JP2008156041A - 塗膜転写具用パンケーキ - Google Patents
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Abstract
【課題】製造時の巻取り張力や転写具での走行時の巻戻し張力、保存時の温湿度の影響による内部応力を吸収緩和し、テレスコープや変形がなく、塗膜がパンケーキ端面からはみ出したりしてスムーズな走行に支障をきたすことがない、塗膜転写具用パンケーキを提供することを課題とする。
【解決手段】感圧転写テープを巻芯に巻回した塗膜転写具用パンケーキであって、感圧転写テープの一端を巻芯に固定する固定用粘着テープとして、発泡体を基材とした粘着テープを使用した塗膜転写具用パンケーキ、または、感圧転写テープの一端がエンドテープを介して巻芯へ固定されており、エンドテープとして少なくとも発泡体を使用した塗膜転写具用パンケーキ。
【選択図】図1
【解決手段】感圧転写テープを巻芯に巻回した塗膜転写具用パンケーキであって、感圧転写テープの一端を巻芯に固定する固定用粘着テープとして、発泡体を基材とした粘着テープを使用した塗膜転写具用パンケーキ、または、感圧転写テープの一端がエンドテープを介して巻芯へ固定されており、エンドテープとして少なくとも発泡体を使用した塗膜転写具用パンケーキ。
【選択図】図1
Description
本発明は、感圧転写テープを巻芯に巻回した塗膜転写具用パンケーキに関する。
粘着テープの多くは、紙製の円筒体である紙管を巻芯(以下、「コア」と称することがある)として巻付けたロール状態で販売されている。これらの粘着テープは、その製造の際に一定の引張り状態で巻芯に巻取られるために、巻取られたものには内部応力ひずみが存在し、これが原因となって、いわゆる「テレスコープ」が生じたり、巻芯の一部がつぶれるなどの変形を引き起こすことがある。また、粘着テープの種類によっては、巻回した粘着テープの保管中に、湿度、温度等の影響によって新たな内部応力を発生し、変形を引き起こす場合もある。このような各種の変形を防止するため、巻芯の外周面またはその厚みの中間部分にプラスチック発泡体層を設け、この発泡体層によって内部応力を吸収緩和することが提案されている(特許文献1,2参照)。
一方、感圧転写テープを巻芯に巻回したパンケーキを搭載する塗膜転写具において、パンケーキがテレスコープや変形を生じると、転写具内部の機構に干渉したり、テープの巻き出しが真っ直ぐでなくなったりして、テープのスムーズな走行に不具合を生じる。そのため、従来パンケーキを取り付けるリールにフランジを設けるといった対策がとられており、フランジがパンケーキの巻芯と一体になった構造のものもある。しかしながら、フランジを設ける方法は、転写具の部品形状が複雑になったり部品数が増えたりしてコストアップになる、フランジを設けるスペースが必要なため転写具の小型化に不利である、フランジによってテープの残量が見えづらくなるなどの不都合がある。
上記の特許文献1では、紙管の外周面またはその厚みの中間部分に設けたプラスチック発泡体層を生分解性プラスチックで形成することにより、テレスコープを起こすことがなく、しかも環境にやさしい粘着テープ用巻芯を得ている。
特許文献2では、紙管の外周面またはその厚みの中間部分に設けた発泡体層を、25%永久圧縮歪みが10%以下の架橋発泡体で形成することにより、テレスコープを起こすことがなく、かつ発泡体を紙管に巻き付ける際の張力制御の容易な巻芯を得ている。
しかし、小さい成型コアに1個1個発泡体を取り付けるのは手間である。そこで、特許文献3には、小さいサイズでも自動化された施設で製造可能な粘着テープ製品が提案されている。この粘着テープ製品は、特により小さいサイズにおいて、ディスペンサー内でスムーズに動作し、コアに巻かれた粘着テープの次に続く層が軸方向にずれるテレスコープが起きにくいと言うものである。この粘着テープ製品は、図3に示すように、中空の円筒形コア11と、前記コアの周りに複数回巻かれ、前記コアに固定される案内部・発泡体支持部・使用可能テープ部の3つの部分を有する1本の粘着テープ12と、前記発泡体支持部に固定される圧縮性の発泡体片13とを備えている。
しかしながら、この形態は比較的粘着力の高いテープ製品では採りうる形態であるが、テープのり、修正テープ、蛍光テープと言った感圧転写テープの場合、その粘着力はテープを巻芯に固定できるほど高くない。テープのりは粘着力の高いものがあるが、テープのりの粘着層は支持体から剥れるようにできているため、巻芯への固定が甘くなるので、巻芯に固定するには別のテープで貼り合せるのが通常である。また、感圧転写テープの場合、転写具の構造の都合により、塗膜面を巻外側にして巻くことが多いため、テープを巻芯に直接固定することが出来ないという構造上の理由もある。
特開平8−217338号公報
特開2004−43071号公報
特許第3677499号公報
そこで本発明は、製造時の巻取り張力や転写具での走行時の巻戻し張力、保存時の温湿度の影響による内部応力を吸収緩和し、テレスコープや変形がなく、塗膜がパンケーキ端面からはみ出したりしてスムーズな走行に支障をきたすことがない、塗膜転写具用パンケーキを提供することを課題とする。
本発明者は、感圧転写テープとしての性能を十分に満足させつつ、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、巻芯への固定用粘着テープまたはエンドテープとして、発泡体を利用することにより、内部応力を吸収緩和でき、かつ製造も容易であることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、第1に、感圧転写テープを巻芯に巻回した塗膜転写具用パンケーキであって、感圧転写テープの一端を巻芯に固定する固定用粘着テープとして、発泡体を基材とした粘着テープを使用したことを特徴とする塗膜転写具用パンケーキを提供する。
また、本発明は、第2に、感圧転写テープを巻芯に巻回した塗膜転写具用パンケーキであって、感圧転写テープの一端がエンドテープを介して巻芯へ固定されており、エンドテープとして発泡体を使用したことを特徴とする塗膜転写具用パンケーキを提供する。
また、本発明は、第2に、感圧転写テープを巻芯に巻回した塗膜転写具用パンケーキであって、感圧転写テープの一端がエンドテープを介して巻芯へ固定されており、エンドテープとして発泡体を使用したことを特徴とする塗膜転写具用パンケーキを提供する。
本発明によれば、発泡体が感圧転写テープの内部応力を吸収緩和するので、内部応力ひずみから生じるテレスコープや変形がなく、転写具のスムーズな走行を可能にすることが出来る。また、本発明の塗膜転写具用パンケーキは、固定用粘着テープやエンドテープを、感圧転写テープをスリットする際に同時に付けることができるので、従来と同じ工程で製造できるメリットがある。
以下、本発明について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の塗膜転写具用パンケーキのコア巻付け前の状態を示したものであり、図2は、本発明の第2の塗膜転写具用パンケーキのコア巻付け前の状態を示したものである。図1,2において、1は巻芯(コア)、2,6は感圧転写テープの一端をコアに固定するための固定用粘着テープ、3は感圧転写層を有する感圧転写テープ(支持体+感圧転写層)、4は感圧転写テープ3の一端とコア1の接合材料であるエンドテープであり、5は感圧転写テープ3とエンドテープ4を接合する接続用粘着テープである。
図1は、本発明の第1の塗膜転写具用パンケーキのコア巻付け前の状態を示したものであり、図2は、本発明の第2の塗膜転写具用パンケーキのコア巻付け前の状態を示したものである。図1,2において、1は巻芯(コア)、2,6は感圧転写テープの一端をコアに固定するための固定用粘着テープ、3は感圧転写層を有する感圧転写テープ(支持体+感圧転写層)、4は感圧転写テープ3の一端とコア1の接合材料であるエンドテープであり、5は感圧転写テープ3とエンドテープ4を接合する接続用粘着テープである。
本発明の第1の塗膜転写具用パンケーキにおいて、感圧転写テープ3は、固定用粘着テープ2を接合材料として用いることによって、コア1に接合される。前記固定用粘着テープ2には、発泡体を基材とした粘着テープが使用される。かかる粘着テープを用いることによって、製造時の巻取り張力や転写具での走行時の巻戻し張力等で発生する内部応力を発泡体が吸収緩和するため、パンケーキのテレスコープや変形等を防止することが出来ると共に、コアに1個1個発泡体を取り付けるのに比べて製造も容易になる。固定用粘着テープ2は、製造工程を考慮すると感圧転写テープと同じ幅であることが好ましい。また、固定用粘着テープを巻芯の外周のほぼ同じ長さ(2周目以上は前周目のテープの外周とほぼ同じ長さ)に設定することにより、固定用粘着テープのエッジ部分による段差を生じることがないため、感圧転写テープを巻巣なくきれいな円形状に巻くことができる。
本発明の第2の塗膜転写具用パンケーキにおいて、感圧転写テープ3は、エンドテープ4を介し、固定用粘着テープ6を接合材料として用いることによって、コア1に接合される。前記エンドテープ4には、発泡体からなるテープ(非粘着)が使用される。かかるテープを用いることによって、製造時の巻取り張力や転写具での走行時の巻戻し張力等で発生する内部応力を発泡体が吸収緩和するため、パンケーキのテレスコープや変形等を防止することが出来ると共に、コアに1個1個発泡体を取り付けるのに比べて製造も容易になる。エンドテープ4及び固定用粘着テープ6は、製造工程を考慮すると感圧転写テープと同じ幅であることが好ましい。また、エンドテープ4を巻芯の外周のほぼ整数倍の長さ(2周目以上は前周目のテープの外周とほぼ同じ長さ)に設定することにより、発泡体による応力緩和効果をコア円周上の全方向において均一に発揮できる。エンドテープの長さは、コア外周の1〜5倍、好ましくは1〜3倍であり、多く巻くとコア外径が大きくなったのと同じでパンケーキサイズが大きくなってしまう。
第2の塗膜転写具用パンケーキの場合、固定用粘着テープ6は、プラスチックフィルムや紙を基材とする粘着テープの中から任意に選択して用いることが出来る。固定用粘着テープは、第1の塗膜転写具用パンケーキの場合と同様、感圧転写テープと同じ幅であることが好ましいが、長さは任意でよい。また、固定用粘着テープの厚みは80μm以下が好ましく、より好ましくは10〜60μmである。
固定用粘着テープ基材およびエンドテープに用いる発泡体としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、シリコーン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、各種生分解性樹脂の発泡体または架橋発泡体等を挙げることができる。生分解性樹脂としては、脂肪族ポリエステル、生分解性セルロースエステル、澱粉、セルロース等が挙げられる。
固定用粘着テープ基材およびエンドテープに用いる発泡体の厚みは、0.1〜0.5mmの範囲が好ましく、より好ましくは0.3〜0.5mmである。0.1mm以上にすれば内部応力を吸収緩和する効果が有り、0.5mm以下にすればパンケーキの外径を大きくすることなく多量の感圧転写テープを小巻にすることが出来る。
本発明で用いる感圧転写テープとしては、感圧転写修正テープ、感圧転写蛍光テープ、感圧転写粘着テープ(テープのり)等が挙げられる。これらの感圧転写修正・蛍光テープは、支持体に修正被覆層または着色層と粘着層(粘着力小さい)とが順次積層されてなるものであり、また感圧転写粘着テープは、支持体に粘着層(粘着力小さいものから大きいものまで多種多様で、かつ単層ないし複数層)が積層されてなるものであり、いずれも従来のものと異ならない。
感圧転写テープの支持体としては、従来の感圧転写テープの支持体として使用されているものであって、転写塗膜に対して剥離効果を有するものを使用できる。例えば、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)等のプラスチックフィルム、グラシン紙等の紙、金属箔等の基材に、剥離効果を付与するために、必要に応じて片面もしくは両面に、シリコーン樹脂や無機あるいは有機顔料を分散させたシリコーン樹脂、フッ素樹脂、ワックス等からなる剥離層が設けられている。支持体の厚さとしては、10〜60μmが適当である。
感圧転写修正テープおよび蛍光テープは、修正被膜層および着色層の厚さは、通常5〜30μm、好ましくは10〜25μmのものが用いられる。修正被覆層または着色層の上に形成される粘着層の厚さは、乾燥後において0.3〜5μm、好ましくは0.5〜1.5μm程度である。一方、感圧転写粘着テープは、粘着層の厚さは、通常5〜200μm、好ましくは10〜40μmのものが用いられる。5μm未満であると接着力を十分発揮することができず、また、200μmを超えて厚くすることは経済的ではなく、のり切れ性が悪くなる。
粘着剤としては、例えば、アクリル樹脂系、ロジン系、ゴム系、ビニル系、シリコーン系等の粘着剤を使用することが可能であり、これらの粘着剤は溶剤系、水性の何れでも良い。
本発明の塗膜転写具用パンケーキで用いる巻芯(コア)は、公知の紙製およびプラスチック製のものであって良いが、幅が12mm以下、好ましくは2〜12mmで、外径が22mm以下、好ましくは5〜22mmであると、主に事務用途向けとして小巻にして転写装置に装着した転写具とすることが出来るため、好ましい。巻芯(コア)は、紙製、プラスチック製のいずれを用いても良いが、プラスチック製のコアは温湿度の影響を受けにくく、寸法安定性に優れるため、部品の寸法精度を要求される小型転写具の部品として好ましい。
以下、実施例および比較例を用いて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1〜4)
アクリル系粘着剤(一方社油脂工業(株)製AS6060、固形分42%)100重量部に架橋剤(一方社油脂工業(株)製B−45)0.6重量部を混合し、コンマコーターを用いて、両面剥離処理したPETフィルム(厚さ25μm)上に塗工して、乾燥後の厚みが30μmの粘着層を形成し、感圧転写粘着テープ原反を得た。
別に、厚さが0.1〜0.5mmのポリウレタン発泡シートを基材とし、その上にアクリル系粘着剤(サイデン化学(株)製、AT−27、固形分54.5%)を、バーコーターを用いて塗工し、乾燥後の厚みが20μmの粘着層を形成し、コアへの固定用粘着テープを得た。
次に、上記で得られた感圧転写粘着テープ原反について、パンケーキにしたときにテープの端となる部分にコアへの固定用粘着テープを貼り合せた後、固定用粘着テープごと幅6mmにスリットしてテープ端(固定用粘着テープ部分)を外径15.5mmのプラスチック製コア(フランジなし)に貼りつけ、10mの長さを巻取ってパンケーキとした。
アクリル系粘着剤(一方社油脂工業(株)製AS6060、固形分42%)100重量部に架橋剤(一方社油脂工業(株)製B−45)0.6重量部を混合し、コンマコーターを用いて、両面剥離処理したPETフィルム(厚さ25μm)上に塗工して、乾燥後の厚みが30μmの粘着層を形成し、感圧転写粘着テープ原反を得た。
別に、厚さが0.1〜0.5mmのポリウレタン発泡シートを基材とし、その上にアクリル系粘着剤(サイデン化学(株)製、AT−27、固形分54.5%)を、バーコーターを用いて塗工し、乾燥後の厚みが20μmの粘着層を形成し、コアへの固定用粘着テープを得た。
次に、上記で得られた感圧転写粘着テープ原反について、パンケーキにしたときにテープの端となる部分にコアへの固定用粘着テープを貼り合せた後、固定用粘着テープごと幅6mmにスリットしてテープ端(固定用粘着テープ部分)を外径15.5mmのプラスチック製コア(フランジなし)に貼りつけ、10mの長さを巻取ってパンケーキとした。
(実施例5)
固定用粘着テープの基材として、厚さ0.3mmのアクリル発泡シートを用いた以外は、実施例1〜4と同様の方法でパンケーキを得た。
固定用粘着テープの基材として、厚さ0.3mmのアクリル発泡シートを用いた以外は、実施例1〜4と同様の方法でパンケーキを得た。
(実施例6〜9)
固定用粘着テープの基材として、厚さ0.3mmのポリエチレン発泡シートを用い、外径の異なるコアを用いた以外は、実施例1〜4と同様の方法でパンケーキを得た。
固定用粘着テープの基材として、厚さ0.3mmのポリエチレン発泡シートを用い、外径の異なるコアを用いた以外は、実施例1〜4と同様の方法でパンケーキを得た。
(比較例1)
固定用粘着テープの基材として、コロナ処理した厚さ25μmのPETフィルムを用いた以外は、実施例1〜4と同様の方法でパンケーキを得た。
固定用粘着テープの基材として、コロナ処理した厚さ25μmのPETフィルムを用いた以外は、実施例1〜4と同様の方法でパンケーキを得た。
実施例および比較例で得られたパンケーキの良否を下記基準で評価した。評価結果を表1にまとめて示す。
(評価1)
得られたパンケーキを宙吊り状態にして、60℃80%RHに調整した恒温恒湿槽内に1週間静置後、パンケーキを取り出して目視にてテレスコープの発生状況を確認し、下記の3段階で評価した。
○:テレスコープの発生なし。
△:テレスコープがわずかに発生するも、転写具での走行には支障なし。
×:テレスコープが発生。転写具での走行に支障あり。
得られたパンケーキを宙吊り状態にして、60℃80%RHに調整した恒温恒湿槽内に1週間静置後、パンケーキを取り出して目視にてテレスコープの発生状況を確認し、下記の3段階で評価した。
○:テレスコープの発生なし。
△:テレスコープがわずかに発生するも、転写具での走行には支障なし。
×:テレスコープが発生。転写具での走行に支障あり。
(評価2)
得られたパンケーキの外観および巻巣の有無を目視により確認し、下記の3段階で評価した。
○:巻巣の発生はなく、キレイな円形に巻かれている。
△:若干の巻巣は見られるが、パンケーキの形状は円形である。
×:巻巣があり、やや歪んだ形に巻かれている。
得られたパンケーキの外観および巻巣の有無を目視により確認し、下記の3段階で評価した。
○:巻巣の発生はなく、キレイな円形に巻かれている。
△:若干の巻巣は見られるが、パンケーキの形状は円形である。
×:巻巣があり、やや歪んだ形に巻かれている。
(実施例10〜14)
実施例1〜4と同様の方法で感圧転写粘着テープ原反を得た。
別に、エンドテープとして厚さが0.1〜0.5mmで、長さが49〜245mmのポリウレタン発泡シートを用意した。
次に、上記で得られた感圧転写粘着テープ原反について、パンケーキにしたときにテープの端となる部分に接続用粘着テープ((株)寺岡製作所製SPT642)を用いてエンドテープを繋ぎ合わせ、そこへコアへの固定用粘着テープ(日東電工(株)製31B)を貼り合わせた。その後、感圧転写粘着テープ原反を、繋ぎ合わせたエンドテープ等と共に幅6mmにスリットしてテープ端(コアへの固定用粘着テープ部分)を外径15.5mmのプラスチック製コア(フランジなし)に貼りつけ、10mの長さを巻き取ってパンケーキとした。
実施例1〜4と同様の方法で感圧転写粘着テープ原反を得た。
別に、エンドテープとして厚さが0.1〜0.5mmで、長さが49〜245mmのポリウレタン発泡シートを用意した。
次に、上記で得られた感圧転写粘着テープ原反について、パンケーキにしたときにテープの端となる部分に接続用粘着テープ((株)寺岡製作所製SPT642)を用いてエンドテープを繋ぎ合わせ、そこへコアへの固定用粘着テープ(日東電工(株)製31B)を貼り合わせた。その後、感圧転写粘着テープ原反を、繋ぎ合わせたエンドテープ等と共に幅6mmにスリットしてテープ端(コアへの固定用粘着テープ部分)を外径15.5mmのプラスチック製コア(フランジなし)に貼りつけ、10mの長さを巻き取ってパンケーキとした。
(実施例15〜16)
エンドテープとして、厚さ0.3mmのアクリル発泡シートを用い、外径の異なるコアを用いた以外は、実施例10〜14と同様の方法でパンケーキを得た。
エンドテープとして、厚さ0.3mmのアクリル発泡シートを用い、外径の異なるコアを用いた以外は、実施例10〜14と同様の方法でパンケーキを得た。
(比較例2)
エンドテープとして、厚さ25μmのPETフィルムを用いた以外は、実施例10〜14と同様の方法でパンケーキを得た。
エンドテープとして、厚さ25μmのPETフィルムを用いた以外は、実施例10〜14と同様の方法でパンケーキを得た。
実施例および比較例で得られたパンケーキの良否を上記基準で評価した。評価結果を表2にまとめて示す。
以上の結果から、本発明に係る固定用粘着テープ基材およびエンドテープに発泡体を使用した塗膜転写具用パンケーキは、従来と同じ工程で製造することができ、製造されたパンケーキはテレスコープの発生がなく、キレイな円形に巻かれていたことがわかった。
1 巻芯(コア)
2,6 固定用粘着テープ
3 感圧転写テープ
4 エンドテープ
5 接続用粘着テープ
2,6 固定用粘着テープ
3 感圧転写テープ
4 エンドテープ
5 接続用粘着テープ
Claims (5)
- 感圧転写テープを巻芯に巻回した塗膜転写具用パンケーキであって、
感圧転写テープの一端を巻芯に固定する固定用粘着テープとして、発泡体を基材とした粘着テープを使用したことを特徴とする塗膜転写具用パンケーキ。 - 感圧転写テープを巻芯に巻回した塗膜転写具用パンケーキであって、
感圧転写テープの一端がエンドテープを介して巻芯へ固定されており、エンドテープとして発泡体を使用したことを特徴とする塗膜転写具用パンケーキ。 - 前記固定用粘着テープ及びエンドテープの長さが、巻芯の外周長さのほぼ整数倍である請求項1または2記載の塗膜転写具用パンケーキ。
- 巻芯が、幅12mm以下、外径22mm以下である請求項1〜3いずれか記載の塗膜転写具用パンケーキ。
- 前記固定用粘着テープおよびエンドテープの厚みが0.1〜0.5mmである請求項1〜4いずれか記載の塗膜転写具用パンケーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006345325A JP2008156041A (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | 塗膜転写具用パンケーキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006345325A JP2008156041A (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | 塗膜転写具用パンケーキ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008156041A true JP2008156041A (ja) | 2008-07-10 |
Family
ID=39657414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006345325A Pending JP2008156041A (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | 塗膜転写具用パンケーキ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008156041A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8397784B2 (en) | 2010-08-31 | 2013-03-19 | Sanford, L.P. | Correction tape dispenser with variable clutch mechanism |
US20130071932A1 (en) * | 2010-03-23 | 2013-03-21 | Public University Corporation Yokohama City University | Culture method for causing differentiation of pluripotent mammalian cells |
US8578999B2 (en) | 2010-12-29 | 2013-11-12 | Sanford, L.P. | Variable clutch mechanism and correction tape dispenser with variable clutch mechanism |
US8746316B2 (en) | 2011-12-30 | 2014-06-10 | Sanford, L.P. | Variable clutch mechanism and correction tape dispenser with variable clutch mechanism |
US8746313B2 (en) | 2010-12-29 | 2014-06-10 | Sanford, L.P. | Correction tape re-tensioning mechanism and correction tape dispenser comprising same |
-
2006
- 2006-12-22 JP JP2006345325A patent/JP2008156041A/ja active Pending
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