JP2008103647A - 半導体素子及び固体撮像装置 - Google Patents

半導体素子及び固体撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストで製造可能で、信号電荷の完全転送を実現可能な半導体素子を提供し、更にはこの半導体素子を画素として複数個配列して、高い空間解像度を有する固体撮像装置を提供する。
【解決手段】第1導電型の半導体領域1と、半導体領域1の上部の一部に埋め込まれ、光を入射する第2導電型の受光用表面埋込領域11aと、半導体領域1の上部の一部に埋め込まれ、受光用表面埋込領域11aよりもポテンシャル井戸の深さが深く、受光用表面埋込領域11aにより生成した信号電荷を蓄積する第2導電型の電荷蓄積領域12aと、電荷蓄積領域12aにより蓄積した信号電荷を受け入れる電荷読み出し領域13と、受光用表面埋込領域11aから電荷蓄積領域12aへ信号電荷を転送する第1の電位制御手段31と、電荷蓄積領域12aから電荷読み出し領域13へ信号電荷を転送する第2の電位制御手段32を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体素子に係り、更には半導体素子を複数個配列した固体撮像装置に関する。
CMOSイメージセンサにおいては、ローリングシャッタ動作が基本であるが、CMOS高速度イメージセンサ用の全画素同時電子シャッタ機能が開発されている。全画素同時電子シャッタ機能を有するCMOSイメージセンサとしては、フォトダイオードをスイッチ用MOSトランジスタを介してキャパシタに接続し、スイッチ用MOSトランジスタをオンにすることで、信号電荷をキャパシタに記憶させる手法が知られている(非特許文献1参照。)。しかしながら、フォトダイオードからキャパシタに信号電荷の完全転送を行うものではなく、フォトダイオードとキャパシタの容量比による増幅を行うことができない。このため、フォトダイオードの面積が大きくなると、電荷−電圧変換利得を高くすることができない。又、フォトダイオードやキャパシタを初期化した際のリセットノイズを除去することができないため、ノイズが大きいという問題がある。
又、他の手法として、信号電荷を2段で転送する画素構造が報告されている(特許文献1参照。)。しかしながら、一部CCDの動作が含まれるため、工程が複雑になるとともに、電荷一時蓄積部が半導体表面で信号電荷を蓄積する構造となっているために、暗電流が大きくなり、又、界面準位により電荷が捕獲されることによるノイズが発生する。
又、本発明者は、全画素同時電子シャッタ機能をもつ画素回路を既に提案した(特許文献2参照。)。特許文献2の図15に示した回路では、内部アンプとこの内部アンプに並列接続された蓄積容量を用いてフォトダイオードで発生した信号電荷を検出し、内部アンプの出力側に接続された2つのサンプル容量で、信号レベルとリセットレベルをサンプルし、リセットノイズを低減しながら、電子シャッタ機能を持たせるものである。この回路の場合、内部アンプに、nチャネルMOSトランジスタのゲートを入力として用い、内部アンプの入出力をショートすることで、内部アンプの入力、及び出力の動作点を決めている。
しかしながら、フォトダイオードとして埋め込みフォトダイオードを用いて信号電荷の完全転送を行おうとすると、内部アンプの入力の動作電圧が低すぎるために、完全転送ができない可能性がある。又、内部アンプのpMOSトランジスタのゲートを入力として用いることができるが、その場合、内部アンプの出力振幅が十分取れないという課題がある。又、サンプルホールド容量が2個必要なので、回路規模が増大する。
米国特許第5986297号明細書(図1B) 特開2004−266597号公報(図15) N.ステヴァノヴィッチ(N. Stevanovic)他3名, 「高速度イメージング用CMOSイメージセンサ(A CMOS image sensor for high-speed imaging), 米国電子電気学会(IEEE) 国際固体素子回路会議(International Solid-State Circuits Conference), 2000年2月,第43巻,p.104−105
本発明は、低コストで製造可能で、信号電荷の完全転送を実現可能な半導体素子を提供し、更にはこの半導体素子を画素として複数個配列して、高い空間解像度を有する固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、(イ)第1導電型の半導体領域と、(ロ)半導体領域の上部の一部に埋め込まれ、光を入射する第2導電型の受光用表面埋込領域と、(ハ)半導体領域の上部の一部に受光用表面埋込領域と離間して埋め込まれ、受光用表面埋込領域よりもポテンシャル井戸の深さが深く、受光用表面埋込領域により生成した信号電荷を蓄積する第2導電型の電荷蓄積領域と、(ニ)電荷蓄積領域により蓄積した信号電荷を受け入れる電荷読み出し領域と、(ホ)受光用表面埋込領域と電荷蓄積領域との間の半導体領域の上部に形成されるチャネルの電位を制御して、受光用表面埋込領域から電荷蓄積領域へ信号電荷を転送する第1の電位制御手段と、(ヘ)電荷蓄積領域と電荷読み出し領域との間の半導体領域の上部に形成されるチャネルの電位を制御して、電荷蓄積領域から電荷読み出し領域へ信号電荷を転送する第2の電位制御手段とを備える半導体素子であることを要旨とする。ここで、第1導電型と第2導電型とは互いに反対導電型である。即ち、第1導電型がn型であれば、第2導電型はp型であり、第1導電型がp型であれば、第2導電型はn型である。
本発明の第2の態様は、(イ)第1導電型の半導体領域と、(ロ)半導体領域の上部の一部に埋め込まれ、光を入射する第2導電型の受光用表面埋込領域と、(ハ)半導体領域の上部の一部に受光用表面埋込領域と離間して埋め込まれ、受光用表面埋込領域よりもポテンシャル井戸の深さが深く、受光用表面埋込領域により生成した信号電荷を蓄積する第2導電型の電荷蓄積領域と、(ニ)電荷蓄積領域により蓄積した信号電荷を受け入れる電荷読み出し領域と、(ホ)受光用表面埋込領域と電荷蓄積領域との間の半導体領域の上部に形成されるチャネルの電位を制御して、受光用表面埋込領域から電荷蓄積領域へ信号電荷を転送する第1の電位制御手段と、(ヘ)電荷蓄積領域と電荷読み出し領域との間の半導体領域の上部に形成されるチャネルの電位を制御して、電荷蓄積領域から電荷読み出し領域へ信号電荷を転送する第2の電位制御手段とを備える画素を複数配列した固体撮像装置であることを要旨とする。
本発明によれば、低コストで製造可能で、信号電荷の完全転送を実現可能な半導体素子を提供し、更にはこの半導体素子を画素として複数個配列して、高い空間解像度を有する固体撮像装置を実現できる。
次に、図面を参照して、本発明の第1及び第2の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
又、以下に示す第1及び第2の実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置(2次元イメージセンサ)は、図1に示すように、画素アレイ部(X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnm)と周辺回路部(104,105,106,NC1〜NCm)とを同一の半導体チップ上に集積化している。画素アレイ部には、2次元マトリクス状に多数の画素Xij(i=1〜m;j=1〜n:m,nはそれぞれ整数である。)が配列されており、方形状の撮像領域を構成している。そして、この画素アレイ部の下辺部には、画素行X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnm方向に沿って水平シフトレジスタ106が設けられ、画素アレイ部の左辺部には画素列X11〜Xn1;X12〜Xn2;・・・・・;X1j〜Xnj;・・・・・;X1m〜Xnm方向に沿って垂直シフトレジスタ105が設けられている。垂直シフトレジスタ105及び水平シフトレジスタ106には、タイミング発生回路104が接続されている。
タイミング発生回路104、水平シフトレジスタ106及び垂直シフトレジスタ105によって画素アレイ部内の画素Xijが順次走査され、画素信号の読み出しや電子シャッタ動作が実行される。即ち、本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置では、画素アレイ部を各画素行X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnm単位で垂直方向に走査することにより、各画素行X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnmの画素信号を各画素列X11〜Xn1;X12〜Xn2;・・・・・;X1j〜Xnj;・・・・・;X1m〜Xnm毎に設けられた垂直信号線によって画素信号を読み出す構成となっている。
第1の実施の形態に係る固体撮像装置のそれぞれの画素X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnm内の画素回路として機能する半導体素子の平面構造の一例を、図2に、対応する断面図を図3(a)に示す。
図3(a)は、図2に示した半導体素子のA−A面から見た断面構造であり、先に図3(a)を説明する。図3(a)に示すように、半導体素子は、第1導電型(p型)の半導体領域1と、半導体領域1の上部の一部に埋め込まれ、光を入射する第2導電型(n型)の受光用表面埋込領域(受光カソード領域)11aと、半導体領域1の上部の一部に受光カソード領域11aと離間して埋め込まれ、受光カソード領域11aよりも高不純物密度であり、受光カソード領域11aにより生成した信号電荷を蓄積する第2導電型(n+型)の電荷蓄積領域12aと、電荷蓄積領域12aにより蓄積した信号電荷を受け入れる電荷読み出し領域13とを備える。図3(a)では「第1導電型の半導体領域」としては、第1導電型の半導体基板1を用いる場合を例示しているが、半導体基板1の代わりに、第1導電型の半導体基板上に形成した半導体基板よりも低不純物密度の第1導電型のシリコンエピタキシャル成長層を採用しても良い。
受光カソード領域11aと、受光カソード領域11aの直下の半導体基板(アノード領域)1とでフォトダイオードD1を構成している。電荷蓄積領域(カソード領域)12aと、電荷蓄積領域12a直下の半導体基板1(アノード領域)とで電荷蓄積ダイオードD2を構成している。
受光カソード領域11aの上には、p+型ピニング層11bが配置されている。電荷蓄積領域12aの上には、p+型ピニング層12bが配置されている。p+型ピニング層11b及びp+型ピニング層12bは、ダーク時の表面でのキャリアの生成を抑制する層であり、ダーク電流削減のために好ましい層として用いている。ダーク電流が問題とならない用途(応用)等では、構造上、p+型ピニング層11b及びp+型ピニング層12bを省略しても構わない。
+型ピニング層11b及びp+型ピニング層12b上、更にはp+型ピニング層11bとp+型ピニング層12bとの間の半導体基板1上、及び受光カソード領域11aと電荷読み出し領域13との間の半導体基板1上には絶縁膜2が形成されている。絶縁膜2としては、シリコン酸化膜(SiO2膜)が好適であるが、シリコン酸化膜(SiO2膜)以外の種々の絶縁膜を用いた絶縁ゲート型トランジスタ(MISトランジスタ)の絶縁ゲート構造をなしても良い。例えば、シリコン酸化膜(SiO2膜)/シリコン窒化膜(Si34膜)/シリコン酸化膜(SiO2膜)の3層積層膜からなるONO膜でもよい。更には、ストロンチウム(Sr)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、イットリウム(Y)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、タンタル(Ta)、ビスマス(Bi)のいずれか一つの元素を少なくとも含む酸化物、又はこれらの元素を含むシリコン窒化物等が絶縁膜2として使用可能である。
絶縁膜2上には、受光カソード領域11aと電荷蓄積領域12aとの間に形成される第1転送チャネルの電位を制御して、受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12aへ信号電荷を転送する転送ゲート電極31が配置され、第1の電位制御手段を構成している。更に、絶縁膜2上には、電荷蓄積領域12aと電荷読み出し領域13との間に形成される第2転送チャネルの電位を制御して、電荷蓄積領域12aから電荷読み出し領域13へ信号電荷を転送する読み出しゲート電極32が配置され、第2の電位制御手段を構成している。
図2の平面では、図3(a)から分かるように、受光カソード領域11aの上に配置された矩形のp+型ピニング層11bが配置され、電荷蓄積領域12aの上にp+型ピニング層12bとの間に転送ゲート電極31が延伸している。更に、p+型ピニング層12bとn+型電荷読み出し領域13との間には読み出しゲート電極32が延伸している。
図1に示した光源101から繰り返しパルス信号として照射された光は、対象物102で反射され、レンズ103を介して、それぞれの画素X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnmに入射する。即ち、図2に示したように、それぞれの画素X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnmの遮光膜41の開口部42を介して、それぞれの画素X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜XnmのフォトダイオードD1に入射する。フォトダイオードD1は、遮光膜の開口部42を介して入射したパルス光を光信号として受光し、この光信号を信号電荷に変換する。
図3(b)は、図3(a)において一点鎖線で示したP−P面で、受光カソード領域11a、電荷蓄積領域12a、電荷読み出し領域13を切る断面におけるポテンシャル図であり、電荷(電子)を黒丸で示している。図3の左側に受光カソード領域11aの伝導帯端のポテンシャル井戸(第1のポテンシャル井戸)PW1を示す。更に、第1のポテンシャル井戸PW1の右側に、電荷蓄積領域12aの伝導帯端のポテンシャル井戸(第2のポテンシャル井戸)PW2を示す。第1のポテンシャル井戸PW1と、第2のポテンシャル井戸PW2との間の電位障壁は、転送ゲート電極31直下の半導体基板1の伝導帯端のポテンシャル分布に相当する。更に、第2のポテンシャル井戸PW2の右側に、電荷読み出し領域13のポテンシャル井戸を右上がりのハッチングで示す。第2のポテンシャル井戸PW2と、電荷読み出し領域13のポテンシャル井戸との間の電位障壁は、読み出しゲート電極32直下の半導体基板1の伝導帯端のポテンシャル分布に相当する。ここで、受光カソード領域11aの不純物密度が、電荷蓄積領域12aの不純物密度よりも高いので、第2のポテンシャル井戸PW2の深さが、第1のポテンシャル井戸PW1の深さよりも深い。
例えば、転送ゲート電極31に制御信号GSとして低い電圧(0V、又は負電圧)を与えると、図3(b)に示すように、受光カソード領域11aと電荷蓄積領域12aとの間に電子に対する電位障壁が形成され、受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12aには信号電荷は転送されない。一方、転送ゲート電極31に制御信号GSとして高い電圧(正の電圧)を与えると、図3(c)に示すように、受光カソード領域11aと電荷蓄積領域12aとの間の電位障壁の高さが減少、もしくは消滅し、受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12aへ信号電荷が転送される。既に説明したように、第2のポテンシャル井戸PW2の深さが、第1のポテンシャル井戸PW1の深さよりも深くなるように設定されているので、受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12aにすべての信号電荷を転送する完全転送が実現できる。この完全転送により、残像を防止でき、残電荷によるランダムノイズの発生を防止できる。
一方、読み出しゲート電極32は、第2転送チャネルの電位を絶縁膜2を介して静電的に制御する。例えば、読み出しゲート電極32に制御信号TXとして低い電圧(0V、又は負電圧)を与えると、図4(a)に示すように、電荷蓄積領域12aと電荷読み出し領域13との間に電子に対する電位障壁が形成され、電荷蓄積領域12aから電荷読み出し領域13へ信号電荷は転送されない。一方、読み出しゲート電極32に制御信号TXとして高い電圧(正の電圧)を与えると、図4(b)に示すように、電荷蓄積領域12aと電荷読み出し領域13との間の電位障壁の高さが減少、もしくは消滅し、電荷蓄積領域12aから電荷読み出し領域13へ信号電荷が転送される。
図3(a)に示すように、電荷読み出し領域13には、読み出し用バッファアンプ108を構成する信号読み出しトランジスタ(増幅トランジスタ)MA1のゲート電極が接続されている。信号読み出しトランジスタ(増幅トランジスタ)MA1のドレイン電極は電源VDDに接続され、ソース電極は画素選択用のスイッチングトランジスタMS1のドレイン電極に接続されている。画素選択用のスイッチングトランジスタMS1のソース電極は、垂直信号線B1に接続され、ゲート電極には水平ラインの選択用制御信号Sが垂直シフトレジスタ105から与えられる。選択用制御信号Sをハイ(H)レベルにすることにより、スイッチングトランジスタMS1が導通し、信号読み出しトランジスタ(増幅トランジスタ)MA1で増幅された電荷読み出し領域13の電位に対応する電流が垂直信号線B1に流れる。更に、電荷読み出し領域13には、読み出し用バッファアンプ108を構成するリセットトランジスタTRのソース電極が接続されている。リセットトランジスタTRのドレイン電極は電源VDDに接続され、ゲート電極にはリセット信号Rが与えられる。リセット信号をハイ(H)レベルにして、受光カソード領域11a及び電荷蓄積領域12aに蓄積された信号電荷を吐き出し、受光カソード領域11a及び電荷蓄積領域12aをリセットする。
半導体基板1は、不純物密度5×1012cm-3程度以上、5×1016cm-3程度以下程度が好ましい。特に、半導体基板1を不純物密度4×1014cm-3程度以上、3×1016cm-3程度以下のシリコン基板とすれば、通常のCMOSプロセスが採用でき、絶縁膜2としては、素子分離に用いられるLOCOS(Local oxidation of silicon)法と称される選択酸化法により形成された絶縁膜(フィールド酸化膜)が利用可能である。
受光カソード領域11aの不純物密度は、1×1017cm-3程度以上、8×1018cm-3程度以下、好ましくは2×1017cm-3程度以上、1×1018cm-3程度以下、代表的には、例えば8×1017cm-3程度の比較的空乏化が容易な値が採用可能であり、その厚さは0.1〜3μm程度、好ましくは0.5〜1.5μm程度とすることが可能である。一方、電荷蓄積領域12aの不純物密度は、1×1019cm-3程度以上、1×1021cm-3程度以下、好ましくは2×1019cm-3程度以上、5×1020cm-3程度以下、代表的には、例えば3×1019cm-3程度の値が採用可能であり、その厚さは0.1〜3μm程度、好ましくは0.5〜1.5μm程度とすることが可能である。電荷蓄積領域12aの不純物密度は、受光カソード領域11aの不純物密度の5〜1000倍、好ましくは10〜300倍程度に設定しておけば良い。
絶縁膜2を熱酸化膜で形成する場合は、熱酸化膜の厚さは、150nm程度以上、1000nm程度以下、好ましくは200nm程度以上、400nm程度以下とすれば良い。絶縁膜2を熱酸化膜以外の誘電体膜とする場合は、熱酸化膜の比誘電率εr(1MHzでεr=3.8)で換算した等価な厚さとすれば良い。例えば、比誘電率εr=4.4であるCVD酸化膜を用いるのであれば上記厚さを4.4/3.8=1.16倍した厚さを、比誘電率εr=7であるシリコン窒化物(Si34)膜を用いるのであれば上記厚さを7/3.8=1.84倍した厚さを採用すれば良い。但し、標準的なCMOS技術で形成される酸化膜(SiO2膜)を用いるのが好ましく、CMOS技術におけるフィールド酸化膜を用いるのが製造工程の簡略化に適している。
図3(a)に示すように、遮光膜41の開口部42は、光電荷の発生が、フォトダイオードD1を構成している受光カソード領域11aの直下の半導体基板1で生じるように選択的に設けられている。図3(a)では、絶縁膜2のみを示しているが、遮光膜41は、図示を省略した多層配線構造をなす複数の層間絶縁膜のうちのいずれかの上部に設けられたアルミニウム(Al)等の金属薄膜で構成すれば良い。
<固体撮像装置の動作>
図1に概略構成を示した本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置(2次元イメージセンサ)の動作を図5に示したタイミングチャートを用いて説明する。
(イ)先ず、電子シャッタ時間TSHの前に、図1に示した画素X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnmのそれぞれに制御信号GS、制御信号TX(1)〜TX(N)、及びリセット信号R(1)〜R(N)のパルスを投入して、受光カソード領域11a及び電荷蓄積領域12aの信号電荷を同時に排出してリセットしておく。
(ロ)その後、電子シャッタ時間TSHにおいて光源101からパルス光を出射し、対象物102で反射されたパルス光は、それぞれの画素X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnmの遮光膜41の開口部42を介して、それぞれの受光カソード領域11aに入射する。受光カソード領域11aは、入射したパルス光により生成された信号電荷を蓄積する。なお、電子シャッタ時間TSHは任意に設定することができる。
(ハ)電子シャッタ時間TSHが終了するときに、すべての画素X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnmのそれぞれに制御信号TX(1)〜TX(N)及びリセット信号のパルスを、図5に示すようなタイミングで一斉に与え、電荷蓄積領域12aに漏れこんだ光等により発生する電荷等、不要な電荷をすべての画素において排出する。なお、この漏れこみ光等による電子の排出は、省略することも可能である。
(ニ)電子シャッタ時間TSHの終了後、すべての画素X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnmにおいて、制御信号GSを与えて受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12aへ信号電荷を転送する。
(ホ)その後、信号読み出し時間TH(1),TH(2),・・・TH(N)では、垂直シフトレジスタの出力によって選択されたある1行分の画素信号に対して、画素内での電荷転送と同期して、読み出し動作が行われる。即ち、1水平ライン毎に、対応するカラムのノイズキャンセル回路NC1〜NCmに電荷読み出し領域13の蓄積した信号電荷に依存したレベルを読み出し、それぞれのノイズキャンセル回路NC1〜NCmにおいてノイズキャンセルを行った後、水平走査を行う。先ず、リセット信号R(1)のパルスを与えて、電荷読み出し領域13をリセットしたときのリセットレベルをφRパルスによってノイズキャンセル回路NC1内のキャパシタC1にサンプルし、記憶する。次いで、制御信号TX(1)を与え、受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12aを経て電荷読み出し領域13に信号電荷の転送を行う。そのときの信号レベルを、φSパルスによってノイズキャンセル回路NC1の別のキャパシタC2にサンプルし、記憶する。この動作は、1行分の画素に対して同時に行われ、ノイズキャンセル回路NC1〜NCmの1行分の信号が記憶される。ノイズキャンセル回路NC1〜NCmに記憶された信号を、水平選択制御信号SH(1)〜SH(M)を与えることで、順次読み出し、差動アンプ107に入力する。差動アンプ107が、ノイズキャンセル回路NC1〜NCmに記憶されたリセットレベルと信号レベルとの差分を求めることにより、増幅トランジスタ等が発生する固定パターンノイズと、浮遊拡散層で発生するリセットノイズをキャンセルする。差動アンプ107からの画像信号を順次水平走査により外部に読み出す。このような処理を、1行目から、最終行まで行うことで、すべての画像信号が読み出される。1水平ラインの選択は、制御信号Sを画素X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnm内の電圧読み出し用バッファアンプ108の画素選択用のスイッチングトランジスタMS1に与えることで行い、垂直信号に対応する水平ラインの信号が現れる。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る半導体素子によれば、受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12aへ信号電荷を完全転送することができる。したがって、半導体素子を画素として複数個配列した固体撮像装置において、高い空間解像度を実現可能となる。
<半導体素子及び固体撮像装置の製造方法>
次に、本発明の第1の実施の形態に係る半導体素子及び固体撮像装置の製造方法を、半導体素子(画素)に着目しながら、図6(a)〜図8を用いて説明する。尚、以下に述べる半導体素子及び固体撮像装置の製造方法は、一例であり、この変形例を含めて、これ以外の種々の製造方法により、実現可能であることは勿論である。
(イ)先ず、図示を省略するが、30〜0.65Ωcm程度(不純物密度4×1014cm-3程度以上、3×1016cm-3程度以下)の(100)面を主表面とするp型半導体基板を用意する。このp型半導体基板の主表面に150nm程度の熱酸化膜(SiO2膜)を形成後、フォトレジスト膜を塗布し、これをフォトリソグラフィ技術によりパターニングしてpウェル形成領域を開口する。次に、pウェル形成領域に熱酸化膜を通して1012〜1013cm-2程度のドーズ量でボロン(11+)をイオン注入する。次に、熱酸化膜のウェル形成領域の部分をエッチング除去する。又、フォトレジスト膜も除去し、所定の清浄化工程を終えてから、約1200℃でイオン注入されたボロンを熱拡散してpウェルを形成する。このとき周辺回路部及びそれぞれの画素Xijの内部に配置される読み出し用バッファアンプ108にも、同時にpウェルが形成される。又、周辺回路部には、同様にしてnウェルも形成される。更に、p型半導体基板の主表面の熱酸化膜をすべて除去して剥離してから、再び膜厚100nm程度のパッド酸化膜(SiO2膜)を半導体基板の主表面に熱酸化法で形成する。その後、CVD法を用いて膜厚200nm程度の窒化膜(Si34膜)を成長させる。この窒化膜の上にフォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜を形成し、これをマスクに反応性イオンエッチング(RIE)を行って、選択酸化(LOCOS)用の窒化膜のマスクを形成する。そして、LOCOS法を用いて窒化膜の開口部42に、厚さ150nm程度以上、1000nm程度以下、200nm程度以上、400nm程度以下のフィールド酸化膜を形成する。素子形成領域を覆う窒化膜は、シリコンに比較して酸化速度が著しく遅いので酸化防止膜として用いられる。
(ロ)次に、図示を省略するが、窒化膜を除去してから、素子形成領域に膜厚が数10nmのダミー酸化膜を形成する。次に、ゲートしきい値電圧制御(Vth制御)イオン注入を行う。先ずフォトリソグラフィ技術により、周辺回路のpウェルをフォトレジスト膜で被覆してからpMOSのゲートしきい値電圧制御用の不純物をイオン注入する。次に、フォトレジスト膜を除去してからpウェル以外の領域上に、フォトリソグラフィ技術により、フォトレジスト膜のパターンを形成し、続いて周辺回路及び読み出し用バッファアンプ108のpウェルと同時に、pウェルにnMOSのゲートしきい値電圧制御用の不純物をイオン注入する。その後、フォトレジスト膜を除去する。更に、Vth制御イオン注入イオン注入時の保護膜として使用されたダミー酸化膜を剥離する。
(ハ)次に、半導体基板1の表面を熱酸化し、図6(a)に示すようにゲート酸化膜2を形成する。更に、ゲート酸化膜2の上の全面にCVD法によりポリシリコン膜3を200〜400nm程度堆積する。そして、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜51をポリシリコン膜3上に、図6(b)に示すように形成する。そして、このフォトレジスト膜51をマスクとして、RIE等によりポリシリコン膜3をエッチングする。その後、フォトレジスト膜51を除去すれば、図6(c)に示すように、転送ゲート電極31及び読み出しゲート電極32のパターンが形成される。
(ニ)次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、半導体基板1上にフォトレジスト膜52を被覆する。そして、図7(a)に示すように転送ゲート電極31及び読み出しゲート電極32をマスクとして、自己整合的に、半導体基板1に燐(31+)を1015cm-2のオーダーでイオン注入する。同時に、周辺回路及び読み出し用バッファアンプ108のpウェルにも同様に、ポリシリコンゲート電極をマスクとして、自己整合的にイオン注入する。このとき、ポリシリコンからなる転送ゲート電極31及び読み出しゲート電極32や図示を省略した周辺回路のpウェル等の上のポリシリコンゲート電極にも燐(31+)がイオン注入される。その後、フォトレジスト膜52を除去する。
(ホ)次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、半導体基板1上にフォトレジスト膜53を被覆する。そして、図7(b)に示すように転送ゲート電極31及び読み出しゲート電極32をマスクとして、自己整合的に、半導体基板1に砒素(75As+)を8×1015〜5×1016cm-2のオーダーでイオン注入する。同時に、必要に応じて、周辺回路及び電圧読み出し用バッファアンプ108のpウェルにも同様に、ポリシリコンゲート電極をマスクとして、自己整合的にイオン注入する。このとき、ポリシリコンからなる転送ゲート電極31及び読み出しゲート電極32や図示を省略した周辺回路のpウェル等の上のポリシリコンゲート電極にも砒素(75As+)がイオン注入される。その後、フォトレジスト膜53を除去する。
(ヘ)次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、半導体基板1上に他のフォトレジスト膜54を被覆する。そして、図7(c)に示すように転送ゲート電極31及び読み出しゲート電極32をマスクとして、自己整合的に、半導体基板1にホウ素(11+)を3×1015〜1×1016cm-2のオーダーでイオン注入する。同時に、必要に応じて、周辺回路及び電圧読み出し用バッファアンプ108のnウェルにも同様に、ポリシリコンゲート電極をマスクとして、自己整合的にイオン注入する。このとき、ポリシリコンからなる転送ゲート電極31及び読み出しゲート電極32や図示を省略した周辺回路のpウェル等の上のポリシリコンゲート電極にもホウ素(11+)がイオン注入される。その後、フォトレジスト膜54を除去して、半導体基板1を活性化熱処理すれば、半導体基板1には、図8に示すように、n型の受光カソード領域11a、p+型ピニング層11b、受光カソード領域11aより不純物密度が高いn+型の電荷蓄積領域12a、p+型ピニング層12b及びn+型の電荷読み出し領域13が形成される。同様に、図示を省略した周辺回路のpウェル等にn型ソース/ドレイン領域が形成される。このとき、転送ゲート電極31及び読み出しゲート電極32に注入された燐(31+)、砒素(75As+)及びホウ素(11+)も活性化されるので、転送ゲート電極31及び読み出しゲート電極32が低抵抗化する。
(ト)次に、図示を省略するが、各画素を接続する垂直信号線や水平走査線、或いは周辺回路の各トランジスタ間を接続する金属配線層やゲート電極を形成するポリシリコン膜間の絶縁のため、層間絶縁膜を堆積させる。この層間絶縁膜は、CVD法により堆積された膜厚0.5μm程度の酸化膜(CVD−SiO2)と、この酸化膜(CVD−SiO2)の上に、CVD法により堆積された膜厚0.5μm程度のPSG膜又はBPSG膜の2層構造から構成された複合膜等種々の誘電体膜が使用可能である。CVD法で堆積後、熱処理することにより、この複合膜の上層のBPSG膜は、リフローされて層間絶縁膜の表面が平坦化される。この上部に、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングされたフォトレジスト膜をマスクにして、RIE若しくはECRイオンエッチング等により層間絶縁膜をエッチングし、金属配線層とトランジスタを接続するコンタクト孔を形成する。その後、このコンタクト孔を形成に用いたフォトレジスト膜を除去する。次に、スパッタリング法又は電子ビーム真空蒸着法等によりシリコン等を含有するアルミニウム合金膜(Al−Si,Al−Cu−Si)を形成する。この上に、フォトリソグラフィ技術を用いて、フォトレジスト膜のマスクを形成し、このマスクを用いて、RIEにより、アルミニウム合金膜をパターニングするという一連の処理を順次繰り返し、各画素を接続する垂直信号線や水平走査線、或いは周辺回路の各トランジスタ間を接続する金属配線層を形成する。更に、金属配線層の上に他の層間絶縁膜を堆積させ、フォトリソグラフィ技術を用いて、各画素の半導体領域の直上に開口部42を有する金属膜を形成し、遮光膜41とする。そして、機械的損傷防止と、水分や不純物の浸入の防止を目的とした膜厚1μm程度のパッシベーション膜を遮光膜の上にCVD法により積層すれば、本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置が完成する。パッシベーション膜にはPSG膜や窒化膜等が利用される。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る半導体素子及び固体撮像装置の製造方法によれば、受光カソード領域11a、p+型ピニング層11b、電荷蓄積領域12a、p+型ピニング層12b及び電荷読み出し領域13の形成は、標準的なCMOSイメージセンサの製造工程に、図7(b)に示すようなイオン注入等の簡単な工程を追加するだけで実現できる。したがって、標準CMOSプロセスを基本としながら、2段転送による電子シャッタ機能を有し、空間解像度を得ることができる固体撮像装置を標準的なCMOSプロセスで実現可能となる。
<第1の実施の形態の第1変形例>
図3(b)に示した第1のポテンシャル井戸PW1の深さを、第2のポテンシャル井戸PW2よりも浅くするには、受光カソード領域11aのみが空乏化しやすくなる構造を工夫しても良い。
第1の実施の形態の第1変形例に係る固体撮像装置では、それぞれの画素X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnm内の半導体素子の平面構造として、図9に示すように、受光カソード領域11aの信号電荷の転送方向の幅が、電荷蓄積領域12aの信号電荷の転送方向の幅よりも狭くして、受光カソード領域11aが空乏化しやすくしている。p+型ピニング層11b直下の受光カソード領域11aは、p+型ピニング層11bと同様の平面パターンを有し、p+型ピニング層12b直下の電荷蓄積領域12aは、p+型ピニング層12bと同様の平面パターンを有する。図9に示した半導体素子の断面構造は図3に示した構造と基本的には同様であるので、重複した説明を省略する。
ただし、現実には面積の効果だけで、第1のポテンシャル井戸PW1の深さを第2のポテンシャル井戸PW2の深さよりも浅くするのは容易ではないので、電荷蓄積領域12aの不純物密度を受光カソード領域11aの不純物密度よりも高くすることが好ましい。
<第1の実施の形態の第2変形例>
既に、図3(a)において、電荷蓄積領域12aの幾何学的(構造的)な底面レベルを、受光カソード領域11aの底面レベルと同じとして、電荷蓄積領域12aの不純物密度が、受光カソード領域11aの不純物密度よりも高くし、第2のポテンシャル井戸PW2の深さを第1のポテンシャル井戸PW1よりも深くする構造例を示した。
これに対し、第1の実施の形態の第2変形例に係る固体撮像装置では、それぞれの画素X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnm内の半導体素子の断面構造として、図10に示すように、n型の電荷蓄積領域12aが受光カソード領域11aと同様の不純物密度として、電荷蓄積領域12aの幾何学的(構造的)な底面レベルを受光カソード領域11aの底面レベルよりも深くして、第2のポテンシャル井戸PW2を第1のポテンシャル井戸PW1よりも深くし、完全転送を行うことができるようにしている。このように、第2のポテンシャル井戸PW2が第1のポテンシャル井戸PW1よりも深くなれば良いので、電荷蓄積領域12aが、受光カソード領域11aよりも必ずしも十分に高不純物濃度である必要はない。
<第1の実施の形態の第3変形例>
図9に示すように、ほぼ同様な矩形パターンを用いている場合には、面積の効果のみで第2のポテンシャル井戸PW2を第1のポテンシャル井戸PW1より深くするのは容易ではない。
第1の実施の形態の第3変形例に係る固体撮像装置では、それぞれの画素X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnm内の半導体素子の平面構造として、図11(a)に示すように、縞状(ストライプ状)にn+型受光カソード領域11aのパターンが複数形成構造の採用により、第2のポテンシャル井戸PW2を第1のポテンシャル井戸PW1より深くする方法について述べる。
図11(a)のB−B面から見た断面構造を図11(b)に示す。p+型ピニング層11bは、受光カソード領域11aと同様にストライプ状の複数のパターンとなっていても、連続したパターンとなっていても構わない。
電荷蓄積領域12aと受光カソード領域11aとを異なる不純物密度にする代わりに、受光カソード領域11aの平面パターンを細くすることにより、受光カソード領域11aは容易に空乏化する。このため、第1のポテンシャル井戸PW1の底(空乏化したときの電位)は、実効的、第2のポテンシャル井戸PW2の底よりも高くなり、信号電荷の完全転送を行うことができる。
第1の実施の形態の第3変形例に係る固体撮像装置によれば、受光カソード領域11aと電荷蓄積領域12aとの不純物密度は同一でよいので、図7(b)に示したような追加の工程が不要で、工程が簡略化できる。
<第1の実施の形態の第4変形例>
第1の実施の形態の第4変形例に係る固体撮像装置では、それぞれの画素X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnm内の半導体素子の平面構造として、非常に明るい光を受けた場合の対策として、図12に示すように、n+型受光カソード領域11aに接した排出ドレイン領域14を設けた構造について説明する。
図13(a)に示すように、排出ドレイン領域14は、半導体基板1に埋め込まれている。図13(b)に示すように、受光カソード領域11aからの信号電荷をオーバーフローさせ、排出ドレイン領域14に排出することができる。
<第1の実施の形態の第5変形例>
第1の実施の形態の第5変形例に係る固体撮像装置では、それぞれの画素X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnm内の半導体素子の平面構造は、図14に示すように、n+型受光カソード領域11aの両側に、転送ゲート電極(第1転送ゲート電極)31及び転送ゲート電極(第2転送ゲート電極)33が配置されている構造について説明する。
更に、第5変形例に係る固体撮像装置では、転送ゲート電極31の右側には読み出しゲート電極(第1読み出しゲート電極)32及び電荷読み出し領域(第1電荷読み出し領域)13が順に配置されている。転送ゲート電極33の左側には読み出しゲート電極(第2読み出しゲート電極)34及び電荷読み出し領域(第2電荷読み出し領域)15が順に配置されている。即ち、図14に示す構造は、フォトダイオードが生成した信号電荷が互いに反対方向(左右方向)に転送されるように、左右対称の平面パターンが構成された構造である。
図15(a)に、図14のD−Dから見た断面図を示す。電荷蓄積領域14aと、電荷蓄積領域14a直下の半導体基板1(アノード領域)とで電荷蓄積ダイオードD3を構成している。電荷蓄積領域14aの上には、p+型ピニング層14bが形成されている。転送ゲート電極33は、受光カソード領域11aと電荷蓄積領域14aとの間に形成される第3転送チャネルの電位を制御して、受光カソード領域11aから電荷蓄積領域14aへ信号電荷を転送する。読み出しゲート電極34は、電荷蓄積領域14aと電荷読み出し領域15との間に形成される第4転送チャネルの電位を制御して、電荷蓄積領域14aから電荷読み出し領域13へ信号電荷を転送する。他の構成は、図3(a)に示した半導体素子と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。
図15(b)は、図15(a)において一点鎖線で示したP−P面で、電荷読み出し領域15、電荷蓄積領域14b、受光カソード領域11a、電荷蓄積領域12a、電荷読み出し領域13を切る断面におけるポテンシャル図である。
図15(b)の第1のポテンシャル井戸PW1の左側に、電荷蓄積領域14aの伝導帯端のポテンシャル井戸(第3のポテンシャル井戸)PW3を示す。第1のポテンシャル井戸PW1と、第3のポテンシャル井戸PW3との間の電位障壁は、転送ゲート電極33直下の半導体基板1の伝導帯端のポテンシャル分布に相当する。更に、第3のポテンシャル井戸PW3の左側に、電荷読み出し領域15のポテンシャル井戸を右上がりのハッチングで示す。第3のポテンシャル井戸PW3と、電荷読み出し領域15のポテンシャル井戸との間の電位障壁は、読み出しゲート電極34直下の半導体基板1の伝導帯端のポテンシャル分布に相当する。
例えば、転送ゲート電極31,33に制御信号GSとして低い電圧(0V、又は負電圧)を与えると、図15(b)に示すように、左右対称に、電子に対する電位障壁が形成され、受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12a,14aには信号電荷は転送されない。一方、転送ゲート電極31,33に制御信号GSとして高い電圧(正の電圧)を与えると、図15(c)に示すように、受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12a,14aへ信号電荷が互いに反対方向に転送される。ここで、第1のポテンシャル井戸PW1の深さが、第2及び第3のポテンシャル井戸PW2,PW3の深さよりも浅いので、受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12a,14aへすべての信号電荷を転送する完全転送が実現できる。この完全転送により、残像を防止でき、又残電荷によるランダムノイズの発生を防止できる。
また、読み出しゲート電極32,34のそれぞれに制御信号TXとして低い電圧(0V、又は負電圧)を与えると、図16(a)に示すように、電子に対する電位障壁が形成され、電荷蓄積領域12a,14aから電荷読み出し領域13,15へ信号電荷は転送されない。一方、読み出しゲート電極32,34のそれぞれに制御信号TXとして高い電圧(正の電圧)を与えると、図16(b)に示すように、電荷蓄積領域12a,14aから電荷読み出し領域13,15へ信号電荷が転送される。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る固体撮像装置(2次元イメージセンサ)の全体構成は、図1にしたブロック図と同一であるため、重複した説明を省略する。第2の実施の形態に係る固体撮像装置のそれぞれの画素X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnm内の半導体素子の平面構造は、図17に示すように、受光カソード領域11aと、排出ドレイン領域14との間に、コの字状の排出ゲート電極35が配置され、受光カソード領域11aと排出ドレイン領域14との間の半導体領域1の上部に形成されるチャネルの電位を制御して、受光カソード領域11aから排出ドレイン領域14へ信号電荷を転送する第3の電位制御手段を構成している点が、図12に示した半導体素子の平面構造と異なる。
図17に示した半導体素子のE−Eから見た断面構造を図18(a)に示す。図18(a)において、排出ゲート電極35は、電荷蓄積領域14aと排出ドレイン領域14との間に形成される転送チャネルの電位を制御して、電荷蓄積領域14aから排出ドレイン領域15へ信号電荷を吐き出す。他の構成は、図3(a)に示した半導体素子と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。
図18(b)は、図18(a)において一点鎖線で示したP−P面で、排出ドレイン領域14、受光カソード領域11a、電荷蓄積領域12a、電荷読み出し領域13を切る断面におけるポテンシャル図である。図18(b)に示すように、転送ゲート電極31に制御信号GSとして正の電圧を印加したときの受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12aへ信号電荷を転送する動作と、図18(c)に示すように、排出ゲート電極35に制御信号CDとして正の電圧を印加したときの受光カソード領域11aから排出ドレイン領域14に電荷を排出する動作とを行わせることができる。第1の実施の形態と異なり、受光カソード領域11aにおいて信号電荷を蓄積することなく、信号電荷の流れの方向を排出ゲート電極35と転送ゲート電極31で制御するデバイスと考えることができる。したがって、受光カソード領域11aで信号電荷をためる必要がないため、受光カソード領域11aの電位の深さを浅くしてもよく、信号電荷を高速に移動させる構造を作りやすい。
本発明の第2の実施の形態に係る固体撮像装置によれば、励起光との分離性を高めた蛍光撮像、蛍光寿命の測定、及び変調光による撮像等にも活用できる。
<第2の実施の形態の変形例>
第2の実施の形態に係る固体撮像装置のそれぞれの画素X11〜X1m;X21〜X2m;・・・・・;Xn1〜Xnm内の半導体素子の平面構造の他の一例として、図23(a)に示すように、n+型受光カソード領域11aの細いパターンがストライプ状に複数形成されていても良い。図23(a)のF−Fから見た断面構造を図23(b)に示す。p+型ピニング層11bも、受光カソード領域11aと同様に平面パターンがストライプ状となっていても、連続していても構わない。受光カソード領域11aと電荷蓄積領域12aが同程度の不純物密度であっても、受光カソード領域11aが容易に空乏化するため、受光カソード領域11aのポテンシャル井戸の底(空乏化したときの電位)を電荷蓄積領域12aよりも高くすることができる。したがって、信号電荷の完全転送を行うことができる。
<蛍光による信号電荷のみを選択的に蓄積する方法>
次に、本発明の第2の実施の形態に係る固体撮影装置の応用例として、対象物が励起光を受けて蛍光を発生するときに、対象物の蛍光による信号電荷のみを選択的に蓄積する方法を図19のタイミングチャートを用いて説明する。時間T11,T13,・・・において、繰り返しパルスの励起光を照射したとき、励起光が照射された対象物102からの蛍光は遅れて応答する。
(イ)時間T12,T14,・・・において、制御信号GSと逆位相の制御信号CDを排出ゲート電極35に与え、励起光により発生した信号電荷を、受光カソード領域11aから排出ドレイン領域14に排出する。
(ロ)時間T12,T14,・・・において、励起光のパルスと逆位相のパルスの制御信号GSを転送ゲート電極31に与え、蛍光により生成した信号電荷を、受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12aへ転送する。このように、互いに逆位相の制御信号GS,CDのパルスを与えることによって、電荷蓄積領域12aには、理想的には蛍光のみによる信号電荷を蓄積することができる。
(ハ)一定期間を経て、電荷蓄積領域12aに蓄積した蛍光による信号電荷Qsを読み出す。
以上説明したように、励起光と分離して蛍光による発生信号電荷を選択的に蓄積して励起光による電荷から分離して計測することができる。
<蛍光の寿命を測定する方法>
次に、本発明の第2の実施の形態に係る固体撮影装置の応用例として、励起光としての繰り返しパルス光源101と組み合わせ、対象物102の蛍光の寿命を画像化する方法を図20を用いて説明する。蛍光寿命の測定装置は、バイオイメージングにおいて有用なツールであり、その計測が半導体デバイスと簡単な光源101及び光学系で実現することができれば、蛍光寿命の測定装置の応用範囲を拡大することができる。
図20は、制御信号GSの取り込みパルスを短くし、そのパルスのタイミングを1フレーム毎に変化させることで蛍光の寿命を測定する場合のタイミングを示している。時間T21,T23,・・・において、繰り返しパルスの励起光を照射したとき、励起光が照射された対象物102からの蛍光は遅れて応答する。
(イ)あるタイミングにおいて、制御信号GS(A)を与えて、対象物からの蛍光により発生した信号電荷の一部を、受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12aへ転送する。また、制御信号GS(A)と逆位相の制御信号CD(A)を排出ゲート電極35に与え、転送を行わないときの受光カソード領域11aの電荷を排出ドレイン領域14へ排出する。
(ロ)更に、別のタイミングで信号電荷を取り込む。即ち、制御信号GS(B)を与えて、対象物からの蛍光により発生した信号電荷の一部を、受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12aへ転送する。また、制御信号GS(B)と逆位相の制御信号CD(B)を排出ゲート電極35に与え、転送を行わないときの受光カソード領域11aの電荷を排出ドレイン領域14へ排出する。
蛍光は指数関数的に減衰するため、蛍光の強度をPとすると、蛍光Pと時間との関係は、式(1)と表すことができる。
Figure 2008103647
ここで、τは、蛍光の寿命である。
図20のように、幅ΔTを持った制御信号GS(A)のパルスで、蛍光による信号電荷を電荷蓄積ダイオードD2に転送したとき、蛍光信号電荷の転送の遅れ時間を無視し、転送パルスがt1からt1+ΔTの期間に与えられているとすると、転送電荷Qは、式(2)と表すことができる。
Figure 2008103647
この転送動作を何度も繰り返す。このとき、蛍光の寿命が変化せず、同じ蛍光を繰り返すとすれば、N回の繰り返しにより、その信号電荷はN倍になる。
制御信号CD(B)のパルスがt2からt2+ΔTの期間に与えられているとすると、その転送電荷Qは式(3)と表すことができる。
Figure 2008103647
これらより、蛍光の寿命τは、式(4)と表すことができる。
Figure 2008103647
したがって、蛍光により発生した信号電荷を読み出すことにより、蛍光の寿命を測定可能となる。尚、イメージセンサとしての全体的な動作タイミングは、図21に示すとおりである。読み出しの動作は、図5を用いて説明した動作と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。
<パルス変調による同期検出する方法>
次に、本発明の第2の実施の形態に係る固体撮影装置の応用例として、パルス変調された光による像を同期検出する方法を図22のタイミングチャートを用いて説明する。
(イ)まず、図22において、パルス光(ON)として示したように、時間T31,T33,・・・において、パルス変調光を点灯し、測定対象に照射する。パルス変調光と位相を同期させた制御信号GSを転送ゲート電極31に与え、反射光により発生した信号電荷のみを受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12aに繰り返し転送する。一方、時間T32,T34,・・・において、制御信号GSと逆位相の制御信号CDを排出ゲート電極に与え、電荷蓄積ダイオードに転送していないときの受光カソード領域11aの電荷を、排出ドレイン領域14に排出する。その後、電荷蓄積領域12aに蓄積された信号電荷に依存した信号(画像A)を読み出す。
(ロ)次に、図22において、パルス光(OFF)として示したように、パルス変調光の照射を止めておく。時間T31,T33,・・・において、パルス変調に用いた変調パルスと同一のタイミングで、仮想的にパルス変調光と位相を同期させた制御信号GSを転送ゲート電極31に与え、反射光以外の光により発生した信号電荷を、受光カソード領域11aから電荷蓄積領域12aに繰り返し転送する。一方、時間T32,T34,・・・において、パルス変調に用いた変調パルスと同一のタイミングで、制御信号GSと逆位相の制御信号CDを転送ゲート電極31に与えて、電荷蓄積領域12aに転送していないときの受光カソード領域11aの電荷を、排出ドレイン領域14に排出する。その後、電荷蓄積領域12aに蓄積された信号電荷に依存した信号(画像B)を読み出す。
(ハ)読み出しの動作は、図5を用いて説明した動作と実質的に同様である。差動アンプ107において、画像Aと画像Bとの差分を画素毎に求めれば、パルス変調光のみによる画像を得ることができる。
この検出方法は、変調光が照射された領域だけの画像を取得したり、この変調光に情報を含めることで、イメージセンサによって情報の通信を行うことに利用できる。尚、画像信号全体の読み出しを含めた全体のタイミングについては、図5と同様であり、ここでは省略する。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1及び第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、既に述べた第1及び第2の実施の形態の説明では、第1導電型をp型、第2導電型をn型として説明するが、第1導電型がn型、第2導電型をp型としても、電気的な極性を反対にすれば同様な効果が得られることは容易に理解できるであろう。このとき、例えば、図3(a)に示した受光カソード領域11aは「受光アノード領域」になるように、対応して適宜極性や対応する名称を反転(変更)させれば良い。
第1及び第2の実施の形態の説明においては、2次元固体撮像装置(エリアセンサ)を例示的に説明したが、本発明の半導体素子は2次元固体撮像装置の画素のみに用いられるように限定して解釈するべきではない。例えば、図1に示した2次元マトリクスにおいて、j=m=1とした1次元固体撮像装置(ラインセンサ)の画素として複数の半導体素子を1次元に配列しても良いことは、上記開示の内容から、容易に理解できるはずである。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置(2次元イメージセンサ)の半導体チップ上のレイアウトを説明する模式的平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置の画素の一部となる半導体素子の構成を説明する概略的な平面図である。 図3(a)は、図2のA−A面から見た模式的な断面図である。図3(b)は、信号電荷の転送の様子を説明するポテンシャル図である。図3(c)は、信号電荷の転送の様子を説明するポテンシャル図である。 図4(a)は、信号電荷の転送の様子を説明するポテンシャル図である。図4(b)は、信号電荷の転送の様子を説明するポテンシャル図である。 図1に示した第1の実施の形態に係る固体撮像装置の読み出し方法を説明するタイミングチャートである。 図6(a)、図6(b)、図6(c)は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体素子及び固体撮像装置の製造方法を説明する工程断面図である。 図7(a)、図7(b)、図7(c)は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体素子及び固体撮像装置の製造方法を説明する工程断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体素子及び固体撮像装置の製造方法を説明する工程断面図である。 本発明の第1の実施の形態の第1変形例に係る固体撮像装置の画素の一部となる半導体素子の構成を説明する概略的な平面図である。 本発明の第1の実施の形態の第2変形例に係る固体撮像装置の画素の一部となる半導体素子の構成を説明する模式的な断面図である。 図11(a)は、本発明の第1の実施の形態の第3変形例に係る固体撮像装置の画素の一部となる半導体素子の構成を説明する概略的な平面図である。図11(b)は、図11(a)のB−B面から見た模式的な断面図である。 本発明の第1の実施の形態の第4変形例に係る固体撮像装置の画素の一部となる半導体素子の構成を説明する概略的な平面図である。 図13(a)は、図12のC−C面から見た模式的な断面図である。図13(b)は、信号電荷の転送の様子を説明するポテンシャル図である。 本発明の第1の実施の形態の第5変形例に係る固体撮像装置の画素の一部となる半導体素子の構成を説明する概略的な平面図である。 図15(a)は、図14のD−D面から見た模式的な断面図である。図15(b)は、信号電荷の転送の様子を説明するポテンシャル図である。図15(c)は、信号電荷の転送の様子を説明するポテンシャル図である。 図16(a)は、信号電荷の転送の様子を説明するポテンシャル図である。図16(b)は、信号電荷の転送の様子を説明するポテンシャル図である。 本発明の第2の実施の形態に係る固体撮像装置の画素の一部となる半導体素子の構成を説明する概略的な平面図である。 図18(a)は、図17のE−E面から見た模式的な断面図である。図18(b)は、信号電荷の転送の様子を説明するポテンシャル図である。図18(c)は、信号電荷の転送の様子を説明するポテンシャル図である。 発明の第2の実施の形態の変形例に係る蛍光による信号電荷を選択的に蓄積する方法を説明するタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態の変形例に係る固体撮像装置の蛍光寿命を測定する方法を説明するタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態の変形例に係る固体撮像装置の蛍光撮像を行う場合の全体の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態の変形例に係る固体撮像装置のパルス変調による同期検出方法を説明するタイミングチャートである。 図23(a)は、本発明の第2の実施の形態の変形例に係る固体撮像装置の画素の一部となる半導体素子の構成を説明する概略的な平面図である。図23(b)は、図23(a)のF−F面から見た模式的な断面図である。
符号の説明
C1,C2…キャパシタ
D1…フォトダイオード
D2…電荷蓄積ダイオード
Xij…画素
1…半導体領域(半導体基板)
2…絶縁膜(ゲート酸化膜)
3…ポリシリコン膜
11a…受光用表面埋込領域(受光カソード領域)
11b,12b,14b…ピニング層
12a,14a…電荷蓄積領域
13,15…電荷読み出し領域
14…排出ドレイン領域
31,33…第1の電位制御手段(転送ゲート電極)
32,34…第2の電位制御手段(読み出しゲート電極)
35…第3の電位制御手段(排出ゲート電極)
41…遮光膜
42…開口部
51〜54…フォトレジスト膜
101…光源
102…対象物
103…レンズ
104…タイミング発生回路
105…垂直シフトレジスタ
106…水平シフトレジスタ
107…差動アンプ
108…電圧読み出し用バッファアンプ

Claims (15)

  1. 第1導電型の半導体領域と、
    前記半導体領域の上部の一部に埋め込まれ、光を入射する第2導電型の受光用表面埋込領域と、
    前記半導体領域の上部の一部に埋め込まれ、前記受光用表面埋込領域よりもポテンシャル井戸の深さが深く、前記受光用表面埋込領域から前記光により生成された信号電荷が転送される第2導電型の電荷蓄積領域と、
    前記電荷蓄積領域から前記信号電荷を受け入れる電荷読み出し領域と、
    前記受光用表面埋込領域と前記電荷蓄積領域との間の前記半導体領域の上部に形成されるチャネルの電位を制御して、前記受光用表面埋込領域から前記電荷蓄積領域へ前記信号電荷を転送する第1の電位制御手段と、
    前記電荷蓄積領域と前記電荷読み出し領域との間の前記半導体領域の上部に形成されるチャネルの電位を制御して、前記電荷蓄積領域から前記電荷読み出し領域へ前記信号電荷を転送する第2の電位制御手段
    とを備えることを特徴とする半導体素子。
  2. 前記受光用表面埋込領域から電荷を排出する排出ドレイン領域を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
  3. 前記受光用表面埋込領域と前記排出ドレイン領域との間の前記半導体領域の上部に形成されるチャネルの電位を制御して、前記受光用表面埋込領域から前記排出ドレイン領域へ前記電荷を排出する第3の電位制御手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の半導体素子。
  4. 前記受光用表面埋込領域が、互いに前記半導体領域の上部に埋め込まれた複数のストライプ状のパターンをなすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体素子。
  5. 前記電荷蓄積領域が前記受光用表面埋込領域よりも高不純物密度であるか、又は前記電荷蓄積領域が前記受光用表面埋込領域よりも深さが深いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体素子。
  6. 第1導電型の半導体領域と、
    前記半導体領域の上部の一部に埋め込まれ、光を入射する第2導電型の受光用表面埋込領域と、
    前記半導体領域の上部の一部に埋め込まれ、前記受光用表面埋込領域よりもポテンシャル井戸の深さが深く、前記受光用表面埋込領域から前記光により生成された信号電荷が転送される第2導電型の電荷蓄積領域と、
    前記電荷蓄積領域から前記信号電荷を受け入れる電荷読み出し領域と、
    前記受光用表面埋込領域と前記電荷蓄積領域との間の前記半導体領域の上部に形成されるチャネルの電位を制御して、前記受光用表面埋込領域から前記電荷蓄積領域へ前記信号電荷を転送する第1の電位制御手段と、
    前記電荷蓄積領域と前記電荷読み出し領域との間の前記半導体領域の上部に形成されるチャネルの電位を制御して、前記電荷蓄積領域から前記電荷読み出し領域へ前記信号電荷を転送する第2の電位制御手段
    とを備える画素を複数配列したことを特徴とする固体撮像装置。
  7. 前記受光用表面埋込領域から電荷を排出する排出ドレイン領域を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 前記受光用表面埋込領域と前記排出ドレイン領域との間の前記半導体領域の上部に形成されるチャネルの電位を制御して、前記受光用表面埋込領域から前記排出ドレイン領域へ前記電荷を排出する第3の電位制御手段を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の固体撮像装置。
  9. 前記受光用表面埋込領域が、互いに前記半導体基板の上部に埋め込まれた複数のストライプ状のパターンをなすことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  10. 前記電荷蓄積領域が前記受光用表面埋込領域よりも高不純物密度であるか、又は前記電荷蓄積領域が前記受光用表面埋込領域よりも深さが深いことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  11. 前記画素が、前記電荷読み出し領域に転送された前記信号電荷に依存した電圧を読み出す電圧読み出し用バッファアンプを更に備えることを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  12. 前記受光用表面埋込領域から前記電荷蓄積領域への前記信号電荷を前記すべての画素で一斉に転送することを特徴とする請求項6〜11のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  13. 前記光が、対象物で反射した励起光パルスと、該励起光パルスを受けて前記対象物から発生した蛍光とを含み、前記励起光パルスの立ち下がり後の一定期間において前記信号電荷を選択的に前記受光用表面埋込領域から前記電荷蓄積領域へ転送し、
    前記励起光照射時においては、前記受光用表面埋込領域から電荷を前記排出ドレイン領域に排出することを特徴とする請求項8に記載の固体撮像装置。
  14. 前記光が、対象物で反射した励起光パルスと、該励起光パルスを受けて前記対象物から発生した蛍光とを含み、前記励起光パルスの立ち下がり後の第1の期間内において前記信号電荷の一部を前記受光用表面埋込領域から前記電荷蓄積領域へ転送し、前記電荷蓄積領域に蓄積した前記信号電荷を第1の蓄積電荷量として読み出し、
    前記第1の期間後の第2の期間において前記信号電荷の他の一部を前記受光用表面埋込領域から前記電荷蓄積領域へ転送し、前記電荷蓄積領域に蓄積した前記信号電荷を第2の蓄積電荷量として読み出し、
    前記第1及び第2の蓄積電荷量の比から、前記蛍光の寿命を測定することを特徴とする請求項8に記載の固体撮像装置。
  15. パルス変調光を受けて対象物で反射した反射光により生成した前記信号電荷を前記パルス変調光に同期して前記受光用表面埋込領域から前記電荷蓄積領域へ転送し、前記パルス変調光と逆位相で、前記排出ドレイン領域から電荷を排出し、前記電荷蓄積領域に蓄積した前記信号電荷を読み出し、
    光を非照射時に、前記受光用表面埋込領域から前記電荷蓄積領域へ前記パルス変調光の変調に用いたパルスと同期して電荷を転送し、前記パルス変調光の変調に用いるパルスと逆位相で、前記受光用表面埋込領域から電荷を排出し、前記電荷蓄積領域に蓄積した前記信号電荷を読み出し、
    前記パルス変調光を照射したときに読み出した前記信号電荷と、前記非照射時に読み出した前記信号電荷との差分を像として検出することを特徴とする請求項8に記載の固体撮像装置。
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