JP2008137169A - 封緘シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シートに初めて接した者にとって扱いやすく、且つ、この本人自身に情報を保護させることができる封緘シートを提供する。
【解決手段】略四角形の隠蔽面(12)及び開示面(2)は、その外周縁に沿って軸(18)に対して線対称に形成された切り取り部(20,24)を有し、隠蔽面は、切り取り部内にて軸に対して線対称に、且つ、外周縁に沿って形成され、所定値以上の圧力を利用して接着機能を奏する感圧性接着剤が塗布された接着部(28,30)を有し、開示面は、接着部の背面側に形成され、接着部に圧力の作用を指示する指示部(38,40)を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、秘匿すべき情報の隠蔽に用いられて好適な封緘シートに関するものである。
この種の情報は各種データの組み合わせによって構成される。例えば氏名、性別、生年月日、住所、電話番号や電子メール等の個人データを組み合わせると、個人を識別可能な個人情報になる。当該情報は、高度情報通信社会において電子商取引や顧客サービスの実施に有効に利用されるものであるが、機微情報(センシティブ情報)にもなることから、当該個人の権利や利益を保護するための措置が必要になる。
そこで、封筒を用いて当該情報を特定人に伝達する技術(例えば、特許文献1参照)や、封書用の郵送料が嵩む点等を考慮した親展性の葉書の技術が知られている(例えば、特許文献2,3参照)。
一方、当該葉書による情報の隠蔽にはドライシーラー等の圧着装置を用いて高圧にて接着しなければならないことから、指圧程度の圧力で接着可能な接着剤を用いた技術も開示されている(例えば、特許文献4参照)。
特開平11−105467号公報 実開平1−145470号公報 実開平2−59975号公報 登録実用新案第3017304号公報
ところで、上述した情報は種々の販売形態の場面にて利用される。例えば、個人が契約手続を行って所定の目的を得る場合において、当該個人が本社に出向いて直接に契約手続を行う場面や、対面販売等の如く本社とは別の場所で契約手続を行う場面にて利用される。ここで、前者の場面では、契約書面は本社内に保持されて外部に出ない。しかし、後者の場面では、契約書面は外部から本社に送られるので、情報も外部に曝され得ることになる。
ここで、上記別の場所で契約手続を行う場面における情報の保護は、当該情報を記入した本人自身に保護させることが望ましい。本人の記入時点から上記本社の利用時点に至るまでの間にて第三者の目に触れず、当該利用目的以外の目的に利用されなければ、記入した本人に最も大きな安心感を与えることができるからである。
さらに、当該情報を記入した本人自身に保護させるにあたり、この本人にはシートを初めて使用した者が多く該当する点にも留意しなければならない。
しかしながら、上記従来の技術では、記入した本人が圧着装置を備える必要があってシートを初めて使用した者には非常に不便であり、扱い難いとの問題がある。また、指圧程度の接着よりも情報を容易に保護できることがシートを初めて使用した者にとって重要である。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消し、シートに初めて接した者にとって扱いやすく、且つ、この本人自身に情報を保護させることができる封緘シートを提供することである。
上記目的を達成するための第1の発明は、所定の情報が記入され、封緘時に軸を中心に折り返される略四角形の隠蔽面と、隠蔽面の背面側に位置する略四角形の開示面とを具備し、隠蔽面及び開示面は、その外周縁に沿って軸に対して線対称に形成された切り取り部を有し、隠蔽面は、切り取り部内にて軸に対して線対称に、且つ、外周縁に沿って形成され、所定値以上の圧力を利用して接着機能を奏する感圧性接着剤が塗布された接着部を有し、開示面は、接着部の背面側に形成され、接着部に圧力の作用を指示する指示部を有する。
第1の発明によれば、シートは開示面及び隠蔽面を備え、これら開示面及び隠蔽面はその辺に沿って形成された切り取り部を有している。そして、隠蔽面の切り取り部には、接着部が軸を中心として線対称に形成される。この接着部には感圧性接着剤が塗布されており、折り重ねられた接着部同士は所定値以上の圧力(弱圧)で接着される。
そして、開示面は接着部の背面側に指示部を有し、接着部が明確にされている。しかも、この接着部には弱圧が得られ易く構成されているので、シートに初めて接した者が使用した場合であっても感圧性接着剤の効果が確実に得られる。
よって、シートを初めて使用した者にも扱いやすく、且つ、記入した本人自身に情報を保護させて安心感を与えることができる。この結果、広範囲の利用が可能な封緘シートを得ることができる。
第2の発明は、所定の情報が記入され、封緘時に軸を中心に折り返される略四角形の隠蔽面と、隠蔽面の背面側に位置する略四角形の開示面とを具備し、隠蔽面及び開示面は、その外周縁に沿って天地部分に軸に対して線対称に形成された切り取り部を有し、隠蔽面は、切り取り部内にて軸に対して線対称に、且つ、外周縁に沿って形成され、所定値以上の圧力を利用して接着機能を奏する感圧性接着剤が塗布された接着部と、切り取り部内にて軸に対して線対称に形成され、天地部分の切り取り部の略中央部分であって軸を含む位置に接着剤の塗布を回避して設けられ、折り返し作業に伴うシート状態の調整を図る非接着部とを有する。
第2の発明によれば、シートは開示面及び隠蔽面を備え、これら開示面及び隠蔽面はその辺に沿って形成された切り取り部を有している。そして、隠蔽面の切り取り部には、接着部及び非接着部が軸を中心として線対称に形成される。この接着部には感圧性接着剤が塗布されており、折り重ねられた接着部同士は所定値以上の圧力(弱圧)で接着される。一方、この非接着部は接着剤の塗布を回避して構成され、非接着部は、天地部分の切り取り部の略中央部分であって軸を含む位置に設けられており、隠蔽面の密閉状態や接着部の接着状態等の如くの折り返し作業に伴うシート状態の調整が図られる。
これにより、シートに初めて接した者が、軸近傍における天地部分の切り取り部の略中央位置に向けて弱圧を作用させたとしても、折られて隠蔽面内に残された空気は非接着部を介して外部に確実に排出される。
また、仮に接着剤が軸にも塗布された場合に比してシートに皺を発生させることなく封緘が可能になる。さらに、上述した非接着部の位置を除き、隠蔽面の外周縁に沿って接着部が形成されると、記入内容の隠蔽効果も十分に発揮される。
したがって、シートを初めて使用した者にも扱いやすく、且つ、記入した本人自身に情報を保護させて安心感を与えることができる。この結果、広範囲の利用が可能な封緘シートを得ることができる。
第3の発明は、所定の情報が記入され、封緘時に軸を中心に折り返される略四角形の隠蔽面と、隠蔽面の背面側に位置する略四角形の開示面とを具備し、隠蔽面及び開示面は、その外周縁に沿って天地部分及び小口部分に軸に対して線対称にそれぞれ形成された切り取り部を有し、隠蔽面は、切り取り部内にて軸に対して線対称に、且つ、外周縁に沿って形成され、所定値以上の圧力を利用して接着機能を奏する感圧性接着剤が塗布された接着部と、切り取り部内にて軸に対して線対称に形成され、天地部分の切り取り部と小口部分の切り取り部との交差近傍位置に接着剤の塗布を回避して設けられ、折り返し作業に伴うシート状態の調整を図る非接着部とを有する。
第3の発明によれば、シートは開示面及び隠蔽面を備え、これら開示面及び隠蔽面はその四辺に沿って形成された切り取り部を有している。そして、隠蔽面の切り取り部には、接着部及び非接着部が軸を中心として線対称に形成される。この接着部には感圧性接着剤が塗布されており、折り重ねられた接着部同士は所定値以上の圧力(弱圧)で接着される。一方、この非接着部は接着剤の塗布を回避して構成され、非接着部は、天地部分の切り取り部と小口部分の切り取り部との交差近傍位置に設けられており、隠蔽面の密閉状態や接着部の接着状態等の如くの折り返し作業に伴うシート状態の調整が図られる。
これにより、シートに初めて接した者が、各切り取り部の交差近傍位置に向けて弱圧を作用させたとしても、折られて隠蔽面内に残された空気は非接着部を介して外部に確実に排出される。
また、上述した非接着部の位置を除き、隠蔽面の外周縁に沿って接着部が形成されると、記入内容の隠蔽効果も十分に発揮される。
したがって、シートを初めて使用した者にも扱いやすく、且つ、記入した本人自身に情報を保護させて安心感を与えることができる。この結果、広範囲の利用が可能な封緘シートを得ることができる。
第4の発明は、第1の発明の構成において、隠蔽面は、切り取り部内にて軸に対して線対称に形成され、天地部分の切り取り部の略中央部分であって軸を含む位置に接着剤の塗布を回避して設けられ、折り返し作業に伴うシート状態の調整を図る非接着部を有することを特徴とする。
第4の発明によれば、第1の発明の作用に加えてさらに、隠蔽面の密閉状態や接着部の接着状態等の如くの折り返し作業に伴うシート状態の調整も図られるので、折られて隠蔽面内に残された空気は非接着部を介して外部に確実に排出されるし、シートに皺を発生させることなく封緘が可能になる。
第5の発明は、第1、第2又は第4の発明の構成において、隠蔽面は、切り取り部内にて軸に対して線対称に形成され、天地部分の切り取り部と小口部分の切り取り部との交差近傍位置に接着剤の塗布を回避して設けられ、折り返し作業に伴うシート状態の調整を図る非接着部を有することを特徴とする。
第5の発明によれば、第1の発明の作用に加えてさらに、隠蔽面の密閉状態や接着部の接着状態等の如くの折り返し作業に伴うシート状態の調整も図られるので、折られて隠蔽面内に残された空気は非接着部を介して外部に確実に排出されるし、シートに皺を発生させることなく封緘が可能になる。
また、第2又は第4の発明の作用に加えてさらに、シートに初めて接した者が、軸近傍における天地部分の切り取り部の略中央位置、或いは、各切り取り部の交差近傍位置のいずれの位置から弱圧を作用させたとしても、折られて隠蔽面内に残された空気はいずれかの非接着部を介して外部に確実に排出される。
第6の発明は、第1から第5の発明の構成において、開示面は、開示面に対して取り外し可能に形成され、隠蔽面に記入された情報の一部を外部から視認可能な開口部を有することを特徴とする。
第6の発明によれば、第1から第5の発明の作用に加えてさらに、上述した所定の情報のうち、情報主を判別するために最小限必要な項目は開口部を介して外部から視認することができるので、その後の手続をスムーズに進めることができる。
第7の発明は、第1から第6の発明の構成において、隠蔽面は、その一辺に対して取り外し可能に構成され、記入内容を下側に複写可能な用紙を有することを特徴とする。
第7の発明によれば、第1から第6の発明の作用に加えてさらに、用紙が隠蔽面に対して取り外し可能に構成されていることから、この紙はシートの記入者への控えとして使用することができる。また、この紙が隠蔽面の一辺にて取り付けられているので、記入者にとって下側にて複写記入された内容との確認が容易になる他、この複写記入された面に対する押印も容易になる。
第8の発明は、第7の発明の構成において、隠蔽面は、隠蔽面の外周縁と接着部の外周縁との間に形成された外側余白部と、外側余白部に形成され、用紙を固定する用紙固定部とを有することを特徴とする。
第8の発明によれば、第7の発明の作用に加えてさらに、切り取り部内では、接着部の外側に余白部分を持って接着剤が塗布され、この余白部分には用紙固定部が設けられており、用紙の端が接着部の折り重ね時に隠蔽面からはみ出さない。
第9の発明は、第1から第8の発明の構成において、隠蔽面は、隠蔽面の外周縁と接着部の外周縁との間に形成された外側余白部と、接着部の内周縁と切り取り部の内周縁との間に形成された内側余白部とを有することを特徴とする。
第9の発明によれば、第1から第8の発明の作用に加えてさらに、切り取り部内では、接着部の外側及び内側の双方に余白部分を持って接着剤が塗布されている。よって、切り取り部の総てに接着剤を塗布する場合に比して接着部の面積が小さくて済み、接着剤を早く乾かすことができる。また、切り取り部内における接着剤の塗布位置にも高い精度が要求されなくて済むことから、シートの大量生産が達成可能になる。
本発明によれば、記入した本人自身に情報を保護させることができ、広範囲の利用が可能な封緘シートを提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施例に係る封緘シートの構成図であり、このシートはA3版の1枚の用紙で構成され、情報が記入される隠蔽面12と、この面12の背面側に位置する開示面2とを有している。
開示面2は略四角形に形成されており、2つ折りによる封緘時にも外部から視認可能な表表紙4や裏表紙6を有している。一方、隠蔽面12もまた略四角形に形成され、封緘時には折り返されて外部から視認困難にされており、表表紙4の裏面に相当する左面14、及び裏表紙6の裏面に相当する記載面16を有している。なお、本実施例では、この記載面16に個人情報や機微情報等の所定の情報を記入する枠囲み欄が小口部分に沿って2つ設けられているが、左面14にもこの情報を当然に記入可能である。
隠蔽面12の略中央部分には、図示の略垂直方向に沿って折り返し軸(軸)18が配設されており、本実施例では、A3版からA4版の大きさに正確に折り返すべくミシン目にて形成されている。そして、隠蔽面12が軸18を中心に谷折り、換言すれば、開示面2が軸18を中心に山折りされると、左面14と記載面16とが重なり合ってA4版のシートが形成される。
また、隠蔽面12には切り取り部20,24が配設されている。詳しくは、これら切り取り部20,24は軸18に対して線対称に形成されており、隠蔽面12の外周縁に沿って天地部分及び小口部分にそれぞれ設けられている。
より具体的には、切り取り部20は天地部分に沿って形成され、隠蔽面12の上縁から所定間隔を置いた位置、及び隠蔽面12の下縁から同じく所定間隔を置いた位置にて略水平方向に延びるミシン目22,22によってそれぞれ区画されている。一方、切り取り部24は小口部分に沿って形成されており、隠蔽面12の右縁から所定間隔を置いた位置、及び隠蔽面12の左縁から同じく所定間隔を置いた位置にて略垂直方向に延びるミシン目26,26によってそれぞれ区画されている。なお、同図に示されるように、これら各ミシン目22,26は開示面2にも形成されることになる。
ここで、本実施例の隠蔽面12の切り取り部20,24内には感圧性接着剤が塗布されている。
具体的には、この接着剤は、アクリル変性天然ゴムのラテックスと、過酸化物で前加硫のラテックスと、合成ゴムのラテックスとを含有して組成されており、弱圧による接着が可能である。すなわち、接着剤の塗布面同士を重ね合わせ、例えば硬貨、ペン先等のエッジ部分や、指の爪先等を用いて塗布面の背面側を比較的強め(1回につき約15N程度の弱い圧力)に数回擦り、この背面側に低い荷重を作用させると、接着剤は約1時間程度で塗布面に含浸する。これにより、軸18を中心に重なり合った切り取り部20同士、及び切り取り部24同士は完全に圧着される。つまり、強接着され、これら接着後の切り取り部20同士(或いは切り取り部24同士)を剥離すると、切り取り部20(或いは切り取り部24)が破壊される。なお、当該接着剤は塗布面同士を接着させ、塗布面と塗布しない面とは接着させない性質を有している。なお、上記組成は一例を示しており、本発明の接着剤の組成は必ずしも上記組成に限定されない。
そして、この接着剤は、隠蔽面12の切り取り部20,24内の接着部28,30にそれぞれ塗布される。これら接着部28,30は軸18に対して線対称に形成されている。
詳しくは、接着部28は主として天地部分に配設された帯状の塗布面を有し、接着部30は小口部分に配設された帯状の塗布面を有している。より具体的には、同図に示されるように、本実施例の接着部28は略L字状に形成されており、隠蔽面12の四隅部分を中心として隠蔽面12の外周縁に沿って略水平方向及び略垂直方向にそれぞれ延びて構成され、その一端が軸18の手前に位置し、他端がミシン目22を超えて位置している。一方、本実施例の接着部30は略I字状に形成され、切り取り部24の略中央部分を中心として隠蔽面12の外周縁に沿って略垂直方向にそれぞれ延びて構成されており、その両端がいずれもミシン目22の手前、換言すれば、接着部28の前記他端の手前に位置している。
また、これら接着部28,30は、各切り取り部20,24の幅よりも小さな幅で形成されている。つまり、同図に示される如く、隠蔽面12の外周縁と接着部28の外周縁との間には帯状の外側余白部52が形成され、さらに、接着部28の内周縁と切り取り部20,24の内周縁との間には帯状の内側余白部56が形成されている。また、隠蔽面12の外周縁と接着部30の外周縁との間にも帯状の外側余白部54が形成され、さらに、接着部30の内周縁と切り取り部24の内周縁との間にも帯状の内側余白部58が形成されている。
ところで、各接着部28,30の両端には上記接着剤の塗布を回避した調整部(非接着部)32,34が設けられている。具体的には、これら調整部32,34もまた隠蔽面12の切り取り部20,24内にて軸18に対して線対称に形成されている。そして、調整部32は、天地部分の切り取り部20の略中央部分であって軸18を含む位置、すなわち、軸18の手前に位置する接着部28の上記一端に隣接し、隠蔽面12の開いた状態で軸18を跨いだ両側位置に配設されている。一方、調整部34は、上記切り取り部20と小口部分の切り取り部24との交差近傍位置、すなわち、ミシン目22を超えて位置する接着部28の上記他端と接着部30の上記両端との間に配設されている。
これに対し、本実施例の開示面2の表表紙4には上述した接着部28,30と調整部32,34とを区別する指示部38,40が設けられている。より詳しくは、指示部38は接着部28の背面側に、指示部40は接着部30の背面側にそれぞれ形成されており、本実施例では表表紙4において、指示部38,40の色彩と調整部32,34の背面側部分の色彩とを変更することにより、さらに、図示しないが「硬貨で擦って下さい」との文言を指示部38,40に付すことにより、接着部28,30には所望の圧力が容易に作用可能となる。
上述の如く構成された本実施例のシートは、まず、印刷工程を経る。詳しくは、当該工程では、上述した天地部分の幅よりも大きな幅を有する1枚の板状用紙に対し、隠蔽面12側に記載面16を、開示面2側の表表紙4に指示部38,40をそれぞれ連続して印刷する。さらに、各隠蔽面12又は各開示面2の外周縁に沿って天地部分及び小口部分の切り取り部20,24をそれぞれ形成する。そして、この印刷工程を経た板状用紙はリールに巻き取られ、封緘用紙ロールとしてセットされる。
次いで、このロールから板状用紙を引き出し、隠蔽面12の切り取り部20,24内に対して感圧性接着剤をローラにて塗布し、接着部28,30を形成する工程を経る。この工程により、調整部32,34も同時に形成される。そして、これら接着部28,30の接着剤を高周波にて乾燥する工程を経る。
続いて、スリッターを用いて板状用紙の端が切り落とされ、A3版の上記天地部分の幅の大きさに加工する工程や、カッターを用いて天地面が裁断され、A3版の用紙の大きさに加工する工程を経る。その後、軸18を中心にして折る工程を経て、A4版の上記シートが完成される。
当該シートは、例えばネットワークサービスの申込書として利用される。
具体的には、販売代理店の店員がそのサービス内容をシートに初めて接する申込人に説明し、A4版のシートを申込人に渡す。
その後、図2に示されるように、当該申込人はシートを開いて記載面16に個人情報を記入する。続いて、申込人は軸18を中心にシートを折り合わせる。これにより、左面14と記載面16とが重なり合い、接着部28,28同士、及び接着部30,30同士がそれぞれ当接される。そして、申込人は硬貨90を縦に持ち、硬貨90のエッジ部分を用いて図示の方向に沿って表表紙4の指示部38,40に荷重をかけて擦り、シートを封緘して記載面16を隠蔽する。
申込人は代理店の店員に封緘したシートを手渡し、店員はこのシートをサービスの本社に送付する。これにより、店員には申込人の個人情報が知られない。続いて、本社の担当者は、申込人によって封緘されたシートを受け取り、図3に示される如く、切り取り部20,24をミシン目22,26に沿って切り取ると、記載面16が視認可能になるので、この記入内容に基づいて上記サービスの契約に伴う手続を行う。
次に、図4及び図5は他の実施例を示すものである。当該実施例は、開口部及び用紙を設けた構成を除き、上記実施例と同一の構成をなす。よって、これら開口部及び用紙の構成を中心に説明し、上記実施例と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
図4に示された本実施例の隠蔽面12Aはノーカーボン紙(用紙)80を有し、用紙80に記入した内容はその下側に位置する記載面16に複写される。また、用紙80は隠蔽面12Aの一辺に対して取り外し可能の構成され、例えば申込人に対する控えとして利用可能に構成されている。より具体的には、本実施例では、外側余白部54の外周縁に沿って細長く形成された用紙固定部82を有しており、用紙80が隠蔽面12Aの右端に対して切り離し可能に貼り付けられている。なお、上記ノーカーボン紙に替えてカーボン紙を用いても良い。また、用紙固定部82としては、例えば線糊の他、用紙を固定する各種の周知技術が適用可能である。
さらに、本実施例の左面14には窓部(開口部)70が形成されており、その形成位置は、2つの枠囲み欄を有する記載面16に記入された情報のうち、申込人を識別するために最小限必要な項目、例えば氏名、会員番号や職業の如くの申込人を識別可能な情報を記載した欄の位置に対応して形成されている。また、この窓部70の外周縁はミシン目にて形成され、開示面2に対して取り外し可能に構成されている。つまり、ミシン目を介して窓部70を適宜取り外すことにより、上記情報の一部のみは外部から視認可能になる。
なお、本発明の窓部は、開示面2から取り外し後には取り外す前の元の状態には戻せないもの、又は、取り外し後にも元の状態に戻し、上記情報の総てを外部から視認困難にするもののいずれも該当するが、前者の如く元の状態に戻せない窓部の場合には、正当な理由のない者が窓部70を一旦取り外すと、元の状態には戻せないので、不正な行為の有無が明らかになるとの利点がある。
当該シートのうち、隠蔽面12Aを有する板状用紙は、上記実施例と同様に、印刷工程を経て封緘用紙ロールとしてセットされ、次いで、接着部28,30を形成する工程を経て、これら接着部28,30の接着剤を高周波にて乾燥する工程を経る。一方、用紙80は1枚の板状用紙に連続して印刷する工程を経るが、この用紙80は複写紙ロールとして上記封緘用紙ロールとは別にセットされる。そして、この複写紙ロールから板状用紙を引き出し、用紙80の端部分に対して線糊をノズルにて塗布する工程を経る。
そして、上記乾燥する工程を経た隠蔽面12Aの右端、つまり、用紙固定部82と、上記線糊の塗布工程を経た用紙80の端部分とを丁合する工程を経る。続いて、上記実施例と同様に、スリッターを用いて板状用紙の端を切り落とす工程、カッターを用いて天地面を裁断する工程や、折り工程を経てA4版の上記シートが完成される。
当該シートは、例えば生命保険の告知書として利用される。この告知書には、その性質上、機微情報も記載されることになる。
より具体的には、保険外交員が対面販売にてA4版のシートをこのシートに初めて接する申込人に渡す。その後、図5に示されるように、当該申込人がシートを開いて用紙80に個人情報や機微情報を記入すると、これら情報は記載面16にも複写記入される。そして、申込人は隠蔽面12Aから用紙80を切り離し、申込人自身の控えとする。続いて、申込人が軸18を中心にシートを折り合わせると、接着部28,28同士、及び接着部30,30同士がそれぞれ当接される。そして、申込人は硬貨90を縦に持ち、硬貨90のエッジ部分を用いて図示の方向に沿って指示部38,40に荷重をかけて擦り、シートを封緘して記載面16を隠蔽する。
申込人は保険外交員に封緘したシートを手渡し、外交員はこのシートを保険会社の本社にそのまま送付する。これにより、外交員には申込人の個人情報や機微情報は一切知られない。続いて、本社では各申込人によって封緘された複数のシートをまとめて受け取り、この受け取った部署では開示面2から窓部70を取り除き、この窓部70から申込人を判別する。次に、当該部署は判別された内容に基づいて各シートを本社の担当部署毎に仕分けし、この部署の担当者に配る。そして、この担当者は、上述した図3と同様に、切り取り部20,24を切り取り、記載面16の記入内容に基づいて生命保険の契約に伴う手続を行う。
以上のように、本発明は、シートに初めて接した本人自身に情報を保護させる点に着目したものである。
そして、本実施例によれば、シートは開示面2及び隠蔽面12(12A)を備え、これら開示面2及び隠蔽面12(12A)はその四辺に沿って形成された切り取り部20,24を有している。そして、隠蔽面12(12A)の切り取り部20,24には、接着部28,30及び調整部32,34が軸18を中心として線対称に形成される。接着部28,30には感圧性接着剤が塗布されており、折り重ねられた接着部28同士や、接着部30同士は弱圧でそれぞれ接着可能にされる。
一方、調整部32,34は接着剤の塗布を回避して構成され、この調整部32,34は、天地部分の切り取り部20の略中央部分であって軸18を含む位置と、この切り取り部20と小口部分の切り取り部24との交差近傍位置とにそれぞれ設けられており、調整部32,34では隠蔽面12(12A)の密閉状態や接着部28,30の接着状態等の如くの折り返し作業に伴うシート状態の調整が図られる。
これにより、シートに初めて接した者が、軸18近傍における切り取り部20の略中央位置、或いは、切り取り部20,24の交差近傍位置のいずれの位置から弱圧を作用させたとしても、折られて隠蔽面12(12A)内に残された空気は調整部32,34を介して外部に確実に排出される。
また、仮に接着剤が軸18にも塗布された場合に比して、シートに皺を発生させることなく封緘が可能になる。さらに、上述した調整部32,34の位置を除き、隠蔽面12(12A)の外周縁に沿って接着部28,30が連続して形成されると、記入内容の隠蔽効果も十分に発揮される。さらにまた、シートの製造においては、この軸18に接着剤が二重に塗布されないので、シートの歩留まりも向上する。
しかも、開示面2は接着部28,30の背面側に指示部38,40を有しており、接着部28,30と調整部32,34とが明確に区別されている。そして、この接着部28,30には弱圧が得られ易く構成されているので、例えば対面販売等にてシートに初めて接した者が使用した場合であっても、感圧性接着剤の性能が確実に得られる。
したがって、ユーザフレンドリーなシート、つまり、シートを初めて使用した者にも扱いやすく、且つ、記入した本人自身に情報を保護させて安心感を与えることができる結果、広範囲の利用が可能な封緘シートを得ることができる。
また、上述した個人情報、機微情報等の情報のうち、情報主を判別するために最小限必要な項目は窓部70を介して外部から適宜視認可能である。よって、情報主に直接に接しない本社でも当該情報主に関する書面であることが容易に認識でき、その後の手続をスムーズに進めることができる。
さらに、用紙80が隠蔽面12Aに対して取り外し可能に構成されているので、この紙80はシートの記入者への控えとして使用可能になる。また、この紙80が隠蔽面12Aの右端のみにて接着されていることから、この記入者にとって記載面16に複写記入された内容との確認が容易になるし、この記載面16に対する押印も容易になる。
さらにまた、隠蔽面12(12A)が軸18を中心に2つ折りされると、A4版の大きさの情報が総て隠蔽可能になり、より一層広範囲に利用可能な封緘シートを構築できる。
また、切り取り部20,24内では、接着部28,30の外側及び内側の双方に余白部分を持って接着剤が塗布されている。よって、切り取り部20,24内の総てに接着剤を塗布する場合に比して接着部の面積が小さくて済み、接着剤を早く乾かすことができる。また、接着部28,30が切り取り部20,24内において余裕を持って配設可能になり、切り取り部20,24内における接着剤の塗布位置にも高い精度が要求されなくて済むことから、シートの大量生産が達成可能になる。換言すれば、内側余白部56,58を設けずに、切り取り部20,24よりも内側位置に接着剤が塗布された場合には、封緘後に開けなくなって不良品となるし、外側余白部52,54を設けずに、隠蔽面12(12A)の外側位置に接着剤が塗布された場合には、加工工程にて用紙がスリッターやカッターに取り付いて装置を停止せざるを得なくなるからである。
さらに、隠蔽面12Aにおいて右側の小口部分の切り取り部24内では、外側余白部54に細長い用紙固定部82が設けられており、用紙80の端が接着部30の折り重ね時に隠蔽面12Aからはみ出すこともない。
さらに、上述した感圧性接着剤を用いれば、例えば硬貨、ペン先等のエッジ部分や、指の爪先等を用いて弱圧による接着が可能になり、従来の如く指圧による接着の場合に比して扱いやすく、シートを初めて使用した者が容易に情報を隠すことができるし、また、上記本社とは別の場所で記入を行う販売形態でも使用可能な汎用のシートが得られ、従来の如くドライシーラー等の高圧の出力が可能な圧着装置を用いなくて済む。
本発明は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。例えば、上記実施例の各構成は、その一部を省略したり、任意に組み合わせることができる。
さらに、上記実施例では代理店販売や対面販売に用いられた封緘シートが示されているが、通信販売でも用いることができる。また、本発明のシートは必ずしも販売に用いられるシートに限定されず、個人情報を記入した調査にも用いることができる。つまり、質問内容を記載した冊子とともに構成させ、回答内容を隠蔽面に記入させる構成であっても良く、この場合にも記入した個々にて情報の保護が図られる。
また、本発明の隠蔽面とは、上記実施例のように封緘時に完全に視認困難にされる場合の他、全体の一部分が所定の軸を中心に折り返されて視認困難にされる面も含まれる。さらに、本発明の隠蔽面には、申込人自身によって記入される内容の他、印字された内容が示されていても良い。
さらにまた、本発明の切り取り部はミシン目を介して切り離される構成のみならず、鋏等にて切り取られる構成であっても良く、また、表側と裏側とを貫通するミシン目に替え、表側或いは裏側からのハーフカットにて構成されていても良い。前者のハーフカットの場合には切り離しが容易であり、後者のハーフカットの場合にはシートの外観が良くなるとの効果を奏する。
また、上記実施例では、天地部分の接着部28が略水平方向に沿って延びた略L字状に形成され、小口部分の接着部30が略水平及び略垂直方向に沿って延びた略I字状に形成されているが、必ずしもこの形態に限定されるものではない。つまり、本発明における天地部分の接着部が略水平方向に沿って延びた略I字状に形成され、小口部分の接着部が略水平及び略垂直方向に沿って延びた略L字状に形成されていても良い。
さらに、本発明の接着部は総て略I字状に形成されていても良い。詳しくは、図6に示されるように、接着部28Bは天地部分に配設された帯状の塗布面を有し、接着部30Bは小口部分に配設された帯状の塗布面を有している。
より具体的には、本実施例の接着部28Bは隠蔽面12の外周縁に沿って略水平方向に延びて構成され、その一端が軸18の手前に位置し、他端がミシン目26の手前に位置している。一方、本実施例の接着部30Bは隠蔽面12の外周縁に沿って略垂直方向に延びて構成されており、その両端がいずれもミシン目22の手前に位置している。
そして、各接着部28B,30Bの両端には調整部(非接着部)32B,34Bが設けられている。
具体的には、これら調整部32B,34Bもまた隠蔽面12Bの切り取り部20,24内にて軸18に対して線対称に形成されており、調整部32Bは、天地部分の切り取り部20の略中央部分であって軸18を含む位置、すなわち、軸18の手前に位置する接着部28Bの上記一端に隣接し、隠蔽面12Bの開いた状態で軸18を跨いだ両側位置に配設されている。これに対し、調整部34Bは、上記切り取り部20と小口部分の切り取り部24との交差近傍位置、すなわち、ミシン目22,26で囲まれた隠蔽面12の四隅部分に設けられ、ミシン目26の手前に位置する接着部28Bの上記他端とミシン目22の手前に位置する接着部30Bの上記両端との間に配設されている。
なお、本実施例の指示部38B,40Bは、上述した接着部28B,30Bと調整部32B,34Bとを区別すべく開示面2Bの表表紙4に設けられている。
さらに、本発明の指示部は、上述した実施例の指示部38(38B),40(40B)の如く表表紙4にのみ設けられる他、裏表紙6にのみ、或いは、表表紙4と裏表紙6との双方に設けられていても良い。そして、これらいずれの場合にも、上記と同様に、シートに初めて接した本人自身に情報を保護させることが可能である。
さらにまた、本発明の封緘シートは、上述した天地部分の接着部28(28B)及び小口部分の接着部30(30B)にてそれぞれ接着される他、後者の小口部分の接着部のみにて接着されても良く、この場合にも、軸を中心に折られた隠蔽面の封緘は可能である。
また、感圧性接着剤が塗布面同士を接着させ、塗布面と塗布しない面とは接着させない性質を有する点を鑑みれば、例えば、軸を介して連接する右側及び左側の隠蔽面において、この右側の隠蔽面の切り取り部内には、非接着部を設けずに接着剤を連続して塗布する一方、左側の隠蔽面の切り取り部内には、非接着部を設けて接着剤を塗布しても良い。つまり、この場合には軸で折り返して弱圧を作用させても、塗布面と塗布しない面とは接着しないので、接着部は、切り取り部内にて軸に対して線対称に、且つ、隠蔽面の外周縁に沿って形成される。
本実施例に係る封緘シートの構成図である。 図1のシートによる封緘作業の説明図である。 図1のシートによる開封作業の説明図である。 他の実施例に係る封緘シートの構成図である。 図4のシートによる封緘作業の説明図である。 さらに他の実施例に係る封緘シートの構成図である。
符号の説明
2,2B 開示面
12,12A,12B 隠蔽面
16 記載面
18 折り返し軸(軸)
20 天地部分の切り取り部
24 小口部分の切り取り部
28,28B 接着部
30,30B 接着部
32,32B 調整部(非接着部)
34,34B 調整部(非接着部)
38,38B 指示部
40,40B 指示部
52,54 外側余白部
56,58 内側余白部
70 窓部(開口部)
80 ノーカーボン紙(用紙)
82 用紙固定部

Claims (9)

  1. 所定の情報が記入され、封緘時に軸を中心に折り返される略四角形の隠蔽面と、
    該隠蔽面の背面側に位置する略四角形の開示面とを具備し、
    前記隠蔽面及び前記開示面は、その外周縁に沿って前記軸に対して線対称に形成された切り取り部を有し、
    前記隠蔽面は、
    前記切り取り部内にて前記軸に対して線対称に、且つ、前記外周縁に沿って形成され、所定値以上の圧力を利用して接着機能を奏する感圧性接着剤が塗布された接着部を有し、
    前記開示面は、
    前記接着部の背面側に形成され、該接着部に前記圧力の作用を指示する指示部を有する
    ことを特徴とする封緘シート。
  2. 所定の情報が記入され、封緘時に軸を中心に折り返される略四角形の隠蔽面と、
    該隠蔽面の背面側に位置する略四角形の開示面とを具備し、
    前記隠蔽面及び前記開示面は、その外周縁に沿って天地部分に前記軸に対して線対称に形成された切り取り部を有し、
    前記隠蔽面は、
    前記切り取り部内にて前記軸に対して線対称に、且つ、前記外周縁に沿って形成され、所定値以上の圧力を利用して接着機能を奏する感圧性接着剤が塗布された接着部と、
    前記切り取り部内にて前記軸に対して線対称に形成され、前記天地部分の切り取り部の略中央部分であって前記軸を含む位置に前記接着剤の塗布を回避して設けられ、折り返し作業に伴うシート状態の調整を図る非接着部と
    を有することを特徴とする封緘シート。
  3. 所定の情報が記入され、封緘時に軸を中心に折り返される略四角形の隠蔽面と、
    該隠蔽面の背面側に位置する略四角形の開示面とを具備し、
    前記隠蔽面及び前記開示面は、その外周縁に沿って天地部分及び小口部分に前記軸に対して線対称にそれぞれ形成された切り取り部を有し、
    前記隠蔽面は、
    前記切り取り部内にて前記軸に対して線対称に、且つ、前記外周縁に沿って形成され、所定値以上の圧力を利用して接着機能を奏する感圧性接着剤が塗布された接着部と、
    前記切り取り部内にて前記軸に対して線対称に形成され、前記天地部分の切り取り部と前記小口部分の切り取り部との交差近傍位置に前記接着剤の塗布を回避して設けられ、折り返し作業に伴うシート状態の調整を図る非接着部と
    を有することを特徴とする封緘シート。
  4. 請求項1に記載の封緘シートであって、
    前記隠蔽面は、
    前記切り取り部内にて前記軸に対して線対称に形成され、天地部分の切り取り部の略中央部分であって前記軸を含む位置に前記接着剤の塗布を回避して設けられ、折り返し作業に伴うシート状態の調整を図る非接着部を有することを特徴とする封緘シート。
  5. 請求項1、2又は4に記載の封緘シートであって、
    前記隠蔽面は、
    前記切り取り部内にて前記軸に対して線対称に形成され、天地部分の切り取り部と小口部分の切り取り部との交差近傍位置に前記接着剤の塗布を回避して設けられ、折り返し作業に伴うシート状態の調整を図る非接着部を有することを特徴とする封緘シート。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の封緘シートであって、
    前記開示面は、該開示面に対して取り外し可能に形成され、前記隠蔽面に記入された前記情報の一部を外部から視認可能な開口部を有することを特徴とする封緘シート。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の封緘シートであって、
    前記隠蔽面は、その一辺に対して取り外し可能に構成され、記入内容を下側に複写可能な用紙を有することを特徴とする封緘シート。
  8. 請求項7に記載の封緘シートであって、
    前記隠蔽面は、
    該隠蔽面の外周縁と前記接着部の外周縁との間に形成された外側余白部と、該外側余白部に形成され、前記用紙を固定する用紙固定部とを有することを特徴とする封緘シート。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の封緘シートであって、
    前記隠蔽面は、
    該隠蔽面の外周縁と前記接着部の外周縁との間に形成された外側余白部と、該接着部の内周縁と前記切り取り部の内周縁との間に形成された内側余白部とを有することを特徴とする封緘シート。
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