JP2005089826A - 複合構造物作製装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明では、脆性材料の微粒子をガス中に分散させたエアロゾルを基材に向けてノズルより噴射して、前記エアロゾルを前記基板表面に衝突させ、この衝突の衝撃によって前記微粒子を破砕・変形させて接合させ、前記微粒子の構成材料からなる構造物を前記基材上に形成させる複合構造物作製装置において製膜室内壁にフッ素樹脂または導電性フッ素樹脂のコーティングを施したことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明において微粒子とは、一次粒子が緻密質粒子である場合は、粒度分布測定や走査型電子顕微鏡で同定される平均粒径が5μm以下であるものを言う。また一次粒子が衝撃によって破砕しやすい多孔質粒子である場合は、平均粒径が50μm以下であるものを言う。
これにより構造物形成に寄与しなかった微粒子が付着しにくく、かつ除去しやすいようにすることを可能とした。
これにより構造物形成に寄与しなかった微粒子が付着しにくく、かつ除去しやすいようにすることを可能とした。
これにより構造物形成に寄与しなかった微粒子が付着しにくく、かつ除去しやすいようにすることを可能とした。
これにより構造物形成に寄与しなかった微粒子が付着しにくく、かつ除去しやすいようにすることを可能とした。
図1は、本発明にかかる実施例1の概略図であり、構造物作製を行う製膜室110と、エアロゾル粒子を供給するエアロゾル発生器140、エアロゾルを噴射するノズル150、基板180を固定移動させるXYステージ170からなる。
ガスボンベ130から送られる搬送ガスは、エアロゾル発生器140に送られる。エアロゾル発生器140で発生したエアロゾル粒子は、配管200を介してノズル150を通り、エアロゾルビーム160となり基板180に衝突し、構造物190が作製される。
これにより、製膜室110の内壁、配管200の内部、エアロゾル発生器140の内壁には微粒子が付着しにくく、また除去しやすくなるので、装置のメンテナンスが容易になる。
さらに、ノズルの内部にもフッ素樹脂によるコーティングを行ってもよい。
フッ素樹脂のコーティング手段としては、他に、CVD、スプレー、ディッピング、フローコートなどが利用できる。コーティングする部位の形状に適合した手段を選択する。
配管200の内部など、狭い箇所へのコーティングには、ディッピングやフローコートが適している。
また、コーティングの厚みは特に指定はなく、数μm程度の薄膜でもかまわない。
これにより、製膜室110の内壁、配管200の内部、エアロゾル発生器140の内壁には微粒子が付着しにくく、また除去しやすくなるので、装置のメンテナンスが容易になる。
配管200の内部など、狭い箇所への鏡面加工は、バフ研磨など、研磨材を流し込み攪拌する手法が適している。
また、超音波振動子230の振動を、より効率良く、製膜室110の内壁、配管200の内部、エアロゾル発生器140の内壁に伝えるためには、超音波振動子230の反対側を固定台260に固定するのが好適である。
この超音波振動子230の振動により、製膜室110の内壁、配管200の内部、エアロゾル発生器140の内壁に、微粒子がより付着しにくくなる。よって結果的に、微粒子付着量が少なくなるので、装置のメンテナンスが容易になる。
超音波振動子230は、一般に圧電素子を利用したものを使用し、振動周波数は、数Hz〜数MHzの範囲で、取り付ける部位や使用する微粒子に応じ、最も効率的に微粒子付着がしにくくなるような振動周波数に設定する。作業者への負荷も考慮し、可聴領域を越える約20kHz以上の振動周波数が好ましい。
また、ノック振動子240の振動を、より効率良く、製膜室110の内壁、配管200の内部、エアロゾル発生器140の内壁に伝えるためには、超音波振動子230の反対側を固定台260に固定するのが好適である。
このノック振動子240の振動により、製膜室110の内壁、配管200の内部、エアロゾル発生器140の内壁に、微粒子がより付着しにくくなる。よって結果的に、微粒子付着量が少なくなるので、装置のメンテナンスが容易になる。
ノック振動子240とは、油圧や空気圧などを利用したシリンダーやピストン機構で、動作として、ハンマー等で軽くコンコンと叩くような動作をするもの全般を指す。ノック周波数は、0.0数Hz〜数十Hz程度の範囲で、取り付ける部位や使用する微粒子に応じ、最も効率的に微粒子付着がしにくくなるような振動周波数に設定する。
120…真空ポンプ
130…ガスボンベ
140…エアロゾル発生器
150…ノズル
160…エアロゾルビーム
170…XYステージ
180…基板
190…構造物
200…配管
210…コーティング層
220…鏡面加工面
230…超音波振動子
240…ノック振動子
250…微粒子
260…保持台
Claims (4)
- 脆性材料の微粒子をガス中に分散させたエアロゾルを基材に向けてノズルより噴射して、前記エアロゾルを前記基板表面に衝突させ、この衝突の衝撃によって前記微粒子を破砕・変形させて接合させ、前記微粒子の構成材料からなる構造物を前記基材上に形成させる複合構造物作製装置であって、
該複合構造物作製装置は、前記脆性材料の微粒子をガス中に分散させエアロゾルを発生させるエアロゾル発生器と、
前記基材に向けてノズルからエアロゾルを噴射し構造物を形成させる製膜室と、
前記エアロゾル発生器と前記ノズルとを繋ぐ配管とを備え、
前記製膜室内壁、前記エアロゾル発生器内壁、前記配管内部の内の少なくとも1つ以上にフッ素樹脂または導電性フッ素樹脂のコーティングを施したことを特徴とする複合構造物作製装置。 - 脆性材料の微粒子をガス中に分散させたエアロゾルを基材に向けてノズルより噴射して、前記エアロゾルを前記基板表面に衝突させ、この衝突の衝撃によって前記微粒子を破砕・変形させて接合させ、前記微粒子の構成材料からなる構造物を前記基材上に形成させる複合構造物作製装置であって、
該複合構造物作製装置は、前記脆性材料の微粒子をガス中に分散させエアロゾルを発生させるエアロゾル発生器と、
前記基材に向けてノズルからエアロゾルを噴射し構造物を形成させる製膜室と、
前記エアロゾル発生器と前記ノズルとを繋ぐ配管とを備え、
前記製膜室内壁、前記エアロゾル発生器内壁、前記配管内部の内の少なくとも1つ以上に鏡面加工を施したことを特徴とする複合構造物作製装置。 - 請求項1または2に記載の複合構造物作製装置において、製膜室内壁またはエアロゾル発生器内壁または配管内面の内1つ以上に超音波による振動を与えることを特徴とする複合構造物作製装置。
- 請求項1または2に記載の複合構造物作製装置において、製膜室内壁またはエアロゾル発生器内壁または配管内面の内1つ以上にノックによる振動を与えることを特徴とする複合構造物作製装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003325124A JP2005089826A (ja) | 2003-09-17 | 2003-09-17 | 複合構造物作製装置 |
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2003
- 2003-09-17 JP JP2003325124A patent/JP2005089826A/ja active Pending
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