JP2008151885A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置において、小型化することで設置スペースを極力小さく抑え、また高速化で定着装置からの発熱が高まる画像読取部への熱影響を解消でき、使用者に対し風や騒音による不快感を与えずに済むようにする。
【解決手段】画像読取部と画像形成部との間に排紙トレイ70(排紙部)が設けられている。その排紙トレイ70の内部を開放または閉塞する排紙扉76が画像形成装置本体に設けられ、開いて筐体の排紙トレイ70の内部を開放しかつ閉じて内部を閉塞する。排紙扉76が閉じて排紙トレイ70が閉塞されていることを検出したとき、排紙トレイ70内の熱を強制的に放出させて逃がして使用者への熱による不快感を払拭する。図5のように、排紙扉76が開いて排紙トレイ70が開放されているとき、排紙トレイ70内の熱を機体外に自然放出させ、強制排熱時に生じる排気ファンの回転速度を遅くするなどして騒音などを沈静化する。
【選択図】図5

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタおよび複合機などの画像形成装置に関する。
画像形成装置を設置する場所については、設置占有面積をできるだけ小さくし、また利便性からはできるだけ使用者の近傍に配置されることが望まれる。そのため、画像形成装置本体において上位の原稿読取部(スキャナ)と下位の画像形成部との間に排紙部を設けることで小型化を実現し、設置占有面積を極力抑えるようにした胴内排紙型と呼ばれる画像形成装置が実用に供せられている。しかし、このような胴内排紙型にすると、処理速度を高速化した機種にあっては原稿読取部が定着装置から発生する熱の影響を受ける問題がある。すなわち、感光体ドラムなど像担持体上の潜像を現像剤(以下、「トナー」という)を用いてトナー像を形成し、このトナー像を記録紙などのシート上に転写する。転写されたシートはトナー像の定着のために定着装置に送り込まれ、そこで加熱および加圧されて永久定着されることになる。その際、定着装置で発生した熱が排紙部に逃げ、その蓄熱でもって上位に位置する原稿読取部を熱してしまい、高速化が高まるほどにそれは顕著になる。熱で原稿読取部の温度が上昇すると、光学系レンズを歪ませ、画像に歪を生じさせたり、またCCD(Charge Coupled Device)などの機器に動作不良を起こさせる不具合がある。
また、定着装置で定着処理を終えたシートが排紙部から排出トレイに積載されると、その積載されたシートの束にもやはり熱がこもり、トナーの溶着でシートどうしが互いにくっついて排出不良を起こす。そうした不具合の解消にむけて、図10に示す特許文献1のように原稿読取部に下方から送風ファンで風を送り、原稿読取部を冷却するようにした構造が提案されている。
米国特許第6611667号明細書
しかしその場合、送風ファンの回転駆動によって発生した騒音や熱風が使用者に不快感を与え、利便性を考えて画像形成装置を使用者のできるだけ近い場所に配置したことが逆効果となってしまう。
以上から、本発明の目的は、画像形成装置を高速化することで排紙部での熱の悪影響を解消でき、使用者に対し風や騒音による不快感を与えずに済む画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、定着処理後に排出されたシートを収容する排紙部を有し、前記排紙部に収容されたシートを取り出すための排紙口が扉で開閉可能なものにおいて、前記扉による前記排紙口の開閉状況を検出した信号に基づいて、画像形成装置本体の動作条件が変更されることを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、扉が閉じて排紙部が閉塞されていることを検出すると、排紙部内の熱を強制的に放出させて逃がすことで使用者への熱による不快感を払拭する。また、扉が開いて排紙部が開放されておれば、排紙部内の熱を機体外に自然放出させることで、強制排熱時に生じる騒音を沈静化できるよう制御することができる。
以下、本発明による画像形成装置の好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(画像形成装置)
図1に示すように、複写機などの画像形成装置24において、この装置本体25の最上部に画像読取部25aが設けられ、画像読取部25aの下方に画像形成部26が配置されている。
画像読取部25aは、原稿ガラス201にセットされた図示しない原稿を照射して矢印方向に移動する露光装置202を有し、この露光装置202と一体的に移動するミラー部203を有している。また、原稿から反射した光を受光するミラー部203を有し、このミラー部203で折り返された光がレンズ(図示略 )を介して入力されるCCD204などが備わっている。
画像形成部26は、像担持体である感光体ドラム101を有し、この感光体ドラム101上に形成された静電潜像をトナーを用いて現像してドラム表面にトナー像を形成する現像装置102を有する。また、画像形成部26は感光体ドラム101に圧接してシートにトナー像を転写させる転写部を形成する転写ローラ103を有し、感光体ドラム上に静電潜像を形成するためのレーザスキャナ100を備えている。さらに、画像形成部26は普通紙など記録材であるシートを給送するための給紙装置25bとシート搬送装置50を備えている。給紙装置25bはシートを収納する給紙カセット1を有し、給紙カセット1に収納されたシートを送り出す給紙ローラ2と、シートを1枚ずつ分離するためのフィードローラ3およびリタードローラ4で構成される分離部を有している。給紙カセット1が装置本体25内に挿入してセットされると、それを感知したリフト機構(図示略)が作動してシートを給紙カセット1内で給紙可能なレベル位置まで上昇させる。また、シート搬送装置50は、たとえば両面印刷モード時、シートを画像形成部26に搬送してシート第一面に画像を形成し、第二面にも画像を形成するために再びシートを画像形成部26に搬送するようになっている。その再搬送のためにシート搬送装置50には反転路16が設けられている。
以上から、装置本体25はつぎのように作動する。
原稿台ガラス201上に読取用の原稿をセットし、コピーボタンを押すと露光装置202が原稿を照射しつつ矢印方向に移動し原稿全面を走査する。そして、露光装置202によって原稿を照射した光はミラー部203により折り返された後、レンズによってCCD204に結像される。CCD204で読み取られた原稿は画像処理部26で電気信号に変換され、レーザスキャナ100に伝送される。
続いて、レーザスキャナ100から画像情報に対応するレーザ光が感光体ドラム101に射出され、このレーザ光で感光体ドラム101上に静電潜像が形成される。静電潜像は現像装置102で現像されてトナー像として可視化される。
上記トナー像形成動作に同期して給紙ローラ2が回転し、給紙カセット1に収納され、リフト機構の作動で給紙カセット1内のシートがその紙面を給紙可能な高さレベルまで持ち上げられる。フィードローラ3とリタードローラ4が協働する分離部でシートは1枚ずつ分離され、そのシートを搬送ローラ対5,6でレジストローラ対7,8に搬送し、シートの姿勢を矯正してレジスト補正を行う。その後、シートは感光体ドラム101と転写ローラ103との転写部へと搬送され、転写ローラ103にトナー像と逆極性の電圧を印加してトナー像を転写する。なお、シートが上記レジストロ−ラ対7,8に向かう際、通過検知装置34でその通過したことを検出され、検出信号に基づいて制御部25cはシートをトナー像の位置に合わせてタイミング良く送り込むよう、レジストロ−ラ対7,8を駆動する。
トナー像が転写されたシートは搬送部10で定着装置11に送られ、定着装置11でシートを加熱および加圧してトナー像をシート上に永久定着する。トナー像定着後、シートの第一面にのみ画像を形成する片面コピーの場合には、シートは正転する反転ローラ対14,15と排紙ローラ対12で排紙トレイ(排紙部)70に排出する。これでシートの片面複写動作を終了する。一方、シートの第二面にも画像を形成する両面コピーの場合は、片面に画像を転写されたシートが定着装置11を通過後、反転ローラ対14,15でスイッチバック搬送されて反転路16を通過し、再びレジストローラ対7,8によってレジスト補正されて転写部へと搬送される。そして、この転写部にて反対側の面に画像が形成され、この後、片面複写動作と同様にシートは搬送され、排紙トレイ70に排出される。
(吸排気構造:第1の実施形態)
つぎに、図2〜図4を参照して、本発明の要旨である吸排気構造の第1の実施形態について説明する。
図2および図3に示すように、装置本体25の背面における空気の流れは、背面カバー59に設けた外気取込用の吸気口58から外部空気を取り込み、背面カバー59との間に形成された空隙を流通して上方に吸排気ダクト56に送られる。吸排気ダクト56には、装置本体25の上部全域にわたってダクト本体の複数個所に複数の吸引口61が設けられ、回転駆動する電動式の送風ファン(回転ファン)によって装置本体25内の空気をくまなく強制循環させるようになっている。複数の吸引口61は、送風ファンの回転吸引力で背面カバー59間の空間からの空気を吸い込み、吸排気ダクト56を通して装置本体25の背面下方に設けた排気口60から、図3中仮想線による矢印で示すように、機外へと排気する。排気口60は吸気口58よりも装置本体25の前面側に位置するように配置され、図示しない仕切り板で吸気口58と排気口60の空気が混合しないよう遮蔽した構造となっている。
また、図4に示すように、装置本体25と背面カバー59との間には画像形成部26や定着装置11の駆動手段、電源、そして制御装置の電子回路基板などといった電装機器64が配置されている。吸気口58から取り込まれた外部空気は吸排気ダクト56の吸引口61から吸い込まれ、循環する空気の流れでそれら電装機器64を冷却するようになっている。また、吸気口58から取り入れた外部空気を装置前面へと送る送風ダクト55が設けられている。この送風ダクト55から装置前面へと送られた空気は、図3に示す前カバー62と画像形成部26に設けた内カバーとの間に送られる。画像形成部26には、感光体ドラム101、現像装置102および転写ローラ103などからなる画像形成ユニットから空気を引くための冷却ダクト57が設けられている。冷却ダクト57は吸排気ダクト56と連結され、吸排気ダクト56に配置されている送風ファンの吸引力で画像形成ユニット内の空気を吸引する。
加えて、画像形成部26に設けた上記内カバーには、画像形成ユニット内に空気を取り入れるためのルーバ(図示略)が設けられ、送風ダクト55によって装置前面へと送られた空気が冷却ダクト57の吸引力によってそのルーバを通過する。それによって、画像形成ユニット内の感光体ドラム101や現像装置102など各機器に行き渡って通過することで、各機器の冷却を行うようになっている。
また、図4において、定着装置11で発生した熱を排出するために、発生した熱を吸引する排熱ダクト63を含む以下の各部材、各機器からなる排熱手段が設けられている。排熱ダクト63は吸排気ダクト56に連結され、吸排気ダクト56に備わる送風ファンの吸引力によって定着装置11内の暖められた空気を排気する。定着装置11に設けた内カバー(図示略)には必要な空気を取り込むためのルーバが設けられ、送風ダクト55で装置前面に空気を送って内カバーのルーバから吸引し、それによって定着装置11内の排気効率を高めている。
(排紙トレイの排熱構造)
一方、図2に示すように、画像読取部25aと画像形成部26との間に排紙トレイ(排紙部)70が設けられ、いわゆる「胴内排紙型」となっている。その排紙トレイ70の内部を開放または閉塞する開閉式の扉(以下、「排紙扉」という)76が装置本体25の排紙口に設けられ、開くことで排紙トレイ70からのシート排出可能に開放し、閉じることで排紙トレイ70を閉塞するようになっている。その排紙扉76は装置本体25に対して簡易に取り付け取り外しできるように設けることができる。図5は排紙扉76が開かれた状態を示す。
図5において、排紙トレイ70は天板71、排紙ローラ12に臨む側板72、トレイ奥側に臨む側板73、本体右側板74、そして画像読取部25aに底板部75による5つの壁面で囲われた空間部で形成されている。
排紙扉76が閉じている状態では排紙トレイ70の内部は機外部から遮断され、音の外部漏れもなく遮音状態となるように防音構造となっている。すなわち、排紙扉76自身と右側板74は防音壁構造となっており、固体層で形成された内壁と外壁との間に空気層を有する発泡体や繊維質などによる吸音部材を挟んだ積層体である。側板72には排紙ローラ対12によって送られてきたシートを排出するための排出口72aが開口されている。トレイ奥側板73には排紙トレイ70内にこもった蓄熱を排熱するための排熱ダクト77が設けられ、吸排気ダクト56に連結されている。排熱ダクト77内には排熱ファン78が設けられ、定着装置11で発生した放射熱と定着済みシートがもってきた熱で暖められた排紙トレイ70内の空気を強制的に排気することができる。
図6(a),(b)に示すように、排紙トレイ70の天板71における排紙扉76に近接した個所に複数のルーバ71aが設けられ、送風ダクト55で装置前面へ送られた空気を吸引して排熱効率を高めるようにしている。また、天板71の下方には排紙扉76の開閉に連動してルーバ71aを開閉するためのルーバシャッタ71bが設けられている。図6(b)のように、排紙扉76が開いている状態でルーバ71aは閉じ、図6(a)のように排紙扉76が閉じている状態でルーバ71aが開くように構成されている。
なお、シート排紙手段を構成する排紙ローラ12の下流には図示しないステイプルユニットが配置され、ステイプル動作時の生産性を確保するために排紙ローラ12を高速回転させ、シートとシートとの紙間を広くするように動作させる排紙増速モードの制御が行われている。
また、図7の機能ブロック図に示すように、排紙トレイ70にはトレイ内部温度を検出するための温度検知センサ79を有し、排紙扉76の開閉状況を検出するための開閉検知センサ80が装着されている。それら各センサによる検出信号に基づき、たとえば画像形成装置全体の制御を統括する制御部25cの制御によって、排熱ファン78の回転速度や排出シートの搬送速度を可変調整する。また、排紙扉76には、排出ジョブの状況や警告などを表示し、モード選択などの情報を入力するための情報入出力用のディスプレイ(情報操作表示部)81がモード選択部を含んで設けられている。
以上の構成から、本実施形態の要旨となる点であるが、排紙扉76が閉じているか開いているかの状況に応じて装置本体25の作動を制御することで、排紙トレイ70における効率的な騒音低減や排熱を実現する。その動作制御について図8のフローチャートを用い、また図7の機能ブロック図を参照して説明する。
(両立モード)
生産性を高めるために高速化するとそれだけ騒音や発熱が大きくなるが、高速化しても音の静寂性が保たれ、同時に効率的な排熱を可能にする生産性と静音性のいずれも達成できる両立モードがつぎのように実行される。制御部25cは、開閉検知センサ80の検出信号に基づき排紙扉76が開いているか閉じているかの開閉状態を判断する(ステップ:S1)。排紙扉76が閉じられている場合(Yes)、制御部25cは排熱モードによるシーケンスを動作させる。その場合、制御部25cは排熱ファン78を起動し(ステップ:S2)、送風ダクト55およびルーバ71aから空気を吸引し、排熱ダクト77および吸排気ダクト56にて排紙トレイ70内の熱を強制的に排気する。
同時に、制御部25cは、排紙シーケンスも実行し、高速化を緩めることなく生産性を維持する。すなわち、排紙ローラ対12は、制御部25cの排紙増速モードの制御によって作動し(ステップ:S3)、下流側に位置するステイプルユニットも高速にステイプル動作を行う(ステップ:S4)。制御部25cは、排熱ファン78がジョブ後に排熱するように排熱ファン78を回転駆動する(ステップ:S5)。
かかる排熱シーケンスと排紙シーケンスの同時作動によってファン駆動音、排紙音、ステイプル動作音などが発生する。しかしその場合でも、防音壁で構成される排紙扉76によって装置本体25の機外部とは遮断(遮音)されているため、機外に騒音を発生させない。
(静音化優先モード)
ステップS1において、排紙扉76が開いていると制御部25cが判断した場合(No)、制御部25cは、排熱ファン78の回転駆動を停止させるように制御する(ステップ:S6)。それにより、排紙トレイ70内の熱は開いた排紙扉76から放出され、自然冷却する。このとき、ルーバシャッタ71bによってルーバ71aが閉鎖されているので、送風ダクト55によって装置前面へ送られた空気がルーバ71aからの吹き出すのを防止し、吹き出し音防止と同時に本体エアフローに影響を及ぼさないようになっている。
ステップS7において、温度検知センサ79の検出結果から制御部25cは排紙トレイ70内の温度が一定温度以下か否かを判断する(ステップ:S7)。制御部25cは、一定温度以下と判断すると(Yes)、静音化モードが優先して実行される。制御部25cは、静音化モードとして、排紙ローラ対12を低速制御し(ステップ:S8)、下流側に位置するステイプルユニットも低速動作させる(ステップ:S9)。すなわち、ステイプル動作時だけはシートとシートとの紙間を拡大させて多少生産性を低下させ、ゆるやかなペースでステイプル動作を行う。このような排熱・排紙シーケンスを動作させることで、生産性を極力落とさずにファン音、排紙音およびステイプル動作音などの騒音発生を防止する。
ステップS7において、排紙トレイ70内の温度が一定温度以上であると制御部25cが判断した場合には(No)、制御部25cは、ディスプレイに排紙扉76を閉じてもらうべく警告表示の指示信号を発信する(ステップ:S10)。ステップS11で制御部25cは、排紙扉76の開閉状況を判断して、排紙扉76が閉じられたと判断されたならば(Yes)、上記「両立モード」による動作シーケンスに移行する。ステップS11で排紙扉76が開きっ放しのまま状態であれると制御部25cが判断した場合には(No)、制御部25cは、ディスプレイに静音化を優先するかどうかをユーザに選択してもらうか(ステップ:S13)、または予め設定されている静音化優先の有無を判断して(ステップ:S12)、動作モードを決定するように制御する。
(減速運転モード)
ステップS13にて静音化優先の可否が選択され、静音化優先が選択されたならば(Yes)、制御部25cは、装置本体を低速運転する減速運転モードを実行する(ステップ:S14)。
(生産性優先静音モード)
ステップS13にて静音化優先が選択されなかった場合(No)、制御部25cは、排熱ファン78を停止したまま装置本体25全てを低速運転し(ステップ:S15,16)、CPM(Copy per Minute)を下げて排紙トレイ70内の温度が設定値以下になるように制御する(ステップ:S17)。すなわち、温度検知センサ79の検出結果に基づいて排熱ファン78の回転速度制御を実行し、排紙トレイ70内の温度が設定値以下になるようにする。以下、排紙ローラ対12を低速制御し、下流側のステイプルユニットを低速動作させ、ステイプル動作時だけはシートとシートとの紙間を拡大させて、多少生産性を低下させてゆっくりとステイプル動作を行う。
以上明らかなように、本実施形態にあっては排紙扉の開閉状況や排紙トレイ70内の温度、ユーザの静音化優先の有無に応じて、排熱シーケンスと排紙シーケンスのいずれか一方または両方同時動作させることで、生産性ならびに静音化を高次元で両立できる。
なお、本実施形態では、排熱ファン78を有する排熱ダクト77を吸排気ダクト56に連結し、排紙扉76の開閉に応じて排熱ファン78を制御して排紙トレイ70内の空気を排気する構成としたが、それに限定されない。すなわち、排熱ファン78を設けず吸排気ダクト56内のファンを制御する構成も可能であり、また排紙扉76の開閉に連動して排熱ダクト77を開閉する開閉シャッタ構成とすることも可能である。さらに、排紙扉76の開閉に連動してルーバ71aを開閉するシャッタ構成とし、送風ダクト55によって装置前面へ送られた空気をルーバ71aから吸引する構成としたがそれにも限定されない。すなわち、開閉シャッタに代えて送風ファンを採用し、排紙扉76の開閉に連動して制御する構成も可能であり、また開閉シャッタを設けず送風ダクト55内のファンを排紙扉の開閉に連動して制御する構成でも可能である。
(吸排気構造:第2の実施形態)
つぎに、図9を参照して吸排気構造の第2の実施形態について説明する。
図9は装置本体25を前方から見た図であり、第1の実施形態で採用された排熱ダクト77と排熱ファン78はこの第2の実施形態では設けられていない。その代用として冷却手段を構成する吸引冷却ダクト82と冷却ファン83とを排出されたシートに直接風が当たる配置とし、吸気口58から取り入れた外気を排紙トレイ70内に吸引する構成としている。また、第1の実施形態のように、ルーバ71aを送風ダクト55に連結する構造に代えて、この第2の実施形態ではルーバ71aを図示しないダクトによって冷却ダクト57に連結し、排紙トレイ70内の熱を排熱する構成になっている。
なお、他の構成ならびに排熱・排紙シーケンスは第1の実施形態と同様であるのでその部分の説明は省略する。その場合の第2の実施形態にあっても、扉の開閉状況や排紙トレイ70内の温度、ユーザの静音化優先の有無に応じて排熱・排紙シーケンスを動作させるとことで、生産性と静音化とを高次元で両立することが可能となる。
すなわち、冷却ファン83の制御に代えて排紙扉76の開閉に連動して吸引冷却ダクト82を開閉する開閉シャッタ構成とすることができる。また、排紙扉76の開閉に連動してルーバ71aを開閉するシャッタ構成にして、ルーバ71aを冷却ダクト57に連結し排紙トレイ70内の熱を排熱する構成とすることに限定されない。開閉シャッタに代えて送風ファンを用い、排紙扉76の開閉に連動して制御する構成も可能であり、開閉シャッタを用いず冷却ダクト57内のファンを排紙扉の開閉に連動して制御する構成とすることも可能である。
以上、本発明について第1,第2の実施形態が説明されたが、本発明の主旨を逸脱しない範囲内であればその他の実施形態、応用例、変形例およびそれらの組み合わせも可能である。たとえば、上記第1,第2の実施形態のいずれも排紙扉76を予め装置本体25に取り付けた構成が示された。それに限定されることなく、ディスプレイ81を含めて排紙扉76を後から装着可能ないわゆるオプション構成として後付けすることでも可能である。
本発明による画像形成装置の実施形態を示す図。 同画像形成装置の外観を前側から見た図。 同画像形成装置を前側から透視した図。 同画像形成装置を後側から透視した図。 同画像形成装置における排紙扉構造の第1の実施形態を示す図。 同図(a),(b)は第1の実施形態において排紙扉とシャッタの動作を示す図。 同第1の実施形態における構成を示す機能ブロック図。 同第1の実施形態における動作のフローチャート。 本発明による画像形成装置の第2の実施形態を透視した図。 従来例を示す正面図と斜視図。
符号の説明
10 搬送部
11 定着装置
24 画像形成装置
25 装置本体
25a 画像読取部
25b 給紙装置
25c 制御部
26 画像形成部
55 送風ダクト
56 吸排気ダクト
57 冷却ダクト
58 吸気口
59 背面カバー
60 排気口
61 吸引口
62 前カバー
63 排熱ダクト
70 排紙トレイ(排紙部)
71a ルーバ
71b ルーバシャッタ
76 排紙扉
77 排熱ダクト
78 排熱ファン
79 温度検知センサ
80 開閉検知センサ
81 ディスプレイ
82 吸引冷却ダクト
83 冷却ファン

Claims (8)

  1. 定着処理後に排出されたシートを収容する排紙部を有し、前記排紙部に収容されたシートを取り出すための排紙口が扉で開閉可能な画像形成装置において、
    前記扉による前記排紙口の開閉状況を検出した信号に基づいて、画像形成装置本体の動作条件が変更されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記排紙部の蓄熱を機外へ排熱する排熱手段を有し、前記画像形成装置本体の動作条件は前記排熱手段の動作条件であって、
    前記排紙口が閉塞されていることの検出信号に基づいて、前記排熱手段を作動させて前記排紙部内の蓄熱を前記画像形成装置本体の機体外に排出する排熱モードを実行する制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
  3. 前記排紙部へシートを排紙するシート排紙手段を有し、前記排紙口が閉塞されていることの検出信号に基づいて、前記シート排紙手段を作動させてシートを高速排出する排紙増速モードを実行するように制御する制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記扉の表側にモード選択部を含む情報操作表示部が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記排紙部は排紙トレイを有し、前記排熱手段が前記排紙トレイに連通する吸排気ダクトおよび回転ファンを含んで構成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記排紙部内を冷却するために前記排紙部に収容されたシートに風を吹き付ける冷却手段を有し、前記画像形成装置本体の動作条件は前記冷却手段の動作条件であって、
    前記排紙口が閉塞されていることの検出信号に基づいて、前記排紙部内を前記冷却手段が冷却するように前記冷却手段を動作させる制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記扉および前記排紙部を形成する側板が防音構造となっていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記扉が前記画像形成装置本体に着脱可能となっていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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