の左側に示す図において、CPU21は、撮像素子12に指示を出すことにより、撮像素子12の第1加算回路は、撮像領域の異なる行で垂直方向(図中、上下方向
)に隣り合う同色の画素同士の出力値を加算する。図7(a)の右側に示す図は、加算した結果を模式的に示している。
図7(b)の上側に示す図において、撮像素子12の第2加算回路は、撮像領域の異なる列で水平方向(図中、左右方向)に隣り合う同色の画素同士の出力値を加算する。図7(b)の下側に示す図は、加算した結果を模式的に示している。
CPU21は、加算された後の出力値に基づく画像信号をライン単位で読み出す。これにより、取得部21aは、撮像領域の内から間引き読み出しされた部分領域の画像信号を順次取得する。こうすると、各画素の電荷量が増えるほど画像の分解能が向上するので、CPU21の周波数算出部21cは、明滅周波数をより正確に算出することができるようになる。つまり、本実施形態では、図7(a)、(b)に示すような加算処理をした後に、画像信号を読み出すと、読み出し時間を短縮することが可能となる。
以上より、CPU21は、撮像素子12に間引き読み出しや画素加算処理を行わせることにより、明滅周波数の算出の負荷を低減することができる。
なお、CPU21は、第1加算回路の処理と第2加算回路の処理とを組み合わせるようにしてもよい。また、図7では、2列同士あるいは2行同士の画素の出力値を加算した例を示したが、さらに加算する列あるいは行の数を増やしてもよい。また、同色の画素同士であれば、撮像素子12は、隣接する周囲の画素の出力値を加算してもよい。
また、撮像素子12は、加算する画素間でフローティングディフュージョン(FD)及びアンプ等を共有する構成とすることで画素加算を行うようにしてもよい。
<実施形態の補足事項>
(1)本実施形態では、説明をわかりやすくするため、CPU21は、部分領域の画像信号を画像(フレーム)として一旦RAM16に記録した。平均値算出部21bは、ライン毎に画像信号を読み出しながら、画像としてRAM16に一旦記録させずにR、G、B毎に平均値を順次算出して、RAM16に上書きしてもよい。こうすると、さらに速く、周波数算出部21cは、明滅周波数の算出を行うことができる。
(2)本実施形態では、平均値算出部21bは、例えば、Gの画像信号の平均値だけを算出してもよい。そして、周波数算出部21cは、Gの画像信号の平均値だけで明滅周波数を算出してもよい。
(3)本実施形態では、RGBの3種類のカラーフィルタを採用したが、これに限られず、補色フィルタを用いて、平均値算出部21bは、明るさの平均値を求めてもよい。また、平均値算出部21bは、R、G、B毎に明るさの平均値を求めたが、RGBの画像信号を全て含めて、明るさの平均値を求めてもよい。
(4)本実施形態では、50Hz及び60Hzの周波数を採用したが、光源に応じて他の周波数であってもよい。
(5)本実施形態では、フリッカを検出するセンサとして、記録媒体30に記録する本画像を撮像する撮像素子12を採用したが、本画像を撮像する撮像素子12とは別途設けられた撮像素子(例えば、測光センサ)を採用してもよい。
(6)本実施形態では、アナログ出力センサの一例としてAFE14を採用したが、アナログ出力センサとして、TG13を内蔵するタイプを採用してもよい。また、本発明では、アナログ出力センサに代えてデジタル出力センサを採用してもよい。この場合、AFE14は、デジタル出力センサに内蔵される。また、デジタル出力センサは、TG13、画像処理部15、RAM16、ROM17、CPU21等も自由に組み合わせて内蔵してもよい。
1・・・電子カメラ、12・・・撮像素子、12a・・・画素加算回路、21a・・・取得部、21b・・・平均値算出部、21c・・・周波数算出部

Claims (2)

  1. 複数の画素が2次元的に配列された撮像領域を有するXYアドレス走査型の撮像素子と、
    前記撮像素子にライン単位の間引き読み出しを指示することにより、前記撮像領域の内から間引き読み出しされた部分領域の画像信号を順次取得する取得部と、
    フレーム毎に前記画像信号の明るさの平均値を算出する平均値算出部と、
    前記フレーム毎に算出された前記平均値の時間的変化に基づいて、光源の周波数を算出する周波数算出部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記撮像素子は、複数色のカラーフィルタのいずれかが各画素に配置されたカラー撮像素子であって、前記撮像領域の異なる行同士で同列の同色画素の出力値を加算する第1加算回路と前記撮像領域の異なる列同士で同行の同色画素の出力値を加算する第2加算回路との少なくとも一方を備え、
    前記取得部は、前記第1加算回路と前記第2加算回路との少なくとも一方で前記出力値が加算された後の画像信号を前記ライン単位で取得することを特徴とする撮像装置。
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