JP2008132942A - キャスタ - Google Patents
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Abstract
【課題】耐久性を有し、かつコンパクトな構成のキャスタを得る。
【解決手段】
キャスタ10は、キャスタ本体11に車輪13L、13Rが車軸12を介して回転可能に支持される。このキャスタ10は、キャスタ本体11と車輪13L、13Rとの間に、摩擦抵抗の小さい金属製の座金16L、16Rを配設するようにしている。キャスタ本体11の車輪13L、13R側の側面11L、11Rには、凹部17L、17Rが形成され、座金16L、16Rが収容されるようになっている。キャスタ10は走行時、車輪13L、13Rのボス部13LB、13RBの内側面13LC、13RCが座金16L、16Rに当たるようになっている。このため、摩擦熱の発生が抑制され、熱による車輪13L、13Rの変形が抑制される。
【選択図】図1
【解決手段】
キャスタ10は、キャスタ本体11に車輪13L、13Rが車軸12を介して回転可能に支持される。このキャスタ10は、キャスタ本体11と車輪13L、13Rとの間に、摩擦抵抗の小さい金属製の座金16L、16Rを配設するようにしている。キャスタ本体11の車輪13L、13R側の側面11L、11Rには、凹部17L、17Rが形成され、座金16L、16Rが収容されるようになっている。キャスタ10は走行時、車輪13L、13Rのボス部13LB、13RBの内側面13LC、13RCが座金16L、16Rに当たるようになっている。このため、摩擦熱の発生が抑制され、熱による車輪13L、13Rの変形が抑制される。
【選択図】図1
Description
本発明はキャスタに関するものである。
従来、キャスタの耐久性および走行性能を向上させるためには、ベアリングを取り付けたり、或いは車輪の肉厚を厚くする等の方法で対応するのが一般的な対処方法である。車輪にベアリングを設けたものでは、特開2000−211305号(特許文献1)が提案されている。この特許文献1に記載のキャスタは、図2に示されるように、ハウジングHと、断面U字状支持ヨーク部4とを備えている。車輪6は車軸5により回転自在に支持され。車輪6の軸孔には、車軸5を支持するベアリング7が設けられている。
しかしながら、上記従来のキャスタでは、車輪にベアリングを設けるため、寸法の小さいものには適用しにくい。また、上記特許文献ではキャスタ全体の寸法が大型化することは避けられず、構造の簡素化には限界がある。さらに、キャスタおよび部品の大きな構造変更が必要とされコストアップを招くという問題が生ずる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、コンパクトな構成でしかも大幅なコストアップなしで耐久性を向上させ、走行性能を高めたキャスタを提供することを目的としたものである。
本発明の請求項1に係るキャスタは、キャスタ本体に車輪が車軸を介して回転可能に支持されたキャスタにおいて、キャスタ本体と車輪との間に、低摩擦材を設けたものである。
本発明の請求項1に係るキャスタでは、キャスタ本体に車輪が車軸を介して回転可能に支持されたキャスタにおいて、キャスタ本体と車輪との間に、低摩擦材を設けたことにより、車輪とキャスタ本体とが直接擦れ合うことがなく摩擦熱の発生が抑制され、耐久性を向上させることができる。
請求項2に係るキャスタは、キャスタ本体に低摩擦材を収容する凹部を形成したものである。
請求項2に係るキャスタでは、キャスタ本体に低摩擦材を収容する凹部を形成したことにより、車軸方向の幅寸法を拡張する必要がなく、全体をコンパクト化することができる。また、凹部を車輪側でなく、キャスタ本体側に設けることで、車輪に所望の肉厚部を確保し、車輪の強度を維持することができる。
本発明に係るキャスタは、キャスタ本体に車輪が車軸を介して回転可能に支持されたキャスタにおいて、キャスタ本体と車輪の間に、低摩擦材を設けたことにより、摩擦熱の発生を抑えて耐久性が向上するので、キャスタ全体をコンパクト化することができ、コストダウンを図ることができる。
キャスタの耐久性向上とコンパクト化とを同時に図るという目的を、キャスタ本体と車輪との間に低摩擦材を設けることにより実現した。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は、本発明の一実施例に係るキャスタを示す一部破断分解図である。本実施例に係るキャスタ10は、図1に示すようにキャスタ本体11に車軸12を介して双輪の車輪13L、13Rが回転可能に支持される。キャスタ本体11には、竪軸14が車軸12から進行方向前方側に偏心した位置において回動自在に設けられる。竪軸14上部には、被取付体(図示せず)の底部に固定するための取付板15が設けられる。車軸12は、軸部12Aとこの軸部12Aより大径の頭部12Bとを有している。車輪13L、13Rはそれぞれ、内側に突出するボス部13LB、13RBが形成され、その内部に軸孔13LA、13RAが形成される。
ところで、本実施例に係るキャスタ10は、図1に示すように、キャスタ本体11と車輪13L、13Rとの間に、座金(低摩擦材)16L、16Rが設けられるようになっている。すなわち、キャスタ10の組み付け時、キャスタ本体11と各車輪13L、13Rとの間に座金16L、16Rを配置し、車軸12の軸端12Cを一方の車輪13Lの外側からこの車輪13Lの軸孔13LA、一方の座金16Lの円孔16LA、キャスタ本体11の軸孔11A、他方の座金16Rの円孔16RAおよび他方の車輪13Rの軸孔13RAの順に差し入れ、この軸端12Cを他方の車輪13Rに係止させるようにしている。車軸12は、頭部12Bが一方の車輪13Lに、軸端12Cが他方の車輪13Rにそれぞれ係止され、抜け止めがなされている。
キャスタ本体11の車輪13L、13R側の面11L、11Rには、円形状の凹部17L、17Rが形成され、座金16L、16Rがそれぞれ収容されるようになっている。この凹部17L、17Rの径は、ボス部13LB、13RBの径より大径に形成される。ボス部13LB、13RBの内側面13LC、13RCは座金16L、16Rに当接するようになっている。座金16L、16Rは金属製のワッシャにより構成される。このため、座金16L、16Rは摩擦抵抗が小さく、両面は滑りやすくなっている。本実施例では、座金16L、16Rはその径を、凹部17L、17Rの径とほぼ同じかわずかに小さくし、座金16L、16Rを凹部17L、17Rに嵌め込むようにしている。
次に、上記実施例に係るキャスタ10の作用について説明する。本実施例に係るキャスタ10は、組み付け時、キャスタ本体11と車輪13L、13Rとの間に座金16L、16Rが配置され、これら座金16L、16Rは、キャスタ本体11の凹部17L、17Rに収容され、外側面が車輪13L、13Rのボス部13LB、13RBに当接するようになっている。このため、車輪13L、13Rとキャスタ本体11とは直接擦れることがない。このように、本実施例に係るキャスタ10では、車輪13L、13Rとキャスタ本体11とは直接擦れることがなく、しかも、車輪13L、13Rは低摩擦性の座金16L、16Rに当たった状態で回転される。従って、摩擦熱が発生しにくい。このため、熱の発生による車輪16L、16Rの変形を抑えることができるので、耐久性が向上するとともに、車輪の肉厚を抑えコンパクト化することができる。
なお、上記実施例に係るキャスタでは、キャスタ本体の両側に車輪が設けられた双輪キャスタについて述べたがこれに限られるものではなく、図2に示すような単輪のキャスタについても適用可能であることはいうまでもない。その場合、低摩擦材としての座金はヨークと車輪との間に設けられる。また、上記実施例では、キャスタ本体11に金属座金16L、16Rを収容するための凹部17L、17Rが形成されているが、これに限られるものではなく、キャスタ本体11に凹部を形成することなく、キャスタ本体11と、車輪13L、13Rとの間に設けるようにしてもよい。その場合、従来のキャスタ本体の金型をそのまま使用することができるので、コストダウンを図ることができる。さらに、上記実施例では、低摩擦材として座金(ワッシャ)について述べているがこれに限られるものではなく、リングやC型状ピンなど車輪とキャスタ本体との摩擦熱の発生を押さえる低摩擦材であればよいことはいうまでもない。また、上記実施例では、座金16L、16Rの径を、凹部17L、17Rの径とほぼ同じとし、座金16L、16Rを凹部17L、17Rに嵌め込むようにしているがこれに限られるものではなく、座金16L、16Rの径を、凹部17L、17Rの径より小さくしてもよい。言い換えれば、座金16L、16Rの外側面がボス部13LB、13RBの内側面13LC、13RCに当たってさえいれば、摩擦熱の発生を抑える作用を果たす。さらに、低摩擦材を配設する部位が、すべてのキャスタの構造に共通する部位、すなわち、キャスタ本体と車輪との間であるため、キャスタの型を限定することなくあらゆるタイプのキャスタに採用できる。さらに、上記実施例では、特に耐久性の高い金属製の座金16L、16Rを使用しているが、これに限られるものではなく他の材質、例えば合成樹脂製のものを使用してもよい。上記実施例に係る座金や合成樹脂製の低摩擦材は小型で簡易な構造であり、安価に製造できる。この低摩擦材は、車軸12を介して取り付けるようにしているので、取り外しも容易で分別処理が簡単にできる。
10 キャスタ
11 キャスタ本体
12 車軸
13L、13R 車輪
16L、16R 座金(低摩擦材)
11 キャスタ本体
12 車軸
13L、13R 車輪
16L、16R 座金(低摩擦材)
Claims (2)
- キャスタ本体に車輪が車軸を介して回転可能に支持されたキャスタにおいて、キャスタ本体と車輪との間に、低摩擦材を設けたことを特徴とするキャスタ。
- キャスタ本体に低摩擦材を収容する凹部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のキャスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006322222A JP2008132942A (ja) | 2006-11-29 | 2006-11-29 | キャスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006322222A JP2008132942A (ja) | 2006-11-29 | 2006-11-29 | キャスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008132942A true JP2008132942A (ja) | 2008-06-12 |
Family
ID=39558093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006322222A Pending JP2008132942A (ja) | 2006-11-29 | 2006-11-29 | キャスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008132942A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021506648A (ja) * | 2017-12-13 | 2021-02-22 | テンテ ルーレッテ ポリメール−ブルアンデ | 家具用キャスター |
-
2006
- 2006-11-29 JP JP2006322222A patent/JP2008132942A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021506648A (ja) * | 2017-12-13 | 2021-02-22 | テンテ ルーレッテ ポリメール−ブルアンデ | 家具用キャスター |
JP7276736B2 (ja) | 2017-12-13 | 2023-05-18 | テンテ ルーレッテ ポリメール-ブルアンデ | 家具用キャスター |
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