JP2008100128A - 成膜方法及び成膜装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この成膜方法は、エアロゾル生成部において原料粉をガス中に分散させることによりエアロゾルを生成する工程(a)と、エアロゾル生成部から搬送管に供給されるエアロゾルを、成膜室に配置されたノズルに搬送する工程(b)と、成膜室において、ノズルと基板との相対位置を変化させながら、ノズルから基板に向けてエアロゾルを噴射することにより基板上に原料粉を堆積させて膜を形成する工程(c)と、ノズルと基板との相対位置に応じて、エアロゾル生成部と搬送管とノズルとの内の少なくとも1つを間欠的に振動させる工程(d)とを具備する。
【選択図】図6
Description
図1は、本発明の第1の実施形態に係る成膜装置の構成を示す模式図である。図1に示すように、この成膜装置は、エアロゾルの生成が行われるエアロゾル生成部1〜4と、成膜部6〜9と、両者を接続しているエアロゾル搬送管5と、各部の動作を制御する制御部10とを含んでいる。
圧力調整ガスノズル4は、外部のガスボンベから供給されるキャリアガスをエアロゾル生成室1内に導入することにより、エアロゾル生成室1内のガス圧を調整する。それによりエアロゾル生成室1内の圧力と成膜室6内の圧力との差が調整される。
一般に、AD法においては、原料粉として、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)やAl2O3(アルミナ)等のセラミック粉が用いられる。本実施形態においては、原料粉11としてPZTを用いている。図1に示すように、原料粉11をエアロゾル生成室1に配置すると共に、基板12を基板ステージ8上に配置する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る成膜装置の構成を示す模式図である。図1に示す第1の実施形態においては、オペレータがハンマを用いてノッキングポイントを叩くことによってノッキングを行っていたが、図6に示す第2の実施形態においては、ノッキング装置15を用いることにより、ノッキングが自動化されている。ノッキング装置15以外の構成は、図1に示す第1の実施形態におけるのと同じである。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る成膜装置の構成を示す模式図である。図7に示す第3の実施形態においては、ノズル7から基板12に噴射されるエアロゾルを遮蔽するために遮蔽機構16が設けられている。遮蔽機構16以外の構成は、図6に示す第2の実施形態におけるのと同じである。
図8は、本発明の第4の実施形態に係る成膜装置の構成を示す模式図である。図8に示す第4の実施形態においては、成膜パターンを表す成膜データやマスクパターンを表すマスクデータを格納するハードディスク等の格納部17が設けられている。格納部17以外の構成は、図7に示す第3の実施形態におけるのと同じである。
図10は、本発明の第5の実施形態において用いられるエアロゾル生成装置の構成を示す模式図である。先に説明した第1〜第4の実施形態においては、原料粉が配置された容器内にキャリアガスを導入することによってエアロゾルを生成している。しかしながら、それ以外にも様々な方法によってエアロゾルを生成することができ、いずれの方法でも、上記の実施形態に係る成膜装置に適用することができる。
粉体収納室70は粉体を収納するチャンバであり、その上底部には粉体供給口70aが設けられており、下底部には開口71が形成されている。この開口71を介して、粉体収納室70とエアロゾル生成部80とが接続されている。
2 振動台
3 巻上げガスノズル
3a、4a 圧力調整部
4 圧力調整ノズル
5 エアロゾル搬送管
6 成膜室
7 ノズル
8 基板ステージ
9 排気管
10 制御部
11 原料粉
12 基板
13 膜
14 マスクパターン
15 ノッキング装置
15a ノッキング部
16 遮蔽板
16a ホルダ
70 粉体収納室
70a 粉体供給口
71 開口
72 攪拌羽
72a 攪拌羽の最下部
73、82 回転軸
73a、82a O(オー)リング
74 アシストガス導入部
80 エアロゾル生成室
81 回転盤
83 溝
84 分散ガス導入部
85 エアロゾル供給管
Claims (14)
- 原料粉を基板に向けて吹き付けることにより、原料粉の組成を有する膜を形成する方法において、
エアロゾル生成部において原料粉をガス中に分散させることによりエアロゾルを生成する工程(a)と、
前記エアロゾル生成部から搬送管に供給されるエアロゾルを、成膜室に配置されたノズルに搬送する工程(b)と、
前記成膜室において、前記ノズルと前記基板との相対位置を変化させながら、前記ノズルから前記基板に向けてエアロゾルを噴射することにより前記基板上に原料粉を堆積させて膜を形成する工程(c)と、
前記ノズルと前記基板との相対位置に応じて、前記エアロゾル生成部と前記搬送管と前記ノズルとの内の少なくとも1つを間欠的に振動させる工程(d)と、
を具備する成膜方法。 - 工程(d)が、前記エアロゾル生成部のエアロゾル供給管と前記搬送管と前記ノズルとの内の少なくとも1つの内壁に付着した原料粉の凝集体を、前記ノズルから強制的に排出することを含む、請求項1記載の成膜方法。
- 工程(d)が、前記基板上に形成される膜が機能を果たさない領域に対向して前記ノズルが位置するときに、前記エアロゾル生成部と前記搬送管と前記ノズルとの内の少なくとも1つに衝撃を加えることを含む、請求項1又は2記載の成膜方法。
- 工程(d)が、前記基板上に形成される膜の端部領域に対向して前記ノズルが位置するときに、前記エアロゾル生成部と前記搬送管と前記ノズルとの内の少なくとも1つに衝撃を加えることを含む、請求項1又は2記載の成膜方法。
- 工程(d)が、前記基板の位置を前記ノズルの噴射方向からずらしている間に、前記エアロゾル生成部と前記搬送管と前記ノズルとの内の少なくとも1つに衝撃を加えることを含む、請求項1又は2記載の成膜方法。
- 工程(d)が、前記ノズルと前記基板との間に遮蔽板を挿入している間に、前記エアロゾル生成部と前記搬送管と前記ノズルとの内の少なくとも1つに衝撃を加えることを含む、請求項1又は2記載の成膜方法。
- 工程(d)が、前記基板上に膜が形成される領域を表すデータに基づいて、工程(c)の途中で実行される、請求項1〜6のいずれか1項記載の成膜方法。
- 前記基板の所定の領域にマスクパターンが形成されており、
工程(d)が、前記マスクパターン領域に対向して前記ノズルが位置するときに、前記エアロゾル生成部と前記搬送管と前記ノズルとの内の少なくとも1つに衝撃を加えることを含む、請求項1又は2記載の成膜方法。 - 工程(d)が、前記基板上にマスクパターンが形成されている領域を表すデータに基づいて、工程(c)の途中で実行される、請求項8記載の成膜方法。
- 前記マスクパターンが、レジストを用いて形成されている、請求項8又は9記載の成膜方法。
- 前記基板の所定の領域の上部にメタルマスクが配置されており、
工程(d)が、前記メタルマスクに対向して前記ノズルが位置するときに、前記エアロゾル生成部と前記搬送管と前記ノズルとの内の少なくとも1つに衝撃を加えることを含む、請求項1又は2記載の成膜方法。 - 原料粉を基板に向けて吹き付けることにより、原料粉の組成を有する膜を形成する装置において、
原料粉をガス中に分散させることによりエアロゾルを生成するエアロゾル生成部と、
基板が配置される成膜室と、
前記エアロゾル生成部から供給されるエアロゾルを、前記成膜室に配置されたノズルに搬送する搬送管と、
前記成膜室に配置され、前記搬送管を介して搬送されたエアロゾルを基板に向けて噴射するノズルと、
前記ノズルと前記基板との相対的位置を変化させるために、前記ノズル又は前記基板の位置を移動させる移動手段と、
前記エアロゾル生成部と前記搬送管と前記ノズルとの内の少なくとも1つを振動させる加振手段と、
前記ノズルと前記基板との相対位置に応じて、前記加振手段を間欠的に動作させる制御手段と、
を具備する成膜装置。 - 前記制御手段が、前記基板上に膜が形成される領域を表すデータ、又は、前記基板上にマスクパターンが形成されている領域を表すデータに基づいて、少なくとも前記移動手段及び前記加振手段を制御する、請求項12記載の成膜装置。
- 前記制御手段の制御の下で、前記ノズルと前記基板との間に遮蔽板を挿入する遮蔽機構をさらに具備する請求項12又は13記載の成膜装置。
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